[台詞 ]
私 生 まれも育 ちも葛飾 柴又 です
帝釈天 でうぶ湯 を使 い
姓 は車 名 は寅次郎
人 呼 んで フーテンの寅 と発 します
俺 がいたんじゃ お嫁 にゃ行 けぬ
わかっちゃいるんだ妹 よ
いつかおまえの よろこぶような
偉 い兄貴 になりたくて
奮闘 努力 の甲斐 も無 く
今日 も 涙 の
今日 も 涙 の 日 が落 ちる
日 が落 ちる
ドブに落 ちても 根 のある奴 は
いつかは蓮 (はちす)の 花 と咲 く
意地 は張 っても 心 の中 じゃ
泣 いているんだ 兄 さんは
目方 で男 が 売 れるなら
こんな苦労 も
こんな苦労 も かけまいに
かけまいに
男 とゆうもの つらいもの
顔 で笑 って
顔 で笑 って 腹 で泣 く
腹 で泣 く
[台詞 ]
とかく西 に行 きましても 東 に行 きましても
土地 土地 のお兄貴 さん お姐 さんに
ごやっかいかけがちなる若造 です 以後
見苦 しき面体 お見知 り おかれまして
今日 こう万端 ひきたって よろしく
おたのみ申 します
わかっちゃいるんだ
いつかおまえの よろこぶような
ドブに
いつかは
こんな
こんな
かけまいに
[
とかく
ごやっかいかけがちなる
おたのみ
ココでは、アナタのお
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