64回目の終戦の日を迎えた15日、小泉純一郎、安倍晋三の両元首相をはじめ、前衆院議員と参院議員44人が東京・九段北の靖国神社を参拝した。閣僚で参拝したのは野田聖子消費者行政担当相一人だけ。麻生太郎首相や民主党の鳩山由紀夫代表は参拝しなかった。
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)は15日午前、計36人が集団で参拝。政府関係者では佐藤剛男法務副大臣、岸信夫防衛政務官、萩生田光一文科政務官ら、民主党からは松原仁前衆院議員、前田武志、羽田雄一郎両参院議員ら4人が参加した。
参拝後、島村氏は、首相の参拝見送りを「衆院選を目前に控え自民党にも参拝に賛同する人、反対する人がいる。いろいろおもんぱかって自粛したのではないか」と説明。国立追悼施設建設構想については「英霊の率直な気持ちがどこにあるかに考えの基本を置くべきだ。無意味だ」と批判した。