菊田きくた一夫かずお作詞さくしの歌詞かし一覧いちらんリスト  52曲きょく中ちゅう 1-52曲きょくを表示ひょうじ

曲名きょくめい	歌手かしゅ名めい	作詞さくし者しゃ名めい	作曲さっきょく者しゃ名めい	編曲へんきょく者しゃ名めい	歌うたい出だし
新しん軽井沢かるいざわ音頭おんど永田ながたとよこ、山中やまなかひろし	永田ながたとよこ、山中やまなかひろし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		ハァー　音頭おんどでおどるなら　軽井沢かるいざわまでおじゃれ　碓氷峠うすいとうげの夜霧よぎりも晴はれて　月つきがでました　月つきがでました　離山はなれやま　ヨイサッサノ　ヨイヤサノサ　ヨイサッサノ　ヨイヤサノサ　　ハァー　浅間あさま時雨しぐれりゃ　軽井沢かるいざわまで濡ぬれる　濡ぬれた白樺しらかんば　雲くも場じょうの池いけに　影かげをうつして　影かげをうつして　薄化粧うすげしょう　　ハァー　恋こいの逢曳　軽井沢かるいざわなら知しれぬ　妙義みょうぎ越こえれば　朝霧あさぎり夜霧よぎり　姿すがたおぼろに　姿すがたおぼろに　眼めをかくす　　ハァー　愛あいの山やま百ひゃく合ごう　軽井沢かるいざわにも咲さいた　鐘かねに祈いのりの　金髪きんぱつむすめ　何なんの願ねがいか　何なんの願ねがいか　天主堂てんしゅどう　　ハァー　春はるの雪解ゆきどけ　軽井沢かるいざわじゅうが花はなよ　山やまの鈴蘭すずらん　りんどうにさくら　咲さいて実みのるは　咲さいて実みのるは　恋こいの花はな
君きみの名なは大月おおつきみやこ	大月おおつきみやこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	服部はっとり克久かつひさ	君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとりきて　浜はま昼顔ひるがお(はまひるがお)に　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　過すぎた日ひの　あの夜よるが　ただ何なんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみの涯(はて)に　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆう(はまゆう)の　花はなの香こうに　海女あま(あま)は真珠しんじゅの　涙なみだほろほろ　夜よるの汽車きしゃが　かなしいか
イヨマンテの夜よる島津しまつ亜矢あや	島津しまつ亜矢あや	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	京きょう建けん輔	アーホイヤー　アアア……　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり(くままつ)り　踊おどろう　メノコよ　タムタム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり(くままつ)り　可愛かわい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきて(おきて)破やぶり　熱あつき吐息といき(といき)を　我がに与あたえよ　　アアアアアア……　アーホイヤー　イヨマンテ
イヨマンテの夜よる三さん山やまひろし	三さん山やまひろし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	伊戸いとのりお	アーホイヤアー　アアア‥‥　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タム　タム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　アアアアアア‥‥　(カムイホプニナ　アーホイヨ…)　　アーホイヤ　アーホイヤアー　イヨマンテ
フランチェスカの鐘かね門松かどまつみゆき	門松かどまつみゆき	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	西村にしむら真しん吾われ	ああ　あの人ひとと　別わかれた夜よるは　ただなんとなく　めんどうくさくて　さようならバイバイ　言いっただけなのに　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　胸むねはせつない　涙なみだがこぼれる　なぜか知しれない　この悲かなしみよ　　ああ　ふたたびは　かえらぬ人じんか　ただひとめだけ　逢あいたいのよ　愛あいしているわ　愛あいしているのよ　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　声こえをかぎりに　あなたと呼よべど　人ひとはかえらず　こだまがかえる　　フランチェスカの　鐘かねの音おとよ　チンカラカンの　鐘かねの音おとよ　心しんも狂くるう　未練みれんの言葉ことば　せめて一いち度どは　つたえておくれ
とんがり帽子ぼうし町まちあかり	町まちあかり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	横田よこたテツ	緑みどりの丘おかの　赤あかい屋根やね　とんがり帽子ぼうしの　時計とけい台だい　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　メーメー小しょう山羊やぎも　啼ないてます　風ふうがそよそよ　丘おかの家いえ　黄色きいろいお窓まどは　俺おれらの家いえよ　　緑みどりの丘おかの　麦畑むぎばたけ　俺おれらが一人ひとりで　いる時ときに　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　鳴なる鳴なる鐘かねは　父母ちちははの　元気げんきでいろよと　言いう声こえよ　口笛くちぶえ吹ふいて　俺おれらは元気げんき　　とんがり帽子ぼうしの　時計とけい台だい　夜よるになったら　星ほしが出でる　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　俺おれらはかえる　屋根やねの下した　父とうさん母かあさん　いないけど　丘おかのあの窓まど　俺おれらの家いえよ　　おやすみなさい　空そらの星ほし　おやすみなさい　仲間なかまたち　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　昨日きのうにまさる　今日きょうよりも　明日あしたはもっと　倖せに　みんななかよく　おやすみなさい
2020 イヨマンテの夜よる細川ほそかわたかし	細川ほそかわたかし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	西村にしむら真しん吾われ	アホイヤアー　アアア…　アアア…　イヨマンテー　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　あゝ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タム　タム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつきくちびる　我がによせてよイヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　あゝ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　おきてやぶり　　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　アアア　アアアア……　アアアア　アホイヤアー　アホイヤアー　イヨマンテー
イヨマンテの夜よる寺本てらもと圭けい佑たすく	寺本てらもと圭けい佑たすく	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	瀬せら戸谷とたに芳治よしはる	アーホイヨーアー…　…　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タムタム　太鼓たいこがなる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　アアアアア　アアアア　アーホイヨー　アーホイヨー　イヨマンテ
綾あやの歌うた淡島あわしま千景ちかげ	淡島あわしま千景ちかげ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	好すきな男おとこは　私わたしを嫌きらい　厭いやな相手あいてが　私わたしに惚ほれる　惚ほれたはれたの　浮世うきよが厭いやで　窓まどをあければ　夜霧よぎりの河岸かわぎしに　とぼる灯ひも　またひとつ　　広ひろい此この世よも　恋こいゆえ狭せまい　私わたし一人ひとりの　世よの中なかならば　好すきも嫌きらいも　気きままだけれど　幼馴染おさななじみが　敵てきとあれば　これが浮世うきよの　義理ぎりかしら　　惚ほれた惚ほれたと　三さん度ども言いって　抱だいておくれよ　女おんなの肩かたを　厭いやな奴やつなら　腕うででも奪だつろう　だけどあの娘むすめは　あなたの女おんな　独ひとりぐらしの　悲かなしさを
恋こいを呼よぶ歌うた伊藤いとう久男ひさお	伊藤いとう久男ひさお	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	あゝ　あのひとの名なは　ミモザの娘むすめ　緑みどりなす六甲ろっこうの　山肌やまはだに　君きみの名なを呼よべば　山彦やまびこが……　……おう　エリナよ　エリナよ　エリナよ　エリナよ　むせび泣なく　声こえが恥はずかしや　　あゝ　はるかなる空そら　ミモザの国くにの　恋こいの夜よる　花はなの肌はだ　君きみの名なを　歌うたうて呼よべば　山彦やまびこが……　……おう　エリナよ　エリナよ　エリナよ　エリナよ　いつ逢あえるやら　気きもそゞろ
さくらんぼ大将たいしょう川田かわた孝子たかこ	川田かわた孝子たかこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	春はるの川岸かわぎし　青葉あおばの蔭かげに　さくらんぼ　隠かくれん坊ぼう　さくらんぼ　紅あかい頬ほおぺた　さくらんぼ大将たいしょう　今日きょうも元気げんきで　口笛くちぶえ吹ふけば　仰あおぐ空そらには　ちぎれ雲ぐも　　山やまの緑みどりに　微風びふう吹ふけば　さくらんぼ　隠かくれん坊ぼう　さくらんぼ　赤あかい桜桃おうとう　くわえて飛とんだ　今日きょうの駒鳥こまどり　何処どこまでいった　あの山越やまごえて　雲くもの果はて　　山やまの故郷こきょう　忘わすれはせぬが　さくらんぼ　隠かくれん坊ぼう　さくらんぼ　街まちへ出でてきた　さくらんぼ大将たいしょう　並木なみきの道みちの　真昼まひるの夢ゆめは　紅あかい木この実みの　さくらんぼ畑はたけ　　遠とおい旅路たびじの　見知みしらぬ町まちで　さくらんぼ　隠かくれん坊ぼう　さくらんぼ　紅あかい頬ほおぺた　かしげて　よせて　何なにが悲かなしい　さくらんぼ大将たいしょう　仰あおぐ空そらには　夜よるの星ほし
忘却ぼうきゃくの花はなびら草笛くさぶえ光子こうし	草笛くさぶえ光子こうし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	忘わすれられた花はな　誰だれも思おもい出ださない　紅べにの色いろ　ただひそやかに　浜辺はまべの砂すなに　色いろあせる　　泣なき濡ぬれた花はな　思おもい出ではかえらぬ　遠とおい幻まぼろし　ただしみじみと　旅路たびじの果はてに　色いろあせる　　花はなびらの色いろは　熱あつきくちづけの　名残なごり　バラのしずくか　ただかなしげに　都会とかいの隅すみに　忘わすれられる
いつだったかな越路こしじ吹雪ふぶき	越路こしじ吹雪ふぶき	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	五月ごがつの空そらに　陽ひは高たかく　街角まちかどの花屋はなやの窓まどに　ミモザの花はなも　咲さきにおう　「恋人こいびとよ」　あの花はなは　いつだったかな　二人ふたりがはじめて　出会であった日ひ　あの店みせに　咲さいていた花はな　なつかしいね　　五月ごがつの空そらは　夕ゆうまぐれ　街角まちかどの屋敷やしきのへいに　咲さいてる花はなは　沈丁花じんちょうげ　「恋人こいびとよ」　あの花はなは　いつだったかな　二人ふたりがはじめて　ベーゼした　あの時ときに　咲さいていた花はな　なつかしいね　　五月ごがつの空そらは　星月夜ほしづきよ　街角まちかどを独ひとりで行いけば　誰だれが捨すてたか　赤あかいばら　別わかれし人じんよ　あの花はなは　いつだったかな　二人ふたりが別わかれた　あの時ときに　悲かなしいね　捨すてた花はなだわね　なつかしいね
イヨマンテの夜よる岩本いわもと公こう水すい	岩本いわもと公こう水すい	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		アホイヤ　アアア…　　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　　踊おどろ　メノコよ　タム　タム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　　可愛かわい　メノコよ　コタンの　掟おきてやぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　アアアアアア…　アホイヨ　アホイヨ　イヨマンテ
黒百合くろゆりの歌うた知里ちり	知里ちり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	椿つばき拓也たくや	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あゝゝ……　あゝゝ　この花はな　ニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あゝゝ……　あゝゝ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あゝゝ……　あゝゝ
イヨマンテの夜よる知里ちり	知里ちり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	照屋てるや宗夫むねお	アーホイヨー　アー…　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タムタム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　アアアアアアア…　　アーホイヨー　アーホイヨー　イヨマンテ
イヨマンテの夜よる氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	石倉いしくら重信しげのぶ	アホイヤー　ア……　ア……　イヨマンテー　　熊くま(イヨ)祭さい(マンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タム　タム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊くま(イヨ)祭さい(マンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきてやぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　アア　アアア　アアアー　アアアー　アアアー　アホイヨ　アホイヨ　イヨマンテ
黒百合くろゆりの歌うた水森みずもりかおり	水森みずもりかおり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	丸山まるやま雅仁まさひと	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ……あああ　あああ……あああ　この花はなニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ……あああ　あああ……あああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがてはあたしも　死しぬんだよ　あああ……あああ　あああ……あああ
イヨマンテの夜よる吉村よしむら明あきら紘ひろし	吉村よしむら明あきら紘ひろし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		アホイヤー　ラハハー　ラハハ…　イヨマンテー　　イヨマンテ　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タム　タム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　イヨマンテ　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきてやぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　ラハ　アアア　ラハハハ　アアアー　ラハハア　アホイヤ　アホイヤ　イヨマンテ
フランチェスカの鐘かね八代やしろ亜紀あき	八代やしろ亜紀あき	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	村田むらた陽一よういち	あゝ　あの人ひとと別わかれた夜よるは　たゞ何なにんとなく　面倒めんどうくさくて　左様さようならバイバイ　言いったゞけなのに　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと鳴なり渡わたりゃ　胸むねは切せつない　涙なみだがこぼれる　なぜか知しれない　この悲かなしみよ　　あゝ　ふたゝびはかえらぬ人じんか　たゞひとめだけ　逢あいたいのよ　愛あいしているわ　愛あいしているのよ　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと鳴なり渡わたりゃ　声こえをかぎりに　あなたと呼よべど　人ひとはかえらず　こだまがかえる　　フランチェスカの　鐘かねの音おとよ　チンカラカンの　鐘かねの音おとよ　心しんも狂くるう未練みれんの言葉ことば　せめて一いち度どは　つたえておくれ
黒百合くろゆりの歌うた伊藤いとう咲子さきこ	伊藤いとう咲子さきこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	山屋やまや清きよし	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ　ーーー　あああ　この花はな　ニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ　ーーー　あああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あああ　ーーー　あああ
可愛かわいい水兵すいへい古川緑波ふるかわろっぱ・日本にほんビクター女声じょせい合唱がっしょう団だん	古川緑波ふるかわろっぱ・日本にほんビクター女声じょせい合唱がっしょう団だん	菊田きくた一夫かずお	早田そうだ日出男ひでお		水兵すいへいさん可愛かわいいや　別わかれのつらさ　せめてお顔かおを　良よく見みせて　あいよ　すがってくれるな　未練みれんが残のこる　今いま鳴なる汽笛きてきは　お昼前ひるまえ　あれに遅おくれりゃ　昼飯ひるめし抜ぬきだ　はなせズボンにシミが付つく　　水兵すいへいさん可愛かわいいや　別わかれのつらさ　せめて用意よういは　餞別せんべつを　あいよ　心尽こころづくしにゃ　涙なみだが出でるよ　荷物にもつがあって　その上うえに　硝煙しょうえん渦巻うずまく　中なかなれど　これが見捨みすてて　おかりょうか　　水兵すいへいさん可愛かわいいや　別わかれのつらさ　泣なけてくるけど　泣なかないわ　あいよ　泣ないてくれるな　女々めめしゅうてならぬ　僕ぼくは日本にっぽん帝国ていこくの　守まもるも攻せめるも　鋼鉄こうてつの　水兵すいへいさんだ　男おとこだぞ
君きみの名なは岩本いわもと公こう水すい	岩本いわもと公こう水すい	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとりきて　浜はま昼顔ひるがおに　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　過すぎた日ひの　あの夜よるが　ただ何なんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみの涯(はて)に　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆう(はまゆう)の　花はなの香こう(か)に　海女あまは真珠しんじゅの　涙なみだほろほろ　夜よるの汽笛きてきが　かなしいか
イヨマンテの夜よる松村まつむら和子かずこ	松村まつむら和子かずこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	京きょう建けん輔	アーホイヨーアー　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　ああ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タムタム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　ひと夜よるを　ああ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　　イアアアアアアア……　アーホイヨアーホイヨ　イヨマンテ　イヨマンテ　イヨマンテ
君きみの名なは石原いしはら詢子	石原いしはら詢子	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとりきて　浜はま昼顔ひるがお(はまひるがお)に　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　過すぎた日ひの　あの夜よるが　ただ何なんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみの涯(はて)に　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆうの　花はなの香こう(か)に　海女あまは　真珠しんじゅの涙なみだほろほろ　夜よるの汽笛きてきが　かなしいか
黒百合くろゆりの歌うた氷川ひかわきよし	氷川ひかわきよし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	石倉いしくら重信しげのぶ	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ　ーーー　あああ　この花はな　ニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ　ーーー　あああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あああ　ーーー　あああ
花はなのいのちは岡本おかもと敦あつし郎ろう、岸きし恵子けいこ	岡本おかもと敦あつし郎ろう、岸きし恵子けいこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	ゆけよ幌ほろ馬車ばしゃ　唐から松林まつばやし　雲くもの流ながれの　さいはてに　君きみの名なは　忘わすれはてよと　旅たびをゆく心しんの　せつなさよ　　花はなのいのちは　嵐あらしが吹ふけば　消きえゆくものと　知しりながら　君きみの名なを　忘わすれかねては　月つきにきく心しんの　悲かなしさよ　　会あえど結むすばぬ　運命うんめい(エニシ)の糸いとは　北きたの風ふう吹ふく　地ちの果はてに　君きみの名なを　叫さけべど叫さけべど　別わかれの汽笛きてきに　雪ゆきが降ふる
君きみは遙はるかな佐田さた啓二けいじ、織お井い茂子しげこ	佐田さた啓二けいじ、織お井い茂子しげこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	恋こいは悲かなしい　雲仙うんぜんの　花はなもつつじも　霧氷むひょうの蔭かげに　君きみの名なを　君きみの名なを　よびつつめぐる　春はるを待まつ　春はるには花はなが　咲さくかしら　　我がは遙はるかな　フランスの　セーヌのほとり　旅路たびじのはてに　君きみの名なを　君きみの名なを　呼よびつつ待まてば　秋あきの路みち　木この葉はが落おちて　百舌もずが啼なく　　夢ゆめは悲かなしい　数寄屋橋すきやばし　水みずの流ながれに　ネオンが咲さいて　君きみの名なを　君きみの名なを　夜空よぞらの月つきに　きいたなら　またたく星ほしが　涙なみだぐむ
黒百合くろゆりの歌うた西尾にしお夕紀ゆき	西尾にしお夕紀ゆき	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	丸山まるやま雅仁まさひと	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　ああ　あああああ　あああああああ　この花はなニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなの香かおりが　沁しみ付ついて　結むすんだ二に人にんは　離はなれない　ああ　あああああ　あああああああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがてはあたしも　死しぬんだよ　ああ　あああああ　あああああああ
とんがり帽子ぼうし高橋たかはし恵子けいこ、ひばり児童じどう合唱がっしょう団だん	高橋たかはし恵子けいこ、ひばり児童じどう合唱がっしょう団だん	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	川口かわぐち真しん	緑みどりの丘おかの赤あかい屋根やね　とんがり帽子ぼうしの時計とけい台だい　鐘かねが鳴なりますキンコンカン　メーメー子こ山羊やぎもないてます　風ふうがそよそよ丘おかの家いえ　黄色きいろいお窓まどはおいらの家いえよ　　緑みどりの丘おかの　麦畑むぎばたけ(むぎばたけ)　おいらが一人ひとりでいる時ときに　鐘かねが鳴なりますキンコンカン　鳴なる鳴なる鐘かねは父母ちちはは(ちちはは)の　元気げんきでいろよという声こえよ　口笛くちぶえ吹ふいておいらは元気げんき　　とんがり帽子ぼうしの時計とけい台だい　夜よるになったら星ほしが出でる　鐘かねが鳴なりますキンコンカン　おいらは帰かえる屋根やねの下した　父とうさん母かあさんいないけど　丘おかのあの窓まどおいらの家いえよ
雨あめのオランダ坂ざか渡辺わたなべはま子こ	渡辺わたなべはま子こ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		こぬか雨あめふる　港みなとの町まちの　蒼あおいガス燈がすとうの　オランダ坂ざかで　泣ないて別わかれた　マドロスさんは　縞しまのジャケツに　オイルのコート　煙けむりにむせてか　泣ないていた　泣ないていた　　雨あめの降ふる日ひの　日暮ひぐれの頃ころに　思おもい出だします　オランダ坂ざかを　遠とおいあの日ひを　忘わすれもせずに　濡ぬれて歩あるけば　出船しゅっせんの汽笛きてき　港みなと恋こいしと　泣ないている　泣ないている　　異人いじん屋敷やしきの　窓まどの灯あかりで　濡ぬれてさまよう　マドロスさんを　恋こいしい人じんかと　のぞいてみれば　遠とおいお国くにの　見知みしらぬお人ひと　オランダ坂ざかの　雨あめの日ひよ　雨あめの日ひよ
君きみの名なは美空みそらひばり	美空みそらひばり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとり来きて　浜はま昼顔ひるがおに　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　すぎた日ひの　あの夜よるが　ただなんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみのはてに　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆう(はまゆう)の　花はなの香こうに　海女あま(あま)は真珠しんじゅの　涙なみだほろほろ　夜よるの汽笛きてきが　かなしいか
フランチェスカの鐘かね二葉ふたばあき子こ	二葉ふたばあき子こ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	古関こせき裕ひろし而	ああ　あの人ひとと別わかれた夜よるは　ただ何なんとなく　面倒めんどうくさくて　左様さようならバイバイ　言いっただけなのに　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　胸むねは切せつない　涙なみだがこぼれる　なぜか知しれない　この悲かなしみよ　　ああふたたびは　かえらぬ人じんか　ただひとめだけ　逢あいたいのよ　愛あいしているわ　愛あいしているのよ　　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　声こえをかぎりに　あなたと呼よべど　人ひとはかえらず　こだまがかえる　　フランチェスカの　鐘かねの音おとよ　チンカラカンの　鐘かねの音おとよ　心しんも狂くるう　未練みれんの言葉ことば　せめて一いち度どは　つたえておくれ
あの丘おか越こえて美空みそらひばり	美空みそらひばり	菊田きくた一夫かずお	万城目まんじょうめ正ただし		山やまの牧場ぼくじょうの　夕暮ゆうぐれに　雁かりが飛とんでる　ただ一いち羽わ　私わたしもひとり　ただひとり　馬うま(アオ)の背中せなかに　眼めをさまし　イヤッホー　イヤッホー　　お花畑はなばたけの　まひるどき　百舌もずが鳴ないてる　雲くもの上うえ　私わたしはひとり　ただひとり　遠とおい都とを　思おもい出だし　イヤッホー　イヤッホー　　山やまの湖みずうみ　白樺しらかんばの　影かげが揺ゆらめく　静しずけさよ　私わたしはひとり　ただひとり　恋こいしい人ひとの　名なを呼よんで　イヤッホー　イヤッホー　　山やまの牧場ぼくじょうの　星ほしの夜よる　風ふうに揺ゆれてる　灯ひは　私わたしとおなじ　ただひとり　泣なけば悲かなしい　山彦やまびこが　イヤッホー　イヤッホー　イヤッホー　イヤッホー
フランチェスカの鐘かね加藤かとう登紀子ときこ	加藤かとう登紀子ときこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	啼鵬	ああ　あの人ひとと　別わかれた夜よるは　ただなんとなく　面倒めんどうくさくて　さよならバイバイ　言いっただけなのに　　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　胸むねはせつない　涙なみだがこぼれる　なぜか知しれない　この悲かなしみよ　　ああ　ふたたびは　かえらぬ人じんか　ただひとめだけ　逢あいたいのよ　愛あいしているわ　愛あいしているのよ　　フランチェスカの　鐘かねの音おとが　チンカラカンと　鳴なり渡わたりゃ　声こえをかぎりに　あなたと呼よべど　人ひとはかえらず　こだまがかえる　　フランチェスカの　鐘かねの音おとよ　チンカラカンの　鐘かねの音おとよ　心しんも狂くるう　未練みれんの言葉ことば　せめて一いち度どは　つたえておくれ
イヨマンテの夜よる秋川あきかわ雅史まさし	秋川あきかわ雅史まさし	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	Edison	アーホイヨーアー　イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ　かがり火び　あゝ　満月まんげつよ　今宵こよい　熊祭くままつり　踊おどろう　メノコよ　タムタム　太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる　我がによせてよ　　熊祭くままつり　燃もえろ　ひと夜よるを　あゝ　我わが胸むねに　今宵こよい　熊祭くままつり　可愛かわいい　メノコよ　部落ぶらく(コタン)の　掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを　我がに与あたえよ　アアアアアアア……　(カムイホプニナアーホイヨ)　アーホイヨアーホイヨー　イヨマンテ　　　注意ちゅうい:歌詞かしはオリジナルを掲載けいさいしています。
黒百合くろゆりの歌うた山内やまうち惠めぐみ介かい	山内やまうち惠めぐみ介かい	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ……あああ　この花はなニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ……あああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あああ……あああ
君きみの名なは島倉しまくら千代子ちよこ	島倉しまくら千代子ちよこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	小川おがわ寛ひろし興きょう	君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとりきて　浜はま昼顔ひるがおに　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　過すぎた日ひの　あの夜よるが　ただ何なにんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみの涯に　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆうの　花はなの香こうに　海女あまは　真珠しんじゅの涙なみだほろほろ　夜よるの汽笛きてきが　かなしいか
夕ゆう月がつ島倉しまくら千代子ちよこ	島倉しまくら千代子ちよこ	菊田きくた一夫かずお	小関おぜき裕ひろし而	松尾まつお健司けんじ	鴎かもめが啼ないてる　磯浜いそはまに　ほのかに浮うかんだ　夕ゆう月がつが　あなたと私わたしの　別離べつり(わかれ)の影かげを　じっと黙だまって　見みていたの　月つきは雲間くもまに　隠かくれても　別わかれの涙なみだは　波なみまに残のこる　　東京とうきょう恋こいしや　あの空そらに　ほのかに浮うかんだ　夕ゆう月つきよ　山脈さんみゃく(やまなみ)越こえて　都とへゆこか　ゆけば会あえるか　しあわせに　月つきにきいても　おぼろ夜よの　雲くもにきけよと　答こたえるばかり　　見知みしらぬ都との　日暮ひぐれ時じ　流ながれの岸きしの　夕ゆう月がつが　あなたと私わたしの　ならんだ影かげを　じっと黙だまって　見みているの　会あってみたけど　しあわせは　雲間くもまにかくれて　消きえていたのよ
アイ・ラブ・ユー榎本えのもと健一けんいち	榎本えのもと健一けんいち	菊田きくた一夫かずお	服部はっとり良一りょういち		I love you　I love you　あなたとならば　どこまでも　I love you　I love you　地球ちきゅうの果はてまでも　恋こいはやさしく　恋こいは悩なやましく　雨あめの日ひも　風ふうの日ひも　いつもささやく I love you
イヨマンテの夜よる伊藤いとう久男ひさお	伊藤いとう久男ひさお	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		アーホイヨーアー… イヨマンテ　　熊祭くままつり(イヨマンテ)　燃もえろ かがり火び　ああ 満月まんげつよ　今宵こよい 熊祭くままつり 踊おどろう メノコよ　タムタム 太鼓たいこが鳴なる　熱あつき唇くちびる 我がによせてよ　　熊祭くままつり　燃もえろ ひと夜よるを　ああ 我わが胸むねに　今宵こよい 熊祭くままつり 可愛かわいい メノコよ　部落ぶらく(コタン)の 掟おきて破やぶり　熱あつき吐息といきを 我がに与あたえよ　　アアアアアアア…　(カムイホプニナ アーホイヨ…)　　アーホイヨー アーホイヨー イヨマンテ
黒百合くろゆりの歌うた工藤くどう静香しずか	工藤くどう静香しずか	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	澤さわ近きん泰たい輔	黒くろ百ひゃく合ごうは 恋こいの花はな　愛あいする人ひとに 捧ささげれば　二人ふたりはいつかは 結むすびつく　あああ…あああ…　この花はな ニシパに あげようか　あたしはニシパが 大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは 魔物まものだよ　花はなのかおりが しみついて　結むすんだ二に人にんは はなれない　あああ…あああ…　あたしが死しんだら ニシパもね　あたしはニシパが 大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは 毒どくの花はな　アイヌの神かみの タブーだよ　やがては あたしも 死しぬんだよ　あああ…あああ…
黒百合くろゆりの歌うた島津しまつ亜矢あや	島津しまつ亜矢あや	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ……あああ　この花はなニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ……あああ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがてはあたしも　死しぬんだよ　あああ……あああ
数寄屋橋すきやばしエレジー伊藤いとう久男ひさお	伊藤いとう久男ひさお	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		雨あめに濡ぬれ雨うに濡ぬれ　あの橋はしに佇ずむ人じんは　誰だれを待まつ　人ひとは変かわれども　数寄屋すきや橋きょうの顔かおは　いつも変かわらない　　来こぬ人ひとは来こぬ人ひとは　遥はるかなる旅たびに立たちしを　君きみは知しらず　夜霧よぎり流ながれても　数寄屋すきや橋きょうの顔かおは　いつも変かわらない　　風ふう吹ふけば風ふう吹ふけば　思おもい出では　川かわのネオンにゆらめきて　泣なく人ひともあれど　数寄屋すきや橋きょうの顔かおは　いつも変かわらない
とんがり帽子ぼうし川田かわた正子まさこ・コロムビアゆりかご会かい	川田かわた正子まさこ・コロムビアゆりかご会かい	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		緑みどりの丘おかの赤あかい屋根やね　とんがり帽子ぼうしの時計とけい台だい　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　メエメエ小しょう羊ひつじも啼ないてます　風ふうがそよそよ丘おかの家いえ　黄色きいろいお窓まどは俺おれらの家いえよ　　緑みどりの丘おかの麦畑むぎばたけ　俺おれらが一人ひとりでいる時ときに　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　鳴なる鳴なる鐘かねは父母ちちははの　元気げんきでいろよと言いう声こえよ　口笛くちぶえ吹ふいて俺おれらは元気げんき　　とんがり帽子ぼうしの時計とけい台だい　夜よるになったら星ほしが出でる　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　俺おれらはかえる屋根やねの下した　父とうさん母かあさん　いないけど　丘おかのあの窓まど俺おれらの家いえよ　　おやすみなさい空そらの星ほし　おやすみなさい仲間なかまたち　鐘かねが鳴なります　キンコンカン　昨日きのうにまさる今日きょうよりも　明日あしたはもっと倖せに　みんななかよく　おやすみなさい
鐘かねの鳴なる丘おか松田まつだ敏子としこ	松田まつだ敏子としこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		柴笛しばぶえ吹ふいて　峠とうげを越こえる　巷ちまたの子こらは　寂さびしい瞳ひとみ　せめて歌うたえよ　青あおい鳥とり　虹にじの七なな色しょく　しあわせの　お花畑はなばたけに　鐘かねの音おとひびけ　　小雨こさめ降ふる日ひの　緑みどりの丘おかに　たずねきたのは　いずこの母ははか　親おやはないのに　子供こどもらは　今日きょうは楽たのしと　囁ささやきけり　鐘かねよ鳴なれ鳴なれ　父母ちちははの鐘かね　　鐘かねが鳴なります　時計とけいの塔とうに　夜露よつゆがしみる　星空ほしぞら夜空よぞら　灯ひ揺ゆれる　あの窓まどに　何なにを祈いのるか　子供こども等とうの　夢ゆめを乱みだすな　夜露よつゆのしずく
黒百合くろゆりの歌うた織お井い茂子しげこ	織お井い茂子しげこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あああ　あーー　あああ　あーー　この花はな　ニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あああ　あ…　あああ　あーー　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あああ　あーー　あああ　あーー
君きみの名なは織お井い茂子しげこ	織お井い茂子しげこ	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		君きみの名なはと　たずねし人ひとあり　その人ひとの　名なも知しらず　今日きょう砂山すなやまに　ただひとり来きて　浜はま昼顔ひるがおに　きいてみる　　夜霧よぎりの街まち　思おもい出での橋はしよ　すぎた日ひの　あの夜よるが　ただなんとなく　胸むねにしみじみ　東京とうきょう恋こいしや　忘わすれられぬ　　海うみのはてに　満月まんげつが出でたよ　浜木綿はまゆうの　花はなの香こうに　海女あまは　真珠しんじゅの涙なみだほろほろ　夜よるの汽笛きてきが　かなしいか
黒百合くろゆりの歌うた香西こうざいかおり	香西こうざいかおり	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而	馬場ばば良りょう	黒くろ百ひゃく合ごうは　恋こいの花はな　愛あいする人ひとに　捧ささげれば　二人ふたりはいつかは　結むすびつく　あゝゝ……あゝゝ　この花はな　ニシパに　あげようか　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　魔物まものだよ　花はなのかおりが　しみついて　結むすんだ二に人にんは　はなれない　あゝゝ……あゝゝ　あたしが死しんだら　ニシパもね　あたしはニシパが　大好だいすきさ　　黒くろ百ひゃく合ごうは　毒どくの花はな　アイヌの神かみの　タブーだよ　やがては　あたしも　死しぬんだよ　あゝゝ……あゝゝ
君きみいとしき人ひとよ伊藤いとう久男ひさお	伊藤いとう久男ひさお	菊田きくた一夫かずお	古関こせき裕ひろし而		君きみ　名なも知しらぬ　うるわしき人ひとよ　君きみは　しあわせか　夜霧よぎりの橋はしに　君きみ待まてど　街まちはただふけて　ネオンは悲かなし　ああ　君きみありてこそ　たのしきに　　君きみ　我がを捨すて　去さりにし人じんよ　君きみは　しあわせか　落葉らくようの路みちに　見みる君きみの　濡ぬれたまつ毛げに　涙なみだはにじむ　ああ　君きみありてこそ　たのしきに　　君きみ　はるかなる　いとしき人ひとよ　君きみは　しあわせか　春はる　花はな咲さけば　心こころときめき　街まちに風ふう吹ふけば　あの日ひを思おもう　ああ　君きみありてこそ　たのしきに
恋こいを呼よぶ歌うた麻実あさみれい	麻実あさみれい	菊田きくた一夫かずお	河村かわむら篤二とくじ		たとえ二に人にんは　別わかれていても　心しんの糸いとは　つながれて　あなたは私わたしを　私わたしはあなたを　二人ふたりの愛あいは　つながれる　切きれてくれるな　心しんの糸いとよ　散ちってくれるな　愛あいの花はな　ムラティ　　花はなは　ムラティ　心しんに咲さいた　愛あいの言葉ことばよ　清きよらかに　あなたは私わたしを　私わたしはあなたを　二人ふたりの心しんは　結むすばれる　花はなが散ちるなら　いとしの二に人にん　別わかれて悲かなしい　愛あいの花はな　ムラティ
霧きり深ふかきエルベのほとり順じゅんみつき	順じゅんみつき	菊田きくた一夫かずお	入江いりえ薫かおる		鴎かもめよ　翼つばさにのせてゆけ　我わが心しんの吐息といきを……　　遠とおきふるさとの　エルベの流ながれ　霧きりは深ふかく溜息ためいきのごと　岸辺きしべによせる　小波さざなみは　別わかれし人じんの睫毛まつげにも似にて　いつもふるえる　　鴎かもめよ　つたえてよ　我わが心しんいまも　君きみを愛あいす　鴎かもめよ　つたえてよ　我わが心しんいまも　君きみを愛あいす　　いまは遥はるかな　エルベの流ながれ　霧きりは深ふかく溜息ためいきのごと　愛あいせし人ひとと　語かたらいし　岸辺きしべの葦あしも木枯こがらしの色いろ　さむくふるえる　　鴎かもめよ　つたえてよ　我わが心しんいまも　君きみを愛あいす　鴎かもめよ　つたえてよ　我わが心しんいまも　君きみを愛あいす
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