『べらぼう』で注zhù目mù…吉jí原yuánの花huā魁kuí「瀬laì川chuān」が超chaōえようとした江jiāng戸hùの“超chaō”階jiē級jí社shè会huì

　横héng浜bāng流liú星xīngさんが演yănじる 蔦niaŏ屋wū重zhòng三sān郎láng(つたやじゅうざぶろう) （蔦niaŏ重zhòng、１７５０～９７）が「江jiāng戸hùのメディア王wáng」にのぼりつめるまでを描miaóくＮＨＫ大dà河héドラマ『べらぼう〜 蔦niaŏ重zhòng栄róng華huá乃naĭ夢mèng噺(つたじゅうえいがのゆめばなし) 〜』（総zŏng合hé、日rì曜yaò夜yè８時shí～ほか）。ドラマでは小xiaŏ芝zhī風fēng花huāさんが演yănじる吉jí原yuánの 花huā魁kuí(おいらん) 、瀬laì川chuān（生shēng没meí年nián不bù詳xiáng）が人rén生shēngの転zhuăn機jīを迎yíngえている。

　瀬laì川chuānは蔦niaŏ重zhòngと 幼yoù馴xùn染răn(おさななじみ) という設shè定dìngで、遊yoú女nw屋wū・松sōng葉xié屋wūの花huā魁kuí、花huāの井jĭngとして登dēng場chángした。蔦niaŏ重zhòngが版băn元yuánになって吉jí原yuánのガイドブック、細xì見jiàn『 籬lí(まがき) の花huā』を出chūすことを知zhīった花huāの井jĭngは、売maìれ行xíngきを伸shēnばす目mù玉yùとするため、細xì見jiàn発fā行xíngにあわせて５代daì目mù瀬laì川chuānを襲xí名míngする。

　細xì見jiànが売maìれて人rén気qìが出chūた瀬laì川chuānは、市shì原yuán隼sŭn人rénさんが演yănじる盲máng目mùの大dà富fù豪haó、鳥niaŏ山shān 検jiăn校xiaò(けんぎょう) （生shēng没meí年nián不bù明míng）から身shēn請qĭngけを持chíちかけられる。ともに吉jí原yuánを盛shèngり上shàngげようとするうちに、瀬laì川chuānと相xiāng思sī相xiāng愛aìとなっていた蔦niaŏ重zhòngは身shēn請qĭngけ話huàを断duànるよう提tí案ànするが、吉jí原yuánでは花huā魁kuíとの恋liàn愛aìは禁jìnじられていた。瀬laì川chuānは身shēn請qĭngけを受shoùけ入rùれて鳥niaŏ山shānの妻qī・ 瀬laì以yĭ(せい) となる。瀬laì以yĭの心xīnが蔦niaŏ重zhòngにあることを知zhīった鳥niaŏ山shānに、幕mù府fŭの不bù正zhèng蓄xù財caíの捜soū査cháの手shoŭがのびる。瀬laì以yĭと蔦niaŏ重zhòngの恋liànは成chéng就jiùするのか――というのがドラマの展zhăn開kaīだ。

「１億yì８０００万wàn円yuánで身shēn請qĭngけ」のニュースは浄jìng瑠liú璃líに

　蔦niaŏ重zhòngと瀬laì川chuānは幼yoù馴xùn染rănで恋liàn仲zhòng、というのはドラマ上shàngの創chuàng作zuòだが、蔦niaŏ重zhòngと瀬laì川chuānは同tóngじ時shí期qīに吉jí原yuánで寝qĭn起qĭきし、瀬laì川chuānは実shí際jìに『籬líの花huā』に登dēng場chángしている。

　１４００両liăngという大dà金jīnで鳥niaŏ山shānが身shēn請qĭngけしたのも史shĭ実shí通tōngり。物wù価jiàなどから大dàまかに換huàn算suànすると、江jiāng戸hù時shí代daì中zhōng期qīの１両liăngは今jīnの貨huò幣bì価jià値zhíで１３万wàn円yuán前qián後hoùとされるから、今jīnなら１億yì８０００万wàn円yuánという大dà金jīnだ。それだけにこのニュースはかなり注zhù目mùされたようで、身shēn請qĭngけ直zhí後hoùから瀬laì川chuānは一yī躍yuè有yoŭ名míng人rénとなる。身shēn請qĭngけの翌yì年niánには「色sè揚yáng瀬laì川chuān染răn」という新xīn浄jìng瑠liú璃líの興xīng行xíngが行xíngわれ、２年nián後hoùには 戯xì作zuò者zhě(げさくしゃ) の 田tián螺luó(たにし)金jīn魚yú(きんぎょ) （生shēng没meí年nián不bù詳xiáng）がこの身shēn請qĭngけ話huàを素sù材caíにして書shūいた 洒să落luò本běn(しゃれほん) 『 契qì情qíng買maĭ虎hŭ之zhī巻juàn(けいせいかいとらのまき) 』が大dàヒットする。

　だが、鳥niaŏ山shānの座zuò頭toú金jīn（貸daì付fù金jīn）総zŏng額éが１万wàn５０００両liăng（今jīnの価jià値zhíで１９億yì円yuán）に達dáし、厳yánしい取qŭり立lìてによって旗qí本běnが娘niángを身shēn売maìりに出chūしたり、戸hù籍jíを偽weì造zaòさせられたりして家jiāを乗chéngっ取qŭられていることが明míngらかになると、２人rénに対duìする好haŏ奇qíと羨xiàn望wàngは、嫉jí妬dùと批pī判pànに変biànわっていく。「鳥niaŏ山shānは不bù正zhèngな蓄xù財caíや過guò酷kùな取qŭり立lìてで財caíを成chéngし、瀬laì川chuānはその汚wūい金jīnで身shēn請qĭngけされて富fù豪haóの妻qīになった。２人rénとも他tā人rénの不bù幸xìngを踏tàみ台taíにのしあがった」とみなされ、２人rénは「金jīnの亡wáng者zhě」のレッテルを貼tiēられてしまう。

　鳥niaŏ山shānは盲máng人rénの互hù助zhù組zŭ織zhī「当dāng道daò座zuò」の大dà幹gàn部bùで、幕mù府fŭは盲máng人rénの生shēng業yèのために高gaō利lì貸daìしを認rènめている。吉jí原yuánも幕mù府fŭ公gōng認rènの遊yoú郭guōで、大dà名míng跡jīである瀬laì川chuānの襲xí名míngにふさわしい遊yoú女nwとなったのは努nŭ力lìのたまものだ。ドラマでは鳥niaŏ山shānも瀬laì川chuānも上shàng品pĭnで、芸yún事shìや読dú書shūをたしなむ文wén化huà人rénでもあり、単dān純chúnなレッテル貼tiēりには違weí和hé感gănもある。しかし、盲máng人rénと遊yoú女nwという恵huìまれない境jìng遇yùにある２人rénがそこから脱tuōするには金jīnの力lìに頼laìるしかなかったのも事shì実shíだ。「超chaō」のつく階jiē級jí社shè会huìで、それは吉jí原yuánや当dāng道daò座zuòでも例lì外waìではなかった。

吉jí原yuánが大dà衆zhòng化huàし、高gaō級jí遊yoú女nwは減jiăn少shaŏ

　吉jí原yuánは元yuán和hé３年nián（１６１７年nián）に幕mù府fŭ公gōng認rènの遊yoú郭guōとして今jīnの日rì本běn橋qiaó人rén形xíng町dīng周zhoū辺biānに開kaī設shèされるが、その時shí点diănで遊yoú女nwは「 太taì夫fū(たゆう) 」「 格gé子zĭ(こうし) 」「 端duān(はし) 」の３階jiē級jíに区qū分fēnされていた。当dāng時shíの吉jí原yuánは幕mù府fŭの評píng定dìng所suŏ（現xiàn在zaìの裁caí判pàn所suŏ）に給geĭ仕shì役yìの派paì遣qiănを義yì務wù付fùけられており、幕mù府fŭ要yaò人rénの相xiāng手shoŭができる色sè・芸yúnともにすぐれた高gaō級jí遊yoú女nwを選xuăn抜báする必bì要yaòがあったためだという。

　太taì夫fūは表biaŏに出chūて客kè引yĭnきはせず、「引yĭn手shoŭ茶chá屋wū」の紹shaò介jièを経jīngて客kèを取qŭる。格gé子zĭは名míng前qiánの由yoú来laí通tōngり、大dà格gé子zĭに姿zīを見jiànせるが、局júと違weíって格gé子zĭの中zhōngに部bù屋wūを持chíっていた。太taì夫fū、格gé子zĭと遊yoúぶ客kèは原yuán則zéとして「 揚yáng屋wū(あげや) 」で宴yàn会huìをしなければならず、指zhĭ名míngを受shoùけた太taì夫fū、格gé子zĭは遊yoú女nw屋wūから揚yáng屋wūにやってくる。この移yí動dòngは「道daò中zhōng」と呼hūばれ、吉jí原yuánの大dà通tōngりを練liànり歩bùけるのは高gaō級jí遊yoú女nwだけだった。

　吉jí原yuánが大dà衆zhòng化huàするにつれて、遊yoúぶのに莫mò大dàな金jīnがかかる太taì夫fūや格gé子zĭは徐xú々に減jiănっていく。享xiăng保baŏ１９年nián（１７３４年nián）の細xì見jiànでは太taì夫fūが４人rén、格gé子zĭが６５人rénいたが、約yuē３０年nián後hoùの明míng和hé年nián間jiān（１７６４～７２年nián）の細xì見jiànには太taì夫fū・格gé子zĭの料liaò金jīn表biaŏが残cánるだけとなり、事shì実shí上shàng廃feì絶juéされている。

　だが、遊yoú女nwの階jiē級jíは減jiănるどころか、細xì分fēn化huàされて増zēngえていく。そのきっかけとなったのは明míng暦lì３年nián（１６５７年nián）の大dà火huŏの後hoù、吉jí原yuánが浅qiăn草caŏ千qiān束shù村cūn（現xiàn在zaìの台taí東dōng区qū千qiān束shù）に移yí転zhuănしたことだった。江jiāng戸hùの中zhōng心xīnからの移yí転zhuănを命mìngじられた吉jí原yuánは、客kè足zúが遠yuănのかないよう、市shì中zhōngの湯tāng屋wū（銭qián湯tāng）や茶chá屋wū（飲yĭn食shí店diàn）にいた 私sī娼chāng(ししょう) の取qŭり締dìまりを要yaò請qĭngした。

　幕mù府fŭは私sī娼chāngの一yī斉qí摘zhaī発fāをしたが、その際jìに湯tāng屋wūや茶chá屋wūが５００人rén以yĭ上shàngの私sī娼chāngを連liánれて新xīn吉jí原yuánに移yíり、遊yoú女nw屋wūを構goùえたのだ。移yí転zhuănはまず湯tāng屋wū、次cìで茶chá屋wūと、２回huíに分fēnけて行xíngわれたとみられ、湯tāng屋wūにいた私sī娼chāngが散sàn茶chá女nw郎láng、茶chá屋wūにいた私sī娼chāngが梅meí茶chá女nw郎lángと呼hūばれるようになった。

　湯tāng屋wūの私sī娼chāngは当dāng初chūはなじみの客kèもおらず、高gaō級jí遊yoú女nwのように客kèをふる（相xiāng手shoŭを断duànる）ことがない。もともと吉jí原yuánにいた遊yoú女nwが「袋daìに入rùれて振zhènる煎jiān茶cháと違weíい、ふることがない粉fěn茶chá（散sàn茶chá）のようだ」とさげすんだのが名míng前qiánの由yoú来laíという。散sàn茶cháが属shŭする遊yoú女nw屋wūはもともとは湯tāng屋wūだったので、湯tāng屋wūのような大dàきな店diàn構goùえだったが、次cìに新xīn吉jí原yuánに移yíってきた茶chá屋wūの店diàn構goùえは小xiaŏさかった。茶chá屋wūの女nw郎lángは散sàn茶cháをさらに水shuĭで「うめ」たように貧pín相xiāngだということで、「埋maíめ」が「梅meí」に転zhuănじて梅meí茶cháとなったらしい。

「散sàn茶chá」が遊yoú女nwの最zuì高gaō位weìに

　だが、散sàn茶cháや梅meí茶cháが大dà衆zhòng化huàに拍paī車chēをかけ、吉jí原yuánでは太taì夫fūや格gé子zĭが完wán全quánに駆qū逐zhúされた後hoù、旧jiù吉jí原yuánの遊yoú女nwを抑yìえて遊yoú女nwの最zuì高gaō位weìについたのは散sàn茶cháだった。その後hoù、散sàn茶cháは呼hūびだされないと仕shì事shìをしない「 呼hū出chū(よびだし) 」、昼zhoùだけの相xiāng手shoŭで金jīn三sān分fēn（今jīnの価jià値zhíで９万wàn円yuán）が必bì要yaòな「 昼zhoù三sān(ちゅうさん) 」、将jiāng来laí昼zhoù三sānへの昇shēng格géが見jiàn込まれる「 付fù廻huí(つけまわ) し」にわかれ、梅meí茶cháも部bù屋wūを持chíつ遊yoú女nwと持chíたない遊yoú女nwに分fēnかれていく。付fù廻huíし以yĭ上shàngは吉jí原yuánの高gaō級jí遊yoú女nwの代daì名míng詞cíとなる花huā魁kuíと呼hūばれた。大dà衆zhòng化huàが進jìnんでも階jiē級jíはなくなるどころか、むしろ細xì分fēn化huàされていったわけだ。

　抱baòえる遊yoú女nwの階jiē級jíによって遊yoú女nw屋wūも「 大dà見jiàn世shì(おおみせ) 」、「 中zhōng見jiàn世shì(なかみせ) 」、「 小xiaŏ見jiàn世shì(こみせ) 」の３階jiē級jíに分fēnかれ、その下xiàには最zuì下xià層céngの遊yoú女nwを抱baòえる「 切qiē見jiàn世shì(きりみせ) 」があった。瀬laì川chuānが属shŭする松sōng葉xié屋wūは最zuì初chūから大dà名míng跡jīが在zaì籍jíする「大dà見jiàn世shì」ではなかったが、太taì夫fūや格gé子zĭが衰shuaīえていく中zhōngで、花huā魁kuíを擁yŏngする散sàn茶chá見jiàn世shìへ上shàngがっている。歴lì代daì瀬laì川chuānを高gaō級jí遊yoú女nwとして売maìり出chūすことで、店diànの格gé式shìを上shàngげていったといってもいいかもしれない。

　幕mù府fŭ公gōng認rènの吉jí原yuán以yĭ外waìの遊yoú所suŏ（岡gāng場cháng所suŏ）も江jiāng戸hùに数shù十shíあり、摘zhaī発fāをかわしつつ営yíng業yèしていた。岡gāng場cháng所suŏにも「上shàngの上shàng」から「下xiàの下xià」まで細xìかい格gé付fùけを記jìした評píng判pàn記jìが出chū版bănされており、例lìえば同tóngじ「深shēn川chuān」のなかでも細xìかく格gé付fùけが分fēnかれていた。こちらでも格gé上shàngげをめざして激jīしい競jìng争zhēngが行xíngわれていたのだろう。

松sōng葉xié屋wūの格géも上shàngげた「江jiāng市shì屋wū瀬laì川chuān」

　では、瀬laì川chuānの名míng跡jīは何hé代daì受shoùけ継jìがれ、どのように階jiē級jíを上shàngっていったのか。毎meĭ年nián更gèng新xīnされる細xì見jiànに掲jiē載zaìされる遊yoú女nwのランキングからその軌guĭ跡jīを追zhuīってみる。この試shìみは多duōくの歴lì史shĭ学xué者zhěが挑tiaō戦zhànしているが、細xì見jiànや評píng判pàn記jìによって在zaì籍jí期qī間jiānが異yìなり、後hoù世shìに脚jiaŏ色sèされた経jīng歴lìが追zhuī加jiāされることも多duōいため、簡jiăn単dānではない。細xì見jiànには瀬laì川chuānが何hé代daì目mùなのかは書shūかれておらず、諸zhū説shuōがあることを最zuì初chūに断duànっておく。

　松sōng葉xié屋wū・瀬laì川chuānの名míngが細xì見jiànなどで確què認rènできるのは享xiăng保baŏ１３年nián（１７２８年nián）前qián後hoùから。『翁wēng草caŏ』などには、たかという女nw性xìngが夫fūを盗daò賊zeíに殺shā害haìされ、松sōng葉xié屋wūの遊yoú女nwとなって先xiān代daìの身shēn請qĭngけ以yĭ来laí途tú絶juéえていた瀬laì川chuānを襲xí名míngし、偶oŭ然ránに客kèとして松sōng葉xié屋wūに現xiànれた 敵dí(かたき) を討taŏつ話huàが記jìされている。事shì実shíならこの「 仇choú(あだ) 討taŏち瀬laì川chuān」には細xì見jiànでは確què認rènできない先xiān代daìがおり、２代daì目mùということになる。

　だが、仇choú討taŏちの逸yì話huàには登dēng場cháng人rén物wùの肩jiān書shūが史shĭ実shíと違weíうなどの矛maó盾dùnがあり、何héより話huàが出chū来laí過guòぎている。瀬laì川chuānが後hoù年nián有yoŭ名míngになったため、先xiān代daìの逸yì話huàが後hoù世shìに作zuòられることも多duōく、初chū代daì瀬laì川chuān自zì体tĭが無wú名míngの遊yoú女nwの逸yì話huàをまとめて創chuàng作zuòされた可kě能néng性xìngもある。実shí在zaìした２代daì目mù瀬laì川chuānは座zuò敷fū持chíで花huā魁kuíではなく、年nián季jì明míngけまで松sōng葉xié屋wūで遊yoú女nwをしていたという。美meĭ貌maòや若ruòさがない瀬laì川chuānを大dà名míng跡jīの初chū代daìにはしにくいため、あえて謎míの初chū代daìを創chuàng作zuòしたのかもしれない。

　瀬laì川chuānの名míng前qiánを一yī気qìに高gaōめたのは３代daì目mù瀬laì川chuānだ。茶cháの湯tāngや和hé歌gēもたしなむ才caí色sè兼jiān備beìの遊yoú女nwで、デビューから６年nián後hoùには商shāng人rénの 江jiāng市shì屋wū(えいちや) 宗zōng助zhùに身shēn請qĭngけされるが、これは仮jiăの身shēn請qĭngけ先xiānで、実shí際jìは大dà名míng家jiāの家jiā老laŏが身shēn請qĭngけしたといううわさもあった。「江jiāng市shì屋wū瀬laì川chuān」以yĭ降jiàng、「瀬laì川chuān」は松sōng葉xié屋wū第dì一yīの名míng跡jīとなり、瀬laì川chuānの評píng判pànとともに松sōng葉xié屋wūも一yī流liúの遊yoú女nw屋wūに格géを上shàngげていく。

　なお、江jiāng市shì屋wū瀬laì川chuānを４代daì目mùとみる学xué者zhěも多duōいのだが、『べらぼう』では、４代daì目mù瀬laì川chuānは自zì害haìし、それ以yĭ来laí不bù吉jíな名míng跡jīとなった、という設shè定dìngだ。江jiāng市shì屋wū瀬laì川chuānの身shēn請qĭngけ後hoùに瀬laì川chuānを襲xí名míngし、宝baŏ暦lì８年nián（１７５８年nián）に１９歳suìで自zì害haìしてしまった遊yoú女nwがいたという説shuōもあるため、ドラマではこの瀬laì川chuānを４代daì目mùとしているようだ。

　５代daì目mù瀬laì川chuānは襲xí名míngから半bàn年niánで鳥niaŏ山shānに身shēn請qĭngけされ、花huā魁kuíとしての評píng判pànや人rénとなりは伝yúnわっていない。本běn好haŏきだったというのはドラマの創chuàng作zuòだが、大dà名míng跡jīを継jìいだ以yĭ上shàngは教jiaò養yăngがあり、芸yún事shìもしっかりこなしたのだろう。

　５代daì目mù瀬laì川chuānの身shēn請qĭngけが思sīわぬ結jié果guŏになったことが影yĭng響xiăngしたのか、瀬laì川chuānの名míng跡jīは一yī時shí途tú絶juéえ、天tiān明míng２年nián（１７８２年nián）に６代daì目mù瀬laì川chuānが登dēng場chángしたのは５代daì目mùの身shēn請qĭngけから７年nián後hoùのことだった。６代daì目mùは襲xí名míngの翌yì年niánに弓gōng弦xián御yù用yòng達dáの武wŭ家jiāの養yăng子zĭに入rùった浅qiăn田tián栄róng次cì郎lángに１０００両liăngで身shēn請qĭngけされるが、親qīn族zúの反făn対duìで家jiāに入rùれず、別biéの元yuánなじみ客kèと結jié婚hūn・離lí縁yuánを繰qiaōり返fănしたという。

　７代daì目mù瀬laì川chuānは天tiān明míng４年nián（１７８４年nián）に名míng跡jīを継jìぎ、天tiān明míng８年nián（１７８８年nián）に松sōng前qián藩fān主zhŭの弟dì・松sōng前qián文wén京jīng（ 頼laì完wán(よりさだ) ）に身shēn請qĭngけされたといわれる。文wén京jīngは俳paí人rénで、３月yuè３０日rìに放fàng送sòngされた第dì１３回huíに登dēng場chángした古gŭ川chuān雄xióng大dàさんが演yănじる戯xì作zuò者zhě、 山shān東dōng(さんとう)京jīng伝yún(きょうでん) （北beĭ尾weĭ 政zhèng演yăn(まさのぶ) 、１７６１～１８１６）のパトロンになる人rénだ。７代daì目mùの身shēn請qĭngけ後hoù、すぐに８代daì目mù瀬laì川chuānがデビューするが、２年nián後hoùの寛kuān政zhèng２年nián（１７９０年nián）の吉jí原yuán細xì見jiànには名míng前qiánがなく、ほどなくして亡wángくなったとみられる。

　８代daì目mùと９代daì目mù瀬laì川chuānの登dēng場chángまで間jiānがあくのは名míng跡jīの吉jí凶xiōngではなく、吉jí原yuánの景jĭng気qìが影yĭng響xiăngしているとみられる。松sōng平píng定dìng信xìn（１７５９～１８２９）による寛kuān政zhèngの改gaĭ革géが進jìnみ、寛kuān政zhèng元yuán年nián（１７８９年nián）には旗qí本běn・御yù家jiā人rénに対duìする「 贅zhuì沢zé(ぜいたく) 禁jìn止zhĭ令lìng」が出chūされて吉jí原yuánは不bù況kuàngになった。寛kuān政zhèng６年nián（１７９４年nián）と１２年nián（１８００年nián）の大dà火huŏも追zhuīい打dăちをかけ、松sōng葉xié屋wūは大dà名míng跡jīをたてるどころではなかったのだろう。２度dùの大dà火huŏの後hoùに９代daì目mù瀬laì川chuānが登dēng場chángするが２年nián後hoùには姿zīを消xiaōし、それ以yĭ降jiàng瀬laì川chuānは現xiànれなかった。

　ちなみに５代daì目mù瀬laì川chuānは座zuò頭toú金jīnの摘zhaī発fāを機jīに鳥niaŏ山shānと離lí別biéする。その後hoù、元yuánなじみ客kèの武wŭ士shìの家jiāに入rùり、２人rénの男nán子zĭを設shèけるも夫fūと死sĭ別bié。その後hoù武wŭ家jiāの家jiāに出chū入rùりしていた大dà工gōng・八bā五wŭ郎lángと再zaì婚hūnするが、養yăng子zĭに出chūていた元yuán夫fūの次cì男nánが 放fàng蕩dàng(ほうとう) の末mòに家jiāを追zhuīい出chūされ、八bā五wŭ郎lángと瀬laì川chuānの家jiāに転zhuănがり込んで……という後hoù日rì談tánがある。どこまで史shĭ実shíかは不bù明míngだが、「老laŏ婆pó」と呼hūばれる年nián齢língまで生shēngきていたのは確quèかなようだから、松sōng葉xié屋wūの栄róng枯kū盛shèng衰shuaīや自zì分fēnの後hoùの「瀬laì川chuān」の行xíngく末mòを遠yuănくから案ànじていたかもしれない。