意外いがいとスマホで電話でんわする機会きかいが増ふえている／「ワイヤレスホームルーター」の次つぎは「ワイヤレス固定こてい電話でんわ」で競争きょうそう？：Mobile Weekly Top10

[井上いのうえ翔しょう，ITmedia]

　ITmedia Mobileにおける1週間しゅうかんの記事きじアクセス数すうを集計しゅうけいし、その上位じょうい10記事きじを紹介しょうかいする「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回こんかいは2022年ねん1月がつ31日にちから2022年ねん2月がつ6日にちまでの1週間しゅうかんについて集計しゅうけいし、まとめました。

　今回こんかいの集計しゅうけい期間きかんにおけるアクセス数すうの1位いは、音声おんせい通話つうわ料金りょうきんに関かんする割引わりびきサービスや（準じゅん）定額ていがくサービスを用意よういしているMVNOサービスを紹介しょうかいする記事きじでした。

　携帯けいたい電話でんわの大半たいはんがスマートフォンとなってある程度ていどの時間じかんがたちました。「スマホじゃ電話でんわしないんだよね……」という声こえも少すくなからず聞きく一方いっぽうで、「最近さいきんはスマホで電話でんわすることが増ふえたんだよね」という声こえも挙あがるようになりました。

　私わたし自身じしんはどちらかというと後者こうしゃに当あてはまります。原則げんそくとしてテレワーク勤務きんむとなった影響えいきょうで、ここ2年ねんほど電話でんわする機会きかいが増ふえているのです。恐おそらくですが、同おなじような境遇きょうぐうの人ひともそこそこいて、「少すこしでも通話つうわ料金りょうきんを抑おさえたい」という目的もくてきでこの記事きじにたどり着ついたのだと思おもわれます。

　電話でんわといえば、ランキングの3位いに入はいったNTTドコモの「homeでんわ」に関かんする記事きじも非常ひじょうによく読よまれた所ところです。

　homeでんわは、Xi（LTE）ネットワークを利用りようした固定こてい電話でんわサービスです。契約けいやくすると利用りよう場所ばしょの住所じゅうしょとひも付ついた固定こてい電話でんわ用ようの電話でんわ番号ばんごう（いわゆる「0ABJ番号ばんごう」）と、携帯けいたい電話でんわ番号ばんごう（「070」「080」「090」で始はじまるもの）が割わり当あてられます。固定こてい電話でんわ用ようの電話でんわ番号ばんごうは新規しんき発はつ番ばんの他ほか、NTT東日本ひがしにっぽん／NTT西日本にしにほんが提供ていきょうする「加入かにゅう電話でんわ」「INSネット64」に由来ゆらいする電話でんわ番号ばんごうを移転いてんすることも可能かのうです（番号ばんごうポータビリティ）。携帯けいたい電話でんわ番号ばんごうはランダムに割わり当あてられますが、緊急きんきゅう通報つうほう（110番ばん／118番ばん／119番ばん）をする場合ばあいにのみ用もちいられます。

　モバイル（携帯けいたい電話でんわ）ネットワークを使つかった固定こてい電話でんわサービスは、既すでにKDDIが「ホームプラス電話でんわ」、ソフトバンクが「おうちのでんわ」という名称めいしょうで提供ていきょうしており、ドコモはこの分野ぶんやで“後発こうはつ”ということになります。しかし、SNSでの反応はんのうを見みる限かぎり、KDDIやソフトバンクがこのようなサービスを提供ていきょうしていることを知しらない人ひとは多おおいようです。

　思おもえば、ワイヤレスホームルーターもau（KDDIと沖縄おきなわセルラー電話でんわ）、UQコミュニケーションズやソフトバンクが先行せんこうしてたのですが、ドコモが「home 5G」を投入とうにゅうしたことで一気いっきに認知にんちが高たかまり、他社たしゃにおいてプランの提供ていきょう条件じょうけん（料金りょうきんや通信つうしん制限せいげんの条件じょうけん変更へんこうなど）に改善かいぜんが進すすみました。やはりライバルが増ふえるとサービスはより認知にんちされ、より改善かいぜんするのだなと感かんじる所ところです。

　今後こんご、モバイルネットワークを使つかう固定こてい電話でんわサービスも、サービス面めんでの競争きょうそうが進すすむのか、注目ちゅうもくしたいと思おもいます。