山形やまがた県けんＢ市しで他人たにん介護かいご料りょうの不服ふふく審査しんさ　県けんが市しの決定けっていを覆くつがえす

　山形やまがた県けんＢ市しで障害しょうがい者しゃが行おこなった生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいご料りょうの申請しんせいを市しが却下きゃっかしたことに対たいして、県けんが障害しょうがい者しゃのい分いぶんを認みとめて市しの決定けっていを取とり消けす事例じれいがありました。この障害しょうがい者しゃは２４時じ間あいだの介護かいごが必要ひつようで、入所にゅうしょ施設しせつから障害しょうがい者しゃ団体だんたいの支援しえんでアパートに１人にん暮くらしを始はじめていました。施設しせつを出でた後のちの市しの障害しょうがい福祉ふくし担当たんとう部署ぶしょとの交渉こうしょうでは市しの職員しょくいんが２４時じ間あいだの介護かいごの必要ひつようがあることを認みとめながら、ヘルパー制度せいどは１日にち１２時じ間あいだまでしか出でていませんでした。そこで、障害しょうがい者しゃが生活せいかつ保護ほごの他人たにん介護かいご料りょう大臣だいじん承認しょうにんの申請しんせいを行おこなったところ、市しの福祉ふくし事務所じむしょ長ちょうが却下きゃっかをしました。（２０年ねん前まえならよくある事例じれいですが、今いまでは珍めずらしいことです。）
　障害しょうがい者しゃは県けんの保護ほご課かに不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうを行おこない、県けんは市しの決定けっていを却下きゃっかしました。

障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎの資料しりょうと解説かいせつ

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむ局きょく

　９月くがつ２９日にち、厚生こうせい労働省ろうどうしょうにおいて全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎが開催かいさいされました。
主おもな議題ぎだいは
・平成へいせい２１年度ねんど概算がいさん要求ようきゅうについて
・社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいをはじめ各かく検討けんとう会かい等とうの経過けいか報告ほうこく
・第だい２期き障害しょうがい福祉ふくし計画けいかくについて
・その他た などでした。
　障害しょうがい者しゃ部会ぶかいの報告ほうこくなどでは現在げんざいの審議しんぎ状じょう況きょうについて報告ほうこくがあり、来年らいねんに迫せまった施行しこう後ご３年ねん後ごの見直みなおしについてどのような項目こうもくが論点ろんてんとなっているかを説明せつめいしました。
　もっとも審議しんぎ会かい等とうで話はなされたこと以上いじょうは「現在げんざい検討けんとう中ちゅうです」という説明せつめいが多おおく、具体ぐたい的てきな見直みなおしの方向ほうこう性せいについてはまだ触ふれられる段階だんかいではないということです。ただ「１２月がつまでには、（社しゃ保ほ審しん障害しょうがい者しゃ部会ぶかいの報告ほうこく書しょとして）方向ほうこう性せいは出だす」と明言めいげんしており、ここ１〜２ヶ月かげつで見直みなおしに向むけて具体ぐたい的てきな改定かいてい案あんなど議論ぎろんを詰つめていくとしています。１０月がつ１１月がつは来年らいねんの見直みなおしに向むけてはかなり大切たいせつな時期じきにさしかかります。
　また、第だい２期きの障害しょうがい福祉ふくし計画けいかくについては、第だい１期きを作成さくせいしたのが制度せいど施行しこうの混乱こんらん期きだったため今回こんかいは実質じっしつ的てきな計画けいかくをしっかりと積つみ上あげていきたいとの説明せつめいがあり、第だい１期きとの主おもな変更へんこう点てんを示しめした資料しりょうが出だされています（資料しりょう３−１〜３）。
　会議かいぎの最後さいごに質疑しつぎ応答おうとうがあり、都道府県とどうふけんなどの担当たんとう者しゃから主おもに来年らいねんの見直みなおしについての質問しつもんが相次あいつぎました。「多おおくは今いまは検討けんとう中ちゅうです」「審議しんぎ会かい等とうで議論ぎろんいただいています」 「皆みなさんの意見いけんをお聞ききして・・・」という答こたえが多おおかったです。
　見直みなおしスケジュールについては「来年らいねんの通常つうじょう国会こっかいで６月がつまでに法案ほうあんを通とおし、その後ごできるところから実施じっししていく。施行しこう時じのように短時間たんじかんにではなく自治体じちたいの準備じゅんび状じょう況きょうを含ふくめ見直みなおしの具体ぐたい的てきな実施じっし時期じきは決きめたい」との発言はつげんがありました。
　また、訪問ほうもん系けいサービスの見直みなおしについては「制度せいどの大枠おおわくを変更へんこうするつもりはないが、重度じゅうど者しゃへのサービスの単価たんかが低ひくいことや行動こうどう援護えんごなど新あたらしいサービスについての見直みなおしの必要ひつよう性せいは聞きいている」という答こたえをしていました。
　厚生こうせい労働省ろうどうしょうが重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごと直接的ちょくせつてきには言及げんきゅうしませんでしたが、「重度じゅうど者しゃへのサービス単価たんかが低ひくい」という認識にんしきを示しめすのは初はじめてのことで、単価たんか引ひき上あげについて可能かのう性せいがあることを示唆しさしたといえます。
　この点てんについても今後こんごの審議しんぎ会かいなどでも議論ぎろんがあると思おもわれ、重要じゅうような時期じきを迎むかえると予想よそうされます。
　配布はいふされました資料しりょうは一部いちぶを除のぞきホームページに掲載けいさいしましたのでご参照さんしょう下ください。

介護かいご保険ほけんの住宅じゅうたく改造かいぞうと福祉ふくし機器ききの対象たいしょうが来年度らいねんどから広ひろがる方向ほうこう

　厚生こうせい労働省ろうどうしょうの「介護かいご保険ほけん福祉ふくし用具ようぐ・住宅じゅうたく改修かいしゅう評価ひょうか検討けんとう会かい」で来年度らいねんどからの福祉ふくし機器ききや住宅じゅうたく改造かいぞうの拡大かくだいが合意ごういされました。
　来年度らいねんどより、住宅じゅうたく改造かいぞう（２０万まん円えん）の工事こうじの対象たいしょうに、開口かいこう部ぶを広ひろげるための引ひき戸どを新あらたに設置せっちする工事こうじが対象たいしょうに加くわわる方向ほうこうです。（障害しょうがいの住宅じゅうたく改造かいぞう制度せいどもこれにあわせて国くにの示しめす地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうの要綱ようこう案あんが改正かいせいされると思おもわれます）。
　また、レンタル品目ひんもくの福祉ふくし機器ききでは、車椅子くるまいす用ようの段差だんさ昇降しょうこう機きや布団ふとん用よう起おき上あがり補助ほじょ装置そうち、離床りしょうセンサー（認知にんち症しょうむけ）の３品目ひんもくが、購入こうにゅう品目ひんもくでは、入浴にゅうよく介助かいじょベルト、自動じどう排泄はいせつ処理しょり装置そうちの２品目ひんもくが増ふえる方向ほうこうです。

社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいの解説かいせつ

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむ局きょく

第だい39回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいの資料しりょうと解説かいせつ

　９月くがつ２４日にち第だい３９回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいが開催かいさいされました。 　今回こんかいは先日せんじつ示しめされた７ななつの柱はしらからなる論点ろんてん整理せいりのうち「地域ちいきにおける自立じりつした生活せいかつのための支援しえん」をテーマとして論議ろんぎされました。（※地域ちいき生活せいかつ支援しえんのうち相談そうだん支援しえん、就労しゅうろう支援しえん、所得しょとく保障ほしょうは個別こべつのテーマ設定せっていがされているため今回こんかいは論点ろんてんとして除のぞかれています）
　上記じょうきのテーマを ア．地域ちいき移行いこう促進そくしん、イ．住すまいの場ばの確保かくほ、ウ．地域ちいき生活せいかつに必要ひつような暮くらしの支援しえん の３みっつの課題かだいに整理せいりし、アを前半ぜんはんに、イ、ウを後半こうはんに各かく委員いいんからの意見いけん提起ていきがされ論議ろんぎされました。
　地域ちいき移行いこうについては 精神せいしん科か病院びょういんや入所にゅうしょ施設しせつからの地域ちいき移行いこうがすすまない現状げんじょうから、「進すすまない原因げんいん、理由りゆうを分析ぶんせきすべき」、「地域ちいきの社会しゃかい資源しげんが足たりない。財源ざいげん確保かくほが必要ひつよう、地域ちいき移行いこう促進そくしんはそれから」「地域ちいき移行いこうのための体験たいけん的てき利用りようを給付きゅうふすべき」 「地域ちいき移行いこうの中なかで施設しせつが果はたす役割やくわりは」「精神せいしん障害しょうがい者しゃの支援しえんについては本人ほんにん支援しえんと家族かぞく支援しえんを切きり離はなして考かんがえるべき」といった意見いけんや議論ぎろんがありました。
　グループホームやケアホーム、地域ちいきサービスの体験たいけん的てき利用りよう、入所にゅうしょ中ちゅうからのサービス利用りよう計画けいかく作成さくせいなどについては肯定こうてい的てきな意見いけんが多おおかったようです。
　地域ちいき移行いこうに関かんしては相談そうだん支援しえん体制たいせいが深ふかく関かかわるため、今回こんかいは時間じかん的てきな制約せいやくもあり論議ろんぎが中途ちゅうとになった感かんじは否いなめません。
　今後こんご「相談そうだん支援しえん体制たいせい」をメインテーマとして開催かいさいされる回かいでこのことについてさらに論議ろんぎがされると思おもわれます。
　住すまいの場ばの確保かくほ、暮くらしの支援しえんについては身体しんたい障害しょうがい者しゃのグループホーム・ケアホーム利用りようについての論議ろんぎがされました。反対はんたいを明確めいかくにする団体だんたいはありませんでしたが、コスト面めんから「重度じゅうど者しゃはケアホームへ」という逆ぎゃくに選択肢せんたくしを狭せばめる危険きけん性せいや現行げんこうのケアホームでは制度せいどに縛しばられ、入所にゅうしょ施設しせつの管理かんり体制たいせいと変かわらず、自立じりつした生活せいかつができるか、といった懸念けねんも示しめされています。
　また地域ちいきのサービスについてはここでも財源ざいげん不足ふそく、社会しゃかい資源しげんの不足ふそくを指摘してきする声こえがあがっています。
「自立じりつ支援しえん法ほうは地域ちいき生活せいかつ中心ちゅうしんを理念りねんとするが、内容ないようが伴ともなっていない。今回こんかいの論点ろんてんも手直てなおしだ。内容ないようを理念りねんに近ちかづけるためもっと抜本ばっぽん的てきな見直みなおしが必要ひつようだ」「地域ちいきでその人ひとらしい暮くらしをするための権利けんり保障ほしょうが重要じゅうようだ」といった意見いけんも出だされています。

第だい40回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいの報告ほうこく

　１０月がつ８日にち、社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいが開催かいさいされました。
　今回こんかいは相談そうだん支援しえんをテーマに、前半ぜんはんは一般いっぱん的てきな相談そうだん支援しえん事業じぎょう（委託いたく事業じぎょう）や相談そうだん支援しえん体制たいせいについて、後半こうはんはサービス利用りよう計画けいかく作成さくせいに関かかわる相談そうだん支援しえんについて議論ぎろんが行おこなわれました。 　
前半ぜんはんの相談そうだん支援しえん体制たいせいの部分ぶぶんでは
・相談そうだん支援しえん事業じぎょうは自立じりつ支援しえん法ほう以前いぜんから一般いっぱん財源ざいげん化かされ、自立じりつ支援しえん法ほうでさらに地域ちいき格差かくさが広ひろがっている市町村しちょうそんの力量りきりょうの差さが出でて来きている。
・相談そうだん支援しえん事業じぎょうにおける都道府県とどうふけんの役割やくわりが弱よわい。役割やくわりを明確めいかくにしていくべき
・訪問ほうもん型がたの相談そうだん支援しえん事業じぎょうが必要ひつよう
・専門せんもん家かもいるが、ピア・カウンセリングなど当事とうじ者しゃによる支援しえんの有効ゆうこう性せいを明確めいかくに位置いちづけるべき
・当事とうじ者しゃ間あいだだけでなく、家族かぞく同士どうし、保護ほご者しゃ同士どうしのピア・カウンセリングもエンパワメントという視点してんから有効ゆうこうである。
・どこまでが相談そうだん支援しえんの範囲はんいかはっきりしないところがある。
・相談そうだん支援しえん体制たいせいを担になう人材じんざい育成いくせいが必要ひつよう
・インテークと専門せんもん的てきな相談そうだんと機能きのう・役割やくわりを分化ぶんかしてはどうか
　といった意見いけんが出だされました。
　特とくに注目ちゅうもくされるのは資料しりょう２−１の３ページ目めにあるように相談そうだん支援しえんの内容ないようにピア・カウンセリングか明確めいかくに位置いちづけられ、今日きょうの議論ぎろんにおいても、当事とうじ者しゃ委員いいんのみならず、専門せんもん家か・医師いしからもその有効ゆうこう性せい、必要ひつよう性せいが提起ていきされ、制度せいど化かを望のぞむ声こえがあがりました。
　後半こうはんはサービス利用りよう計画けいかく作成さくせいに関かかわるいわゆる指定してい相談そうだん支援しえん事業じぎょうに関かんして意見いけんが出だされ、
・現在げんざい全まったく機能きのうしていない。制度せいど上じょうのしくみを根本こんぽんから議論ぎろんする必要ひつようがある。
・ケアマネジメントを制度せいど上じょう位置いちづける必要ひつようがあるが、人材じんざいと財源ざいげんが不足ふそくしている。
・支給しきゅう決定けってい段階だんかいからケアマネジメントが入はいることが必要ひつよう。
・ケアマネジメントが全ぜん支給しきゅう決定けってい者しゃに行おこなわれると、本人ほんにんのニーズが反映はんえいされるのか懸念けねんがある。
・施設しせつ入所にゅうしょ者しゃまでケアマネジメントの対象たいしょうとしてはどうか。
・対象たいしょうを広ひろげるとき民間みんかんの力ちからがいるが、介護かいご保険ほけんのように利益りえき誘導ゆうどうにならないようチェック体制たいせいが必要ひつよう・・・といった意見いけんが出で、
　また最後さいごに自立じりつ支援しえん協議きょうぎ会かいについて意見いけんが出だされ、
・大変たいへん重要じゅうような役割やくわりを担になう。法律ほうりつ上じょうの位置いちづけが必要ひつよう。
・人口じんこう２０万まん人にんに一いち箇所かしょの規模きぼ。機能きのう・役割やくわりも明確めいかくにしていくべき。
・必かならず当事とうじ者しゃが入はいるしくみが必要ひつよう。
　といった議論ぎろんがされています。

第だい41回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかい

　１０月がつ２２日にちに第だい４１回かい社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎ会かい障害しょうがい者しゃ部会ぶかいが開催かいさいされました。
　今回こんかいは当初とうしょ「就労しゅうろう支援しえん」と「所得しょとく保障ほしょう」がテーマに設定せっていされていましたが、前半ぜんはんの就労しゅうろう支援しえんについての質問しつもんや意見いけんが相次あいつぎ、「所得しょとく保障ほしょう」のテーマまで入はいることができずに終了しゅうりょうしました。
　多おおくの時間じかんを使つかい、就労しゅうろう支援しえんについて、様々さまざまな意見いけん提起ていきがされましたが、議論ぎろんのポイントとしては
・就労しゅうろうした数かずだけではなく中身なかみがわからない。内容ないようが大事だいじ。
・自立じりつ支援しえん法ほうで就労しゅうろう移行いこう支援しえん事業じぎょうができたから就労しゅうろうが進すすんだわけではない。就労しゅうろう移行いこう支援しえん事業じぎょうは実施じっしされまだ２年間ねんかんで評価ひょうかはこれからではないか
・就労しゅうろう支援しえんといっても生活せいかつ支援しえんがないと成なりたない。両輪りょうりんのようなもの。
・職場しょくばでの介助かいじょ、通勤つうきんの介助かいじょが制度せいどの狭間はざまでつかえない。これがあれば働はたらける人ひとが増ふえる。
・雇用こよう助成じょせい金きんや職場しょくば介助かいじょ者しゃ制度せいどの拡充かくじゅうと柔軟じゅうなんな運用うんようが必要ひつよう。
・就労しゅうろうした後のちのフォローアップが大切たいせつ。
・ジョブコーチは重要じゅうような役割やくわりを担になっている。拡充かくじゅうを。
・非常勤ひじょうきんや勤務きんむ時間じかんなど柔軟じゅうなんな雇用こよう体制たいせいが必要ひつよう。
・就労しゅうろうのための福祉ふくし教育きょういく労働ろうどうのネットワークといってもそれぞれの役割やくわり分担ぶんたんをきっちりしなければ意味いみがない。
・職業しょくぎょう体験たいけん、実習じっしゅうの場ば、就労しゅうろう移行いこう支援しえん事業じぎょうを特別とくべつ支援しえん学校がっこう在学ざいがく時じから利用りようできるように。
といった意見いけんが出だされています。
　すべての回かいの配付はいふ資料しりょう等とうをホームページに掲載けいさいしましたのでご参照さんしょう下ください。

今年度こんねんどの政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかい・自立じりつ支援しえん分科ぶんか会かい （12月14日にち）のご案内あんない

　今年ことしの障害しょうがい者しゃ政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかいは１２月じゅうにがつ１３日にち（土曜どよう）の全体ぜんたい会かい、１４日にち（日曜にちよう）の分科ぶんか会かいの２日間にちかんです。

当会とうかいほかが担当たんとうしている自立じりつ支援しえん分科ぶんか会かい（12/14）の内容ないようを紹介しょうかいします。

午前ごぜんの部ぶ
　 自立じりつ支援しえん法ほう関連かんれん予定よてい（詳細しょうさい未定みてい） パネラー未定みてい

午後ごごの部ぶ
　 　介護かいご制度せいどが不十分ふじゅうぶんなために、世よの中なかからは「障害しょうがいを持もつことは不幸ふこう」と思おもわれており、ＡＬＳなどの人工じんこう呼吸こきゅう器き利用りよう者しゃの尊厳そんげん死し（人工じんこう呼吸こきゅう器きなどを選択せんたくせずに死しぬことを選えらぶことを尊厳そんげん死しだと言いうおかしな動うごきがある）や筋すじジスやなどの胎児たいじ選別せんべつ（障害しょうがい者しゃの遺伝子いでんしを持もつことが胎児たいじの段階だんかいでわかれば妊娠にんしん中絶ちゅうぜつをする仕組しくみ）を推進すいしんしようとの動うごきがある。その問題もんだいについて議論ぎろんする。（上限じょうげんなしの介護かいご制度せいどが確立かくりつしている自治体じちたいでの最さい重度じゅうど障害しょうがい者しゃの地域ちいき生活せいかつの実態じったいなどの紹介しょうかいも含ふくめて）

パネラー
橋本はしもと　操みさおさん　　ＡＬＳ/ＭＮＤさくら会かい　日本にっぽんＡＬＳ協会きょうかい
川口かわぐち有美子ゆみこさん　ＡＬＳ/ＭＮＤさくら会かい　日本にっぽんＡＬＳ協会きょうかい
海野うみの幸太郎こうたろうさん　日本にっぽんALS協会きょうかい
上野うえの美佐みさ穂みのるさん　神経しんけい筋すじ疾患しっかんネットワーク　ＣＩＬくれぱす
石地いしじかおるさん　神経しんけい筋すじ疾患しっかんネットワーク　ＣＩＬリングリング

　自立じりつ支援しえん分科ぶんか会かいは、他たの分科ぶんか会かいより午後ごごの開始かいし時間じかんが３５分ふん遅おそくなります。 他たの分科ぶんか会かいと掛かけ持もちする方ほうはご注意ちゅういください。
　政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかいの参加さんか申もうし込こみ方法ほうほうや会場かいじょう案内あんないは後日ごじつ実行じっこう委員いいん会かいから広報こうほうされ次第しだい、ＨＰに掲載けいさいします。（東京とうきょう開催かいさい）

ヘルパー時間じかん数すうの改善かいぜん交渉こうしょうを全国ぜんこく各地かくちで

　長時間ちょうじかんのヘルパー制度せいどが必要ひつような最さい重度じゅうどの障害しょうがい者しゃであっても、市町村しちょうそんには、障害しょうがい者しゃ個々人ここじんが自立じりつした生活せいかつができるような支給しきゅう決定けっていをする責務せきむがあります（障害しょうがい者しゃ基本きほん法ほう・障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法ほう）。現在げんざい、国くにの障害しょうがいヘルパー制度せいどの理念りねんにのっとって、必要ひつようなヘルパー時間じかんを個々人ここじんごとに決定けっていしている市町村しちょうそんも増ふえてきた一方いっぽう、いまだに過半数かはんすうの市町村しちょうそんでは、長時間ちょうじかん介護かいごを必要ひつようとする重度じゅうどの障害しょうがい者しゃに対たいして、一律いちりつのヘルパー制度せいどの上限じょうげんを設もうけるなど、制度せいど運営上うんえいじょうの違反いはんを行おこなっている実態じったいがあります。
　当会とうかいには、人口じんこう１万まん人にん以下いかの過疎かその町まちから都会とかいまで、どんな規模きぼの自治体じちたいでも２４時じ間あいだの介護かいご制度せいどを作つくった際さいのサポートの実績じっせきがあります。交渉こうしょうをしたい方ほうは、制度せいど係がかりまでご連絡れんらくください。厚生こうせい労働省ろうどうしょうの情報じょうほう、交渉こうしょうが進すすんでいる自治体じちたいの制度せいどの情報じょうほう、交渉こうしょうノウハウ情報じょうほうなど、さまざまな情報じょうほうがあります。
　制度せいど係がかり　００３７−８０−４４４５（通話つうわ料りょう無料むりょう）１１時じ〜２３時じ。