■氏神うじがみさまについて

■神棚かみだなのおまつりの仕方しかたについて

■先祖せんぞのまつりについて

■新築しんちく・引ひっ越こしをしたら

■その他たのご質問しつもん

氏神うじがみさまについて

「氏神うじがみうじがみさま」って何なにですか?

氏神うじがみうじがみさまとは、ご自身じしんがお住すまいの地域ちいきの神社じんじゃ（氏神うじがみ神社じんじゃ）のことで、この神社じんじゃの鎮座ちんざする周辺しゅうへんの一定いってい地域ちいきに居住きょじゅうする方ほうを氏子うじこうじこと呼よびます。
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「氏神うじがみうじがみさま」と「産土うぶすなうぶすな神社じんじゃ」と違ちがいはありますか?

神社じんじゃのことを「氏神うじがみうじがみさま」「産土うぶすなうぶすなさま」「鎮守ちんじゅちんじゅさま」と呼よぶことがあります。古ふるくは、氏神うじがみは同おなじ氏族しぞくが共同きょうどうで祀まつった祖先そせん神しんを、産土神うぶすながみは人々ひとびとが生うまれ育そだった土地とちの守護神しゅごじんを、鎮守ちんじゅ神しんは国くにや地域ちいき、寺院じいん、王城おうじょうなどの場所ばしょを守護しゅごする神かみのことを言いいました。しかし、これらの神様かみさまは時代じだいの変遷へんせんとともに、同おなじ意味いみに使つかわれるようになりました。
こうした地縁ちえんや血縁けつえん的てきな関係かんけい以外いがいで、個人こじんの信仰しんこうにより崇敬すうけいされる神社じんじゃを「崇敬すうけい神社じんじゃ」と呼よびます。
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氏神うじがみさまは産うまれた土地とちの神様かみさまですか?それとも、今いま住すんでいる土地とちの神様かみさまですか?

氏神うじがみうじがみさまは、ご自身じしんがお住すまいの地域ちいきの神社じんじゃのことですので、いま暮くらしている土地とちの神様かみさまが氏神うじがみさまといえます。出生しゅっしょう地ちの神様かみさまも「崇敬すうけい神社じんじゃ」として大切たいせつにお祀まつりしては如何いかでしょうか?

自分じぶんの住すんでいる地域ちいきの「氏神うじがみさま」を知しるにはどうしたらよいですか?

氏神うじがみさまは、ご自宅じたくに一番いちばん近ちかい神社じんじゃの場合ばあいが多おおいので、最寄もよりの神社じんじゃを訪たずねて神職しんしょくにお尋たずね戴いただくのがよいでしょう。神社じんじゃに神職しんしょくが常駐じょうちゅうしていない場合ばあいは、お住すまいの都道府県とどうふけんの「神社じんじゃ庁ちょうじんじゃちょう」にご相談そうだんください。
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神棚かみだなのおまつりの仕方しかたについて

神棚かみだなはどこに設置せっちしたらよいですか?

神棚かみだなは南みなみか東ひがし向むきを基本きほんとして、清浄せいじょうな場所ばしょに設もうけます。家族かぞく全員ぜんいんが拝おがみやすく、大人おとなの目線めせんより高たかいところに設もうけるのがよいとされています。住宅じゅうたく事情じじょう等とうにより、神棚かみだなが設置せっちできない場合ばあいは、タンスや書棚しょだななどの上うえを清潔せいけつにして、そこにお神かみ札さつをおまつりするのもよいとされています。
→もっと詳くわしく　「お神かみ札さつのまつり方かた」

たくさんお神かみ札さつがあって、すべて納おさめることができません。

お神かみ札さつの数かずが増ふえて、宮みや形がたにお納おさめすることができなくなったときや、宮みや形がたに入はいらない大おおきさのお神かみ札さつは、宮みや形がたの横よこに丁寧ていねいに並ならべておまつりしましょう。
→もっと詳くわしく　「お神かみ札さつのまつり方かた」

会社かいしゃに神棚かみだなを設もうけたいのですが、どのようにしたらよいですか?

会社かいしゃの事務所じむしょなどに神棚かみだなを設もうける場合ばあいも、ご家庭かていの場合ばあいと同様どうようの考かんがえ方かたで結構けっこうです。神棚かみだなの設置せっちにあたっては、氏神うじがみ神社じんじゃ等とうの神職しんしょくに相談そうだんし、お祓はらいをしてもらうのもよいでしょう。

先祖せんぞのまつりについて

家庭かていでの先祖せんぞまつり

神道しんとうではご先祖せんぞさまをどのようにおまつりするのですか?

家庭かていでの先祖せんぞのおまつりは、神棚かみだなとは別べつに御霊みたま舎しゃみたまやで行おこないます。これは仏式ぶっしきでいう仏壇ぶつだんにあたるもので、祖先そせんの霊れいが鎮しずまる霊れい璽れいじを納おさめるところです。初はじめておまつりするときは、まず氏神うじがみ神社じんじゃ等とうの神職しんしょくに相談そうだんをしてみましょう。
→もっと詳くわしく　「祖先そせんのおまつりについて　祖先そせんのおまつりの仕方しかた」　

お供そなえはどのようにしたらよいでしょうか?

神棚かみだなへのお供ともえと同おなじく、お米べい、お酒さけ、塩しお、水みず等とうをお供そなえします。おまつりされている方ほうの、生前せいぜんの好物こうぶつをお供そなえするのもよいでしょう。

神道しんとうにもお盆ぼんやお彼岸ひがんはありますか?

神道しんとうでもお彼岸ひがんやお盆ぼんにご先祖せんぞ様さまをお迎むかえします。「お彼岸ひがん」や「お盆ぼん」の文化ぶんかは、仏教ぶっきょう・神道しんとうの垣根かきねをこえた日本にっぽんの風俗ふうぞく習慣しゅうかんに基もとづいているからだと考かんがえられています。
→もっと詳くわしく　「祖先そせんのおまつりについて　お彼岸ひがんとお盆ぼんについて」　

お身内みうちの方ほうが亡なくなられたとき

神道しんとうによる葬儀そうぎについて教おしえてください。

神式しんしきによる葬儀そうぎのことを神葬しんそう祭さいといいます。神葬しんそう祭さいとは、日本にっぽん固有こゆうの葬儀そうぎを土台どだいに整ととのえられた葬儀そうぎ式しきで、亡なくなられた方ほうの御霊みたまをお鎮しずめし、清きよめて長ながく家いえの守まもり神がみとしておまつりします。
地域ちいきによって名称めいしょうや内容ないようが若干じゃっかんことなることもありますが、一般いっぱん的てきな流ながれ・神事しんじをご紹介しょうかいします。まず、故人こじんの御霊みたまを慰なぐさめる「通夜つや祭さい」、故人こじんとの最後さいごのお別わかれとなる「葬場そうじょう祭さい（告別こくべつ式しき）」が行おこなわれます。故人こじんが亡なくなられてから50日にちの節目ふしめには「五ご十じゅう日にち祭さい」を行おこない、以降いこう、命日めいにちには「年とし祭さい」を行おこないます。
この他ほかにも、葬儀そうぎにまつわる諸しょ祭儀さいぎがありますが、地域ちいき差さもありますので、実際じっさいに行おこなう場合ばあいは神社じんじゃに伺うかがうのがよいでしょう。
→もっと詳くわしく　「神葬しんそう祭さいについて」
→もっと詳くわしく　「神葬しんそう祭さいのながれ」

神道しんとう式しきの葬儀そうぎ（神葬しんそう祭さい）は、どのように行おこなえばよいでしょうか?

初はじめて、神葬しんそう祭さいを行おこなう場合ばあいは近ちかくの神社じんじゃに相談そうだんしてみるのがよいでしょう。普段ふだん、神職しんしょくが常駐じょうちゅうしていない神社じんじゃもありますので、その場合ばあいはお住すまいの都道府県とどうふけんの神社じんじゃ庁ちょうにご相談そうだんいただいてもよいでしょう。
→もっと詳くわしく　「神社じんじゃ庁ちょう一覧いちらん」

神道しんとうのお墓はかと仏教ぶっきょうのお墓はかに違ちがいはありますか?

神道しんとうのお墓はかと仏教ぶっきょうのお墓はかは、一般いっぱん的てきに形かたちは似にており、大おおきな違ちがいはありません。これは、お墓はかを設もうけ、先祖せんぞまつりをおこなうこと自体じたいが、日本にっぽんの風俗ふうぞく習慣しゅうかんに基もとづくことによるといわれています。
→もっと詳くわしく　「神道しんとうのお墓はかについて」

どのくらいの期間きかん神社じんじゃへのお参まいりをご遠慮えんりょしたらよいでしょうか?

親族しんぞくが亡なくなると、身内みうちは喪もに服ふくしますが、このことを「服ふく忌きぶっき」といいます。「忌き」とは身みを慎つつしみ故人こじんをまつることに専念せんねんすること、「服ふく」とは喪もに従したがい、故人こじんへの哀悼あいとうの気持きもちを表あらわす期間きかんのことを言いいます。服ふく忌きについて、地域ちいきに慣例かんれいがある場合ばあいはいうまでもありませんが、一般いっぱん的てきには五ご十じゅう日にち祭さいまでが「忌き」の期間きかん、一いち年ねん祭さい（一いち周忌しゅうき）までが「服ふく」の期間きかんとされています。やむを得えない場合ばあいは、お祓はらいを受うけるのがよいでしょう。
→もっと詳くわしく　「服ふく忌きについて」

お供そなえはどのようにお渡わたしすればよいでしょうか?

白黒しろくろの水引みずひきを選えらび、表書おもてがきは「玉串たまぐし料りょう」あるいは「御ご霊前れいぜん」と書かきます。包つつみの裏うらのたたみ方かたは、弔事とむらいことでは上うえの折おり返かえしを上うえにして目めを伏ふせた悲かなしみの状態じょうたいを表あらわしていると言いわれています。
1年ねんを過すぎた「年とし祭さい」に参列さんれつする場合ばあいのお供そなえは「玉串たまぐし料りょう」と書かきましょう。

服装ふくそうはどのようにしたらよいですか?

神葬しんそう祭さいに弔問ちょうもんするとき、葬場そうじょう祭さい（告別こくべつ式しき）は喪服もふく（男性だんせい・略りゃく礼服れいふく、色いろ無地むじの羽織はおり/女性じょせい・黒くろのワンピース・スーツ・黒くろ無地むじの和装わそう）を着用ちゃくようし、通夜つや祭さいは喪服もふくを着用ちゃくようしないのが本来ほんらいのマナーです。通夜つや祭さいに関かんしては、急いそいで弔問ちょうもんに訪おとずれたという気持きもちを表あらわすためにも、地味じみな平服へいふく（スーツなど）で差支さしつかえありません。ただし、葬場そうじょう祭さいに参列さんれつできず、通夜つや祭さいだけの弔問ちょうもんになるような場合ばあいは、喪服もふくを着用ちゃくようすることもあります。
→もっと詳くわしく　「神葬しんそう祭さいに参列さんれつする際さいの服装ふくそうについて」

新築しんちく・引ひっ越こしをしたら

家いえを建たてたり、引ひっ越こしをした時ときなど、お祭まつりをしたほうがよいと聞ききましたがどのようすればよいのでしょうか?

建築けんちくにまつわるおまつりはたくさんありますが、工事こうじを始はじめる前まえに行おこなう「地鎮祭じちんさいじちんさい」、建物たてものの骨格こっかくの柱はしらを立たて終おえたのち、棟木むなぎむなぎを上あげるときにとり行おこなわれる「上棟じょうとう祭さいじょうとうさい」、立派りっぱに建物たてものが完成かんせいしたことを神様かみさまに奉告ほうこくし、家庭かていの安全あんぜんを祈いのるお祭まつりが「竣工しゅんこう祭さいしゅんこうさい」などがあります。地域ちいきによっても名称めいしょうが異ことなることもあります。引ひっ越こしの場合ばあいにも、入居にゅうきょ前まえに住居じゅうきょを清きよめる「家いえ祓はらいやはらい」「清きよし祓はらいきよはらい」を行おこないます。初はじめて行おこなう時ときには、氏神うじがみ神社じんじゃ、またはお近ちかくの神社じんじゃに相談そうだんしてみましょう。
→もっと詳くわしく　「地鎮祭じちんさいについて」

引ひっ越こしをすると氏神うじがみさまはかわってしまうのでしょうか？

引ひっ越こしをした場合ばあい氏神うじがみさまは新あたらしい地域ちいきの神社じんじゃになります。お神かみ札さつは新あたらしい氏神うじがみさまから受うけて神棚かみだなにおまつりします。前まえの氏神うじがみさまのお神かみ札さつもその年としが終おわるまでは一緒いっしょにおまつりし、新あたらしい氏神うじがみさまでお焚たきあげしていただきます。氏神うじがみさまが変かわっても、これまでお守もりいただいた氏神うじがみさまへは感謝かんしゃの気持きもちを持もち続つづけていたいものです。

　　　　→もっと詳くわしく　「氏神うじがみと崇敬すうけい神社じんじゃについて」

会社かいしゃの事務所じむしょを新規しんきに開設かいせつしました。どのようなお祭まつりをすればよいですか？

事務所じむしょの安全あんぜんと事業じぎょうの繫栄とを祈念きねんし、開設かいせつにあたっての清きよし祓はらいきよはらいを受うけることがよいでしょう。また、神棚かみだなを設置せっちし、お伊勢いせさま（伊勢神宮いせじんぐう）、氏神うじがみさまのお神かみ札さつをおまつりしましょう。

「地鎮祭じちんさい」をしていただきたいのですが、どの神社じんじゃにお願ねがいしたらよいでしょうか？

「地鎮祭じちんさい」は、皆みなさんが暮くらす地域ちいきを守まもってくださる氏神うじがみさまにお願ねがいをします。氏神うじがみさまは、ご自宅じたくに一番いちばん近ちかい神社じんじゃの場合ばあいが多おおいので、最寄もよりの神社じんじゃを訪たずねて神職しんしょくにお尋たずね戴いただくのがよいでしょう。神社じんじゃに神職しんしょくが常駐じょうちゅうしていない場合ばあいは、お住すまいの都道府県とどうふけんの「神社じんじゃ庁ちょうじんじゃちょう」にご相談そうだんください。
→もっと詳くわしく　「神社じんじゃ庁ちょう一覧いちらん」

知人ちじんから地鎮祭じちんさいに招まねかれました。何なにを持参じさんしたらよいでしょうか。また、服装ふくそうはどうしたらよいでしょうか？

お酒さけなどをお供そなえするのが一般いっぱん的てきです。服装ふくそうはスーツなどがふさわしいのですが、参列さんれつにあたり失礼しつれいのないよう心こころがけましょう。