柔道衣とは・・・
柔道衣は、上衣、下穿き、帯からなります。
現在、国際柔道連盟の大会で使用されている上衣と下穿きの色は「白」と「青」があります。
柔道衣は、相手に掴まれて押されたり、引っ張られたりするので、空手道などに比べて特に上衣は厚い生地で作られています。
試合で着用する柔道衣は、サイズが小さすぎたり,硬すぎたりして相手が握れないということがないように、規程によってサイズや素材,縫製の仕方が決まっています。
柔道衣・帯の規程は、こちらから
柔道衣の豆知識
*「じゅうどうぎ」の漢字表記については、「柔道着」と表記されることもありますが、講道館では「柔道衣(上着は上衣)」と表記しています。
*日本代表選手が着用している柔道衣・帯はすべてミズノ製です。
帯の秘密・・・
柔道には級や段があり、それに応じた帯の色を着用します。
●級・帯の色
級の帯の色には全国的に統一されたルールはありませんが、一例として講道館では以下の通り級の色帯について定めています。
級 |
無級 |
七級 |
六級 |
五級 |
四級 |
三級 |
二級 |
一級 |
帯の色 |
白色 |
水色 |
黄色 |
オレンジ色 |
緑色 |
紫色 |
茶色 |
詳細は、講道館HP「講道館級位(少年)について」に記載されています。
http://kodokanjudoinstitute.org/activity/grade/#03
●段位・帯の色
有段者となる初段以上については、全国で統一されたルールがあります。
まず、初段になると黒帯になります。
実は、黒帯よりも位の高い帯の色が2つあります。
有段者の帯の色については、以下の通り定められています。
黒帯:初段、弐段、参段、四段、五段
紅白帯:六段、七段、八段
赤帯:九段、十段
なお、講道館における最高段位は「十段」であり、1882年に柔道が創設されてから約140年たちますが、十段に昇段されたのは2021年3月時点で15名しかいません。