歌川二三子女傑−島村ギン物語− 歌詞

女傑じょけつ−島村しまむらギン物語ものがたり−

歌川うたがわ二三子ふみこ

作詞さくし：和田わだ健一けんいち
作曲さっきょく：宮川みやがわひろし
発売はつばい日び：1997/11/24
この曲きょくの表示ひょうじ回数かいすう：29,174回かい

風ふうの噂うわさを伝つて便たより、
年齢ねんれい七ななつの幼子おさなごが
母かあさん恋こいしや父ちち恋こいし、雪ゆきの函館はこだて後ごにして
ひもじさ、こらえて来きたとゆう

女おんな盛ざかりのをどてらにかくし
女傑じょけつ一いち代だい修羅しゅらの道みち
好すきで選えらんだ人生じんせいではないが
筋すじを通とおさぬ奴やつもいる

(セリフ)そりゃ世間せけんじゃ、どてら婆ばあさんとか、女おんなやくざとか
噂うわさしちょる事ことはよう知しっちょるばい
ばってんあてんと様ように、恥はじる事ことは何なにもしちょらんとよ
こげん女おんなが、ひとりぐらい、おっても　罰ばちちゃあたらんばい

馬鹿ばかじゃなれない利口りこうじゃなれぬ
まして女おんなじゃなおなれぬ
恋こいもあきらめ女おんなも捨すてて
度胸どきょうひとつの修羅しゅらを行いく

(セリフ)母ははと名乗なのれず、我わが子こと抱いだけず、ましてやくざな女おんな伊達だて
心しんを鬼おにに詫わびながら、腹はらも空あいたろう、疲つかれてもいよう

ひと風呂ふろ浴あびて手作てづくりの、浴衣ゆかたを着きせて髪かみをすく
春はるもらんまん月がつも十じゅう六ろく夜や、若松わかまつ港こう、
女おんな狭せま一いち代だい島村しまむらギン物語ものがたり

ひとを押おし退のけ世間せけんをせまく
生いきる奴やつには牙きばをむく
せめて日本にっぽんのいしずえに
なれるものなら悔くいはない

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