中村美律子瞼の母歌詞

瞼まぶたの母はは

中村なかむら美律子みつこ

作詞さくし：坂口さかぐちふみ緒いとぐち
作曲さっきょく：沢さわしげと
発売はつばい日び：2010/09/08
この曲きょくの表示ひょうじ回数かいすう：158,166回かい

軒下のきした三さん寸すん　借かりうけまして
申もうしあげます　おっ母かあさん
たった一言ひとこと忠太郎ちゅうたろうと呼よんでくだせぇ
呼よんでくだせぇ　たのみやす

おかみさん　今いま何なにとか言いいなすったね
親子おやこの名なのりがしたかったら
堅気かたぎの姿すがたで尋たずねて来こいと言いいなすったが
笑わらわしちゃいけねえぜ親おやにはぐれた子こ雀すずめが
ぐれたを叱しかるは無理むりな話はなしよ愚痴ぐちじゃねぇ未練みれんじゃねぇ
おかみさん俺おれの言いうことをよく聞ききなせぇ
尋たずね尋たずねた母親ははおやに倅せがれと呼よんでもらえぬような
こんなやくざに誰だれがしたんでぇ

世間せけんの噂うわさが　気きになるならば
こんなやくざを　なぜ生うんだ
つれのうござんす　おっ母かあさん
月つきも雲間くもまで　月つきも雲間くもまでもらい泣なき

何なにをいってやんでぇ　何なにが今更いまさら、忠太郎ちゅうたろうだ何なにが倅せがれでぇ
俺おれにゃおっ母かあさんはいねぇんでぇ
おっ母かあさんは俺おれの心しんの底そこに居いるんだ
上うえと下したの瞼まぶたを合あわせりゃ逢あわねぇ昔むかしの
やさしいおっ母ははの面影おもかげが浮うかんでくるぁ
逢あいたくなったら　逢あいたくなったら　俺おれァ　瞼まぶたをつむるんだ

逢あわなきゃよかった　泣なかずにすんだ
これが浮世うきよというものか
水みず熊ぐま横丁よこちょうは遠とお灯あかり　縞しまの合羽かっぱに
縞しまの合羽かっぱに雪ゆきが散ちる
おっ母かあさん

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