トランプ氏しの「悩なやみの種たね」　撤退てったい後ごも存在そんざい感かんのヘイリー氏し　副ふく大統領だいとうりょう候補こうほの観測かんそくも

【ワシントン＝渡辺わたなべ浩ひろし生せい】１１月がつの米べい大統領だいとうりょう選せんに向むけて共和党きょうわとうの指名しめいを確実かくじつにしたトランプ前ぜん大統領だいとうりょう（７７）の元もと対抗たいこう馬ばで、３月がつに指名しめい争あらそいから撤退てったいしたヘイリー元もと国連こくれん大使たいし（５２）が消化しょうか試合しあいとなった残のこりの予備よび選せんでも、反はんトランプ票ひょうの受うけ皿ざらとして一定いっていの存在そんざい感かんを見みせている。ヘイリー氏しの取とり込こみは、民主党みんしゅとうのバイデン大統領だいとうりょうとの激戦げきせんが予想よそうされるトランプ氏しの悩なやみの種たねといえる。

本選ほんせんの激戦げきせん州しゅうの東部とうぶペンシルベニア州しゅうで４月がつ２３日にちに行おこなわれた共和党きょうわとう予備よび選せんでヘイリー氏しはトランプ氏しに対たいし１６・５％の得票とくひょう率りつ（ＣＮＮ集計しゅうけい）で最大さいだい都市としフィラデルフィア近郊きんこうの人口じんこう密集みっしゅう郡ぐんでは２３～２４％を獲得かくとく。

今月こんげつ７日にちに中西部ちゅうせいぶインディアナ州しゅうで行おこなわれた予備よび選せんでは２１・７％（同どう）の票ひょうを獲得かくとくし、州都しゅうとインディアナポリスを含ふくむマリオン郡ぐんでは３５％に達たっした。指名しめいの見込みこみがないヘイリー氏しだが、本選ほんせんのカギを握にぎる都市とし近郊きんこうの有権者ゆうけんしゃになお無視むしできぬ影響えいきょう力りょくを見みせつけた。