安定的な皇位継承確保のための諸課題について各党での議論が終わり、国会で与野党の協議が始まる。各党は概(おおむ)ね政府の有識者会議の『報告』(令和3年12月)が示した案に賛成だ。『報告』は「皇位継承の問題とは切り離し」とした上で、皇族数の確保を図ることが「喫緊の課題」であるとして3案を提示している。
①内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する②皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする③皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする―の3つだ。
詰めるべき論点は