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杉紀彦作詞の歌詞一覧 - 歌ネット

すぎ紀彦のりひこ作詞さくし歌詞かし一覧いちらんリスト  125きょくちゅう 1-125きょく表示ひょうじ

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曲名きょくめい 歌手かしゅめい 作詞さくししゃめい 作曲さっきょくしゃめい 編曲へんきょくしゃめい うた
コッキーサンバ池田いけだあきらろう池田いけだあきらろうすぎ紀彦のりひこ水森みずもり英夫ひでお桜庭さくらば伸幸のぶゆきひとめれはいつも おれらのくせ(くせ)なのさ 陽気ようきにさわいで うたおう おとみさん エル・クンバンチェロ パヤ ティ・アモ ボニータ パヤ どこにもないよな こいする二人ふたりさ どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキサンバ コキコキサンバ コッキーサンバ  明日あした(あす)がればきっと 二人ふたりはしあわせに きしめほお(ほほ)よせ おどろう 東京とうきょうアンナ エル・クンバンチェロ パヤ ティ・アモ ボニータ パヤ 日暮ひぐれがてない あいする二人ふたりは どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキサンバ コキコキサンバ コッキーサンバ  世界せかいおわろうと んでもはなさない ほしるこのよる かたよせ リンゴむらから エル・クンバンチェロ パヤ ティ・アモ ボニータ パヤ しん身体しんたい(からだ)も いとしい二人ふたりさ どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキサンバ コキコキサンバ コッキーサンバ  コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキサンバ コキコキサンバ コッキーサンバ
うたなみ朗唱ろうしょう明治めいじ幻燈げんとうちょう夫人ふじん原田はらだ悠里ゆうり原田はらだ悠里ゆうりすぎ紀彦のりひこ白石しらいし十四男としおあるれた とおうみ彼方かなたに けむりがたち ふねがやがてえる 真白まっしろふねは みなとはい礼砲れいほうつ ごらん あのひとよ だけどむかえにゃかない ちかくのみさきて そこで あのひとつのよ いつまでも…  幕末ばくまつから明治めいじへとおおきくうつわった御一新ごいっしんころ、 わたし没落ぼつらくしたもと武家ぶけむすめとして家計かけいたすけるためにと、 丸山まるやま遊郭ゆうかくいとちゃ指導しどうにとかようようになりました。 そこで米国べいこく海軍かいぐん士官しかんピンカートンさま出会であい、 二人ふたりふかこいにとちてしまったのでございます。 ちち反対はんたいり、ゆめのような結婚けっこん生活せいかつはじまりました。 二人ふたりあいあかしさずかりしあわせの絶頂ぜっちょうなかで、 ピンカートンさま帰国きこく命令めいれいくだったのでございます。 「ねんまてて」と、そんな言葉ことばのこし、 ピンカートンさませたワシントンごうは とおなみ彼方かなたへとえていったのでございます。  ふねく げて 女心おんなごころを 嘲笑ちょうしょう(あざわら)うのか ゆめたび(たび) やせほそり あさたび あおざめる せつなく ながれる月日つきひ 長崎ながさき 蝶々ちょうちょう あゝやみなか  「ピンカートンさまはきっとむかえにてくださるわ!」 わたしさいになったぼうやとそのつづけたのでございます。  「ワシントンごうだい桟橋さんばしはいるぞー!」 「さんねんぶりのワシントンごうじゃ!」 「また丸山まるやま界隈かいわいがにぎわうぞー!」  「領事りょうじさま蝶々ちょうちょうでございます。蝶々ちょうちょうまいりましたと、 ピンカートンさまに、いいえ、わたしおっとにおつたえくださいまし。」 「蝶々ちょうちょうさん…、わたしからもゆるしてしいとわなくてはなりません。 ピンカートンは、あれから故国ここくかえり、 ミス・ケイト・マッコーネルと結婚けっこんした…。」 「え!!それでは、わたしは、いいえ、わたしとピンカートンさまと、 そしてこのはどうなるのでしょうか?」 「ピンカートンはその自分じぶんたちの正式せいしきとしてそだてたいと。 ですからぼうやはこの長崎ながさき領事りょうじがアメリカを代表だいひょうして 正式せいしきにおあずかりいたします。 蝶々ちょうちょうさん、どうぞ安心あんしんしてぼうやを!あ、蝶々ちょうちょうさん、って! ってください!どこへくのですかーっ!!」  あゝ どうすればいいのやら かみほとけも とおのいて すがるしゃとて いままに あかいおさけを びながら やみをさすらう らしゃめんが くるきたい 地獄じごくはな  あの今頃いまごろあたらしいははむねいだかれていることでしょう。 おちょうにはもう、ゆめきるのぞみもありません。 なにもかも、明治めいじのまぼろし、ギヤマンのかけらのような、 おんな一生いっしょうでございました。  はなぶしに べもせず うみながめて をふるわせる なにしんじて きりゃいい だれしんじて ねばいい ときながれに もまれてかれ 長崎ながさき 蝶々ちょうちょう あゝどこへ
昭和しょうわたずねびと金児かねこ憲史けんじ金児かねこ憲史けんじすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし竜崎りゅうざきたかしおとこおんなの つきあいは えたらおわりが ぐにる ひとばんかぎりで はいになり ふうえるも いいだろう… あゝ あいつ昭和しょうわのたずねびと  おとこ酒場さかばの つきあいは 昨日きのうとあしたの まがかど ゆめぶしは いしれて れるぶしは いどれる… あゝ おれも昭和しょうわのたずねびと  おとことおとこの つきあいは 学生がくせい時代じだいの ままでく てぬのぞみに むねこがす とお時代じだいの ままでく… あゝ あいつ昭和しょうわのたずねびと  しんしんの つきあいは むすんでほどいて またむすぶ かなしみまみれの つかに みえるまぶしい 青空あおぞらさ あゝ おれも昭和しょうわのたずねびと
情炎じょうえん八代やしろ亜紀あき八代やしろ亜紀あきすぎ紀彦のりひこ井上いのうえ忠夫ただお小谷おたにたかしあなたにはじめて ったのは 丁目ちょうめちいさな酒場さかばです おとことおんながしあわせに はぐれて出逢であうところです あなたのくらい くらいひとみに もうすくえない 不幸ふこうをみました  なににもかたらぬ ひとなのに きずついた過去かこ(むかし)がわかります あなたにつくして 人並ひとなみに ぬくもるよるがふけてく あなたのくらい くらいひとみに ひきずりこまれ わたしえます  なににもてるものもない なんにものぞむものもない おつりのよう人生じんせいなのに あいしています あいしています かなしいくらい あいしています  このまましあわせ つづくとは 二人ふたりともおもいはしてません 今夜こんやしあわせだったなら このままんでいはない あなたのくらい くらいひとみが そっとささやく 小雪こゆきよるです
なみだの桟橋さんばし岩佐いわさ美咲みさき岩佐いわさ美咲みさきすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかい伊戸いとのりおどこへくとも わないで 夜明よあけあのひと ふねうえ あめのデッキに をこらしても あふれるなみだで なににもえない…… わけをきかせて くださいと さけぶこのこえ 銅鑼どら(どら)がす かないで かないで かないで……  さむこんの なみしぶき 夜明よあ桟橋さんばし あめしぶき こんな時間じかんに ふねに あのひと希望きぼう(のぞみ)を かけたのだろうか…… だけどわたしは どうするの なにもおしえず くなんて かないで かないで かないで……  ぼくの故郷こきょうは きみむね いつもあのひと っていた いつか夜明よあけに かえってると 一言いちげんきければ こんなにかない…… わたしいつまで ちますと ふねにつたえる たばあいだを かないで かないで かないで……
よこはまメランコリー夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ和田わだ靜男しずお月日つきひながれはうたかたのゆめ。 他人たにんゆめせき(かゝ)わることなく、ひときてまいります。 それでもこのまちにはいまも……どこかでおんなのしのびき。  本牧ほんもく裏通うらどおり 灰色はいいろかもめ あめでもないのに なにく 酒場さかばはやおわり(はやじま)い いどれおんな あかりをしたら すゝりく だれがわるいとうのじゃないが アメリカ名前なまえのあのおとこ ………もうかえらない、そうさ よこはまメランコリー  外人がいじん墓地ぼちうらに もないはなが ふうでもないのに やみる ふねならった ふられたおんな 名残なごりのスカーフ いた だれがわるいとうのじゃないが エジプトたばこをれたやつ ………もうかえらない、そうさ よこはまメランコリー  海岸かいがん裏通うらどおり ふるぼけホテル きりでもないのに とじるまど 潮風しおかぜほろにがい さびしいおんな 霧笛むてきをきき乍ら ひざをいだく だれがわるいとうのじゃないが あしたののぞみはえたまゝ ………もうかえらない、そうさ よこはまメランコリー
あめがもえている夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ千野ちの秀一ひでかずあゝゝ……あめだね あめがもえている しとしともえている むかしがもえている しとしともえている おんなひとりがんだまゝきて おんなひとりがきたまゝんで ながれてあめになったのさ あゝゝ……あめだね よこはまは あめだね  黒船くろふねガス灯がすとう異人いじんさん、文明開化ぶんめいかいかのよこはまむらは、 それはもう、にぎわっていたものでございました。 でも……その異人いじんさんにかこわれるおんなには、 にぎわいも無縁むえんのものでございました。 らしゃめん……。ひえびえとしたいやでございます。 わたしのかあさんもらしゃめんで、わたしむとぐにみまかり…。 異人いじんはかにうずめられたとうわさだけ…。 あめにおいのように、うらみがましくのこっているのでございます。  あゝゝ……あめだね あめいている しとしといている さだめがいている しとしといている ときうらんでんだまゝきて このうらんできたまゝんで とけてあめになったのさ あゝゝ……あめだね よこはまは あめだね
黄昏たそがれらしゃめんどお夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ丹羽にわおうじゅからからと からからと 馬車ばしゃく らしゃめん らしゃめん 馬車ばしゃく からからと からからと 馬車ばしゃどうに られたおんなの 馬車ばしゃく つぶてげなよ あたいのむねに きずあとつけなよ あかあめいと いたくはないんだよ…… いたくはないんだよ…… なみだれたのさ  からからと からからと 馬車ばしゃく らしゃめん らしゃめん 馬車ばしゃく からからと からからと いしだたみ たそがれ馬車ばしゃどう はなる つぶてげなよ 仕方しかたがないよ けものにいだかれる つみのむくいだろ いたくはないんだよ…… いたくはないんだよ…… なみだれたのさ  つぶてげなよ あたいのむねに ひとすじふたすじ あかがにじむ いたくはないんだよ…… いたくはないんだよ…… なみだれたのさ
びいどろ草紙ぞうし夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ宇崎竜童うざきりゅうどう異人いじん屋敷やしきあきる ひとつおぼえのメリケンぶしを くりかえす くりかえす あゝくりかえす いざめ心地ごこちいちまいめくった びいどろ草紙ぞうしに あたいがえる こおったしんに 身体しんたいひとつが 身体しんたいひとつが もえてく  異人いじん屋敷やしきふうく 波止場はとばこん黒船くろふねあかり ゆらゆらと ゆらゆらと あゝゆらゆらと らんたんともしていちまいめくった びいどろ草紙ぞうしにあたいがえる ギヤマン模様もようの あかいおさけに あかいおさけに いしれて  異人いじん屋敷やしき彼岸花ひがんばな 地獄じごくのぞいたおんな小唄こうた うたおうか うたおうか あゝうたおうか めさえしないがいちまいめくった びいどろ草紙ぞうしにあたいがえる あてなくした おんないちにんが おんないちにんが むねひらく あてなくした おんないちにんが おんないちにんが むねひらく
ギオロンぶし夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ宇崎竜童うざきりゅうどうみだれかみくしけずる さびしい音色ねいろギオロンの いつかおぼえたゆみをひく むらさきすり(は)いたよな おんなしんでございます おんなしんでございます  しろむねつやぼくろ 小指こゆびでなぜるギオロンは おえつこんりのむせびき いだかれてえないおんなでも えるむかしがございます えるむかしがございます  どうしてだかからない………。 あたいにやさしいむかしなんかないはずなのに、あゝ、いだかれ乍ら、 むかしおもしてるなんてねえ。  おびほどくたそがれの いさりたギオロンの 音色ねいろちらちらみえかくれ んでもわないにがいあじ つらいおさけでございます つらいおさけでございます
くら夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ丹羽にわおうじゅどうして………どうして身体しんたいがもえてくの。 しんはつめたくえきっているのにさ。 してよォ………くらくらだよ。  もえる もえる あたいのどこかでもえる くらくらくらい 地獄じごく みえる みえる あたいのどこかにみえる くらくらくらい さだめの あゝゝ…… あー あー あー あー ……  けもの けもの あたいはおろかなけもの くらくらくらい 地獄じごくみち おちる おちる あたいはひとりでおちる くらくらくらい 地獄じごくみち あゝゝ…… あー あー あー あー
ふうのめりけん桟橋さんばし夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ宇崎竜童うざきりゅうどうゆめからさめればガス灯がすとうが はなかせるくらそら 異人いじんまつりにもまれてって どうせ異人いじんになれもせず らしゃめん衣装いしょうふうる ひゅるる ひゅるる ひゅるるる…… はださむいよ めりけん桟橋さんばし  かもめのむくろをきしめりゃ めたかみふうる だいておくれよ あたいもむくろ どうせこのの つまはじき らしゃめん衣裳いしょうがまといつく ひゅるる ひゅるる ひゅるるる…… なんでにぎわう めりけん桟橋さんばし  あゝ……… あゝ……… あゝ………  ひゅるる ひゅるる ひゅるるる……・ はださむいよ めりけん桟橋さんばし ひゅるる ひゅるる ひゅるる………
居留きょりゅうさんじゅうきゅう番地ばんち夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ新井あらい武士たけし居留きょりゅうはネ、書生しょせいさん、 よこはまにあってもよこはまじゃないんだよ………。 あたいもネ、にほんのおんなでも、にほんのおんなじゃないんだよ。  あたいにこいしちゃいけないよ あたいをたずねちゃいけないよ 居留きょりゅうさんじゅうきゅう番地ばんち あたいのくさりがえるだろ すえのぞみをいだひとは あたいをいてはいけないよ ごらんよ………このかおを らしゃめん化粧けしょうは どくはな  またたのかい………。らないよ。あんたに迷惑めいわくがかゝったって。 あんたの将来しょうらいをどうするのさ、あんたののぞみを。  あたいのくさりをきっとくれ あたいのいのちをっとくれ 居留きょりゅうさんじゅうきゅう番地ばんち あたいはどうすりゃいゝんだろ すえのぞみがあるならば あたいをわすれてしまいなよ ごらんよ………このむねを らしゃめん化粧けしょうにおうから
けもの夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ丹羽にわおうじゅんでもいゝんだよ あめにうたれてさ……… このをはなさずに いだきあったまゝなら あんたがのぞみをてたからさ あたいのいのちもてたっていゝ あゝ なけなしのいのち あめちゅう あめちゅう おわれてげるのが こんなに こんなに たのしいなんて………  あめよもっとふっとくれ…… ふたりの足跡あしあとしとくれ…… あたいの化粧けしょうながしとくれ……  きてもいゝんだよ あめがやまなけりゃ……… よこはまあとにして きられるものなら あんたがすえてたからさ あたいもさだめをてたっていゝ あゝ いまだけのにん あめちゅう あめちゅう おわれてげるのが こんなに こんなに たのしいなんて………
ゆめのまたゆめ夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ荒木あらきとよひさあのひとは……。とらえられて……いまごろはひとにぎりのはい。 あたいもいずれ、そうなるさだめ。 いゝさ……どうせひとじゃない。 らしゃめんじゃないか……はははは。  ゆめを………ゆめをみたよながしたよ しおの………しおにおいがしていたよ よこはま まぼろし ゆめまくら おんなはなみだで………べにまくら  ゆめの………ゆめのまたゆめ ひとは どうせ……どうせくらがりよるつゞき よこはま らしゃめん つけぼくろ はだけたむねには………ゆめのあと  ゆめの………ゆめのつゞきはんでから ひとり……・ひとりあのでみるものさ よこはま くろふね えかくれ おんなのいのちも………えかくれ おんなのあしたは………はいになる
あついささやき夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ坂田さかた晃一こういちしとしとあめがふる よるならなおのこと しみじみはなすより もえてとけたい あついためいき あなたのためなの あせばむささやき あげるわ えたワインは コロンのかおりね おとなのあいには お似合にあい き き みつめてゝ き き だきしめて き き このまゝで……  ゆらゆらゆれている 二人ふたりのシルエット はずすわイヤリング 邪魔じゃまになるだけ あついささやき わたしにちょうだい もえてるみみたぶ とけそう あかいルージュを ティッシュでふいても わたしのくちびる もえそう  き き みつめてゝ き き だきしめて き き このまゝで……  き き みつめてゝ き き だきしめて き き き Hum Hum Hum Hum…… き き Hum Hum Hum Hum……
ミッド・ナイト・コール夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ坂田さかた晃一こういちミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト。コール  わかれまぎわに あなたがんだ みぎみみたぶ せつなくうずく えたグラスを ほおによせれば あなたの吐息といきが きこえてるわ たかゞ都会とかいの よるのふれあい だからおたがい わかれわかれに くらしているのに あゝゝ…… れた小指こゆびが ナンバーをおすわ ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト。コール  ぬいだドレスを あらくげて かたのほてりに つめたいシャワー 一人暮ひとりぐらしの しろ素肌すはだに あなたのささやき しみこむみたい おとな同志どうしの よるのふれあい だから自由じゆうに いていだかれて さよならしたのに あゝゝ…… らずらずに ナンバーをおすわ ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト。コール  ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト・コール ミッド・ナイト。コール
おとこ黒川くろかわ英二えいじ黒川くろかわ英二えいじすぎ紀彦のりひこすがあきら庄司しょうじりゅうおもに したくはなくて 故郷こきょう(ふるさと)へ ときにはかえる ひとり またひとり むかしなじみが すくなくなって おふくろもおやじも うみおろす 墓石はかいし(いし)のした ふゆなみく はるはなく  おもに なりたくなくて 故郷こきょうに わかれをげる るよ またるよ そうい乍(なが)ら ふりくけれど おまつりのふえすら なにもきこえず なみばかり なつふうく あきやまく  故郷こきょうは このまち ここにめない 人生じんせいよ おれはどこへゆく おれはどこで
まちにだかれてトワ・エ・モワトワ・エ・モワすぎ紀彦のりひこ若松わかまつ正司せいじあめがふる ふうがふく はながさく ひとがすむ 世界せかいのどこかの ちいさなまちにだかれて だかれてねむってる あいというの あいというの ほしくず  ふりかえり おもす かねのおとと いしだたみ 世界せかいのどこかの ちいさなまちにだかれて だかれてねむってる とおいむかしの とおいむかしの なみだよ  ほほえんで はにかんで みつめあい きてゆく 世界せかいのどこかの ちいさなまちにだかれて だかれてねむってる きのうまれた きのうまれた きみたち
なみだの桟橋さんばし市川いちかわ由紀乃ゆきの市川いちかわ由紀乃ゆきのすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかいどこへくとも わないで 夜明よあけあのひと ふねうえ あめのデッキに をこらしても あふれるなみだ(なみだ)で なににもえない わけをきかせて くださいと さけべ(さけ)ぶこのこえ 銅鑼どら(どら)がす かないで かないで かないで  さむこんの なみしぶき 夜明よあ桟橋さんばし あめしぶき こんな時間じかんに ふねに あのひと希望きぼう(のぞみ)を かけたのだろうか だけどわたしは どうするの なにもおしえず くだり(ゆ)くなんて かないで かないで かないで  ぼくの故郷こきょうは きみむね いつもあのひと っていた いつか夜明よあけに かえってると 一言いちげんきければ こんなにかない わたしいつまで ちますと ふねにつたえる たば(つか)のあいだを かないで かないで かないで
青春せいしゅん河内かわち音頭おんど金沢かなざわ明子あきこ金沢かなざわ明子あきこすぎ紀彦のりひこ大阪おおさかけん民謡みんよう平野ひらの桂三けいぞう(イヤコラセードッコイセ) エーさては この皆様みなさまへ チョイトましたわたしは おかけどおりの若輩じゃくはいでエーヨーホイホイ (イヤコラセードッコイセ) まかりました未熟みじゅくしゃ おすよにゃめないけれど ななひゃくねんむかしから うたつづけた 河内かわうち音頭おんどにのせまして 精魂せいこんめてうたいましょ (ソラヨイトコサーサノ ヨイヤサッサ)  エーわたし まれついてのうたそだち ちち津軽つがるうたうたいヨーホイホイ 子供こどもころつぎからつぎへ おぼえたうたすうれず だけどわたし年頃としごろそろそろここで はな青春せいしゅんアアア 明子あきこ河内かわうち音頭おんどうたいます (ソレ)  こいをするよりうたっていれば ひとよろこぶ それわたしなによりうれし アアアじゅうひとつ ひとかせるうただから ここは一番いちばん スッキリシャッキリひたすらじょっぱり まじめに本気ほんきで しんめて こいじゃない こえのほととぎす をはくまでもをはくまでも つとめましょ
望郷ぼうきょうおんなしゅ金田かねだたつえ金田かねだたつえすぎ紀彦のりひこ聖川ひじりかわゆう池多いけだ孝春たかはるまぶたをとじりゃ あかりがみえる こころちぎって 見捨みすてた故郷こきょう あいはしるも おんなのみちと みみをふさいで 夜汽車よぎしゃにのった あれはなんねんまえだろう ああ 今夜こんやもひとりしゅ  きた汽車きしゃに りさえすれば ぐにけそな 吹雪ふぶき故郷こきょう あいやぶれた らしもれた った切符きっぷは そのてた はは手紙てがみけないで ああ なみだのおんなしゅ  片意地かたいじはって なずにきる えぬなまりが かなしい故郷こきょう だれわたしを おぼえちゃいまい いつかいいじん みつけてかえる それはなんねんさきだろう ああ 望郷ぼうきょうおんなしゅ
ふるさと日和びより岩本いわもとこうすい岩本いわもとこうすいすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういちあのひといたくなって あのひとのふるさとへたの ふるさとへたの おもばなしはいいにおい わたしつつんでくれるから なんとなくぬくもる ふるさと日和びより  とおゆめいかけて なつかしい裏山うらやまへのぼる 裏山うらやまへのぼる あそんだ仲間なかまはどこにいる なみだしんけてくだり(ゆ)く ふうひとつやさしい ふるさと日和びより  わらぶきの屋根やねさええず 歳月さいげつ(としつき)にふるさともかわる ふるさともかわる けれどもなまりがあたたかい あいさつ言葉ことばもあたたかい あのひとによくた ふるさと日和びより
かえってきたぜ藤島ふじしま桓夫藤島ふじしま桓夫すぎ紀彦のりひこ岸本きしもと健介けんすけ前田まえだ俊明としあきなんねんぶりだろ 故郷こきょう(こきょう)の夕陽ゆうひ 出迎でむかえありがと たけしくん べんきょうぎらいの 腕白わんばくが いまじゃむすめが 大学生だいがくせいで あそんでばかりと なげいてみせる だけどはなせば たけしはたけし いたかったよ かえってたぜ  初恋はつこいさらさら 故郷こきょうまちで 先生せんせいやってる あきこちゃん あかるい笑顔えがおの しろで 生徒せいととはりあう 小母おばさんセンセ お洒落しゃれ出来できんと なげいてみせる だけどきれいだ あきこはあきこ ひさしぶりだね かえってたぜ  仲間なかまをあつめて 同窓会どうそうかいを ひらいてくれたね てつやくん 無口むくちやさしい むしが いまじゃ貫禄かんろく PTAで 会長かいちょうつとめる 月日つきひながれ だけど酒飲さけのみや てつやはてつや なみだぐむなよ かえってたぜ
ひとりですかあきひとみあきひとみすぎ紀彦のりひこ小杉こすぎ保夫やすおプラタナスがはちほん 銀杏いちょうきゅうほん えきからぶんの キャンパスどおり なだらかな坂道さかみちは いまもかわらない じれば あなたが あなたが える おもは まり あのころが よみがえる あーあー あなたは あなたは まだ ひとりですか  今年ことしはもうさん度目どめ きもせずにたずねる えきからぶんの キャンパスどおり おも坂道さかみちは あめに たそがれる コーヒーショップに あのころの ふたりが える 窓際まどぎわの あの場所ばしょは ふたりの 指定していせき あーあー あなたは あなたは まだ ひとりですか  あーあー あなたは あなたは まだ ひとりですか
コッキーサンバ佐田さたきょういちろう佐田さたきょういちろうすぎ紀彦のりひこ水森みずもり英夫ひでお桜庭さくらば伸幸のぶゆきひとめれはいつも おれ(おい)らのくせなのさ 陽気ようきにさわいで うたおう おとみさん エル・クンバンチェロ パヤ ティアモ・ボニータ パヤ どこにもないよな こいする二人ふたりさ どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキ サンバ コキコキ サンバ コッキー サンバ  明日あした(あす)がればきっと 二人ふたりはしあわせに きしめほお(ほほ)よせ おどろう 東京とうきょうアンナ エル・クンバンチェロ パヤ ティアモ・ボニータ パヤ 日暮ひぐれがてない あいする二人ふたりは どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキ サンバ コキコキ サンバ コッキー サンバ  世界せかいわろうと んでもはなさない ほしるこのよる かたよせ リンゴむらから エル・クンバンチェロ パヤ ティアモ・ボニータ パヤ しん身体しんたい(からだ)も いとしい二人ふたりさ どこまでも エル・コラソン コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキ サンバ コキコキ サンバ コッキー サンバ  コキコキコキコキ サンバ コキコキコキコキ サンバ コキコキ サンバ コキコキ サンバ コッキー サンバ
木綿もめん愛情あいじょう西田にしだ敏行としゆき西田にしだ敏行としゆきすぎ紀彦のりひこあかのたちおすきだ…… きみをはなせない ぼくのそばにいてくれ きみがそこにいるだけで なみだ何故なぜかあたたかい ぼくがいま しいものは お洒落しゃれした きみじゃないよ しろ木綿もめんみたいな ふうにそよぐほほえみ きみあい  すきだ…… なにわないで ぼくについててくれ きみあい一人占ひとりじめ これからさき生甲斐いきがいさ ぼくがいま しいものは お洒落しゃれした きみじゃないよ しろ木綿もめんみたいに うまれついたやさしさ それだけさ  ぼくがいま しいものは お洒落しゃれした きみじゃないよ しろ木綿もめんそのまま きみきるすべてが すばらしい
三流さんりゅう人生じんせい菅原すがわら洋一よういち菅原すがわら洋一よういちすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういちマホガニーしょくのホテルのバーで 今夜こんやはあいつのはなしをしよう “おれ人生じんせいおんなのものさ...” いってたあいつのかなしいつき  ぶしがかわるたびに相手あいてをかえて つかれをらぬようにおんなあいした ひとからそしられても平気へいきなくせに さびしいおんなにはしんをかたむけた  マホガニーしょくのホテルのバーに あいつのボトルがいまでものこる “おれ人生じんせい三流さんりゅうでいい...” いってたあいつのさけ一流いちりゅう  マホガニーしょくのホテルのバーに おもばかりがしずかにもる “おれ友達ともだちおんなぬる(ぬく)み...” いってたあいつのこえこえる  世間せけんわたるためにしんをだます かしこきるじゅつ(すべ)はあいつになかった おんなにのめりんでくやみもしない あいつのざまんでもかわらない  マホガニーしょくのホテルのバーに ながれるかなしいゴスペル・ソング “おれ人生じんせい三流さんりゅうでいい...” いってたあいつをとむらよるさ  マホガニーしょくのホテルのバーに ながれるかなしいゴスペル・ソング “おれ人生じんせい三流さんりゅうでいい...” いってたあいつをとむらよる
こいすみれ菅原すがわら洋一よういち菅原すがわら洋一よういちすぎ紀彦のりひこ三木みきたかしむねを ゆするこのいとしさ さむい よるの さよなら… あなた おくるちらちらゆき くもり まどの はなびら おんなは あいを のこされて どんな かた すればいいの ふゆごころ あたためて こいすみれ そだてながら  いきを ひそめいとしあった 二人ふたり だけの さよなら… ゆめのようなはる夏秋なつあき すごしたつみ けつつ おんなは ゆめを のこされて どんな ねむりに つけばいいの ふゆごころ あたためて こいすみれ そだてながら  おんなは あいを のこされて どんな かた すればいいの ふゆごころ あたためて こいすみれ そだてながら
あか谷本たにもと知美ともみ谷本たにもと知美ともみすぎ紀彦のりひこ四方よも章人あきひと倉田くらた信雄のぶお人恋ひとこいしさに あきが哭(な)く ふう都会とかい(とかい)の ひかりかげで わたし人生じんせい きくれる あゝ 故郷こきょうははひとり かえれりゃわたしも あかりになれる かえれぬわたしも あかりがほしい  ものかなしさは 冬日ふゆびれ きるのぬのと さわいだすえに 都会とかい(とかい)にみつく しがみつく あゝ 故郷こきょうははひとり 一緒いっしょらせば あかりもえる らせぬ理由りゆう(わけ)は 時代じだいゆえ(せい)か  ゆめみせるよに はるあめ おもてれば 身軽みがるになれる 都会とかい(とかい)のしあわせ ひろえたか あゝ 故郷こきょうははひとり 明日あしたかえろう 母子ぼし(おやこ)のあかり まくらならべて ねむれるように まくらならべて ねむれるように
曲名きょくめい 歌手かしゅめい 作詞さくししゃめい 作曲さっきょくしゃめい 編曲へんきょくしゃめい うた
おれの銀河ぎんが鉄道てつどう新沼にいぬま謙治けんじ新沼にいぬま謙治けんじすぎ紀彦のりひこ新沼にいぬま謙治けんじ石倉いしくら重信しげのぶふうなみおとにゆられて 砂浜すなはまよこたわれば いつでもゆめが づかみに出来できたよ  それでもまだ おれはきてる 人並ひとなみに家族かぞくいて いやでもゆめの かたりべになるのさ  うたたの はるか星空ほしぞら 満天まんてんのいさりたち あのときみたのさ ながれるほし おれの銀河ぎんが鉄道てつどう  その汽車きしゃは かわ沿いをはしる そのかわは そらかわさ 見知みしらぬまち いくつもけぬけ ななしょくかがやく リンゴはたけ 銀色ぎんいろしずかなもり かささぎのえきにとまる  ってたのは かなしい人達ひとたち りてくのは わけある人達ひとたち こんなきれいな ほしくにでも どうして せつないことばかり  うたたの はるか星空ほしぞら 満天まんてんのいさりたち あのときみたのさ ながれるほし おれの銀河ぎんが鉄道てつどう  ふうなみおとにゆられて…
昭和しょうわたずねびと石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ三木みきたかしおとこおんなの つきあいは えたらおわりが ぐにる ひとばんかぎりで はいになり ふうえるも いいだろう… あゝ あいつ昭和しょうわのたずねびと  おとこ酒場さかばの つきあいは 昨日きのうとあしたの まがかど ゆめぶしは いしれて れるぶしは いどれる… あゝ おれも昭和しょうわのたずねびと  おとことおとこの つきあいは 学生がくせい時代じだいの ままでく てぬのぞみに むねこがす とお時代じだいの ままでく… あゝ あいつ昭和しょうわのたずねびと  しんしんの つきあいは むすんでほどいて またむすぶ かなしみまみれの つかに みえるまぶしい 青空あおぞらさ あゝ おれも昭和しょうわのたずねびと
おれの小樽おたるGOLD LYLIC石原いしはら裕次郎ゆうじろうGOLD LYLIC石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや夕陽ゆうひとかした うみめられて どもにんが 家路いえじけてく かえらぬむかしの ゆめをみるような おれの小樽おたるは 港町みなとちょう おふくろ おれの んでれ  とおぶしを かた運河うんがには りをおしえた 親父おやじうつかげ レンガの倉庫そうこは かわてたまま おれの小樽おたるの としつきを 辿たどれば こころに ゆきがふる  がすぎても むねがいたむのは ふうつめたさ こいしたあたたかさ さすらいながれて ふとまる おれの小樽おたるは さかまち わかれた あのが えかくれ 
ひと堂々どうどう二葉ふたば百合子ゆりこ二葉ふたば百合子ゆりこすぎ紀彦のりひこ四方よも章人あきひといややつほど はびこるような 世紀せいきかぞえりゃ じゅうとひとつ 時代じだい苦労くろうとゴミは てて自分じぶん値段ねだんをつけろ あるはじめりゃ 仲間なかま出来できる ひと堂々どうどう きるもの  はやながれに いてけぼりを らうがする この仕組しくみ だれのせいとは わずにわらう 自分じぶんみがきに 精出せいだしん やみにひとすじ あかりをつけ ひと堂々どうどう どうく  こいのつぼみが わすれたころに ひらくときめき とぼけもあろう ままよいざこざ けようと あいまこと気取きどるもはなよ きなひとには きめささやかに ひと堂々どうどう きるもの
なみだの桟橋さんばしGOLD LYLICもり昌子まさこGOLD LYLICもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかいどこへくとも わないで 夜明よあけあのひと ふねうえ あめのデッキにをこらしても あふれるなみだなににもえない―― わけをきかせてくださいと さけぶこのこえ銅鑼どら(どら)がす かないで かないで かないで――  さむ間近まぢかの なみしぶき 夜明よあ桟橋さんばし あめしぶき こんな時間じかんふねに あのひと希望きぼうをかけたのだろうか―― だけどわたしはどうするの なにもおしえずくなんて かないで かないで かないで――  ぼくの故郷こきょうは きみむね いつもあのひと っていた いつか夜明よあけにかえってると 一言いちげんきければこんなにかない―― わたしいつまでちますと ふねにつたえるたばあいだを かないで かないで かないで――
ためいききょうもり昌子まさこもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかいしろ手紙てがみ びりびりいて はしうえから らしたら 季節きせつはずれの ゆきになる うたびに うたびに ほねれよと わたしいた やさしいうでが あつい吐息といきが このをしめつける あゝゝ…… しんじたくない しんじない  しろ手紙てがみ はらはらいおちて かわながれに えたのに あいのなごりが うずをまく きたふう くらそら なみだこおれと ぬぐいもしない 日暮ひぐれのはしは ためいきのはし こころがさむすぎる あゝゝ…… しんじたくない しんじない  きたふう くらそら なみだこおれと ぬぐいもしない 日暮ひぐれのはしは ためいきのはし こころがさむすぎる あゝゝ…… しんじたくない しんじない
アマンひがしうまけんなぎさようこひがしうまけんなぎさようこすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういちもう二度にどと アマン わかれるのはいやよ そうってぼくを きすくめる まどそと アマン まちはたそがれゆく 二人ふたりには時間じかんがとまるホテル  ああ、今夜こんやだけにんのいのちはひとつ ああ、明日あしたからにんのいのちはふたつ  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにおい  このむねは アマン あなただけのものよ そうってぼくを みだしにくる きなのよ アマン コロンにいそうな にんしからないゆめのホテル  ああ、今夜こんやだけあいしてれてるにん ああ、明日あしたから素知そしらぬふりする二人ふたり  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにおい  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにお
居酒屋いざかや同窓会どうそうかい新川しんかわろう新川しんかわろうすぎ紀彦のりひこおか千秋ちあきひさしぶりだね 元気げんきでいるか きまり台詞せりふ(もんく)の 居酒屋いざかやで おきゃく同志どうしの おも自慢じまん ほんのつか 同窓会どうそうかいだ かえれぬ時代じだいへ よろけてかえる あんた四国しこくか おれ能登のと  たがいちがいの 人生じんせいなのに どこがている 兵衛ひょうえは みんなそれぞれ 故郷こきょうなまり すにせない 頑張がんば世代せだい つくった時代じだいも もうすぐ歴史れきし あんたみちのく おれ能登のと  たまにわかむすめ(こ) れてきゃんな おけみるよに おれをみる よんじゅうじゅうは はるかにえて 浮世うきよばなれの 同窓会どうそうかいだ 明日あしたをみるに めがねをかけて あんた道産子どさんこ(どさんこ) おれ能登のと
ふるさとへ新川しんかわろう新川しんかわろうすぎ紀彦のりひこおか千秋ちあき故郷こきょうに 骨身ほねみうめずめた やつがいる 故郷こきょうに 二度にどかえれぬ やつもいる あゝひとは いてまれて のぼってくだる おもうにまかせぬ 時代じだいざか よくぞた いだかれるごとく 故郷こきょうへ…  日本海にほんかい なみのうねりは くらいけど 日本海にほんかい 夕陽ゆうひきらめく うつくしさ あゝおもす ちち笑顔えがおと ははの 写真しゃしんのこらぬ 苦労くろうどう よくぞた かたりつくせぬ 故郷こきょうへ…  ぶし(とき)がく とめるあいだもなく はなる ぶしく なにかくすか ゆきる あゝ人生じんせいは 四季しきになぞらえ つくろえ(つくろ)うよりも はじめのところへ かえみち よくぞた まれるための 故郷こきょうへ…
おれの日本海にほんかい新川しんかわろう新川しんかわろうすぎ紀彦のりひこ聖川ひじりかわゆう北風きたかぜは 哭(な)くものさ おもも ないている こいひとつくだり ゆめさえもいのちがけ うみよ しぶきよ 日本海にほんかい おまえだけにかたりたくて たずねてた …… あゝ北風きたかぜ故郷こきょうだもの  おふくろは哭(な)くものさ いつだってないている しあわせにするために 子育こそだてをしたんだと うみよ ゆるせよ 日本海にほんかい にびいろしたくも きらりひかる …… あゝおふくろの故郷こきょうだもの  人生じんせいは哭(な)くものさ だれだってないている ゆめやぶゆめひろい きて明日あした(あす)もまた うみよ ほえ(ほ)えるか 日本海にほんかい おまえだけはあののまゝ わらってくれ ……  あゝ人生じんせい故郷こきょうだもの 
むかしがあるから内山田うちやまだひろしとクール・ファイブ内山田うちやまだひろしとクール・ファイブすぎ紀彦のりひこ曽根そねさいわいあきらふりかえるみちふうく つめたすぎる かぜく 苦労くろうばなしは したくないけど つらい憶いで えはしない うらみごとをいだせば りがない かなしいわたし青春せいしゅんでした けれどこん 憶いでのぬくもりが やさしくわたしをつつんでくれる さむふうよ ありがとう つらいむかしよ ありがとう むかしがあるからわたしは わたしきてける  ひとりぽっちの 歳月さいげつを すさみ乍ら きてた そんなわたしはるがめぐる だから深酒ふかざけ やめにするわ これからは あなただけきしめて 不幸ふこうわたしに さよならします  けれどいま もう一度いちどふりむくと なみだの むかしがわらっています さむふうよ ありがとう つらいむかしよ ありがとう むかしがあるからわたしは あなたときてける むかしがあるからわたしは あなたときてける
ホテル・ニューヨーク八代やしろ亜紀あき八代やしろ亜紀あきすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや竜崎りゅうざきたかしまどそと セントラル・パーク ふゆちかい インディアン・サマー しあわせなひともいる しあわせにそむいたひともいる みんな自由じゆう だれ自由じゆう きにきて いるだろうけれど このまちは メガロホテル ホテル・ニューヨーク ドアざせば ひかりあふれる さびしさ  どこからか どものパレード びたった 小鳥ことりたちのそら さまざまなくにひと さまざまな言葉ことばが ふうになる みんな自由じゆう だれ自由じゆう けれど明日あしたの リザーブもなくて このまちは メガロホテル ホテル・ニューヨーク ドアざせば どこかむなしい しずけさ  きにきて いるだろうけれど このまちは メガロホテル ホテル・ニューヨーク ドアざせば ひかりあふれる さびしさ
ふゆ部屋へやもり昌子まさこもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかいせめてなみだをぬぐってほしい わたしあいしたそのゆびで…… ながいわかれじゃないとう ぐにかえるとくちごもる あかりしたらこの部屋へやに ふゆくらがりしのびこむ うそがみえる うそがみえる わたしいだに うそがみえる  せめてなみだをわらってほしい あなたのいつものやさしさで…… わざとかなしいかおをする おれもつらいとよこく うすいカーテンすきまかぜ きつくいてもなおさむい  うそがみえる うそがみえる あなたのくちびる うそがみえる  うそがみえる うそがみえる あなたのくちびる うそがみえる
紅花べにばなになりたいもり昌子まさこもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこさいわい耕平こうへいあなた紅花べにばなを っていますか 初夏しょか(なつ)のみちのくに はなです 朝露あさつゆれて んだはなびら あなたのしん あいあいめるなら わたしなりたい あゝ 紅花べにばなに  あなた今頃いまごろは どこにいますか あなたこえが きこえますか ひとなつがすぎて はなっても 二人ふたりきずな あかあかめるなら わたしなりたい あゝ 紅花べにばなに  あなた故郷こきょうを つくりませんか にんきてく その場所ばしょです やさしさがきよ はなのいのちの いない月日つきひ あいあいめるなら わたしなりたい あゝ 紅花べにばなに わたしなりたい あゝ 紅花べにばな
もどきょう暮色ぼしょく大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじ(台詞せりふ) 大阪おおさかは みなみの新地さらちのあたりに 子連こづれのおんなながれてきまして ちょっとおおきなこえでは ひとえんよう商売しょうばいをはじめたんです どこのだれやらまわりのだれりませんでした そのすこおおきゅうなって いつやったか母親ははおやいたんですわ (うちのおとうちゃんどこにいたはんのん) おんなのこたえは いっつもきまってました (あんたのおとうちゃんはな戦争せんそうったはんねん) それからしばらくたって そのおんなに あたらしいええひと出来できまして ちょこちょこいえにもようになりました (このおっちゃん どこのひとやのん) 子供こどもかれて (なにゆうてんねん あんたのおとうちゃんやないか 戦争せんそうからかえってきやはったんや) おんなはそうこたえました ようあることですねんけど さんヶ月かげつほどたったら そのおとこはもうんようになりまして おんな毎日まいにちいとりました それをて そのが (おかあちゃん おとうちゃんまた戦争せんそうかはったんやろ そんなら うち もどってきゃはるまで 毎日まいにちあのはしのとこへむかえにったるさかい もうないたらあかん) そのはしですけど 戦争せんそうおわころまで もどりきょうと ばれてたそうです  西陽にしびはしを 陽炎かげろう(かげろう)みたいに ゆらゆらあのひとえてくだり(い)く うそやない…… あのひとにみんなげた すきやったからなにもかもあげた いち人前にんまえ(いちにんまえ)にあいされるほど きれいなおんなじゃないけれど なみだぽろぽろさん人前にんまえ(さんにんまえ) だれかえってないから いてます いてます もどきょう  わたしのいのち うばってくれたら こんなになみだながさない うそやない…… あのひとやさしかった わたしにだけはやさしさをくれた やくざなひとんながこわれ 背中せなかきずあとたけれど それはしんふるきず だれかえってないから れてくだり(ゆ)く れてくだり(ゆ)く もどきょう いち人前にんまえ(いちにんまえ)にあいされるほど きれいなおんなじゃないけれど なみだぽろぽろさん人前にんまえ(さんにんまえ) だれかえってないから いてます いてます もどきょう
くらやみきょうから大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじ(台詞せりふ) 昭和しょうわじゅうねんごろことやったそうです 倉敷くらしきほうから女学生じょがくせい一人ひとり 与謝野よさの晶子あきこみたいになるんやうて 昼間ひるま学校がっこうへ よるはカフェではたらいてましてん なかえらい不景気ふけいき時代じだい仕事しごとにあぶれたひとがおおて カフェにのみにくるおとこたちも みんなどことのう やぶれかぶれみたいなひとたちばっかりでした そんな時代じだいやったから 田舎いなかから女学生じょがくせいが どろまみれになるのにそうなが時間じかんはかかれしませんでした 「あのむすめ(こ) さけでものましたってみいな だれとでも すぐやで」 そんなうわさをたてられながらも そのむすめ(こ)がつくる短歌たんかとやらは 東京とうきょうえら先生せんせいにもみとめられるものやったそうです くらやみの このはしをのぞいたら あさもくらやみ ひるもくらやみ つくりためた やなぎごおり いっぱいの短歌たんか このはしから げすててしもた まるでゆきのように そのむすめ(こ)のいのちってしもたそうです それ以来いらいこのはし くらやみきょうばれてますねん  からころから からころから じゅうそこらを きてて くらやみきょうからなにてる きていたってしょうがない んでみたってしょうがない ゆめてればかるくなる こころてればかるくなる どこへくだり(ゆ)きましょ これから一人ひとり……  からころから からころから ほしのふるよるに けてて くらやみきょうからなにてる きていたってしょうがない んでみたってしょうがない むねにざわざわすきまかぜ なみだかわいてすきまかぜ どこへくだり(ゆ)きましょ これから一人ひとり……  きていたってしょうがない んでみたってしょうがない むかしすててもしょうがない あしたすててもしょうがない どこへくだり(ゆ)きましょ これから一人ひとり……
かわせみ大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや(台詞せりふ) きれいなかわとりでした とおる(す)きとおった空色そらいろ背中せなかと あしがサンゴのいろしてて それに羽根はねがヒスイのいろしてましたわ なんであのとき そんなこまかいとこまでてたんやろ (あれは かわせみや) そうおしえてくれたあのひととは そのとき なに(なん)やわかれるようながしたんです まぼろしのとりかわせみやなんて 二度にどられへんかもわかれへんとりを あのとき あのはしたやなんて…… なんと皮肉ひにくなことですやろか  はるというのに えりまきいて あんた見送みおくる 未練みれんきょう をふるだけの わかれとちがう 二人ふたり背中せなかに のこしたつまあと はなれちゃだめと いたみがはしる わたし なりたい 夜明よあけのかわせみ  (台詞せりふ) まぼろしのとりをみたさかい わたしとあのひとこと(こと)もまぼろしになってしもうたんやろか…… かわせみのメスのくちばしはあかいますけど あれは きっとおもいでこいをしているからやと……そいおもいます  おんないちにんを のこして夜明よあけ きゅうさむさが しめつける 約束やくそくひとつ してへんけれど しん身体しんたいに あんたがあふれて このさきつらい 月日つきひます こいいたい 夜明よあけのかわせみ
ゆきおんな大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや(台詞せりふ) いまどきのはるやったら みんなたのしそうなかおしやはって のんびり とあるかはる「さくらとおりぬけ」 あの造幣ぞうへい(ぞうへい)きょくったばかりのころ ようゆきおんながうて こわがられてたときいてます 明治めいじはじめのころやったんですやろなぁ まださくら並木なみきものうて なに にもないはらっぱになに(なん)やこわそうな西洋せいようかんが くろぐろとってるだけ やった そんな場所ばしょとおときにはさびしゅうなって さびしゅうなって だれでも一人ひとりでいるのがえらいせつのうて ゆきおんながはなし は 人恋ひとこいしゅうなるそんなはなしやろとおもいます…… あのころのよどみ かわうみみたいにひろかったいますしね  うちをいたら あんたはこおる うちをいたら あんたはぬの ゆきおんなの たゝずむきょうは いつでもしろく しろこおりつく それなのに あんたのつき ひとときのまぐれやない ほんとに ほんとに ほんとに うちを いだきたくて  こころさむうて ふるえていたら えた身体しんたいを あんたがいた ゆきおんなの たたずむはしは はるでもしろい しろゆきがふる さびしさを まつわりつかせ むかしからしってたように あんたは あんたは あんたは うちを いだきにた  うちをいたら あんたはこおる うちをいたら あんたはぬの ゆきおんな ゆきおんな ゆきおんな ゆきおんな ゆきおんな ゆきおんな…………
ゆめきょう大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや(台詞せりふ) 月日つきひは いろんなもんをながしてってしまいます そのはしの ほんとの名前なまえってるひとも もういてへんのんとちがいますか はしわたるとすぐに あおやら黄色きいろやら チカチカといちはいともってて 子供こどもはそこへったらあかんわれてたそうです とおくからみてると なにや ほたるのさとみたいに かわあかりがゆらゆらしてて…… はしわたるのはおとこひと おとこひとにはゆめはし おんなにとってはゆめはらはし…… きり(せつ)のうてかなしいはなしですけど これだけの月日つきひがすぎてしまうと みょうあたたかいはなしにも きこえてます……  紅色こうしょく(べにいろ)のにおただよ露地ろじに 小雨こさめのこる夕暮ゆうぐれどき からんころん駒下駄こまげたおとこ わびしくて わびしくて わびしくて ゆめきょうを 千鳥足ちどりあし  あめあがり素足すあししょうさむころは よる(よる)がけておとこ(ひと)がて はらりほろりおびほどくあき かなしくて かなしくて かなしくて ゆめきょうの べに(べに)まくら  いつのだれむかえにると おもいながらとき(ゆ)く ちらりほらりいざめのゆき きり(せつ)なくて きり(せつ)なくて きり(せつ)なくて ゆめきょうの すすり
はしものがたり大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじむかしから ずっとむかしから このまちはしにまつわるはなしかされておおきゅうなりましてん あのはし このはし 大阪おおさかみずわれてますねんけど あてのようなおんな人生じんせいも ながされてながされて いつかえていってしまうんでっしゃろなぁ いいえぇ わたしばっかりやあらしません このまちはしひとひとつに かなしいおんなたち人生じんせいがひっかかって… いてるようがしますねん そんなおんなたちの「はしものがたり」 よかったら きいてやってくりゃはりますやろか  はるさくらを ちょうにする みずうめ(う)ずめて いしきる はしわたってひとも はしわたってひとも どうしてかたをふるわせる あああ……はるなのに  ふゆなみだも こおりつく みずうつって つきが哭(な)く はしのあかりは(とも)るけど ひとむねにはともらない 木枯こがらしやがて ゆきになる あああ……ふゆだもの
ひゅるひゅるきょう大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじああさむむ えらいふうたみたいですな ずうーっとむかしのずっとずっとむかしはなしやそうですねんけど 道頓堀どうとんぼりがわにかかるみっつのはしだれにもわんとわたることが出来できたら ねがいがかのうのうてしあわせになれるそんなはなししんじられてたそうです 「はしめぐり」ゆうて いますいかけ不動ふどうさんがこれほど有名ゆうめいになる もっと ずっとずっとむかしはなしやそうですねん 何人なんにん何人なんにんものおんなたちはしめぐりして いったい どんなおんなたちがしあわせになれたんですやろか せやけど おんなってゆうもんは こんなふういてる夜更よふけには 「はしめぐり」したいとおもうもんで こうゆうてしゃべってる わたしかて 今夜こんやあたり 「はしめぐり」してみよかなと おもえてますねん  だれ(だれ)にもられずみっつのはしを わたればねがいがかのう(かな)います さきめないおんなこいの さきみたいやるせなさ ひゅるひゅると ふうにまかれて 人目ひとめしのんではしめぐり 戎橋えびすばし(えびすばし)から相生あいおい(あいおい)きょうへ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋どうとんぼりばし  きるかぬかをうらなうように はしからのぞけばくらかわ ひとりさびしいおんな人生じんせい おもいこがれる人恋ひとこいし ひゅるひゅると かぜ背中せなかに ねがせつなくはしめぐり 日本橋にほんばしから大黒だいこくきょうへ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋どうとんぼりばし  ひゅるひゅると ふうにまかれて 人目ひとめしのんではしめぐり えびすきょうから相生あいおいきょうへ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋どうとんぼりばし
ためいきかわ大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじだれかされたはなしか わすれてしまいましてんけど このかわわたっていったら もう二度にどかえってられへん あのひとがこのかわわたっていったら もうあかんねん そんなはしがあったゆうてかされました このはしはいつもいつもきりにかすんでえていたりえんかったり かわのむこうにはたかいへいがあって 灰色はいいろ建物たてものってるそうです このはし わたもの見送みおくものも いつもかなしいためいきでいっぱいや むかしひとは ようそうゆうたはりましたわ  ここでわかれたら もうえない このはしは あしたをあゝすわ かわにこぼれて かなしいおとがする おもだけに すがってきる あしたからは そんなおんなになります ためいき あ……あ…… かわにこぼれて ふたりのすすり哭(な)き  だれもさだめには さからえない あきしぐれ つららのあゝはしよ きりながれて なににもえないわ あなたのにおい あなたの形見かたみ いてねむる そんなおんなになります ためいき あ……あ…… かわにこぼれて ふたりのすすりき  むねをえぐって ちぎれるあいいと いのちきずな(きずな)だん(た)たれたままで んできる そんなおんなになります ためいき あ……あ…… かわにこぼれて ふたりのすすき
かりそめきょう大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつやごろごろとかみなりさんがって 船場ふなばはるきんずくごろになると あたらしいつとめはるわかひとがぎょうさんきやはります ずうーっとなんじゅうねんもそうやったんです そういうわかひとが 船場ふなばではこいさんにこいしたらあかん こいされてもあかん…… いろんなことがきっちりとめられたそんな時代じだいは つらいこともぎょうさんあったんとちがいますかなぁ…  ふりきながらあいしげに わたしをみつめるあなたの 二人ふたりのなみだがあめになり がきれいにえてます かんにんしてねしあわせを かんにんしてね あげられなくて わか見送みおくるかりそめきょうは 二人ふたりの 二人ふたりの 二人ふたりはしでした  あなたはどこへきますか わたし船場ふなばのこります 二人ふたり故郷こきょうにしたかった ゆめながすのこのかわに かんにんしてねしあわせを かんにんしてね あげられなくて あめがふるふるかりそめきょうは 二人ふたりの 二人ふたりの 二人ふたりはしでした  かんにんしてねしあわせを かんにんしてね あげられなくて わか見送みおくるかりそめきょうは 二人ふたりの 二人ふたりの 二人ふたりはしでした
面影橋おもかげばし大月おおつきみやこ大月おおつきみやこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつやあなたはわたしを いだくようにして わたしはあなたの においにって あせばむ二人ふたりは はるはし こいはいくも してたけれど やぶれほつれたおもを あらながしてみずく 陽炎かげろう(かげろう)ゆらゆら 面影橋おもかげばし  あなたの右手みぎてが わたしかたに わたし左手ひだりて あなたのこしに ぬくもりつたえて もつれます なにわない あなただけれど どこか明日あした(あした)をみるような みずにんづれ むかしえます 面影橋おもかげばし  初心しょしん(うぶ)なこいなど したかのように いずれ苦労くろうをするように きつもどりつ はるゆめ ここからはじまる 面影橋おもかげばし  月日つきひながれてくように おんなおもいも あいかなしみも みんなどっかへ ながれていってしまいます…… せやけど はしおんなたちのおも そこからまた 旅立たびだってことを ……わすれんといてほしいんです だれかて 一生いっしょうけんめいきてかな あきませんもんねぇ
はるみさきもり昌子まさこもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかい風邪かぜをひいてる わたしをだいて ぼくにうつせと くちびるよせる あ… 夕焼ゆうやけのみさきには かもめとわたしとあなただけ わかれるんじゃないわ ゆめがあるから あなたはあなたは まちく わかさがわるい わかさがわるい なみ青春せいしゅん くだけそう  はや二人ふたりで くれせるように なにかつかんで かえってるヨ あ… そうってなみだぐむ あなたをだれよりあいしてる わかれるんじゃないわ のぞみだきしめ 二人ふたりにんは はなれるの なみだがわるい なみだがわるい はるのくちべに きぬれる  わかれるんじゃないわ あなたかえ いまからいまから いのります みさきがわるい みさきがわるい あなたむかえに ふね
人生じんせいはなみだかわ二葉ふたば百合子ゆりこ二葉ふたば百合子ゆりこすぎ紀彦のりひこ吉田よしだ健治けんじ(セリフ) 「きるすべてを、かたりつづけ、 うたいつづけることに、ささげてわたし。 そのおもひろいあつめてみるならば、 人生じんせいをぬってながれる、なみだのかわになる ようでございます。」  くも 吹雪ふぶき げいがいのちと 仕込しこまれて なみだうかべる ひまもなく おさな芸人げいにん ながたび いく年月としつき(いくとしつき)をいく年月としつきを あゝ……ながたび  むしろがこいの かけ小屋こやが むすめ浪曲ろうきょく 舞台ぶたい たったひとつの 衣裳いしょうて 十九じゅっく じゅう(はたち)を あせまみれ こいすらわすこいすらわすれ あゝ……あせまみれ  (セリフ) 「ひもじさとまずしさをみちづれに、ひ たすら修業しゅうぎょう歳月さいげつをすごしたわたしには、いつ のあいだにか、ふれあうおかたいちにん一人ひとりの、つらいく るしい人生じんせいかってまいりました。ひとなみだ はわたしなみだ……、ともともおう(こた)えて筒井つつい つつわたしめいじあるかぎり、うたつづけてまいります。」  きるつらさを わけあえば 他人たにん(ひと)のなみだも わがなみだ つきぬこのの かなしみを ひろいあつめる なみだがわ 人生じんせい人生じんせいは あゝ……なみだかわ
むかしがあるから前川まえかわきよし前川まえかわきよしすぎ紀彦のりひこ曽根そねさいわいあきらふりかえるみちに ふうく つめたすぎる ふうく 苦労くろうばなしは したくないけど つらい憶いで えはしない うらみごとをいだせば りがない かなしいわたしの 青春せいしゅんでした けれどいま 憶いでのぬくもりが やさしく わたしをつつんでくれる さむふうよ ありがとう つらいむかしよ ありがとう むかしがあるからわたしは わたしきてける  ひとりぽっちの 歳月さいげつを すさみ乍ら きてた そんなわたしに はるがめぐる だから深酒ふかざけ やめにするわ これからは あなただけきしめて 不幸ふこうわたしにさよならします けれどいまもう一度いちどふりむくと なみだむかしがわらっています さむふうよ ありがとう つらいむかしよ ありがとう むかしがあるからわたしは あなたときてける  むかしがあるからわたしは あなたときてける
哀愁あいしゅう列島れっとう小林こばやしあさひ小林こばやしあさひすぎ紀彦のりひこ遠藤えんどうみのるわたどりとんでて はなき あめがふる めぐるぶしに 二人ふたりをむける かたをよせあい きてみちは いつだって いつだってふうなか… はるうのにゆきう 哀愁あいしゅう列島れっとう  さすらいのつれづれに こいをして ゆめをみた そんなぶしも むかしはあったろう これが運命うんめいと ちてさきは いつだって いつだってゆきなか… うみはみえてもほしはない 哀愁あいしゅう列島れっとう  わたどりやがてり はなれ ふゆる さむぶしに 二人ふたりはうずもれる いたぬくもり こおりつくよるは いつだって いつだってゆめなか… とおいあのむすばれる 哀愁あいしゅう列島れっとう
氷雪ひょうせつ海峡かいきょう小林こばやしあさひ小林こばやしあさひすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじサハリンの おんなこんる おまえの素肌すはだは あたたかかった 吹雪ふぶきいこむ みさき宿やどの 寝物語ねものがたりは わすれないぜ きたみさきで きてくには いていだかれて ねむるだけ あゝしろくらやみ 氷雪ひょうせつ海峡かいきょう  まどからえてた オホーツク おまえのむかしに そっくりだった むねのひびわれ みさきはるに はなくのは いつのことか きたみさきで きてくには あまこいなど 邪魔じゃまなだけ あゝこいほうむう 氷雪ひょうせつ海峡かいきょう  きてることすら せつなくて さすらう旅路たびじで おまえにった 海鳴うみなりきこえりゃ いだきあうだけだよ ったおまえを わすれないぜ きたみさきを おもすたび おれもときゃ きっとく あゝおれとおまえの 氷雪ひょうせつ海峡かいきょう
夕映ゆうば小林こばやしあさひ小林こばやしあさひすぎ紀彦のりひこ服部はっとり克久かつひさだれもいない 浜辺はまべすなに こわれたふねと 夕映ゆうばえがある いまさらこいを あさるのも いくらかおっくうな もするし…… わたどりも さすらいやめて むかしのおんなの ゆめでもみるさ  ろくでなしの 漁師りょうしがひとり こわれたふねに やすしゅかける いまさらんで ぐちるより ひとりでふうにのり かけなよ…… わたどりにきいたらわかる あばずれのおんなの ってるまちが  おちる夕陽ゆうひ 浜辺はまべすなは こののことを ながめてきたよ いまさらいた しずんだと さわいでわかが くるじゃなし…… わたどりさびしいゆめを まっかにめてる 夕映ゆうばえみなよ
曲名きょくめい 歌手かしゅめい 作詞さくししゃめい 作曲さっきょくしゃめい 編曲へんきょくしゃめい うた
おとこ明日あした小林こばやしあさひ小林こばやしあさひすぎ紀彦のりひこ服部はっとり克久かつひさちてゆく 夕陽ゆうひのように だまりこくった ときもあったさ ふゆあめしんもぬれて いどれた よるもあったよ あゝ あのとき あゝあのとき 友達ともだちけたよるも うただけが うただけだ うただけがついてきた  ふりかえ月日つきひなかに いつも夢見ゆめみたことがあったさ とおすぎるおもだけど しあわせなころもあったさ あゝあのとき あゝあのとき からっぽの青春せいしゅんなかに うただけが うただけが うただけがついてきた  さみしくて子供こどものように はしゃぎまわったときもあったよ むなしくて 人生じんせいをうらみ たびよるもあったさ あ…… さすらいのつれづれにいつも うただけが うただけが うただけが ついてきた  ラララ……… ラララ……… おとこなみだ ひきずる夜明よあけ いのちのようにうたうのさ おとこふうにさからう夜明よあけ しんのすべて うたうのさ  ラララ……… ラララ……… ラララ……… ラララ……… いのちのようにうたうのさ ラララ しんのすべてうたうのさ  ラララ……… ラララ……… ラララ……… うたはみちづれ みちづれ
夜霧よぎりあい石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ小谷おたにたかし小谷おたにたかしきしめていたら そっとなみだをふいたね いのちけずるほどのあいそだてた 夜霧よぎり神戸こうべわるいのさ 他人たにんかくれてしのびい きしめていよう みなとよる時間じかんめて  はなさなくていい そっとこのままあるこう やせてしまうほどのつらいこいでも 夜霧よぎり神戸こうべつつむのさ 異人いじんかんのレンガどう きしめていよう 言葉ことばして 霧笛むてきがひびく  夜霧よぎり神戸こうべらすのさ 明日あしたをなくした二人ふたりなら きしめていよう みなとやみあいうめずめて
みなとあめれて石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけしょうろく禮次郎れいじろう長崎ながさき出船しゅっせんおいかける小雨こさめ おんなしんきざりにされる 長崎ながさきわたしあさには小雨こさめ しろいヴェールが さびしさをかくす  あいかねをならす ときはいまえて オランダざか はなれゆく みなとおろす 教会きょうかいにわ かさもささずに きぬれる わたし  長崎ながさきひとがよみがえるまちに おんなしんきたままぬの 長崎ながさき… いのちかけたこいだから やむことなど なにもないけれど  あいかねをならす ときはいまえて マドンナには なれないおんな みなと小雨こさめらす夜明よあけに おもという ふねにのる わたし  みなと小雨こさめらす夜明よあけに おもという ふねにのる わたし
おやじの舟唄ふなうた石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや竜崎りゅうざきたかしさけ海鳴うみなり みる八戸はちのへで いた舟唄ふなうた いまわすれないぜ せがれにゆずった うみのあけくれを こいしがっては いどれた 達者だっしゃでいるかい おやじさん  うみがしければ まちへくりして おんなかせた ふる自慢じまんばなし せがれにかたって はまあみす 年令ねんれい(とし)に似合にあわぬ ふといゆび きてりゃいたい おやじさん  ときながれて わる八戸はちのへに ぶししのんでくな 海猫うみねこよ せがれわすれた とお舟唄ふなうたは… おれしんきている たずねてこうか おやじさん
港町みなとちょうふたりづれ石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし竜崎りゅうざきたかしおまえのいとしさを れてたびたが 二人ふたりくら場所ばしょなら みなとがいゝさ 波止場はとば夕陽ゆうひむねにしみるだろう きずあとをあたためる おれのふるさと なみだをこぼすなら うれしいときがいゝ やつれたかたきしめ おれもこうか 波止場はとば今日きょうから おまえのふるさと ちぎれぐも かもめどり みんなあげよう  かさねたかなしみは どうがはこんでく 昨日きのうをなげく くちびる おれがふさごう 波止場はとばのぬくもり いまにわかるだろう ふねふねあいいきずく
帰郷ききょう石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ野崎のさき真一しんいち竜崎りゅうざきたかし歳月さいげつながれを らないふりで みさきめぐりの 黒潮くろしおく いとしきおんなよ どこにいる おまえはすでに ったのか  おれをあいした しろはな 瀬戸せとわかれて もうねん わか一途いっと故郷こきょうてた おとこごころを めてれ いとしきおんなえるなら やぶれたゆめも つくろえる おれの帰郷ききょうおそすぎて 瀬戸せと夜空よぞらえたのか  歳月さいげつのうつろい るのはつらい えぬおもいが なおつらい いとしきおんなくちびるよ おもだけが なみになる おれをいだくよな やさしさで 瀬戸せと小島こじまあらうのか
おまえのゆめ中条ちゅうじょうきよし中条ちゅうじょうきよしすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし小杉こすぎひとしさんおんなのゆめを こわすおとこに 出会であってばかり たんだろう つめたいだね ほそ指先ゆびさき おれでよければ いてねむろう なににもやれない やれないけれど すきなように ゆめでもなよ…… だからもう なみだなんかてゝ そっとねむれよ ゆめはおまえのものさ おまえのものさ  さびしいゆめが めぐる枯野に いつかははなも ひらくだろう ひきずる宿命しゅくめい(さだめ) うすいしあわせ とおむかしの ことにするのさ なににもやれない やれないけれど 子守こもりうたを うたってやろう…… だからもう なみだなんかてゝ そっとねむれよ ゆめはおまえのものさ おまえのものさ  なににもやれない やれないけれど すきなように ゆめでもみなよ だからもう なみだなんかてゝ そっとねむれよ ゆめはおまえのものさ おまえのものさ
おんなはあか中条ちゅうじょうきよし中条ちゅうじょうきよしすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし三木みきたかしくちびる ためいき おんなのにおい 指先ゆびさき さぐり おまえのぬる(ぬく)み ゆめでみたみた おまえのむねに たびさびしさ うめずめにこう おれがふねなら おまえはみなと いのち いのち いのち みたいな あかりがみえる  えりあし ほつれ おんなの背中せなか わかれの おも おんなのなみだ ながながれて きてはたが たびさむさが 骨身ほねみにしみる おれのむかしを ゆるしてほしい そこに そこに そこに いてくれ あかりのように  なみだはりつく おまえの貌(かお)に かぶ苦労くろうを ぬぐいにこう おれがふうなら おまえは故郷こきょう(こきょう) すな すな すな あしたの あかりをひとつ
わすぐさ中条ちゅうじょうきよし中条ちゅうじょうきよしすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし三木みきたかしえるはずがない さびしさ せるはずがない 昨日きのう しんにふりつもるゆき 過去かこというのボタンゆき このにどうしてこうとするのか 宿命しゅくめい(さだめ)り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせにんは ふゆわすぐさ  みえるはずがない すえ ともるはずがない あかり はるでもこおりつくみち つらいこののけものどう 他人たにん(ひと)にかくれてこうとするのか 宿命しゅくめい(さだめ)り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせにんは ふゆわすぐさ  とけるはずがない からくり ひらくはずがない とびら しあわせあきらめるよる せめていだきあうさむはだ どうして無理むりしてこうとするのか 宿命しゅくめい(さだめ)り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせにんは ふゆわすぐさ
アマンぞう位山くらいやまふとし志郎しろう長沢ながさわかおるぞう位山くらいやまふとし志郎しろう長沢ながさわかおるすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういち伊藤いとうゆきもう二度にどと アマン わかれるのはいやよ そうってぼくを きすくめる まどそと アマン まちはたそがれゆく 二人ふたりには時間じかんがとまる ホテル  ああ、今夜こんやだけにんのいのちはひとつ ああ、明日あしたからにんのいのちはふたつ わかっているさ アマン わかっているは アマン かきげるながかみおんなよるにおい  このむねは アマン あなただけのものよ そうってぼくを みだしにくる きなのよ アマン コロンにおいそうな にんしからないゆめのホテル  ああ、今夜こんやだけあいしてれてるにん ああ、明日あしたから素知そしらぬふりする二人ふたり  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにおい  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにお
さいはて哀歌あいか石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ平尾ひらお昌晃まさあき高田たかだひろししろてつく きた海辺うみべを ひとほうむくろれつく だまりこくって かなしみさえも ふう彼方かなためてしまうのか ああさむさむひとを ながながれて 辿たどりついたさいはて… おれもてようか こいのなきがら  つららかべて さけんでも むかしゆめかえわけじゃない せめておも きしめながら かぜをまくらに ねむってしまおうか ああさむさむひとを ながながれて 辿たどりついたさいはて… はるとおすぎる うみ流氷りゅうひょう  きてたことは くやまないけど おんなあいした ふるきずがある ぐんをはずれた かもめがいち ふうにまかれて 海辺うみべえてく ああさむさむひとを ながながれて 辿たどりついたさいはて… おれもえようか あすの吹雪ふぶき
ゆめりびと石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ丹羽にわおうじゅしょうろく禮次郎れいじろうはるよ たとえば おまえは 初恋はつこいかぎりない やさしさ 小雨こさめのあとの あたたかいあしたに ゆめりびとが ゆめりびとが おとずれそうな…  なつよ たとえば おまえは つか熱愛ねつあいのまぶしさ もえうみ今日きょうだけのいのちを ゆめりびとが ゆめりびとが あずけるような…  あきよ たとえば おまえは こいなくす たそがれのつれづれ 枯葉かれはなみだ けてたびく ゆめりびとも ゆめりびとも ときにはひとり…  ふゆよ たとえば おまえは ひとの なけなしのぬくもり よせあうかたしろゆきはらって ゆめりびとが ゆめりびとが はるびそうな…
港町みなとちょうのうたがこえる石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ三木みきたかしあかのたちお言葉ことばにならない さびしさきすくめ しんはいつでも みなとかえる あいした人々ひとびと わかれた人々ひとびと おもすそのたびに つけるやすらぎ さむ吹雪ふぶきのなか おれにおとずれてる とおうみ夜明よあけ いつか港町みなとちょうのうたが こえる  月日つきひのこしたさびしさは 真冬まふゆのかもめに ているだろう あいした人々ひとびと わかれた人々ひとびと だれもみなかなしみを かかえているだろう うみこおよるひときてくのさ やがてのぼる朝日あさひ そして港町みなとちょうのうたが こえる  うみをおもうことは しんてらすともしび おれのゆめのように 今日きょう港町みなとちょうのうたが こえる
あいきずな石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ八角やすみ朋子ともこ高田たかだひろしくら過去かこを ひきずりながら きてたが これでおわりと おもいつめた 夜明よあけの裏通うらどおり おまえをつけたよ 身体しんたいなかを ああ なにかがはしり 言葉ことばをなくし いだきあう… あいなんてべない あいあい以上いじょうの つよいきずな かんえるにん  ひとのさだめ それは不思議ふしぎさ こんな場所ばしょで こんな具合ぐあいに ふかきずそむけおったもの同志どうし 出逢であいがおとずれる はじめてって ああ 名前なまえらぬ それでもすべて わかって… むかしからってた そんなそんながして くもぞら夜明よあけ あるく二人ふたり  孤独こどくだらけの ああ 過去かこをすてたら うまれたままの 姿すがたで… ぬことをこわれず きてきてくのも わるいことじゃないと おも二人ふたり
パパとあるこう石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ丹羽にわおうじゅしょうろく禮次郎れいじろうそらくもが おまえにみえた 五月ごがつまちは バラのかおりさ そうさ おまえまれたあの どうってこともない このまちが 地球ちきゅう一番いちばんすばらしくなった… むしの おまえなみだった このまちは おれたちのまち さァ パパとあるこう RA RA RA… さァ パパとあるこう をつないで  あいそのものさ おまえ笑顔えがお さびしいひとに けてげよう そうさ おまえわらってこける どうってこともない ひるさがり かなしみなんかにけるはしない… いつのか おまえ大人おとなになって このまちで こいをしてくれ さァ パパとあるこう RA RA RA… さァ パパとあるこう ふうさわやか  はなをみて おまえが きれいとった このまちで しあわせになれ さァ パパとあるこう RA RA RA… さァ パパとあるこう ゆめみながら
港町みなとちょう少女しょうじょ石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ八角やすみ朋子ともこ高田たかだひろしふねあさ口笛くちぶえ みみにしみついた メロディー そうさ 少女しょうじょよ きみのすきな はやりうたさ おいかけて ながかみ 潮風しおかぜに なびかせてくなんて あゝきみらしくないぜ…… をふってくれ 少女しょうじょよ ようなくてやさしい 港町みなとちょう少女しょうじょよ ひとときのひとときのこいを ありがとう  ふうあさ桟橋さんばし おとこしんさえ ふるえる そうさ 少女しょうじょよ きみのための どうおんさ あしたには わすれろよ ゆめをみた 月日つきひだと 友達ともだちに あゝおもかたれ…… をふってくれ 少女しょうじょよ 小麦色こむぎいろまぶしい 港町みなとちょう少女しょうじょよ あたらしいあたらしい こいきてくれ  をふってくれ 少女しょうじょよ やすらぎのおも 港町みなとちょう少女しょうじょよ ふうふうなみだ わすれない
しお石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし三木みきたかしおとこはいつでも何処どこかへく 多分たぶん おとこ故郷こきょう漂白ひょうはくだろう だからどんなにいとしあっていても そのためたびをやめることはしない どうか こんな夜明よあけを わかれだとおもわないでしい…さよなら  ありがとう あなた すてきなおも 二人ふたりらした日々ひびは もうかえらないわ  ありがとう あなた あなたのぬくもり わすれずきてきます さびしいときでも  しろふねにのり 夜明よあけのたびる とりのようにままな うみきるひとよ  ありがとう あなた しおがひくように やさしくえてくのね あなたの船影せんえい  あお砂浜すなはまもないはなびらが ふうのようにはかない こいをしたれ  ありがとう あなた しおがひくように やさしくえてくのね あなたの船影せんえい  なみだあふれて名前なまえさけ海辺うみべにまたがのぼる 
マツケンサンバ IGOLD LYLIC松平まつだいらけんGOLD LYLIC松平まつだいらけんすぎ紀彦のりひこきょうけんサンバ ルナロッサ サンバ サンバ コモエスタ サンバ サンバ セニョリータ サンバ サンバ デラノチェ サンバ サンバ  あつく あつくえるこいは 今日きょうも あしたもつづく ア~ア! むねを こがす ほのお あかい あかつきがのぼる  サンバ ルナロッサ(マツケン サンバ) サンバ コモエスタ(マツケン サンバ) サンバ セニョリータ サンバ サンバ マツケン ビバ(サンバ!)  サンバ ルナロッサ サンバ サンバ コモエスタ サンバ サンバ セニョリータ サンバ サンバ デラノチェ サンバ サンバ  みんな みんなおいでおどろう よるも 昼間ひるまもつづく ア~ア! ひとみ うるむ ほのお あかい あかつきしたで  サンバ ルナロッサ(マツケン サンバ) サンバ コモエスタ(マツケン サンバ) サンバ セニョリータ サンバ サンバ マツケン ビバ(サンバ!)  サンバ マツケン ビバ サンバ!  サンバ!
マツケンマンボ松平まつだいらけん松平まつだいらけんすぎ紀彦のりひこ曽根そねさいわいあきら桑田くわたまもるどこへかえるのあのおんなは うしろ姿すがたが なつかしい いてやりたい 黄昏たそがれは 男心おとこごころを らすのさ  ア・マンボ ア・マンボ マンボ!  はなかそう もう一度いちど ゆめをみようよ もう一度いちど はなの はなの はなまつけんマンボ  こいにつかれた あのおんなは あめよるには すすりく なみだぬぐって あげようか いき道行みちゆき 雨上あめあがり  ア・マンボ ア・マンボ マンボ!  はなっても またひらく ゆめっても またひらく はなの はなの はなまつけんマンボ  あいをほしがる あのおんなは あまやさしい をしてる どうせいちの 人生じんせいと えてみたいと きている  ア・マンボ ア・マンボ マンボ!  はなかそう もう一度いちど ゆめをみようよ もう一度いちど はなの はなの はなまつけんマンボ
ふうのみち島倉しまくら千代子ちよこ島倉しまくら千代子ちよこすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけ川村かわむら栄二えいじのいたみ りすぎたけど ふうかれて かえりたい いろんなことが ありすぎたから ふう一緒いっしょに かえりたい あいしていた あのあきへ きれいなわかれ たしかめに… あゝひとは ふうのみち きつくさきは とおくても  しんのつらら おもすぎるけど ふうかれて かえりたい ふゆからはるへ はなをたずねて ふう一緒いっしょに かえりたい ねむれずいた あのころへ こんどはゆめを みるために… あゝひとは ふうのみち きつくさきは とおくても  あいしていた あのあきへ きれいなわかれ たしかめに… あゝひとは ふうのみち きつくさきは とおくても
ゆめあわせ白根しらね一男かずお白根しらね一男かずおすぎ紀彦のりひこ白根しらね一男かずお乃庸おんなのゆめが おとこなら おとこのゆめは 明日あしたく おれでよければ 一緒いっしょにおいで にんあるいた まよどう これでいいのか これでいいのか おれとおまえの ゆめあわせ ゆめあわせ  ながれる月日つきひ とめられず 青春せいしゅんはるか ふうばかり ときによろけて きずつきながら ともあるいた いばらどう つらいときでも つらいときでも おれとおまえの ゆめあわせ ゆめあわせ  ふたつのゆめを わせたら かさねるおもい 明日あしたく かぞえきれない 苦労くろうかずが にんおんなじ ひとつみち きてこうぜ きてこうぜ おれとおまえの ゆめあわせ ゆめあわせ
たとえばヨコハマ石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ小谷おたにたかし小谷おたにたかしアドリブのえた ジャズメンがいれば さけ美味うまい たとえばヨコハマ わかれたおんなが いかしたおとこと のまえで おどっていても れるハーバーライト すこせつなくて すこしあわせなよるさ  ふるいホテルには なつかしいピアノ とても似合にあう たとえばヨコハマ みなとながれる 霧笛むてきはサックス サテンた おんながわらう れるハーバーライト おもいでのまちで おもいでをつく二人ふたり  ホンキートンクが センチメンタルに ひびいてる 酒場さかばもいいさ れるハーバーライト やさしい気分きぶんむかしかえろうにん
湯治とうじじょう清水しみずまり清水しみずまりすぎ紀彦のりひこさかきかおるじん池多いけだ孝春たかはるゆるしてかあさん 親不孝おやふこう むすめじゅうねん じゅうねん どうにか明日あしたが えたから 母子ぼし(おやこ)ふたりの 湯治とうじじょうへ ご恩返おんがえしは ご恩返おんがえしは これから ゆめつ  背中せなかながせば やつれたね わたししんも きずのあと 夜空よぞらのとうさん てるやら 母子ぼし(おやこ)ふたりが 湯治とうじじょうで なみだかくして なみだかくして けむり 露天風呂ろてんぶろ  きようかあさん けないで 倖せさぐり ゆめさがし 一緒いっしょらして ささえあう しんかためる 湯治とうじじょうの ものがたりは ものがたりは つきない よるふう
アマンII菅原すがわら洋一よういちえんまり菅原すがわら洋一よういちえんまりすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういち(おんな)あれからのことは はなさせないでね (おんな)あれからのあなた かたらないでね (おとこ)わかっているさ (おとこ)それがにんだけのルール (おんな)みつめあえば わかる (おとこ)いだきあえば もっとわかる (男女だんじょ)月日つきひえて あのころにかえる (おんな)あ… アマン (おとこ)あ… アマン (おとこ)そのひとことで (男女だんじょ)よるにんのもの  (おんな)このまちはいつも よそよそしいわね (おんな)おものホテル まぶしすぎるわ (おとこ)わかっているさ (おとこ)だけどにんだけはおなじ (おんな)ゆめのように えて (おとこ)くちづけが とききざむ (男女だんじょ)やさしいあいを はげしさにえて (おんな)あ… アマン (おとこ)あ… アマン (おとこ)そのひとことで (男女だんじょ)よるにんのもの  (おんな)あのよるのように まどそとあめ (おんな)あのよるおなじ わたしのコロンね (おとこ)わかっているさ (おとこ)それがにんだけのかおり (おんな)にじむあいが けて (おとこ)しんまで ひとつになる (男女だんじょ)あかりをして あしたをして (おんな)あ… アマン (おとこ)あ… アマン (おとこ)そのひとことで (男女だんじょ)よるにんのもの
夕焼ゆうやけわらべしま三喜夫みきおしま三喜夫みきおすぎ紀彦のりひこ水森みずもり英夫ひでお(オーイ) 夕焼ゆうやけが こえるかい かあさんの んでるこえも こえるかい 縁側えんがわ かき しおからトンボ みんな みんな 何処どこおこなったやら まぶたかさねりゃ 夕焼ゆうやけわらべ  夕焼ゆうやけが こえるかい あしたから 北風きたかぜくと こえるかい 何人なんにんいただろ いろりのまわり みんな みんな 昨日きのうのようだ いくつになろうが 夕焼ゆうやけわらべ  夕焼ゆうやけが こえるかい とうさんは もうないけど こえるかい こどもはだれでも かわいいけれど みんな みんな おやをはなれる それでもきずなは 夕焼ゆうやけわらべ
かんひばりキム・ランヒキム・ランヒすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけ竜崎りゅうざきたかしふゆのひばりは 何処どこにいる 心配しんぱいしないで ここにいる あんたのしんの 片隅かたすみに ひっそりかくれて きてます ぬも きるも ふたり次第しだいと ってたあんたが 忘られず…  ふゆのひばりは はるつ あんたと一緒いっしょに はるつ くさむらびたつ ゆめをみて 彼方かなた青空あおぞら おもいつつ だから あんたも つらい時代じだいに 弱気よわきわすれて きのびて…  ふゆのひばりは かんひばり こいさえしてれば 大丈夫だいじょうぶ あんたのやさしさ あんじつつ ひっそりかくれて きてます 下手へた世渡よわたり だからいとしく 一生いっしょうついてて あげるから…
ブルースをささやいてアロハ☆スターズアロハ☆スターズすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや宮本みやもと光雄みつおさびしそうだね すこきしめて おどろうか ほのかな かおりが ぼくのこのみだよ むかしばなしなんて かたらなくていいさ おもおもいまからはじまりさ ブルースを ブルースを ささやいて…  わたしひとりの あなた いまだけを えさせて ときめく このむね よるみじかいわ こんなおんなだけど ほおほおをよせて ひとときの ひとときの ゆめでもいいじゃない ブルースを ブルースを ささやいて…  なみだぐんでる なんて なぞめいて すてきだよ 何故なぜだか らない 身体しんたいさんざめく もとめあえば すべて あいやみにゆれて 神様かみさま神様かみさま微笑ほほえみをいつまでも ブルースを ブルースを ささやいて…
さとがえりしま三喜夫みきおしま三喜夫みきおすぎ紀彦のりひこ水森みずもり英夫ひでおえき日暮ひぐれに あめりしきる ははむかえに ひとりでたか かさをかしげて 二言にごんさんこと うしろ姿すがたかなしくて むねがいたむよ さとがえり  おれがこのまま 一緒いっしょめば はは笑顔えがおも られるだろに 今夜こんやあしたの 二人ふたりにち あつい味噌汁みそしる手料理てりょうりも おれにゃなみだの さとがえり  今度こんどいつる いつまたえる はは見送みおくる ちいさくかすむ やま木枯こがらし もうすぐふゆか いてくのは親不孝おやふこう つらいわかれの さとがえり 
元気げんきでいてね柳澤やなぎさわ純子じゅんこ柳澤やなぎさわ純子じゅんこすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけ川口かわぐちしんやっとえたわ 元気げんきでよかった つらいぶしを のりこえて すこかさねた 歳月さいげつが おもえばなんだか なつかしい  ったらわかれる 人生じんせいだけど 元気げんき元気げんきで 元気げんきでいてね こんどえる ってるからね  つもるはなしは つぎからつぎへ しゃべりりない よるける 今度こんどいいじん 出来できたなら かならおしえて 頂戴ちょうだいね  おんなはいつでもおんなでいたい 元気げんき元気げんきで 元気げんきでいてね はなになりましょ おたがいいつか  ったらわかれる 人生じんせいだけど 元気げんき元気げんきで 元気げんきでいてね こんどえる ってるからね こんどえる ってるからね
あか北原きたはらミレイ北原きたはらミレイすぎ紀彦のりひこ四方よも章人あきひと川口かわぐちしん人恋ひとこいしさに あきく ふう都会とかいひかりかげで わたし人生じんせい きくれる ああ 故郷こきょうははひとり かえれりゃわたしあかりになれる かえれぬわたしあかりがほしい  ものかなしさは 冬日ふゆびれ きるのぬのと さわいだすえに 都会とかいみつく しがみつく ああ 故郷こきょうははひとり 一緒いっしょくらせば あかりもえる くれせぬ理由りゆう時代じだいゆえか  ゆめみせるよに はるあめ おもてれば 身軽みがるになれる 都会とかいしあわひろえたか ああ 故郷こきょうははひとり 明日あしたかえろう 母子ぼしあかり まくらならべて ねむれるように まくらならべて ねむれるように
曲名きょくめい 歌手かしゅめい 作詞さくししゃめい 作曲さっきょくしゃめい 編曲へんきょくしゃめい うた
なみだの棧橋さんばし松原まつばらのぶえ松原まつばらのぶえすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかい斎藤さいとう恒夫つねおどこへくとも わないで 夜明よあけ あのひと ふねうえ あめのデッキに をこらしても あふれるなみだで なににもえない わけをきかせて くださいと さけぶこのこえ ドラがす かないで かないで かないで  さむ間近まぢかの なみしぶき 夜明よあ桟橋さんばし あめしぶき こんな時間じかんに ふねに あのひと希望きぼうを かけたのだろうか だけどわたしは どうするの なにもおしえず くなんて かないで かないで かないで  ぼくの故郷こきょうは きみむね いつもあのひと っていた いつか夜明よあけに かえってると ひとこときければ こんなにかない わたしいつまで ちますと ふねにつたえる たばあいだを かないで かないで かないで
かんとこ小野おの由紀子ゆきこ小野おの由紀子ゆきこすぎ紀彦のりひこ岸本きしもと健介けんすけまれるとき大声おおごえあげて いて人生じんせいやないの あんたもわたしひとやのに きずつけあって どないする あゝきたいけれど きたいけれど いまかんとこ あゝ小雨こさめやけれど 小雨こさめやけれど いまかんとこ これ以上いじょうみじめになったらあかん なみだはみせんとこ  こいしたよるしんふるわせ いてちかった ふたりやないの 人間にんげんひとりも しんじられずに きてくなんて かなしいね あゝきたいけれど きたいけれど いまかんとこ あゝわたしもわるい あんたもわるい だからかんとこ もう一度いちどいいこと あるかもれん なみだはとっておこ  あゝきたいけれど きたいけれど いまかんとこ あゝさびしいけれど さびしいけれど いまかんとこ もう一度いちどあんたをしんじてみたい なみだはみせんとこ やっぱりかんとこ
さびしさの理由りゆう山田やまだパンダ山田やまだパンダすぎ紀彦のりひこ山田やまだつぐと瀬尾せお一三かずみふうのようにおとずれるさびしさに 理由りゆうなどはない ふざけあったそのあとで かなしくもないのにさびしさがる わかれの場面ばめんには なん出逢であったし 失望しつぼう気分きぶんなみだをつれてたけれど しんとざすこともなく ぼくはいつもえてた けれどいつか もっとさびしく 一人ひとりたびを つづけるぼくが うーん いま何故なぜぼくにはみえる  ふうのようにおとずれるさびしさに 理由りゆうなどはない ゆめをのせてけてゆく歳月さいげつの あとからさびしさがる こいするぶしならふたたるだろうし なにかしらくるしむぶしわってはいない しんとざすこともなく ぼく明日あしたきてゆきたい けれどいつか もっとさびしく 一人ひとりたびを つづけるぼくが うーん いま何故なぜぼくにはみえる
なみだの棧橋さんばし田川たがわ寿美としみ田川たがわ寿美としみすぎ紀彦のりひこ市川いちかわあきらかいどこへくとも わないで 夜明よあけ あのひと ふねうえ あめのデッキに をこらしても あふれるなみだで なにんにもえない わけをきかせて くださいと さけぶこのこえ ドラがす かないで かないで かないで  さむ間近まぢかの なみしぶき 夜明よあけ 棧橋さんばし あめしぶき こんな時間じかんに ふねに あのひと希望きぼう(のぞみ)を かけたのだろうか だけどわたしは どうするの なにもおしえず くなんて かないで かないで かないで  ぼくの故郷こきょうは きみむね いつもあのひと っていた いつか夜明よあけに かえってると ひとこときければ こんなにかない わたしいつまで ちますと ふねにつたえる たばあいだを かないで かないで かないで
ふるさとのあいつ西方にしかた裕之ひろゆき西方にしかた裕之ひろゆきすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや南郷なんごう達也たつやながれるくもが はこんでたよ 女房にょうぼうをもらうと あいつの便たより みんな故郷こきょう はるに おいらはのこると 見送みおくっていた やけにやけにあいつの 笑顔えがおかぶよ  あいつはとても やさしいやつさ 仲間なかま喧嘩けんかも とめやくだった はたけ相手あいて苦労くろうをしても よめさん大事だいじまもってやれよ やけにやけにあいつが でかくえるよ  夕焼ゆうやくもは きれいだろうか 故郷こきょうみなさん 元気げんきだろうか きっとくとも あいつの門出かどで うたってやろうか 長持ながもちうたを やけにやけに今夜こんやなみだにじむよ
ゆめうた北原きたはらミレイ北原きたはらミレイすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし若草わかくさめぐみどこかにさびしいひとがいる おもばかりがえていて あしたがえないひとがいる わたしもたいしてちがわない それでもどうにか きてた あいしたおとこが いたからね わらって ねむって ゆめをみて ゆめをみて…  どこかにかなしいひとがいる 上手うまくはかない人生じんせいを うらんでばかりのひとがいる わたしもあのころおな くらさにおびえて きていた わずかなぬくもり あてにして なみだで ねむって ゆめをみて ゆめをみて…  春夏秋冬しゅんかしゅうとう えながら ほのかなしあわせ さがすのよ わらって ねむって ゆめをみて ゆめをみて… ゆめをみて…
おとこ純情じゅんじょう詩集ししゅう白根しらね一男かずお白根しらね一男かずおすぎ紀彦のりひこ白根しらね一男かずお宮崎みやざき慎二しんじ見果みはてぬゆめの あかりのように おまえたせた 雨上あめあがり 初恋はつこいみたいに うつむいて じゅん気持きもちで かたいた せめて おとこ純情じゅんじょう詩集ししゅう  出逢であうのがおそすぎたなんてもうけっしてわせないよ…… あるいて別々べつべつみちいま、ひとすじにみえてたもの。  いばらみちと いたかないが ひと月日つきひは ふるきず おまえのぬくもり きしめて つらいむかしを とおくする これが おとこ純情じゅんじょう詩集ししゅう  なにわず たゞだまってあつおもいにえるだけだったら…… おれもおまえもこのまゝんでくしかなかった。 いゝさ……もうへはもどれない。 おまえのしんがおれのねぐらおれのしんにおまえがめば どこへながれようときてけるさ。  わけがおで きてはいても なにえない ひとみち 一途いっときたい このこいに すこしあしたが まみえりゃいい さけよ おとこ純情じゅんじょう詩集ししゅう
きたのかもめ牧村まきむら三枝子みえこ牧村まきむら三枝子みえこすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじ竹村たけむら次郎じろううみれてもョ… かもめはべるよ わたしゃとべないうえだから なみだながしてうみをみる あゝ…いつになったら はるる さむ北風きたかぜ 便たよりをはこべ きたのかもめよ 便たよりをはこべ  にしんたからョ… おとこがさわぐよ どこにつやら きんぴか御殿ごてん おんなかせの 馬鹿ばかさわぎ あゝ…いつになったら ねむられる おき漁火ぎょか なみだをはこべ きたのかもめよ なみだをはこべ  きているけどョ… あたいはんだよ んでかせいだ ぜにコをいて おちちははきとくれ あゝ…いつになったら よるがあける 津軽海峡つがるかいきょう しんをはこべ きたのかもめよ しんをはこべ
さすらいの列島れっとう(台詞せりふり)小野おの由紀子ゆきこ小野おの由紀子ゆきこすぎ紀彦のりひこ三木みきたかし斉藤さいとう恒夫つねおあなたにいのちを あづけてねるなら いはしません わたしのあした 二人ふたりきりでおちてく くらがり人生じんせい… 背中せなかすうしろゆび えるだけえるだけ さすらい列島れっとうどこまでも  世間せけんゆるさぬ こいゆえなおさらに むすしんに おもいがかよう はる幾度いくど(いくど)めぐろうと 真冬まふゆ人生じんせい… いのちがあいしたぬくもりを さないでさないで さすらい列島れっとうどこまでも  おねがいします… わたしいたらぶってください わたしわらったらいてください ……こいきればをなくす それがにん世界せかいですものね  いてもかない さだめのこいだけど りはしません らせはしない まちいえとおざかる 吹雪ふぶき人生じんせい つぶてのいたみをにんして けあってけあって さすらい列島れっとうどこまでも
はるからなつへと山川やまかわゆたか山川やまかわゆたかすぎ紀彦のりひこやまかわゆたかもない 二人ふたりが たがいに びあい ひろいこので むすばれた はるからなつへと よりえあえれば むかしきずさえ あいにかわるだろう  ふりむくむかしは なみだしたよ 出会であうまえには 歴史れきしはなかった なつからあきへと あしたの二人ふたりを みつめてくらそう ちいさなあい部屋へや  夜空よぞらほしさえ やさしくかがやく いつかにんも はなかがやく ふゆからはるへと しんしんが 倖せさがして ゆめをかたるのさ ゆめをかたるのさ
あいよるばなし神野かみの美伽みか&マヒナスターズ神野かみの美伽みか&マヒナスターズすぎ紀彦のりひこつる哲也てつや(おんな)わすれていたわ 久々ひさびさよ (おんな)気持きもちがける あなたには (おとこ)だれかにてる 雰囲気ふんいきが (おとこ)おもさせる うずかせる (男女だんじょ)こんなよる こんなにん (男女だんじょ)どこにでもある よるばなしだけど (おんな)つづけましょうよ わりまで (男女だんじょ)昨日きのうむかしに なるように…  (おとこ)おとなないと かっても (おとこ)はなれたくない そとあめ (おんな)しんきずせないで (おんな)わたし気遣きづかう にくいひと (男女だんじょ)こんなよる こんなにん (男女だんじょ)がすぎれば 他人たにんにん (おんな)それでもいいわ このままで (男女だんじょ)しんをあずけて ゆれてく…  (おんな)いつものわたし いでいい (おんな)みだれてみたい あなたには (おとこ)ひとみのおくが ぬれている (おとこ)かみにおいが かせるね (男女だんじょ)こんなよる こんなにん (男女だんじょ)メランコリーな よるばなしだけど (おとこ)どこかにあいかくれてる (男女だんじょ)いたら人生じんせい わるだろう
夫婦ふうふたびがらす柳澤やなぎさわ純子じゅんこ柳澤やなぎさわ純子じゅんこすぎ紀彦のりひこつる哲也てつやおまえにわなきゃ この人生じんせいも すなむよな 味気あじけなさ そうう あんたに わたしれて 一人ひとりたおれりゃ一人ひとりそむけおう 日暮ひぐ雨降あめふくのもにん しあわせになってやる 夫婦ふうふたびがらす  すみさがして ひがし西にしへ 二人ふたりなりゃこそ まわみち このまちてれば 田舎いなかがあるわ それでだめなら出直でなおすまでよ 心細こころぼそさにいだきあうよるも しあわせになってやる 夫婦ふうふたびがらす  わかさにまかせた むかしむかし ながれりゃ おもよ はなぶしに ままにべば 苦労くろうわすれるにん旅路たびじ これも人生じんせいこころをかさね しあわせになってやる 夫婦ふうふたびがらす  
アマンGOLD LYLIC菅原すがわら洋一よういち・シルビアGOLD LYLIC菅原すがわら洋一よういち・シルビアすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういちもう二度にどとアマン わかれるのはいやよ そうってぼくを きすくめる まどそとアマン まちはたそがれゆく 二人ふたりには時間じかんがとまるホテル ああ 今夜こんやだけにんのいのちはひとつ ああ 明日あしたからにんのいのちはふたつ  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにおい  このむねはアマン あなただけのものよ そうって ぼくをみだしにくる きなのよアマン コロンにいそうな にんしからない ゆめのホテル ああ 今夜こんやだけあいしてれてるにん ああ 明日あしたから素知そしらぬふりする二人ふたり  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにおい  わかっているさ アマン わかっているわ アマン かきげるながかみおんなよるにお
ふるさと日和びよりもり昌子まさこもり昌子まさこすぎ紀彦のりひこ森田もりた公一こういちあのひといたくなって あのひとのふるさとへたの ふるさとへたの おもばなしはいいにおい わたしつつんでくれるから なんとなくぬくもる ふるさと日和びより(びより)  とおゆめいかけて なつかしい裏山うらやまへのぼる 裏山うらやまへのぼる あそんだ仲間なかまはどこにいる なみだしんけてく ふうひとつやさしい ふるさと日和びより(びより)  わらぶきの屋根やねさええず 歳月さいげつにふるさともかわる ふるさともかわる けれどもなまり(なま)りがあたたかい あいさつ言葉ことばもあたたかい あのひとによくた ふるさと日和びより(びより)  やすらぎにいたくなれば いつかまたふるさとへよう ふるさとへよう つかれたしんにしみじみと ぶしながめ(なが)めがしみるだろう そのまでよろしく ふるさと日和びより(びより)
せせらぎの宿やど山川やまかわゆたか山川やまかわゆたかすぎ紀彦のりひこ徳久とくひさ広司こうじくらい くらい をしてた おまえ おまえ ひとりたび だめな だめな 人生じんせいを おれも おれも ひとりたび 一人ひとり一人ひとり出逢であえば二人ふたり 夜霧よぎりあかりもえそうな せせらぎの宿やど たゞさむく  たびの たびの つれづれに いた いた まよどう てた てた 人生じんせいを だれが だれが ひろうのか 一人ひとり一人ひとり出逢であえば二人ふたり のらずかたらずかたよせる せせらぎの宿やど たゞあいし  一人ひとり一人ひとり出逢であえば二人ふたり んでもえずにみつめあう せせらぎの宿やど よる(よ)はあけず
おやじのせりふ山川やまかわゆたか山川やまかわゆたかすぎ紀彦のりひこつる哲也てつやなぐるやつには なぐらせろ きたかったら くがいい おとこうちめるのは 他人たにん(ひと)をいたぶることじゃない おやじの台詞せりふわかるには あのころおれは わかすぎた  涙雨なみだあめには れりゃいゝ さびしかったら つめめ おとこはいつも一人ひとりきり つらい気持きもちにケリつける おやじの台詞せりふわかるには あのころおれは わかすぎた  いじめられて いぬになり 尻尾しっぽ(しっぽ)をふるなら ぬがいゝ おとこがひとつでかくなる きずのいたみがイイやく(くすり) おやじのしんわかるには あのころおれは わかすぎた
海辺うみべ画廊がろう細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけきた海辺うみべちいさなまちは あなたが最後さいごきた場所ばしょ あいおりえられるほど つよくはなかったあなたの海辺うみべ なつかしさとはかなしいものさ みずにとかれてかみになり しろいからだにまつわりついた 日暮ひぐれのうみにかける……  流木りゅうぼくをひろいあつめて てたふねのキャビンに あなたのための画廊がろうつくる ふうなみのうたをきき乍ら あなたをえがいた一緒いっしょに あるすなのまぼろしになりたい。 すなのまぼろしに……  きた海辺うみべをさすらい乍ら あなたをしのんでまる さむいしぶきと灰色はいいろかもめ もうとしおいた夕映ゆうばえのくも なつかしさとはかなしいものさ どんななげきも言葉ことばにならず ながいまつをとざしたままで んだあなたをにかこう……  あなたのおわりえがいただけ ひろいあつめた海辺うみべ画廊がろう ほろびるあいすなのまぼろし ふうむこうにえてく……
少年しょうねんのころ細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ国吉くによし良一りょういちああ……あめがふっているなァ。 おまえはやすらかにねむっている。 やさしくあたたかいおまえのにおい 大丈夫だいじょうぶさ…… おまえのねむりをさまたげはしない。  夜明よあけがちかいのに あめふりのまどくらい はるかなむかしから あめふりをきてた おふくろ……おれをいて ごめんねとき乍らって んでった夜明よあけも あめふりの……少年しょうねんのころ  いつだってあめなかさ いつだってかげばかり しずくをたらし乍ら ものほしげに……  おそらくこのおれは あめふりのよるうまれ つめたい水滴すいてきを あびながらきてた おやじが……ってかえり ドレスおんなとどこかへ えてったきゅうがつも あめふりの……少年しょうねんのころ  あのころ……んでいたら こんなにも不幸ふしあわせばかり かさねずともよかった あめふりの……少年しょうねんのころ あめふりの……少年しょうねんのころ
少女しょうじょへの手紙てがみ細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ神山かみやまじゅんもううことも ないだろうけれど おまえの微笑ほほえみ なくさないでしい あしたおれが いなくなっても おまえのかなしみは すぐにえる 枯葉かれはおとをきき 友達ともだち電話でんわをして わるいゆめをみたと はなすがいい……  少女しょうじょよ ありがとう こんなおとこを あいしてくれて やさしいしんさえ あずけてくれた 少女しょうじょよ ありがとう おまえのそばで むかしかえり ときにはなみださえ ながすことも出来できた  もううことも ないだろうけれど おまえのおも なくさないでいるよ いつかさむときがすぎたら おまえもほんとうの こいをするさ そのときおれのこと おもこともなく とおゆめのかけら てるがいい……
きずりのまちさすらいどお細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ小笠原おがさわらひろしさびしいたびのワードローブは ほつれたシャツのいとくず ポケットに両手りょうてれて にぎわいの日暮ひぐれのまちへ ひとみなゆたかにえる ひとみなまぶしくえる それなのにまち底冷そこびえのうみだ ポケットに両手りょうてれて おれはだれのかたたたかない  いまさらだれわれていても かくれるなどもうない ポケットに両手りょうてれて いどれの日暮ひぐれのまちへ ぎた水割みずわりにして むなしさをカクテルにして んだってまちはさすらいのうみだ ポケットに両手りょうてれて おれはなにきしめはしない  うらないのばあさんとでも いすぎた老人ろうじんとでも きずりのまちはおぼれたいうみだ ポケットに両手りょうてれて おれはうみしずんでこうか
めざめたらやさしいうた細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ神山かみやまじゅんめざめたら やさしいうたを うたっておくれ…… やわらかな おまえのむねみみをあてて だまってきいていたいから このおれが ろくでなしでも うたっておくれ…… いいにおいの おまえのむねくちをあてて 子供こどものように いてもいい  しあわせは みじかいなりに すてきなものさ…… つかの ぬくもるはだやさしさには すべてをわすれられるから めざめたら やさしいうたを うたっておくれ…… なにもきかず いつものようにあまこえで あしたはない おれのために  そうさ…… おれとおまえはきずりにめぐりったまでさ むなしい草原そうげん旅人たびびととバラのよう
コーヒーハウスの日々ひび細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ国吉くによし良一りょういちすこまえのつかれた日々ひび ぼくはよくあのみせで クリスティをんだりしてた なに時間じかんも…… だれともはなさないぼくだったが ほんとうはだれとでもはなしてた いまよりかはズッと………  あのむすめはどうしたろう むすばれて子供こどもいて コーヒーものまなくなって いるのかな…… なにいたそうにぼくをみてた あれはふうつよそれっきり ぶしだけがぎた……  もしかしたら青春せいしゅんなんて あの程度ていどかもれない それでもいいかえれるならば かえりたい…… もうすこ陽気ようきはなしをして もうすこし鮮かなこいをして なみだぐんでみたい……
優雅ゆうが関係かんけい細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ小笠原おがさわらひろしいいやつわせると あなたがれてた あのひととあなたはよくてる さびしげな横顔よこがおで なににもわないで やさしいうるませるところなど あなたが旅立たびだったら あのひとわたし部屋へや それでいいのね 不確ふたしかなあいだけど それがのぞみならば このかぎをあのひとにわたしてね  あのひとわたしとは おそらく上手じょうずく この部屋へやきずりのあい部屋へや さびしさをっている たびおとこならば わたしにはよく似合にあうはずだから あなたが旅立たびだったら あのひとわたし部屋へや それでいいのね もしかしてがかわり たびはもうやめたと うのならいまのうちあさまでに
れんがしょく酒場さかば細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ中川なかがわ博之ひろゆきこのにバラいろのあさるとは とってもおもえはしないのに どうしてにんきているのだろう あきらめた人生じんせいには やさしいしんだけが似合にあうだろう なにわずにぼくをみつめて ぼくもあなたをみつめているから 今夜こんやにんだけあさるまで ルルルル れんがしょく酒場さかば  むかしはぼくもおしゃべりだった 多分たぶんあなたも そうだったろう…… 人生じんせいをやりすごすたびに ひとしずかになってく  だれにもわかがあるとうけど とっくにいのちはえつきて どうしてにんきているのだろう そんなことはなし乍ら 今夜こんやさけをのんでしまうにん なにわずにぼくをみつめて ぼくもあなたをみつめているから 小雨こさめおとがするよるのまぼろし ルルルル れんがしょく酒場さかば
ともだち細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ中川なかがわ博之ひろゆきさむすぎるぶしにおわれた あてのない旅先たびさきで 突然とつぜんにあいつにいたくなった 日暮ひぐれのともしびのように はかなくてあたたかい あいつにいたくなった えるはずもない……あいつに  いくつかのぶしをくぐって ひとはみなかわるのか いまいづこあいつにうこともない まよった野良犬のらいぬのように おれさえもさけ乍ら あいつはとおくへった わるいうわさだけ……のこして
あしたくんもと細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこはま圭介けいすけいつでもきみのところへけるはずだったのに、 ぼくにはまだ勇気ゆうきがない でも、あしたには 多分たぶん…… あしたには  をとじる きみがみえる きみ吐息といき かんじる をあける ひとりだけの 部屋へやしんもからっぽ ああ…… なけなしのあしたをかたりあって いま時代じだいがわるいのさと なぐさめあってようやくねむれ それだけのあいだったけれど をとじる きみがみえる きみがわらう きみねむる きみしずむ きみがくるしむ そして……くんんだ  またあした くんおう きみやさしさ おも それだけが いまのぼくの とりとめもないきざま ああ…… きてゆくあかしはなにもなくて いまなみだなくしたまま ひとりで今日きょう酒場さかばにおぼれ しんにもないうたをうたい をとじる きみがみえる  きみがわらう きみねむる きみしずむ きみがくるしむ そして……くんんだ  をとじる きみがみえる きみがわらう きみねむる きみしずむ きみがくるしむ そして……くんんだ
ほろびの細川ほそかわ俊之としゆき細川ほそかわ俊之としゆきすぎ紀彦のりひこ神山かみやまじゅんほろびのうたは たとえば こわれた自動じどうピアノ ひとりでに ころがって とお時代じだいに かえってく だれをたずねることもなく だれとわかれることもなく とるにたらない人生じんせいの とるにたらないおもを ほろびのうたは“さよなら” それしか言葉ことばもなく  ほろびのうたは“さよなら” それしか言葉ことばもなく
礼文れぶんうすゆきくさ千葉ちば紘子ひろこ千葉ちば紘子ひろこすぎ紀彦のりひこ小林こばやしぼし高田たかだひろしひとつのふゆが はるまでつづく きたてにも はなく あなたとにん 言葉ことばもなくて うみをみていた おかうえ みじかくも きれいにえて……… いたばかりの あい行方ゆくえを おしえてよ 礼文れぶんうすゆきくさ しろはな  エーデルワイスに はなびらが ひと見送みおくる きたしま 流木りゅうぼくひろい 墓標ぼひょうをたてて さらばにんの なつゆめ はかなくも 北風きたかぜのなか……… ひとたびだち あいおも るさだめ 礼文れぶんうすゆきくさ やがてあき  がすぎ めぐるぶしに……… いつかわかれを なつかしむでしょう わすれないわ 礼文れぶんうすゆきくさ そのまで  わすれないわ 礼文れぶんうすゆきくさ そのまで
もういちどこい前川まえかわきよし前川まえかわきよしすぎ紀彦のりひこ鈴木すずき邦彦くにひこまぶしげなかおでふりいたわ それがあなたとの出逢であい にぎわうホテルの黄昏たそがれどき むかし映画えいがはじまりのよう こいやすらぎをこわして すこ人生じんせいえるなら 二人ふたりねむりをいま 二人ふたりでさますの だから あいかなしさをりすぎたように そんなまなざしで わたしないで あゝもういちだけ もういちだけこいに めくるめく日々ひびを きてみたい  にぎわうホテルをぬけしたら セピアの画面がめんわる あなたのそのこしにまわし いしだたみのみちあるいてく こいやすらぎをこわして すこ人生じんせいえるなら 見知みしらぬまちさえいま ときめく黄昏たそがれ だから すぎたおもまよわされないで おとこおんな小径しょうけい辿たどりましょう あゝもういちだけ もういちだけこいに めくるめく日々ひびを きてみたい  だから あいかなしさをりすぎたように そんなまなざしで わたしないで あゝもういちだけ もういちだけこいに めくるめく日々ひびを きてみたい
ふうかれて前川まえかわきよし前川まえかわきよしすぎ紀彦のりひこ鈴木すずき邦彦くにひこおもだけにしないでと いつでもさむをしてた おまえとおなゆめをみて うつろうぶしわすれた 西風ならい 北風きたかぜ いつしかゆめもちぎれとぶ……… ふうかれてあのころを おもしてコートのえりをたてる すでにとおいこととりながら ひとりもてあます さびしさ  よくたひととすれちがい やさしさきざむくちびるに おまえとおなしょくをみて おもわずたちすくむまちに たそがれ 木枯こがらし ちぎれたゆめはかえらない……… ふうかれてなつかしむ ときながれやるせないこのおもい せめてあいのかけらきすくめ あしたへとかう 人生じんせい  ふうかれてなつかしむ ときながれやるせないこのおもい せめてあいのかけらきすくめ あしたへとかう 人生じんせい
ガス燈がすとう石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ岸本きしもと健介けんすけ追憶ついおくのすきから こぼれるあかり ふるぼけたガス燈がすとう別離べつりがみえる あゝ…あのこいはノスタルジー 夜霧よぎりみなとの メルヘンなのさ おれをらした おまえのなみだ わすれはしないから……  をとじてむたびに 小雨こさめがけむる むねのなかガス燈がすとうに おまえがみえる あゝ…ひとはみなたびをして 出船しゅっせん霧笛むてきしんにきざむ おれをあいした やさしいおんな わかれがなつかしい……  夜明よあけまえ桟橋さんばしに めざめるかもめ えてゆくガス燈がすとうに あしたがみえる あゝ…口笛くちぶえのブルースは しん旅路たびじ主題歌しゅだいかだから おれは おまえをさがしにこう I'll never never forget you
おもかげのおんな石原いしはら裕次郎ゆうじろう石原いしはら裕次郎ゆうじろうすぎ紀彦のりひこ伊藤いとうゆき(ルルル……) さびしいかおべにをさし 微笑びしょうってみせた いとしいおまえ くるしいこいってきて はるらずに ゆめる はらはら落葉らくよう おもかげのおんな  (ルルル……) かぼそいかたに ふりしきる 小雪こゆきのような かなしいかげよ こころにいつも えないあいを いたおまえが とおざかる わすれものか おもかげのおんな  (ルルル……) あしたがえぬ くらがりで 今日きょうだけきた ふたりの月日つきひ さむがるおれに ぬくもりれた やさしいおまえの あついはだ あかりがほしい おもかげのおんな  (ルルル……) 
おんなのあいはブルース内山田うちやまだひろしとクール・ファイブ内山田うちやまだひろしとクール・ファイブすぎ紀彦のりひこ彩木さいき雅夫まさおありがとうあなた しあわせだったわ わかれのよる きはしたけれど うらんだりしないで うしろ姿すがた見送みおくったわ  どこへ どこへ くのなんて きいて きいて どうなるのよ いつか いつか かえって ありがとうあなた さいごのくちづけ  さよならあなた しあわせだったわ おとこだからいつかはさすらう あなただけわたしに おんなのゆめ みせてくれた  どこへ どこへ くのなんて きいて きいて どうなるのよ あいあいきてる さよならあなた わすれはしないわ  どこへ どこへ くのなんて きいて きいて どうなるのよ いつか いつか かえって ありがとうあなた さいごのくちづけ
わすはな小野おの由紀子ゆきこ小野おの由紀子ゆきこすぎ紀彦のりひこ岸本きしもと健介けんすけ季節きせつはずれの ゆきもよう みやこわすれのはなう わすれたくない わすれたい みちまよって おんなたび あのひといまごろどこにいる  はなはいのちをきしめる ひとしんをもてあます わすれたくない わすれたい ゆめをかきけすはる時雨しぐれ おんなのこよみれそばる  ふうわれてきたえき あすはいずこのたびて わすれたくない わすれたい みやこわすれをかざかみ 夜汽車よぎしゃ窓辺まどべわすはな
おぼろきょうから夏樹なつき陽子ようこ夏樹なつき陽子ようこすぎ紀彦のりひこ荒木あらきとよひさうまれもそだちもくらがりで………。 いゝおもなどひとつもないってうのに、じゅうさんじゅうよんか………。 そんな年頃としごろのあたいがえるもあるんですよ。  フランスさんは うすずみしょくで ったりたりのくらいはし からめたゆびみあって したたる したたる いたみにいた あの二人ふたりはどこへった えているのかいないのか おぼろ おぼろ おぼろ……… おぼろきょう  小舟こぶねがあれば てないうみへ かえらぬつもりでった どこへもけずいだきあって ぬくもる ぬくもる おもいにいた おさないにんはどこへった えているのかいないのか おぼろ おぼろ おぼろ……… おぼろきょう
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