日本にっぽん全国ぜんこくにたくさんある神社じんじゃの中なかで、古来こらい、特別とくべつな神社じんじゃとして敬うやまわれてきたのが伊勢いせの神宮じんぐうです。伊勢いせの神宮じんぐうは、正式せいしきには神宮じんぐうとのみ申もうし上あげ、三重みえ県けん伊勢いせ市しとその周辺しゅうへんに鎮座ちんざする125のお社しゃの総称そうしょうです。
その中心ちゅうしんは、皇室こうしつのご祖先そせんである天照大御神あまてらすおおみかみをおまつりする皇すめらぎ大神宮だいじんぐう(内宮ないくう)と、天照大御神あまてらすおおみかみのお食事しょくじをつかさどり、衣食住いしょくじゅうはじめ産業さんぎょうの守まもり神がみである豊ゆたか受大御神おおみかみをおまつりする豊ゆたか受大神宮じんぐう(外宮げくう)です。
今いまから2000年ねん以上いじょう前まえの第だい11代だい垂たれ仁じん天皇てんのうの御代みよ、天照大御神あまてらすおおみかみのお告つげにより皇すめらぎ大神宮だいじんぐうがまつられ、約やく500年ねん後ごの第だい21代だい雄略天皇ゆうりゃくてんのうの御代みよには、豊ゆたか受大御神おおみかみが伊勢いせに迎むかえられました。
神宮じんぐうでは年間ねんかん約やく1500回かいものお祭まつりが行おこなわれていますが、神宮じんぐうの、また日本にっぽん国こく中ちゅうで最高さいこう最大さいだいのお祭まつりは式年しきねん遷宮せんぐうというお祭まつりです。式年しきねん遷宮せんぐうは、20年ねんに一いち度どすべてのご社殿しゃでんをはじめ御ご装束しょうぞく・神宝しんぽうなどを新あたらしく造つくり替かえるお祭まつりで、そうすることでみずみずしさを保たもち、ご神威しんいが高たかまることを願ねがってきたのです。第だい41代だい持もち統すべ天皇てんのうの御代みよに始はじまったこのお祭まつりは、平成へいせい25年ねんに第だい62回かいが行おこなわれ、皇すめらぎ大神宮だいじんぐう・豊ゆたか受大神宮だいじんぐうの両りょう正せい宮みや及および荒あら祭まつり宮みや・多賀たが宮みやの両りょう第だい一いち別宮べつくの遷御の儀ぎが斎とき行ぎょうされました。
伊勢神宮いせじんぐうホームページ