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成城大学法学研究科

NEWS

2024.10.28
法学研究科長

法学ほうがく研究けんきゅうちょうからのメッセージ

変動へんどうする現代げんだい社会しゃかい直面ちょくめんする
法的ほうてき政治せいじてき国際こくさいてき課題かだい
とももう

法学ほうがく研究けんきゅうちょう 亀岡かめおか りん

 成城大学せいじょうだいがく大学院だいがくいん法学ほうがく研究けんきゅうは、1987ねん創設そうせつ同年どうねん修士しゅうし課程かてい法律ほうりつがく専攻せんこう開設かいせつ。1993ねん修士しゅうし課程かてい博士はかせ課程かてい前期ぜんき改組かいそするとともに博士はかせ課程かてい後期こうき開設かいせつ以来いらい法学ほうがく分野ぶんやにおける高度こうど理論りろんてき実際じっさいてき研究けんきゅう学問がくもん分野ぶんやにまたがる研究けんきゅうおこない、その成果せいか教育きょういくするとともに、ひろ社会しゃかい発信はっしんすることによって、学術がくじゅつ発展はってん貢献こうけんすることを目指めざし、多様たよう人材じんざい社会しゃかいおくしてきました。
 ほん研究けんきゅうつよみはすくなくともふたつあります。
 ひとつは、学部がくぶとその理念りねんおなじくするしょう人数にんずう教育きょういく主義しゅぎです。本法ほんぽうがく研究けんきゅうはかつて、法科ほうか大学院だいがくいん開設かいせつしないという決断けつだん前向まえむきにいたしました。その結果けっか学部がくぶ専門せんもん科目かもく専任せんにん教員きょういんのうち大学院だいがくいん担当たんとう資格しかくゆうするもの全員ぜんいん大学院だいがくいん研究けんきゅう指導しどうにもたずさわることができ、学部がくぶにおけるしょう人数にんずう教育きょういく主義しゅぎぎつつ、きめささやかな教育きょういく研究けんきゅう指導しどうにあたるという体制たいせいととのえています。また、ほん研究けんきゅうにおいては、専任せんにん教員きょういんのみならず、良質りょうしつ非常勤ひじょうきん先生せんせいかたにもご協力きょうりょくをいただいております。わたしたちは、大学院生だいがくいんせい教員きょういん同一どういつ学問がくもん共同きょうどうたいぞくする研究けんきゅう仲間なかまであり、教員きょういん大学院生だいがくいんせい大学院生だいがくいんせい同士どうし対人たいじんてきコミュニケーションが学問がくもん基礎きそであるとかんがえております。ほん研究けんきゅう関心かんしんをおちになったほうは、どうか、非常勤ひじょうきんでのだしこうをおねがいしている先生せんせいふくめて、ほん研究けんきゅうでの指導しどう担当たんとうしている教員きょういんひとりひとりに着目ちゃくもくしていただければとおもいます。
 もうひとつは、充実じゅうじつした資料しりょうしつ利用りようできる環境かんきょうがあるということです。教員きょういん職員しょくいんねばづよ努力どりょく学園がくえん大学だいがく本部ほんぶのご理解りかいとご支援しえんによって整備せいびされた法学ほうがく資料しりょうしつは、国内外こくないがい法令ほうれいしゅう判例はんれいしゅう図書としょ雑誌ざっしとう各種かくしゅ研究けんきゅう資料しりょう豊富ほうふさ、国内外こくないがい法律ほうりつ関係かんけいデータベースをはじめとする電子でんし媒体ばいたいへのアクセスのよさ、最先端さいせんたんをいくラーニングスペースとしての充実じゅうじつというてんで、国内こくない屈指くっしであると自信じしんをもってもうげることができます。
 ほん研究けんきゅうでは、2020年度ねんど入試にゅうしから、試験しけん科目かもく提出ていしゅつ書類しょるいについて改革かいかくおこないました。また、わたしたちは、この2年間ねんかん新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう蔓延まんえんでの経験けいけんかし、With CORONA, After CORONAにけた教育きょういく研究けんきゅう指導しどう体制たいせい充実じゅうじつにも尽力じんりょくしてまいりたいとかんがえています。
 ほんサイトでは、ほん研究けんきゅう研究けんきゅう教育きょういくおよび入試にゅうし制度せいどとうについて最新さいしん情報じょうほう随時ずいじつたえしていきます。ほんサイトが、教員きょういん対等たいとう立場たちば学問がくもん研究けんきゅうみたいほう法律ほうりつ専門せんもんしょくきたいほう、より高度こうど法学ほうがく知識ちしき就職しゅうしょく役立やくだてたいほう、さらには、学位がくいをキャリアアップにかそうとされるほうのおやくてることをねがっています。

2022ねん4がつ
法学ほうがく研究けんきゅうちょう 亀岡かめおか りん(かめおか みちふみ)

専攻せんこう紹介しょうかい
INTRODUCTION

法学ほうがく研究けんきゅう概要がいよう

院生研究室1
大学院だいがくいん法学ほうがく研究けんきゅうは、高度こうど法律ほうりつがく教育きょういくおこない、十分じゅうぶん研究けんきゅう能力のうりょく高度こうど専門せんもんせいある職業しょくぎょうとう必要ひつよう能力のうりょくやしなうことによって、現代げんだいにおける政治せいじ経済けいざい社会しゃかい問題もんだい多様たよう国際こくさい対応たいおうできる人材じんざい育成いくせいすることを目指めざして、1987 ねん 4 つき法律ほうりつがく専攻せんこう修士しゅうし課程かていとして出発しゅっぱつしました。しかし、法律ほうりつがく研究けんきゅうたいする社会しゃかいてき期待きたいたかまりにこたえるためには、修士しゅうし課程かていのみにとどまらず、理論りろんおよび応用おうよう両面りょうめん
からこの学問がくもんみ、法律ほうりつがく発展はってん寄与きよし、かつ、研究けんきゅうしゃとして自立じりつした研究けんきゅう活動かつどうおこなうことができる人材じんざいや、高度こうど研究けんきゅう能力のうりょく学識がくしきをもって高度こうど専門せんもんてき業務ぎょうむ従事じゅうじすることができる人材じんざい育成いくせいするための態勢たいせいをつくることが重要じゅうようであるとの認識にんしきつよくなり、1993 としからは博士はかせ課程かてい後期こうき設置せっちして本格ほんかくてき大学院だいがくいんとしての研究けんきゅう教育きょういく態勢たいせいととのえ、今日きょういたっています。
 
ほん研究けんきゅうは、修業しゅうぎょう年限ねんげん 5 ねん博士はかせ課程かていですが、これは 2 年間ねんかん博士はかせ課程かてい前期ぜんきと 3 年間ねんかん博士はかせ課程かてい後期こうき区分くぶんされ、博士はかせ課程かてい前期ぜんき修了しゅうりょうすることにより修士しゅうし学位がくい取得しゅとくすることができ、博士はかせ課程かてい後期こうき修了しゅうりょうすることにより博士はかせ学位がくい取得しゅとくすることができます。これまで、博士はかせ課程かてい前期ぜんきには成城大学せいじょうだいがく卒業生そつぎょうせいのほか、大学だいがく卒業生そつぎょうせい多数たすう入学にゅうがくし、博士はかせ課程かてい後期こうきにも、ほん研究けんきゅう博士はかせ課程かてい前期ぜんき修了しゅうりょうしゃのほか、大学だいがく大学院だいがくいん修士しゅうし学位がくい取得しゅとくしたひと多数たすう入学にゅうがくしています。ほん研究けんきゅうのカリキュラムは、かく教員きょういんがその専門せんもんとする分野ぶんやかんする授業じゅぎょうおこな授業じゅぎょう科目かもく(「○○研究けんきゅう」とか「○○特殊とくしゅ研究けんきゅう」という科目かもくめいになっています。)と、個々ここ学生がくせいがその指導しどう教授きょうじゅからける、論文ろんぶん指導しどう中心ちゅうしんとした研究けんきゅう指導しどう構成こうせいされていますが、研究けんきゅう指導しどうはもとより授業じゅぎょう科目かもくにおいても、しょう人数にんずうでのゼミナールてき形態けいたい密度みつどたか授業じゅぎょうおこなわれています(開講かいこう科目かもく一覧いちらんひょうべつにあります。)。また博士はかせ課程かてい後期こうきでは、必要ひつよう場合ばあいには指導しどう教授きょうじゅ許可きょかしたに、指導しどう教授きょうじゅ以外いがい教授きょうじゅからも論文ろんぶん指導しどうけることができるようになっています。
 
ほん研究けんきゅうでは、研究けんきゅう指導しどう授業じゅぎょう科目かもくについてセメスターせいをとっており、かく科目かもくは 2 単位たんい配当はいとうされ半年はんとし完結かんけつするようになっています。これにより、学生がくせい各自かくじ問題もんだい関心かんしんにもっともそくした科目かもく選択せんたくして集中しゅうちゅうてき履修りしゅうすることができるほか、在学ざいがくちゅう海外かいがい留学りゅうがくをするような場合ばあいにもその時期じき適切てきせつえらぶことができます。かく教員きょういん開講かいこうしている授業じゅぎょう科目かもく内容ないようは、その分野ぶんやについて一方いっぽう基礎きそてき研究けんきゅう能力のうりょくやしなうこと、他方たほうで、それをまえて特殊とくしゅ個別こべつてきなテーマをあつか能力のうりょくやしなうことを目指めざしていて、前者ぜんしゃとの関連かんれんでは、方法ほうほうろんてき訓練くんれん基礎きそ理論りろん研究けんきゅうちかられ、後者こうしゃとの関連かんれんでは、社会しゃかい最先端さいせんたんにある法律ほうりつ問題もんだいにもけてこれにむことができるように工夫くふうされています。このような授業じゅぎょう科目かもく内容ないよう設定せっていは、博士はかせ課程かてい後期こうきにおいてばかりでなく、博士はかせ課程かてい前期ぜんき教育きょういくにおいてもよい効果こうかをもたらしています。また、ほん研究けんきゅう教員きょういん(一覧いちらんひょうべつにあります。)の専門せんもん分野ぶんやは、国内こくない実定法じっていほうかく分野ぶんや中心ちゅうしんに、国際こくさいほう国際こくさい関係かんけいろんそして国際こくさい政治せいじとうにもわたっており、学生がくせい多様たよう問題もんだい関心かんしんこたえるための努力どりょくつづけられています。
 
このようにほん研究けんきゅうは、法律ほうりつがく研究けんきゅう関心かんしんって大学院だいがくいんへの入学にゅうがく希望きぼうする方々かたがたが、充実じゅうじつした大学院だいがくいん生活せいかつおくり、有意義ゆういぎ進路しんろひらいてくことができるようにつとめており、今後こんご一層いっそう努力どりょくかさねてくつもりでおります。

研究けんきゅう科学かがくせい状況じょうきょう

院生研究室2
2024ねん4がつ1にち現在げんざい学生がくせいすうは、博士はかせ課程かてい前期ぜんき5めい博士はかせ課程かてい後期こうき1めい合計ごうけい6めいです。ほん研究けんきゅうのこれまでの修了しゅうりょうしゃ(学位がくい取得しゅとくしたもの)は、修士しゅうし課程かていまたは博士はかせ課程かてい前期ぜんき修了しゅうりょうした36176めい修士しゅうし博士はかせ課程かてい後期こうき修了しゅうりょうした10めい博士はかせで、それらの修了しゅうりょうしゃあるいは博士はかせ課程かてい後期こうき単位たんい修得しゅうとく退学たいがくしゃは、研究けんきゅうしゃ(大学だいがく教員きょういん)、法曹ほうそう公務員こうむいんとなったり、専門せんもん知識ちしきかつかせる企業きぎょう機関きかんとう就職しゅうしょくしたりして、その進路しんろ多様たようです。

社会しゃかいじん外国がいこくじんへの対応たいおう

院生研究室3
ほん研究けんきゅうは、入試にゅうし方法ほうほうにも工夫くふうをこらしながら、社会しゃかいじん外国がいこくじん留学生りゅうがくせい受入うけいれを積極せっきょくてきっています。2 単位たんいせいのカリキュラムは、社会しゃかいじん研修けんしゅう適切てきせつであるとおもわれますし、外国がいこくじん留学生りゅうがくせいたいしては、日本語にほんごちからおぎなうための学生がくせいによるチューターも実施じっししています。また、ほん大学院だいがくいん全体ぜんたい措置そちとして、外国がいこくじん留学生りゅうがくせいのための授業じゅぎょうりょうとう軽減けいげん措置そちもあります。