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ファシリティードッグ : 読売新聞

「あ、タイちゃんたよ」。病棟びょうとうあるくゴールデンレトリバーのタイをつけた子供こどもたちのかおがパッとあかるくなる。タイは静岡しずおか県立けんりつこども病院びょういん活動かつどうするファシリティードッグ。入院にゅういん生活せいかつおく子供こどもたちが治療ちりょう前向まえむきになれるよう、その不安ふあん緊張きんちょうやわらげるのが仕事しごとだ(東京とうきょう本社ほんしゃ写真しゃしん 冨田とみた大介だいすけ撮影さつえい
セラピーけんとはちがい、盲導犬もうどうけん介助かいじょけんおな基準きじゅんで、動物どうぶつ介在かいざい療法りょうほうとくした訓練くんれんけたファシリティードッグは現在げんざい国内こくないに4とう看護かんごなど医療いりょう従事じゅうじしゃのハンドラーと生活せいかつともにしながら病院びょういん常駐じょうちゅうし、医療いりょうスタッフの一員いちいんとして活動かつどうしている
「つらい治療ちりょうだれだってけたくない。でも、子供こどもたちはタイちゃんと一緒いっしょだったらって頑張がんばってくれるんです。タイがいるから病院びょういんまわっている」。医療いりょう従事じゅうじしゃにとっても、ファシリティードッグはいまやかかせない存在そんざい
ファシリティードッグにたいする理解りかい徐々じょじょふかまり、導入どうにゅうしたいとをあげる病院びょういんえている。認定にんていNPO法人ほうじん「シャイン・オン・キッズ」が2008ねん国内こくない導入どうにゅうプロジェクトをはじめて今年ことしで15ねん。19ねんからは国内こくない育成いくせいはじまっている
あわただしい病棟びょうとうない先々さきざきでタイはどこかほのぼのとした空気くうきりまいていく
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