慰労いろう給付きゅうふ金きん支給しきゅう事業じぎょう

日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃは、昭和しょうわ12年ねん以降いこうの日ひ華はな事変じへんならびに太平洋戦争たいへいようせんそうで、旧きゅう陸海りくかい軍ぐんの命令めいれいにより戦時せんじ衛生えいせい勤務きんむに服ふくした旧きゅう日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ救護きゅうご看護かんご婦ふと旧きゅう陸海りくかい軍ぐん従軍じゅうぐん看護かんご婦ふに対たいし、その労苦ろうくに報むくいるため、旧きゅう日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ救護きゅうご看護かんご婦ふについては昭和しょうわ54年ねん４月がつから、旧きゅう陸海りくかい軍ぐん従軍じゅうぐん看護かんご婦ふについては昭和しょうわ56年ねん４月がつから、国庫こっこ補助ほじょ金きんを財源ざいげんに慰労いろう給付きゅうふ金きんを支給しきゅうしています。

この慰労いろう給付きゅうふ金きんの対象たいしょう者しゃは、３年ねん以上いじょうの戦地せんち勤務きんむ期間きかんがあって、かつ旧きゅう軍人ぐんじんと同様どうようの加算かさん年ねんを加くわえて12年ねん以上いじょうに達たっする55歳さい以上いじょうの本人ほんにんに限かぎられています。

慰労いろう給付きゅうふ金きんの額がくは、実際じっさいに勤務きんむした期間きかんに基もとづいて６区分くぶんに定さだめられており、当初とうしょ年額ねんがく10万まん円えんから30万まん円えんでしたが、その後ご、消費しょうひ者しゃ物価ぶっかの動向どうこうにより、現在げんざいまでに８回かいの増額ぞうがく措置そちが行おこなわれたことにより、現在げんざいの年額ねんがくは、19万まん9600円えんから44万まん7200円えんとなっています。