宮川みやがわ哲夫てつお作詞さくしの歌詞かし一覧いちらんリスト  65曲きょく中ちゅう 1-65曲きょくを表示ひょうじ

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
東京とうきょうドドンパ娘むすめ (リミックスバージョン)うめ吉きち	うめ吉きち	宮川みやがわ哲夫てつお	鈴木すずき庸一よういち	兼崎かねさき順一じゅんいち	好すきになったら　離はなれられない　それははじめての人ひと　ふるえちゃうけど　やっぱり待まっている　それははじめてのキス　甘あまいキス　　夜よるをこがして　胸むねをこがして　はじけるリズム　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた　　好すきになったら　忘わすれられない　それははじめての人ひと　一度いちど燃もえたら　消けすに消けせない　まるでジャングルの火事かじ　恋こいのほのお　　好すきよ好すきなの　とてもしあわせ　燃もえちゃいたいの　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた
湖みずうみ愁舟木ふなき一夫かずお	舟木ふなき一夫かずお	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ	杉村すぎむら俊博としひろ	悲かなしい恋こいの　なきがらは　そっと流ながそう　泣なかないで　かわいあの娘むすめよ　さようなら　たそがれせまる　湖みずうみ(みずうみ)の　水みずに浮うかべる　木この葉は舟ぶね　　ひとりの旅たびの　淋(さび)しさは　知しっていたのさ　始はじめから　はぐれ小鳩こばとか　白樺しらかんばの　こずえに一いち羽わ　ほろほろと　泣ないて涙なみだで　誰だれ(たれ)を呼よぶ　　夕星ゆうずつ(ゆうぼし)一ひとつ　又また一ひとつ　ぬれた瞳ひとみを　しのばせる　思おもい出だすまい　なげくまい　東京とうきょうは遠とおい　あの峰みね(みね)を　越こえてはるかな　空そらのはて
公園こうえんの手品てじな師し秋元あきもと順子じゅんこ	秋元あきもと順子じゅんこ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	桑山くわやま哲也てつや	鳩ばとがとび立たつ　公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　うすれ日びに　ほほえみながら　季き節ぶしの歌うたを　ラララン　ラララン　ラララン　うたっているよ　貸かしてあげよか　アコーディオン　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　雲くもが流ながれる　公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　口上こうじょうは　言いわないけれど　なれた手てつきで　ラララン　ラララン　ラララン　カードをまくよ　秋あきがゆくんだ　冬ふゆが来くる　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　風ふうが冷つめたい　公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　何なにもかも　聞きいていながら　知しらぬ顔かおして　ラララン　ラララン　ラララン　すましているよ　呼よんでおくれよ　幸しあわせを　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ
東京とうきょうドドンパ娘むすめ水森みずもりかおり	水森みずもりかおり	宮川みやがわ哲夫てつお	鈴木すずき庸一よういち	丸山まるやま雅仁まさひと	好すきになったら　はなれられない　それは　はじめてのひと　ふるえちゃうけど　やっぱり待まっている　それははじめてのキッス　甘あまいキッス　夜よるをこがして胸むねをこがして　はじけるリズム　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた　　好すきになったら　忘わすれられない　それは　はじめてのひと　一度いちど燃もえたら　消けすに消けせない　まるでジャングルの火事かじ　恋こいのほのお　好すきよ好すきなの　とてもしあわせ　燃もえちゃいたいの　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた
赤あかと黒くろのブルース五木いつきひろし	五木いつきひろし	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	竜崎りゅうざき孝たかし路ろ	夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとのドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
赤あかと黒くろのブルース山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	惠めぐみ介かいバンド	夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
メリーのパパは何処どこの人ひと宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	加藤かとう光男みつお	佐野さの鋤すき	青あおい瞳ひとみが泣ないている　メリーのパパは何処どこの人ひと　海うみの向むこうの面影おもかげを　瞼まぶたに呼よべば　サフランの花はなも　小雨こさめに　濡ぬれて散ちる散ちる　濡ぬれて散ちる　　ゆれるブロンド　バラの肌はだ　メリーのパパは何処どこの人ひと　いくら呼よんでも届とどかない　花はなを売うる娘むすめ(こ)の悲かなしみを　ママは　便たよりに　何なにと書かく書かく　何なにと書かく　　赤あかいズックの破やぶれ靴くつ　メリーのパパは何処どこの人ひと　誰だれの情なさけか　胸むねに抱いだく　銀ぎんのクルスも街まちの灯ひに濡ぬれりゃ　冷つめたく　ゆれているいる　ゆれている
ロッキーの呼よび声ごえ宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	宮城みやぎ秀雄ひでお	宮城みやぎ秀雄ひでお	馬車ばしゃにゆられて　ロッキー越こえる　私わたしゃ　西部せいぶのシクラメン　恋こいに都とも捨すてた花はな　あなたのキッスに　身みを燃もやしゃ　ああ　遥はるかなる山やまの呼よび声ごえは　女心おんなごころの悲かなしみを今日きょうも誘さそうよ　　星ほしをみつめて　カンテラふって　私わたしゃ　西部せいぶのシクラメン　恋こいに命いのちも散ちらす花はな　あなたの腕うでに　身みを投なげりゃ　ああ　遥はるかなる山やまの呼よび声ごえは　女心おんなごころの悲かなしみを今日きょうも誘さそうよ
裏町うらまちポルカ鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	小沢おざわ直ただし与志よし	涙なみだが出でた時ときゃ　ポルカ　頬ほおっぺた濡ぬらして　ポルカ　ポルカを唄うたえば　悩なやみも晴はれる　やさしいポルカ　嘆なげきも憂ういも　さらりと消きえる　ポルカ　ポルカ　裏町うらまちポルカ　泣なきたかったら　唄うたおよポルカ　　口笛くちぶえ鳴ならして　ポルカ　星空ほしぞら仰あおいで　ポルカ　ポルカを踊おどれば　あの娘むすめも唄うたう　うれしいポルカ　泣なき顔がおなおして　あの娘むすめも唄うたう　ポルカ　ポルカ　裏うら街がいポルカ　肩かたをたたいて　踊おどろよポルカ　　小雨こさめの降ふる夜よるも　ポルカ　ネオンが濡ぬれても　ポルカ　ポルカを唄うたえば　ミモザが香かおる　あかるいポルカ　貧まずしい小しょう窓まどに　灯あかりをともす　ポルカ　ポルカ　裏うら街がいポルカ　せつなかったら　唄うたおよポルカ
夜霧よぎりのシャンソン鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	多た忠ちゅう修おさむ	銀杏いちょうの枯葉かれはが　舗道ほどうに眠ねむる　月つきも傾かたむく　夜更よふけの街まちで　秘ひめた想おもいを　唄うたうシャンソン　あの娘むすめは　もう寝ねたか　灯あかりも見みえぬ　ただ　夜霧よぎりだけ　夜霧よぎりだけが　いつか　この胸むねを　濡ぬらすよ　　夜空よぞらのネオンも　侘わびしく消きえる　一人ひとりせつなく　ギターを鳴ならし　熱あつい泪なみだで　唄うたうシャンソン　あの娘むすめは　聞きくだろか　せめても夢ゆめで　ああ　星屑ほしくずも　星屑ほしくずさえも　いつか　消きえてゆく　はかなさ
小ちいさな酒場さかば真奈まな尚子しょうこ	真奈まな尚子しょうこ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	カンザスシティバンド	アデュー　アデュー　あの人ひとが好すきだった　静しずかなこの曲きょくが　今夜こんやも私わたしを　辛からくする　小ちいさな酒場さかばの片隅かたすみで　古ふるびたピアノを弾ひきながら　アデュー　アデュー　歌うたっている　淋さびしい私わたし　　アデュー　アデュー　灰はい(ほの)暗くらい灯ひの下したで　座すわり手しゅのない椅子いすが　だまって誰だれかを　待まっている　涙なみだは見みせない　はずでした　女おんなの悲かなしい　あきらめを　アデュー　アデュー　歌うたっている　淋さびしい私わたし　　「あの人ひとはもういない　どこにもいない」　　私わたしはひとり
赤あかと黒くろのブルース石原いしはら裕次郎ゆうじろう	石原いしはら裕次郎ゆうじろう	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
好すきだった鶴田つるたさやか duet with 鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるたさやか duet with 鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん・船山ふなやま基紀もとき	好すきだった　好すきだった　嘘うそじゃなかった　好すきだった　こんな一言いちげん　あの時ときに　言いえばよかった　胸むねにすがって　泣なきじゃくる　肩かたのふるえを　ぬくもりを　忘わすれられずに　いるのなら　　好すきだった　好すきだった　俺おれは死しぬ程ほど　好すきだった　言いっちゃならない　さよならを　言いったあの日ひよ　笑わらうつもりが　笑わらえずに　顔かおを背そむけた　悲かなしみを　今いまも捨すてずに　いるくせに　　好すきだった　好すきだった　口くちにゃ出ださぬが　好すきだった　夢ゆめにまで見みた　せつなさを　知しっていたやら　馬鹿ばかな男おとこの　強つよがりを　せめて恨うらまず　いておくれ　逢あえる明日あしたは　ないけれど
赤あかと黒くろのブルース鶴田つるたさやか duet with 鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるたさやか duet with 鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	安部あべ潤じゅん・寺岡てらおか真ま三さん	夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あの人ひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
夜霧よぎりに消きえたチャコ青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ		俺おれのこころを　知しりながら　なんでだまって　消きえたんだ　チャコ　チャコ　酒場さかばに咲さいた　花はなだけど　あの娘むすめは可憐かれんな　可憐かれんな娘むすめだったよ　　青あおいネオンが　泣ないている　紅あかいネオンも　涙なみだぐむ　チャコ　チャコ　帰かえっておくれよ　もう一度いちど　俺おれのせつない　せつないこの胸むねに
夜霧よぎりの第だい二に国道こくどう青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		つらい恋こいなら　ネオンの海うみへ　捨すてて来きたのに　忘わすれてきたに　バック・ミラーに　あの娘むすめの顔かおが　浮うかぶ夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう　　花はなの唇くちびる　泪なみだの瞳ひとみ　想おもい出でさすな　帰かえらぬ夢ゆめを　ヘッド・ライトの　光ひかりの中なかに　つづくはてない　ああ第だい二に国道こくどう　　闇やみを見みつめて　ハンドル切きれば　サイン・ボードの　灯あかりも暗くらい　泣なかぬつもりの　男おとこの胸むねを　濡ぬらす夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう
カチューシャ物語ものがたり淡谷あわやのり子こ	淡谷あわやのり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	佐々木ささき俊一しゅんいち		霧きりの港みなとに　咲さく花はなは　青あおい灯影とうえいに　夜よるひらく　想おもい濡ぬらして　泣ないたとて　どうせ儚はかない　どうせ儚はかない　どうせ儚はかない　流ながれの花はなよ　ああ、妾わらわが　妾わらわが　酒場さかばのカチューシャよ　　黒くろい衣裳いしょう(ドレス)の　紅べにバラが　褪あせりゃ女おんなの　夢ゆめも散ちる　濡ぬれたルージュの　哀愁あいしゅう(かなしみ)を　喫かす煙草たばこの　喫かす煙草たばこの　喫かす煙草たばこの　煙けむりにかくす　ああ、妾わらわが　妾わらわが　酒場さかばのカチューシャよ
虹にじのルンバ淡谷あわやのり子こ	淡谷あわやのり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		白しろバラの花はなに頬ほおよせ　悲かなしみを星ほしに歌うたえば　あふれ湧わく涙なみだのしずく　水色みずいろのシェードににじむ　ああ　ルンバ　ルンバ　女おんなの祈いのり　想おもい出では　胸むねにさそうよ　　喜よろこびの夢ゆめは儚はかなく　幸しあわせは虹にじと消きえゆく　呼よべばとて甲斐かいなきものと　知しりつつも面影おもかげ慕したう　ああ　ルンバ　ルンバ　女おんなの涙なみだ　夢ゆめ去さりし　胸むねを濡ぬらすよ　　白しろバラの花はなは香かおれど　ひめやかに春はるは過すぎゆく　一人ひとり抱いだく空むなしき心しん　糸いと切きれしギターの唄うたか　ああ　ルンバ　ルンバ　女おんなの嘆なげき　空うつろなる　胸むねを揺ゆするよ
赤あかと黒くろのブルース青江あおえ三奈みな	青江あおえ三奈みな	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あの人ひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よる(よ)は更ふける　妖(あや)しく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯(はて)ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
東京とうきょうドドンパ娘むすめ渡辺わたなべマリ	渡辺わたなべマリ	宮川みやがわ哲夫てつお	鈴木すずき庸一よういち		好すきになったら　はなれられない　それは　はじめてのひと　ふるえちゃうけど　やっぱり待まっている　それは始はじめてのキッス　甘あまいキッス　夜よるをこがして胸むねをこがして　はじけるリズム　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパがあたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた　　好すきになったら　忘わすれられない　それは　はじめてのひと　一度いちど燃もえたら　消けすに消けせない　まるでジャングルの火事かじ恋こいのほのお　好すきよ好すきなの　とてもしあわせ　燃もえちゃいたいの　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない火ひをつけた
ズンドコ横丁よこちょう雪村ゆきむらいづみ	雪村ゆきむらいづみ	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ		久ひさしぶりだナー、肩かた抱いだきよせりゃ　可愛かわいいエクボが濡ぬれている　ここは港みなとのズンドコ酒場さかば　海うみの男おとこのたまり場ば所しょ　トコ　ズンズンドコたまり場ば所しょ　　ラムにするかな、シャンパン抜ぬこか　唄うたにしようか踊おどろうか　逢あいたかったわ　おたがいさまさ　飲のむぜ今夜こんやは浴あびるほど　トコ　ズンズンドコ浴あびるほど　　うまいもんだナ、半年はんとしぶりの　陸りくの空気くうきと云いう奴やつは　苦労くろう忘わすれのズンドコ節ぶしさ　はめを外はずして浮うかれるぜ　トコ　ズンズンドコ浮うかれるぜ
赤あかと黒くろのブルースちあきなおみ	ちあきなおみ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
アリューシャン小唄こうた三沢みさわあけみ	三沢みさわあけみ	宮川みやがわ哲夫てつお	不ふ詳しょう		明日あしたは逢あえなくなる人ひとに　せめて笑顔えがおでつぐお酒さけ　もしも女おんなでなかったら　ついてゆきたやアリューシャン　　ひとりさびしくニシン場じょうに　咲さいたあたしは流ながれ花はな　待まてとあなたに言いわれても　待まっていますと言いえぬ恋こい　　無理むりなねがいと知しりながら　ゆかせたくないアリューシャン　せめて御ご無事ぶじで帰かえる日ひを　今いまはこころにいのるだけ　　霧きりににじんだシコタンの　赤あかい灯ひが泣なく泣なき明あかす　あれは亡なき母はは　亡なき父ちちの　今いまもしずかに眠ねむる島しま
湖みずうみ愁山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ		悲かなしい恋こいの　なきがらは　そっと流ながそう　泣なかないで　かわいあの娘むすめよ　さようなら　たそがれせまる　湖みずうみの　水みずに浮うかべる　木この葉は舟ぶね　　ひとりの旅たびの　淋(さび)しさは　知しっていたのさ　始はじめから　はぐれ小鳩こばとか　白樺しらかんばの　こずえに一いち羽わ　ほろほろと　泣ないて涙なみだで　誰だれを呼よぶ　　夕星ゆうずつ一ひとつ　また一ひとつ　ぬれた瞳ひとみを　しのばせる　思おもい出だすまい　なげくまい　東京とうきょうは遠とおい　あの峰みねを　越こえてはるかな　空そらのはて
赤あかと黒くろのブルース木村きむら充たかし揮×近藤こんどう房之助ふさのすけ	木村きむら充たかし揮×近藤こんどう房之助ふさのすけ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	近藤こんどう房之助ふさのすけ	夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　何なんで住すめよか　何なんで住すめよか　あぁ　あの人ひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの華はなに　暗くらい心しんが　暗くらい心しんが　あぁ　また疼うずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは果はてない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた泪なみだを　落おちた泪なみだを　あぁ　誰だれ(たれ)がしろ
雨あめの中なかの二に人にん橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	宮川みやがわ哲夫てつお	利根とね一郎いちろう	一ノ瀬いちのせ義孝よしたか	雨あめが小粒こつぶの真珠しんじゅなら　恋こいはピンクのバラの花はな　肩かたを寄よせ合あう小ちいさな傘かさが　若わかいこころを燃もえさせる　別わかれたくないふたりなら　濡ぬれてゆこうよ　何処どこまでも　　好すきとはじめて打うちあけた　あれも小雨こさめのこんな夜よる　頬ほおに浮うかべた 可愛かわいいえくぼ　匂におううなじもぼくのもの　帰きしたくない君きみだから　歩あるきつづけていたいのさ　　夜よるはこれからひとりだけ　君きみを帰きすにゃ早はやすぎる　口くちに出ださぬが思おもいは同おなじ　そっとうなずくいじらしさ　別わかれたくないふたりなら　濡ぬれてゆこうよ　何処どこまでも……　何処どこまでも　何処どこまでも
霧氷むひょう橋はし幸夫ゆきお	橋はし幸夫ゆきお	宮川みやがわ哲夫てつお	利根とね一郎いちろう	一ノ瀬いちのせ義孝よしたか	霧氷むひょう……　霧氷むひょう……　思おもい出では　かえらない　遥はるかな　遥はるかな　冬空ふゆぞらに　消きえた恋こい　霧きりの街角まちかどで　告つげたさよならが　僕ぼくを　僕ぼくを　僕ぼくを泣なかす　　霧氷むひょう……　霧氷むひょう……　なにもかも　夢ゆめだった　今いまでも　今いまでも　愛あいしては　いるけれど　どこにいるさえ　今いまは知しらぬ人ひと　僕ぼくを　僕ぼくを　僕ぼくを泣なかす　　霧氷むひょう……　霧氷むひょう……　美うつくしい　恋こいだった　消きえない　消きえない　悲かなしみを　胸むねにだき　霧きりの街角まちかどを　一人ひとり今日きょうもゆく　僕ぼくを　僕ぼくを　僕ぼくを泣なかす
国道こくどう18号線ごうせんフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	あの日ひ逢あわなきゃ逢あいさえしなきゃ　俺おれにゃなかった心しんの乱みだれ　ヘッド・ライトも届とどかぬ闇やみに　あの娘むすめのえくぼが消きえては浮うかぶ　東京とうきょう―軽井沢かるいざわ切せつない愛あいを　はこぶ国道こくどう ああ18号線ごうせん　　何故なぜと聞きかれりゃ言いえないけれど　とても気きになるあなたのことが　明日あしたも待まちますわたしはひとり　白樺しらかんば林りんの夕陽ゆうひの中なかで　東京とうきょう―軽井沢かるいざわ儚はかなない愛あいを　つなぐ国道こくどう18号線ごうせん　　何なにが本当ほんとうの生いきがいなのか　わかる気きがするおぼろげながら　誰だれが消けせよう二に人にんの胸むねに　燃もえる恋こいの灯ひ命いのちのほのお　東京とうきょう―軽井沢かるいざわ変かわらぬ愛あいを　結むすぶ国道こくどう ああ18号線ごうせん
哀愁あいしゅう酒場さかば鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	寺岡てらおか真ま三さん	酒さけは飲のめても　酔よえない人ひとが　肩かたを寄よせ合あう　身みを寄よせる　それでなくても　寂さびしいものを　誰だれが呼よんだか　哀愁あいしゅう酒場さかば　滲にじむ灯影とうえいも　あゝ　ほの暗ぐらい　　何なにも云いううまい　云いうのは辛つらい　胸むねにしまって　忍しのぼうよ　青あおいグラスに　落おとした涙なみだ　乾いぬい(ほ)せば切せつない　哀愁あいしゅう酒場さかば　尽つきぬ嘆なげきが　あゝ　また溜たまる　　笑わらうつもりで　歪いがんだ笑顔えがお　何処どこへ向むけたら　いいのやら　喫(ふ)かす煙草たばこの　煙けむりも細ほそく　揺ゆれて消きえゆく　哀愁あいしゅう酒場さかば　月つきも小しょう窓まどで　あゝ　泣ないている
忘わすれじのブルース鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	吉田よしだ正ただし	いまでも変かわらず　愛あいしていると　ひと言ことつげたい　いとしい人ひとよ　逢あえる日ひは　逢あえる日ひは　もうないけれど　抱だいているのさ　面影おもかげだけは　　なんにもいわない　街灯がいとうひとつ　泣なかないつもりの　涙なみだをさそう　遠とおいゆめ　遠とおいひと　君きみの名めいよべば　風ふうにふるえて　落葉らくようがむせぶ　　どんなに遠とおくに　はなれていても　心しんをよせあい　過すごしたあの日ひ　忘わすれない　忘わすれない　いついつまでも　抱だいているのさ　想おもい出でだけを

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
ブクブク・マンボトニー谷たに	トニー谷たに	宮川みやがわ哲夫てつお	多た忠ちゅう修おさむ	多た忠ちゅう修おさむ	ハローお嬢じょうさん　おコンチワ　アッー！　アーッ！　アブナイ　たすけて！　　「アリャー　此處ここらどこだべさ　ウエア・イズ・ヒヤ　どこ　あら、おフィッシュが泳およいでる　海うみの底そこだべさ」　　あの娘むすめに見惚みほれ(みと)れて　つるりんこ　すべって、ころげて　どぶりんこ　ブクブク變へんだよ　いやざんす　ブクブクおかしい　變へんざんす　まぐろのおっさん　おコンバンワ　喋しゃべればオヤマタ　泡あわが出でる　溜息ためいきついても　泡あわが立たつ　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　マンボで唄うたへば　アライヤダ　コンブがあたしに　ネチョリンコン　　水中すいちゅう旅行りょこうと　シャレるかな　こんな機會きかい(チャンス)は　二度にどとない　乙姫おとひめ御殿ごてん(パレス)は　どこかしら　人魚にんぎょのキャバレは　ないかしら　人魚にんぎょのネエさん　おコンバンワ　歩あるけばオヤマタ　泡あわが出でる　坐すわって見みたとて　泡あわが立たつ　　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　マンボで踊おどれば　アライヤダ　ひらめの彼女かのじょが　ペチョリンコン　　パールのネックレス　パラリンコ　造つくってあの娘むすめに　プレゼント　出来できたらどんなに　素敵すてきだろ　ついでに珊瑚さんごの　ブローチも　いわしの兄あに(あん)ちゃん　おコンニチワ　ウキウキ　オヤマタ　泡あわが出でる　ブカリコ　ブカリコ　泡あわが立たつ　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　ブクブク・マンボ　ブクブクブクブク　マンボで浮うかれりゃ　アライヤダ　海月くらげ(くらげ)も　さざえも　エッサッサ　マンボ　マンボで　アラ　エッサッサ
馬鹿ばかじゃなかろかトニー谷たに	トニー谷たに	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	多た忠ちゅう修おさむ	甘あまいランデブ　ときめくハート　灯影とうえいほんわか　数寄屋橋すきやばし　さいざんす　さんざ待またせて　おや　まだ見みえぬ　可愛かわいい　あの娘むすめの　眞知子まちこ巻まき　二枚目にまいめ氣取きどりで　ゐるけれど　馬鹿ばかぢや　なかろか　この男おとこ　　青あおい煙けむりに　溜息ためいきのせて　喫かすピースも　二に箱はこ目め　さいざんす　來きたら告つげたい　せつない科白せりふ(せりふ)　レッスン濟すんだに　まだ來こない　二枚目にまいめ氣取きどりで　ゐるけれど　馬鹿ばかぢや　なかろか　この男おとこ　　空そらに流ながれる　電光でんこうニュース　待まつてゐるよと　書かいとくれ　さいざんす　ホント、待まつ身みは　べちよりんこ辛つらい　全まったく、TOO・MATCH　いやざんす　二枚目にまいめ氣取きどりで　ゐるけれど　馬鹿ばかぢや　なかろか　この男おとこ　　バナナ踏ふんだら　つるりんこに辷すべる　辷すべりや　いたいよ　アスファルト　さいざんす　あ、いたかつたと　逢へずに歸かえる　頬ほおつぺに　冷つめたい　霧きりが降ふる　二枚目にまいめ氣取きどりで　ゐるけれど　馬鹿ばかぢや　なかろか　この男おとこ
あゝ家庭かていの事情じじょう！トニー谷たに	トニー谷たに	宮川みやがわ哲夫てつお	多た忠ちゅう修おさむ	多た忠ちゅう修おさむ	眼鏡めがねかけるのも　家庭かていの事情じじょう　髪かみをはやすのも　さいざんす　これでベリベリ　ハムサム・ボーイ　あの娘むすめと別わかれて　この娘むすめと逢つて　もてる苦労くろうも　大變たいへんざんす　ばかな話はなしで　はべれけれ。　　いかれてるのも　家庭かていの事情じじょう　左巻ひだりまき(レフト)ざんす　さいざんす　情じょうにふるへて　ふくらむ夢ゆめを　タバコの煙けむりに　ふんわかとばしや　ありや、いやーだ　くるくる左ひだりマキリンコン　ばかな話はなしで　はべれけれ。　　GOと出でるのも　家庭かていの事情じじょう　戀こいのシグナル　さいざんす　街まちの柳やなぎも　ホンワカ靡なびく　バルンもチラリンコ　空そらからのぞく　のぞくはづざんす　二枚目にまいめざんす　ばかな話はなしで　はべれけれ。　　ベッサメ・ムーチョも　家庭かていの事情じじょう　戀こいのリベラル　さいざんす　遠慮えんりょなんかは　ノー・サンキュウよ　好すきなら好すきだと　ハッキリあそべ　ひまがあつたら　アイ・ラブ・ユーしてよ　ばかな話はなしで　はべれけれ。
サンタクロース・アイアム橇そりトニー谷たに	トニー谷たに	宮川みやがわ哲夫てつお	多た忠ちゅう修おさむ		メリー・クリスマス　I'M　ハムサム　サンタクロース　メニー・クリシミマス　I'M　ノオマネ　サンザンクロース　　紅あかい帽子ぼうし　紅あかいコート　ちよつといいザンショ　白しろい髭ひげ　白しろい雪ゆき　ステッキ　ざあんスノオ(SNOW)　橇そりよ　ハバハバ　鈴すずならし　いそげ　走はしれ　オヽ　ワンダフル　ワンダフル　ワンダフル　雪ゆきが降ふる　リンリンリンリン　チリリンリン　鈴すずが鳴なる　滑すべるよ　滑すべる　ボクの橇そり　引ひきつくりがへれば　I'M　ソリ　　あゝ痛いたえ、ぶつかつちやつた。　あ、きこえる　きこえる　ホーリン・ナイト　こつちやあ　ホーリンンダサレタ　ナイトざんす　ハイ、おこんばんワ　お馴染なじみの、サンタクロース　チョト、いかれてるつて　？　　エヘヘヘ　そンりやァ　おめェ　家庭かていの事情じじょう(ズジョウ)で　スッカタねいんザンスョ　一生いっしょうケンメ散々さんざん雪ゆきがふつて来くる　こつちは　まあ　ノーマネー　貧乏びんぼうボーイ　ツー・マッチ・ハングリ・ボーイ　ウワァッ、スズ・イズ　汚けがれねえ煙突えんとつだなァ、　ここから、入いれんのォ？　トホヽヽヽヽ　　可愛かわいい　寝顔ねがお　素敵すてきざあんスノオ(SNOW)　朱しゅい唇ぐち　悩なやましざんスノオ　マイ・プレゼント　何なにんにスノオ　そつと　覗のぞけば　オゝ　ワンダフル　雪ゆきが降ふる　ドキリンコンコン　ドキリンコン　心臓しんぞうが高鳴たかなる　高鳴たかなるハート　ボクの胸むね　察さっして頂戴ちょうだい　アイム・橇そり(ソリー)　　オー　ザット・サイレン　サイレン　火事かじ、火事かじ、火事かじざんすョ　ファイヤ　ファイヤ(チュッ)　キッス・オブ・ファイヤ　タンゴ踊おどりたいにも　ひとりぢやダメ　年としに一いち度どのコッチャ　エキストラ　あたしや　しがないニコニコかぎよう　ざんすからねネー　あー　淋さびしいざんす　あら、燃もえてるの　私わたしの橇そりざんすョ　あら、火元ひもとは　ジス・イズ私わたしざんす　橇そりが燃もえる　橇そりが燃もえる　アイム・ソリ　ウフフ　ウワーン。
街まちのサンドイッチマン氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	伊戸いとのりお	ロイド眼鏡ろいどめがねに　燕尾服えんびふく　泣ないたら燕つばめが　笑わらうだろ　涙なみだ出でた時ときゃ　空そらを見みる　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは　街まちのお道化者どうけもの(ドケもの)　呆ほけ(とぼ)け笑顔えがおで　今日きょうもゆく　　嘆なげきは誰だれでも　知しっている　この世よは悲哀ひあい(ひあい)の　海うみだもの　泣ないちゃいけない　男おとこだよ　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは　街まちのお道化者どうけもの　今日きょうもプラカード　抱だいてゆく　　あかるい舗道ほどうに　肩かたを振ふり　笑わらってゆこうよ　影法師かげぼうし　夢ゆめをなくすりゃ　それまでよ　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは街まちの　お道化者どうけもの　胸むねにそよ風かぜ　抱だいてゆく
夜霧よぎりの第だい二に国道こくどう森もり進一しんいち	森もり進一しんいち	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	竹村たけむら次郎じろう	つらい恋こいなら　ネオンの海うみへ　捨すてて来きたのに　忘わすれてきたに　バック・ミラーに　あの娘むすめの顔かおが　浮うかぶ夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう　　花はなの唇くちびる　涙なみだの瞳ひとみ　想おもい出でさすな　帰かえらぬ夢ゆめを　ヘッド・ライトの　光ひかりの中なかに　つづくはてない　ああ第だい二に国道こくどう　　闇やみを見みつめて　ハンドル切きれば　サイン・ボードの　灯あかりも暗くらい　泣なかぬつもりの　男おとこの胸むねを　濡ぬらす夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう
公園こうえんの手品てじな師し五木いつきひろし	五木いつきひろし	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		鳩ばとがとび立たつ　公園こうえんの　銀杏いちょう(いちょう)は手品てじな師し　老おいたピエロ　うすれ日びに　ほほえみながら　季き節ぶしの歌うたを　ラララン　ラララン　ラララン　うたっているよ　貸かしてあげよか　アコーデオン　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　雲くもが流ながれる　公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　口上こうじょうは　云いわないけれど　なれた手てつきで　ラララン　ラララン　ラララン　カードをまくよ　秋あきがゆくんだ　冬ふゆが来くる　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　風ふうが冷つめたい　公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　何なにもかも　聞きいていながら　知しらぬ顔かおして　ラララン　ラララン　ラララン　すましているよ　呼よんでおくれよ　幸しあわせを　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ
好すきだった五木いつきひろし	五木いつきひろし	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		好すきだった　好すきだった　嘘うそじゃなかった　好すきだった　こんな一言いちげん　あの時ときに　言いえばよかった　胸むねにすがって　泣なきじゃくる　肩かたのふるえを　ぬくもりを　忘わすれられずに　いるのなら　　好すきだった　好すきだった　俺おれは死しぬ程ほど　好すきだった　云ゆっちゃならない「さよなら」を　云ゆったあの日ひよ　笑わらうつもりが　笑わらえずに　顔かおをそむけた　悲かなしみを　今いまも捨すてずに　いるくせに　　好すきだった　好すきだった　口くちにゃ出ださぬが　好すきだった　夢ゆめにまで見みた　せつなさを　知しっていたやら　馬鹿ばかな男おとこの　強つよがりを　せめて恨うらまず　いておくれ　逢あえる明日あしたは　ないけれど
夜霧よぎりの第だい二に国道こくどう五木いつきひろし	五木いつきひろし	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		つらい恋こいなら　ネオンの海うみへ　捨すてて来きたのに　忘わすれてきたに　バック・ミラーに　あの娘むすめの顔かおが　浮うかぶ夜霧よぎりの　ああ　第だい二に国道こくどう　　花はなの唇くちびる　涙なみだの瞳ひとみ　想おもい出でさすな　帰かえらぬ夢ゆめを　ヘッド・ライトの光ひかりの中なかに　つづくはてない　ああ　第だい二に国道こくどう　　闇やみを見みつめて　ハンドル切きれば　サイン・ボードの　灯あかりも暗くらい　泣なかぬつもりの　男おとこの胸むねを　濡ぬらす夜霧よぎりの　ああ　第だい二に国道こくどう
赤あかと黒くろのブルース鳥羽とば一郎いちろう	鳥羽とば一郎いちろう	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	宇崎竜童うざきりゅうどう	夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとの　ドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるはふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれがしろ
東京とうきょうドドンパ娘むすめ井上いのうえ陽水ようすい	井上いのうえ陽水ようすい	宮川みやがわ哲夫てつお	鈴木すずき庸一よういち	星ほし勝まさる	好すきになったら　はなれられない　それは　はじめてのひと　ふるえちゃうけど　やっぱり待まっている　それは始はじめてのキッス　甘あまいキッス　夜よるをこがして　胸むねをこがして　はじけるリズム　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない　火ひをつけた　　好すきになったら　忘わすれられない　それは　はじめてのひと　一度いちど燃もえたら　消けすに消けせない　まるでジャングルの火事かじ　恋こいのほのお　好すきよ好すきなの　とてもしあわせ　燃もえちゃいたいの　ドドンパ　ドドンパ　ドドンパが　あたしの胸むねに　消けすに消けせない　火ひをつけた
好すきだった石川いしかわさゆり	石川いしかわさゆり	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	矢野やの立美たつみ	好すきだった　好すきだった　嘘うそじゃなかった　好すきだった　こんな一言いちげん　あの時ときに　言いえばよかった　胸むねにすがって　泣なきじゃくる　肩かたのふるえを　ぬくもりを　忘わすれられずに　いるのなら　　好すきだった　好すきだった　俺おれは死しぬ程ほど　好すきだった　言いっちゃならない　「さよなら」を　言いったあの日ひよ　笑わらうつもりが　笑わらえずに　顔かおをそむけた　悲かなしみを　今いまも捨すてずに　いるくせに　　好すきだった　好すきだった　口くちにゃ出ださぬが　好すきだった　夢ゆめにまで見みたせつなさを　知しっていたやら　馬鹿ばかな男おとこの　強つよがりを　せめて恨うらまず　いておくれ　逢あえる明日あしたは　ないけれど
美うつくしい十じゅう代だい三田みた明あきら	三田みた明あきら	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		白しろい野のばらを 捧ささげる僕ぼくに　君きみの瞳ひとみがあかるく笑わらう　いつもこころに二に人にんの胸むねに　夢ゆめを飾かざろうきれいな夢ゆめを　美うつくしい十じゅう代だい、あゝ十じゅう代だい　抱だいて生いきよう幸福こうふくの花はな　　昨日きのう習ならったノートを君きみに　貸かしてあげようやさしい君きみに　つらい日ひもある泣なきたいことも　あるさそれでも励はげましあって　美うつくしい十じゅう代だい、あゝ十じゅう代だい　抱だいて咲さかそう幸福こうふくの花はな　　遅おそくなるからさよならしよう　話はなしあったらつきない二人ふたり　「明日あしたまたね」と手てを振ふりあえば　丘おかの木立こだちに夕陽ゆうひが紅あかい　美うつくしい十じゅう代だい、あゝ十じゅう代だい　抱だいて生いきよう幸福こうふくの花はな
若わかい港みなと三田みた明あきら	三田みた明あきら	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		呼よんでるぜ 呼よんでるぜ　七ななつの海うみが　早はやく来こいよと 呼よんでるぜ　白しろいペンキの 練習れんしゅう船せんは　錨いかりあげたら スタンバイ　ヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ　明日あしたの潮路しおじは ラッパルまかせ　　聞きこえるぜ 聞きこえるぜ　あの娘むすめの声こえが　待まっているとさ 帰かえる日ひを　岬みさきまわれば 太平洋たいへいようだ　うねりゃでかいぜ 大おおきいぜ　ヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ　胸むねに散ちる散ちる しぶきの虹にじが　　呼よんでるぜ 呼よんでるぜ　世界せかいの海うみが　早はやく育そだてと 呼よんでるぜ　夢ゆめが飛とぶ飛とぶ 水平すいへい線せんの　はるか彼方かなたを かけめぐる　ヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ　五いつつボタンに 夕陽ゆうひが赤あかい
美うつくしい恋人こいびとたち三田みた明あきら	三田みた明あきら	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		だまっていたって 好すきは好すき　青あおい柳やなぎの お堀端ほりはた　水みずに浮うかんだ白鳥はくちょうも　翼つばさをならべて泳およいでる　ほらごらん あの木蔭こかげ あのふたり　みんなみんな美うつくしい 恋人こいびとたち　　眠ねむっていたって 忘わすれない　どこかきれいな 湖みずうみで　君きみとボートを浮うかべてた　今夜こんやもみたいよ同おなじ夢ゆめ　ほらごらん あの並木なみき あのふたり　みんなみんな美うつくしい 恋人こいびとたち　　明日あしたも逢あおうよ 明後日みょうごにちも　白しろいすずらん 赤あかいバラ　もっときれいな恋こいの花はな　咲さきかそう こころの花園はなぞのに　ほらごらん あのベンチ あのふたり　みんなみんな美うつくしい 恋人こいびとたち
東京とうきょうチャップリン宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし	佐野さの鋤すき	縞しまのズボンに　ステッキついた　影かげが侘わびしい　アスファルト　雲くもの流ながれを　見みつめて佇(た)てば　みんな夢ゆめだよ　涙なみだ見みせまい　お道化どうけて生いきる　俺おれらは　東京とうきょう　東京とうきょうチャップリン　　橋はしの手てすりに　凭もたれ(もた)れてのぞきゃ　水みずに浮ういてる　ひるの月がつ　泣なきはしないが　こころの隅すみで　ちょっぴり疼うずく　誰だれも知しらない　ピエロの愁うれい　俺おれらは　東京とうきょう　東京とうきょうチャップリン　　唄うたが流ながれる　広告塔こうこくとうに　灯影とうえい映うつして　夜よるが来くる　二に人にん並ならんで　街まちゆくひとに　そっと告つげたい　恋こいの命いのちも　儚はかないものよ　俺おれらは　東京とうきょう　東京とうきょうチャップリン
納豆なっとううりの唄うた宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	宮城みやぎ秀雄ひでお	宮城みやぎ秀雄ひでお	暁あかつき(あけ)の明星みょうじょうが　うるんで消きえりゃ　街まちにそろそろ　朝あさが来くる　声こえをからして　頬ほおッペも赤あかく　みんな寝ねている　路地ろじから路地ろじを　僕ぼくは少年しょうねん　納豆なっとううり　ナットー　ナットナットー　　「え　おばちゃん　つらいだろって？　ううん　ちっとも　だって僕ぼく　納豆なっとううっちまったら　皆みんなと一緒いっしょに学校がっこう行いくんだもの　ナットーナットー」　　眠ねむいなんぞと　贅沢ぜいたくいえば　ノート一いち冊さつ　買かえはせぬ　母かあさんちっとも　辛しんくはないよ　生うまれながらに　涙なみだの味あじを　知しって育そだった　僕ぼくだもの　ナットー　ナットナットー　　今日きょうも元気げんきだ　バラ色ばらいろ雲くもが　屋根やねの向むかうで　燃もえている　夢ゆめを持もつんだ　大おおきな夢ゆめを　破やぶれズックを　ひきずりながら　たとえ貧まずしく　暮くらしても　ナットー　ナットナットー
夕刊ゆうかん小僧こぞう宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	利根とね一郎いちろう	利根とね一郎いちろう	「ゆうかーん！　おじさん夕刊ゆうかんかっとくれ」　　夕刊ゆうかん小僧こぞうのピケ帽ぼうが　新聞しんぶん片手かたてに黄昏たそがれ(たそがれ)の　茜あかね(あかね)のお空そらをながめてる　幼おさない瞳ひとみにたくましい　なんだか知しらない夢ゆめがある　　おじさん夕刊ゆうかん買かってきな　読よまなきゃ世間せけんはわからない　可愛かわいい声こえして呼よびかけりゃ　ピンクのネオンもうれしそう　皆みんながふり向むくビルの角かく　　夕刊ゆうかん小僧こぞうは元気げんきだぜ　そうだよ売うれない夜よるだって　黄金おうごん(こがね)の月つきが泣ないたって　頬ほおッぺの笑わらいくぼを凹へこませて　明あかるくちまたに呼よびかける
ガード下かの靴くつみがき宮城みやぎまり子こ	宮城みやぎまり子こ	宮川みやがわ哲夫てつお	利根とね一郎いちろう	宮城みやぎ秀雄ひでお	紅あかい夕陽ゆうひが　ガードを染そめて　ビルの向むこうに　沈しずんだら　街まちにゃネオンの　花はなが咲さく　俺おれら貧まずしい　靴くつみがき　ああ　夜よるになっても　帰かえれない　　「ネ　小しょう父とうさん　みがかせておくれよ　ホラ　まだ　これっぽちさ　てんで　しけてんだ　エ　お父とうさん？　死しんじゃった……　お母かあさん　病気びょうきなんだ……」　　墨すみに汚よごれた　ポケットのぞきゃ　今日きょうも小ちいさな　お札さつだけ　風ふうの寒さむさや　ひもじさにゃ　馴なれているから　泣なかないが　ああ　夢ゆめのない身みが　辛つらいのさ　　誰だれも買かっては　呉くれない花はなを　抱だいてあの娘むすめが　泣ないてゆく　可か愛想あいそだよ　お月げっさん　なんでこの世よの　幸福こうふく(しあわせ)は　ああ　みんなそっぽを　向むくんだろ
街まちのサンドイッチマン鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		ロイド眼鏡ろいどめがねに　燕尾服えんびふく　泣ないたら燕つばめが　笑わらうだろう　涙なみだ出でた時ときゃ　空そらを見みる　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは街まちの　お道化者どうけもの　呆ほけ(とぼ)け笑顔えがおで　今日きょうもゆく　　嘆なげきは誰だれでも　知しっている　この世よは悲哀ひあいの　海うみだもの　泣ないちゃいけない　男おとこだよ　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは街まちの　お道化者どうけもの　今日きょうもプラカード　抱だいてゆく　　あかるい舗道ほどうに　肩かたを振ふり　笑わらってゆこうよ　影法師かげぼうし　夢ゆめをなくすりゃ　それまでよ　サンドイッチマン　サンドイッチマン　俺おれらは街まちの　お道化者どうけもの　胸むねにそよ風かぜ　抱だいてゆく
好すきだった鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		好すきだった　好すきだった　嘘うそじゃなかった　好すきだった　こんな一言いちげん　あの時ときに　言いえばよかった　胸むねにすがって　泣なきじゃくる　肩かたのふるえを　ぬくもりを　忘わすれられずに　いるのなら　　好すきだった　好すきだった　俺おれは死しぬ程ほど　好すきだった　云ゆっちゃならない　「さよなら」を　云ゆったあの日ひよ　笑わらうつもりが　笑わらえずに　顔かおをそむけた　悲かなしみを　今いまも捨すてずに　いるくせに　　好すきだった　好すきだった　口くちにゃ出ださぬが　好すきだった　夢ゆめにまで見みた　せつなさを　知しっていたやら　馬鹿ばかな男おとこの　強つよがりを　せめて恨うらまず　いておくれ　逢あえる明日あした(あした)は　ないけれど
名なもない男おとこのブルース鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		何なにも知しらずに　咲さいてた頃ころが　俺おれにゃいちばん　花はなだった　夢ゆめを見みながら飲のむ酒さけならば　なんでにがかろ　今いまのように　想おもい出でしてる　カウンター　　何処どこへ消きえたか　おんなの娘むすめさえ　今日きょうは見知みしらぬ　顔かおばかり　うしろ向むかずに　ただ前向まえむきに　生いきていたっけ　あの頃ころは　明日あしたがくるのが　嬉うれしくて　　せめて云ゆいたい　でっかいことを　言葉ことばばかりで　終おわっても　酔よいのまわらぬ　グラスを重かさね　ぎゃくに淋さびしく　なるばかり　誰だれのせいでも　ないけれど
赤あかと黒くろのブルース鶴田つるた浩二こうじ	鶴田つるた浩二こうじ	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		夢ゆめをなくした　奈落ならくの底そこで　何なにをあえぐか　影法師かげぼうし　カルタと酒さけに　ただれた胸むねに　なんで住すめよか　なんで住すめよか　ああ　あのひとが　　赤あかと黒くろとのドレスの渦うずに　ナイトクラブの　夜よるは更ふける　妖あやしく燃もえる　地獄じごくの花はなに　暗くらいこころが　暗くらいこころが　ああ　またうずく　　月つきも疲つかれた　小しょう窓まどの空そらに　見みるは涯ない　闇やみばかり　倒たおれて眠ねむる　モロッコ椅子いすに　落おちた涙なみだを　落おちた涙なみだを　ああ　誰だれが知しろ
たそがれシャンソンフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		銀杏いちょう並木なみきに　ヴェールをかけて　街まちにあかりを　つけてゆく　たそがれさん　たそがれさん　お前まえさんだネ　たそがれさん　いつも今頃いまごろ　やって来きて　俺おれを寂さびしく　させるのは　　いつか通とおった　横丁よこちょうの窓まどで　可愛かわいい娘むすめが　泣ないていた　たそがれさん　たそがれさん　あれもそうだろ　たそがれさん　長ながい睫毛まつげに　一いちしずく　何なにか落おとして　いっただろ　　今日きょうもこの角かく　曲まがって見みよか　廻まわり道どうだが　まアよかろ　たそがれさん　たそがれさん　ついておいでよ　たそがれさん　どうせとっぷり　暮くれるには　すこしばっかり　間あいだがあるさ　　何故なぜと聞きかれちゃ　云うんえないけれど　俺おれはあんたが　好すきなんだ　たそがれさん　たそがれさん　いいじゃないかえ　たそがれさん　若わかいうちだよ　泣なけるのも　もっとホロリと　させとくれ
初恋はつこいの山やまフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		月つきの静しずかな　ヴェランダで　二人ふたりで唄うたった　アヴェ・マリア　誰だれかが今日きょうも　唄うたってる　好すきとは口くちに　出ださないで　別わかれたままの　恋こいだけど　忘わすれはしない　山小屋やまごやの　ああ　あの夜よるの　思おもい出では帰かえらない　　雪ゆきをかぶった　雪ゆきうさぎ　おどけたあの目めが　可愛かわいいと　あなたは僕ぼくに　云ゆったっけ　大おおきく振ふった　ストックで　描えがいた夢ゆめは　幸福こうふくは　涯なくつづく　ゲレンデの　ああ　雪ゆきよりも　きれいな恋こいだった　　別わかれたままの　恋こいだけど　あなたの瞳ひとみ　いとしさに　ああ　初恋はつこいの　山やまに来きてその名な呼よぶ
月影つきかげのささやきフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	寺岡てらおか真ま三さん		月影つきかげに　やさしく甘あまく　匂におうよな　君きみの耳みみたぶ　見みていたら　たまらなくなってきて　抱いだき寄よせた　小ちいさな肩かただった　初はじめての　おおキッス　ア…　忘わすれられない　初はじめてのキッス　　物言ものいわぬ　名なも知しらぬ花はなよ　誰だれを恋こい　何なにを夢見ゆめみる　はじらいに　ただ頬ほおを染そめながら　うつむいた　可愛かわいい人ひとだった　遠とおい日ひの　おおキッス　ア…　忘わすれられない　あの夜よるのキッス　　今日きょうもなお　渚なぎさに残のこる　想おもい出では　白しろい貝殻かいがら　手てに取とれば　ほのぼのとこの胸むねに　やさしく　幸しあわせはよみがえる　月影つきかげの　おおキッス　ア…　忘わすれられない　月影つきかげのキッス
場末ばすえのペット吹ふきフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		雨あめが降ふるから ただなんとなく　ちょっとしおれて 見みただけさ　涙なみだふくよな 柄えではないよ　どうせ場末ばすえの 三流さんりゅう劇場げきじょうの　俺おれはしがない ペット吹ふき　　夢ゆめを見みた日ひも ないではないが　それを云ゆったら 笑わらわれる　何なにも聞きくなよ ドラムの兄貴あにき　古ふるい昔むかしの 傷きずあとなんか　撫なぜりゃなおさら つらいだけ　　欲よくを出だしたら かぎりがないと　いつかあの娘むすめも 云ゆったっけ　好すきでえらんだ ブンチャン稼業かぎょう　なんで今更いまさら やめられようか　いっちょ吹ふくから きいてくれ
夜霧よぎりの第だい二に国道こくどうフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		つらい恋こいなら　ネオンの海うみへ　捨すててきたのに　忘わすれてきたに　バック・ミラーに　あの娘むすめの顔かおが　浮うかぶ夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう　　花はなの唇くちびる　涙なみだの瞳ひとみ　想おもい出でさすな　帰かえらぬ夢ゆめを　ヘッド・ライトの　光ひかりの中なかに　つづくはてない　ああ第だい二に国道こくどう　　闇やみを見みつめて　ハンドル切きれば　サイン・ボードの　灯あかりも暗くらい　泣なかぬつもりの　男おとこの胸むねを　濡ぬらす夜霧よぎりの　ああ第だい二に国道こくどう
夜霧よぎりに消きえたチャコフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ		俺おれのこころを　知しりながら　なんでだまって　消きえたんだ　チャコ　チャコ　酒場さかばに咲さいた　花はなだけど　あの娘むすめは可憐かれんな　可憐かれんな　娘むすめだったよ　　夢ゆめのないのが　淋さびしいと　霧きりに濡ぬらした　白しろい頬ほお　チャコ　チャコ　忘わすれはしない　いつまでも　あの日ひの悲かなしい　悲かなしい　まなざしを　　青あおいネオンが　泣ないている　紅あかいネオンも　涙なみだぐむ　チャコ　チャコ　帰かえっておくれ　もう一度いちど　俺おれのせつない　せつない　この胸むねに
羽田はた発はつ7時じ50分ふんフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	豊田とよだ一雄かずお		星ほしも見みえない空そら　淋さびしく眺ながめ　待まっていたけど　逢あえないひとよ　さよなら　さよなら　俺おれを急せかせる　最終さいしゅう便びん　ああ　羽田はた発はつ7時じ50分ふん　　恋こいはせつないもの　儚はかないものよ　知しっていながら　瞼まぶたが濡ぬれる　さよなら　さよなら　うるむロビーの　紅あかい灯ひよ　ああ　羽田はた発はつ7時じ50分ふん　　忘わすれられない夢ゆめ　見み涯(みは)てぬ夢ゆめを　捨すてて旅立たびだつ　心しんは暗くらい　さよなら　さよなら　俺おれは涙なみだを　のせてゆく　ああ　羽田はた発はつ7時じ50分ふん
公園こうえんの手品てじな師しフランク永井ながい	フランク永井ながい	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		鳩ばとがとびたつ公園こうえんの　銀杏いちょう(いちよう)は手品てじな師し　老おいたピエロ　薄うすれ日びに微笑ほほえみながら　季き節ぶしの歌うたを　ラララン　ラララン　ラララン　唄うたっているよ　貸かしてあげよか　アコーディオン　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　雲くもが流ながれる公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　口上こうじょうは云いわないけれど　なれた手てつきで　ラララン　ラララン　ラララン　カードを撒まくよ　秋あきがゆくんだ　冬ふゆがくる　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　　風ふうが冷つめたい公園こうえんの　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ　何なにもかも聞きいていながら　知しらん顔かおして　ラララン　ラララン　ラララン　すましているよ　呼よんでおくれよ　幸福こうふく(しあわせ)を　銀杏いちょうは手品てじな師し　老おいたピエロ
背広せびろ姿すがたの渡わたり鳥どり佐川さがわ満男みつお	佐川さがわ満男みつお	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ	近藤こんどう進すすむ・渡久地とぐち政信まさのぶ	辛からうござんす 他国たこくの雨あめを　一人ひとり 旅籠はたごで 聞きく夜よるは　背広せびろ姿すがたの渡わたり鳥どり　からみませんが 仁義じんぎとやらは　切きるに切きれない 　恋こいの糸いと 恋こいの糸いと　　好すきでござんす シンから好すきで　瞼まぶた はなれぬ あの笑わらいくぼ　忘わすれられなきゃ 何故なぜ捨すてた　ひとに云いえない こころの中なかは　濡ぬれたギターが　知しるだけさ 知しるだけさ　　夢ゆめでござんす 今更いまさら愚痴ぐちを　ならべたてても 悔くやんでも　背広せびろ姿すがたの渡わたり鳥どり　何処どこへゆこうと 行ゆく先さきぁおなじ　所詮しょせん 東京とうきょうは　遠とおくなる 遠とおくなる
湖みずうみ愁松島まつしまアキラ	松島まつしまアキラ	宮川みやがわ哲夫てつお	渡久地とぐち政信まさのぶ	渡久地とぐち政信まさのぶ・西崎にしざき進すすむ	悲かなしい恋こいの　なきがらは　そっと流ながそう　泣なかないで　かわいあの娘むすめよ　さようなら　たそがれ迫せまる　湖みずうみの　水みずに浮うかべる　木この葉は舟ぶね　　ひとり旅たびの　淋さびしさは　知しっていたのさ　始はじめから　はぐれ小鳩こばとか　白樺しらかんばの　梢こずえに一いち羽わ　ほろほろと　泣ないて涙なみだで　誰だれを呼よぶ　　夕星ゆうずつひとつ　またひとつ　ぬれた瞳ひとみを　しのばせる　想おもい出ですまい　嘆なげくまい　東京とうきょうは遠とおい　あの峰みねを　越こえてはるかな　空そらのはて
みんな名めいもなく貧まずしいけれど三田みた明あきら	三田みた明あきら	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		風ふうは今夜こんやも冷つめたいけれど　星ほしはやさしくささやきかける　昼ひるは楽たのしく働はたらく仲間なかま　みんな名めいもなく貧まずしいけれど　学まなぶよろこび知しっている　　可愛かわいいフリージャ真白まっしろい花はなが　夜よるの教室きょうしつやさしく飾かざる　僕ぼく等とういまこそ小ちいさいけれど　みんな大おおきく伸のびゆく若木わかぎ　明日あしたの青空あおぞら知しっている　　君きみを送おくっていつもの町まちを　飛とばす自転車じてんしゃペタルも軽かるい　夢ゆめを持もとうね明あかるい夢ゆめを　みんな名めいもなく貧まずしいけれど　生いきる幸福こうふく知しっている
友ともよ歌うたおう三田みた明あきら	三田みた明あきら	宮川みやがわ哲夫てつお	吉田よしだ正ただし		青あおいセーラーの胸むねはずませる　君きみの可愛かわいい瞳ひとみの中なかを　雲くもが流ながれる流ながれる雲くもが　若わかい、若わかい、若わかい僕ぼく等とうにゃ　悲かなしみなんて　ありはしないよ輝かがやく日差ひざし　あびて歌うたおう小鳥ことりのように　　白しろいワイシャツ揃ぞろいのシューズ　肩かたにかついだ上着うわぎも軽かるい　みんな仲間なかまさ仲間なかまさみんな　若わかい、若わかい、若わかい僕ぼく等とうにゃ　幸福こうふくだけが　待まっているのさ招まねいているよ　行ぎょうこう緑みどりの若草わかくさ踏ふんで　　赤あかい木この実みをついばむ小鳥ことり　明日あしたは羽はばたけあの大空おおぞらへ　夢ゆめが広ひろがる広ひろがる夢ゆめが　若わかい、若わかい、若わかい僕ぼく等とうにゃ　涙なみだはいらぬ　元気げんきいっぱいスクラム組くんで　友ともよ歌うたおういつもの歌うたを
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