「食育」の注目度が高まっている!
「食育」とは、農林水産省では以下のように定義されています。
食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。
出典:農林水産省 全国食育推進ネットワーク「食育」とは、子どもから大人まで、あらゆる世代で食育は重要視されています。
特に、近年は未就学児からの食育が勧められています。
理由は、いったん身に付いた食生活や考え方を、成長してから改めるのは難しいからです。
子育てを通じ、改めて食の重要性に気付く人も多いでしょう。
「食事」は人が生きていくうえで必要不可欠な行為であり、健康な体で長く生活するには「食に対する知識」が欠かせません。
自分のため、家族のために、食育を学び直す人は増えているのです。
食育に関する知識を得るには資格取得がおすすめ
食育に関する知識を得るには、資格取得がおすすめです。
この章にて、食育資格の特徴や取得のメリットをご紹介します。
食育の資格とは?
食育の資格は、国が定めている「食育基本法」という法律を基に作られています。
資格を通して、食育に関する基礎的な知識や、習慣・サポート能力を身につけることが可能です。
国家資格ではありませんが、多くの民間団体が認定資格を設けています。
食育資格の取得をおすすめする理由は「食育に関する確かな知識を効率よく学べる」ことにあります。
食に関する情報はインターネットでも簡単に調べられますが、情報はごまんとあり、それが本当に正しい情報かどうかは素人目にはなかなか判断できません。
資格があれば、自分が求める知識を正しく、かつ効率よく学ぶことができるのです。
資格を取得するメリット
食育資格を取得するメリットは複数あります。
そのメリット(活かせる場面)を3つに分けてご紹介します。
日々の生活に活かせる
食育を学ぶ最大のメリットは「食事に関する知識を日々の生活に活かせる」ことです。
生活の資本は身体であり、身体の健康は栄養バランスの整った食事によって支えられています。
生活習慣病を予防するためにも、日々の食事は決して無視できない重要なファクターなのです。
知識を大切な人に共有できる
知識が一人だけで完結しないことも、食育資格を取得するメリットです。
食事は基本的に毎日行うものであり、その食事を作る過程を家族など周囲の人たちと共有すれば、多くの人たちの健康的で幸せな食卓を作るサポートができるでしょう。
食育資格に基づいた知識を身につければ、民間療法的な「実はこの方法は危険だった」という恐れもありません。
仕事に役立てることができる
食育資格を取得すれば、仕事にも役立てることができます。
* 保育・教育現場
* 介護施設
* 飲食店・飲食業界
* 栄養教諭 など
2005年に「食育基本法」という法律が制定され、国をあげて食育を推進しようとしています。
食育資格取得者は、今後もさまざまな場所で求められていく職業といえるでしょう。
食育資格のおすすめ5選
この章にて、食育資格のおすすめを5選ご紹介します。
ここでご紹介する資格はいずれも民間資格であり、国家資格に比べて取得難度は低めに設定されています。
仕事や家庭と併行しながらでも取得しやすいため「知識を深めたい」「キャリアアップに役立てたい」という方は、ぜひ取得を目指してみましょう。
食育健康アドバイザー®
食育健康アドバイザー®は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定する資格です。
資格を取得することで、食育に関するさまざまな知識を持っていることが証明できます。
* 食育基本法などの基礎知識
* 諸外国の食育に対する取り組みに関する知識
* 食育と生活習慣病との関連性についての知識 など
資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動もできるようになります。
主催団体 |
日本安全食料料理協会 |
受験資格 |
特になし |
受験料 |
10,000円(税込) |
受験申請 |
インターネットからの申込み |
受験方法 |
在宅受験 |
合格基準 |
70%以上の評価 |
試験日程 |
2ヶ月に1回のペース(年度により異なる) |
管理健康栄養インストラクター®
管理健康栄養インストラクター®は、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する資格です。
ビタミンなどの栄養素に関する知識や、腸内細菌が身体に及ぼす働きなどの知識を有していることを認定されます。
食品に関する理解度(各栄養素を含む食材への知識、食品表示の見方など)が証明でき、資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師として活動することができます。
主催団体 |
日本インストラクター技術協会 |
受験資格 |
特になし |
受験料 |
10,000円(税込) |
受験申請 |
インターネットからの申込み |
受験方法 |
在宅受験 |
合格基準 |
70%以上の評価 |
試験日程 |
2ヶ月に1回のペース(年度により異なる) |
幼児食インストラクター
幼児食インストラクターは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格です。
資格を通して、幼児食についての栄養バランスや食物アレルギーについての基礎知識を学ぶことができます。
* 幼児食の基礎知識
* 幼児期の発育・発達と食事の関わり
* 子どもの成長に合わせた献立の工夫
* 栄養素の基礎知識
* 病気・食物アレルギーの対処法 など
子育てだけでなく、保育や学童の現場などでも活かすことができるでしょう。
主催団体 |
一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
受験資格 |
協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において全カリキュラムを修了する |
受験料 |
5,600円(税込) |
受験申請 |
インターネットからの申込み |
受験方法 |
在宅受験 |
合格基準 |
70%以上の評価 |
試験日程 |
カリキュラム修了後、随時 |
介護食アドバイザー
介護食アドバイザーは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格です。
高齢者における食事のプロフェッショナルを育成するための講座で、高齢者に食事を作るときのポイントや食事介助するときのコツなどを学ぶことができます。
* 高齢者の心理
* 高齢者の生理機能の老化
* 栄養素摂取のポイント
* 高齢者の体の特徴と食事の関係
* 誤飲防止のポイントなどの専門的知識を総合的に学び、介護食レシピを実践する技術 など
資格を取得すれば、介護・医療・福祉関係の方はもちろん、飲食業界の方のプラスαの知識としても役立てることができるでしょう。
主催団体 |
一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
受験資格 |
協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において全カリキュラムを修了する |
受験料 |
5,600円(税込) |
受験申請 |
インターネットからの申込み |
受験方法 |
在宅受験 |
合格基準 |
70%以上の評価 |
試験日程 |
カリキュラム修了後、随時 |
薬膳インストラクター
薬膳インストラクターは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格です。
資格を通して、薬膳・中医学に関するさまざまな知識を身につけることができます。
* 薬膳に関する基礎知識から中医学の基礎知識
* 症状別薬膳レシピ
* 疾患別薬膳レシピなど専門的知識と薬膳料理の調理技術 など
実際の飲食店で活かせるように考え抜かれたカリキュラムが特徴で、履歴書にも書くことができます。
食品業界や飲食店での活躍を考える方、医療・福祉関係のプラスαの知識として習得したい方におすすめの資格といえるでしょう。
主催団体 |
一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
受験資格 |
協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において全カリキュラムを修了する |
受験料 |
5,600円(税込) |
受験申請 |
インターネットからの申込み |
受験方法 |
在宅受験 |
合格基準 |
70%以上の評価 |
試験日程 |
カリキュラム修了後、随時 |
ベビーフードインストラクター
子供のすこやかな成長のためには、幼少期からの食生活が非常に重要です。ベビーフードインストラクターは、子供の成長に合わせた食事の知識を十分理解している人に与えられる、日本インストラクター技術協会(JIA)の認定資格です。旬の食材を使ったメニューやイベントごとの献立、幼児食に向いた食材、必要な栄養や量などについて、正しい知識を持つ人として認定されます。
ピッタリの食育資格を選ぶための3つのポイント!
この章にて、食育資格の選び方をご紹介します。
食育資格は数が非常に多いため「どれを選べばよいか分からない」と悩む人もいます。
そんな人は、目的に応じて取得する内容を決定しましょう。
どんなことを学びたいか?
食育資格は非常に種類が多く、資格によって学べる内容は異なります。
適当に調べて「これでよいか」と容易に選んでしまうと、後に自分の目的とは違うことに気づき勉強をし直すなど、取得費用や勉強期間を浪費するキッカケにもなりかねません。
下調べをしっかりとしたうえで、自分の目的に合った資格を取得しましょう。
どのように活かしたいか?
自分のため、家族のため、仕事のためなど、資格の活かし方は人によって異なります。
仕事だけに絞っても、飲食店・保育・介護・福祉など業界によって取得すべき資格は変わってきます。
「資格をどのように活かしたいのか?」を明確にし、そのために必要な資格を取得しましょう。
費用や時間がどのくらいかかるか?
食育資格を得るには、取得費用や勉強する時間が必要です。
なかには「できるだけ費用を抑えたい」と考える人もいるでしょうし、仕事や家庭と併行して資格取得を目指す人もいるはずです。
そのため、資格取得にかかる費用や時間を念頭に置いて、取得すべき資格を選択するのもいいでしょう。
料理や栄養の国家資格+食育資格で活躍の幅を広げよう
食育に関する国家資格を取得すれば、資格を活かしてさらに幅広い分野で活躍することができます。
この章にて、特に関係が深い国家資格を2選ご紹介します。
調理師
調理師は、専門的な調理技術と知識をもち、国民の食生活の向上に資することを目的に設立された国家資格です。
名称独占資格であるため調理師免許を持たない人も調理をおこなうことはできますが、資格を取得すれば専門的な調理技術と知識を得ることができます。
飲食店を営む際には取得すべき資格といえるでしょう。
調理師免許を取得する方法は、以下の2つがあります。
* 2年間の調理業務経験後に、各都道府県で実施される調理師試験に合格する
* 厚生労働大臣指定の調理師養成施設に通う(卒業時に無試験で取得可能)
「専門調理師・調理技能士」という調理師資格が受験の前提資格となるものもあるため、資格取得後はさらに上位資格を目指すこともできます。
管理栄養士
管理栄養士は、栄養に関する指導や栄養管理をおこなったり、高齢者施設などにおける毎日の食事(給食)の管理をおこなったりすることができる資格です。
栄養士の上位資格にあたるもので、昭和37年に制定されました。
資格を取得するには、管理栄養士養成施設で4年間修了したうえで、管理栄養士の国家試験に合格しなければいけません。
尚、受験の際には栄養士免許が必要となりますが、管理栄養科のある大学であれば、必須科目の履修により自動的に取得できることが多くなっています。
受験のハードルが高い国家資格ではありますが、取得できれば就職・転職に有利となるでしょう。
「管理栄養士」という職業そのものの需要は高く、生涯にわたって活かせる資格です。
食育資格の勉強方法
食育資格の勉強方法は、主に3つあります。
この章にて、勉強方法やそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
独学
食育系資格は受験難度が低いものが多いため、独学でも取得を目指せます。
独学の場合、参考書やインターネットを利用して、自分で勉強を進めていきます。
メリットは「他の勉強法に比べ費用を抑えることができる」ことと「自分のペースで学習できる」ことです。
ただし、一人で学習していくため「挫折しやすい」というデメリットもあります。
不明点を誰かに質問することもできません。
モチベーションを維持し続ける工夫と、適切な学習計画を立てる必要があるといえるでしょう。
スクールに通う
食育資格のなかには、通学の講座を用意しているものもあります。
最大のメリットは「直接対面で指導してくれる」ことです。
自分の手技を直接見て指導してもらえるため、効率的に知識や技術の習得ができます。
わからないことや疑問点があってもその場で講師に質問することも可能です。
また、資格取得に向けて一緒に学ぶ仲間がいることも、モチベーションの維持につながるでしょう。
ただし「場所や時間が限られている」「受講料が高額となる場合が多い」というデメリットもあります。
食育系資格で通学講座を開講している団体は少なく、一部の地域でしか開催されていないケースもあります。
仕事や家庭の都合で、指定された時間に授業を受けられない可能性もあることには注意しておきましょう。
通信講座を受講する
本記事でもっともおすすめする勉強方法は、通信講座を利用することです。
* 在宅で学べる
* 通学に比べ費用を抑えられる
* スキマ時間で勉強できる
上記のメリットがあり、自分のライフスタイルに合わせて受講できます。
テキスト・映像講義・添削課題など教材が揃っており、サポート体制が充実している講座が多いのもポイントです。
ただし、独学と同じように自分の意志で勉強する必要があるため、モチベーションの維持は重要といえます。
通信講座のおすすめ「SARAスクールジャパン」
通信講座を選択するにしても「数が多くてどれを選べばよいか分からない!」という方もいるかもしれません。
そのような方には「SARAスクールジャパン」をおすすめします。
* 1日たった30分、最短2ヶ月で食育資格を取得できる
* 初心者でも理解しやすいSARAオリジナルの教材を使用
* プラチナコースの受講で「食育健康アドバイザー?」と「管理健康栄養インストラクター?」の2つの資格が100%取得可能
また、専属スタッフによるサポートを無料で何回でも受けることができるため、通信講座にありがちな挫折の心配もありません。
累計受講者数が7万人を突破している人気の通信講座です。
講座のことが詳しくわかるパンフレットも無料で入手できるため、ご興味のある方は資料請求してみましょう。
食育が重視される理由
「食」は、人が生きる上で欠かせないものです。特に、成長期の子供にとっては、日々口にする物が心身に与える影響は大きくなります。最近では、保育現場や学校でも、食育という言葉が一般的に聞かれるようになりました。まずは、食育が重視されるようになった経緯について、あらためて見ていきましょう。
子供の食生活の乱れが問題視されている
近年、ファストフードやレトルト食品などの味や加工技術の向上、共働き家庭の広がりなどにより、子供の食生活の乱れが危惧されるようになりました。偏った栄養や添加物過多によって、子供の肥満やアレルギーのほか、免疫力や運動機能の低下といった問題も増加傾向にあるからです。
さらに、朝食を抜いたり家族がバラバラに食事をしたりといった、子供を取り巻く食習慣の乱れも要因のひとつと考えられています。このような背景から、食生活が子供の心身の影響に与える影響やリスクについて、正しい知識に基づき適切に対応できる力が求められているのです。
「食べる力=生きる力」を育む必要性
農林水産省によれば、食育は「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、さまざまな経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること」と定義しています。
つまり、食育とは、食べるという行為だけではなく、食を通じて生きる力を育むものであり、心身ともに健康な生活を送るために欠かせないものなのです。
幼稚園や保育園、学校などでも食育の取り組みが増加
乳幼児期から正しい食習慣を身に付けることは、その後の成長にとって非常に重要です。そのため、幼稚園や保育園では食育に積極的に取り組み、子供たちに食べることの楽しさと大切さを伝えています。同様に学校でも、給食や課外活動などの時間を活用して食育を取り入れている傾向があります。
高齢者にも食育のニーズが高まっている
食育の重要性は、子供だけに限ったものではありません。若い女性を中心とした過度なダイエットや、高齢者世代の低栄養の問題も多く指摘されています。
また、食の安全や外国からの食料輸入に頼りがちな現状など、昔に比べて現代の食を取り巻く環境は大きく変化しています。近年では、子供だけでなく大人、特に高齢者に対する食育の必要性が提唱されるようになってきました。
国も食育を推進している
食の環境が大きく変化していることを踏まえ、2005年に食育基本法が制定されました。食育基本法は、「国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進する施策」であり、健全な食生活や伝統的な食文化の継承、健康の確保、低下傾向にある食料自給率、廃棄食材の問題を地球規模で考えるための判断力など、食に対する知識と理解を深めることを推進するものです。
食育基本法は全国民を対象とした法律ですが、発達途中の乳幼児期の食生活は、生涯の健康や食習慣に大きく影響することから、食に対する環境づくりがより重要視されています。
食育資格を活かせるフィールドは?
食育の大切さが広く認知されてきた現在、食育の資格保有者が活躍できる場所はますます広がりを見せています。具体的には、下記のような場所が挙げられます。
幼稚園・保育園
未就学児童を預かる現場では、厚生労働省が定める「保育所における食育に関する指針」のもと、子供一人ひとりの食べる力を豊かにはぐくめるような指導を取り入れています。食育に関する資格があれば、子供たちに適切な指導ができることはもちろん、子供の食事に悩む保護者の相談にもしっかり対応することが可能になります。
学校
小中学校では、給食のほか、授業や課外活動を通した食育の取り組みが盛んです。学校によっては、生徒たちの手で農作物を栽培したり、食育に関するイベントや調べ学習を行ったりすることもあります。子供の成長と学びのために、食育の資格保有者に期待される役割は大きいでしょう。
飲食店
飲食店などでは、子供用メニューの開発や提供の際に、食育の知識を活かすことができます。また、親子を対象とした食育イベントを開催すれば、多くの親たちから歓迎されるでしょう。
子育て支援施設
子育て支援施設では、偏食や好き嫌い、遊び食べ、アレルギー、離乳食の進め方など、子供の食に関する多種多様な相談が寄せられます。多くの親の悩みに対応できる食育のプロは、頼もしい存在になるはずです。
介護施設
福祉や医療の現場では、食育が健康管理の基礎として重視されています。食育の知識があれば、高齢者の味覚や栄養吸収力の変化にも配慮した食事の指導ができるでしょう。
食品メーカー
食の安全に注目が集まりつつある現在、食品メーカーでも安全でおいしい商品を開発しようとする動きが見られます。特に、子供を対象とした商品を販売するメーカーの場合、食育の知識や考え方は必須ともいえます。食育の資格保有者としての視点は、商品やサービスの開発に大いに役立つものです。
料理教室
「我が子に栄養バランスの良い食事を与えたい」「幼いうちから正しい食習慣を身に付けさせたい」と考える親は、少なくありません。資格を活かし、そのような悩みを抱える人に対して料理教室を開けば、食育の知識を伝えていくことができます。また、イベントやカルチャースクールなどで講師活動を行い、食育の重要性を広めていくことも可能です。
家庭
食育に関する資格は、自分自身の子育てにも活かせます。例えば、栄養について子供にわかりやすく伝えたり、子供といっしょに料理をしたりすれば、楽しみながら食への興味を高められるでしょう。また、正しい知識に基づく食材選びや、栄養バランスの良い献立は、大切な家族の健康を守ることができます。
食育の知識を学ぶ方法は?
食育の資格を取得するためには、どのような方法で勉強をすればいいのでしょうか。食育の知識を学ぶには、主に下記のような方法があります。
書籍などで独学する
書籍やインターネットで、食育に関する情報をたくさん手に入れることができます。それらを活用すれば、食育の基礎知識を身に付けることができるでしょう。ただし、初心者から勉強を始めようとする場合、多くの情報の中から、自分に合うものを選ぶのはたいへんな作業です。資格取得レベルまで知識を深めようとする場合は、独学だけでは少し難しいかもしれません。
セミナーや講習で学ぶ
食育に関するセミナーや講習会に参加するのもひとつの方法です。セミナーや講習会には、専門家の講演を聞くものや料理のデモンストレーションがあるもの、参加者が実際に調理できるものなどさまざまなタイプがあります。「まずは食育にふれてみたい」という場合は、単発参加が可能なセミナー体験がおすすめです。
大学や専門学校、各種スクールに通う
栄養学や食物学を勉強できる学部・学科・コースが設けられている大学や専門学校で、食育を含めた食の専門知識を習得することができます。ただし、大学などに通う場合は、ある程度まとまった期間と費用が必要です。
通信講座で学ぶ
「仕事や子育ての合間に食育を学びたい」「費用を抑えつつ食育の資格を取りたい」という人には、通信講座で学ぶ方法がおすすめです。初心者でも無理なく学習できるようにテキストが構成されているので、食育の実践に必要な知識を総合的に身に付けることができるでしょう。通信講座の中には、修了と同時に試験免除で資格認定が受けられるものもあります。
食育に関する資格を仕事や子育てに活かそう
食育に関する資格は、保育園や幼稚園、学校をはじめ、子供と食に関わるあらゆる場所で活かすことができます。また、身に付けた食育の知識は、自分や家族の健康維持にも役立てることができるのです。近年は、高齢者を対象とした食育にも注目が集まっており、食育資格のニーズはますます高まっていくでしょう。
食育の資格は通信講座でも取得が可能です。食の安全や健康に興味のある人は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
食育は、人が生きていくうえで欠かせない大切な知識です。
食育資格を取得すれば、食事に関する知識と実践方法を正しく身につけることができるでしょう。
「自分自身の健康のため」「大切な家族のため」「仕事のキャリアアップのため」など、さまざまな場面で活かすことができるため、食に興味のある方はぜひ食育資格の取得を目指してみましょう。