女優じょゆうの小川おがわ眞由美まゆみ　テレビで「出家しゅっけ」語かたる

   ＜テレビウォッチ＞今日きょう（3月がつ26日にち）の番組ばんぐみは、「出家しゅっけ」で話題わだいとなった女優じょゆう、小川おがわ眞由美まゆみ（70）の「独占どくせん」インタビュー（録画ろくが）を流ながした。き手きては、芸能げいのうリポーターのみといせい子こ。

電話でんわが相次あいつぎびっくり

   2年ねん前まえに剃髪ていはつし、出家しゅっけ（得度とくど）していたことが今いま3月がつになって報ほうじられた小川おがわ。インタビューの内容ないようは、次つぎのようなものだった。周囲しゅういから問とい合あわせの電話でんわが相次あいつぎ、自分じぶんが1番ばんびっくりしている。得度とくどしたことは、あえて話はなすことでもないと、伏ふせていた。出家しゅっけという響ひびきには少すこし違和感いわかんがあり、剃髪ていはつといっても「髪かみ1本ほん抜ぬくだけ」だった。インタビュー時じの髪型かみがたは、ベリーショートでいたって普通ふつうだ。ちなみに服装ふくそうも通常つうじょうの普段着ふだんぎだ。

   仏教ぶっきょうへの関心かんしんは、子こどものころに両親りょうしんがよくお墓参はかまいりに連つれて行いってくれたことから自然しぜんに抱いだくようになった。その後ご、「母ははを早はやく亡なくした」ことや、映画えいが「空海くうかい」（1984年ねん）に出演しゅつえんし、お経けいを読よむ声明せいめい（しょうみょう）の美うつくしさに惹ひかれたことも影響えいきょうした。

   直接的ちょくせつてきには、プライベートでつらいことがあった。特別とくべつな事ことが起おきたわけではなく、自分じぶん内部ないぶの問題もんだいだった。

   小川おがわは、今いまでは心しんの自由じゆうを感かんじていて、以前いぜん抱かかえていた問題もんだいについてはバカバカしくなってきた。以前いぜんは寂さびしさを感かんじていたが、寂さびしくなくなった。むしろ楽たのしくて仕方しかたがない。女優じょゆう業ぎょうは、見みている人ひとに感動かんどうを与あたえることで役やくに立たつことができる素晴すばらしい仕事しごとだと再さい認識にんしきした。

   画面がめんはスタジオに戻もどる。司会しかいの赤あか江こう珠緒たまおは「表情ひょうじょうがとても穏おだやか」と指摘してきした。みといは、小川おがわが話はなした「内部ないぶの問題もんだい」について、質問しつもんしたが「絶対ぜったい言いえない」と言いわれたと報告ほうこくした。赤江あかえは、今いまの充実じゅうじつした状態じょうたいでの演技えんぎを「拝見はいけんしたい」とまとめた。

   「女性じょせいの出家しゅっけ」ときくと、瀬戸内せとうち寂聴じゃくちょうのような人ひとを思おもい浮うかべるが、随分ずいぶん違ちがった印象いんしょうだった。インタビューであった「内部ないぶの問題もんだい」がどんなことだったのか気きになるが、そんな野次馬やじうま根性こんじょうは煩悩ぼんのうというものだろうか。