神社じんじゃに参拝さんぱいすると、お神かみ札さつやお守まもりを受うけることがあるでしょう。
お神かみ札さつには、伊勢いせの神宮じんぐうのお神かみ札さつである「神宮じんぐう大麻たいま」や各かく神社じんじゃで発行はっこうされるお神かみ札さつがあります。「神宮じんぐう大麻たいま」は「お伊勢いせさん」「お祓はらいさん」などとも呼よばれ、「天てん照あきら皇すめらぎ大神宮だいじんぐう」の神かみ号ごうに神璽しんじ(神宮じんぐうのおしるし)が押おされたもので、氏神うじがみさまを通つうじて各かく家庭かていに頒布はんぷされます。
お神かみ札さつとお守まもりはどちらも神かみさまのお力ちからを戴いただくものですが、お神かみ札さつは自分じぶんの家いえの神棚かみだなでお祀まつりして家いえをお守もり戴いただくもの、お守まもりは常つねに身みに付つけて神かみさまのご加護かごを戴いただくものです。一いち年ねん間あいだお祀まつりしたお神かみ札さつは年末ねんまつに神社じんじゃに納おさめ、お焚たき上あげをしてもらいましょう。そして新あたらしいお神かみ札さつを受うけます。お守まもりも同様どうようですが、願ねがいが叶かなうまで身みにつけても差さしつかえありません。
お神かみ札さつやお守まもりをたくさんもっていると心配しんぱいしてしまうのが、神かみさま同士どうしがケンカしてしまうのでは、ということ。でも、大丈夫だいじょうぶです。八百万やおよろず神しんという言葉ことばがあるように、日本にっぽんには多おおくの神かみさまがいらっしゃいます。神かみさまは、それぞれの御ご神徳しんとくをもって、協力きょうりょくして私わたしたちを守まもってくださるのです。