陈宜中ちゅう

陳ひね宜よろし中なか，字じ与あずか权，浙江せっこう温州うんしゅう永えい嘉よしみ县人ひと，景けい定じょう三さん年ねん壬みずのえ戌いぬ科か進士しんし、廷试第だい二に名めい，是ぜ南みなみ宋そう末すえ年ねん的てき宰相さいしょう。

生平おいだいら

少しょう家いえ貧ひん，为太ふとし学生がくせい，和かず同学どうがく黄き镛（福建ふっけん莆田人ひと）、林はやし则祖等とう6人にん联名上じょう书攻击丁ちょう大全たいぜん。丁ちょう大全たいぜん暗くら使し监察御ご史し关衍弹劾宜よろし中なか，取消とりけし其太学生がくせい资格。谪为建たて昌あきら军，时称「六ろく君子くんし」。

景けい定じょう三さん年ねん（1263年ねん）廷试第だい二に，任にん绍兴府ふ推官校こう书郎。依よ附ふ權臣けんしん贾似道どう，迁监察御ご史し，贾似道どう授意他た参さん劾程ほど元もと鳳おおとり。

德とく祐ゆう元もと年初ねんしょ（1275年ねん）蒙こうむ元もと占うらない领建たて康やすし；春はる，賈似道どう被ひ革かわ職しょく，謝しゃ太皇太后たいこうたいこう任命にんめい陳ひね宜よろし中ちゅう為ため右みぎ丞相じょうしょう。殿しんがり前ぜん指ゆび挥使韩震提議ていぎ迁都，陳ひね宜むべ中将ちゅうじょう其骗到自己じこ家中いえじゅう诛杀。陳ひね宜よろし中ちゅう组织宋そう軍ぐん反攻はんこう，收おさむ复江南大みなみおお片へん失地しっち。

德とく祐ゆう元年がんねん七なな月がつ，宋そう軍兵ぐんびょう败焦山やま。太ふとし学生がくせい刘九皋等とう人ひと伏ふく阶上书陈列れつ陈宜中ちゅう过失数すう十じゅう条じょう：“宰相さいしょう当とう出で督とく而畏缩犹豫よ，第だい令れい集しゅう议而不ふ行くだり。”“张世杰步兵ほへい而用之の于水，刘师勇いさむ水兵すいへい而用之の于步，指ゆび授失宜よろし，因いん以败事ごと，臣しん恐おそれ误国不ふ止とめ于一似に道どう矣！”陈宜中ちゅう知道ともみち後ご，愤而弃职而去。後こう由よし其母親ははおや說せつ服ふく回かい朝あさ，任にん右みぎ丞相じょうしょう。

德とく佑たすく元年がんねん十じゅう二に月がつ，宜むべ中ちゅう派は将しょう作さく监柳やなぎ岳たけし前ぜん往元军大营求和わ，伯はく颜不肯，又また派は正ただし少しょう卿きょう陆秀夫おっと前ぜん往，请求称しょう臣しん纳币，伯はく颜也不ふ答こたえ应。

德とく祐ゆう二に年ねん正月しょうがつ，元もと军至臬亭山さん（浙江せっこう杭州こうしゅう市し东北郊ほっこう）。正月しょうがつ十じゅう八はち日にち，謝しゃ太皇太后たいこうたいこう派は大臣だいじん杨应奎向こう元もと军献上じょう降くだ表おもて和わ传国玉だま玺，元朝がんちょう要求ようきゅう与あずか宰相さいしょう会かい谈，陈宜中ちゅう当夜とうや逃离临安，逃往温州うんしゅう，漂泊ひょうはく在ざい海上かいじょう。

德とく祐ゆう二に年ねん五ご月がつ，陈宜中等ちゅうとう于金きむ华拥立赵昰为帝，是ぜ为宋そう端はし宗むね，组织宋そう末まつ行ぎょう朝あさ继续抵抗ていこう。

德とく祐ゆう二に年ねん十じゅう一いち月がつ，元もと军進福建ふっけん，福ふく州しゅう知ち府ふ王おう刚中投降とうこう。陈宜中ちゅう与あずか张世杰将はた端はし宗むね护送到いた海上かいじょう继续南下なんか，景けい炎えん二に年ねん七なな月がつ，退すさ到いた橫よこ琴島ことじま、澳門まかお一帶いったい。

南みなみ宋そう滅亡めつぼう之の時とき，陳ひね宜よろし中ちゅう於占うらない城じょう（今いま越こし南みなみ境内けいだい），过吴川极浦亭てい，曾赋诗明志こころざし：“顛風吹雨過か吳川くれかわ，極ごく浦うら亭てい前ぜん望遠ぼうえん天てん。有路ありじ可か通どおり環たまき嶼外，無む山やま堪こらえ並なみ首くび陽ひ巔。溪けい雲くも起おこり處しょ潮しお初はつ長ちょう，夜よる月がつ高だか時人じじん未み眠ねむり。異い日にち北きた歸き須記取と，平ひら蕪かぶら盡つき處しょ一いち峰みね圓えん。”並なみ希望きぼう可か以向占うらない城じょう借か兵へい抗こう元もと，不ふ果はて。

至いたり元もと十じゅう九きゅう年ねん（1282年ねん），元朝がんちょう軍隊ぐんたい進攻しんこう占うらない城じょう時とき，陳ひね宜よろし中ちゅう再さい逃往暹国（暹羅しゃむ），並なみ於當地ち終おわり老ろう。近年きんねん有人ゆうじん以《漳浦積せき美び趙ちょう氏し譜ふ序じょ》等とう文章ぶんしょう考證こうしょう，認みとめ為ため陳ひね宜よろし中ちゅう曾試圖ず參與さんよ崖がけ门海战，甚至在ざい其後仍在華南かなん一帶いったい進行しんこう抗こう元もと活動かつどう。

陳ひね宜よろし中なか一直在海上的海外組織抵抗，元朝がんちょう也沒有ゆう停止ていし過か對たい宋そう抗こう元もと力量りきりょう的てき絞殺こうさつ。《元もと史し》記載きさい，直ちょく到いた1285年ねん元朝がんちょう還かえ在ざい頒布はんぷ 「追つい捕と帝みかど昺及陳宜よろし中なか」指令しれい。

十字じゅうじ門もん海戰かいせん

十字じゅうじ門もん海戰かいせん，又また稱たたえ井い澳海戰せん，澳門まかお與あずか珠たま海うみ橫よこ琴島ことじま交界的てき十字じゅうじ門もん，成なり為ため宋そう、元もと兩りょう軍ぐん廝殺的てき戰場せんじょう，南みなみ宋そう行ぎょう朝あさ在ざい此留下か一段悲壯而又可歌可泣的故事。當時とうじ宋そう軍ぐん在ざい左ひだり丞相じょうしょう陳ひね宜よろし中ちゅう及樞密すうみつ副使ふくし張ちょう世よ傑すぐる的てき指揮しき下か堅守けんしゅ十じゅう字じ門もん，與あずか元もと軍ぐん多た個こ主力しゅりょく輪番りんばん大戰たいせん，持續じぞく一いち個こ多た月がつ，最後さいご以宋軍ぐん堅守けんしゅ十字門一帶陣地為告終。

1276年ねん（宋そう景けい炎えん元年がんねん），南みなみ宋そう端はし宗むね趙ちょう昰、楊太后きさき與あずか衛まもる王おう趙ちょう昺、左ひだり丞相じょうしょう陳ひね宜よろし中なか、右みぎ丞相じょうしょう陸りく秀夫ひでお、張ちょう世よ傑すぐる率りつ領りょう軍民ぐんみん约48萬まん人にん（包括ほうかつ君臣くんしん家か眷和地方ちほう勤皇きんのう義士ぎし）及戰船せん1,000艘そう離はなれ開ひらき福ふく州しゅう，從したがえ水路すいろ南みなみ撤廣東ひがし尋ひろ求もとめ出路でっち，於次年ねん十じゅう月がつ移駐いちゅう香山こうざん縣けん南みなみ十じゅう字じ門もん。富豪ふごう馬うま南みなみ寶たから、高こう添、趙ちょう若わか舉等とう當地とうち人士じんし到いた井い澳（大橫おおよこ琴島ことじま）謁見えっけん端はし宗むね，帶おび頭あたま獻けんじ糧かて饗きょう軍ぐん，並なみ募集ぼしゅう民みん軍ぐん勤皇きんのう。不ふ久ひさ，元もと軍ぐん探知たんち宋そう軍ぐん下落げらく，立たて即そく發動はつどう攻擊こうげき。劉りゅう深ふかし率りつ領りょう自じ福建ふっけん追おい來らい的てき元もと軍ぐん，和かず以十字門為中心展開戰場佈署的宋軍爆發了海戰，在ざい一個多月內打了四仗。

第だい一いち仗，井い澳初戰せん。時とき在ざい十じゅう一いち月がつ中旬ちゅうじゅん，元もと水みず師し突襲井い澳，進行しんこう試ためし探さがせ性せい進攻しんこう，獲え勝しょう後ご撤走。

第だい二に仗，香山こうざん島とう血戰けっせん。時とき在ざい十じゅう一いち月がつ下旬げじゅん，元もと將しょう哈喇歹、宣撫せんぶ使し梁はり雄飛ゆうひ、招討使し王おう天たかし祿ろく合ごう兵へい圍かこえ攻おさむ香山こうざん島とう南端なんたん的てき濠ほり鏡きょう澳（今こん澳門まかお）。宋そう軍ぐん大敗たいはい，被ひ奪だつ去さ大だい批戰船せん和わ軍資ぐんし器械きかい。陈宜中ちゅう、张世杰带领数千せん官かん兵へい和わ800艘そう战船突围而出，急きゅう护端宗むね北きた逃秀山さん（今こん虎とら门虎头山）。途中とちゅう获知广州已やめ失しつ守もり，折おり返かえし中ちゅう又また遇ぐう大だい风覆舟ぶね。

戰せん事ごと未完みかん，又また遇ぐう天災てんさい。十二月じゅうにがつ丙へい子日ねのひ，颶風ぐふう吹襲十じゅう字じ門もん，無數むすう船せん隻せき翻こぼし沉，半數はんすう宋そう軍ぐん被ひ滔天とうてん巨きょ浪なみ卷まき走はし，大だい部分ぶぶん軍ぐん士し溺死できし江中えなか。

第だい三さん仗，井い澳反擊げき戰せん。時とき在ざい十じゅう二に月がつ中旬ちゅうじゅん，元もと將しょう劉りゅう深ふかし襲かさね井い澳。元もと軍ぐん戰せん船せん從したがえ路ろ環たまき島とう南北なんぼく兩邊りょうへん水道すいどう反覆はんぷく向こう西にし猛攻もうこう停泊ていはく在ざい大小だいしょう橫よこ琴きん之の間あいだ水道すいどう岸邊きしべ長ちょう50丈たけ分外ぶんがい顯あらわ眼め的てき御船みふね，被ひ駐ちゅう守もり在ざい了りょう哥崖一帶的宋軍矢石火炮所阻。宋そう師し順風じゅんぷう放火ほうか反攻はんこう，擊退げきたい元もと軍ぐん，取得しゅとく一いち次じ難なん得とく的てき勝利しょうり。

第だい四よん仗，谢女峡かい（小しょう横よこ琴きん岛）追つい逐战。时在十じゅう二に月がつ下旬げじゅん。刘深重じゅう整せい队伍攻おさむ谢女峡かい，宋そう军溃败向大洋たいよう逃跑。元もと军追至いたり七なな洲しま洋ひろし（今こん澳门东北部ぶ九きゅう洲しま洋ひろし），再さい夺宋船せん200艘そう，并误俘的帝みかど舅しゅうと俞如珪为端はし宗むね，元もと军放弃追捕と。

儘管一いち年ねん后きさき，宋そう軍ぐん最後さいご在ざい新しん會かい崖がけ門もん戰せん敗はい於元軍ぐん，10萬餘軍民與宋帝一起投海殉難，但ただし陳ひね宜よろし中ちゅう因いん寧やすし死し不ふ降くだ的てき忠君ちゅうくん思想しそう继续抗こう元もと。

家族かぞく

弟おとうと陈自中ちゅう，大だい都と督とく行ぎょう军司马。 提ひさげ兵へい拒こばめ守もり闽浙交界分水ぶんすい关， 护送秀王ひでお赵与择入にゅう闽，自じ中ちゅう于分水ぶんすい关阻击南侵なんしん的てき元もと军十じゅう餘よ日にち，多た次つぎ給きゅう蒙こうむ古こ铁骑迎むかえ头痛击。最後さいご「食盡しょくじん援絶，軍ぐん帥そち欲ほし降くだ之これ，不ふ從したがえ，朝ちょう服ふく南みなみ向むこう，再拜さいはい而死」，追つい封ふう温ゆたか國こく公おおやけ，諡おくりな康順こうじゅん。

評價ひょうか

• 《宋そう史ふみ》评：“陈宜中心ちゅうしん存そん社稷しゃしょく，忠ちゅう贞事君くん。”
• 《温州うんしゅう历代名人めいじん故事こじ》连环画が第だい五ご辑《陈宜中ちゅう》：“温州うんしゅう历史上じょう第だい一いち位い丞相じょうしょう、宋朝そうちょう最さい后きさき一いち位い丞相じょうしょう、伟大民族みんぞく英雄えいゆう和わ爱国主ぬし义者陈宜中ちゅう。”

争そう议

“元朝がんちょう要求ようきゅう与あずか宰相さいしょう会かい谈，陈宜中大ちゅうだい惧当夜逃よにげ离临安やす，逃往温州うんしゅう，漂泊ひょうはく在ざい海上かいじょう。” 南みなみ宋そう精きよし英えい全部ぜんぶ汇合温州うんしゅう，必然ひつぜん是ぜ有ゆう计划的てき。 陈宜中ちゅう与あずか张世杰同一天带兵撤离，陆秀夫おっと也是撤离的てき。（见《元もと史し》）

明朝みょうちょう

明あきら定てい天下てんか，太ふとし祖そ慕宋相しょう陳ひね宜よろし中ちゅう為ため人じん，欲よく厚あつし禮れい貸かし其裔還。陳ちん氏し子孫しそん固辭こじ。乃為祠ほこら浙里，歲さい時じ遣や祭さい。宋そう史し列傳れつでん并存陳ひね自じ中ちゅう事跡じせき，暹羅しゃむ有ゆう兄弟きょうだい後人こうじん。

參考さんこう資料しりょう

前任ぜんにん： 章あきら鑑かん	南みなみ宋そう右みぎ丞相じょうしょう 1275年ねん	繼つぎ任にん： 留とめ梦炎
前任ぜんにん： 王おう爚	南みなみ宋そう左ひだり丞相じょうしょう 1275年ねん	繼つぎ任にん： 留とめ梦炎
前任ぜんにん： 留とめ梦炎	南みなみ宋そう右みぎ丞相じょうしょう 1275年ねん－1276年ねん	繼つぎ任にん： 文ぶん天てん祥さち
前任ぜんにん： 吴坚	南みなみ宋そう左ひだり丞相じょうしょう 1276年ねん－1277年ねん	繼つぎ任にん： 陆秀夫おっと