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澤田純NTT社長「エコノミーMVNOは見守ろうと思う」――NTTドコモとしての情報発信に一抹の不安:石川温のスマホ業界新聞 - ITmedia Mobile

澤田さわだじゅんNTT社長しゃちょう「エコノミーMVNOは見守みまもろうとおもう」――NTTドコモとしての情報じょうほう発信はっしん一抹いちまつ不安ふあん石川いしかわあつしのスマホ業界ぎょうかい新聞しんぶん

» 2022ねん02がつ20日はつか 1000ふん 公開こうかい
[石川いしかわあつし]
「石川温のスマホ業界新聞」

 2がつ7にち、NTT(日本電信電話にほんでんしんでんわ)の2021年度ねんどだい3四半期しはんき決算けっさん説明せつめいかいおこなわれた。

 NTTドコモがNTTの完全かんぜん子会社こがいしゃになって以降いこう決算けっさん説明せつめいかいにNTTドコモが出席しゅっせきする機会きかい一気いっきった。今回こんかいもNTTのみが登壇とうだんし、NTTドコモの井伊いい基之もとゆき社長しゃちょう姿すがたはなかった。

この記事きじについて

この記事きじは、毎週まいしゅう土曜日どようび配信はいしんされているメールマガジン「石川いしかわあつしのスマホ業界ぎょうかい新聞しんぶん」から、一部いちぶ転載てんさいしたものです。今回こんかい記事きじは2021ねん2がつ12にち配信はいしんされたものです。メールマガジン購読こうどく税込ぜいこ月額げつがく550えん)のもうみはこちらから。


 メディアとしては、やはりきたいのはNTTドコモの戦略せんりゃくだ。KDDIとソフトバンク、楽天らくてんモバイルといった競合きょうごうひしめくなか、料金りょうきん競争きょうそう通信つうしん分野ぶんや開拓かいたくなど、ユーザー視点してんでNTTドコモがどんなってくるのか、現状げんじょうをどうとらえているのかをりたいのだが、NTTの澤田さわだじゅん社長しゃちょう回答かいとうでは、どうしてもNTTドコモのことが「他人事たにんごと」になってしまうのだ。

 たとえば、料金りょうきん値下ねさげによる通信つうしんりょう収入しゅうにゅう減少げんしょうや「料金りょうきん競争きょうそう一息ひといきついた」という他社たしゃ幹部かんぶ発言はつげんへのめについて、澤田さわだ社長しゃちょうは、

料金りょうきんやサービスの内容ないようについては、これからも努力どりょくかさねて、おきゃくさまにれられるように頑張がんばっていきたいとおもっている。各社かくしゃっているが、政府せいふ国際こくさいてき比較ひかくをすると日本にっぽんたかいから値下ねさげを加速かそくしてくれということにたいして、世界一せかいいちやすさを実現じつげんした。そういう意味いみでは競争きょうそうはいったいきをついたとおもう。(政府せいふ圧力あつりょくによる)特異とくい競争きょうそうはいったんえた。

 ARPUをたかめたり、コスト効率こうりつ向上こうじょうしたり、サービスをやすことで、つぎ投資とうし努力どりょく事業じぎょうしゃはすべきだとかんがえている」と、なんとも一般いっぱんろんてきはなしにしかならないのだ。メディアとしてはもっと具体ぐたいてきに「どうやってARPUをたかめるか」「どんなサービスをやすのか」をりたいのだ。

 ahamoの契約けいやくしゃすうかんしても、「本件ほんけんはドコモが開示かいじしていないので、わたしからはえない。ただ好調こうちょうで200まんなかぐらいまではている」として、てこれなどにかんしては「ahamoだけでなくドコモ全体ぜんたいという観点かんてんではドコモでんきやhomeでんわとのバンドルはかならてくるとおもう。OCN モバイル ONEやフリービットのサービスと、どう連携れんけいしてっていくのかも重要じゅうようだ」(澤田さわだ社長しゃちょう)という。

 エコノミーMVNOについては「いろいろな状況じょうきょうもあって、提供ていきょうおくれた。認知にんち十分じゅうぶん状況じょうきょうではない。12月にはいっていろいろなプロモーションをっている状況じょうきょうで、これからどのくらいびるのかたのしみだ。やしていきたいというのがドコモのかんがかたであり、見守みまもっていきたいとおもう」(澤田さわだ社長しゃちょう)とした。

 まわりのひとはなしくと、ケータイを使つかっているようなおや世代せだいが、ドコモショップにくと、なぜか解約かいやくさせられてOCNモバイルONEを契約けいやくされ、メアドをうしなってきたなんてことが散見さんけんされる。

 ドコモショップならびにNTTドコモとして、ARPUががり、顧客こきゃく満足まんぞく低下ていかするOCNモバイルONEにえさせるモチベーションがどこにあるのか、さっぱりわからないのだ。

 このあたりをみたくても、澤田さわだ社長しゃちょうでは他人事たにんごとっぽいので、にもならない。

 メディアからするとNTTドコモがどんどんとお存在そんざいになってしまうようで、とても心配しんぱいになってくるのだ。

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