(Translated by https://www.hiragana.jp/)
神社の紋章について | 神社本庁
MENU
神社本庁

神社じんじゃ紋章もんしょうについて

かくいえ家紋かもんおなじようにそれぞれの神社じんじゃにも紋章もんしょうもちいられており、これをかみもんしんもんしょうしています。

くににおける紋章もんしょう起源きげんは、平安へいあん時代じだい公家くげ社会しゃかいにおいてもちいられた紋章もんしょうさかのぼることができます。はじめは各自かくじこのみの文様もんようを、それぞれの衣装いしょう調度ちょうど装飾そうしょくてき意味いみもちいていましたが、だんだんと父祖ふそ伝来でんらい文様もんよう慣用かんようされるようになり、一族いちぞく文様もんようとして定着ていちゃくしていきました。

その武家ぶけ社会しゃかいにおいては、戦地せんちにおいててき味方みかた瞬時しゅんじ判別はんべつする必要ひつようから、旗指物はたさしものなどに一族いちぞく文様もんようえがくようになりました。一族いちぞく団結だんけつ象徴しょうちょうでもあるこの文様もんようは、目印めじるしとしての実際じっさいてき意味合いみあいがつよくなり、次第しだい簡略かんりゃくされて、現在げんざいのような家紋かもんかたちとなっていったのです。

さて、神社じんじゃにおけるかみもんについてですが、この成立せいりつかんしていくつかにけることができます。

まずひとつは、神社じんじゃえんふか神木しんぼくなどの植物しょくぶつ祭器さいきなどをあらわしたものがかみもんとしてもちいられる場合ばあいで、大神おおがみおおみわ神社じんじゃかみすぎなどをれいとしてあげることができます。

ふた伝説でんせつ伝承でんしょうなどにもとづくもので、菅原すがわら道真みちざねおおやけまつ天満宮てんまんぐううめもんは、道真みちざねおおやけ生前せいぜんうめはなをこよなくでたという伝承でんしょうにより、かみもんとしてもちいられたものといわれています。

みっ家紋かもんから転用てんようされたもので、これは歴史れきしじょう人物じんぶつをおまつりする神社じんじゃられるものです。徳川とくがわ家康いえやすおおやけをおまつりする東照宮とうしょうぐうでは、徳川とくがわ家紋かもんであるあおいもんが、かみもんとなっています。

このほかにも、かみもんには神仏しんぶつ習合しゅうごうかかわるものや、天文てんもん気象きしょうかんするものなど、さまざまな文様もんようもちいられており、人々ひとびとあつ信仰しんこう歴史れきしてき背景はいけいあらわ象徴しょうちょうということができます。

(『神道しんとういろは』32ぺーじ参照さんしょう

 

神社じんじゃ紋章もんしょうについて 公式こうしきサイト Copyright©神社じんじゃ本庁ほんちょう,平成へいせい30ねん12月5にち All Rights Reserved.