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W3Cが発行する文書の種類 | Web標準 | W3C

W3Cが発行はっこうする文書ぶんしょ種類しゅるい

この文書ぶんしょでは、W3Cで発表はっぴょうされたさまざまな種類しゅるい仕様しよう列挙れっきょし、それらのちがいや、Web標準ひょうじゅんトラックにおける成熟せいじゅくのいくつかの段階だんかい意味いみするものについて説明せつめいする。

1. 概要がいよう

種類しゅるい標準ひょうじゅん過程かてい特許とっきょ方針ほうしん実装じっそうW3Cによる承認しょうにん
CG/BG レポートNo一部いちぶさまざまNo
提出ていしゅつぶつNo文書ぶんしょ参照さんしょうさまざまNo
編集へんしゅうしゃドラフトNoNoさまざまNo
ドラフトノートNoNoさまざまNo
ノートNoNoさまざまNo
ステートメントNoNo該当がいとうなしYes
廃止はいしされたドラフトNoさまざまさまざまNo
ドラフトレジストリNoNo該当がいとうなしNo
候補こうほレジストリNoNo該当がいとうなしNo
レジストリNoNo該当がいとうなしYes
作業さぎょうドラフトYes未定みていさまざまNo
候補こうほ勧告かんこくあんYesさまざまさまざまNo
提案ていあん勧告かんこくあんYesYesさまざまNo
勧告かんこくYesYesさまざまYes
W3Cで公開こうかいされている文書ぶんしょ概要がいよう

2. 標準ひょうじゅんまえ提案ていあん注意ちゅうい事項じこう

2.1 W3C コミュニティグループレポートまたは W3C ビジネスグループレポート

W3C コミュニティまたはビジネスグループレポートは、W3C コミュニティまたはビジネスグループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。

これらのレポートは、正式せいしきな W3C 標準ひょうじゅんプロセスのそとで、個人こじんによる革新かくしん容易よういにするために設計せっけいされた W3C コミュニティおよびビジネスグループプロセスしたがいます。これらのレポートは正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらのレポートは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりません。これらは、W3C 標準ひょうじゅんのプロセスにまれる場合ばあいもありますし、まれない場合ばあいもあります。

ソフトウェアは、これらのレポートを自己じこ責任せきにん実装じっそうすることができます。実装じっそう推奨すいしょう推奨すいしょうもされていませんが、文書ぶんしょかんする今後こんご提案ていあん貢献こうけんすることができます。

これらのレポートはドラフトまたは最終さいしゅう形式けいしきのいずれかである場合ばあいがあります:

  • ドラフトレポートは、W3C コミュニティライセンス契約けいやくもとで、参加さんかしゃからかれらの貢献こうけんたいする特許とっきょライセンスの約束やくそくけています。
  • 最終さいしゅうレポートは、W3C コミュニティ最終さいしゅう仕様しよう契約けいやくにコミットした組織そしきから、仕様しよう全体ぜんたいたいする特許とっきょライセンスの約束やくそくけています。

W3C コミュニティまたはビジネスグループレポートは、W3C をふく標準ひょうじゅん組織そしきによってげられ、将来しょうらい標準ひょうじゅんまれることがあります。

2.2 W3C 会員かいいん提出ていしゅつぶつ

W3C 会員かいいん提出ていしゅつぶつは、1人ひとり以上いじょうの W3C 会員かいいんによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。

提出ていしゅつぶつは、W3C 会員かいいん技術ぎじゅつやそののアイデアを検討けんとうのために提案ていあんする文書ぶんしょです。これらの提出ていしゅつぶつ正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらの提出ていしゅつぶつは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりませんし、W3C 標準ひょうじゅんになるかどうかもさだかではありません。

ソフトウェアは、これらの提出ていしゅつぶつ自己じこ責任せきにん実装じっそうすることができます。実装じっそう推奨すいしょう推奨すいしょうもされていませんが、仕様しようかんする今後こんご提案ていあん貢献こうけんすることができます。

会員かいいん提出ていしゅつぶつプロセスは、W3C 会員かいいんたいしてかれらの貢献こうけん記録きろく提供ていきょうし、開示かいじ(IPR クレームをふくむ)のメカニズムをあたえます。

会員かいいん提出ていしゅつぶつは、W3C をふく標準ひょうじゅん組織そしきによってげられ、将来しょうらい標準ひょうじゅんまれることがあります。

2.3 編集へんしゅうしゃドラフト

編集へんしゅうしゃドラフトは、W3C グループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。

編集へんしゅうしゃドラフトは、グループがその内容ないよう内部ないぶ反復はんぷくし、検討けんとうするための文書ぶんしょです。編集へんしゅうしゃドラフトは、W3C グループない進行しんこうちゅう作業さぎょうであり、グループ参加さんかしゃ合意ごうい必要ひつようとしません。これらのドラフトは正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらのドラフトは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりませんし、W3C 標準ひょうじゅんになるかどうかもさだかではありません。

ソフトウェアは、これらのドラフトを自己じこ責任せきにん実装じっそうすることができます。実装じっそう推奨すいしょう推奨すいしょうもされていませんが、仕様しようかんする今後こんご提案ていあん貢献こうけんすることができます。

編集へんしゅうしゃドラフトの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

編集へんしゅうしゃドラフトは、W3C がまだ公開こうかいしていない文書ぶんしょであり、ドラフトを担当たんとうするグループが最終さいしゅうてき公開こうかいする可能かのうせいがあります。

2.4 その文書ぶんしょ

このセクションに記載きさいされている文書ぶんしょには、W3C の立場たちば承認しょうにん、または特許とっきょコミットメントはありません。これらの文書ぶんしょW3C グループ一部いちぶではありません。

非公式ひこうしきドラフト

このタイプの文書ぶんしょは、コミュニティない個人こじんによって作成さくせいされます。

2.5 W3C ノートトラック

W3C ノートおよび W3C ステートメントは、技術ぎじゅつ仕様しよう以外いがい情報じょうほう文書ぶんしょするために公開こうかいされます。たとえば、仕様しよう動機付どうきづけるユースケースやその使用しようかんするベストプラクティスなどです。

2.5.1 ドラフトノート

W3C ドラフトノートは、W3C ワーキンググループ、W3C インタレストグループ、アドバイザリーボード(AB)、または W3C 技術ぎじゅつアーキテクチャグループ(TAG)によって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C ドラフトノートは W3C 技術ぎじゅつ報告ほうこくしょです。

いくつかのグループノートは、連続れんぞくするドラフトノートをつうじて開発かいはつされ、最終さいしゅうてきにグループノートになることを期待きたいされています。 

これらのドラフトノートは正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらのドラフトノートは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりませんし、W3C グループノートになるかどうかもさだかではありません。

ソフトウェアは、これらのレポートを自己じこ責任せきにん実装じっそうすることができます。実装じっそう推奨すいしょう推奨すいしょうもされていませんが、仕様しようかんする今後こんご提案ていあん貢献こうけんすることができます。

ドラフトノートの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

2.5.2 グループノート

W3C グループノートは、W3C ワーキンググループ、W3C インタレストグループ、アドバイザリーボード(AB)、または W3C 技術ぎじゅつアーキテクチャグループ(TAG)によって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C グループノートは W3C 技術ぎじゅつ報告ほうこくしょです。

グループノートは、正式せいしき標準ひょうじゅんとなることを意図いとしていない文書ぶんしょのための安定あんていした参照さんしょう提供ていきょうすることを目的もくてきとしています。これらのノートは正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらのノートは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりませんし、W3C ステートメントになるかどうかもさだかではありません。

ソフトウェアは、これらのレポートを自己じこ責任せきにん実装じっそうすることができます。実装じっそう推奨すいしょう推奨すいしょうもされていませんが、仕様しようかんする今後こんご提案ていあん貢献こうけんすることができます。

グループノートの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

2.5.3 ステートメント

W3C ステートメントは、W3C ワーキンググループ、W3C インタレストグループ、アドバイザリーボード(AB)、または W3C 技術ぎじゅつアーキテクチャグループ(TAG)によって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C ステートメントは W3C 技術ぎじゅつ報告ほうこくしょです。

ステートメントは、正式せいしき標準ひょうじゅんとなることを意図いとしていない文書ぶんしょのための安定あんていした参照さんしょう提供ていきょうすることを目的もくてきとしています。これらのステートメントは正式せいしきにレビューされ、W3C によって承認しょうにんされています。

これらのステートメントは W3C ステートメントとして引用いんようすることができます。

W3C ステートメントは、実装じっそう可能かのう技術ぎじゅつふくんではいけません。

W3C ステートメントの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

3. W3C レジストリトラック

レジストリは、やそののデータのコレクションを文書ぶんしょするために公開こうかいされます。

3.1 ドラフトレジストリ

W3C ドラフトレジストリは、W3C ワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C ドラフトレジストリは W3C テクニカルレポートです。

一部いちぶのレジストリは、連続れんぞくするドラフトレジストリをつうじて開発かいはつされ、最終さいしゅうてき候補こうほレジストリになることが期待きたいされています。

これらのドラフトレジストリは正式せいしきなレビューをけておらず、W3C によって承認しょうにんされていません。

これらのドラフトレジストリは W3C レジストリとして引用いんようしてはなりません。また、W3C レジストリになることもあればならないこともあります。

W3C ドラフトレジストリには実装じっそう可能かのう技術ぎじゅつふくめるべきではありません。

ドラフトレジストリの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

3.2 候補こうほレジストリ

3.2.1 候補こうほレジストリドラフト

W3C 候補こうほレジストリドラフトは、W3C ワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C 候補こうほレジストリドラフトは W3C テクニカルレポートです。

候補こうほレジストリドラフトは、まえ候補こうほレジストリ(ドラフトまたはスナップショット)からの変更へんこう統合とうごうし、レビューや統合とうごうされた仕様しようへの参照さんしょう容易よういにするためのものです。

これらの変更へんこう正式せいしきなレビューをけていません。

これらの文書ぶんしょは W3C レジストリとして引用いんようしてはなりません。また、W3C レジストリになることもあればならないこともあります。

候補こうほレジストリドラフトの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

3.2.2 候補こうほレジストリスナップショット

W3C 候補こうほレジストリスナップショットは、W3C ワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C 候補こうほレジストリスナップショットは W3C テクニカルレポートです。

候補こうほレジストリスナップショットは、W3C による承認しょうにんまえ最終さいしゅうレビューのために公開こうかいされます。

これらの文書ぶんしょは W3C レジストリとして引用いんようしてはなりません。また、W3C レジストリになることもあればならないこともあります。

W3C 候補こうほレジストリには実装じっそう可能かのう技術ぎじゅつふくめるべきではありません。

候補こうほレジストリスナップショットの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

3.3 レジストリ

レジストリは、衝突しょうとつ重複じゅうふく情報じょうほう提出ていしゅつ、および合意ごういふく目的もくてき文書ぶんしょたいして安定あんていした参照さんしょう提供ていきょうするためのものです。このような仕様しようごとに、将来しょうらいのレジストリ定義ていぎ更新こうしんプロセスを文書ぶんしょする必要ひつようがあります。

W3C レジストリは、W3C ワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C レジストリは W3C テクニカルレポートです。

これらのレジストリは正式せいしきにレビューされており、W3C によって承認しょうにんされています。

これらの文書ぶんしょは W3C レジストリとして引用いんようされる場合ばあいがあります。

W3C レジストリには実装じっそう可能かのう技術ぎじゅつふくめるべきではありません。

W3C レジストリの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

4. W3C 標準ひょうじゅんトラック

このセクションに記載きさいされている仕様しようのクラスは、W3C会員かいいん、ソフトウェア開発かいはつしゃ、そのW3Cグループ関係かんけいしゃによるW3Cプロセスにしたがったさまざまな段階だんかいのレビューをけています。これらの仕様しよう最終さいしゅうてきにW3Cの承認しょうにんけることを目的もくてきとしています。

W3C 推奨すいしょうトラックにかんする技術ぎじゅつレポートは、最終さいしゅうてきにWebの標準ひょうじゅんとして規範きはんてき仕様しようやガイドラインを作成さくせいするために開発かいはつされています。

4.1 ワーキングドラフト

ワーキングドラフトは、レビューおよび簡単かんたん歴史れきしてき参照さんしょうのためにW3Cが公開こうかいした文書ぶんしょです。ワーキングドラフトは進行しんこうちゅう作業さぎょうであり、グループの参加さんかしゃ全員ぜんいん完全かんぜんなコンセンサスを必要ひつようとしませんが、グループはドラフトを公開こうかいするためのコンセンサスを必要ひつようがあります。2020ねん9がつのW3C特許とっきょポリシーにしたがい、仕様しよう最初さいしょ公開こうかいとしてのワーキングドラフトは正式せいしきなIPRライセンスの約束やくそく開始かいししめします。

W3Cワーキングドラフトは、W3Cワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3CワーキングドラフトはW3Cテクニカルレポートです。

W3C標準ひょうじゅんトラック文書ぶんしょは、連続れんぞくするワーキングドラフトをつうじて開発かいはつされ、最終さいしゅうてき候補こうほ勧告かんこくになることが期待きたいされています。

これらのワーキングドラフトは正式せいしきなレビューをけておらず、W3Cによって承認しょうにんされていません。

これらのドラフトノートはW3C標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはなりませんし、W3C標準ひょうじゅんになることもあればならないこともあります。

ソフトウェアは自己じこ責任せきにんでこれらの仕様しよう実装じっそうすることができますが、実装じっそうフィードバックは奨励しょうれいされています。

W3Cワーキングドラフトの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

4.1.1 初回しょかい公開こうかいワーキングドラフト

初回しょかい公開こうかいワーキングドラフトは、レビューおよび簡単かんたん歴史れきしてき参照さんしょうのためにW3Cが公開こうかいした文書ぶんしょです。これはワーキングドラフト最初さいしょ公開こうかいです。

4.2 候補こうほ勧告かんこく

4.2.1 候補こうほ勧告かんこくドラフト

W3C候補こうほ勧告かんこくドラフトは、W3Cワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C候補こうほ勧告かんこくドラフトはW3Cテクニカルレポートです。

候補こうほ勧告かんこくドラフトは、まえ候補こうほ勧告かんこく(ドラフトまたはスナップショット)からの変更へんこう統合とうごうし、レビューや統合とうごうされた仕様しようへの参照さんしょう容易よういにするためのものです。

これらの変更へんこう正式せいしきなレビューをけていません。

これらの文書ぶんしょはW3C標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはならず、W3C標準ひょうじゅんになることもあればならないこともあります。

ソフトウェアは自己じこ責任せきにんでこれらの仕様しよう実装じっそうすることができますが、実装じっそうフィードバックは奨励しょうれいされています。

候補こうほ勧告かんこくドラフトの実装じっそうには特許とっきょ保護ほごはありません。

4.2.2 候補こうほ勧告かんこくスナップショット

W3C候補こうほ勧告かんこくスナップショットは、W3Cワーキンググループによって作成さくせいされた文書ぶんしょです。W3C候補こうほ勧告かんこくスナップショットはW3Cテクニカルレポートです。

候補こうほ勧告かんこくスナップショットは、グループチャーターまたは後続こうぞく要件ようけん文書ぶんしょ確立かくりつされた技術ぎじゅつ要件ようけんたし、グループ参加さんかしゃのコンセンサスをており、公開こうかいレビューをけ、のW3Cグループから正式せいしきなレビューをけた文書ぶんしょです。このような仕様しようは、実装じっそうしゃからの最終さいしゅうフィードバックをあつめることを目的もくてきとしています。

候補こうほ勧告かんこくスナップショットは、W3Cグループおよび関係かんけいしゃによってレビューされています。

これらの文書ぶんしょはW3C標準ひょうじゅんとして引用いんようしてはならず、W3C標準ひょうじゅんになることもあればならないこともあります。

ソフトウェアはこれらの仕様しよう実装じっそうすることができ、実装じっそうフィードバックは奨励しょうれいされています。

候補こうほ勧告かんこくスナップショットは、ワーキンググループ会員かいいんからのロイヤリティフリーのライセンスへのコミットメントをっています。

4.3 提案ていあん勧告かんこく

提案ていあん勧告かんこくは、標準ひょうじゅんになるのに十分じゅうぶん品質ひんしつであるとW3Cによってれられた仕様しようです。このような仕様しようは、ソフトウェア開発かいはつしゃ、およびW3Cグループやその関係かんけいしゃによってレビューされています。これはW3C会員かいいんによる最終さいしゅうレビューのために公開こうかいされ、W3Cディレクターによる承認しょうにんまえおこなわれます。

4.4 廃止はいしされたドラフト

廃止はいしされたドラフトは、今後こんご進行しんこうまたは維持いじすることを意図いとしていない仕様しようです。それは勧告かんこくになったことはなく、将来しょうらい勧告かんこくにはなりません。

5. 標準ひょうじゅん

このセクションに記載きさいされている仕様しようのクラスは、W3C会員かいいん、ソフトウェア開発かいはつしゃ、W3Cグループおよび関係かんけいしゃによって正式せいしきにレビューされています。これらの仕様しようは、W3CディレクターおよびW3C会員かいいんされた場合ばあいのぞく)によって承認しょうにんされています。

5.1 勧告かんこく

W3C 勧告かんこくは、広範こうはんなコンセンサス構築こうちくのちに W3C の承認しょうにんけた仕様しようまたはガイドラインや要件ようけんのセットです。W3C 勧告かんこくは W3C テクニカルレポートです。

W3C 勧告かんこくは、W3C 会員かいいん、ソフトウェア開発かいはつしゃ、および W3C グループや関係かんけいしゃによって正式せいしきにレビューされています。

W3C は、Web の標準ひょうじゅんとしての勧告かんこく広範こうはん展開てんかい推奨すいしょうします。これらの文書ぶんしょは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようされる場合ばあいがあります。

一部いちぶの W3C 勧告かんこく継続けいぞくてき改訂かいていされる場合ばあいがありますが、のものはあたらしいバージョンを作成さくせいして維持いじされます。今後こんご変更へんこうは、W3C 勧告かんこく候補こうほおよび提案ていあんされた改正かいせいとしてリストされています。これらの改正かいせいたいするフィードバックは奨励しょうれいされています。

ソフトウェアはこれらの仕様しよう実装じっそうすべきです。

W3C 勧告かんこくは、ワーキンググループ会員かいいんからのロイヤリティフリーのライセンスへのコミットメントをっています。

5.1.1 改正かいせい勧告かんこく

改正かいせい勧告かんこくは、あたらしい機能きのう追加ついかせずに実質じっしつてき変更へんこうふく以前いぜん勧告かんこく更新こうしんする仕様しようです。改正かいせい勧告かんこくは、W3C ワーキンググループがその範囲はんいをカバーするチャーターをっていない場合ばあい、W3C スタッフによって勧告かんこく更新こうしんするために作成さくせいされます(れい:エラッタをむため)。

これらの文書ぶんしょは W3C 標準ひょうじゅんとして引用いんようされる場合ばあいがあります。

5.2 旧版きゅうばん勧告かんこく

廃止はいしされた勧告かんこくは、あたらしいバージョンにえられた仕様しようであり、W3C はあたらしい採用さいようのために推奨すいしょうしています。

ソフトウェアはあたらしいバージョンを実装じっそうすべきです。

5.3 廃止はいしされた勧告かんこく

廃止はいしされた勧告かんこくは、W3C が実装じっそう推奨すいしょうする市場いちば関連かんれんせい不十分ふじゅうぶんであると判断はんだんした仕様しようです。

ソフトウェアはこれらの仕様しよう実装じっそうしている場合ばあいがあります。

5.4 された勧告かんこく

された勧告かんこくは、W3C がもはや承認しょうにんせず、勧告かんこくのステータスに復元ふくげんされる見込みこみがないとしんじる全体ぜんたい勧告かんこくです。

ソフトウェアはこれらの仕様しよう実装じっそうしてはなりません。

6. 参考さんこう文献ぶんけん

[PROCESS]

World Wide Web Consortium Process Document. URL: https://www.w3.org/policies/process/

[PATENT-POLICY]

W3C Patent Policy. URL: https://www.w3.org/policies/patent-policy/

[BCG-PROCESS]

Community and Business Group Process. URL: https://www.w3.org/community/about/process/