株式会社かぶしきがいしゃ文化放送ぶんかほうそう番組ばんぐみ基準きじゅん

株式会社かぶしきがいしゃ文化放送ぶんかほうそうは、放送ほうそう番組ばんぐみ企画きかく制作せいさく実施じっしたっては、関係かんけい法令ほうれいおよびつぎかかげる基本きほん方針ほうしんにのっとり、取扱とりあつかい細部さいぶについては、日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい基準きじゅんにしたがうものとする。

基本きほん方針ほうしん

  • しんよし理想りそうにもとづき、健全けんぜん思想しそうゆたかな教養きょうようをつちかい、日本にっぽん民族みんぞく興隆こうりゅう文化ぶんか向上こうじょう寄与きよする。
  • 不偏不党ふへんふとう自律じりつてき立場たちばり、言論げんろん自由じゆう確保かくほして、放送ほうそう権威けんいたかめる。
  • 広告こうこく媒体ばいたいとしての社会しゃかいてき責任せきにん自覚じかくし、誠実せいじつ広告こうこく宣伝せんでんにより、社会しゃかい福祉ふくし増進ぞうしん産業さんぎょう経済けいざい繁栄はんえい貢献こうけんする。
  • 社会しゃかい公共こうきょう要請ようせい聴取ちょうしゅしゃ関心かんしんこたえて、公正こうせい報道ほうどう番組ばんぐみ適正てきせい教育きょういく教養きょうよう番組ばんぐみ社会しゃかい生活せいかつゆたかにする娯楽ごらく番組ばんぐみ充実じゅうじつと、番組ばんぐみ相互そうごあいだ調和ちょうわをはかる。

放送ほうそうほうにより、「民放みんぽう事業じぎょうしゃ放送ほうそう基準きじゅん番組ばんぐみ基準きじゅんさだめ、これにしたがって番組ばんぐみ編集へんしゅうをしなければならない」とされています。
なぜ、放送ほうそう基準きじゅん必要ひつようかといえば、放送ほうそう基準きじゅん遵守じゅんしゅすることによって、その放送ほうそうきょくたいする国民こくみん信頼しんらい確保かくほし、公権力こうけんりょく介入かいにゅう干渉かんしょう口実こうじつあたえず、表現ひょうげん自由じゆうもとづく放送ほうそう自主じしゅせいつらぬくためです。これは、放送ほうそう社会しゃかいてき責任せきにん使命しめい自覚じかくすることであり、また、広告こうこく媒体ばいたいとして価値かち信頼しんらいたかめることにつながります。
放送ほうそうは、国民こくみん財産ざいさんである電波でんぱ割当わりあてけ、免許めんきょ取得しゅとくしておこなわれる事業じぎょうであり、しかも、その影響えいきょうりょくのメディアにくらべて大変たいへんおおきいわけですから、その社会しゃかいてき責任せきにんおもいというべきでしょう。
放送ほうそうほう規定きていされている放送ほうそう基準きじゅんについて、文化放送ぶんかほうそうでは、まず、「文化放送ぶんかほうそう番組ばんぐみ基準きじゅん」とその「基本きほん方針ほうしん」をさだめ、そして、その取扱とりあつかい細部さいぶについては、「日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい放送ほうそう基準きじゅん」にしたがうことにしています。
この民放連みんぽうれんの「放送ほうそう基準きじゅん」は昭和しょうわ26ねん10がつ誕生たんじょうしたもので、民放みんぽう発足ほっそくとほとんど同時どうじつくられました。「放送ほうそう基準きじゅん」は、前文ぜんぶんと150じょうからっており、ラジオ、テレビのぜん番組ばんぐみおよび広告こうこく適用てきようされます。
それは、番組ばんぐみおよ広告こうこく企画きかく制作せいさく実施じっしたり放送ほうそうきょくまもるべき基準きじゅんなのです。

1.民放みんぽう理念りねん

民放連みんぽうれんの「放送ほうそう基準きじゅん」の前文ぜんぶんは、戦後せんごはじめて出現しゅつげんした民放みんぽう理念りねん民放みんぽうのありかたについて、つぎのように宣言せんげんしております。
民間みんかん放送ほうそうは、公共こうきょう福祉ふくし文化ぶんか向上こうじょう産業さんぎょう経済けいざい繁栄はんえい役立やくだち、平和へいわ社会しゃかい実現じつげん寄与きよすることを使命しめいとする。
われわれは、この自覚じかくもとづき、民主みんしゅ主義しゅぎ精神せいしんにしたがい、基本きほんてき人権じんけん世論せろんたっとび、言論げんろんおよび表現ひょうげん自由じゆうをまもり、ほう秩序ちつじょ尊重そんちょうして社会しゃかい信頼しんらいにこたえる。
放送ほうそうにあたっては、つぎてん重視じゅうしして、番組ばんぐみ相互そうご調和ちょうわ放送ほうそう時間じかん留意りゅういするとともに、即時そくじせい普遍ふへんせいとう放送ほうそう特性とくせい発揮はっき内容ないよう充実じゅうじつつとめる。

  1. 正確せいかく迅速じんそく報道ほうどう
  2. 健全けんぜん娯楽ごらく
  3. 教育きょういく教養きょうよう進展しんてん
  4. 児童じどうおよび青少年せいしょうねんあたえる影響えいきょう
  5. 節度せつどまもり、真実しんじつつたえる広告こうこく

2.人権じんけん尊重そんちょう

放送ほうそう基準きじゅん」では、前文ぜんぶんにつづいて、だいいちしょうにおいて人権じんけん尊重そんちょうたかかかげ、他人たにん名誉めいよ毀損きそんしたり、プライバシ−を侵害しんがいしたりしないようつよもとめています。

1じょう人命じんめい軽視けいしするようなあつかいはしない。
2じょう個人こじん団体だんたい名誉めいよきずつけるようなあつかいはしない。
3じょう個人こじん情報じょうほうあつかいには十分じゅうぶん注意ちゅういし、プライバシ−をおかすようなあつかいはしない。
4じょう人身じんしん売買ばいばいおよび売春ばいしゅん買春ばいしゅん肯定こうていてきあつかわない。
5じょう人種じんしゅ民族みんぞくせい職業しょくぎょう境遇きょうぐう信条しんじょうなどによって、差別さべつてきあつかいをしない。

このうち、5じょうかんして、「放送ほうそう基準きじゅん解説かいせつしょ」では、つぎのようにっています。

人種じんしゅ民族みんぞくせい性別せいべつせい自認じにん性的せいてき指向しこうなど)、職業しょくぎょう境遇きょうぐう家庭かてい環境かんきょう出身しゅっしん居住きょじゅうなど)、信条しんじょうのほか、障害しょうがい身体しんたいてき特徴とくちょう疾病しっぺいなどを表現ひょうげんするときには、当事とうじしゃ人権じんけん尊重そんちょうしなければならない。とく社会しゃかいてき弱者じゃくしゃやマイノリティの人々ひとびとへの配慮はいりょもとめられる。差別さべつ意図いとがなくても、なにげない表現ひょうげん当事とうじしゃにとっては重大じゅうだい侮辱ぶじょくあるいは差別さべつされたというねんいだかせることのないようにしなければならない。また、言葉ことばのいいかえだけで差別さべつがなくなるものではなく、意識いしき改革かいかくがこれにともなわなければならないことを銘記めいきすべきである。
当事とうじしゃ人権じんけん尊重そんちょうし、かりにも侮辱ぶじょくあるいは差別さべつされたというねんいだかせることのないようにしなければならない。
また、言葉ことばのいいかえだけで差別さべつがなくなるものではなく、意識いしき改革かいかくがこれにともなわなければならないことを銘記めいきすべきである。

人権じんけん尊重そんちょう関連かんれんして、「放送ほうそう基準きじゅん」の108じょうには「人権じんけん侵害しんがい差別さべつ助長じょちょうにつながるかたちで、個人こじん情報じょうほう調査ちょうさ収集しゅうしゅう利用りようするものはあつかわない」とし、「私的してき秘密ひみつ事項じこう調査ちょうさごうとする、いわゆる探偵たんていぎょう興信所こうしんじょ・その信用しんよう調査ちょうさ機関きかん広告こうこくは、聴取ちょうしゅしゃ人権じんけん尊重そんちょう見地けんちからあつかわない」ことをきめています。なお、これまで「結婚けっこん相手あいて紹介しょうかいサービスぎょう」の広告こうこく一律いちりつ排除はいじょしてきた運用うんよう変更へんこうし、きびしい基準きじゅんもうけたうえで、判断はんだんすることを2014ねん6がつ13にち決定けっていし、11月1にち施行しこうしています。
なお、児童じどうおよ青少年せいしょうねんへの配慮はいりょとして、

15じょう児童じどうおよ青少年せいしょうねん人格じんかく形成けいせい貢献こうけんし、習慣しゅうかん責任せきにんかんただしい勇気ゆうきなどの精神せいしん尊重そんちょうさせるように配慮はいりょする。
16じょう児童じどう番組ばんぐみは、社会しゃかい通念つうねんらし、児童じどう心身しんしん健全けんぜん成長せいちょうにふさわしくない言葉ことば表現ひょうげんけなければならない。
22じょう20さい未満みまん喫煙きつえん飲酒いんしゅ肯定こうていするようなあつかいはしない。

などという条文じょうぶんかかげられ、子供こども人格じんかく尊重そんちょう規定きていしています。

3.報道ほうどう責任せきにん

ニュースの報道ほうどうは、民主みんしゅ主義しゅぎ社会しゃかい健全けんぜん発展はってんのため、公共こうきょうせい公益こうえきせいもとづいて、あらゆる権力けんりょく行使こうし監視かんしし、社会しゃかいあく追及ついきゅうすることで、市民しみん権利けんりこたえることが使命しめいです。そのために、真実しんじつせまるための最善さいぜん努力どりょくかたむけなければならず、正確せいかくかつ公正こうせい公平こうへい客観きゃっかんてきであることがもとめられています。
放送ほうそう基準きじゅん」では、報道ほうどう責任せきにんについてつぎのように規定きていしています。

31じょう報道ほうどう活動かつどう市民しみん権利けんり奉仕ほうしするものであり、事実じじつもとづき、公正こうせいでなければならない。
32じょうニュース報道ほうどうにあたっては、個人こじんのプライバシーや自由じゆう不当ふとうおかしたり、名誉めいよきずつけたりしないように注意ちゅういする。
33じょう取材しゅざい編集へんしゅうにあたっては、一方いっぽうかたよるなど、視聴しちょうしゃ誤認ごにんあたえないように注意ちゅういする。
34じょうニュ−スのなか意見いけんあつかうときは、その出所しゅっしょあきらかにする。
35じょう事実じじつ報道ほうどうであっても、陰惨いんさん場面ばめんのこまかい表現ひょうげんけなければならない。
36じょうニュ−ス、ニュ−ス解説かいせつおよび実況じっきょう中継ちゅうけいなどは、不当ふとう目的もくてき宣伝せんでん利用りようされないように注意ちゅういする。
37じょうニュ−スの誤報ごほうはすみやかにし、または訂正ていせいする。

誤報ごほうはすみやかに訂正ていせいしなければなりません。放送ほうそうほうでは、 真実しんじつでない事項じこう放送ほうそうによって権利けんり侵害しんがいけた本人ほんにんまたは直接ちょくせつ関係かんけいじんから、放送ほうそうヶ月かげつ以内いない訂正ていせい放送ほうそう請求せいきゅうがあった場合ばあいは、調査ちょうさして、真実しんじつでないことが判明はんめいしたから、2にち以内いない訂正ていせいまたはさなければならないとし、報道ほうどう被害ひがいしゃ権利けんり保証ほしょうしています。
なお政治せいじてき公平こうへい保持ほじという観点かんてんから、11じょうでは「政治せいじかんしては公正こうせい立場たちばまもり、いちとういちにかたよらないように注意ちゅういする」とし、番組ばんぐみ特定とくてい政党せいとうだけを支持しじするような放送ほうそうをしたり、あるいは特定とくてい政党せいとうだけを意図いとてき不利益ふりえきになるような放送ほうそうきんじています。
また、12じょうでは「選挙せんきょ事前じぜん運動うんどううたがいがあるものはあつかわない」とし、立候補りっこうほ予定よていしゃ出演しゅつえんについてわくもうけています。立候補者りっこうほしゃおよ立候補りっこうほ予定よていしゃ出演しゅつえんは、公示こうじ告示こくじはもちろん、すくなくとも公示こうじ告示こくじ)の1ヶ月かげつまえまでにはりやめることがのぞましい。
なお、公示こうじ告示こくじ)の1ヶ月かげつ以上いじょうまえであっても、事前じぜん運動うんどうのおそれのある場合ばあい番組ばんぐみであると広告こうこくであるとをわず、出演しゅつえんりやめることがのぞましい。
ただし、党派とうは代表だいひょうしての出演しゅつえん例外れいがいである。
公職こうしょく選挙せんきょ選挙せんきょ運動うんどう放送ほうそうかんしては選挙せんきょ期間きかんちゅうにおける経略けいりゃく政見せいけん放送ほうそうだけがみとめられ、それ以外いがい選挙せんきょ運動うんどう期間きかんちゅう期間きかんまえつうじて一切いっさい禁止きんしされている。2013ねん参議院さんぎいん選挙せんきょからインターネットによる選挙せんきょ運動うんどう解禁かいきんされたが、放送ほうそうではきんじられたままである。

4.宗教しゅうきょう

38じょう信教しんきょう自由じゆう尊重そんちょうし、他宗たしゅう他派たは誹謗ひぼう中傷ちゅうしょうしたり、信仰しんこう強要きょうようにつながったりするような表現ひょうげんあつかわない。
信教しんきょう自由じゆうには、宗教しゅうきょうしんじる自由じゆう同時どうじに、しんじない自由じゆうふくまれる。
公共こうきょうてき性格せいかくゆうする放送ほうそうでも、信教しんきょう自由じゆう趣旨しゅし尊重そんちょうすべきであり、信仰しんこう強要きょうようしたり、他宗たしゅう他派たは中傷ちゅうしょう誹謗ひぼうすることはけなければならないとしています。
39じょう宗教しゅうきょう教義きょうぎ儀式ぎしきにかかわる事物じぶつあつか場合ばあいは、その宗教しゅうきょう尊厳そんげんきずつけないように注意ちゅういする。宗教しゅうきょうとは直接的ちょくせつてき関係かんけいがない場合ばあいでそれらをもちいる場合ばあいとく注意ちゅういする。
宗教しゅうきょう個人こじん内面ないめんてき問題もんだいとして、信念しんねんであれ、情緒じょうちょてき反応はんのうであれ、ともかく神聖しんせいなものとしてられているのが実情じつじょうである。
したがって宗教しゅうきょう儀式ぎしきあつか場合ばあいは、その人々ひとびと感情かんじょう考慮こうりょし、宗教しゅうきょう神聖しんせい尊厳そんげんがいするようなことがあってはならない。
また神社じんじゃふつかく教会きょうかい、あるいは墳墓ふんぼ、その死者ししゃ死者ししゃれい関係かんけいあるもの、および、これらに従事じゅうじするひと不当ふとう愚弄ぐろうしたり、侮辱ぶじょくしたりすることのないよう注意ちゅういしなければならない。
41じょう特定とくてい宗教しゅうきょうため寄付きふ募集ぼしゅうなどはあつかわない。
新興しんこう宗教しゅうきょう既成きせい宗教しゅうきょうのいずれをわず、番組ばんぐみ内容ないようとして特定とくてい宗教しゅうきょう団体だんたいため寄付きふ募集ぼしゅうあつかわない。
ただし、募集ぼしゅう目的もくてき社会しゃかい福祉ふくし貢献こうけんしており、適法てきほうなものはあつかうことが出来できる。

5.せい表現ひょうげん

せい観念かんねんは、時代じだいちがいや年代ねんだい、そして個人こじんもあって、その表現ひょうげんやその許容きょよう限度げんどについて一概いちがいえないのは当然とうぜんですが、ラジオはメディアとして強力きょうりょく影響えいきょうりょくっていますので、「放送ほうそう基準きじゅん」ではつぎのように規定きていしています。

72じょうせいかんする表現ひょうげんは、過度かど興味きょうみ本位ほんいおちいったり、露骨ろこつになりぎたりしないよう、あつかいに注意ちゅういする。
73じょう性的せいてきマイノリティをげる場合ばあいは、その人権じんけん十分じゅうぶん配慮はいりょする。
74じょうせい犯罪はんざいせい暴力ぼうりょく性的せいてき倒錯とうさく表現ひょうげんする場合ばあいは、過度かど刺激しげきてきであってはならない。また、被害ひがいしゃ心情しんじょう配慮はいりょする。
性的せいてき犯罪はんざい変態へんたい性欲せいよく性的せいてき倒錯とうさくなどを表現ひょうげんする場合ばあいは、過度かど刺激しげきてきであってはならない。

6.広告こうこく責任せきにん

広告こうこくは、聴取ちょうしゅしゃたいして真実しんじつつた責任せきにんてるあつかいをしなければならない。
事実じじついつわったり必要ひつよう以上いじょう誇張こちょうするなどして聴取ちょうしゅしゃ誤認ごにんこさせることはもちろん、一方いっぽうてき自己じこ主張しゅちょうかたより、たとえば消費しょうひしゃ心身しんしん悪影響あくえいきょうおよぼしたり、経済けいざいてき損失そんしつあたえたりするような広告こうこくあつかってはならない。
広告こうこくは、つね聴取ちょうしゅしゃ利益りえきをもたらし、健全けんぜん社会しゃかい生活せいかつ役立やくだち、ひろ社会しゃかい信頼しんらいをかちるようにつとめなければならない。

88じょう広告こうこくは、真実しんじつつた聴取ちょうしゅしゃ利益りえきをもたらすものでなければならない。
89じょう広告こうこくは、関係かんけい法令ほうれいなどにはんするものであってはならない。
91じょう広告こうこく放送ほうそうはコマーシャルとして放送ほうそうすることによって、広告こうこく放送ほうそうであることをあきらかにしなければならない。
93じょう広告こうこくは、児童じどう射幸しゃこうしん購買こうばいよく過度かどにそそらないようにする。
98じょう権利けんり関係かんけい取引とりひき実態じったい明確めいかくなものはあつかわない。
99じょう事実じじつ誇張こちょうして聴取ちょうしゅしゃ過大かだい評価ひょうかさせるものはあつかわない。
100じょう広告こうこくは、たとえ事実じじつであっても、誹謗ひぼうし、または排斥はいせき中傷ちゅうしょうしてはならない。
105じょう食品しょくひん広告こうこくは、健康けんこうそこなうおそれのあるものや、その内容ないよう虚偽きょぎ誇張こちょうのあるものはあつかわない。
109じょう風紀ふうきじょうこのましくない商品しょうひんやサ−ビス、およびせいかんする広告こうこくあつかわない。
110じょう衛生えいせい用品ようひんなどの広告こうこくは、その商品しょうひん特性とくせいおうじて、広告こうこく表現ひょうげん留意りゅういする。
114じょう個人こじんてき売名ばいめい目的もくてきとしたような広告こうこくあつかわない。
117じょうショッピングCMは、関係かんけい法令ほうれい順守じゅんしゅして、事実じじつもとづく表示ひょうじ平易へいいかつ明瞭めいりょうおこなうこととし、視聴しちょうしゃ利益りえきそこなわないものでなければならない。
121じょう聴取ちょうしゅしゃ錯誤さくごこさせるような表現ひょうげんをしてはならない。
123じょう原則げんそくとして、最大さいだいきゅうまたはこれにるいする表現ひょうげんをしてはならない。
127じょう医療いりょう医薬品いやくひん医薬いやく部外ぶがいひん医療いりょう機器きき化粧けしょうひん健康けんこう食品しょくひんなどの広告こうこく関係かんけい法令ほうれいなどにれるおそれのあるものは、あつかわない。
131じょう医薬品いやくひん化粧けしょうひんなどの効能こうのう効果こうかについての表現ひょうげんは、法令ほうれいによってみとめられた範囲はんいえてはならない。
138じょう特定とくていかつ多数たすうのものにたいして、利殖りしょく約束やくそくし、またはこれを暗示あんじして出資しゅっしもとめる広告こうこくあつかわない。
140じょう不動産ふどうさんかんする広告こうこくは、宅地たくち建物たてもの取引とりひき業法ぎょうほう建設けんせつ業法ぎょうほうにより、免許めんきょ許可きょかけている事業じぎょうしゃ以外いがいのもの、法令ほうれい違反いはんしたものや権利けんり関係かんけいなどを確認かくにんできないものはあつかわない。

以上いじょう、「文化放送ぶんかほうそう番組ばんぐみ基準きじゅん」の主要しゅようなポイントです。

日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい放送ほうそう基準きじゅんは、民放みんぽう共通きょうつう自主じしゅてき倫理りんり基準きじゅんとして、民間みんかん放送ほうそう発足ほっそく当時とうじに、1951ねん制定せいていされました。
その社会しゃかい情勢じょうせい変化へんか対応たいおうして、10かいえる改正かいせいております。
およそ、5ねんごとに放送ほうそう基準きじゅん見直みなおしをおこなって、時代じだいそくした放送ほうそう基準きじゅん目指めざしています。
文化放送ぶんかほうそうは、この日本民間放送連盟にほんみんかんほうそうれんめい放送ほうそう基準きじゅん準拠じゅんきょし、放送ほうそうたずさわるすべての人々ひとびとがこれを尊重そんちょうし、遵守じゅんしゅすることによって、聴取ちょうしゅしゃ国民こくみん信頼しんらいされ、かつあいされるラジオきょくとなることを確信かくしんしています。

以上いじょう