市川由紀乃細川ガラシャ歌詞

細川ほそかわガラシャ

市川いちかわ由紀乃ゆきの

作詞さくし：木下きのした龍太郎りゅうたろう
作曲さっきょく：宮下みやした健治けんじ
編曲へんきょく：池多いけだ孝春たかはる
発売はつばい日び：2011/03/09
この曲きょくの表示ひょうじ回数かいすう：30,120回かい

散ちりぬべき時とき知しりてこそ世よの中なかの
花はなも花はななれ人ひとも人ひとなれ

きっと今度こんどの　出陣しゅつじんが
二度にどと逢あえない　旅たびになる
忠興ただおき(ただおき)殿どのも　分わかるやら
鎧よろい(よろい)の袖そでに　ひとしずく
武士ぶしの妻つまでも　お玉たまも女おんな
追おって行いきたい　大手門おおてもん

「お玉たまは誓ちかって
石田いしだ三成みつなり殿どのの人質ひとじちにはなりませぬ。
徳川とくがわ家康いえやす殿どののために心こころおきなく
お仂きくだされ　忠興ただおき殿どの。」

三日天下みっかてんかと　人ひとが言いう
父ちちは逆臣ぎゃくしん　明智あけち殿どの
苦くるしむために　人ひとの世よに
生うまれて来きたか　あの世よから
救すくいたまえと　お玉たまが祈いのる
笑顔えがおやさしい　聖母せいぼ(マリア)さま

「三成みつなり殿どのの手ての者ものが攻せめて参まいったか。
お玉たまはガラシャと言いう洗礼せんれい名めいを持もつ身み、
わが手てでわが命いのちを絶たつことは叶かないませぬ、
爺じい　早はやう　妾わらわを刺さし　屋敷やしきに火ひを放はなつのじゃ!
何なにをためらっておる、爺じい
早はよういたせ　早はやう　早はやう!」

生いきて縄目なわめ(なわめ)に　遭(あ)うよりも
死しんで遥はるかな　天国てんごくへ
子こに別わかれるは　辛つらいけど
神かみから受うけた　宿命しゅくめい(さだめ)なら
ひとり先立さきだつ　お玉たまの旅たびは
銀ぎんの十字架じゅうじか(クロス)が　道みちしるべ

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