検けん　定じょう　意い　見み　書しょ

番号ばんごう	指摘してき箇所かしょ		指ゆび　摘　事こと　項こう	指ゆび　摘　事こと　由ゆかり	検定けんてい基準きじゅん
	頁ぺーじ	行くだり
1	口絵くちえ	4 − 5	イタリアよりはるかに早はやい、日本にっぽんのバロック美術びじゅつといってよい。	歴史れきし的てき背景はいけいの違ちがいを踏ふまえずに、鎌倉かまくら美術びじゅつとバロック美術びじゅつの出現しゅつげんの時期じきを比較ひかくできるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
2	6	27	歴史れきしは科学かがくではない。	説明せつめい不足ふそくであり、また前後ぜんごの文章ぶんしょうとの関連かんれんも不明ふめい確かくで理解りかいし難がたい。	3-(2)
3	7	15 − 16	イギリスの歴史れきし教科書きょうかしょでは、今いまでもワシントンの名前なまえは書かかれていないか、反逆はんぎゃく者しゃとして扱あつかわれているかのいずれかである。	イギリスの教科書きょうかしょが一般いっぱん的てきにワシントン個人こじんをこのように扱あつかっているかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
4	24	4 − 7	大陸たいりくの農耕のうこう、牧畜ぼくちくに支ささえられた四よん大だい文明ぶんめいはいずれも、｢砂漠さばくと大河たいがの文明ぶんめい｣と名なづけることができる。それに対たいし、日本にっぽん列島れっとうでは、四よん大だい文明ぶんめいに先さきがけて・・・｢森林しんりんと岩清水いわしみずの文明ぶんめい｣があった。	四よん大だい文明ぶんめいと縄文じょうもん文化ぶんかという性格せいかくの異ことなるものを同列どうれつに比較ひかくできるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
5	29	17 − 18	・・、外そとから入はいってきた少数しょうすうの人々ひとびとの伝つたえた新あたらしい技術ぎじゅつが、・・	弥生やよい時代じだいに渡来とらいした人々ひとびとが少数しょうすうであって、主おもに技術ぎじゅつのみの変化へんかをもたらしたとする一いち面めん的てきな見解けんかいを強調きょうちょうし過すぎている。	2-(4)
6	36	19 − 25	神武じんむ天皇てんのうの東征とうせい（地図ちずも含ふくむ）	「進すすむ国内こくないの統一とういつ」に続つづいて構成こうせい及および記述きじゅつされ、20行ぎょう目め以下いかで「いつの出来事できごとかがはっきりしないし、空想くうそう的てきな話はなしも出でてくる」との記述きじゅつから、おおよそ史実しじつであると誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
7	37	13 − 16	大和やまと朝廷ちょうていは、半島はんとう南部なんぶの任にん那な（加か羅ら）という地ちに勢力せいりょく圏けんを占しめた。のちの日本にっぽんの歴史れきし書しょで、ここに置おかれたわが国くにの拠点きょてんは、任にん那な日本にっぽん府ふとよばれた。	当時とうじの朝鮮半島ちょうせんはんとうと大和やまと朝廷ちょうていの関係かんけいについての学説がくせつ状況じょうきょうに照てらして、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
8	39	脚注きゃくちゅう	皇室こうしつには今いまなお姓せい(せい)がないのはなぜだろう。この当時とうじから大王だいおうは姓せい(かばね)を与あたえる立場たちばだったことと、・・	姓せい（せい）と姓せい（かばね）とが同おなじものであるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
9	40	13 − 21	ところが、570年ねん以降いこうになると、東ひがしアジア一帯いったいに、それまでの諸国しょこくの動うごきからは考かんがえられない新あたらしい・・・アジアの中心ちゅうしんの一ひとつであるという強つよい自覚じかくをいだくようになったのである。	史料しりょう的てきに十分じゅうぶんな根拠こんきょがあるとはいえない一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
10	43	22 − 23	・・、そのすべてが事実じじつだったとは限かぎらない。	すべてが事実じじつであったわけではないとしても、この記述きじゅつではその多おおくが事実じじつであったというように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
11	45	9 − 10	聖徳太子しょうとくたいしはこのことまで見みこしていた。太子たいしの外交がいこう官かんとしての国際こくさい感覚かんかくのあらわれだった。	聖徳太子しょうとくたいしの外交がいこうについて、史料しりょう的てきに十分じゅうぶんな根拠こんきょがあるとはいえない一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
12	46	史料しりょう	「十じゅう七なな条じょうの憲法けんぽう」説明せつめい中ちゅう、「国家こっかの理想りそうや原理げんりについての考かんがえ方かたが盛もり込こまれている点てんでは、今日きょうの憲法けんぽうにも通つうずる。」	十じゅう七なな条じょうの憲法けんぽうについて、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
13	48	7 − 14	科挙かきょは、皇帝こうていが、・・・庶民しょみんは試験しけんに合格ごうかくすれば、少すくなくとも官吏かんりに登用とうようされる可能かのう性せいがあった。	宋そう代だい以降いこうの科挙かきょの状況じょうきょうまで含ふくめた一般いっぱん論ろんの形かたちで述のべており、隋ずい唐とうの時代じだいからそうであったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
14	53	7	これにより、中央ちゅうおうの大だい豪族ごうぞくは没落ぼつらくし、・・	55頁ぺーじ20行ぎょう目めには「日本にっぽんの天皇てんのうが大和やまと朝廷ちょうてい以来いらい続つづく豪族ごうぞくたちのバランスの上うえに乗のっていた事情じじょうを示しめしている」とあり、また24行ぎょう目めには「かつての中央ちゅうおう豪族ごうぞくたちは、このころには朝廷ちょうていの役所やくしょで高たかい地位ちいにつき」とあって、相互そうごに矛盾むじゅんしている。	3-(1)
15	53	9 − 10	天皇てんのうを中心ちゅうしんに国家こっか全体ぜんたいを支ささえる「公おおやけ」の立場たちばがようやく確立かくりつすることになった。（１９１頁ぺーじ２６行ぎょう目めも同様どうよう）	「「公おおやけ」の立場たちば」は、説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
16	55	10 − 12	長安ながやすが城壁じょうへきに囲かこまれていたのは・・・人民じんみんを監視かんしし、軍兵ぐんびょうに利用りようする目的もくてきで囲かこい込こむためでもあった。	長安ながやす城じょうの城壁じょうへきと城内きうちの坊ぼう里さと制せいの機能きのうを混同こんどうしており、誤あやまりである。	3-(1)
17	63	24	・・のちの世よから神武じんむ天皇てんのうとよばれるようになるのである。	神話しんわであることがわかりにくく、神武じんむ天皇てんのうが実在じつざいの人物じんぶつであることが史実しじつとして確定かくていしているかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
18	69	図ず	東北とうほく地方ちほうへの進出しんしゅつ	こうした地図ちずにラインを記しるすことは、明確めいかくな区分くぶんがあったように誤解ごかいするおそれがある。	3-(2)
19	69	13	人間にんげんの心情しんじょうに深ふかく配慮はいりょする人物じんぶつでもあった。	史料しりょう的てきに十分じゅうぶん裏付うらづけられない事象じしょうを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
20	73	図ず	強訴ごうそする僧兵そうへい	この場面ばめんは強訴ごうそしているものではなく、不正確ふせいかくである。	3-(1)
21	75	18	源氏物語げんじものがたり絵巻えまき	この時期じきの作品さくひんではなく、誤あやまりである。	3-(1)
22	83	10 − 11	平たいら氏しは後こう白河しらかわ上皇じょうこうとの対立たいりつを深ふかめ、その院政いんせいを廃止はいしし・・	一般いっぱんに停止ていしとされるものであり、この時点じてんで最終さいしゅう的てきに終了しゅうりょうしてしまったように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
23	87	7 − 9	朝廷ちょうていが２回かい目めの使者ししゃに対たいして用意よういした返事へんじの下書したがきには・・とあった。	この下書したがきは実際じっさいには出だされておらず、このままではこうした内容ないようの返書へんしょが出だされたように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
24	100	14 − 17	やがて農民のうみんが力ちからを伸のばすと、いくつもの惣そうが目的もくてきを同おなじくして・・徳政令とくせいれいの発布はっぷを求もとめ、・・これを土ど一揆いっきという。	土ど一揆いっきについて、徳政令とくせいれいを求もとめることが一般いっぱん的てきであると誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
25	106	16 − 17	１６世紀せいきの中なかごろ、大内おおうち氏しの滅亡めつぼうにより貿易ぼうえきは停止ていしした。	大内おおうち氏しの滅亡めつぼうにより、勘合かんごう貿易ぼうえきだけではなく、日明ひあがり間あいだの貿易ぼうえき全体ぜんたいが停止ていししてしまったように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
26	108	13 − 21	頼朝よりともは鎌倉かまくらに幕府ばくふを開ひらいてからも、京都きょうとの朝廷ちょうていをうやまい、・・と裁決さいけつしたという。	こののち玉井たまい四郎しろう助じょ重じゅうはその後ごも御家人ごけにんとして扱あつかわれており、この事象じしょうを以もって頼朝よりともの姿勢しせいを記述きじゅつするのは不適切ふてきせつである。	2-(4)
27	113 − 114	6 − 19	トルデシリャス条約じょうやく（全体ぜんたい） サラゴサ条約じょうやく（全体ぜんたい）	両りょう条約じょうやくが結むすばれる背景はいけいについての説明せつめいが詳細しょうさいに過すぎており、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
28	115	11 − 13	秀吉ひでよしとフェリペ２世せいは贈おくり物ものを交換こうかんし、たがいに相手あいての強大きょうだいさを認みとめあっていた。	「相手あいての強大きょうだいさを認みとめあっ」たという事実じじつはなく、誤あやまりである。	3-(1)
29	157	1 − 4	当時とうじ、オランダは、戦争せんそうで・・オランダ船せんを追跡ついせきしてきたのである。	その当時とうじのヨーロッパの国際こくさい関係かんけいに関かんする記述きじゅつが不明瞭ふめいりょうであり、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
30	173	4 − 5	日本にっぽんと中国ちゅうごくと朝鮮ちょうせんの間あいだでは、たがいに干渉かんしょうしあわないという暗黙あんもくの約束やくそくが成立せいりつし、・・	三さん国こく間あいだの状況じょうきょうについて、明確めいかくな根拠こんきょのないまま一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
31	176		見出みだし「・・眠ねむり続つづけた中国ちゅうごく・朝鮮ちょうせん」	眠ねむり続つづけたという表現ひょうげんは、実態じったいと一致いっちしておらず、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
32	178	7 − 11	ペリーは、大統領だいとうりょうの国書こくしょとは別べつに、白旗はっきを２本ほん、幕府ばくふに渡わたした。それには・・・そうすれば和睦わぼくしよう」と書かかれてあった。	ペリーが渡わたした白旗はっきについては、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
33	186	6 − 7	・・、欧米おうべい列強れっきょうに対たいする恐怖きょうふがある。同時どうじに、卑屈ひくつや屈辱くつじょく、反発はんぱつの感情かんじょうがあり、・・	明治維新めいじいしん期きの国民こくみんの感情かんじょうについて、否定ひてい的てきな面めんを特別とくべつに強調きょうちょうし過すぎている。	2-(4)
34	187	2 − 3	このような国際こくさい情勢じょうせいの中なかで、同おなじ黄色おうしょく人種じんしゅの国くに・中国ちゅうごく（清きよし）は、・・	日本にっぽんの近代きんだい化かが始はじまる時期じきに、東ひがしアジアの国々くにぐににおいて「同おなじ黄色おうしょく人種じんしゅの国くに」といったような議論ぎろんがあったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
35	187	10 − 17	第だい三さんに、日本にっぽんは江戸えど時代じだいを通つうじて、中国ちゅうごく・朝鮮ちょうせんのような文官ぶんかんが支配しはいする官僚かんりょう中心ちゅうしんの国家こっかではなく、・・・列強れっきょうの脅威きょういに対たいし、日本にっぽんのように積極せっきょく的てきな対応たいおうを行おこなわなかった。	江戸えど時代じだいの日本にっぽんの国家こっか、社会しゃかいについては種々しゅじゅの議論ぎろんがあり、また日本にっぽんと中国ちゅうごく・朝鮮ちょうせんとの関係かんけいについても一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
36	193	5 − 6	その後ご、明治めいじ初年しょねんから始はじまる一連いちれんの変革へんかくを明治維新めいじいしんとよんだ。	明治維新めいじいしんを規定きていする際さいには幕末ばくまつも含ふくめることが一般いっぱん的てきであり、学説がくせつ状況じょうきょうに照てらして不正確ふせいかくである。	3-(1)
37	193	11 − 12	近代きんだい的てきな立憲りっけん国家こっかとして発展はってんしていく方針ほうしんが明あきらかにされた。	五ご箇条かじょうの御ご誓文せいもんの文言もんごんから、直接的ちょくせつてきには理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
38	202	1 − 3	・・日本にっぽん軍艦ぐんかんが朝鮮ちょうせんの江華島こうかとう付近ふきんで・・・日本にっぽんは再ふたたび朝鮮ちょうせんに国交こっこうの樹立じゅりつを強つよく求もとめた。左ひだり図ず説明せつめい「江華島こうかとう事件じけん　日本にっぽんは軍艦ぐんかん雲くも揚あげ号ごうを朝鮮ちょうせん水域すいいきに・・その後ご、日本にっぽんと朝鮮ちょうせんは交戦こうせんした。」	日にち朝ちょう間あいだの交戦こうせんの事情じじょうが説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
39	202	4 − 6	・・1876年ねん、日にち朝ちょう修好しゅうこう条規じょうきが結むすばれた。こうして、長ながらく懸案けんあんであった朝鮮ちょうせんとの国交こっこう問題もんだいも解決かいけつした。	１８１頁ぺーじ１２〜１５行ぎょう目め、２０１頁ぺーじ２〜４行ぎょう目めとの関連かんれんで、条約じょうやくの実態じったいについて説明せつめい不足ふそくで誤解ごかいのおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
40	213	5 − 7	・・イギリス領事館りょうじかんは、船長せんちょうに無罪むざいを宣告せんこくした（ノルマントン号ごう事件じけん）	無罪むざいが最終さいしゅう的てきな決定けっていであるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
41	214	11 − 14	建白けんぱく書しょの提出ていしゅつとともに、板垣いたがきは高知こうち県けんに士族しぞくを中心ちゅうしんとする・・主張しゅちょうする運動うんどうを始はじめた。これを自由じゆう民権みんけん運動うんどうという。	自由じゆう民権みんけん運動うんどうを、板垣いたがきが高知こうち県けんで始はじめた運動うんどうのみと誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
42	215	左上ひだりうえ写真しゃしん	板垣いたがき退助たいすけの自由党じゆうとうの憲法けんぽう草案そうあん	写真しゃしんには「立志りっし社しゃ日本にっぽん憲法けんぽう見込みこみ案あん」とあり、誤あやまりである。	3-(1)
43	215	5 − 7	これに備そなえて板垣いたがき退助たいすけが自由党じゆうとうを、大隈おおくま重信しげのぶが立憲りっけん改あらため進しん党とうを組織そしきし、憲法けんぽう草案そうあんを発表はっぴょうするなどした。	自由党じゆうとう、立憲りっけん改あらため進しん党とうが憲法けんぽう草案そうあんを発表はっぴょうした事実じじつはなく、誤あやまりである。	3-(1)
44	216	10 − 11	国民こくみんは各種かくしゅの権利けんりを保障ほしょうされ、選挙せんきょで衆議院しゅうぎいん議員ぎいんを選えらぶことになった。	権利けんりには法律ほうりつの制限せいげんがあったことに触ふれられておらず、また選挙せんきょも制限せいげん選挙せんきょであった旨むねの記述きじゅつがなく、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
45	217	1 − 5	1890年ねん、議会ぎかいの召集しょうしゅうに先立さきだち、天皇てんのうの名なによって「教育きょういくニ関せきスル勅語ちょくご」（教育きょういく勅語ちょくご）が発布はっぷされた。・・近代きんだい日本人にっぽんじんの人格じんかくの背骨せぼねをなすものとなった。	教育きょういく勅語ちょくごが現在げんざいも法的ほうてきに有効ゆうこうで、影響えいきょう力りょくをもっているかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
46	218	6 − 8	この意味いみで、朝鮮半島ちょうせんはんとうは日本にっぽんに絶たえず突つきつけられている凶器きょうきとなりかねない位置いち関係かんけいにあった。	先行せんこうする記述きじゅつとの関連かんれんで、この時期じきにおける認識にんしきであったことが理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
47	218	9	当時とうじ朝鮮ちょうせんに支配しはい権けんをもっていたのは清朝せいちょうだった	清きよしの朝鮮ちょうせんに対たいする宗主そうしゅ権けんは一般いっぱんにいう「支配しはい権けん」とは別べつのものであることが理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
48	218	12 − 14	日本にっぽん政府せいふは、ロシアの力ちからが朝鮮ちょうせんにおよぶ前まえに、朝鮮ちょうせんを中立ちゅうりつ国こくとする条約じょうやくを各国かっこくに結むすばせ、中立ちゅうりつの保障ほしょうのため日本にっぽんの軍備ぐんびを増強ぞうきょうしなければならないと考かんがえた。	これが具体ぐたい的てき構想こうそうであったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
49	219	18 − 19	このとき、上陸じょうりくした清国きよくに兵へいが乱暴らんぼうする事件じけんがおきた。	基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
50	220	9	台湾たいわん	講和こうわ以前いぜんに台湾たいわんは戦場せんじょうとはなっておらず、不正確ふせいかくである。	3-(1)
51	220	10 − 13	日本にっぽんの勝因しょういんの一ひとつには、日本人にっぽんじんが自国じこくのために・・たちまち戦闘せんとう意欲いよくを失うしなってしまった。	日本にっぽんの勝因しょういんについては多岐たきにわたっており、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
52	221	3 − 5	東ひがしアジアに野心やしんをもつロシアは、黄禍こうか論ろんを主張しゅちょうし、ドイツ、フランスを誘さそって、	黄禍こうか論ろんがロシアで初はじめて唱となえられたように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
53	221	4	黄禍こうか論ろん（黄色おうしょく人種じんしゅが世界せかいの禍わざわいいとする見方みかた）	黄禍こうか論ろんを含ふくめた人種じんしゅ論ろんが歴史れきし的てきなものであることが不ふ明確めいかくであり、現在げんざいでも一般いっぱん的てきであるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
54	221	11 − 12	日にち清しん戦争せんそうは、欧米おうべい流りゅうの近代きんだい立憲りっけん国家こっかとして出発しゅっぱつした日本にっぽんと中華ちゅうか帝国ていこくとのさけられない対決たいけつだった。	当時とうじ他たの選択肢せんたくしが全まったくなかったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
55	221	16 − 18	もし日本にっぽんが負まけていたら、あるいは、中国ちゅうごくと同おなじ運命うんめいをたどったかもしれない。	なぜ日本にっぽんが負まけると「中国ちゅうごくと同おなじ運命うんめい」をたどることになるのか、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
56	224	3 − 4	・・対馬つしまの対岸たいがんに位置いちする朝鮮ちょうせん南部なんぶの土地とちを租借そしゃくした。	租借そしゃくがその後ご継続けいぞくし、日にち露ろ開戦かいせんの原因げんいんの一ひとつとなったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
57	234	10	天心てんしんが設立せつりつした東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこう	東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこうは官立かんりつであり、岡倉おかくら天心てんしんが設立せつりつしたとするのは不正確ふせいかくである。	3-(1)
58	240	8 − 12	日本にっぽんの勝利しょうりに勇気ゆうきづけられた有色ゆうしょく人種じんしゅの国くにには・・・中国ちゅうごくや韓国かんこくのような近ちかい国くにでは、目めをさまされたナショナリズムが、日本にっぽんへの抵抗ていこうという形かたちであらわれる可能かのう性せいがあった。	アジアのナショナリズムを日本にっぽんとの距離きょり関係かんけいから論ろんじており、「中国ちゅうごくや韓国かんこくのような近ちかい国くに」でナショナリズムが「目めをさまされた」経緯けいいや、なぜそれが日本にっぽんへの抵抗ていこうとして現あらわれるようになるのかが、説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
59	242	1 − 6	朝鮮半島ちょうせんはんとうは戦略せんりゃく的てきには重要じゅうようだが、軍事ぐんじ的てきには不安定ふあんていだった。イギリス、アメリカ、ロシアの３国こくはいずれも・・・統治とうち者しゃとしての新興しんこう国こく・日本にっぽんの登場とうじょうは、３国こくにとっては好都合こうつごうであった。	朝鮮半島ちょうせんはんとうをめぐる各国かっこくの動静どうせいについて、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
60	242	9 − 10	これは、東ひがしアジアを安定あんていさせる政策せいさくとして欧米おうべい列強れっきょうから支持しじされたものであった。	日本にっぽんの韓国かんこく併合へいごう時じに欧米おうべい列強れっきょうが併合へいごうへの支持しじを表明ひょうめいしたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
61	242	10 − 12	韓国かんこく併合へいごうは、日本にっぽんの安全あんぜんと満州まんしゅうの権益けんえきを防衛ぼうえいするには必要ひつようであったが、経済けいざい的てきにも政治せいじ的てきにも、必かならずしも利益りえきをもたらさなかった。	韓国かんこく併合へいごうについて、一いち面めん的てきに「必要ひつよう」性せいや「利益りえき」が記述きじゅつされており、併合へいごうや統治とうちの実態じったいについて誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
62	242	12 − 13	それが実行じっこうされた当時とうじとしては、国際こくさい関係かんけいの原則げんそくにのっとり、合法ごうほう的てきに行おこなわれた。	「国際こくさい関係かんけいの原則げんそくにのっとり、合法ごうほう的てきに行おこなわれた」とのみ記述きじゅつするのは、併合へいごう過程かていの実態じったいについて誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
63	242	13 − 15	しかし韓国かんこくの国内こくないには、当然とうぜん、併合へいごうに対たいする賛否さんぴ両論りょうろんがあり、反対はんたい派はの一部いちぶからはげしい抵抗ていこうもおこった。	韓国かんこく国内こくないの併合へいごう反対はんたい派はの「はげしい抵抗ていこう」が一部いちぶでしかなかったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
64	243	5 − 8	1911年ねん、中国ちゅうごくに辛からし亥い革命かくめいがおこって、清朝せいちょうは幕まくを閉とじた。翌年よくねん、南京なんきんで中華民国ちゅうかみんこくの成立せいりつが宣言せんげんされ、孫まご文ぶんが臨時りんじ大だい総統そうとうになった。しかし、まもなく袁世凱に権力けんりょくの座ざをうばわれた。	辛からし亥い革命かくめいの経緯けいいが時とき系列けいれつに沿そっておらず、誤あやまりである。	3-(1)
65	243	8 − 11	革命かくめいの理想りそうは無視むしされ、中国ちゅうごくは統一とういつ性せいを失うしない、武力ぶりょくを持もつ地方ちほう政権せいけんである大小だいしょうの軍閥ぐんばつによって・・・国内こくないのこの分裂ぶんれつ状態じょうたいは、その後ご約やく40年ねんも続つづく。	２６７頁ぺーじには中国ちゅうごくの国内こくない統一とういつの進行しんこうが記述きじゅつされており、軍閥ぐんばつによる分裂ぶんれつ状態じょうたいが約やく４０年間ねんかんも続つづいたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
66	243	12 − 13	日にち露ろ戦争せんそうにおける日本にっぽんの勝利しょうりによって、中国ちゅうごくや朝鮮ちょうせんなどアジア諸国しょこくは、近代きんだい国家こっかを目指めざすナショナリズムに初はじめて目めざめた。	中国ちゅうごくが近代きんだい国家こっかを目指めざし始はじめた時期じきを日にち露ろ戦争せんそう後ごとするのは、177頁ぺーじ13〜16行ぎょう目めとの関連かんれんで不正確ふせいかくである。	3-(1)
67	243	15 − 19	日本にっぽんには、大国たいこくとしての義務ぎむと協約きょうやくの中なかで進すすむ以外いがいの、いかなる道みちも残のこされてはいなかった・・・国際こくさい政治せいじでの日本にっぽんの苦くるしみを、・・・しだいに失うしない始はじめていた。	「大国たいこくとしての義務ぎむと協約きょうやく」「日本にっぽんの苦くるしみ」「中国人ちゅうごくじんや朝鮮ちょうせん人じんの苦くるしみ」が何なにを指さすのか不ふ明確めいかくであり、文章ぶんしょう全体ぜんたいとして理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
68	245 − 246	13 − 14	「限定げんてい戦争せんそうと全体ぜんたい戦争せんそう」当時とうじ、世界せかいを支配しはいしていた戦争せんそう観かんは、核兵器かくへいきを経験けいけんした・・・そして、ついに毒どくガスまで用もちいられ、ヨーロッパは悲劇ひげきの惨状さんじょうを呈ていした。	225頁ぺーじ12行ぎょう目めの日にち露ろ戦争せんそうを「国民こくみん戦争せんそう」とする記述きじゅつとの関連かんれんを含ふくめ「限定げんてい戦争せんそう」について説明せつめい不足ふそくであり、また、これらと「全体ぜんたい戦争せんそう」､「総そう力戦りきせん」の関係かんけいも不ふ明確めいかくで、全体ぜんたいとして理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
69	245	16 − 17	ときには政治せいじ上じょうのゲームでさえあった。	「政治せいじ上じょうのゲーム」について、説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
70	249	5 − 10	・・1922年ねんまで日本にっぽんは共産きょうさん軍ぐんと戦たたかい、兵へいを引ひかなかったので、アメリカの疑念ぎねんを招まねいた。・・日本にっぽんは、革命かくめい勢力せいりょくに対たいして警戒けいかい心しんを強つよめていた。・・干渉かんしょう戦争せんそうを行おこなった（対たいソ干渉かんしょう戦争せんそう）。	アメリカの疑念ぎねんの意味いみが説明せつめい不足ふそくであり、またシベリア出兵しゅっぺいの目的もくてきを共産きょうさん主義しゅぎに対たいする脅威きょういに対抗たいこうすることのみと誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
71	249	11 − 12	アメリカでは、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんのあとになるまで、共産きょうさん主義しゅぎ勢力せいりょくに対たいする危機きき感かんは生うまれなかった。	アメリカには第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん以前いぜんから共産きょうさん主義しゅぎ勢力せいりょくに対たいする危機きき感かんが存在そんざいしており、誤あやまりである。	3-(1)
72	251	3 − 5	各国かっこくは、それと別個べっこに同盟どうめいや軍事ぐんじ協定きょうていを結むすび、アメリカはこれにも加くわわり、矛盾むじゅんした行動こうどうを示しめした。	具体ぐたい的てきにどのような同盟どうめいや軍事ぐんじ協定きょうていを指さしているかが不ふ明確めいかくであり、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
73	251	22 − 23	一方いっぽう、朝鮮ちょうせんでは、1919年ねん3月がつ1日にち、日本にっぽんからの独立どくりつを求もとめる運動うんどうが始はじまり、全土ぜんどに広ひろまった（三さん・一いち独立どくりつ運動うんどう）。	独立どくりつ運動うんどう全体ぜんたいの状況じょうきょうが記述きじゅつされておらず、その実態じったいについて理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
74	253	5	日本にっぽん共産党きょうさんとうが結成けっせいされた。	当時とうじ非合法ひごうほうであったことが示しめされておらず、合法ごうほう政党せいとうと誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
75	257	13	急速きゅうそくに死しに傾かたむいていく父親ちちおや	父親ちちおやは誤あやまりである。	3-(1)
76	258 − 260	1 − 8	「アメリカの太平洋たいへいよう進出しんしゅつ」「排日はいにち移民いみん問題もんだい」（全文ぜんぶん）	この時期じきの日米にちべい関係かんけいについて基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
77	262 − 265		共産きょうさん主義しゅぎとファシズムの台頭たいとう（全体ぜんたい）	共産きょうさん主義しゅぎとファシズムの問題もんだいについて、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
78	262	8 − 9	しかし一方いっぽうで、強制きょうせい収容しゅうよう所しょで苛酷かこくな強制きょうせい労働ろうどうを行おこない、膨大ぼうだいな数かずの死者ししゃを出だした。	「膨大ぼうだいな数かずの死者ししゃ」が強制きょうせい労働ろうどうによってのみ生しょうじたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
79	264	16 − 17	スターリンとヒトラーは、たがいに相手あいてのやり方かたをよく学習がくしゅうしあっていた。	確定かくてい的てきな事実じじつであるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
80	265	19 − 20	ヒトラーは国内こくないが完全かんぜんに平定へいていされた1937年ねんに、強制きょうせい収容しゅうよう所しょの規模きぼを異常いじょうなまでに拡大かくだいした。	1937年ねんの時点じてんでは強制きょうせい収容しゅうよう所しょの数かずは急増きゅうぞうしておらず、何なにをもって「規模きぼを異常いじょうなまでに拡大かくだいした」とするのか、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
81	266	8 − 9	これによって、アメリカへの輸出ゆしゅつに頼たよる日本にっぽん経済けいざいは大おおきな打撃だげきを受うけ、大量たいりょうの失業しつぎょう者しゃが街まちにあふれた（昭和しょうわ恐慌きょうこう）。	日本にっぽんはそれ以前いぜんから不景気ふけいきであり、世界せかい恐慌きょうこうによって日本にっぽんの経済けいざい状態じょうたいが悪化あっかし始はじめたように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
82	267	3 − 5	このような仕打しうちによって、日本にっぽんも自給自足じきゅうじそくの・・そこで注目ちゅうもくを集あつめるようになったのが、中国ちゅうごくの東北とうほく部ぶに位置いちする満州まんしゅうだった。	英えい仏ふつのブロック経済けいざいが、満州まんしゅう事変じへんに先立さきだって始はじまったように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
83	267	6 − 18	清朝せいちょう滅亡めつぼう後ごの中国ちゅうごくでは、各地かくちに私兵しへいをかかえた軍閥ぐんばつが群雄割拠ぐんゆうかっきょしていた。・・実際じっさいにもコミンテルンの指示しじを受うけていたので過激かげきな破壊はかい活動かつどうの性格せいかくを帯おびるようになった。	中国ちゅうごくの排日はいにち運動うんどうに関かんして、日本にっぽん側がわの行動こうどうに触ふれずに記しるしており、その間あいだの経緯けいいについて誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
84	268	9 − 11	ところが中国ちゅうごくは、かえって排日はいにち運動うんどうを激化げきかさせたので、日本にっぽん国内こくないでは、幣ぬさ原ばらの外交がいこうを軟弱なんじゃく外交がいこうとして批判ひはんする声こえが強つよくなった。（２６９頁ぺーじ囲かこみ末尾まつびも同様どうよう）	いつの時点じてんのことか不ふ明確めいかくであり、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
85	268	12 − 16	一方いっぽう、蒋介石しょうかいせきは、・・・日本にっぽんは近代きんだい的てき法ほう秩序ちつじょの確立かくりつに努力どりょくした上うえで、あくまで相手あいて国こくとの正規せいきの交渉こうしょうによって目的もくてきを達成たっせいしていた。蒋介石しょうかいせきの態度たいどは、これとは正せい反対はんたいだった。	蒋介石しょうかいせき政権せいけんは一方いっぽう的てきに条約じょうやくを破棄はきしたのではなく、不正確ふせいかくである。	3-(1)
86	268	17 − 21	日本にっぽんは、九きゅうか国こく条約じょうやくの保証人ほしょうにんの立場たちばにあったアメリカに、・・・国際こくさい協調きょうちょうの精神せいしんで中国ちゅうごくに対処たいしょするのは難むずかしくなっていった。	この時期じきの日米にちべい関係かんけいについては、日本にっぽん側がわの政策せいさくは一定いっていではなく、それらを考慮こうりょせずに一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
87	270	1 − 5	日本にっぽんは、日にち露ろ戦争せんそうの勝利しょうりによって・・中国ちゅうごくの承認しょうにんも得えた。この日本にっぽんの権益けんえきは、条約じょうやくに基もとづくもので、日本にっぽんの投資とうしにより経済けいざいが発展はってんした。	日本にっぽんの権益けんえきが日にち中ちゅう間あいだの対等たいとうな条約じょうやくに基もとづいているかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
88	270	6 − 16	ところが、満州まんしゅうでは、1929年ねんごろから中国人ちゅうごくじんによる排日はいにち運動うんどうが・・・こうした中なかで、石原いしはら莞爾かんじら関東かんとう軍ぐんの一部いちぶ将校しょうこうは、全ぜん満州まんしゅうを軍事ぐんじ占領せんりょうして問題もんだいを解決かいけつする計画けいかくを練ねり始はじめた。	日本にっぽんの満州まんしゅう領有りょうゆう化かが、主しゅとして中国ちゅうごく側がわの動うごきによって引ひき起おこされたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
89	271	11	政府せいふの弱腰よわごしに不満ふまんをつのらせていた国民こくみん	当時とうじの国民こくみんの不満ふまんについては、経済けいざい問題もんだいも重要じゅうようであったのであり不正確ふせいかくである。	3-(1)
90	272	12 − 15	リットン調査ちょうさ団だんの報告ほうこく書しょも日本にっぽんに同情どうじょう的てきな部分ぶぶんがあり、・・・しかし、日本にっぽんの立場たちばは世界せかいから十分じゅうぶんに理解りかいされることはなかった。	リットン調査ちょうさ団だんの報告ほうこく書しょの内容ないようについての記述きじゅつが不十分ふじゅうぶんであり、同どう頁ぺーじ6〜8行ぎょう目めとの関連かんれんで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
91	272 − 273	17 − 3	満州まんしゅう国こくは、中国ちゅうごく大陸たいりくにおいて初はじめての・・・中国人ちゅうごくじんなどの著いちじるしい人口じんこうの流入りゅうにゅうがあった。	満州まんしゅう国こくと日本にっぽんとの関係かんけいも含ふくめ、満州まんしゅう国こくの実態じったいが説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
92	274		日にち中ちゅう戦争せんそうと翻弄ほんろうされる日本にっぽん（タイトル）	「翻弄ほんろうされる」という語句ごくは、日本にっぽんの行動こうどうについて誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
93	274	1 − 3	関東軍かんとうぐんなど、現地げんちの日本にっぽん軍ぐんは、満州まんしゅう国こくを維持いじするために、隣接りんせつする華北かほく地域ちいきに親日しんにち政権せいけんをつくるなどして・・	現地げんちの日本にっぽん軍ぐんの華北かほくにおける行動こうどうを、満州まんしゅう国こくを維持いじするためだけであるかのように誤解ごかいするおそれがあり、親日しんにち政権せいけんと蒋介石しょうかいせき政権せいけんとの関係かんけいも理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
94	274	15	１２月じゅうにがつ、南京なんきんを占領せんりょうした。	３０１頁ぺーじに南京なんきん事件じけんの記述きじゅつがあり、組織そしきが不適切ふてきせつである。	2-(10)
95	274	15 − 16	ところが、蒋介石しょうかいせきは重慶たーちんに首都しゅとを移うつし、戦争せんそうは長期ちょうき化かしていった。	蒋介石しょうかいせきが首都しゅとを移うつしたことが戦争せんそう長期ちょうき化かの原因げんいんであるかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
96	275	7 − 13	国民党こくみんとうと手てを結むすんだ中国共産党ちゅうごくきょうさんとうは、政権せいけんをうばう戦略せんりゃくとして、・・日本にっぽんは平和へいわ解決かいけつを望のぞみ、・・・何なん回かいもさまざまなルートで中国ちゅうごく側がわに和平わへい提案ていあんを行おこなったが、実みのらなかった。	戦争せんそう長期ちょうき化かの原因げんいんについて、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
97	276	6 − 8	門戸もんこ開放かいほう、機会きかい均等きんとうを唱となえつつ、日本にっぽんをおさえてきたアメリカは、・・・決けっして許ゆるそうとはしなかった。	アメリカの政策せいさくについて、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
98	276	11	破棄はき	条約じょうやくに基もとづいた措置そちであり、「破棄はき」は不正確ふせいかくである。	3-(1)
99	278	9 − 11	日本にっぽんは、北進ほくしんしてソ連それんを撃うちドイツを助たすけるか、それとも南進なんしんしてソ連それんを救すくうかの選択せんたくを迫せまられた。	日本にっぽんの南進なんしんは結果けっか的てきにソ連それんを救すくうことになったのであり、北進ほくしんか南進なんしんかを選択せんたくする際さいの理由りゆうに挙あげるのは誤あやまりである。	3-(1)
100	279	14 − 18	それでも日米にちべい間あいだの外交がいこう交渉こうしょうは続つづいていたが、11月、アメリカのハル国務こくむ長官ちょうかんは、・・・日本にっぽん政府せいふは、対たい米べい開戦かいせんを決意けついせざるをえなくなった。	交渉こうしょうに望のぞんだ日本にっぽん側がわの態度たいどについての記述きじゅつがなく、ハル・ノートの提出ていしゅつによって日本にっぽんが対たい米べい開戦かいせんに追おい込こまれたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
101	280	4	山本やまもと五十六いそろく	誤あやまりである。	3-(1)
102	281	4 − 6	この日本にっぽんの緒戦しょせんの勝利しょうりは、東南とうなんアジアやインドの人々ひとびと、さらにはアフリカの人人ひとびとにまで独立どくりつへの夢ゆめと勇気ゆうきを育はぐくんだのである。	日本にっぽんの緒戦しょせんの勝利しょうりがアフリカの人々ひとびとの独立どくりつ運動うんどうに影響えいきょうを与あたえたことを裏付うらづける資料しりょう的てき根拠こんきょがなく、不正確ふせいかくである。	3-(1)
103	281	7	戦後せんご、アメリカ側がわはこれを太平洋戦争たいへいようせんそうとよばせた。	「太平洋戦争たいへいようせんそう」とよぶように指令しれいしたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
104	281	8 − 9	日本にっぽんの戦争せんそう目的もくてきは、自存じそん自衛じえいとアジアを欧米おうべいの支配しはいから解放かいほうし、そして、「大だい東亜とうあ共栄きょうえい圏けん」を建設けんせつすることであると宣言せんげんした。	自存じそん自衛じえいとアジアの解放かいほうを目的もくてきとして戦たたかわれた戦争せんそうの実態じったいについて、説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
105	282	5 − 9	アリューシャン列島れっとうのアッツ島とうでは、わずか2000名めいの日本にっぽん軍ぐん守備しゅび隊たいが・・にじり寄よるようにして玉砕ぎょくさいしていった。	アッツ島とうの玉砕ぎょくさいについては、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
106	282 − 283	14 − 8	同年どうねん10月がつ、ついに日本にっぽん軍ぐんは全ぜん世界せかいを驚愕きょうがくさせる作戦さくせんを敢行かんこうした。・・・この日本にっぽんのために犠牲ぎせいになることをあえていとわなかったのである。	「神風かみかぜ特別とくべつ攻撃こうげき隊たい」について、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
107	283	20 − 21	10万まんの島民とうみんが生命せいめいを失うしない、日本にっぽん軍ぐんの戦死せんし者しゃも11万まんを数かぞえたといわれている。	死者ししゃ数すうが不正確ふせいかくである。	3-(1)
108	283	22 − 25	戦争せんそうは悲劇ひげきである。しかし、戦争せんそうに善悪ぜんあくはつけがたい。どちらかが正義せいぎでどちらかが不正ふせいという話はなしではない。・・政治せいじでは決着けっちゃくがつかず、最終さいしゅう手段しゅだんとして行おこなうのが戦争せんそうである。	先さきの戦争せんそうに関連かんれんして戦争せんそうの善悪ぜんあくを一般いっぱん的てきに論ろんじるのは、発達はったつ段階だんかいに適応てきおうしておらず、程度ていどが高たか過すぎる。	1-(3)
109	283	25 − 26	アメリカ軍ぐんと戦たたかわずして敗北はいぼくすることを、当時とうじの日本人にっぽんじんは選えらばなかったのである。	「アメリカ軍ぐんと戦たたかわずして敗北はいぼくすることを」「選えらばなかった」のは、当時とうじの日本にっぽん政府せいふ及および軍部ぐんぶを中心ちゅうしんとした方針ほうしんであったことが理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
110	284 − 285	1	大だい東亜とうあ会議かいぎ（全体ぜんたい） （同どう頁ぺーじ写真しゃしんキャプションも同様どうよう）	大だい東亜とうあ会議かいぎの背景はいけいとその内容ないようについて、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
111	285 − 286	2 − 15	日本にっぽん軍ぐんは開戦かいせん直後ちょくごから、アジアの解放かいほうを戦争せんそう目的もくてきの一ひとつにかかげていたが、・・ヨーロッパの植民しょくみん地ちだった国々くにぐにの独立どくりつの波なみはとまることがなく、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの世界せかい地図ちずは一変いっぺんした。	アジア・アフリカ諸国しょこくの独立どくりつについて、各国かっこくの独立どくりつに至いたる事情じじょうを考慮こうりょしておらず、日本にっぽん軍ぐんの南方なんぽう進出しんしゅつによってのみもたらされたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
112	285	12 − 16	さらに、日本にっぽん軍ぐんは・・・インド独立どくりつの支援しえんと戦局せんきょく打開だかいのためのインパール作戦さくせんを敢行かんこうしたが、・・・悲劇ひげき的てきな失敗しっぱいとなった。	インパール作戦さくせんは一般いっぱんにインド独立どくりつ支援しえんよりも日本にっぽんの戦局せんきょくとの関連かんれんで論ろんじられており、「アジア諸国しょこくの独立どくりつと日本にっぽん」の内容ないようとして扱あつかうのは組織そしきが不適切ふてきせつである。	2-(10)
113	286	16 − 17	1960年ねん、国連こくれん総会そうかいで植民しょくみん地ち独立どくりつ宣言せんげんが決議けつぎされた。それは、大だい東亜とうあ会議かいぎの共同きょうどう宣言せんげんと同おなじ趣旨しゅしのものであった。	歴史れきし的てきな背景はいけいを考慮こうりょせずに両りょう宣言せんげんが全体ぜんたい的てきに同おなじ趣旨しゅしとするのは誤あやまりである。	3-(1)
114	287 − 288	1 − 3	「国民こくみんの動員どういん」（全体ぜんたい）	台湾たいわんや朝鮮ちょうせんの状況じょうきょうについてほとんど触ふれられておらず、全体ぜんたいとして調和ちょうわがとれていない。	2-(3)
115	288 − 289	4 − 17	「民間みんかんの犠牲ぎせい」戦争せんそう中ちゅうであっても、明あきらかに兵隊へいたいでない者ものを無差別むさべつに殺害さつがいすることは、・・日本にっぽんが戦争せんそうで進攻しんこうし、戦場せんじょうとなったアジア諸しょ地域ちいきの人々ひとびとにも、大おおきな被害ひがいが出でた。	アジア諸しょ地域ちいきの人々ひとびとの被害ひがいについて、日本人にっぽんじんの犠牲ぎせいの記述きじゅつと比較ひかくして量りょう、具体ぐたい性せいともに不十分ふじゅうぶんな表現ひょうげんであり、全体ぜんたいとして調和ちょうわがとれていない。	2-(3)
116	292 − 294		戦争せんそう犯罪はんざいとジェノサイド（全体ぜんたい）	「戦争せんそう犯罪はんざいとジェノサイド」については、発達はったつ段階だんかいに適応てきおうしておらず、程度ていどが高たか過すぎる。	1-(3)
117	295		「侵略しんりゃく戦争せんそう」とは（全体ぜんたい）	「侵略しんりゃく戦争せんそうとは」の記述きじゅつは、発達はったつ段階だんかいに適応てきおうしておらず、程度ていどが高たか過すぎる。	1-(3)
118	296 − 297	11 − 4	GHQは徹底てっていした言論げんろんの検閲けんえつを開始かいしした。・・その上うえで、戦勝せんしょう国こくだけに自由じゆうや正義せいぎや人道じんどうがあったとする宣伝せんでんが行おこなわれた。	日本にっぽんの戦時せんじ中ちゅうの言論げんろん統制とうせいの状況じょうきょうに全まったく触ふれずに、戦後せんごの状況じょうきょうだけを記述きじゅつすることは特定とくていの事柄ことがらを強調きょうちょうし過すぎている。	2-(4)
119	297	11 − 12	これは言葉ことばによって行おこなわれた「戦後せんごの戦争せんそう」でもあった。（296ページの小見出こみだしも同様どうよう）	説明せつめい不足ふそくで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
120	299	6 − 17	日本にっぽん政府せいふが提出ていしゅつした憲法けんぽう改正かいせい試案しあんにGHQは満足まんぞくせず、・・・このような制定せいてい過程かていにかかわらず、日本人にっぽんじんの多おおくが、当時とうじ、この憲法けんぽうを受うけ入いれた。	日本国にっぽんこく憲法けんぽうの内容ないように触ふれられておらず、組織そしきが不適切ふてきせつである。	2-(10)
121	300	写真しゃしん	極東きょくとう国際こくさい軍事ぐんじ裁判さいばん	極東きょくとう国際こくさい軍事ぐんじ裁判さいばんはA級きゅう戦犯せんぱんに限定げんていしたものであり、不正確ふせいかくである。	3-(1)
122	300 − 301	1 − 4	裁判さいばんの是非ぜひ（全体ぜんたい）	極東きょくとう国際こくさい軍事ぐんじ裁判さいばんについては、さまざまな議論ぎろんが存在そんざいしており、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
123	301	5 − 12	南京なんきん事件じけん	南京なんきん事件じけんの実否じっぴや犠牲ぎせい者しゃ数すうについての研究けんきゅう状じょう況きょうなどに照てらして、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
124	301	13 − 14	ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム	一般いっぱん的てきに広ひろく認識にんしきされているとは言いえない語句ごくを用もちいており、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
125	302	7 − 12	アメリカの外交がいこう官かんマクマリーは・・そして１０年ねん後ご、予言よげんは的中てきちゅうしたのである。	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの国際こくさい関係かんけいについて、基礎きそ的てき、基本きほん的てきな内容ないようを習得しゅうとくさせる上じょうで適切てきせつな事項じこうに厳選げんせんされていない。	2-(5)
126	303	8 − 9	その翌年よくねんにはチベットに侵攻しんこうし、現在げんざいまでに128万まん人にんのチベット人じんを虐殺ぎゃくさつした。	中国ちゅうごくとチベットの関係かんけいについて、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)
127	304	11 − 13	朝鮮ちょうせん戦争せんそうをきっかけに、アメリカは・・日本にっぽんを独立どくりつさせようと考かんがえた。	アメリカの講和こうわへの動うごきは、朝鮮ちょうせん戦争せんそう開始かいし以前いぜんから始はじまっており、不正確ふせいかくである。	3-(1)
128	305	10	・・、日本人にっぽんじんの精神せいしん性せいが二分にぶんされることになった。	抽象ちゅうしょう的てきで理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
129	305	13	戦争せんそうの惨禍さんかに対たいする賠償ばいしょう	「惨禍さんか」とすると「賠償ばいしょう」は生しょうぜず、誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
130	306	5 − 6	日本にっぽんの漁船ぎょせん第だい五ご福竜丸ふくりゅうまるが太平洋たいへいようのビキニ環礁かんしょうでアメリカの水爆すいばく実験じっけんの・・	第だい五ご福竜丸ふくりゅうまるがビキニ環礁かんしょうで被害ひがいを受うけたかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
131	313	24 − 27	昭和しょうわ天皇てんのうは、激動げきどうする昭和しょうわという時代じだいの中なかで、まさしく日本にっぽん国こくと日本にっぽん国民こくみん統合とうごうの象徴しょうちょうとして、その生涯しょうがいを貫つらぬかれたのであった。	昭和しょうわ天皇てんのうが生涯しょうがいを通つうじて日本国にっぽんこく憲法けんぽうに規定きていされた「象徴しょうちょう」であったかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
132	315	12 − 15	高度こうど経済けいざい成長せいちょうの結果けっか、国政こくせいの分野ぶんやでは、革新かくしん勢力せいりょくの主張しゅちょうはしだいに説得せっとく性せいをもたなくなった。・・一時期いちじき、東京とうきょうなどの都市とし圏けんを中心ちゅうしんに革新かくしん勢力せいりょくから首長しゅちょうが選出せんしゅつされた。	国政こくせいレベルにおけるすべての分野ぶんやで説得せっとく性せいを失うしなったかのように誤解ごかいするおそれがあり、また後段こうだんとの関係かんけいも理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
133	316	2 − 3	・・有償ゆうしょう・無償むしょう計けい５億おくドルの援助えんじょを約束やくそくして、韓国かんこくに協力きょうりょく金きんを支払しはらった。	５億おくドルと協力きょうりょく金きんの関係かんけいが、理解りかいし難がたい表現ひょうげんである。	3-(2)
134	317	1 − 3	これによって台湾たいわんの中華民国ちゅうかみんこくとの国交こっこうは断絶だんぜつしたまま、今日きょうにいたっている。（巻末かんまつ年表ねんぴょう８頁ぺーじも同様どうよう）	日本にっぽん政府せいふが「今日きょうにいた」るまで台湾たいわんを「国くに」として扱あつかっているかのように誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
135	321	26 − 27	さらに2000年ねんからは、国会こっかいに憲法けんぽう調査ちょうさ会かいが設置せっちされ、日本国にっぽんこく憲法けんぽうの見直みなおしが始はじまった。	憲法けんぽう調査ちょうさ会かいについて、憲法けんぽうの見直みなおしを前提ぜんていとしたものと誤解ごかいするおそれのある表現ひょうげんである。	3-(2)
136	322 − 325	14 − 13	20世紀せいきはまた、二ふたつの世界せかい大戦たいせんと二ふたつの全体ぜんたい主義しゅぎによって政治せいじ的てきな動乱どうらんをくり返がえした、・・・日本にっぽんの第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんは、ドイツやイタリアとはまったく違ちがった戦争せんそうであった。	「植民しょくみん地ち主義しゅぎ」「全体ぜんたい主義しゅぎ」「歴史れきしの転換てんかん点てん」については、発達はったつ段階だんかいに適応てきおうしておらず、程度ていどが高たか過すぎる。	1-(3)
137	327	14 − 19	戦後せんご、占領せんりょう軍ぐんに国くにの歩あゆむべき方向ほうこうを限定げんていづけられてから、ずっと今日きょうまで、この影響えいきょう下かに置おかれてきた。・・・そのため、日本人にっぽんじんは独立どくりつ心しんを失うしないかけている。	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの日本にっぽん及および日本人にっぽんじんについて、一いち面めん的てきな見解けんかいを十分じゅうぶんな配慮はいりょなく取とり上あげている。	2-(4)