(Translated by https://www.hiragana.jp/)
患者を一人の人間として扱う精神医療へ(長谷川利夫杏林大学保健学部作業療法学科教授) -マル激プラス

完全かんぜん版ばんpart1
( 1時じ間あいだ 19分ふん 9秒びょう ) ダイジェスト版ばん
(10分ふん)

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2017年ねん03月がつ01日にち公開こうかい

患者かんじゃを一人ひとりの人間にんげんとして扱あつかう精神せいしん医療いりょうへ

マル激トーク・オン・ディマンド・プラス

マル激げきトーク・オン・ディマンド・プラス（第だい1回かい）

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ゲスト

長谷川はせがわ利夫としお（はせがわとしお）

杏林大学きょうりんだいがく保健ほけん学部がくぶ作業さぎょう療法りょうほう学科がっか教授きょうじゅ

その他たの放送ほうそう（3件けん）

1964年ねん東京とうきょう都と生うまれ。87年ねん国学院大学こくがくいんだいがく法学部ほうがくぶ卒そつ。2010年ねん新潟にいがた医療いりょう福祉ふくし大学だいがく医療いりょう福祉ふくし学がく研究けんきゅう科か博士はかせ後期こうき課程かてい修了しゅうりょう。博士はかせ（保健ほけん学がく）。第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう、責せめ善ぜん会かい村上むらかみはまなす病院びょういん、白日はくじつ会かい黒川くろかわ病院びょういん勤務きんむを経へて07年ねん新潟にいがた医療いりょう福祉ふくし大学だいがく医療いりょう技術ぎじゅつ学部がくぶ講師こうし。11年ねんより現職げんしょく。著書ちょしょに『精神せいしん科か医療いりょうの隔離かくり・身体しんたい拘束こうそく』、共著きょうちょに『病棟びょうとうから出でて地域ちいきで暮くらしたい―精神せいしん科かの「社会しゃかい的てき入院にゅういん」問題もんだいを検証けんしょうする』、編著へんちょに『変へんわれるのか?病院びょういん、地域ちいき―精神せいしん保健ほけん福祉ふくし法ほう改正かいせいを受うけて』など。

著書ちょしょ

司会しかい

迫田さこた朋子ともこ

概要がいよう

　マル激げきでは追おいきれないテーマを深堀ふかほりりする新しん番組ばんぐみマル激げきトーク・オン・ディマンド・プラス。

　その第だい一いち回かい目めは精神せいしん医療いりょうの実態じったいに迫せまった。

　日本にっぽんは精神せいしん科か病院びょういんのベッド数すうが世界せかいのなかでも飛とびぬけて多おおい。現在げんざい入院にゅういん中ちゅうの患者かんじゃは30万まん人にんおり、そのうち19万まん人にん余あまりは1年ねん以上いじょうの長期ちょうき入院にゅういん者しゃだ。

　患者かんじゃの治療ちりょうと保護ほごのために、精神せいしん保健ほけん指定してい医いの判断はんだんで隔離かくりや拘束こうそくなどの行動こうどう制限せいげんを課かすことが認みとめられているが、その権限けんげんが濫用らんようされているとの指摘してきは根強ねづよい。

　精神せいしん科か病院びょういんで拘束こうそくされた経験けいけんをもつ女性じょせいは、日本にっぽんの精神せいしん医療いりょうの実態じったいを「自分じぶんの意思いしが一切いっさい無視むしされ、日常にちじょうから切きり離はなされる恐怖きょうふ」と隣となり合あわせだったと証言しょうげんしている。

　日本にっぽんでは患者かんじゃを一人ひとりの人間にんげんとしてみる精神せいしん医療いりょうができているだろうか。長ながらく改革かいかくの必要ひつよう性せいが叫さけばれながら、変かわらないのはなぜか。

　日本にっぽんの精神せいしん科か病院びょういんの現状げんじょうと課題かだいを、ジャーナリストの迫田さこた朋子ともこが現場げんばをよく知しる長谷川はせがわ教授きょうじゅと考かんがえた。

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