曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
銀座ぎんざカンカン娘むすめ島倉しまくら千代子ちよこ	島倉しまくら千代子ちよこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	永作ながさく幸男ゆきお	あの娘むすめ可愛かわいいやカンカン娘むすめ　赤あかいブラウス、サンダルはいて　誰だれれを待まつやら銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめてそわそわにやにや　これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられてカンカン娘むすめ　傘かさもささずに靴くつまでぬいで　ままよ、銀座ぎんざは私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ　　指ゆびをさされてカンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも切きりたくなるわ　家いえがなくてもお金かねがなくても　男おとこなんかにゃだまされないのよ　これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ　　カルピス飲のんでカンカン娘むすめ　一ひとつグラスにストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ、忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせチュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ
夜来やらい香こう大月おおつきみやこ	大月おおつきみやこ	佐伯さえき孝夫たかお	黎はじむ錦にしき元もと	服部はっとり克久かつひさ	あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　月つきに切せつなくも　匂におう夜来やらい香こう　この香かおりよ　　長ながき夜よるの泪なみだ　唄うたううぐいすよ　恋こいの夢ゆめ消きえて　残のこる夜来やらい香こう　この夜来やらい香こう　夜来やらい香こう　白しろい花はな　夜来やらい香こう　恋こいの花はな　ああ胸むね痛いたく　唄うたかなし　　あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　つきぬ想おもい出での　花はなは夜来やらい香こう　恋こいの夜来やらい香こう　　あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　つきぬ想おもい出での　花はなは夜来やらい香こう　恋こいの夜来やらい香こう　夜来やらい香こう　夜来やらい香こう　夜来やらい香こう……
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた北島きたじま三郎さぶろう	北島きたじま三郎さぶろう	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお	福田ふくだ正ただし	影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴はれ姿すがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおいは枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえゆく　一本刀いっぽんがたな　泣ないて見送みおくる　紅べにつつじ
江梨子えりこ松尾まつお雄つよし史し	松尾まつお雄つよし史し	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	D.C.O	冷つめたい雨あめが　降ふる朝あさに　一人ひとりで江梨子えりこは　死しんでしまった　かわいそうな　江梨子えりこよ　きれいだった　江梨子えりこよ　涙なみだにぬれた　その顔かおを　花はなで飾かざって　上あげましょう　　だまされたって　傷きずつかぬ　やさしい心しんの　娘むすめ(むすめ)だったが　大人おとな達たちが　江梨子えりこよ　わるいんだぜ　江梨子えりこよ　苦くるしみのない　天国てんごくで　きっとなるでしょ　幸福こうふく(しあわせ)に　　海辺うみべのお墓はか　その下したで　静しずかに江梨子えりこは　眠ねむっている　野菊のぎくだけど　江梨子えりこよ　つんできたぜ　江梨子えりこよ　今いまでは逢あえは　しないけど　残のこる名前なまえの　美うつくしさ
いつでも夢ゆめをみちのく娘むすめ！	みちのく娘むすめ！	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	槌づち田でん靖やすし識	星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめ(こ)はいつも歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡(ぬ)れたこの胸むねに　言いっているいる　お待まちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜よる更さら(よふ)けも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの懐ふところ(なつか)しさ　言いっているいる　お待まちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　　言いっているいる　お待まちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる歌声うたごえで　　あの娘むすめはかえる歌声うたごえで
白樺しらかんばの小径しょうけい菅原すがわら洋一よういち	菅原すがわら洋一よういち	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	大貫おおぬき祐一郎ゆういちろう	白樺しらかんばの　この径みちは　想おもい出での　寂さびし径みち　雨あめに濡ぬれ　風ふうに揺ゆれ　白しろい花はなが　咲さいていた　あの人ひとは　あの人ひとは　わたしひとりを　おいていった　熱あつい吐息といきで　やさし心しんで　きっと迎むかえに来くるから　待まっててと　　夢ゆめのまに　夢ゆめのよに　春はるは逝ゆき　夏なつも過すぎ　何なにゆえに　何なにゆえに　こんな哀かなしい　秋あきが来きた　あの人ひとは　あの人ひとは　わたしひとりを　おいていった　忘られぬ　あの言葉ことば　きっと迎むかえに来くるから　待まっててと
野球やきゅう小僧こぞう三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	伊戸いとのりお	野球やきゅう小僧こぞうに　逢あったかい　男おとこらしくて　純情じゅんじょうで　もえるあこがれ　スタンドで　じっと見みてたよ　背番号せばんごう　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうは　腕うで自慢じまん　凄すごいピッチャーで　バッターで　街まちの空地くうちじゃ　売うれた顔かお　運うんが良よければ　ルーキーに　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうが　何故なぜくさる　泣なくな野球やきゅうの　神様かみさまも　たまにゃ三振さんしん　エラーもする　ゲーム捨すてるな　頑張がんばろう　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう
花笠はながさ太鼓たいこ橋はし幸夫ゆきお・古都こと清乃きよの	橋はし幸夫ゆきお・古都こと清乃きよの	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	(ドントネ　ドントネ)　どんとうてうて　花笠はながさ太鼓たいこ　ひびけ世界せかいの　ひびけ世界せかいの　果はてまでも(ソレ)　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ　　(ドントネ　ドントネ)　十じゅう五ご　十じゅう六ろく　あの十じゅう七ななと　早はやくお咲さきな　早はやくお咲さきな　花はな蕾つぼみ(ソレ)　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ　　(ドントネ　ドントネ)　情じょう(なさけ)こめこめ　一番いちばん太鼓たいこ　櫓ろ若衆わかしゅ(やぐらわかしゅう)は　櫓ろ若衆わかしゅは　花笠はながさで(ソレ)　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ　　(ドントネ　ドントネ)　なぜか胸むねまで　高鳴たかなる今宵こよい　朝あさの来くるのが　朝あさの来くるのが　やるせない(ソレ)　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ　　(ドントネ　ドントネ)　紅あかい提灯ちょうちん　踊おどりが弾たまずみゃ　故郷こきょう(くに)のあの娘むすめ(こ)を　故郷こきょうのあの娘むすめを　思おもい出だす(ソレ)　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ　　(ドントネ　ドントネ)　幼馴染おさななじみの　まんまる笑顔えがお　踊おどる輪わよりも　踊おどる輪わよりも　月つきよりも　太鼓たいこきいたら　ヤッコラヤットナ　お顔かおお見みせに　チョチョイトナ
東西とうざい南北なんぼく音頭おんど橋はし幸夫ゆきお・三沢みさわあけみ	橋はし幸夫ゆきお・三沢みさわあけみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	東男あずまおとこ(あずまおとこ)が惚ほれたとさ　惚ほれたとさ　京都きょうと見物けんぶつ　舞妓まいこはんに惚ほれた　それはよけれど銭ぜに無なうて　茶屋ちゃやのおかみにどやされた　ソソレ　ソレ　気きにしない　気きにしないったら気きにしない　ヨノサー　ヨノサー　　浪速なにわ娘むすめが惚ほれたとさ　惚ほれたとさ　くどき上手じょうずな東京とうきょうのお人ひと　お人ひと　わては死しにます　恋こいになら　そゆて　算盤そろばんはじいてる　ソソレ　ソレ　気きにしない　気きにしないったら気きにしない　ヨノサー　ヨノサー　　薩摩さつま男おとこが惚ほれたとさ　惚ほれたとさ　旅たびで十じゅう七ななおばこに迷まようた　嫁よめに欲ほしいがオヤジどん　どげんしようか国くになまり　ソソレ　ソレ　気きにしない　気きにしないったら気きにしない　ヨノサー　ヨノサー　　道産子どさんこ娘むすめが惚ほれたとさ　惚ほれたとさ　相手あいてサッチョン別わかれは近ちかい　連つれて帰かえってこのわたし　恋こいのすすき野の　涙雨なみだあめ　ソソレ　ソレ　気きにしない　気きにしないったら気きにしない　ヨノサー　ヨノサー
蘭らん太郎たろう街道かいどう橋はし幸夫ゆきお・山中さんちゅう沙すな南みなみ子こ	橋はし幸夫ゆきお・山中さんちゅう沙すな南みなみ子こ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	積つもる想おもいは山やまほどあるに　言いわぬが花はなの蘭らん太郎たろう　縞しまの合羽かっぱに素す草鞋わらじで　阿呆あほう　阿呆あほうの　阿呆あほう　阿呆あほうの　旅たびがらす　　手鍋てなべ片手かたての柄えではないと　知しってはいながらお月げっさん　娘むすめだてらに茶碗ちゃわん酒しゅ　なぜにこうまで　なぜにこうまで　惚ほれたやら　　夢ゆめに堅気かたぎの所帯じょたいを描(か)いて　もつれて渡わたる橋はしの上うえ　今度こんど生うまれて来くるときは　人ひともうらやむ　人ひともうらやむ　夫婦ふうふ雛ひな
愛あいのしあわせ橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	「泣なけてくるんだ　別わかれるなんて」　「好すきよ　愛あいしてる　命いのちかけて待まってるわ」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「一人ひとりぢゃなれない幸しあわせに」　「モナムール　モナムール」　「命いのちかけて待まってるわ」　　“僕達ぼくたちをしっかり結むすんでいるのは　愛あいなんだ……”　“黒髪くろかみの一ひとすじ一いちすじにかけて　愛あいしています…”　　「キミがよければ　あなたがよけりゃ」　「いつも僕達ぼくたち　愛あいし合あっているんだよ」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「一人ひとりぢゃなれない幸しあわせに」　「モナムール　モナムール」　「愛あいし合あっているんだよ」　　「雨あめが降ふっても二人ふたりでいれば」　「風ふうが吹ふいても逢あっていれば愉たのしいに」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「モナムール　二人ふたりで幸しあわせになりたい」　「一人ひとりぢゃなれない幸しあわせに」　「モナムール　モナムール」　「逢あっていれば愉たのしいに」
あの娘むすめは街まちへ橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	あの娘むすめもとうとう行いきました　都とへ　街まちへ　あこがれて　　仕方しかたがない気きで　見送みおくって　ホームの隅すみで泣なきました　　汽笛きてきも寂さびしい汽車きしゃでした　帰かえりの夜道よみち　雨あめでした　　灯ひの洩もれてる　店みせからは　赤あかちゃんあやす声こえがした　　やさしく歌うたってあやしてる　母かあさん声ごえの歌うたでした　　冷つめたい雨あめもここだけは　あたたかそうに降ふっていた
南海なんかいの美少年びしょうねん三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		銀ぎんの十字架じゅうじか(クロス)を胸むねにかけ　踏絵ふみえおそれぬ殉教じゅんきょうの　いくさ率ひきいる南国なんごくの　天草あまくさ四郎しろう美少年びしょうねん　ああ　はまなすの花はなも泣なく　　天てんの声こえ聴きく島原しまばらの　原はらの古城跡こじょうあと(しろあと)此処ここらこそは　神かみの砦とりでぞ立たて籠こもり　怒濤どとうに叫さけぶ美少年びしょうねん　ああ　前髪まえがみに月つきも泣なく　　燃もえよ不知火しらぬい永遠えいえん(しらぬいとこしえ)に　聖きよしく雄々おおしく生死せいし(いきしに)を　超こえて明あけゆく青空あおぞらを　信しんじて強つよき美少年びしょうねん　ああ　南海なんかいの星ほしも泣なく
いつでも夢ゆめを津吹つぶきみゆ	津吹つぶきみゆ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	石倉いしくら重信しげのぶ	星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめ(こ)はいつも　歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれた　この胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの　懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
いつでも夢ゆめをはやぶさ	はやぶさ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	多田ただ三洋さんよう	星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめ(こ)はいつも歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれたこの胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる歌声うたごえで…
湯島ゆしまの白梅はくばい羽山はやまみずき	羽山はやまみずき	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお	安藤あんどう実みのる親おや	湯島ゆしま通とおれば　思おもい出だす　お鳶とんび主税しゅぜいの　心意気こころいき　知しるや白梅はくばい　玉垣たまがきに　のこる二人ふたりの　影法師かげぼうし　　忘わすれられよか　筒井筒つついづつ　岸きしの柳やなぎの　緑みどりむすび　かたい契ちぎりを　義理ぎりゆえに　水みずに流ながすも　江戸えど育そだち　　青あおい瓦斯燈がすとう　境内けいだいを　出でれば本郷ほんごう　切通きりどおし　あかぬ別わかれの　中空ちゅうくうに
恋こいのメキシカン・ロック三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	伊戸いとのりお	メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　ぎらら　まぶしい太陽たいよう　肌はだにやけつく　太陽たいよう　真昼まひるの海うみで　出逢であった二人ふたり　君きみの瞳ひとみは　サパタブラック　君きみの唇くちびる　マタドールレッド　なんて素敵すてきな　セニョリータ　信しんじられない　セニョリータ　も一いち度ど言いって　好すきだと言いって　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　　恋こいの酒さけなら　テキーラ　ラテン・ロックで　踊おどろう　指先ゆびさきからでも　心しんはかよう　僕ぼくの気持きもちは　メキシカン　パッション　君きみのスタイル　メキシカン　ファッション　みんなみてるぜ　君きみを　しびれちゃったよ　僕ぼくも　パンチのきいた　ロックとルック　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　　君きみはたのしい　太陽たいよう娘むすめ　君きみは陽気ようきな　イエローダリヤ　今夜こんやはじめて　マニャーナ　言いってみたんだ　マニャーナ　別わかれの言葉ことばも　いかしているぜ　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー
東京とうきょうカチートパク・ジュニョン	パク・ジュニョン	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	伊戸いとのりお	(東京とうきょうカチート・カチート・カチート)　赤あかい灯ひ(ひ)がつく　赤坂あかさかタウン　甘あまくながれる　夜よるの色いろ　恋こいにゃ泣ないたが　カチートよ　カクテルグラスに　からませた　あの娘むすめ(こ)の白しろい指ゆび　(白しろい指ゆび)　好すきになっては　いけないかい　僕ぼくの可愛かわいい　相棒あいぼうよ　東京とうきょうカチート・カチート・カチート　　霧きりに濡ぬれてる　赤坂あかさかタウン　ミッド・ナイトの　カーニバル　もしもあの娘むすめが　カチートよ　この僕ぼく　愛あいしてくれるなら　踊おどって離はなさない　(離はなさない)　好すきになっては　いけないかい　僕ぼくの可愛かわいい　相棒あいぼうよ　東京とうきょうカチート・カチート・カチート　　いいよいいんだ　カチートよ　あの娘むすめがこの僕ぼく　夢ゆめにでも　見みたらと思おもうのさ　(思おもうのさ)　好すきになっては　いけないかい　僕ぼくの可愛かわいい　相棒あいぼうよ　東京とうきょうカチート・カチート・カチート
東京とうきょうナイト・クラブ野口のぐち五郎ごろう・板野いたの友美ゆみ	野口のぐち五郎ごろう・板野いたの友美ゆみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	大谷おおや幸みゆき	なぜ泣なくの　睫毛まつげ(まつげ)がぬれてる　好すきになったの　もっと抱だいて　泣なかずに踊おどろよ　もう夜よる(よ)もおそい　わたしが好すきだと　好すきだといって　フロアは青あおく　仄暗ほのぐら(ほのぐら)い　とても素敵すてきな　東京とうきょうナイト・クラブ　　もうわたし　欲ほしくはないのね　とても可愛かわいい　逢あいたかった　男おとこは気きまぐれ　その時ときだけね　うるさい男おとこと　言いわれたくない　どなたの好このみ　このタイは　やくのはおよしよ　東京とうきょうナイト・クラブ　　泣なくのに弱よわいぜ　そろそろ帰かえろう　そんなのいやよ　ラストまで　踊おどっていたいの　東京とうきょうナイト・クラブ
潮来いたこ笠かさ水城みずきなつみ	水城みずきなつみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく　潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさの紅べに緒いとぐちが　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころも(ひとえ)の　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
いつでも夢ゆめを手て嶌しま葵まもる	手て嶌しま葵まもる	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	中島なかじまノブユキ	星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれたこの胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる歌声うたごえで
弁天べんてん小僧こぞう氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	石倉いしくら重信しげのぶ	牡丹ぼたんの様ような　お嬢じょうさん　シッポ出だすぜと　浜松はままつ屋や　二にの腕うでかけた　彫物ほりものの　桜さくらにからむ　緋縮緬ひぢりめん(ちりめん)　しらざァいって　聞きかせやしょう　オット俺おれらァ　弁天べんてん小僧こぞう菊之助きくのすけ　　以前いぜんを言いいゃ　江えの島しまで　年期ねんきづとめの　お稚児ちごさん　くすねる銭ぜにも　だんだんに　とうとう　島しまをおわれ鳥とり　噂うわさに高たかい　白波しらなみの　オット俺おれらァ　五ご人にん男おとこのきれはしさ　　着きなれた花はなの　振袖ふりそでで　髪かみも島田しまだに　由比ヶ浜ゆいがはま　だまして取とった　百ひゃく両りょうも　男おとことばれちゃ　仕方しかたがねえ　つき出だしなせえ　どこへなと　オットどっこい　サラシは一本いっぽん切きってきた　　素肌すはだにもえる　長襦袢ながじばん　縞しまの羽織はおりも　南郷なんごうに　着きせかけられて　帰かえりしな　にっこり被ひ(かぶ)る　豆まめしぼり　鎌倉かまくら無宿むしゅく　島しま育そだち　オットどっこい　女おんなにしたい菊之助きくのすけ
明日あしたはお立たちか鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	寺岡てらおか真ま三さん	明日あしたはお立たちか　お名残なごりおしや　大和やまと男児だんじ(やまとおのこ)の　晴はれの旅たび　朝日あさひを浴あびて　いでたつ君きみを　拝おがむこころで　送おくりたや　　駒こまの手綱たづなを　しみじみとれば　胸むねにすがしい　今朝けさの風ふう　お山やまも晴はれて　湧わきたつ雲くもよ　君きみを見送みおくる　峠とうげ道みち　　時計とけいみつめて　いまごろあたり　汽車きしゃを降おりてか　船ふねの中なか　船酔ふなよいせぬか　嵐あらしはこぬか　アレサ夜空よぞらに　夫婦ふうふ星ぼし
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう井上いのうえ陽水ようすい	井上いのうえ陽水ようすい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	井上いのうえ陽水ようすい	あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああ　ビルのほとりのティー・ルーム　雨あめもいとしや唄うたってる　甘あまいブルース　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　こころにしみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも　濡ぬれたろう　ああ　小しょう窓まどにけむる　デパートよ　きょうの映画えいがは　ロードショー　かわすささやき　あなとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　かなしい宵よいは　悲かなしよに　燃もえるやさしい　街まちあかり　ああ命いのちをかけた　恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつまでも　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
沓掛くつかけ時次郎ときじろう氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	石倉いしくら重信しげのぶ	すねてなったか　性分しょうぶんなのか　旅たびから旅たびへと　渡わたり鳥どり　浅間あさま三さん筋すじの　煙けむりの下したにゃ　生うまれ故郷こきょうも　あるっていうに　男おとこ 沓掛くつかけ時次郎ときじろう　　女おんな知しらずが　女おんなの世話せわを　その上うえ　坊ぼうやの手てをひけば　すまぬ　すまぬと　いう眼めが辛つらい　旅たびだ旅たびだよ　許ゆるしてくんな　これがおいらの　せい一いち杯はい　　男おとこ意地いじづく　生命せいめいをかけて　キリリと結むすんだ　三度笠さんどがさ　義理ぎりはすんだが　泣なかずに来きたが　またも今日きょうから　行先いきさきゃ知しれぬ　旅たびの合羽かっぱを　風ふうが吹ふく
銀座ぎんざカンカン娘むすめ東京とうきょうガールズキッズ	東京とうきょうガールズキッズ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	CHRYSANTHEMUM BRIDGE	あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわ　にやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえはなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウ　チュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)
潮来いたこ笠かさフランク永井ながい	フランク永井ながい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく　潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさ(たがさ)の紅べに緒いとぐち(べにお)が　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころも(ひとえ)の　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら　夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど(せきやど)　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
雨あめの夜よるは三浦みうら洸こう一いち	三浦みうら洸こう一いち	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	加藤かとう光男みつお	雨あめ、雨あめの夜よるは　浮世うきよはぐれた　旅寝たびねの鳥とりも　まねく谷間たにまの　灯あかりにほろり　何故なぜか涙なみだが　何故なぜか涙なみだが　流ながれてならぬ　　旅たび、旅たびの身みは　抱だいたギターの　音色ねいろもしめる　何なんの弱気よわきか　思おもわずほろり　捨すてた故郷こきょうが　捨すてた故郷こきょうが　恋こいしゅうてならぬ　　夢ゆめ、夢ゆめ浅あさく　覚さめて聞きいてる　しとしと雨あめに　春はるのみじかよ　ひとりでほろり　町まちで見みた娘むすめが　町まちで見みた娘むすめが　愛いとしゅうてならぬ
潮来いたこ笠かさ福田ふくだこうへい	福田ふくだこうへい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお	福田ふくだ正ただし	影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴はれ姿すがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおいは枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえゆく　一本刀いっぽんがたな　泣ないて見送みおくる　紅べにつつじ

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
銀座ぎんざカンカン娘むすめ石原いしはら詢子	石原いしはら詢子	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわにやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんか(たんか)も　切きりたくなるわ　家いえ(うち)はなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょうレーモンド松屋まつや	レーモンド松屋まつや	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああ　ビルのほとりのティー・ルーム　雨あめもいとしや唄うたってる　甘あまいブルース　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　こころにしみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも濡ぬれたろう　ああ　小しょう窓まどにけむる　デパートよ　きょうの映画えいが(シネマ)は　ロードショー　かわすささやき　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　かなしい宵よいは　悲かなしよに　燃もえるやさしい　街まちあかり　ああ　命いのちをかけた恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつまでも　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
うたかたの恋こい小畑おばた実みのる	小畑おばた実みのる	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	佐野さの鋤すき	山やまの煙けむりよ　さようなら　いで湯ゆの里さとよ　さようなら　君きみをはるばる　訪たずね来きて　むなしく帰かえる　波なみの上うえ　　ひとり掛かけてる　藤ふじ椅子いすの　冷ひえ冷びえ淋さびしい　白しろい船ふね　瀬戸せとの夕陽ゆうひに　また鳴ならす　未練みれんの汽笛きてき　誰だれが聞きく　　恋こいのいのちの　はかなさは　波間なみまに消きえゆる　うたかたか　泣ないて涙なみだで　かき流ながす　一夜いちやの　花はなの名なよ
銀座ぎんざカンカン娘むすめ高峰たかみね秀子ひでこ・笠置かさぎシヅ子しづこ・岸井きしい明あきら・灰はい田でん勝彦かつひこ(コーラス)	高峰たかみね秀子ひでこ・笠置かさぎシヅ子しづこ・岸井きしい明あきら・灰はい田でん勝彦かつひこ(コーラス)	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		夜よるのキャバレーで　カンカン娘むすめ　浮ういたリズムに　唄うたって踊おどる　これもしがない　アルバイトだよ　金かねもくれずに　聞きくのはひどいよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(レイホーホー　レイホーホー...)　　なんて可愛かわいい　カンカン娘むすめ　チョイと斜ななめに　カンカン被こうむり　ペーブメントで　タップを踊おどって　ブギを唄うたって　チャガチャガチャガチャガ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ)　　あの娘むすめ可愛かわいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわにやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ)　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざのカンカン娘むすめ)
さすらいのブルース轟とどろき夕起子ゆきこ	轟とどろき夕起子ゆきこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	服部はっとり良一りょういち	忘られぬ　あの人ひとは　夕空ゆうぞら遠とおく　鳴なる鳴なる　鐘かねか　ああ　懐なつかしい　音色ねいろに　涙なみだながして　身みをよじって　いのちひとすじ　逢あいたさに　今日きょうも唄うたうは　さすらいのブルースよ　　別わかれたは　つい昨日きのう　さくらんぼの　色いろづく頃ころよ　ああ　いまは冬ふゆ　粉雪こゆき白しろく　淋さびしく　薄うすい手てに　受うけて　やつれて　なお燃もえて　ひとり唄うたうは　さすらいのブルースよ
秘ひめた恋こい服部はっとり富子とみこ	服部はっとり富子とみこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	服部はっとり良一りょういち	心しんの青空あおぞら　浮うかぶ面影おもかげは　君きみの影かげよ　ひとり秘ひめて　思おもいわびて　黒髪くろかみいとし　春はるかなし　誰だれも知しらない　心しんの君きみよ　秘ひめた恋こい　君きみも知しらない　　心しんの夕空ゆうぞら　宿やどる面影おもかげは　やさし影かげよ　花はなを捧ささげ　涙なみだぐんで　見果みはてぬ夢ゆめの　身みは淋さびし　誰だれも知しらない　心しんの君きみよ　逢あえばとて　君きみも知しらない
夜霧よぎりのインペリアル・ロード黒沢くろさわ明あきらとロス・プリモス	黒沢くろさわ明あきらとロス・プリモス	佐伯さえき孝夫たかお	渡久地とぐち政信まさのぶ	寺岡てらおか真ま三さん	トーキョーあかりは　あなたのあかり　あなたをつつんで　やさしく燃もえる　むらさき色いろの　街まちかどは　好すきな二に人にんの　逢あうところ　いつもするよに　二人ふたりの夜よるは　小指こゆびからめて　寄より添そって　淡あわい夜霧よぎりの　インペリアル・ロード　　トーキョーあかりは　あなたのあかり　あなたがいなけりゃ　涙なみだのあかり　可愛かわいい肩かたに　手てをかけりゃ　そっとはにかむ　いじらしさ　とてもしあわせ　二人ふたりの夜よるは　愛あいの吐息といきも　ささやきも　淡あわい夜霧よぎりの　インペリアル・ロード　　可愛かわいい肩かたに　手てをかけりゃ　そっとはにかむ　いじらしさ　別わかれたくない　二人ふたりの夜よるは　ゆれる耳環みみわも　すすり泣なく　淡あわい夜霧よぎりの　インペリアル・ロード
初恋はつこいの頃ころなれば宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	佐野さの鋤すき	二に階かいの窓まどに　寄より添そって　カーテン越ごしに　空そら見みれば　明あかるい明あかるい　空そらなのに　私わたしの心しんは　なぜ暗くらい　どうしてこんなに　さみしいの　なんだか知しらない　恥はずかしい　夢見ゆめみるような　この気持きもち　初恋はつこいかしら　　小鳥ことりも花はなも　寄より添そって　歌うたってゆれて　楽たのしそう　まぶしいまぶしい　春はるなのに　私わたしの瞳ひとみは　なぜくもる　どうしてこんなに　悲かなしいの　なんだか知しらない　切せつないの　すねたいような　この気持きもち　初恋はつこいかしら　　ほんのり今日きょうも　たそがれて　クリーム色しょくの　お月つき様さま　やさしいやさしい　宵よいなのに　私わたしは一人ひとりで　もの思おもい　どうしてこんなに　儚はかないの　なんだか知しらない　やるせない　泣なきたいような　この気持きもち　初恋はつこいかしら
銀座ぎんざ0番地ばんち宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	佐伯さえき孝夫たかお	宮城みやぎ秀雄ひでお	宮城みやぎ秀雄ひでお	私わたしに逢あいたきゃ　いらっしゃい　ところは　銀座ぎんざの0番地ばんち　郵便ゆうびん屋やさん　おまわりさんの　地図ちずにないない　ステキなところ　そこがね　そこがさ　そこがよ　たぶん　銀座ぎんざ0番地ばんち　　真赤まっかな花はな咲さく　夢ゆめが住すむ　うれしい　銀座ぎんざ0番地ばんち　あなたを思おもい　柳やなぎの葉はかげ　待まって焦こがれて　燃もえてるところ　そこがね　そこがさ　そこがよ　たぶん　銀座ぎんざ0番地ばんち　　ヒントを与あたえて　あげましょうか　オアシス　銀座ぎんざの0番地ばんち　朝あさ空そら　夜空よぞら　バラ色ばらいろビルに　春はるの風ふう吹ふく　十字じゅうじのちかく　そこがね　そこがさ　そこがよ　たぶん　銀座ぎんざ0番地ばんち　　浮気うわきな男おとこにゃ　教おしえない　大好だいすき　銀座ぎんざ0番地ばんち　世間せけんはつらい　悲かなしいところ　けれど楽たのしいところもあるわ　そこがね　そこがさ　そこがよ　たぶん　銀座ぎんざ0番地ばんち
若人わこうどの誓ちかい鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	加藤かとう光男みつお	加藤かとう光男みつお	赤あかい血潮ちしおの純愛じゅんあいは　男おとこいのちのバラの花はな　君くんにささげて一ひとすじの　花はなのあわれを　知しるやネオンも涙なみだぐむ　　君きみのかなしいまぼろしは　忘わすれようとて忘らりょか　霧きりの都との遠とお柳やなぎ　やつれ姿すがたを　みるにつけても思おもい出だす　　燃もえよ花はな咲さけ愛あいのバラ　君きみが知しろうと知しるまいと　雨あめの降ふる日ひも風ふうの夜よるも　春はるが再ふたたび　めぐり来くるまで　その日ひまで
さすらいの湖畔こはん鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	さすらいの　さすらいの　乗合のりあい馬車ばしゃの笛ふえの音おとは　笛ふえの音おとは　旅たびをゆく子この咽むせびなき　ああ、高原こうげんの湖みずうみくれて　岸きしの旅籠はたごの燈ひもうるむ　　思おもい出での　思おもい出での　泪なみだのワルツ　あの人ひとの　あの人ひとの　忘わすれられない事ことばかり　ああ、白樺しらかんばの梢こずえにかゝる　月つきもあの夜よるに見みた月つきか　　さすらいの　さすらいの　乗合のりあい馬車ばしゃの片隅かたすみに　肩かたさむく　揺ゆられ揺ゆられてゆく青春せいしゅん(はる)か　ああ、別わかれては面影おもかげ一ひとつ　抱だいて泣なくよと誰だれか知しる
お芝居しばい船せん鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	おとす白粉おしろい(おしろい)　さびしい素顔すがお　わたしゃ瀬戸せと海かい　旅役者たびやくしゃ　泪なみだ一いちすじ　お芝居しばい船せんで　きくは千鳥ちどりの声こえばかり　　あの夜よる　舞台ぶたいの　前髪まえがみすがた　見み染そめられたか　見み染そめたか　月つきもおぼろに　幟のぼり(のぼ)りのかげで　人目ひとめ忍しのんだ影法師かげぼうし　　呼よぶは千せん鳥ちょうか　あの娘むすめの声せいか　淡路あわじ寝ねたやら　灯ひが見みえぬ　逢あうた夢ゆめさえ　お芝居しばい船せんは　つらや波なみめが揺ゆりおこす
花はなの小次郎こじろう鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	夢ゆめが夢ゆめ呼よぶ　男おとこの旅たびの　なぜに袖そでひく　いとしや野菊のぎく　花はなの小次郎こじろう　長剣ちょうけん(つるぎ)に賭かけて　どこがわが身みの　どこがわが身みの置おきどころ　　おんな可愛かわいいと　前髪まえがみ若衆わかしゅ　生いきてやれたらよろこんだろに　花はなの小次郎こじろう　色白いろじろなれど　どこか冷つめたい　どこか冷つめたい横顔よこがおが　　背せの愛あい刀がたな　物もの干ひ竿ざおと　噂うわさされされ二に十じゅうと四よん年ねん　花はなの小次郎こじろう　巌流島がんりゅうじまへ　燕返つばめがえしの　燕返つばめがえしの門出かどで舟ぶね
街まちは魔術まじゅつ師し鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	何なにか淋さびしいときもある　何なにかときめくときもある　なぜかなんだか知しらないが　ネオンが花はな咲さくたそがれの　街まちは魔術まじゅつ師し　呼よぶんだぜ　　天気てんき予報よほうにゃ出でていない　にわか雨あめふるときもある　レーン・コートも傘かさもなく　知しらない二人ふたりが雨宿あまやどり　街まちは魔術まじゅつ師し　気きをもます　　街まちはやさしいときもある　とてもいじわるするときも　プロムナードのゆきかえり　仕事しごとのカバンがおもい夜よるも　街まちは魔術まじゅつ師し　身みが細ほそる
あの娘むすめまかせの港町みなとちょう鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	泣ないておくれか　その気きなら　雨あめよなんとかしておくれ　今夜こんやかぎりのかなしい恋こいと　知しって涙なみだの可愛かわい(めんこ)い瞳ひとみ　ドラも切せつないョ　この波止場はとば　　いくら時化しけ(しけ)よと　この男おとこ　にぎる舵かじ輪わ(ラット)は離はなさぬが　陸りく(おか)へ上のぼればカッパの俺おれさ　あの娘むすめまかせの二に晩ばん三さん日にち　情じょう身みにしむョ　この出船しゅっせん　　待まてば逢あえるさ　別わかれても　想おもいおもうているならば　海うみはベタ凪なぎ　晴はれるぜ雨あめも　それじゃ元気げんきでくらしていなよ　オイル・コートがョ　なぜ重おもい
街まちを流ながれるブルース鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	街まちを流ながれるブルースは　誰だれのみじめな溜息ためいきか　少すこし降ふってる雨あめに濡ぬれ　疲つかれごころで暗くらい夜よるを　ああ　何処どこへゆく　　泣ないているくせ乾かわいてて　ひどく物憂ものうい歌うたい声ごえ　何なにかをかなしく失なくなして　ひとりさがしているようで　ああ　つまされる　　街まちを流ながれるブルースを　瞼まぶたとざしてきいている　やさしく抱かかえてくちづけて　せめてねかせてやりたいぜ　ああ　あったかく
再会さいかい徳永とくなが英明ひであき	徳永とくなが英明ひであき	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	坂本さかもと昌之まさゆき	逢あえなくなって　初はじめて知しった　海うみより深ふかい恋心こいごころ　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　ああ　ああ　鴎かもめにも　わかりはしない　　みんなは悪わるい　人ひとだと云いうが　私わたしにゃいつも　良よい人ひとだった　ちっちゃな青空あおぞら　監獄かんごくの壁かべを　ああ　ああ　見みつめつつ　ないてるあなた　　仲良なかよく二に人にん　およいだ海うみへ　一人ひとりで今日きょうは　来きた私わたし　再ふたたび逢あえる日ひ　指ゆびおり数かぞえる　ああ　ああ　指ゆびさきに　夕日ゆうひがしずむ
銀座ぎんざカンカン娘むすめTemiyan.	Temiyan.	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ　可愛かわいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわ　にやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえはなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされないぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
潮来いたこ笠かさ三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく　潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさの紅べに緒いとぐちが　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころもの　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
いつでも夢ゆめを遊佐ゆさ未森みもり	遊佐ゆさ未森みもり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれた　この胸むねに　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの　懐なつかしさ　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
いつでも夢ゆめを歌うた恋こい	歌うた恋こい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれたこの胸むねに　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの　懐なつかしさ　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああビルのほとりの　ティー・ルーム　雨あめも愛あいしや　唄うたってる　甘あまいブルース　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　心しんにしみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも　濡ぬれたろう　ああ小しょう窓まどにけむる　デパートよ　今日きょうのシネマは　ロードショウ　かわす囁ささやき　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　悲かなしい宵よいは　悲かなしよに　燃もえるやさしい　街まち灯あかり　ああ命いのちをかけた　恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつ迄までも　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
風ふうと樹きと空そらと吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	若わかい娘むすめたちゃよく笑わらう　なぜなぜ笑わらうか　わからない　大おおきな声こえで歌うたいもするが　とっても可愛かわいいく　さわやかだ　解とけない解とけないこの謎なぞを　風ふうと樹きと空そらとは知しっている　　若わかい娘むすめたちゃ人目ひとめひく　ひく気きがあるやらないのやら　この世よの旅路たびじ　心得顔こころえがおで　大おおきな大人おとなのふりもする　解とけない解とけないこの謎なぞを　風ふうと樹きと空そらとは知しっている　　若わかい娘むすめたちゃ悩なやませる　悩なやんだ男おとこにきがつくと　やさしく白しろい小首こくびをかしげ　まつ毛げを濡ぬらして考かんがえる　解とけない解とけないこの謎なぞを　風ふうと樹きと空そらとは知しっている
太陽たいようはいつも吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	忘わすれちゃいけない　出発しゅっぱつしようよ　いつでも若わかさを　大切たいせつに　暗くらい夜よるだけ　知しっていて　散ちりゆく花はなに　泣なくよりは　　忘わすれちゃいけない　出発しゅっぱつしようよ　吹ふく風かぜはげしく　冷つめたくも　いつか出来できるよ　道連みちづれも　辛抱強しんぼうづよく　進すすもうよ　　忘わすれちゃいけない　出発しゅっぱつしようよ　太陽たいようだっても　また昇のぼる　何なにか求もとめて　いるこころ　求もとめよ強つよく　ひとすじに　　忘わすれちゃいけない　出発しゅっぱつしようよ　希望きぼうの泉いずみの　湧わく森もりは　きょうも呼よんでる　旅人たびびとを　この道行みちゆこうよ　いざ行いこう
美うつくしい暦こよみ吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	あこがれもって　夢ゆめもって　うたう仲間なかまは　若わかい花はな　ときめく胸むねに　願ねがいを抱だいて　つぼんだ心こころ　いまひらく　ああ　美うつくしい　美うつくしい暦こよみはここに　　空そらゆく雲くもも　やさしくて　丘おかはみどりに　香かおる風ふう　咲さけ咲さけ若わかい　命いのちをもやし　生いきよう今日きょうも　また明日あしたも　ああ　美うつくしい　美うつくしい暦こよみはここに　　ひとみに光ひかる　この雫しずく　ないよ涙なみだじゃ　露ろの玉たま　明あかるい若わかい　仲間なかまは意気いきで　ステキな朝あさを　呼よびまねく　ああ　美うつくしい　美うつくしい暦こよみはここに
恋人こいびとたち with トニーズ吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	バラ色ばらいろの　バラ色ばらいろの　歌声うたごえは空そらに流ながれ　今日きょうもまた　恋人こいびとたちは　よろこびを語かたる　雨あめや嵐あらしにたえて、くるしみを越こえて　愛あいのことばをつげるとき　黒くろい瞳ひとみがやさしくぬれる　愛あいは永遠えいえんに、愛あいは永遠えいえんに　バラ色ばらいろの　バラ色ばらいろの　夕空ゆうぞらに雲くもは流ながれ　夢ゆめを見みる　若わかいいのちの　たましいをゆする　　青春せいしゅんの　青春せいしゅんの　しあわせを　にぎりしめて　花園はなぞののバラより清きよく　花はなと咲さくものよ　ながい悩なやみの果はてに待まちわびた笑顔えがお　いまは思おもい切きりほころばし　二人ふたり、太陽たいように向むかって進すすむ　愛あいは永遠えいえんに　愛あいは永遠えいえんに　青春せいしゅんの　青春せいしゅんの　しあわせを　にぎりしめて　心しんから　いたわり　つくす　美うつくしいものよ　青春せいしゅんの　青春せいしゅんの　しあわせを　にぎりしめて　心しんから　いたわり　つくす　美うつくしいものよ　　美うつくしいものよ
湯島ゆしまの白梅はくばい天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		湯島ゆしま通とおれば　想おもい出だす　お鳶とんび主税しゅぜい(ちから)の　心意気こころいき　知しるや白梅はくばい　玉垣たまがきに　残のこる二人ふたりの　影法師かげぼうし　　忘わすれられよか　筒井筒つついづつ　岸きしの柳やなぎの　緑みどり結むすび　堅かたい契ちぎりを　義理ぎりゆえに　水みずに流ながすも　江戸えど育そだち　　青あおい瓦斯がす(ガス)燈とう　境内けいだいを　出でれば本郷ほんごう　切通きりとおし(きりどう)し　あかぬ別わかれの　中空なかぞらに　鐘かねは墨絵すみえ(すみえ)の　上野山うえのやま
三味線しゃみせんブギ三沢みさわあけみ	三沢みさわあけみ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	前田まえだ俊明としあき	三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツシャンシャン　さあさ　踊おどろよブギウギうきうき　ういたういたよ　シャシャリツ　シャンシャン　踊おどるあほに　踊おどらぬあほだよ　同おなじあほなら　踊おどりらにゃそんだよ　さあさ　猫ねこもしゃくしもブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツシャンシャン　さあさ　踊おどろよブギウギ好すき好すき　ハローベイビー　シャシャリツシャンシャン　飲のんだ酒さけなら　酔よわずにいらりょか　酔よえばお前まえに惚ほれずにいらりょか　さあさ　花はなも実みもあるブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツシャンシャン　さあさ　踊おどろよブギウギ浮うき浮うき　派手はでに陽気ようきに　シャシャリツシャンシャン　踊おどりゃよくなる　ますます良よくなる　茄子なすびもカボチャも　景気けいきもよくなる　さあさ　粋いきも不粋ぶすいもブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツシャンシャン　さあさ　踊おどろよブギウギ好すき好すき　パット踊おどって　シャシャリツシャンシャン　花はなと名ながつきゃ　何なにんでも好すきだよ　物ものを言いう花はな　いちばん好すきだよ　さあさ　鳥とりも蝶々ちょうちょうもブギウギ　ハ、ちょいとブギウギ
高原こうげんの駅えきよさようなら三沢みさわあけみ	三沢みさわあけみ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	南郷なんごう達也たつや	しばし別わかれの　夜汽車よぎしゃの窓まどよ　いわず語かたらずに　心しんとこころ　またの逢あう日ひを　目もくと目めでちかい　涙なみだ見みせずに　さようなら　　旅たびのおひとと　うらまでお呉くれ　二人ふたり(ふたり)抱だき(いだ)いて　ながめた月つきを　離はなれはなれて　相そう(あい)呼よび(よ)ぶ夜よるは　男おとこ涙なみだで　くもらせる　　わかりましたわ　わかってくれた　あとは言いうまい　聞きかずにお呉くれ　想おもい切せつなく　手てに手てをとれば　笛ふえがひびくよ　高原こうげんの駅えき
僕ぼくの青春せいしゅん藤山ふじやま一郎いちろう	藤山ふじやま一郎いちろう	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		恋こいは楽たのしや街まちに　空そらには憧あこがれが住すむよ　僕ぼくの青春せいしゅん(はる)　君きみの青春せいしゅん(はる)　躍おど(おど)る胸むね　恋こいの唇くちびるに　灯影とうえい(ほかげ)のグラスに　若わかさは燃もえる　　君きみと語かたらう窓まどに　ポプラは晴はれやかに搖ゆら(ゆら)ぐ　若わかい青春せいしゅん(はる)　やさし青春せいしゅん(はる)　恋こいの歌うた　黒くろい瞳ひとみには　歓よろこびあふれて　見果みはてぬ夢ゆめ路ろ

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
僕ぼくの銀座ぎんざ藤山ふじやま一郎いちろう	藤山ふじやま一郎いちろう	佐伯さえき孝夫たかお	加藤かとうしのぶ		シネマ帰き(がえ)りか　舗道ほどう(しきいしみち)を　三さん五ご人にんゆく　夕ゆうまぐれ　タラララ　タラララ　頬ほおは薔薇色ばらいろ　銀座ぎんざの娘むすめ　ガルボ好このみ(ごの)みの　引ひき眉毛まゆげ　　銀座ぎんざ八丁はっちょう　あの西にし八はち丁ちょう　十じゅう六ろく丁ちょうの　灯ひ(ひ)のあかり　タラララ　タラララ　恋こいの涙なみだか　柳やなぎの雨あめか　粋いきな島田しまだに　濡ぬれかかる　　お化粧けしょうこらして　月つきさえ銀座ぎんざ　ジャズに浮(うか)れて　ビルの屋根やね　タラララ　タラララ　流行りゅうこう(はやり)遅おくれの　衣装いしょう(きもの)はぬいで　僕ぼくと彼女かのじょの　晴はれの街まち
チェリオ！藤山ふじやま一郎いちろう	藤山ふじやま一郎いちろう	佐伯さえき孝夫たかお	橋本はしもと国彦くにひこ		銀座ぎんざは八丁はっちょう　柳やなぎかげ　ウィンクの雨あめ　キスの雨あめ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　あなたは粋いきな　タキシード　襟えりには真紅しんく(まっか)な　カーネーション　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　惑まどわしのもの　セニョリータ　ビロードの髪かみ　花はなの顔かお　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　浮気うわきな千せんの　恋こい捨すてて　あなたにあげる　熱あつい胸むね　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　お前まえと踊おどる　うれしさに　心しんもそぞろ　身みもそぞろ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　桃色ももいろの恋こい　薔薇ばらの恋こい　死しぬほど抱だいて　欲ほしいのよ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　のぼせりゃポンと　ストレート　恋れんかよこれが　情なさけかよ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　男おとこの心しん　あじさいね　七なな度ど(たび)かわる　恋こいの色いろ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら　　あの手てやこの手て　押おしの手ても　破やぶれてしみる　夜よるの雨あめ　チェリオ　チェリオ！　夢ゆめではないかしら
ミッキイ・マウスの結婚けっこん藤山ふじやま一郎いちろう	藤山ふじやま一郎いちろう	佐伯さえき孝夫たかお	加藤かとうしのぶ		ララララ　ラララララララ　暦こよみ(こよみ)を見みりゃ佳よい日ひよ　お日様ひさまはにこにこと　チンチンゴンゴン　鐘かねが鳴なる　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス　家鴨あひる(あひる)さんと　鵞鳥がちょう(がちょう)さん　大だい猿さる　小しょう猿さる共ども(ども)　駈か(かけ)った　走はしった　それ急いそげ　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス　得意とくいで　熊くま奴やつ(くまめ)が踊おどれば　はやすは　僕達ぼくたちの楽隊がくたい　お洒落しゃれで　気取きどりやの　おはねちゃんのカンガルー　長ながいお鼻はなの象ぞう君くん(ぞうくん)も　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス　　祝いわえよ　歌うたえ踊おどれよ　狐きつね踊おどり面白おもしろ(おもしろ)　牛うしはソレ角かく(つの)を振ふり立たてて　笛ふえはなるよ　朗ろう(ほが)らに　楽たのしとも　楽たのしや二に人にん　花はなの笑顔えがお　目配めくばせ　サア　サア　家いえ(うち)へ行いきましょう　二人ふたりの家いえにと　ミスター　エンド　ミセス・ミッキイマウス　　ララララ　ラララララララ　暦こよみ(こよみ)を見みりゃ佳よい日ひよ　お日様ひさまはにこにこと　チンチンゴンゴン　鐘かねが鳴なる　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス　家鴨あひる(あひる)さんと　鵞鳥がちょう(がちょう)さん　大だい猿さる　小しょう猿さる共ども(ども)　駈か(かけ)った　走はしった　それ急いそげ　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス　得意とくいで　熊くま奴やつ(くまめ)が踊おどれば　はやすは　僕達ぼくたちの楽隊がくたい　お洒落しゃれで　気取きどりやの　おはねちゃんのカンガルー　長ながいお鼻はなの象ぞう君くん(ぞうくん)も　お目出度めでただ　ミスター・ミッキイマウス
雨あめとひとり者もの曽根そね史郎しろう	曽根そね史郎しろう	佐伯さえき孝夫たかお	渡久地とぐち政信まさのぶ		今日きょうも雨あめ　しゃくな雨あめ　雨あめはふるふる　銀座ぎんざうら　軒端のきばづたいに　肩先かたさきすぼめ　チョンガ淋さびしや　傘かさもない　通とおるあの娘むすめは　相合傘あいあいがさか　お茶ちゃをのむほど　銭ぜに(ぜに)はなし　どうせおいらは遣やる瀬せないない　チョンガ　チョンガ。　　赤あかい傘かさ　青あおい傘かさ　腕うでを組くみ組ぐみ　いそいそと　どこへゆこうと　二人ふたりはいいね　チョンガ侘わびしや　獨ひとりもの　雨あめは冷つめたし　あて先さきゃないし　映画えいが見みるにも連つれはなし　どうせおいらは遣やる瀬せないない　チョンガ　チョンガ。　　仰あおぐ空そら　やまぬ雨あめ　暮くれてゆくゆく　灯ひがともる　唄うたが流ながれる　マンボがはずむ　チョンガ哀あいしや　傘かさもない　濡ぬれてゆくほど　粹いきではないよ　いつになったら　嫁よめがくる　どうせおいらは遣やる瀬せないない　チョンガ　チョンガ。
小雨こさめの終着駅しゅうちゃくえき曽根そね史郎しろう	曽根そね史郎しろう	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		二人ふたり旅たびなら君きみとなら　雨あめの夜汽車よぎしゃじゃ来こぬものを　春はるも終おわり、戀こいも終おわりの終着驛しゅうちゃくえきは　思おもい切きれとて暗くらいホームに花はなが散ちる。　　思おもい切きれぬを思おもい切きる　男おとこひとりの旅たびの果はて　握にぎり締しめ、汗あせのにじんだ、片道かたみち切符きっぷ　薄うすい灯影とうえいで見みればしみじみ雨あめも泣なく。　　恋こいに二ふたつはないものを　君くんに二に人にんはないものを　別わかれ来きつつ、雨あめに濡ぬれつつ諦あきらめごころ　抱だいて他國たこくの町まちに消きえゆく男おとこ顔がお。
天城あまぎ悲歌ひか(エレジー)曽根そね史郎しろう	曽根そね史郎しろう	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		伊豆いずの温泉おんせん(いでゆ)の　宿帳やどちょうに　妻つまとはじめて　君きみの名なを　書かいた一夜いちやの　明あけやすく　思おもい残のこして　ああ　たどる天城あまぎの　紅べに椿つばき。　　見みれば椿つばきの　花はなさえも　二ふたつ寄より添そい　離はなれじと　燃もえて葉陰はかげに　咲さくものを　山やまは晴はれても　ああ　どこが二に人にんの　住すみどころ。　　こころせまりて　しみじみと　君きみと抱いだけば　ニッコリと　可愛かわいい睫毛まつげに　宿しゅくす露つゆ　さらば椿つばきよ　ああ　湯ゆの香こうさみしく　春はるは逝(ゆ)く。
カンボジヤの水みず祭まつり曽根そね史郎しろう	曽根そね史郎しろう	佐伯さえき孝夫たかお	佐野さの雅美まさみ		水みずの祭まつりだ　祭まつりだ祭まつり　メコン河岸かわぎし　浮宮で　王おうは竜王りゅうおう(ナーガ)よ　姫ひめ乙女おとめ(ネアン)　カンプ王子おうじの　お妃ひに　揃そろえろた揃そろえろたよ　うれしい顔かおに　月つきがのぼれば　みな拝おがむ。　　水みずの祭まつりだ　名物めいぶつ祭さい　晴はれてたのしい　カンボジア　竜りゅう(ネア)になれなれ　櫂かいそろえ　漕こげやこの舟ふね　水切みずきりって。　揃そろえろた揃そろえろたよ　うれしい顔かおに　月つきがのぼれば　みな拝おがむ。　　水みずの祭まつりだ　祭まつりは三さん日にち　踊おどる舞姫まいひめ(アブサラ)　真珠しんじゅ肌はだ　抜ぬけてきたやら　アンコール　彫ほって刻きざんだ　石壁いしかべを。　揃そろえろた揃そろえろたよ　うれしい顔かおに　月つきがのぼれば　みな拝おがむ。　　水みずの祭まつりだ　祭まつりだ宵よいだ　月つきが出でた出でた　満月まんげつが　声こえをかければ　娘むすめ船せん　逢あいにくるくる　酔よってくる。　揃そろえろた揃そろえろたよ　うれしい顔かおに　月つきがのぼれば　みな拝おがむ。
夢ゆめの中なかのパーティー曽根そね史郎しろう	曽根そね史郎しろう	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		とても素敵すてきな夢ゆめを見みた　好すきなあなたと　踊おどる夢ゆめ　共ともにとる手てに　思おもいは通かよい　雲くもに乗のり行いく　旅たびごころ　あゝ　旅たびごころ　　嬉うれし楽たのし　夢ゆめをみた　さめてくやしい　甘あまい夢ゆめ　夢ゆめの続つづきを　もいちどみせて　くれるあなたであったなら　あゝ　あったなら　　ふたり踊おどった夢ゆめをみた　白しろい花はなさえ　揺ゆれていた　つのる愛いとしさ　何なににも云いえず　時どきの経たつのも　忘わすれてた　あゝ　忘わすれてた
マドロス兄弟きょうだい曽根そね史郎しろう・三浦みうら洸こう一いち	曽根そね史郎しろう・三浦みうら洸こう一いち	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		弱よわい奴やつだぜ　泣なくなんて　マストの鴎かもめが　笑わらってる　辛つらい苦労くろうも　二人ふたりで分わけて　海うみで育そだった　マドロス兄弟きょうだい　恋こいは、恋こいは　恋こいはおまえに　ゆずったぜ。　　強つよい人ひとだぜ　アンチャンは　今度こんどの船ふねをおりたなら　おいら黙だまって　どっかへ行いって　暮くらす気きでいた　マドロス捨すてて　泣ないちゃ、泣ないちゃ　泣ないちゃすまぬが　泣なけてくる。　　見みろよ夕焼ゆうやけ　鰯雲いわしぐも　岬みさきの端はしを　まわったら　あの娘むすめ待まってる　港みなとじゃないか　いつも二人ふたりの　マドロス兄弟きょうだい　なんで、なんで　なんで重おもかろ　船脚ふなあしが。
異国いこくの月つき竹山たけやま逸郎いつお	竹山たけやま逸郎いつお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	清水しみず保雄やすお	おなじ明あかるく　照てればとて　異国いこくの月つきの　つれなさよ　じっと堪こたえて　還かえるまで　さみしいでしょうが　お母かあさん　　月つきにはるばる　行いく雁かりを　いく秋友あきともと　数かぞえたか　じっと堪こたえて　戀こい(こい)しさを　まぎらす故郷こきょうの　子守こもり唄うた　　月つきが沈しずめば　また雪ゆきか　港みなとの氷こおりよ　早はやよ解とけろ　じっと堪こたえて　歸還きかん船せん(きかんせん)　異国いこくの丘おかで　春はるを待まつ
銀座ぎんざ三四郎さんしろう竹山たけやま逸郎いつお	竹山たけやま逸郎いつお	佐伯さえき孝夫たかお	飯田いいだ信夫しのぶ	飯田いいだ信夫しのぶ	月つきが冴さえれば　こころも冴さえて　男おとこが今宵こよい　たどる道みち　何なにんで知しらさりょ　女おんなの胸むねに　銀座ぎんざ三さん四よん郎ろうよ　何処どこへゆく　　一度いちど誓ちかって　封ふうじたからは　こらえこらえた　腕うでなれど　街まちの狼おおかみ　咆えれば燃もえて　銀座ぎんざ三さん四よん郎ろうよ　何処どこへゆく　　月つきよ柳やなぎよ　ゆるしてくれろ　男おとこの強つよい　怒いかり顔がお　情じょうにゃもろいが　悪あくには負まけぬ　銀座ぎんざ三さん四よん郎ろうよ　何処どこへゆく
仙せん太たい利根りこん唄うた竹山たけやま逸郎いつお・藤原ふじわら亮子あきこ	竹山たけやま逸郎いつお・藤原ふじわら亮子あきこ	佐伯さえき孝夫たかお	飯田いいだ信夫しのぶ	飯田いいだ信夫しのぶ	筑波つくば山さんさえ　男おとこ体たい女体にょたい　仙せん太ふとしかなしや　いっぽんどっこ　利根りこんの河原かわらじゃ　つくしも泣ないた　ふいとやくざに　誰だれがした　誰だれがした　　切きられ切傷きりきず　おいらはいいが　荒あれてくれるな　故郷こきょうの土どよ　利根りこんよ達者たっしゃか　よしきりゃ泣なくか　じっと流ながれる　七なな十じゅう里り　七なな十じゅう里り　　変かわる時世じせいに　みんなのために　生いきる男おとこが　やくざでいよが　お前まえ待まってる　女おんながひとり　利根りこんのすみれの　しおらしさ　しおらしさ
再会さいかい三田みた明あきら	三田みた明あきら	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	伊戸いとのりお	逢あえなくなって　初はじめて知しった　海うみより深ふかい　恋心こいごころ　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　あゝ…　鴎かもめにも　わかりはしない　　仲良なかよく二に人にん　およいだ海うみへ　一人ひとりで今日きょうは　来きた私わたし　再ふたたび逢あえる日ひ　指ゆびおり数かぞえる　あゝ…　指ゆびさきに　夕陽ゆうひがしずむ　　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　あゝ…　鴎かもめにも　わかりはしない　　あゝ…　鴎かもめにも　わかりはしない
銀座ぎんざカンカン娘むすめ佐良さら直美なおみ	佐良さら直美なおみ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	服部はっとり克久かつひさ	あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわにやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえがなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかに　だまされないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
桑くわ港こうのチャイナタウン水森みずもりかおり	水森みずもりかおり	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		桑くわ港こう(サンフランシスコ)のチャイナタウン　夜霧よぎりに濡ぬれて　夢ゆめ紅あかく誰だれ(たれ)を待まつ　柳やなぎの小しょう窓まど　泣ないている　泣ないている　おぼろな瞳ひとみ　花はなやさし　霧きりの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　ランタン燃もえて　泪なみだ顔がおほつれ髪かみ　翡翠かわせみの篭こめよ　忘らりょか　忘らりょか　蘭麝らんじゃ(らんじゃ)のかおり　君きみやさし　夢ゆめの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　黄金おうごん門もん(きんもん)湾わんの　君きみと見みる白しろい船ふね　旅路たびじは遠とおい　懐なつかしや　懐なつかしや　故郷こきょうの夢ゆめよ　月つきやさし　丘おかの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる
ハワイの夜よる水森みずもりかおり	水森みずもりかおり	佐伯さえき孝夫たかお	司つかさ潤じゅん吉きち		ハー　ハワイ　みどりの夜よる　月つきも宵よいから　波間なみまに燃もえて　ああ　パパイヤは　仄ほのかあまく　君くん慕したう　ウクレレ　やさしの　ハワイ　ああ　ハワイ　　ハー　ハワイ　君きみ待まつ夜よる　つきぬ思おもいに　花はなさえ咽むせ(むせ)ぶ　ああ　ささやくは　風ふうか波なみか　ひとり漕こぐ　独どく木舟きふね(カヌー)よ　いとしの　ハワイ　ああ　ハワイ
喧嘩けんか旅たび橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	旅たびに出しゅつろ出しゅつろ　男おとこになれと　馬うまの鈴すずさえ　血ちを湧わかす　ケチなわがまま　小しょう意地いじなもんか　清水港しみずこうも　富士山ふじさんも　知しってくれるぜ　若わかいんだ　　森もりを越こえ来くる　お祭まつり囃子ばやし　ここも他国たこくか　喧嘩けんか旅たび　故郷こきょうへのこした　お春はるが一人ひとり　泣ないているよな　十三夜じゅうさんや　なっちゃいけねェ　弱気よわきによ　　北きたの風ふう吹ふけ　股旅またたび合羽かっぱ　雪ゆきと雨あめとに　濡ぬれてゆく　表街道おもてかいどう　さて裏街道うらかいどう　みんな見みておけ　おぼえとけ　おいら清水しみずの　長五郎ちょうごろう
乙女おとめ川がわ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	涙なみだも清きよく　より添そいし　二人ふたりは摘つみぬ　青あおき花はな　思おもい出で恋こいし　ふるさとの　流ながれの岸辺きしべ　乙女おとめ川がわ　　山蔭やまかげ村むらは　さやさやと　竹たけやぶゆれて　静夜せいやに　野菊のぎくをかざし　花はな乙女おとめ　歌うたってくれた　わらべ唄うた　　祇園ぎおんの家いえに　もらわれて　だらりの帯おびで　舞扇まいおうぎ　お座敷ざしき帰がえり　星ほし飛とべば　偲しのぶやいまも　乙女おとめ川がわ
寒さむい朝あさ吉永よしなが小百合さゆり・浜田はまだ光夫みつお	吉永よしなが小百合さゆり・浜田はまだ光夫みつお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		北風きたかぜ吹ふきぬく　寒さむい朝あさも　心こころひとつで暖あたたかくなる　清きよらかに咲さいた可憐かれんな花はなを　みどりの髪かみにかざして今日きょうも　ああ　北風きたかぜの中なかに聞きこうよ春はるを…　北風きたかぜの中なかに聞きこうよ春はるを…　　北風きたかぜ吹ふきぬく寒さむい朝あさも　野の越こえ山越やまごえ来くる来きたる春はるは　いじけていないで手てに手てをとって　望のぞみに胸むねを元気げんきに張はって　ああ　北風きたかぜの中なかに呼よぼうよ春はるを…　北風きたかぜの中なかに呼よぼうよ春はるを…
銀座ぎんざカンカン娘むすめ天地あまち総子ふさこ	天地あまち総子ふさこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あのこ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわニヤニヤ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　トラや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　たまに啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえがなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかに　だまされないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウ　チュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる山川やまかわ豊ゆたか	山川やまかわ豊ゆたか	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		日ひぐれが青あおい灯ひつけてゆく　宵よいの十字路じゅうじろ　泪なみだ色しょくした　霧きりがきょうもふる　忘られぬ瞳ひとみよ　呼よべど並木なみきに消きえて　ああ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる　　花はな売うり娘むすめの花束はなたばも　濡ぬれる十字路じゅうじろ　のこる香かおりに　あまく思おもい出だす　過かぎし日びのあの夜よるは　カラー・フィルムのコマか　ああ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる　　せつなくふるふる身みも細ほそる　霧きりの十字路じゅうじろ　窓まどを洩もれくる　唄うたもすすり泣なく　なつかしのブローチ　肌はだにつめたく沁しみて　ああ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた三門みかど忠司ただし	三門みかど忠司ただし	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴はれ姿すがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおいは枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえゆく　一本刀いっぽんがたな　泣ないて見送みおくる　紅べにつつじ
東京とうきょうの屋根やねの下した森もり光子みつこ	森もり光子みつこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは幸福こうふく者しゃ　日比谷ひびやは恋こいのプロムナード　上野うえのは花はなのアベック　なんにもなくてもよい　口笛くちぶえ吹ふいてゆこうよ　希望きぼうの街まち　憧あこがれの都と　二人ふたりの夢ゆめの東京とうきょう　　東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは幸福こうふく者しゃ　銀座ぎんざは宵よいのセレナーデ　新宿しんじゅくは夜よるのタンゴ　なんにもなくてもよい　青あおい月つきの光ひかりに　ギターを弾ひき　甘あまい恋こいの唄うた　二人ふたりの夢ゆめの東京とうきょう　　東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは幸福こうふく者しゃ　浅草あさくさ　夢ゆめのパラダイス　映画えいがにレビューにブギウギ　なつかし　江戸えどの名残なごり　神田かんだ　日本橋にほんばし　キャピタル東京とうきょう　世界せかいのあこがれ　たのしい夢ゆめの東京とうきょう
東京とうきょう午前ごぜん三さん時じ石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		真まっ紅べになドレスがよく似合にあう　あの娘むすめ想おもうてむせぶのか　ナイト・クラブの青あおい灯ひに　甘あまくやさしいサキソホン　ああ、東京とうきょうの　夜よるの名残なごりの午前ごぜん三さん時じよ　　可愛かわいいい顔がおして街角まちかどの　白しろい夜霧よぎりに濡ぬれながら　待まっていそうな気きもするが　あの娘むすめ、気きままな流ながれ星ぼし　ああ、東京とうきょうの　恋こいの名残なごりの午前ごぜん三さん時じよ　　おもかげまぶたに裏うら路ろへ　出でれば冷つめたいアスファルト　似にた娘むすめ乗のせてくキャデラック　テイル・ランプがただ赤あかい　ああ、東京とうきょうの　夜よるの名残なごりの午前ごぜん三さん時じよ
再会さいかい石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		逢あえなくなって　初はじめて知しった　海うみより深ふかい　恋こいごころ　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　あゝあゝ　鴎かもめにはわかりはしない　　みんなは　悪わるいひとだというが　わたしにゃいつも　いいひとだった　小ちいさっちゃな青空あおぞら　監獄かんごくの壁かべを　あゝあゝ　みつめつつ泣ないてるあなた　　仲なかよく二に人にん　泳およいだ海うみへ　ひとりで今日きょうは　来きたわたし　再ふたたび逢あえる日ひ　指折ゆびおり数かぞえる　あゝあゝ　指ゆびさきに夕陽ゆうひが沈しずむ
俺おれは淋さびしいんだ石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	佐伯さえき孝夫たかお	渡久地とぐち政信まさのぶ		赤あかい灯ひ青あおい灯ひ　ともる街角まちかどに　あの娘むすめを捨すてて　俺おれは行いく　さよなら　さよなら　俺おれは淋さびしいんだ　あの娘むすめと別わかれて　ひとり旅たびへゆく　　見返みかえるあの街まち　星ほしも泣ないている　まぶたもいつか　熱あつくなる　さよなら　さよなら　俺おれは淋さびしいんだ　夜よる風ふうにかわいや　声こえがきこえくる　　あの娘むすめの瞳ひとみも　忘わすれられないに　手紙てがみを残のこし　またの旅たび　さよなら　さよなら　俺おれは淋さびしいんだ　男おとこのさだめさ　ひとり旅たびへゆく
無情むじょうの夢ゆめ石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		あきらめましょうと　別わかれてみたが　何なんで忘りょう　忘らりょか　命いのちをかけた　恋こいじゃもの　燃もえて身みをやく　恋こいごころ　　喜よろこび去さりて　残のこるは涙なみだ　何なんで生いきよう　生いきらりょか　身みも世よも捨すてた　恋こいじゃもの　花はなにそむいて　男泣おとこなき
東京とうきょうナイト・クラブ石原いしはら裕次郎ゆうじろう＆八代やしろ亜紀あき	石原いしはら裕次郎ゆうじろう＆八代やしろ亜紀あき	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		なぜ泣なくの　睫毛まつげがぬれてる　好すきになったの　もっと抱だいて　泣なかずに踊おどろよ　もう夜よるもおそい　わたしが好すきだと　好すきだと云ゆって　フロアは青あおく　ほの暗ぐらい　とても素敵すてきな　東京とうきょうナイトクラブ　　もうわたし　欲ほしくはないのね　とても可愛かわいい　逢あいたかった　男おとこは気きまぐれ　その時ときだけね　うるさい男おとこと　云いわれたくない　どなたの好このみ　このタイは　やくのはおよしよ　東京とうきょうナイトクラブ　　泣なくのに弱よわいぜ　そろそろ帰かえろう　そんなのいやよ　ラストまで　踊おどっていたいの　東京とうきょうナイトクラブ
明日あしたはお立たちか三沢みさわあけみ	三沢みさわあけみ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		明日あしたはお立たちか　お名残なごり惜おしや　なまじ逢あわねば　泣なくまいに　心しんと心しん　つないだ糸いとは　なんで切きれましょ　切きれやせぬ　　思おもうばかりで　口くちには言いえず　握にぎるこの手てを　忘わすれずに　お山やまも今朝けさは　涙なみだで曇くもる　君きみを見送みおくる　峠とうげ道みち　　時計とけいみつめて　いまごろあたり　汽車きしゃを降おりてか　船ふねの中なか　船酔ふなよいせぬか　嵐あらしはこぬか　あれさ夜空よぞらに　夫婦ふうふ星ぼし
グッド・ナイト青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　なんでもない様ように　街角まちかどで　別わかれたけれど　あの夜よるから　忘わすれられなく　なっちゃった　名残なごり惜おしさに　ああ　星ほしを見みつめりゃ　泣なけてくる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　わたしがひとりで　ただ熱あつく　燃もえてることなど　知しらないで　霧きりが降ふる降ふる　夜よるが更ふける　肩かたに散ちらした　ああ　髪かみも吐息といきに　ふるえてる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　涙なみだぐんでる　泣ないてるに　恋こいにゃつれない　ああ　青あおい街灯がいとうの　曲まがり角かど　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
東京とうきょうナイト・クラブ青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		なぜ泣なくの　睫毛まつげがぬれてる　好すきになったの　もっと抱だいて　泣なかずに踊おどろよ　もう夜よるもおそい　わたしが好すきだと　好すきだと言いって　フロアは青あおく　仄暗ほのぐらい　とても素敵すてきな　東京とうきょうナイト・クラブ　　もうわたし　欲ほしくはないのね　とても可愛かわいい　逢あいたかった　男おとこは気きまぐれ　その時ときだけね　うるさい男おとこと　言いわれたくない　どなたの好このみ　このタイは　やくのはおよしよ　東京とうきょうナイト・クラブ　　泣なくのに弱よわいぜ　そろそろ帰かえろう　そんなのいやよ　ラストまで　踊おどっていたいの　東京とうきょうナイト・クラブ
再会さいかい青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		逢あえなくなって　初はじめて知しった　海うみより深ふかい恋心こいごころ　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　あゝ　鴎かもめにも わかりはしない　　みんなは悪わるい　人ひとだと云いうが　わたしにゃいつも　良よい人ひとだった　小ちいさっちゃな青空あおぞら　監獄かんごくの壁かべを　あゝ　見みつめつつ　泣ないてるあなた　　仲なかよく二に人にん　およいだ海うみへ　一人ひとりで今日きょうは来きたわたし　再ふたたび逢あえる日ひ　指ゆびおり数かぞえる　あゝ　指ゆびさきに　夕日ゆうひがしずむ
夜よるがわたしを誘惑ゆうわくするように青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	鈴木すずき庸一よういち		夜よるがわたしを誘惑ゆうわくするように　愛あいされたい　なにも言いわず　あなたの胸むねで　星ほしが見みている恋こいする天使てんしの目付めつきして　ささやきの夜よる　やさしく抱だいて　　花はなの匂においが包つつんでくれるように　わたしにして　腕うでをまわし　くちびる寄よせて　夢ゆめにまで見みて　さがして求もとめて逢あえた人ひと　ささやきの夜よる　やさしく抱だいて　　夜よるがわたしを誘惑ゆうわくするように　見みえなくして　あなただけか　この世よの中なかで　あなたひとりの女おんなでありたいいつまでも　ささやきの夜よる　やさしく抱だいて
黒くろいベレー淡谷あわやのり子こ	淡谷あわやのり子こ	佐伯さえき孝夫たかお	飯田いいだ信夫しのぶ		雨あめがみじめに降ふっていた　壁かべにもたれて二に人にんで　だまって見みてた向むこう河岸かわぎし　赤あかい灯影とうえいがちらちらと　ああ　雨あめが降ふるふる　今日きょうもまた　濡ぬれてるだろうか　黒くろいベレー　　残のこりタバコもしめってた　けむがまつ毛げで泣ないていた　どこかで鳴なったピストルが　犬いぬがとおくで　ほえていた　　雨あめがみじめに降ふっていた　胸むねの底そこまでふっていた　河かわの向むこうじゃ　えんのない　赤あかい灯影とうえいが笑わらってた　ああ　雨あめが降ふるふる　今日きょうもまた　濡ぬれてるだろうか　黒くろいベレー
ハワイのセレナーデ灰はい田でん勝彦かつひこ	灰はい田でん勝彦かつひこ	佐伯さえき孝夫たかお	灰はい田でん晴彦はるひこ		月影つきかげ青あおく　ただよい　恋こいの夜よるがくる　今日きょうも心しんに　浮うかぶは　うるわし面影おもかげ　椰子やしの島しま　君きみのありて　愛あいの唄うた　セレネーデ　涙なみだもて　唄うたいあかす　悲かなしい　我わが身みよ　　椰子やしの島しま　君きみのありて　愛あいの唄うた　セレネーデ　涙なみだもて　唄うたいあかす　悲かなしい　我わが身みよ
とんがらかっちゃ駄目だめよ渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	三宅みやけ幹夫みきお		ねえねえ　恋こいすりゃ辛つらい　ねえねえ　オフィスのつとめ　課長かちょうさんの前まえでは　優やさしい君きみの　ウインク無視むししていたってよ　都合つごうの悪わるい時ときゃ　お互たがい様さまよ　それでもあなたは　とんがらがっちゃ駄目だめよ　　ねえねえ　辛つらいわわたし　ねえねえ　察さっしてもちょうだい　　食事しょくじに誘さそわれ　帰かえりはシネマ　いとしいあなたは　待まち呆ほけよ　立場たちばの違ちがう時ときゃ　仕方しかたがないわ　それでもあなたは　とんがらがっちゃ駄目だめよ　　ねえねえ　年頃としごろなのよ　ねえねえ　お嫁よめに行いけと　世話せわするお人ひとの口先くちさき　借かりりゃ　今いまからきめても　おそくないよ　とっても素敵すてきな　玉たまの輿こしなのよ　それでもあなたは　とんがらがっちゃ駄目だめよ　ねえねえ　とんがらがっちゃいやよ　ねえねえ　今いまのは話はなし　あなたとそえなきゃ　意味いみないこの世よ　可愛かわいがってちょうだい　いつまでもよ　変かわらぬ幸しあわせ　祈いのりましょうね　それでもあなたは　とんがらがっちゃ駄目だめよ
君きみ待まつ口紅くちべに渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		キスミー　キスミー　私わたしの唇くちびる、さくらん坊ぼう　ストロベリーよ紅あかい花はな　森もりの小径しょうけいをさまよえば　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　青あおい小鳥ことりが囁ささやいた　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　　君きみ待まつ夕ゆうべの香水こうすいの　ヘリオトロープのやるせなさ　淡あわい涙なみだの眼めを伏ふせて　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　そっと呼よんでた、歌うたってた　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー　　トランプしましょか、春はるの夜よるは　ハートのA(エース)も燃もえている　A(エース)、ルージュの唇くちびるネ　キスミー　キスミー　キスミー　ワイン・レッドの胸むね寄よせて　キスミー　キスミー　キスミー　キスミー
マンボ・チャイナ渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		恋こいのランタン　夜よる風ふうにゆれる　ゆれてユラユラ　夢ゆめごこち　太鼓たいこ(ボンゴ)が弾はずめば　踊おどりも弾はずむ　マンボ・チャイナ　マンボ・チャイナ　　思おもい出だします　キャバレーの宵よいを　夢ゆめの上海しゃんはい　あの頃ころを　薄うす紅べに可愛かわいいい　お月げっさん見みても　マンボ・チャイナ　マンボ・チャイナ　　ネオン紫むらさき　窓辺まどべの花はなは　白しろいあの花はな　夜来やらい香が(イエイライシャン)よ　別わかれの辛つらさに　泣ないてた二人ふたり　マンボ・チャイナ　マンボ・チャイナ　　むかし想おもえば　月つきさえ曇くもる　言いえば語かたれば　涙雨なみだあめ　太鼓たいこ(ボンゴ)が弾はずむよ　踊おどろよ踊おどろ　マンボ・チャイナ　マンボ・チャイナ
嘆なげきの乙女おとめ旅たび渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		嘆なげきの乙女おとめ旅たび　翡翠かわせみの耳輪みみわもほのゆれて　峠とうげを越こえて行いくよ　後おくれ毛げ　さみし　すすり泣ないては　今日きょうも呼よんでる　夢見ゆめみてる　青あおい空そら　心しんの君きみ　いつ逢あえる　　涙なみだで仰あおぐ峰みね　眉まゆより悲かなしい二日月ふつかづき　峠とうげを越こえて行いくよ　汽笛きてきも細ほそく　明日あしたはどの町まち　どんな気持きもちで泣なくのやら　花はなの影かげ　心しんの君きみ　いつ逢あえる　　更ふけ行ゆく旅たびの夜よる　さすらい儚はかない若わかき身みに　峠とうげを越こえて行いくよ　私わたしは一人ひとり　泣なくな泣なくなと　遠とおく聞きこえるやさし声こえ　なつかしや　心しんの君きみ　いつ逢あえる
マンボ上海しゃんはい渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		夜霧よぎりの上海しゃんはい　マンボで踊おどりゃ　なぜだか　貴方あなたが好すきになる　ああ、瞳ひとみさびしい　異邦いほう人じん(エトランゼ)　ここは上海しゃんはい　海うみの笑わらいくぼよ　マンボで踊おどろ　　ライライ上海しゃんはい　マンボで踊おどりゃ　もまれて　ふられて　味あじをだす　ああ、銀ぎんのカクテル　シェーカーよ　酒さけの上海しゃんはい　赤あかい灯影とうえいの　マンボの恋こいよ　　一夜ひとよさ上海しゃんはい　マンボで踊おどりゃ　別わかれがだんだん　つらｋなる　ああ、明あけりゃ　貴方あなたはアルジェリア　夢ゆめの上海しゃんはい　青あおい港みなとの　マンボの春はるよ
悲かなしき紅べに扇おうぎ渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	加藤かとう光男みつお		花はなか蝶々ちょうちょうか紅べに扇おうぎ　黄金おうごん(きん)の灯影とうえいに冴さえたとて　可愛かわいい我わが子こと生いき別わかれ　浮世うきよかなしい左褄ひだりづま　　浮ういた浮ういたのお座敷ざしきも　更ふけて帰かえりの紅べに扇おうぎ　抱だいて泣なきなき子守こもり唄うた　意地いじも捨すてます逢あえるなら　　昔むかしかなしや　梅若うめわか(うめわか)丸まるは　遠とおい東ひがしの隅田川すみだがわ　母ははのあわれをしみじみと　踊おどる今宵こよいの紅べに扇おうぎ
火ひの鳥とり渡辺わたなべはま子こ・宇都美うつみ清きよし	渡辺わたなべはま子こ・宇都美うつみ清きよし	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		水みずにネオンの　花はなが散ちる　なびく柳やなぎも　なやましや　君きみの情なさけに　ブラウスも　燃もえる火ひの鳥とり　夢見ゆめみ鳥とり　夢見ゆめみ鳥とり　ああ　夢見ゆめみ鳥とり　　愛あいのねぐらを　西東さいとう　別わかれ行いくのも　君きみのため　うつるおもかげ　ただ悲かなし　泣なくな火ひの鳥とり　旅たびの鳥とり　旅たびの鳥とり　ああ　旅たびの鳥とり　　すがた旅路たびじに　やつれても　なんで散ちらさりょ　夢ゆめの花はな　琴きんがきこえる　君きみが呼よぶ　つばさ火ひの鳥とり　恋こいの鳥とり　恋こいの鳥とり　ああ　恋こいの鳥とり
七ななつの星座せいざ渡辺わたなべはま子こ・宇都美うつみ清きよし	渡辺わたなべはま子こ・宇都美うつみ清きよし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		雨あめのたそがれ　星ほしの夜よる　いつも二人ふたりで囁ささやいた　ベンチよ　泣なくが無理むりかしら　今日きょうからあの人ひと　ああ　よその人ひと　よそ人にん　　もとはボタンとセーターが　軽かるくからんだ　えにしとは　思おもえど　つらいこの別わかれ　巷ちまたに散ちりゆく　ああ　恋れんかなし　恋れんかなし　　名残なごり惜おしさに来きてみれば　古ふるいベンチは語かたらねど　七ななつの星座せいざ　ほのぼのと　照てらしてうれしい　ああ　人ひとの影かげ　人ひとの影かげ
恋こいの舗道ほどう渡辺わたなべはま子こ・藤山ふじやま一郎いちろう	渡辺わたなべはま子こ・藤山ふじやま一郎いちろう	佐伯さえき孝夫たかお	鈴木すずき静一せいいち		恋こいの舗道ほどうの　たそがれ時じに　君きみと行いこうよ　あの街まち灯あかり　甘あまきささやき　香かおる薔薇ばら　　楽たのしい逢あう瀬せを　いつの日ひよりか　我がは待まちぬ　この月つき灯あかり　仲間なかま　欲ほしけれ　並木道なみきみち　　秋あきの舗道ほどうの　落おち葉ばを踏ふんで　君きみと逢あえる　あの窓灯まどあかり　夢ゆめは桃色ももいろ　愛あいの歌うた　　恋こいは一筋ひとすじ　舗道ほどうの小雨こさめ　濡ぬれて行いこうよ　この街まち灯あかり　薔薇ばらはほのぼの　胸むねに咲さく
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた島津しまつ亜矢あや	島津しまつ亜矢あや	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお	山田やまだ年みのる秋あき	影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに(ななたに)　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　「広ひろい世間せけんをななめに渡わたる　馬鹿ばかな旅たび笠かさ詰づめ合羽かっぱ　堪忍かんにんしておくんなさい　やくざはやくざらしく　心しんにだけは　絹きぬのさらしを　巻まいております」　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴姿はれすがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおいは枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえゆく　一本刀いっぽんがたな　泣ないて見送みおくる　紅べにつつじ
銀座ぎんざカンカン娘むすめ美空みそらひばり	美空みそらひばり	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ可愛かわいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　ソワソワニヤニヤ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえがなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃイヤよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
沓掛くつかけ時次郎ときじろう天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		すねてなったか　性分しょうぶんなのか　旅たびから旅たびへと　渡わたり鳥どり　浅間あさま三さん筋すじの　煙けむりの下したにゃ　生うまれ故郷こきょうも　あるっていうに　男おとこ沓掛くつかけ　時次郎ときじろう　　女おんな知しらずが　女おんなの世話せわを　その上うえ坊ぼうやの　手てをひけば　すまぬすまぬと　いう目めが辛つらい　旅たびだ旅たびだよ　許ゆるしてくんな　これがおいらの　せいいっぱい　　男おとこ意地いじづく　生命せいめい(いのち)をかけて　キリリと結むすんだ　三度笠さんどがさ　義理ぎりはすんだが　泣なかずに来きたが　またも今日きょうから　行先いきさきゃ知しれぬ　旅たびの合羽かっぱ(かっぱ)を　風ふうが吹ふく
高原こうげんの駅えきよさようなら天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		しばし別わかれの　夜汽車よぎしゃの窓まどよ　いわず語かたらずに　心しんとこころ　またの逢あう日ひを　目もくと目めでちかい　涙なみだ見みせずに　さようなら　　旅たびのおひとと　うらまでお呉くれ　二に人にん抱かかえ(いだ)いて　ながめた月つきを　離はなれはなれて　相あい呼よび(あいよ)ぶ夜よるは　男おとこ涙なみだで　くもらせる　　わかりましたわ　わかってくれた　あとは言いうまい　聞きかずにお呉くれ　想おもい切きり(せつ)なく　手てに手てをとれば　笛ふえがひびくよ　高原こうげんの駅えき
いつでも夢ゆめを天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれた　この胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの　懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああビルのほとりの　ティールーム　雨あめも愛あいしや　唄うたってる　甘あまいブルース　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　心しんに沁しみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも　濡ぬれたろう　ああ小しょう窓まどにけむる　デパートよ　今日きょうの映画えいが(シネマ)は　ロードショウ　かわす囁ささやき　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　悲かなしい宵よいは　悲かなしよに　燃もえるやさしい　街まち灯あかり　ああ命いのちをかけた　恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつ迄までも　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
銀座ぎんざカンカン娘むすめ天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ(こ)可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　ソワソワニヤニヤ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんか(たんか)も　切きりたくなるわ　家いえ(うち)がなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかに　だまされまいぞよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
婦ふ系図けいずの唄うた(湯島ゆしまの白梅はくばい)美空みそらひばり	美空みそらひばり	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		湯島ゆしま通とおれば　思おもい出だす　お蔦つた主税ちからの　心意気こころいき　知しるや白梅はくばい　玉垣たまがきに　のこる二人ふたりの　影法師かげぼうし　　忘わすれられよか　筒井筒つついづつ　岸きしの柳やなぎの　縁えんむすび　かたい契ちぎりを　義理ぎりゆえに　水みずに流ながすも　江戸えど育そだち　　青あおい瓦斯灯がすとう　境内けいだいを　出でれば本郷ほんごう　切通きりどおし　あかぬ別わかれの　中空なかぞらに　鐘かねは墨絵すみえの　上野山うえのやま
野球やきゅう小僧こぞう小林こばやし旭あさひ	小林こばやし旭あさひ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		野球やきゅう小僧こぞうに　逢あったかい　男おとこらしくて　純情じゅんじょうで　もえるあこがれ　スタンドで　じっと見みてたよ　背番号せばんごう　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうは　腕うで自慢じまん　凄すごいピッチャーで　バッターで　街まちの空地くうちじゃ　売うれた顔かお　運うんが良よければ　ルーキーに　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうが　何故なぜくさる　泣なくな野球やきゅうの　神様かみさまも　たまにゃ三振さんしん　エラーもする　ゲーム捨すてるな　頑張がんばろう　僕ぼくの様ようだね　君きみのよう　オオ　マイボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう
鈴すず懸かかの径みち小林こばやし旭あさひ	小林こばやし旭あさひ	佐伯さえき孝夫たかお	灰はい田た有ゆう紀彦のりひこ		友ともと語かたらん　鈴すず懸かかの径みち　通かよいなれたる　学舎がくしゃの街まち　優やさしい小しょう鈴すず　葉はかげに鳴なれば　夢ゆめはかえるよ　鈴すず懸かかの径みち　　友ともと語かたらん　鈴すず懸かかの径みち　通かよいなれたる　学舎がくしゃの街まち　優やさしい小しょう鈴すず　葉はかげに鳴なれば　夢ゆめはかえるよ　鈴すず懸かかの径みち
ラバウル海軍かいぐん航空こうくう隊たい岡本おかもと敦あつし郎ろう	岡本おかもと敦あつし郎ろう	佐伯さえき孝夫たかお	古関こせき裕ひろし而		銀翼ぎんよくつらねて南みなみの前線ぜんせん　ゆるがぬ護まもりの海うみ鷲わしたちが　肉弾にくだんくだく敵てきの主力しゅりょく　栄さかえ(はえ)ある吾われらラバウル航空こうくう隊たい　　数かずをば恃(たの)んで寄よせ来くる只ただ中ちゅう　必かならず勝かつぞと飛とび込こむ時ときは　胸むねに挿さした基地きちの花はなも　にっこり笑わらうラバウル航空こうくう隊たい　　沈しずめた敵艦てきかん墜とした敵てき機きも　忘わすれて見みつめる夜よふけの星ほしは　われに語かたる戦友せんゆう(とも)のみたま　勲くんは高たかしラバウル航空こうくう隊たい
草くさを刈かる娘むすめ吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		お前まえと道連みちづれ　裾野すそのさ行いけばヨー　(まんずまんず)　馬うまっコ勇いさむし　轍わだち(わだち)も軽かるい　(まんずまんず)　今年ことししゃ山やま程ほど　馬草まぐさ刈かろ　(まんずまんず)　　おらがの若わかい衆しゅ　草くさ刈かるときはヨー　小鳥ことりうたえや　涼風すずかぜふけや　鎌かまもきれれや　草くさたまれ　　紅葉こうようサ色いろづきゃ　草くさの実みさえもヨー　ほろろほろほろ　こぼれて紅あかい　わしも今年ことしは　嫁よめになろ　　岩木いわきの山やまほど　刈草かりくさ積つんでヨー　さらばさよなら　轍わだちも軽かるい　馬うまっコいななけ　青空あおぞらに
月つきよりの使者ししゃ青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		白樺しらかんばゆれる　高原こうげんに　りんどう咲さいて　恋こいを知しる　男おとこの胸むねの　切せつなさを　啼なけ啼なけ山鳩やまばと　幾いく声こえ(いくこえ)も　　夜霧よぎりの駅えきに　待まつ君きみの　おもかげ強つよく　ふり捨すてて　はかなや月つきに　泣なき濡ぬれし　白衣はくいの袖そでよ　いつ乾かわく　　幾いく春秋しゅんじゅう(いくはるあき)を　さ迷まよえど　まことの縁えん(えにし)　結むすぶ日ひは　月つきよりの使者ししゃ　思おもい出での　りんどう抱だいて　来くるという
桑くわ港こうのチャイナ街がい青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		桑くわ港こう(サンフランシスコ)のチャイナタウン　夜霧よぎりに濡ぬれて　夢ゆめ紅べに(あか)く　誰だれ(だれ)を待まつ　柳やなぎの小しょう窓まど　泣ないている泣ないている　おぼろな瞳ひとみ　花はなやさし　霧きりの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　ランタン燃もえて　泪なみだ顔がお　ほつれ髪かみ　翡翠かわせみ(ひすい)の籠かごよ　忘らりょか忘らりょか　蘭麝らんじゃ(らんじゃ)のかおり　君きみやさし　夢ゆめの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　黄金おうごん門もん(きんもん)湾わんの　君きみと見みる白しろい船ふね　旅路たびじは遠とおい　懐なつかしや懐なつかしや　故郷こきょうの夢ゆめよ　月つきやさし　丘おかの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる
紫むらさきのタンゴ青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	飯田いいだ信夫しのぶ		春はるの花はなを胸むねに　セニョリータ　きみと踊おどりしタンゴ　セニョリータ　甘あまき接吻せっぷん(くちづけ)　ギターの囁ささやき　なつかしの想おもい出でに　さしぐむ涙なみだ　月つき細ほそく春はるは　逝(ゆ)くとも　忘らりょか恋こいの宵よい　紫むらさきの夜よる　　若わかき生命せいめい(いのち)かけて　セニョリータ　燃もえて踊おどりしタンゴ　セニョリータ　こころそぞろな　木陰こかげ(こかげ)の秘ひめごと　ほのぼのと薫かおりしは　花はなかよきみか　月つき細ほそく春はるは　逝ゆくとも　忘らりょか恋こいの宵よい　紫むらさきの夜よる
夜来やらい香こう青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	黎はじむ綿めん光こう		あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　月つきに切せつなくも　匂におう夜来やらい香こう　この香かおりよ　　長ながき夜よる(よ)の泪なみだ　唄うたううぐいすよ　恋こいの夢ゆめ消きえて　残のこる夜来やらい香こう　この夜来やらい香こう　　夜来やらい香こう　白しろい花はな　夜来やらい香こう　恋こいの花はな　あゝ　胸むね痛いたく　唄うたかなし　　あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　つきぬ思おもい出での　花はなは夜来やらい香こう　恋こいの夜来やらい香こう　　あわれ春風しゅんぷうに　嘆なげくうぐいすよ　つきぬ思おもい出での　花はなは夜来やらい香こう　恋こいの夜来やらい香こう　　夜来やらい香こう　夜来やらい香こう　夜来やらい香こう

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
グッド・ナイト石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		なんでもない様ように　街角まちかどで　別わかれたけれど　あの夜よるから　忘わすれられなくなっちゃった　名残なごり惜おしさに　ああ　星ほしを見みつめりゃ　泣なけてくる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　わたしがひとりで　ただ熱あつく　燃もえてることなど　知しらないで　霧きりが降ふる降ふる　夜よるが更ふける　肩かたに散ちらした　ああ　髪かみも吐息といきに　ふるえてる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　涙なみだぐんでる　泣ないてるに　恋こいにゃつれない　ああ　青あおい街灯がいとうの　曲まがり角かど　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT
潮来いたこ笠かさ古都こと清乃きよの	古都こと清乃きよの	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく　潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさ(たがさ)の紅べに緒いとぐちが　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころも(ひとえ)の　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら　夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
伊太郎いたろう旅たび唄うた古都こと清乃きよの	古都こと清乃きよの	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		筑波つくば山さんさえ　男おとこ体たい女体にょたい　伊太郎いたろうかなしや　一本いっぽんどっこ　利根りこんの河原かわらじゃ　すすきも泣ないた　ふいとやくざに　ふいとやくざにヨー　誰だれがした　　すすき葉末はずえに　光ひかるは露あらわか　やさしい潮来いたこの　あのお月げっさん　逢あわず三さん年ねん　こらえて利根りこんも　じっと流ながれる　じっと流ながれるヨー　七なな十じゅう里り　　斬きられ切傷きりきず　おいらはいいが　荒あれてはくれるな　故郷こきょうの土どよ　きかぬ気性きしょうと　いっても女おんな　雨あめはつらかろ　雨あめはつらかろヨー　花はなあやめ
沓掛くつかけ時次郎ときじろう古都こと清乃きよの	古都こと清乃きよの	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		すねてなったか　性分しょうぶんなのか　旅たびから旅たびへと　渡わたり鳥どり　浅間あさま三さん筋すじの　煙けむりの下したにゃ　生うまれ故郷こきょうも　あるっていうに　男おとこ　沓掛くつかけ時次郎ときじろう　　女おんな知しらずが　女おんなの世話せわを　その上うえ　坊ぼうやの手てをひけば　すまぬすまぬと　いう眼めが辛つらい　旅たびだ旅たびだよ　許ゆるしてくんな　これがおいらの　せい一いち杯はい　　男おとこ意地いじづく　生命せいめいをかけて　キリリと結むすんだ　三度笠さんどがさ　義理ぎりはすんだが　泣なかずに来きたが　またも今日きょうから　行先ゆくさきァ知しれぬ　旅たびの合羽かっぱを　風ふうが吹ふく
弁天べんてん小僧こぞう坂本さかもと冬美ふゆみ	坂本さかもと冬美ふゆみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		牡丹ぼたんの様ような　お嬢じょうさん　シッポ出だすぜと　浜松はままつ屋や　二にの腕うでかけた　彫物ほりものの　桜さくらにからむ　緋縮緬ひぢりめん　しらざァいって　聞きかせやしょう　オット俺おれらァ　弁天べんてん小僧こぞう菊之助きくのすけ　　以前いぜんをいやァ　江えの島しまで　年期ねんきづとめの　お稚児ちごさん　くすねる銭ぜにも　だんだんに　とうとう島しまを　追おわれ鳥とり　噂うわさに高たかい　白波しらなみの　オット俺おれらァ　五ご人にん男おとこのきれはしさ　　着きなれた花はなの　振袖ふりそでで　髪かみも島田しまだに　由比ヶ浜ゆいがはま　だましてとった　百ひゃく両りょうも　男おとことばれちゃ　仕方しかたがねえ　つき出だしなせえ　どこへなと　オットどっこい　サラシは一本いっぽん切きってきた　　素肌すはだに燃もえる　長襦袢ながじばん　縞しまの羽織はおりを　南郷なんごうに　着きせかけられて　帰かえりしな　にっこり被こうむる　豆まめしぼり　鎌倉かまくら無宿むしゅく　島しま育そだち　オットどっこい　女おんなにしたい菊之助きくのすけ
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょうジェロ	ジェロ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああ　ビルのほとりのティー・ルーム　雨あめもいとしや唄うたってる　甘あまいブルース　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　こころにしみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも濡ぬれたろう　ああ　小しょう窓まどにけむる　デパートよ　きょうの映画えいが(シネマ)は　ロードショー　かわすささやき　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　かなしい宵よいは　悲かなしよに　燃もえるやさしい　街まちあかり　ああ　命いのちをかけた恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつまでも　あなたとわたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
潮来いたこ笠かさ天童てんどうよしみ	天童てんどうよしみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさの紅べに緒いとぐちが　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけは聞きくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころもの　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく　潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめに川下かわしも　潮来いたこ笠かさ
無情むじょうの夢ゆめ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		あきらめましょうと　別わかれてみたが　何なんで忘わすれよう　忘らりょか　命いのちをかけた　恋こいじゃもの　燃もえて身みをやく　恋こいごころ　　喜よろこび去さりて　残のこるは涙なみだ　何なんで生いきよう　生いきらりょか　身みも世よも捨すてた　恋こいじゃもの　花はなにそむいて　男泣おとこなき
誰だれか夢ゆめなき橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		想おもいあふれて　花はな摘つめば　白しろい指ゆびさき　入日いりひがにじむ　あざみなぜなぜ　刺とげ持もつ花はなか　たとえ　ささりょと　ああ　誰だれか夢ゆめなき　　森もりの梢こずえ(こずえ)に　照てる月つきも　くもれ男おとこの　切せつない涙なみだ　つよくあきらめ　忘りょとすれば　声こえが　またよぶ　ああ　誰だれか夢ゆめなき　　愛あいがまことの　愛あいならば　慕したうこの花はな　あの花はな二ふたつ　結むすぶ都との　優ゆう絲いと(やさいと)柳やなぎ　春はるよ　輝かがやけ　ああ　誰だれか夢ゆめなき
紫むらさきのタンゴ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	飯田いいだ信夫しのぶ		春はるの花はなを胸むねに　セニョリータ　きみと踊おどりしタンゴ　セニョリータ　甘あまき接吻せっぷん(くちづけ)　ギターの囁ささやき(ささや)き　なつかし想おもい出でに　さしぐむ涙なみだ　月つき細ほそく　春はるはゆくとも　忘らりょか　恋こいの宵よい　紫むらさきの夜よる　　若わかき生命せいめいかけて　セニョリータ　燃もえて踊おどりしタンゴ　セニョリータ　心こころそぞろな　木蔭こかげの秘ひめごと　ほのぼのと薫かおる(かを)りしは　花はなかよ君きみか　月つき細ほそく　春はるはゆくとも　忘らりょか　恋こいの宵よい　紫むらさきの夜よる
再会さいかい由紀ゆきさおり	由紀ゆきさおり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		逢あえなくなって　初はじめて知しった　海うみより深ふかい　恋こいごころ　こんなにあなたを　愛あいしてるなんて　ああ　ああ　鴎かもめにもわかりはしない　　みんなは悪わるい　ひとだというが　わたしにゃいつも　いいひとだった　小ちいさっちゃな青空あおぞら　監獄かんごくの壁かべを　ああ　ああ　みつめつつ泣ないてるあなた　　仲なかよく二に人にん　泳およいだ海うみへ　ひとりで今日きょうは　来きたわたし　再ふたたび逢あえる日ひ　指折ゆびおり数かぞえる　ああ　ああ　指先ゆびさきに夕陽ゆうひが沈しずむ
野球やきゅう小僧こぞう伊武いぶ雅刀まさとう	伊武いぶ雅刀まさとう	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		野球やきゅう小僧こぞうに逢あったかい　男おとこらしくて純情じゅんじょうで　燃もえる憧あこがれスタンドで　じっと見みてたよ背番号せばんごう　僕ぼくのようだね　君きみのよう　オオ　マイ・ボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうはウデ自慢じまん　凄すごいピッチャーでバッターで　街まちの空地くうちじゃ売うれた顔かお　運うんが良よければルーキーに　僕ぼくのようだね　君きみのよう　オオ　マイ・ボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう　　野球やきゅう小僧こぞうが何故なぜくさる　泣なくな野球やきゅうの神様かみさまも　たまにゃ三振さんしん　エラーもする　ゲーム捨すてるな　頑張がんばろう　僕ぼくのようだね　君きみのよう　オオ　マイ・ボーイ　朗ほがらかな　朗ほがらかな　野球やきゅう小僧こぞう
霧きりの中なかの少女しょうじょ久保くぼ浩ひろし	久保くぼ浩ひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		涙なみだはてなし雪ゆきより白しろい　花はなより白しろい君きみ故ゆえかなし　あわれ少女しょうじょよ 霧きりの中なかの少女しょうじょ　消きえて帰かえらぬ あの夜よるの街角まちかど　いまも僕ぼくの心しんの うちに生いきてる君きみよ　　残のこるおもかげ 抱いだきはすれど　散ぢりにし花はなか儚はかない夢ゆめか　あわれ少女しょうじょよ 霧きりの中なかの少女しょうじょ　一目いちもく逢あいたや 命いのちをかけても　いまも僕ぼくの心しんの うちに生いきてる君きみよ　　霧きりは濃こくなる涙なみだはあふる　この夜よるも君きみを 呼よびつつ更ふける　あわれ少女しょうじょよ 霧きりの中なかの少女しょうじょ　お呉くれ答こたえて 愛あいしていますと　いつも僕ぼくの心しんの うちに生いきてる君きみよ
娘むすめギター弾びき雪村ゆきむらいづみ	雪村ゆきむらいづみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		娘むすめ十じゅう八はちギター弾びき　抱だいたギターはむせんでも　わたしは巷ちまたの人気にんき者しゃ　泣なき顔がお見みせずに唄うたいましょ　酒場さかばのお客きゃくがソッポ向むきゃ　きれいなマダムが眼めでにらむ　　兄あにをたずねてギター弾びき　靴くつのかかとをすりへらし　裏うら街がい流ながせどいつ逢あえる　ギターを夜霧よぎりがまた濡ぬらす　そろそろ帰かえろか終電車しゅうでんしゃ　兄にいさんの写真しゃしんが待まっている　　チロルハットのギター弾びき　いつかくるくる幸福こうふくを　夢見ゆめみて暮くらしているお部屋へや　兄にいさん帰かえっているかしら　細ほそ露ろ路ろ曲まがって見上みあげれば　今夜こんやも悲かなしい暗くらい窓まど
娘むすめサンドイッチマン雪村ゆきむらいづみ	雪村ゆきむらいづみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		トンガリ帽子ぼうしの鈴すず鳴ならし　水玉みずたま模様もようのピエロ服ふく　おどけおどけて街まちゆけば　そっと柳やなぎが肩かた撫なでる　花はなのさかりをサンドイッチマン　いろんな訳わけもありますが　みなさん何なにンにも聞きかないで　読よんで下くださいプラカード　　トンガリ帽子ぼうしの金かねの鈴すず　夕陽ゆうひが赤あかくも泣なくじゃない　泣ないていいのは夢ゆめの中なか　元気げんきお出だしよ街まちの角かく　今日きょうで三さん日にち目めサンドイッチマン　嘆なげいてなんかおりません　みなさんわたしを見みるよりは　読よんで下くださいプラカード　　トンガリ帽子ぼうしの鈴すず鳴ならし　あの街まちこの街まち並木道なみきみち　おどけ疲つかれて見上みあげれば　母ははの眼めの様ような月つきが出でる　可愛かわいいピエロのサンドイッチマン　笑わらった顔かおの泣なきぼくろ　みなさん覗のぞいてさがさずに　読よんで下くださいプラカード
お祭まつり娘むすめ雪村ゆきむらいづみ	雪村ゆきむらいづみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		ポンと揚あがるはお祭まつり花火はなび　みんな陽氣ようきに踊おどりゃんせ　さァさ輪わになれまるくなれ　月つきも出でた出でた　えー　ほんに可愛かわいいやまるく出でた　テンツク　テレツク　ピーヒャラ　ヒャラリコ　まるく出でた　　揃そろいましたよ十じゅう七なな、八はちが　今日きょうを祭まつりと着きかざって　其処で踊おどるはどこの娘むすめか　こちらお向むきよ　えー　手振てぶり足あしつきにくらしい　テンツク　テレツク　ピーヒャラ　ヒャラリコ　にくらしい　　笛ふえはピーヒャララ太鼓たいこはテレツクテン　面白おもしろいぞえ　花はなの蔭かげ　見み染そめられるは嬉うれしいが　阿波あわの藍あいほど　えー　色いろに変かわりのないように　テンツク　テレツク　ピーヒャラ　ヒャラリコ　ないように　　花はなか蝶々ちょうちょうか踊おどり子こ姿すがた　見みせて見みられて街まち々を　浮ういて浮うかれて一いちおどり　意気いきなリズムで　えー　しゃれたマンボで夜明よあけまで　テンツク　テレツク　ピーヒャラ　ヒャラリコ　夜明よあけまで
銀座ぎんざマリ雪村ゆきむらいづみ	雪村ゆきむらいづみ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		空そらにゃポッカリ白しろい雲くも　顔かおに見みえます、亡なきママの　街まちッ子こ、陽気ようきで寂さびしがり　情じょうにゃもろくて一いち本気ほんき　生うまれつきだよ、銀座ぎんざマリ　いい子この、いい子この銀座ぎんざマリ　　「銀座ぎんざは全部ぜんぶあたいのもんさ。あのキャデラック、　あれだって、あたいのを貸かしてやってんだよ。　流行りゅうこうの洋服ようふくだって、キモノだって、なんだってみんな　デパートやお店みせにあずけてあるんだから……。　なぜ乗のったり着きたりしないかって?　東京とうきょうッ子こは欲よくがないのさ。　へゝゝゝゝ、それにこの方ほうが気楽きらくだよ。」　　街まちのたそがれ、降ふる雨あめは　幼おさななじみの銀ぎんねずみ　街まちッ子こ、濡ぬれても濡ぬれぬ振ふり　涙なみだまぎらす口笛くちぶえは　ママの形見かたみの子守こもり唄うた　やさしい、やさしい子守こもり唄うた　　つらさ悲かなしさ吹ふきとばし　寒さむい夜よふけも春はるの顔かお　街まちッ子こ、江戸ッ子えどっこ、東京とうきょうッ子こ　たまらないときゃ思おもい出だす　ママの形見かたみの子守こもり唄うた　坊ぼうやいい子この子守こもり唄うた
悲恋ひれんの街まち雪村ゆきむらいづみ・山田やまだ真二しんじ	雪村ゆきむらいづみ・山田やまだ真二しんじ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		かなしい恋こいはこころの底そこに　秘ひめて沈しずめた真珠貝しんじゅがい　さよならさえも言いえないで　別わかれていったあの人ひとが　泣ないていそうな街まちあかり　　はじめて街まちでバス待まちながら　燃もえた二ふたつのいとし胸むね　いついつまでも変かわらじど　ささやき合あった公園こうえんの　花はなは今宵こよいも咲さくかしら　　雨あめ降ふる宵よいも、風ふう吹ふく宵よいも　バスは止やまれど恋こい去さりぬ　なみだの顔かおをそのままに　夜露よつゆに消きえた君きみ思おもう　星ほしも知しらないこの嘆なげき
アルプスの牧場ぼくじょう遊佐ゆさ未森みもり	遊佐ゆさ未森みもり	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		雲くもがゆく雲くもがゆく　アルプスの牧場ぼくじょうよ　鈴蘭すずらんの花はな咲さけば　レイホーレイホー　青春せいしゅんの胸むねが鳴なる　ハイホーハイホー　角笛つのぶえ吹ふけば　駆かけて来くる駆かけて来くる　レイホーレイホー　愛あいらしい小しょう羊ひつじよ　レイホーレイホー　レイヒレイヒレイホー　レイホーレイホー　レイヒレイヒレイホー　　楡にれの木きに鳥とりが啼なく　アルプスの牧場ぼくじょうよ　あこがれの峰みねたかく　レイホーレイホー　青春せいしゅんの夢ゆめを呼よぶ　ハイホーハイホー　峠とうげを越こえて　遥はるかかゆく霞かすみゆく　レイホーレイホー　ジプシーの馬車ばしゃはゆく　レイホーレイホー　レイホーレイホー　ユーレイオレイオ　ヒー　ユーレイオ　フー　　夕映ゆうばえに歌うたかなし　アルプスの牧場ぼくじょうよ　谷たに蔭かげにともる灯ひも　レイホーレイホー　青春せいしゅんの恋こいのいろ　ハイホーハイホー　口笛くちぶえ吹ふけば　溢あふれくる溢あふれくる　レイホーレイホー　若わかい日ひのこの涙なみだ　レイホーレイホー　レイヒレイヒレイホー
銀座ぎんざカンカン娘むすめ遊佐ゆさ未森みもり	遊佐ゆさ未森みもり	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　ソワソワニヤニヤ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ　怖こわくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえはなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
グッド・ナイト大津おおつ美子よしこ	大津おおつ美子よしこ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		なんでもない様ように　街角まちかどで　別わかれたけれど　あの夜よるから　忘わすれられなく　なっちゃった　名残なごり惜おしさに　ああ　星ほしを見みつめりゃ　泣なけてくる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　わたしがひとりで　ただ熱あつく　燃もえてることなど　知しらないで　霧きりが降ふる降ふる　夜よるが更ふける　肩かたに散ちらした　ああ　髪かみも吐息といきに　ふるえてる　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT　　涙なみだぐんでる　泣ないてるに　恋こいにゃつれない　ああ　青あおい街灯がいとうの　曲まがり角かど　GOOD NIGHT GOOD NIGHT　SWEET HEART GOOD NIGHT
銀座ぎんざカンカン娘むすめ歌姫うたひめ楽団がくだん	歌姫うたひめ楽団がくだん	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	歌姫うたひめ楽団がくだん	あの娘むすめ可愛かわいいや カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス サンダルはいて　誰だれを待まつやら 銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて ソワソワニヤニヤ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて カンカン娘むすめ　傘かさもささずに 靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは 私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ 恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも 切きりたくなるわ　家いえがなくても お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ だまされないぞぇ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ 忘ぼうすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ　これが銀座ぎんざの カンカン娘むすめ
銀座ぎんざカンカン娘むすめゴスペラーズ	ゴスペラーズ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	服部はっとり隆之たかゆき	あの娘むすめ(こ)可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダル履はいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけい眺ながめて　ソワソワ　ニヤニヤ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざはわたしのジャングル　トラや狼おおかみ　恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスにストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやーよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
東京とうきょうの屋根やねの下した一青ひとと窈	一青ひとと窈	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	村田むらた陽一よういち	東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　日比谷ひびやは　恋こいのプロムナード　上野うえのは　花はなのアベック　なんにも　なくてもよい　口笛くちぶえ吹ふいて　ゆこうよ　希望きぼうの街まち　憧あこがれの都と　二人ふたりの夢ゆめの　東京とうきょう　　東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　銀座ぎんざは　宵よいのセレナーデ　新宿しんじゅくは　夜よるのタンゴ　なんにも　なくてもよい　青あおい月つきの　光ひかりに　ギターを弾ひき　甘あまい恋こいの唄うた　二人ふたりの夢ゆめの　東京とうきょう　　東京とうきょうの屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　浅草あさくさ　夢ゆめのパラダイス　映画えいがにレビューに　ブギウギ　なつかし　江戸えどの名残なごり　神田かんだ　日本橋にほんばし　キャピタル東京とうきょう　世界せかいのあこがれ　楽たのしい夢ゆめの　東京とうきょう
銀座ぎんざカンカン娘むすめ水森みずもりかおり	水森みずもりかおり	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわ　にやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ　銀座ぎんざは私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえはなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウチュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴はれ姿すがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおい(あおい)は枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえゆく　一本刀いっぽんがたな　泣ないて見送みおくる　紅べにつつじ
沓掛くつかけ時次郎ときじろう山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		すねてなったか　性分しょうぶんなのか　旅たびから旅たびへと　渡わたり鳥どり　浅間あさま三さん筋すじの　煙けむりの下したにゃ　生うまれ故郷こきょうも　あるっていうに　男おとこ　沓掛くつかけ時次郎ときじろう　　女おんな知しらずが　女おんなの世話せわを　その上うえ　坊ぼうやの手てをひけば　すまぬすまぬと　いう眼めが辛つらい　旅たびだ旅たびだよ　許ゆるしてくんな　これがおいらの　せい一いち杯はい　　男おとこ意地いじづく　生命せいめいをかけて　キリリと結むすんだ　三度笠さんどがさ　義理ぎりはすんだが　泣なかずに来きたが　またも今日きょうから　行先ゆくさきァ知しれぬ　旅たびの合羽かっぱを　風ふうが吹ふく
殺陣師たてし一いち代だい山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		握にぎりしめてる　剣けんひとふりに　冴さえよこもれと　いいきかす　なんでつかめぬ　芝居しばいのこころ　意地いじが男おとこが　段平だんびらが　そっと泣ないてる　舞台裏ぶたいうら　　「先生せんせい、出来できました。これが先生せんせいの好すきなリヤリズムの立たて廻まわりだっせ」　　月つきもささない　露地ろじ裏長屋うらながや　呑のんで悪態あくたい　つく俺おれに　質屋しちや通がよいも　慣なれたと笑わらう　可愛かわいい女房にょうぼうの　やせた肩かた　胸むねじゃすまぬと　詫わびている　　「なに、女房にょうぼうが危篤きとくやさかい、　帰かえれ、沢田さわだ先生せんせいわての女房にょうぼうはタテだす。立だて廻まわりだす。　こんな立りつ廻まわりのない芝居しばいやめて、もっとタテのある芝居しばいやりまひょ。　立だて廻まわり、それがわての生命せいめいだ、段平だんびらの生命せいめいだっせ」　　あれは段平だんびら　ど阿呆あほ阿呆あほう　何なにと云いわりょと　構やせん　生いきてくれろよ　工夫くふうの殺陣さつじんよ　檜舞台ひのきぶたいの　花はな蔭かげに　殺陣師たてし一いち代だい　名なを残のこす
東京とうきょうの屋根やねの下した氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	石倉いしくら重信しげのぶ	東京とうきょうの　屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　日比谷ひびやは　恋こいのプロムナード　上野うえのは　花はなのアベック　なんにも　なくてもよい　口笛くちぶえ吹ふいて　ゆこうよ　希望きぼうの街まち　憧あこがれの都と　二人ふたりの夢ゆめの　東京とうきょう　　車くるま京きょうの　屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　銀座ぎんざは　宵よいのセレナーデ　新宿しんじゅくは　夜よるのタンゴ　なんにも　なくてもよい　青あおい月つきの　光ひかりに　ギターを弾ひき　甘あまい恋こいの唄うた　二人ふたりの夢ゆめの　東京とうきょう　　東京とうきょうの　屋根やねの下したに住すむ　若わかい僕ぼく等とうは　しあわせもの　浅草あさくさ　夢ゆめのパラダイス　映画えいがにレビューに　ブギウギ　なつかし　江戸えどの名残なごり　神田かんだ　日本橋にほんばし　キャピタル東京とうきょう　世界せかいのあこがれ　楽たのしい夢ゆめの　東京とうきょう
無情むじょうの夢ゆめ美輪みわ明宏あきひろ	美輪みわ明宏あきひろ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		あきらめましょと　別わかれてみたが　何なんで忘りょう　忘らりょか　命いのちをかけた　恋こいじゃもの　燃もえて身みをやく　恋こいごころ　　よろこび去さりて　残のこるは涙なみだ　何なんで生いきよう　生いきらりょか　身みも世よもすてた　恋こいじゃもの　花はなにそむいて　男泣おとこなき

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
三味線しゃみせんブギウギうめ吉きち	うめ吉きち	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	木村きむら勝彦かつひこ	三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ　シャンシャン　さあさ踊おどろよ　ブギウギ浮うき浮うき　浮ういた浮ういたよ　シャシャリツ　シャンシャン　踊おどる阿呆あほうに　踊おどらぬ阿呆あほうだよ　同おなじ阿呆あほうなら　踊おどりらにゃ損そんだよ　さあさ　猫ねこも杓子しゃくしも　ブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ　シャンシャン　さあさ踊おどろよ　ブギウギ好すき好すき　ハローベビー　シャシャリツ　シャンシャン　飲のんだ酒さけなら　酔よわずにいらりょか　酔よえばお前まえに　惚ほれずにいらりょか　さあさ　花はなも実みもある　ブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ　シャンシャン　さあさ踊おどろよ　ブギウギ浮うき浮うき　派手はでに陽気ようきに　シャシャリツ　シャンシャン　踊おどりゃよくなる　ますますよくなる　茄子なすびもカボチャも　景気けいきもよくなる　さあさ　粋いきも不粋ぶすいも　ブギウギ　ハ、チョイトブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ　シャンシャン　さあさ踊おどろよ　ブギウギ好すき好すき　パッと踊おどって　シャシャリツ　シャンシャン　花はなと名ながつきゃ　なんでも好すきだよ　物ものを言いう花はな　いちばん好すきだよ　さあさ　鳥とりも蝶々ちょうちょうも　ブギウギ　ハ、チョイトブギウギ
ハワイの夜よるちあきなおみ	ちあきなおみ	佐伯さえき孝夫たかお	司つかさ潤じゅん吉きち	武川たけかわ雅まさ寛ひろし	ハー　ハワイ　みどりの夜よる　月つきも宵よいから　波間なみまに燃もえて　ああ　パパイアは仄ほのかあまく　君くん慕したうウクレレ　やさしのハワイ　ああ　ハワイ　　ハー　ハワイ　君きみ待まつ夜よる　つきぬ想おもいに　花はなさえ咽むせぶ　ああ　ささやくは　風ふうか波なみか　ひとり漕こぐ　独どく木舟きふね(カヌー)よ　いとしのハワイ　ああ　ハワイ
湯島ゆしまの白梅はくばい(歌謡かよう浪曲ろうきょく入いり)原田はらだ悠里ゆうり	原田はらだ悠里ゆうり	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		湯島ゆしま通とおれば　思おもい出だす　お蔦つた主税ちから(つたちから)の　心意気こころいき　知しるや白梅はくばい　玉垣たまがき(たまがき)に　のこる二人ふたりの　影法師かげぼうし(かげほうし)　　(セリフ)　「えッ　別わかれろって…　早瀬はやせさん、別わかれろ切きれろは、　芸者げいしゃのときにいうものよ、　私わたし(あたし)にゃ死しねと云うん(い)って下くださいな、　蔦つたには蔦つたには枯かれろと、　おっしゃいましな…」　　(歌謡かよう浪曲ろうきょく)　「すべて　いうのじゃ　ありません　未練みれんでいうのじゃ　ありません　いとしい夫おっとの　ためならば　死しぬよりつらいことだとて　女房にょうぼうが聞きかれぬ　わけはない　それを聞きかなきゃ　早瀬はやせさん　婦ふ(おんな)の系図けいず(けいず)に　傷きずがつく」　　(セリフ)　「お蔦つた、すまん許ゆるしてくれ　せめて最後さいごに好すきな我わがままを　云ゆってくれ」　　「はい、じゃ、手てを引ひいて」　　青あおい瓦斯燈がすとう(ガスとう)　境内けいだい(けいだい)を　出でれば本郷ほんごう　切通きりとおし(きりどお)し　あかぬ別わかれの　中空なかぞらに　鐘かねは墨絵すみえ(すみえ)の　上野山うえのやま
勘太郎かんたろう月夜づきよ唄うた野中のなかさおり	野中のなかさおり	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお		影かげか柳やなぎか　勘太郎かんたろうさんか　伊い那なは七なな谷たに　糸いとひく煙けむり　棄すてて別わかれた　故郷こきょうの月つきに　偲しのぶ今宵こよいの　ほととぎす　　形かたち(なり)はやくざに　やつれていても　月つきよ見みてくれ　心しんの錦にしき　生うまれ変かわって　天竜てんりゅうの水みずに　うつす男おとこの　晴はれ姿すがた　　菊きくは栄さかえる　葵あおい(あおい)は枯かれる　桑くわを摘つまむ頃ころ　逢あおうじゃないか　霧きりに消きえ行ゆく　一本刀いっぽんがたな(がたな)　泣ないて見送みおくる　紅べに(べに)つつじ
銀座ぎんざカンカン娘むすめ高峰たかみね秀子ひでこ	高峰たかみね秀子ひでこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち	服部はっとり良一りょういち	あの娘むすめ可愛かわいいや　カンカン娘むすめ　赤あかいブラウス　サンダルはいて　誰だれを待まつやら　銀座ぎんざの街角まちかど　時計とけいながめて　そわそわ　にやにや　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　雨あめに降ふられて　カンカン娘むすめ　傘かさもささずに　靴くつまでぬいで　ままよ銀座ぎんざは　私わたしのジャングル　虎とらや狼おおかみ恐きょうくはないのよ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　指ゆびをさされて　カンカン娘むすめ　ちょいと啖呵たんかも　切きりたくなるわ　家いえはなくても　お金かねがなくても　男おとこなんかにゃ　だまされまいぞえ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)　　カルピス飲のんで　カンカン娘むすめ　一ひとつグラスに　ストローが二に本ほん　初恋はつこいの味あじ　忘わすれちゃいやよ　顔かおを見合みあわせ　チュウチュウ　チュウチュウ　これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ　(これが銀座ぎんざの　カンカン娘むすめ)
故郷こきょうの灯ひは消きえず橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	くにを出でてから　ご無沙汰ぶさたばかり　老おいた母かあさん　達者だっしゃでいてか　春はるが来くる度たび　花はな咲さくだろか　秋あきが来くる度たび　淋さびしかないか　想おもいくらして　いるんです　　夢ゆめに母かあさん　顔かお見みた朝あさは　いつも元気げんきで　とび起おきますよ　なんといっても　優やさしい母ははが　僕ぼくにゃあるんだ　嬉うれしじゃないか　母ははの住すんでる　ふるさとも　　赤あかい夕陽ゆうひが　並木なみきに沈しずむ　涙なみだぐんでる　小鳥ことりもあろに　街まちにゃ灯ひがつく　今夜こんやも霧きりか　霧きりににじんだ　その灯ひを見みれば　胸むねに故郷こきょうの　灯ひが点ともる
故郷こきょうの花はなはいつでも紅あかい橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	この土手どて道どうは　自転車じてんしゃを　ならべて学校がっこうへ　行おこなった道みち　ひばりも鳴ないた　すすきも揺ゆれた　あの子こが休やすむと　淋さびしゆてならず　学校がっこうがその日ひは　遠とおかった遠とおかった　　三さん年ねん前まえに　東京とうきょうの　美容びよう師し学校がっこうへ行いった子こよ　いまでは店みせで　働はたらくそうな　この村むら帰かえって　自分じぶんでお店みせ　出だしたら花環はなわを　贈おくろうか　贈おくろうか　　この土手どて道どうの　長道ながみちを　通とおればあの子こを　思おもい出だす　達者たっしゃでいろよ　元気げんきでくらせ　故郷こきょうの花はなは　いつでも紅あかい　やさしく青あおいよ　川かわだって　川かわだって
シンガポールの夜よるは更ふけて橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	南みなみ十じゅう字じは　燃もえたとて　誰だれにいまさら　恋こいごころ　消きえた瞳ひとみに　似にた星ほしを　ナイトクラブの　窓まどに見みる　ああシンガポール　シンガポール　星ほしの港みなとの夜よるは　更ふけゆく　　恋こいは短みじかし　星ほしあかり　泣なくにゃ明あかるい　シーサイド　ひとりさまよう　エトランゼ　胸むねのこの傷きず　いつなおる　ああシンガポール　シンガポール　星ほしの港みなとの夜よるは　更ふけゆく　　逢あえるその日ひは　いつのこと　ああシンガポール　シンガポール　星ほしの港みなとの夜よるは　更ふけゆく
恋こいをするなら橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	焔ほのおのように　燃もえようよ　恋こいをするなら　愛あいするならば　夜よるはバラ色ばらいろ　夜明よあけもバラ色ばらいろ　今日きょうも明日あしたも　明後日みょうごにちも　AAA　III　EEO　AIO　焔ほのおのように　燃もえようよ　恋こいをするなら　愛あいするならば　　世よの中なかなんて　忘わすれよう　恋こいをするなら　愛あいするならば　男おとこごころも　女おんなのこころも　とけて一ひとつに　なっちまう　AAA　III　EEO　AIO　焔ほのおのように　燃もえようよ　恋こいをするなら　愛あいするならば　　チャームになるさ　ハンサムに　恋こいをするなら　愛あいするならば　恋こいのマッチを　二人ふたりですろうよ　すれば火ひがつく　紅あかい火ひが　AAA　III　EEO　AIO　焔ほのおのように　燃もえようよ　恋こいをするなら　愛あいするならば…
恋こいのメキシカン・ロック橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　　ぎらら　まぶしい太陽たいよう　肌はだにやけつく　太陽たいよう　真昼まひるの海うみで　出逢であった二人ふたり　君きみの瞳ひとみは　サパタブラック　君きみの唇くちびる　マタドールレッド　なんて素敵すてきな　セニョリータ　信しんじられない　セニョリータ　も一いち度ど言いって　好すきだと言いって　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　　恋こいの酒さけなら　テキーラ　ラテン・ロックで　踊おどろう　指先ゆびさきからでも　心しんはかよう　僕ぼくの気持きもちは　メキシカン・パッション　君きみのスタイル　メキシカン・ファッション　みんなみてるぜ　君きみを　しびれちゃったよ　僕ぼくも　パンチのきいた　ロックとルック　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　　君きみはたのしい　太陽たいよう娘むすめ　君きみは陽気ようきな　イエローダリヤ　今夜こんやはじめて　マニャーナ　言いってみたんだ　マニャーナ　別わかれの言葉ことばも　いかしているぜ　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ロック　ゴーゴーゴーゴー　メキシカン・ルック　ゴーゴーゴーゴー
佐久さくの鯉こい太郎たろう橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	信州しんしゅう　佐久さくの鯉こい太郎たろう　とてもうぬ等ひとしの　長脇差ながわきざし(どす)じゃ無理むり　月つきの出でぬ間あいだに　消きえちまえ　けちな面めん(つら)など　けちな面めんなど　見みたかねえ　　おもかげばかり　なぜ残のこる　忘わすれかねての　またの秋あき　峠とうげ一ひとつも　七曲ななまがり　落葉らくようしぐれの　落葉らくようしぐれの　三度笠さんどがさ　　草鞋わらじ(わらじ)の先さきよ　ふるさとへ　向むいちゃ苦く業ぎょうが　むだになる　なるな涙なみだに　旅たびがらす　夢ゆめに流ながれろ　夢ゆめに流ながれろ　千曲川ちくまがわ
舞妓まいこはん橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	花はなのかんざし　重おもたげに　きいておくれやすかと　舞妓まいこはゆうた　お座敷ざしき帰がえりの　祇園ぎおん町まち　きけばかなしい　物語ものがたり　京きょうはおぼろ夜よ　涙なみだ月がつ　加茂かもの流ながれも　泣ないていた　　踊おどり上手じょうずで　年頃としごろも　丁度ちょうど同おなじぐらいで　似にていたそうな　命いのちとちかった　恋こい一ひとつ　抱だいてお墓はかに　ねむるそな　都とおどりの　初舞台はつぶたい　母ははのつもりで　踊おどるとか　　桜さくらがくれに　清水しみずの　別わかれ道みちで舞扇まいおうぎ　あの妓ぎはくれた　二人ふたりのこの恋こい　いつまでと　思おもえや気きになる　ことばかり　あすは参まいろか　その墓はかへ　恋こいの花はな咲さけ　京きょうの春はる
沓掛くつかけ時次郎ときじろう橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	すねてなったか　性分しょうぶんなのか　旅たびから旅たびへと　渡わたり鳥どり　浅間あさま三さん筋すじの　煙けむりの下したにゃ　生うまれ故郷こきょうも　あるっていうに　男おとこ 沓掛くつかけ時次郎ときじろう　　女おんな知しらずが　女おんなの世話せわを　その上うえ　坊ぼうやの手てをひけば　すまぬ　すまぬと　いう眼めが辛つらい　旅たびだ旅たびだよ　許ゆるしてくんな　これがおいらの　せい一いち杯はい　　男おとこ意地いじづく　生命せいめいをかけて　キリリと結むすんだ　三度笠さんどがさ　義理ぎりはすんだが　泣なかずに来きたが　またも今日きょうから　行先いきさきゃ知しれぬ　旅たびの合羽かっぱを　風ふうが吹ふく
江梨子えりこ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	冷つめたい雨あめが降ふる朝あさに　一人ひとりで江梨子えりこは死しんでしまった　かわいそうな江梨子えりこよ　きれいだった江梨子えりこよ　涙なみだにぬれたその顔かおを　花はなで飾かざって上あげましょう　　だまされたって傷きずつかぬ　やさしい心しんの娘むすめだったが　大人おとな達たちが江梨子えりこよ　わるいんだぜ江梨子えりこよ　苦くるしみのない天国てんごくで　きっとなるでしょ　幸福こうふくに　　海辺うみべのお墓はかその下したで　静しずかに江梨子えりこは眠ねむっている　野菊のぎくだけど江梨子えりこよ　つんできたぜ江梨子えりこよ　今いまでは逢あえはしないけど　残のこる名前なまえの美うつくしさ
おけさ唄うたえば橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	こいつを歌うたうと　泣なけるのさ　遠とおくはなれて　想おもうのは　鴎かもめとぶとぶ　松原まつばらよ　　おいら二人ふたりで　逢あったとこ　あの娘むすめはこの唄うた　好すきだった好すきだった　ハァー島とうの　ア　アリサア　灯台とうだい　灯ひのつく頃ころはヨー　アリャアリャアリャサ　なぜか仕事しごとが　手てにつかぬ　　おいらの帰かえるを　待まちかねて　嫁よめにゆくよな　娘むすめじゃないが　花はなが又また咲さきゃ　気きにかかる　揃ぞろい浴衣ゆかた(ゆかた)で　おけさぶし　踊おどって明あかした　夜よるもあった夜よるもあった　ハァー雪ゆきの　ア　アリサア　新潟にいがた　吹雪ふぶきに暮くれるヨー　アリャアリャアリャサ　佐渡さどは寝ねたかよ　灯ひも見みえぬ　　ふるさと恋こいしや　島しま恋こいし　瞼まぶたとざせば　この耳みみに　今いまもきこえる　波なみの音おと　とんで帰かえって　おふくろや　あの娘むすめの笑顔えがおが　早はやよ見みたい 早はやよ見みたい
白しろい制服せいふく橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	湖みずうみくらく なに泣なく風ふうか　さよなら僕ぼくの 白衣はくいの天使てんし　こころの妻つまよ 可愛かわいい人ひとよ　言いうに言いえない せつない胸むねを　歌うたえど悲かなし 月がつさえ遠とおい　　(セリフ)「いつまでも忘わすれないでね」　と君きみは言いった　忘わすれないよ、忘わすれるもんか…　うなだれて、木蔭こかげに消きえていった　君きみの白しろい制服せいふく…涙なみだに咲さいた花はなだった　　すずらん摘つんだ 岸辺きしべの小径しょうけい　あなたの肩かたに しずんだ夕陽ゆうひ　この白樺しらかんばに もたれた人ひとよ　せめて一言ひとこと 好すきなんだよと　打うち明あけたいと ああ思おもいつつ　　(セリフ)ひとり残のこってたたずむ、　この湖畔こはんの淋さびしさ　なぜ　言いわなかったのだろう、　言いえなかったのだろう…　愛あいしてるって　　別わかれの時ときは 明日あしたと知しれば　花はなより白しろい 制服せいふく姿すがた　あなたは僕ぼくを 泣なきたくさせる　待まっていてくれ 帰かえってくるよ　月つきより遠とおく 消きえずにおくれ
北海ほっかいの暴あばれん坊ぼう橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン　ソーラン ソーラン ハイハイ　　腕うでにすがって 可愛かわいいじゃないか　板子いたご一いち枚まい 地獄じごくであろと　連つれていってと あの娘むすめが言ゆうたよ　北海ほっかいきっての 俺おれらョー 暴あばれん坊ぼう　はぐれ鴎かもめよ なにを泣なく　沖おきの鴎かもめに 汐しお時じきけば 私わたしゃ立たつ鳥とり　エー波はにきけチョイ ヤサ エーエンヤサノ　ドッコイショ ハ ドッコイショ ドッコイショ　　怒濤どとう乗のり切きる 男おとこの根性こんじょう　喧嘩けんか喧嘩けんかで 流ながれて来きたが　娘むすめごころは シンから苦手にがてさ　北海ほっかいきっての 俺おれらョー 暴あばれん坊ぼう　寂さびしがりなど するもんか　男おとこ度胸どきょうなら 五ご尺しゃくの身体しんたい どんと乗のり出だせ 　エー波はの上うえチョイ ヤサ エーエンヤサノ　ドッコイショ ハ ドッコイショ ドッコイショ　　ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン　ソーラン ソーラン ハイハイ　　霧きりに吹雪ふぶきに どうしてるかと　想おもうあの娘むすめの くちびるよりも　俺おれにゃ甘あまいぜ 荒あら潮うしおしぶきが　北海ほっかいきっての 俺おれらョー 暴あばれん坊ぼう　ノサップ横波よこなみ ドントこい
若わかいやつ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	若わかいやつなら　胸むねを張はれ　空そらは高たかいよ　広ひろいよ青あおい　そこにゃ住すんでる　あこがれが　思おもった通とおりに　行ぎょうこうぢゃないか　若わかいやつなら　胸むねを張はれ　額がくにかがやく　太陽たいようをうけて　　若わかいやつなら　夢ゆめを見みる　ながす涙なみだは　夜よる風ふうが払はらう　星ほしがやさしく　呼よびかける　思おもった通とおりに　行ぎょうこうぢゃないか　若わかいやつなら　夢ゆめを見みる　可愛かわいい瞳ひとみを　待まっている　　若わかいやつなら　唄うたおうぜ　赤あかい血潮ちしおと　希望きぼうに燃もえて　二度にどと還かえらぬ　青春せいしゅんを　思おもった通とおりに　行ぎょうこうぢゃないか　若わかいやつなら　唄うたおうぜ　光ひかりに向むかって　進すすもうぜ
潮来いたこ笠かさ橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさの紅べに緒いとぐちが　ちらつくようぢゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころもの　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも潮来いたこ笠かさ
若わかい東京とうきょうの屋根やねの下した橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	橋はし幸夫ゆきお＆吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	山やまの手ても下町したまちも　下町したまちも山やまの手ても　東京とうきょう　楽たのしや　楽たのしや東京とうきょう　朝日あさひがさせば　あの娘むすめのように　花はなの笑顔えがおで　コンニチワ　春はるは芽めぐむ　お濠ほりの柳やなぎ　恋こいは芽めぐむ　若わかい胸むねに　東京とうきょう　楽たのしや　楽たのしや東京とうきょう　　山やまの手ても下町したまちも　下町したまちも山やまの手ても　東京とうきょう　やさしや　やさしや東京とうきょう　かわいや鴎かもめ　港みなとに川かわに　てんで明あかるい　アクセサリー　ビルの窓まどを　夕日ゆうひが染そめりゃ　足あしは急いそぐ　恋こいに燃もえて　東京とうきょう　やさしや　やさしや東京とうきょう　　山やまの手ても下町したまちも　下町したまちも山やまの手ても　東京とうきょう　いとしや　いとしや東京とうきょう　なじみの街まちよ　夜霧よぎりに更ふけて　下した(くだ)るメトロの　階段かいだんよ　瞳ひとみ交かわし　ささやく言葉ことば　それはいつも「明日あしたまたネ」　東京とうきょう　いとしや　いとしや東京とうきょう　いとしや東京とうきょう
好すき好ずき好すきフランク永井ながい	フランク永井ながい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	好すき　好すき好すき　霧きりの都と　東京とうきょう　好すき　好すき好すき　うるむ　ネオンの街まち　いつもいつでも　君きみと僕ぼくと二に人にん　とっても素敵すてき　おしゃれ横丁よこちょうの飾窓かざりまど(ウインドウ)　パリごのみの　ファッション　好すき　好すき好すき　僕ぼくは　あなたが好すき　　好すき　好すき好すき　箱根はこねスカイライン　好すき　好すき好すき　芦あしの湖畔こはんの夜よる　あの日ひあのとき　君きみと僕ぼくと二に人にん　とっても素敵すてき　星ほしの降ふるよなテラス　忘わすれられない　キッス　好すき　好すき好すき　僕ぼくはあなたが好すき　　とっても素敵すてき　恋こいのカクテル・コーナー　燃もえて合あわせるグラス　好すき　好すき好すき　僕ぼくはあなたが好すき
新宿しんじゅくサタデー・ナイト青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	佐伯さえき孝夫たかお	鈴木すずき庸一よういち	竹村たけむら次郎じろう	キッスしたの　あなたは　わたしの心しんに　ひとりではいられない　女おんなにしたの　星ほしまでも流ながれるの　待まちかねてさがすよに　好すきよあなた　好すきよあなた　サタデー・ナイト　サタデー・ナイト　新宿しんじゅくの夜よる　　泣なきまねじゃないのよ　ほんとの涙なみだ　ふと浮うかぶふるさとの　山脈さんみゃく青あおく　さようならと乗のろうかナ　最終さいしゅうの長野ながの行ゆき　だけどあなた　だけどあなた　サタデー・ナイト　サタデー・ナイト　新宿しんじゅくの夜よる　　くやしいわあなたが　忘られないの　恋こいしくて泣なきに泣なく　ときさえあるの　どうなりょと　どうさりょと　好すきならば仕方しかたがない　若わかい街まちの　恋こいの街まちの　サタデー・ナイト　サタデー・ナイト　新宿しんじゅくの夜よる
ラブ・レターフランク永井ながい	フランク永井ながい	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	ほのかに暗くらい　紫むらさきシェード　むなしく夜よるは　ふけてゆく　I Love You, I Love you　君きみとあのとき　かわしたキスも　忘わすれられなくて　涙なみだで書かいてる　ラブ・レター　　書かいたら晴はれる　想おもいだろうか　みつめてかなし　ペンの先さき　I Love You, I Love You　すがりつく様ような　あなたの瞳ひとみも　恋こいしく浮うかび　涙なみだで書かいてる　ラブ・レター　　I Love You, I Love You　待まってこがれて　わたしのバラよ　いのちのバラに　涙なみだで書かいてる　ラブ・レター
東京とうきょうナイト・クラブフランク永井ながい＆松尾まつお和子かずこ	フランク永井ながい＆松尾まつお和子かずこ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	なぜ泣なくの　睫毛まつげがぬれてる　好すきになったの　もっと抱だいて　泣なかずに踊おどろよ　もう夜よる(よ)もおそい　わたしが好すきだと　好すきだといって　フロアは青あおく　仄暗ほのぐらい　とても素敵すてきな　東京とうきょうナイト・クラブ　　もうわたし　欲ほしくはないのね　とても可愛かわいい　逢あいたかった　男おとこは気きまぐれ　その時ときだけね　うるさい男おとこと　言いわれたくない　どなたの好このみ　このタイは　やくのはおよしよ　東京とうきょうナイト・クラブ　　泣なくのに弱よわいぜ　そろそろ帰かえろう　そんなのいやよ　ラストまで　踊おどっていたいの　東京とうきょうナイト・クラブ
月つきよりの使者ししゃ三浦みうら洸こう一いち・香山かやま美子よしこ	三浦みうら洸こう一いち・香山かやま美子よしこ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	寺岡てらおか真ま三さん	白樺しらかんばゆれる　高原こうげんに　りんどう咲さいて　恋こいを知しる　男おとこの胸むねの　切せつなさを　啼なけ啼なけ山鳩やまばと　幾いく声こえも　　夜霧よぎりの駅えきに　待まつ君きみの　おもかげ強つよく　ふり捨すてて　はかなや月つきに　泣なき濡ぬれし　白衣はくいの袖そでよ　いつ乾かわく　　幾いく春秋しゅんじゅうを　さ迷まよえど　まことの縁えん　結むすぶ日ひは　月つきよりの使者ししゃ　思おもい出での　りんどう抱だいて　来くるという
嫁とつぐ日ひまで吉永よしなが小百合さゆり	吉永よしなが小百合さゆり	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	あなたが夢ゆめむ　いつでも夢ゆめむ　きらめく乙女おとめ　やさしの乙女おとめ　そんなわたしでいたい　嫁よめ(とつ)ぐ日びまでは　強つよくひとりの人ひとを　描えがき求もとめて生いきて　髪かみも指ゆびもあわれいとしや嫁とつぐ日ひまで　　見知みしらぬあなた　わたしのあなた　いつの日ひ逢あえる　愛あいする人ひとよ　待まってこがれる小しょう窓まど　花はなも可愛かわいいや　花はなは数々かずかず咲さきけど　妻つまと呼よぶ花はな一ひとつ　清きよく白しろく風ふうに散ちらずに嫁とつぐ日ひまで　　あなたの来くる日ひ　迎むかえに来くる日ひ　二ふたつのこころ一ひとつに結むすべ
夜霧よぎりの空そらの終着しゅうちゃく港こう(エアー・ターミナル)和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ	和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		最後さいごのつばさを 待まちながら　ことなくあれと祈いのってる　白しろい夜霧よぎりの 空そらの終着しゅうちゃく港こう　標識ひょうしき灯とうもうるんでて　あぁ… もって来こいの晩ばんだぜ　　夜空よぞらの奥おくから来くる君きみの　こころのいたみ誰だれか知しる　白しろい夜霧よぎりの 空そらの終着しゅうちゃく港こう　二人ふたりっきりで話はなすには　あぁ… もって来こいの晩ばんだぜ　　かなしいときには 思おもいきり　かなしむ底そこに夢ゆめは咲さく　白しろい夜霧よぎりの 空そらの終着しゅうちゃく港こう　咲さけ咲さけ夢ゆめの赤あかい花はな　あぁ… もって来こいの晩ばんだぜ
チェッ チェッ チェッ(涙なみだにさよならを)橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		忘わすれちゃいなと　風ふうが吹ふく　あきらめちゃいなと　雪ゆきが降ふる　さっきチラッと　見みかけたあの娘むすめ　夜更よふけの外車がいしゃに　乗のっていた　ソッポ向むかいてた　チェッ　チェッ　チェッ　街まちは沈しずんだ 青あおい色いろ　　恋こいは死しんだと　唄うたってる　街まちのギターが　唄うたってる　俺おれのこころが　チクチク痛いたむ　いっちゃえ　あんな娘むすめどこへでも　ピンクサーモン　チェッ　チェッ　チェッ　ばかにパリッと していたぜ　　忘わすれられぬと　風ふうが吹ふく　あきらめきれぬと　雪ゆきが降ふる　淋さびしく見みつめる　この掌てのひらに　かなしく降ふる降ふる　消きえてゆく　雪ゆきのはかなさ　チェッ　チェッ　チェッ　ヤケに涙なみだが　流ながれくる
三味線しゃみせんブギウギ市丸いちまる	市丸いちまる	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり良一りょういち		三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ シャンシャン　さあさ 踊おどろよ ブギウギ 浮うき浮うき　浮ういた浮ういたよ　シャシャリツ シャンシャン　踊おどる阿呆あほうに 踊おどらぬ阿呆あほうだよ　同おなじ阿呆あほうなら 踊おどらにゃ損そんだよ　さあさ 猫ねこもしゃくしも ブギウギ　ハチョイト ブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ シャンシャン　さあさ 踊おどろよ ブギウギ 好すき好すき　ハロー・ベビー　シャシャリツ シャンシャン　飲のんだ酒さけなら 酔よわずにいらりょか　酔よえばお前まえに 惚ほれずにいらりょか　さあさ 花はなも実みもある ブギウギ　ハチョイト ブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ シャンシャン　さあさ 踊おどろよ ブギウギ 浮うき浮うき　派手はでに陽気ようきに　シャシャリツ シャンシャン　踊おどりゃよくなる ますますよくなる　茄子なすびもかぼちゃも 景気けいきもよくなる　さあさ 粋いきも不粋ぶすいも ブギウギ　ハチョイト ブギウギ　　三味線しゃみせんブギーで　シャシャリツ シャンシャン　さあさ 踊おどろよ ブギウギ 好すき好すき　パッと踊おどって　シャシャリツ シャンシャン　花はなと名ながつきゃ なんでも好すきだよ　物ものを言いう花はな 一番いちばん好すきだよ　さあさ 鳥とりも蝶々ちょうちょうも ブギウギ　ハチョイト ブギウギ
白樺しらかんばの小径しょうけい淡谷あわやのり子こ	淡谷あわやのり子こ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		白樺しらかんばの この径みちは　想おもい出での さみし径みち　雨あめにぬれ 風ふうにゆれ　白しろい花はなが 咲さいていた　あの人ひとは あの人ひとは　わたしひとりを おいてった　熱あつい吐息といきで やさし心しんで　きっと 迎むかえにくるから 待まっててと　　夢ゆめの間あいだに 夢ゆめのよに　春はるはゆき 夏なつもすぎ　何なにゆえに 何なにゆえに　こんな哀かなしい 秋あきが来きた　あの人ひとは あの人ひとは　わたしひとりを おいてった　忘られぬ あの言葉ことば　きっと 迎むかえにくるから 待まっててと
桑くわ港こうのチャイナタウン渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち		桑くわ港こう(サンフランシスコ)のチャイナタウン　夜霧よぎりに濡ぬれて　夢ゆめ紅あかく　誰だれを待まつ　柳やなぎの小しょう窓まど　泣ないている　泣ないている　おぼろな瞳ひとみ　花はなやさし　霧きりの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　ランタン燃もえて　泪なみだ顔がお　ほつれ髪かみ　翡翠かわせみの籠こめよ　忘らりょか　忘らりょか　蘭麝らんじゃ(らんじゃ)のかおり　君きみやさし夢ゆめの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる　　桑くわ港こうのチャイナタウン　黄金おうごん門もん湾わん(きんもんわん)の　君きみと見みる白しろい船ふね　旅路たびじは遠とおい　懐なつかしや　懐なつかしや　故郷こきょうの夢ゆめよ　月つきやさし　丘おかの街まち　チャイナタウンの恋こいの夜よる
寒さむい朝あさ五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		北風きたかぜ吹ふきぬく　寒さむい朝あさも　心こころひとつで　暖あたたかくなる　清きよらかに咲さいた　可憐かれんな花はなを　緑みどりの髪かみに　かざして今日きょうも　ああ　北風きたかぜの中なかに　聞きこうよ春はるを　北風きたかぜの中なかに　聞きこうよ春はるを　　北風きたかぜ吹ふきぬく　寒さむい朝あさも　若わかい小鳥ことりは　飛とび立たつ空そらへ　幸福こうふく求もとめて　摘つみゆくバラの　さす刺とげ(とげ)いまは　忘わすれて強つよく　ああ　北風きたかぜの中なかに　待まとうよ春はるを　北風きたかぜの中なかに　待まとうよ春はるを　　北風きたかぜ吹ふきぬく　寒さむい朝あさも　野の越こえ山越やまごえ　来くる来きたる春はるは　いじけていないで　手てに手てをとって　望のぞみに胸むねを　元気げんきに張はって　ああ　北風きたかぜの中なかに　呼よぼうよ春はるを　北風きたかぜの中なかに　呼よぼうよ春はるを
哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		日ひぐれが青あおい灯ひ　つけてゆく　宵よいの十字路じゅうじろ　泪なみだ色しょくした　霧きりがきょうも降ふる　忘られぬ　瞳ひとみよ　呼よべど並木なみきに　消きえて　あぁ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる　　花はな売うり娘むすめの　花束はなたばも　濡ぬれる　十字路じゅうじろ　のこる香かおりに　あまく思おもい出だす　過かぎし日びの　あの夜よるは　カラー・フィルムのコマか　ああ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる　　せつなくふるふる　身みも細ほそる　霧きりの十字路じゅうじろ　窓まどを洩もれくる　唄うたもすすりなく　なつかしの　ブローチ　肌はだにつめたく　沁しみて　ああ　哀愁あいしゅうの街まちに霧きりが降ふる
いつでも夢ゆめを五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめ(こ)はいつも　歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれた　この胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも　歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの　懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは　流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで　　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
江梨子えりこ五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		冷つめたい雨あめが　降ふる朝あさに　一人ひとりで江梨子えりこは　死しんでしまった　かわいそうな　江梨子えりこよ　きれいだった　江梨子えりこよ　涙なみだにぬれた　その顔かおを　花はなで飾かざって　あげましょう　　だまされたって　傷きずつかぬ　やさしい心しんの　娘むすめだったが　大人おとな達たちが　江梨子えりこよ　わるいんだぜ　江梨子えりこよ　苦くるしみのない　天国てんごくで　きっとなるでしょ　幸福こうふく(しあわせ)に　　海辺うみべのお墓はか　その下したで　静しずかに江梨子えりこは　眠ねむっている　野菊のぎくだけど　江梨子えりこよ　つんできたぜ　江梨子えりこよ　今いまでは逢あえは　しないけど　残のこる名前なまえの　美うつくしさ
有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		あなたを待まてば　雨あめが降ふる　濡ぬれて来こぬかと　気きにかかる　ああ　ビルのほとりの　ティー・ルーム　雨あめも愛あい(いと)しや　唄うたってる　甘あまいブルース　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　心しんに沁しみる　雨あめの唄うた　駅えきのホームも濡ぬれたろう　ああ　小しょう窓まどにけむる　デパートよ　今日きょうの映画えいが(シネマ)は　ロードショウ　かわす囁ささやき　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」　　悲かなしい宵よいは　悲かなしいよに　燃もえるやさしい　街まち灯あかり　ああ命いのちをかけた　恋こいの花はな　咲さいておくれよ　いつまでも　いついつ迄までも　あなたと私わたしの合言葉あいことば　「有楽町ゆうらくちょうで逢あいましょう」
東京とうきょうナイトクラブ五木いつきひろし・大西おおにしユカリ	五木いつきひろし・大西おおにしユカリ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		なぜ泣なくの　睡ねむ毛けがぬれてる　好すきになったの　もっと抱だいて　泣なかずに踊おどろよ　もう夜よる(よ)もおそい　私わたしが好すきだと　好すきだといって　フロアは青あおく　仄暗ほのぐら(ほのぐら)い　とても素敵すてきな　東京とうきょうナイト・クラブ　　もうわたし　欲ほしくはないのね　とても可愛かわいい　逢あいたかった　男おとこは気きまぐれ　その時ときだけね　うるさい男おとこと　言いわれたくない　どなたの好このみ　このタイは　やくのはおよしよ　東京とうきょうナイト・クラブ　　泣なくのに弱よわいぜ　そろそろ帰かえろう　そんなのいやよ　ラストまで　踊おどっていたいの　東京とうきょうナイト・クラブ
無情むじょうの夢ゆめ氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	佐々木ささき俊一しゅんいち	石倉いしくら重信しげのぶ	あきらめましょうと 別わかれてみたが　何なんで忘りょう 忘らりょか　命いのちをかけた 恋こいじゃもの　燃もえて身みをやく 恋こいごころ　　喜よろこび去さりて 残のこるは涙なみだ　何なんで生いきよう 生なまきらりょか　身みも世よもすてた 恋こいじゃもの　花はなにそむいて 男泣おとこなき…
湯島ゆしまの白梅はくばい氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	佐伯さえき孝夫たかお	清水しみず保雄やすお	石倉いしくら重信しげのぶ	湯島ゆしま通とおれば 思おもい出だす　お鳶とんび主税しゅぜいの 心意気こころいき　知しるや白梅はくばい 玉垣たまがきに　残のこる二人ふたりの 影法師かげぼうし　　忘わすれられよか 筒井筒つついづつ　岸きしの柳やなぎの 緑みどりむすび　かたいちぎりを 義理ぎりゆえに　水みずに流ながすも 江戸えどそだち　　青あおいガス灯がすとう 境内けいだいを　出でれば本郷ほんごう 切通きりどおし　あかぬ別わかれの 中空なかぞらに　鐘かねは墨絵すみえの 上野山うえのやま
グッド・ナイト早はや風かぜ美里みさと	早はや風かぜ美里みさと	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	石田いしだ勝範かつのり	なんでもないよに街角まちかどで　別わかれたけれど あの夜よるから　忘わすれられなく なっちゃった　名残なごり惜おしさに ああ　星ほしを見みつめりゃ 泣なけてくる　　Good Night Good Night　Sweet Heart Good Night　　わたしがひとりで ただ熱あつく　燃もえてることなど 知しらないで　霧きりが降ふる降ふる 夜よるが更ふける　肩かたに散ちらした ああ　髪かみも吐息といきに ふるえてる　　Good Night Good Night　Sweet Heart Good Night　　涙なみだぐんでる 泣ないてるに　恋こいにゃつれない ああ　青あおい街灯がいとうの曲まがり角かど　　Good Night Good Night　Sweet Heart Good Night
二人ふたりの星ほしをさがそうよ田辺たなべ靖雄やすお	田辺たなべ靖雄やすお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	淋さびしや　この街まち　たそがれかなし　涙なみだをふいてさがそうよ　二人ふたりの星ほしをさがそうよ　ビルの谷間たにまの小ちいさな空そらにも　星ほしは生うまれる愛あいの星ほし　　二人ふたりの　想おもいが　静しずかにのぼり　夜空よぞらの星ほしになるんだよ　二人ふたりの星ほしをさがそうよ　もしも逢あえないはかないときには　じっとその星ほしみつめよう　　あの星ほし　この星ほし　ちらちらしても　二人ふたりの星ほしは一ひとつだよ　二人ふたりの星ほしをさがそうよ　今夜こんや生うまれたばかりで夢ゆめのよう　淡あわい光ひかりの星ほしだって
郵便ゆうびん船せんが来きたとヨー三浦みうら洸こう一いち	三浦みうら洸こう一いち	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	郵便ゆうびん船せんが来きたとヨー 来きたとヨー　沖おきで鳴なる鳴なる 合図あいずの汽笛きてき　ポーポーポーとね 呼よんでるぜ　遠とおい都との あの娘むすめの便たより　乗のせて来きたやら 気きにかかる　　郵便ゆうびん船せんが着ついたとヨー 着ついたとヨー　島しまの小ちいさな あの桟橋さんばしに　ポーポーポーとね 入はいったぜ　月つきに一いち度どの うれしい便たより　忘わすれないでと 書かいてある　　郵便ゆうびん船せんが帰かえるとヨー 帰かえるとヨー　ランプ灯ともして 纜ともづなといて　ポーポーポーとね 出でて行いくぜ　返事へんじ届とどけよ 今度こんどのときにゃ　可愛かわいいあの娘むすめが 乗のってくる
回まわり道みち(今日きょうは遅おそくなってもいいの)和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ	和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	和田わだ弘ひろし	恋こいが教おしえた回まわり道みち　星ほしがちらつく並木道なみきみち　とってもよかった あの映画えいが　ムードなカラーの ロードショウ　今日きょうはネ 今日きょうはネ　遅おそくなってもいいの　　ミスティ・ローズの回まわり道みち　いっそ泣なきたい恋こいの道みち　若わかい二人ふたりの ラブ・サイン　かくしておくれよ 街まちの霧きり　今日きょうはネ 今日きょうはネ　遅おそくなってもいいの　　行おこなって戻もどって回まわり道みち　パパにゃ内証ないしょうの回まわり道みち　ママよやさしい もう少すこし　このままそォっと しておいて　今日きょうはネ 今日きょうはネ　遅おそくなってもいいの
森もりの小径しょうけい(こみち)遊佐ゆさ未森みもり	遊佐ゆさ未森みもり	佐伯さえき孝夫たかお	灰はい田た有ゆう紀彦のりひこ		ほろほろこぼれる　白しろい花はなを　うけて泣ないていた　愛あいらしい　あなたよ　　憶おぼえているかい　森もりの小径しょうけい　僕ぼくもかなしくて　青あおい空そら　仰あおいだ　　なんにも言いわずに　いつか寄よせた　ちいさな肩かただった　白しろい花はな　夢ゆめかよ
いつでも夢ゆめを原はら由子ゆうこ＆桑田くわた佳祐けいすけ	原はら由子ゆうこ＆桑田くわた佳祐けいすけ	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし	片山かたやま敦夫あつお	星ほしよりひそかに 雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　声こえがきこえる 淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれたこの胸むねに　言いっているいる お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに 雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて 悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる この顔かお上あげて　きいてる歌うたの懐なつかしさ　言いっているいる お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて 悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　　言いっているいる お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる歌声うたごえで
いつでも夢ゆめを桑島くわしま法子のりこ	桑島くわしま法子のりこ	佐伯さえき孝夫たかお	服部はっとり克久かつひさ	服部はっとり克久かつひさ	星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　声こえがきこえる　淋さびしい胸むねに　涙なみだに濡ぬれたこの胸むねに　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　星ほしよりひそかに　雨あめよりやさしく　あの娘むすめはいつも歌うたってる　　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　すすり泣ないてる　この顔かお上あげて　きいてる歌うたの懐なつかしさ　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　歩あるいて歩あるいて　悲かなしい夜更よふけも　あの娘むすめの声こえは流ながれくる　　言いっているいる　お持もちなさいな　いつでも夢ゆめを　いつでも夢ゆめを　はかない涙なみだを　うれしい涙なみだに　あの娘むすめはかえる　歌声うたごえで
磯いそぶし源みなもと太ふとし橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		水戸みとを離はなれて　東ひがしへ三里さんり　男松おまつだよ　磯いそぶし源太げんた　なぜに空そら見みて　草くさ蛙かえるの紐ひもを　しめる振ふりする　しめる振ふりする　涙なみだぐせ　　水戸みとの白梅はくばい　日立ひたちのさくら　松まつが取とり持もつ　この浜はま街道かいどう　風流ふうりゅう祭さいで　あの娘むすめと喧嘩けんか　意地いじで別わかれちゃ　意地いじで別わかれちゃ　見みたものの　　鹿島灘かしまなだ見みりゃ　白帆しらほが浮うかぶ　一ひとつニァつ　十三じゅうそう　五いつつ　船ふねの数かずさえ　あの娘むすめの年としか　待まっちゃなかろが　待まっちゃなかろが　旅烏たびがらす
潮来いたこ笠かさ五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		潮来いたこの伊太郎いたろう　ちょっと見みなれば　薄情はくじょうそうな　渡わたり鳥どり　それでいいのさ　あの移うつり気ぎな　風ふうが吹ふくまま　西東さいとう　なのにヨー　なぜに眼めに浮うく潮来いたこ笠かさ　　田た笠かさの紅べに緒いとぐちが　ちらつくようじゃ　振ふり分わけ荷物にもつ　重おもかろに　わけはきくなと　笑わらってみせる　粋いきな単たん衣ころも(ひとえ)の　腕うでまくり　なのにヨー　後髪うしろがみ引ひく潮来いたこ笠かさ　　旅たび空そら夜空よぞらで　いまさら知しった　女おんなの胸むねの　底そこの底そこ　ここは関宿せきやど　大利根おおとね川がわへ　人ひとにかくして　流ながす花はな　だってヨー　あの娘むすめ川下かわしも潮来いたこ笠かさ
中山七里なかやましちり五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		中山七里なかやましちりの　お地蔵じぞうさんに　あげる野花のばなも　かなしい供養くよう　仇かたきは討うったぜ　成仏じょうぶつ(じょうぶつ)しなと　合あわす両手りょうてに　他国たこくの風かぜが　今日きょうも　今日きょうも　今日きょうも冷つめたい　急いそぎ旅たび　　似にている似にてるぜ　助たすけた女おんな　おしまおまえに　ほつれ毛げまでも　看病かんびょう一ひとつに　つい身みがはいる　抱だいて女房にょうぼうと　呼よびたい宿やどで　きけば　きけば　きけば亭主ていしゅを　たずね旅たび　　長脇差ながわきざし(どす)一本いっぽん　草鞋わらじ(わらじ)をはいて　土足どそく裾すそ(すそ)どり　おいとましやす　好よいて好すかれて　手てに手てを引ひいて　木曽きそは桟(かけはし)　仲なかよく渡わたれ　これが　これが　これが政吉まさきち　置土産おきみやげ
伊太郎いたろう旅たび唄うた五木いつきひろし	五木いつきひろし	佐伯さえき孝夫たかお	吉田よしだ正ただし		筑波山つくばさんさへ男おとこ体たい女体にょたい　伊太郎いたろうかなしや一本いっぽんどっこ　利根りこんの河原かわらじゃすゝきも泣ないた　ふいとやくざに　ふいとやくざにヨー　誰だれがした　　すすき葉末はずえに光ひかるは露あらわか　やさしい潮来いたこのあのお月げっさん　逢あわず三さん年ねん　こらえて利根りこんも　じっと流ながれる　じっと流ながれるヨー　七なな十じゅう里り　　斬きられ切傷きりきず　おいらはいいが　荒あれてはくれるな故郷こきょうの土どよ　きかぬ気性きしょうといっても女おんな　雨あめはつらかろ　雨あめはつらかろヨー　花はなあやめ
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