三さん官かん大帝たいてい

三さん官かん大帝たいてい，指ゆび的てき是ぜ道教どうきょう中ちゅう掌てのひら管かん天界てんかい（天てん府ふ）、地ち界かい（地ち府ふ）、水みず界かい（水府すいふ）三界さんがい之これ神しん，分別ふんべつ為ため天てん官かん、地ち官かん和わ水みず官かん，閩南語ご稱たたえ「三界さんがい公こう」，客きゃく家か話ばなし稱しょう為ため「三界さんがい爺じい」，又また稱たたえ「三さん元げん大帝たいてい」。

起源きげん

中国ちゅうごく上古じょうこ就有祭さい天てん、祭まつり地ち和わ祭さい水すい的てき礼れい仪。道教どうきょう所謂いわゆる：「天てん官かん賜たまもの福ぶく、地ち官かん赦罪、水みず官かん解かい厄やく。」就是說せつ三さん官有かんゆう對たい世人せじん、亡魂ぼうこん等とう能のう「賜たまもの與あずか福ぶく份、赦免しゃめん罪過ざいか、解除かいじょ災厄さいやく」的てき權能けんのう。东汉时，张道陵りょう创立天てん师道，就以祭祀さいし天地てんち水すい三さん官かん、上うえ「三さん官かん手しゅ书」作さく为教徒きょうと请祷治ち疾やまし療病りょうびょう的てき方法ほうほう。

明朝みょうちょう《三さん教きょう搜さがせ神しん大全たいぜん》認みとめ為ため三官大帝是陳子禱與龍女所生的三子，被ひ元始げんし天てん尊みこと封ふう長男ちょうなん為ため「上うえ元もと一品いっぴん九きゅう气天官かん紫むらさき微ほろ大帝たいてい」、次男じなん「中元ちゅうげん二に品ひん七なな气地官かん清きよし虚きょ大帝たいてい」、三男さんなん「下した元もと三さん品ひん五ご气水官かん洞ほら阴大帝たいてい」。

清朝せいちょう《神仙しんせん通どおり鑑かん》認みとめ為ため三さん官かん大帝たいてい分別ふんべつ是ぜ堯、舜しゅん、禹，謂いい:「天てん官かん、堯也；地ち官かん、舜しゅん也；水すい官かん、禹也。」

別稱べっしょう

天てん官かん：上うえ元もと一品九炁天官賜福曜靈元陽大帝紫微帝君

地ち官かん：中元ちゅうげん二品七炁地官赦罪洞靈清虛大帝青靈帝君

水みず官かん：下した元もと三品五炁水官解厄金靈洞陰大帝暘谷帝君

祭祀さいし

《太ふとし上洞かぼら玄げん靈寶れいほう業報ごうほう因緣いんねん經けい》指ゆび三官大帝的主要職責是於三さん元げん日び考こう校こう人間にんげん善惡ぜんあく，給きゅう以罪福ぶく。

民間みんかん各かく有ゆう慶けい典てん法事ほうじ。天てん官かん生せい日び乃上うえ元もと節ふし舉行祈いのり福ぶく法事ほうじ、地ち官かん生せい日び為ため中元ちゅうげん節ぶし普ひろし渡わたり孤こ魂たましい、水みず官かん生せい日び即そく下した元もと節ふし，請神明しんめい為ため運勢うんせい不ふ好このみ的てき人じん消しょう災わざわい解かい厄やく。江蘇ちぁんすー省しょう有ゆう懸かか掛かけ書寫しょしゃ「三さん官かん大帝たいてい」燈籠とうろう的てき習慣しゅうかん，據よりどころ說せつ可か消けし災わざわい解かい厄やく，如清きよし顧鐵卿きょう《清せい嘉よしみ錄ろく》記載きさい：「遇ぐう三さん元げん日び，士し庶拈香が，駢集於院觀かん之の有ゆう神像しんぞう者しゃ。郡ぐん西にし七子山有三官行宮，釋氏しゃくし奉たてまつ香こう火ひ，至いたり日び，輿こし舫絡繹，香こうやつ湖こ尤ゆう盛もり。歸かえり持じ燈籠どうろう，上うえ禦『三さん官かん大帝たいてい』四よん字じ，紅べに黑くろ相しょう間あいだ，懸かか於門首くび，云うん可か解かい厄やく。或ある有人ゆうじん以小杌插香が供きょう燭しょく，一いち步ほ一いち拜はい至いたり山やま者しゃ，曰拜香が。」

上うえ元もと（天てん官かん大帝たいてい）－正月しょうがつ十じゅう五ご日にち
中元ちゅうげん（地ち官かん大帝たいてい）－七なな月がつ十じゅう五ご日にち
下した元もと（水みず官かん大帝たいてい）－十じゅう月がつ十じゅう五ご日にち

閩南人じん、客きゃく家人かじん會かい在ざい廟宇びょうう或ある家宅かたく門口かどぐち設置せっち香爐こうろ，祭祀さいし上天じょうてん高だか真しん，泉州せんしゅう人稱にんしょう之の為ため「天てん公おおやけ爐ろ」（玉たま帝みかど爐ろ），認みとめ為ため是ぜ祭祀さいし玉だま皇すめらぎ上帝じょうてい所用しょよう；漳州人ひと卻稱之の為ため「三界さんがい公おおやけ爐ろ」，因いん為ため漳州人じん大だい多た認みとめ為ため，古ふる時とき王公おうこう、貴族きぞく、或ある者もの有ゆう敕額的てき寺てら廟びょう才ざい允許いんきょ祭さい天てん，一般いっぱん庶民しょみん不能ふのう祭さい天てん，連れん冬至とうじ、新春しんしゅん、玉たま皇すめらぎ誕、謝しゃ平安へいあん等とう祭祀さいし玉だま帝みかど時じ，都と往往おうおう呼よび請三界かい公おおやけ做為代表だいひょう。今日きょう臺灣たいわん漢かん人じん已やめ通稱つうしょう天てん公おおやけ爐ろ。