一般いっぱん的てきな材料ざいりょう ・鶏肉とりにく  ・主しゅ野菜やさい｛じゃがいも・にんじん・玉たまねぎ｝  ・副ふく野菜やさい｛長ながねぎ・赤あか唐辛子とうがらし・青あお唐辛子とうがらし｝  ・はるさめ  ・タレ  　-水みず  　-粉こな唐辛子とうがらし  　-濃こい口くちしょうゆ  　-砂糖さとう  　-料理りょうり酒しゅ  　-おろしにんにく  　-コチュジャン  　-みずあめ  　-こしょう  　-ごま油あぶら

「チムタク」とは？

鶏にわとり丸々まるまる一いち羽わを、野菜やさいや麺めんなどと一緒いっしょに煮込にこんだ料理りょうりで、「チム」は蒸むし煮に、「タク」は鶏にわとりという意味いみです。「タッチム」とも呼よばれています。
１９８０年代ねんだい中ちゅうごろ、慶尚北道けいしょうほくどう（キョンサンプット）の安東あんどう（アンドン）の在来ざいらい市場いちばにあるトンタッ（鶏にわとりの丸焼まるやき）路地ろじで新あたらしく生うまれた鶏にわとり料理りょうりです。醤油じょうゆベースのタレに400度どの高温こうおんで20分ふん蒸むした鶏にわとり、玉たまねぎ、唐辛子とうがらし、ジャガイモ、人参にんじんなどの野菜やさいを加くわえ、最後さいごにタンミョン（春雨はるさめ）を入いれて強火つよびで煮にた、甘あまさと辛つらさが一いち度どに味あじわえる韓国かんこく風無かざなし国籍こくせき？料理りょうりとも言いわれています。
注文ちゅうもんは鶏肉とりにくを1匹ひき、1匹ひき半はん、2匹ひきというように何なん匹ひき単位たんいでなされ、大皿おおざらに盛もられたものを数すう人にんで囲かこんで食たべるのが一般いっぱん的てきです。
主おもに専門せんもん店てんでのみ食たべられる料理りょうりで、チェーン店てんも多おおいです。2001年ねん～2002年ねんにかけては大だい流行りゅうこうしました。韓国かんこくの鳳雛ほうすう(ボンチュ)チムタクのチェーン店てんが新大久保しんおおくぼにオープンしています。鳳雛ほうすうチムタクはチムタクを韓国かんこくで最初さいしょに大だいヒットさせ、現在げんざい韓国かんこくに127店舗てんぽを展開てんかいしている大手おおてのチェーン店てんです。
醤油じょうゆベースの味付あじつけなので比較的ひかくてき、日本人にっぽんじんには受うけ入いれられやすい韓国かんこく料理りょうりだと思おもいますが、後ごからじわじわと辛つらさが来きます。そして、鶏肉とりにくはもちろんですが、チャプチェ等とうに使つかわれている「タンミョン」という韓国かんこくの春雨はるさめが、隠かくれた主役しゅやくになっていると思おもいます。もちもちとした触感しょっかんと、甘辛あまからいタレが絡からんで最高さいこうにおいしいです。