第だい一いち条じょう　医師いし以外いがいの者もので、あん摩ま、マツサージ若もしくは指圧しあつ、はり又またはきゆうを業ごうとしようとする者ものは、それぞれ、あん摩まマツサージ指圧しあつ師し免許めんきょ、はり師し免許めんきょ又またはきゆう師し免許めんきょ(以下いか免許めんきょという。)を受うけなければならない。

第だい二に条じょう　免許めんきょは、学校がっこう教育きょういく法ほう(昭和しょうわ二に十じゅう二に年ねん法律ほうりつ第だい二に十じゅう六ろく号ごう)第だい九きゅう十じゅう条じょう第だい一いち項こうの規定きていにより大学だいがくに入学にゅうがくすることのできる者もの(この項こうの規定きていにより文部もんぶ科学かがく大臣だいじんの認定にんていした学校がっこうが大学だいがくである場合ばあいにおいて、当該とうがい大学だいがくが同どう条じょう第だい二に項こうの規定きていにより当該とうがい大学だいがくに入学にゅうがくさせた者ものを含ふくむ。)で、三さん年ねん以上いじょう、文部もんぶ科学かがく省令しょうれい・厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいで定さだめる基準きじゅんに適合てきごうするものとして、文部もんぶ科学かがく大臣だいじんの認定にんていした学校がっこう又または次つぎの各号かくごうに掲かかげる者ものの認定にんていした当該とうがい各号かくごうに定さだめる養成ようせい施設しせつにおいて解剖かいぼう学がく、生理学せいりがく、病理びょうり学がく、衛生えいせい学がくその他たあん摩まマツサージ指圧しあつ師し、はり師し又またはきゆう師しとなるのに必要ひつような知識ちしき及および技能ぎのうを修得しゅうとくしたものであつて、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの行おこなうあん摩まマツサージ指圧しあつ師し国家こっか試験しけん、はり師し国家こっか試験しけん又またはきゆう師し国家こっか試験しけん(以下いか「試験しけん」という。)に合格ごうかくした者ものに対たいして、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんが、これを与あたえる。

第だい三さん条じょう　次つぎの各号かくごうのいずれかに該当がいとうする者ものには、免許めんきょを与あたえないことがある。

第だい三さん条じょうの二に　厚生こうせい労働省ろうどうしょうにあん摩まマツサージ指圧しあつ師し名簿めいぼ、はり師し名簿めいぼ及およびきゆう師し名簿めいぼを備そなえ、それぞれ、あん摩まマツサージ指圧しあつ師し、はり師し又またはきゆう師し(以下いか「施術しじゅつ者しゃ」という。)の免許めんきょに関かんする事項じこうを登録とうろくする。

第だい三さん条じょうの三さん　免許めんきょは、試験しけんに合格ごうかくした者ものの申請しんせいにより、あん摩まマツサージ指圧しあつ師し名簿めいぼ、はり師し名簿めいぼ又またはきゆう師し名簿めいぼに登録とうろくすることによつて行おこなう。

第だい三さん条じょうの三さんの二に　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、免許めんきょを申請しんせいした者ものについて、第だい三さん条じょう第だい一いち号ごうに掲かかげる者ものに該当がいとうすると認みとめ、同どう条じょうの規定きていにより免許めんきょを与あたえないこととするときは、あらかじめ、当該とうがい申請しんせい者しゃにその旨むねを通知つうちし、その求もとめがあつたときは、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの指定していする職員しょくいんにその意見いけんを聴取ちょうしゅさせなければならない。

第だい三さん条じょうの四よん　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいの定さだめるところにより、その指定していする者もの(以下いか「指定してい試験しけん機関きかん」という。)に、試験しけんの実施じっしに関かんする事務じむ(以下いか「試験しけん事務じむ」という。)を行おこなわせることができる。

第だい三さん条じょうの五ご　指定してい試験しけん機関きかんの役員やくいんの選任せんにん及および解任かいにんは、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの認可にんかを受うけなければ、その効力こうりょくを生しょうじない。

第だい三さん条じょうの六ろく　指定してい試験しけん機関きかんは、毎まい事業じぎょう年度ねんど、事業じぎょう計画けいかく及および収支しゅうし予算よさんを作成さくせいし、当該とうがい事業じぎょう年度ねんどの開始かいし前まえに(指定していを受うけた日ひの属ぞくする事業じぎょう年度ねんどにあつては、その指定していを受うけた後のち遅滞ちたいなく)、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの認可にんかを受うけなければならない。これを変更へんこうしようとするときも、同様どうようとする。

第だい三さん条じょうの七なな　指定してい試験しけん機関きかんは、試験しけん事務じむの開始かいし前まえに、試験しけん事務じむの実施じっしに関かんする規程きてい(以下いか「試験しけん事務じむ規程きてい」という。)を定さだめ、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの認可にんかを受うけなければならない。これを変更へんこうしようとするときも、同様どうようとする。

第だい三さん条じょうの八はち　指定してい試験しけん機関きかんは、試験しけんの問題もんだいの作成さくせい及および採点さいてんをあん摩まマツサージ指圧しあつ師し、はり師し及およびきゆう師し試験しけん委員いいん(次項じこうから第だい四よん項こうまで、次つぎ条じょう及および第だい三さん条じょうの十じゅう一いち第だい一いち項こうにおいて「試験しけん委員いいん」という。)に行おこなわせなければならない。

第だい三さん条じょうの九きゅう　試験しけん委員いいんは、試験しけんの問題もんだいの作成さくせい及および採点さいてんについて、厳正げんせいを保持ほじし不正ふせいの行為こういのないようにしなければならない。

第だい三さん条じょうの十じゅう　指定してい試験しけん機関きかんが試験しけん事務じむを行おこなう場合ばあいにおいて、指定してい試験しけん機関きかんは、試験しけんに関かんして不正ふせいの行為こういがあつたときは、その不正ふせい行為こういに関係かんけいのある者ものについて、その受験じゅけんを停止ていしさせることができる。

第だい三さん条じょうの十じゅう一いち　指定してい試験しけん機関きかんの役員やくいん若もしくは職員しょくいん(試験しけん委員いいんを含ふくむ。次項じこうにおいて同おなじ。)又またはこれらの職しょくにあつた者しゃは、試験しけん事務じむに関かんして知しり得えた秘密ひみつを漏もらしてはならない。

第だい三さん条じょうの十じゅう二に　指定してい試験しけん機関きかんは、厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいの定さだめるところにより、試験しけん事務じむに関かんする事項じこうで厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいで定さだめるものを記載きさいした帳簿ちょうぼを備そなえ、これを保存ほぞんしなければならない。

第だい三さん条じょうの十じゅう三さん　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、この法律ほうりつを施行しこうするため必要ひつようがあると認みとめるときは、指定してい試験しけん機関きかんに対たいし、試験しけん事務じむに関かんし監督かんとく上じょう必要ひつような命令めいれいをすることができる。

第だい三さん条じょうの十じゅう四よん　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、この法律ほうりつを施行しこうするため必要ひつようがあると認みとめるときは、その必要ひつような限度げんどで、厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいの定さだめるところにより、指定してい試験しけん機関きかんに対たいし、報告ほうこくをさせることができる。

第だい三さん条じょうの十じゅう五ご　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、この法律ほうりつを施行しこうするため必要ひつようがあると認みとめるときは、その必要ひつような限度げんどで、その職員しょくいんに、指定してい試験しけん機関きかんの事務所じむしょに立たち入いり、指定してい試験しけん機関きかんの帳簿ちょうぼ、書類しょるいその他た必要ひつような物件ぶっけんを検査けんささせ、又または関係かんけい者しゃに質問しつもんさせることができる。

第だい三さん条じょうの十じゅう六ろく　指定してい試験しけん機関きかんは、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの許可きょかを受うけなければ、試験しけん事務じむの全部ぜんぶ又または一部いちぶを休止きゅうしし、又または廃止はいししてはならない。

第だい三さん条じょうの十じゅう七なな　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、指定してい試験しけん機関きかんが第だい三さん条じょうの四よん第だい四よん項こう各号かくごう(第だい三さん号ごうを除のぞく。)のいずれかに該当がいとうするに至いたりつたときは、その指定していを取とり消けさなければならない。

第だい三さん条じょうの十じゅう八はち　第だい三さん条じょうの四よん第だい一いち項こう、第だい三さん条じょうの五ご第だい一いち項こう、第だい三さん条じょうの六ろく第だい一いち項こう、第だい三さん条じょうの七なな第だい一いち項こう又または第だい三さん条じょうの十じゅう六ろくの規定きていによる指定してい、認可にんか又または許可きょかには、条件じょうけんを付ふし、及およびこれを変更へんこうすることができる。

第だい三さん条じょうの十九じゅっく　削除さくじょ

第だい三さん条じょうの二に十じゅう　指定してい試験しけん機関きかんが行おこなう試験しけん事務じむに係かかる処分しょぶん又またはその不ふ作為さくいについて不服ふふくがある者ものは、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんに対たいし、審査しんさ請求せいきゅうをすることができる。この場合ばあいにおいて、厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、行政ぎょうせい不服ふふく審査しんさ法ほう(平成へいせい二に十じゅう六ろく年ねん法律ほうりつ第だい六ろく十じゅう八はち号ごう)第だい二に十じゅう五ご条じょう第だい二に項こう及および第だい三さん項こう、第だい四よん十じゅう六ろく条じょう第だい一いち項こう及および第だい二に項こう、第だい四よん十じゅう七なな条じょう並ならびに第だい四よん十じゅう九きゅう条じょう第だい三さん項こうの規定きていの適用てきようについては、指定してい試験しけん機関きかんの上級じょうきゅう行政ぎょうせい庁ちょうとみなす。

第だい三さん条じょうの二に十じゅう一いち　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、指定してい試験しけん機関きかんの指定していをしたときは、試験しけん事務じむを行おこなわないものとする。

第だい三さん条じょうの二に十じゅう二に　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、次つぎに掲かかげる場合ばあいには、その旨むねを官報かんぽうに公示こうじしなければならない。

第だい三さん条じょうの二に十じゅう三さん　厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、厚生こうせい労働ろうどう省令しょうれいの定さだめるところにより、その指定していする者もの(以下いか「指定してい登録とうろく機関きかん」という。)に、あん摩まマツサージ指圧しあつ師し、はり師し及およびきゆう師しの登録とうろくの実施じっし等とうに関かんする事務じむ(以下いか「登録とうろく事務じむ」という。)を行おこなわせることができる。

第だい三さん条じょうの二に十じゅう四よん　指定してい登録とうろく機関きかんが登録とうろく事務じむを行おこなう場合ばあいにおける第だい三さん条じょうの二に及および第だい三さん条じょうの三さん第だい二に項こうの規定きていの適用てきようについては、第だい三さん条じょうの二に中ちゅう「厚生こうせい労働省ろうどうしょう」とあるのは「指定してい登録とうろく機関きかん」と、第だい三さん条じょうの三さん第だい二に項こう中ちゅう「厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、」とあるのは「厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんが」と、「あん摩まマツサージ指圧しあつ師し免許めんきょ証しょう、はり師し免許めんきょ証しょう又またはきゆう師し免許めんきょ証しょう(以下いか「免許めんきょ証しょう」という。)」とあるのは「指定してい登録とうろく機関きかんは、あん摩まマツサージ指圧しあつ師し免許めんきょ証明しょうめい書しょ、はり師し免許めんきょ証明しょうめい書しょ又またはきゆう師し免許めんきょ証明しょうめい書しょ」とする。

第だい三さん条じょうの二に十じゅう五ご　第だい三さん条じょうの四よん第だい三さん項こう及および第だい四よん項こう、第だい三さん条じょうの五ごから第だい三さん条じょうの七ななまで、第だい三さん条じょうの十じゅう一いちから第だい三さん条じょうの十じゅう八はちまで並ならびに第だい三さん条じょうの二に十じゅうから第だい三さん条じょうの二に十じゅう二にまでの規定きていは、指定してい登録とうろく機関きかんについて準用じゅんようする。この場合ばあいにおいて、これらの規定きてい中ちゅう「試験しけん事務じむ」とあるのは「登録とうろく事務じむ」と、「試験しけん事務じむ規程きてい」とあるのは「登録とうろく事務じむ規程きてい」と、第だい三さん条じょうの四よん第だい三さん項こう中ちゅう「前項ぜんこう」とあり、及および同どう条じょう第だい四よん項こう各号かくごう列記れっき以外いがいの部分ぶぶん中ちゅう「第だい二に項こう」とあるのは「第だい三さん条じょうの二に十じゅう三さん第だい二に項こう」と、第だい三さん条じょうの十じゅう一いち第だい一いち項こう中ちゅう「職員しょくいん(試験しけん委員いいんを含ふくむ。次項じこうにおいて同おなじ。)」とあるのは「職員しょくいん」と、第だい三さん条じょうの十じゅう七なな第だい二に項こう第だい二に号ごう中ちゅう「第だい三さん条じょうの五ご第だい二に項こう(第だい三さん条じょうの八はち第だい四よん項こうにおいて準用じゅんようする場合ばあいを含ふくむ。)」とあるのは「第だい三さん条じょうの五ご第だい二に項こう」と、同どう項こう第だい三さん号ごう中ちゅう「、第だい三さん条じょうの八はち第だい一いち項こうから第だい三さん項こうまで又または前条ぜんじょう」とあるのは「又または前条ぜんじょう」と、第だい三さん条じょうの十じゅう八はち第だい一いち項こう及および第だい三さん条じょうの二に十じゅう二に第だい一いち号ごう中ちゅう「第だい三さん条じょうの四よん第だい一いち項こう」とあるのは「第だい三さん条じょうの二に十じゅう三さん第だい一いち項こう」と読よみ替かえるものとする。