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ウルトラマントレギア (うるとらまんとれぎあ)とは【ピクシブ百科事典】

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ウルトラマントレギア

うるとらまんとれぎあ

ウルトラマントレギアは、特撮とくさつドラマ「ウルトラシリーズ」に登場とうじょうするキャラクターで、あくのウルトラ戦士せんし
目次もくじ [表示ひょうじ]

わたしはトレギア…くんねがいをかなえにやってた」

君達きみたちう『きずな』は簡単かんたんこわれる」


注意ちゅうい

このキャラクターの評価ひょうか現在げんざい賛否さんぴ両論りょうろんとなっています。

編集へんしゅうさい賛否さんぴどちらかの立場たちばかたむことなく、公平こうへい記述きじゅつになるよう注意ちゅういしてください。


データ

身長しんちょう50m(伸縮しんしゅく自在じざい)
体重たいじゅう3まん7せんt(伸縮しんしゅく自在じざい)
最大さいだい飛行ひこう速度そくどマッハ9.9
最大さいだいはしちからマッハ4
水中すいちゅう潜航せんこう速度そくどマッハ3.8
地中ちちゅう進行しんこう速度そくどマッハ3
最大さいだいジャンプりょく850m
腕力わんりょく9まんt
握力あくりょく7まん5せんt
出身しゅっしん???
年齢ねんれい1まん2せんさい
人間にんげんたい霧崎きりさき
変身へんしんアイテムトレギアアイ
CV内田うちだつよし
マイケル・リース(『ウルトラギャラクシーファイト英語えいごばん)
スーツアクター石川いしかわ真之まさゆきかい本編ほんぺん劇場げきじょうばん

概要がいよう

劇場げきじょうばんウルトラマンR/B セレクト!きずなのクリスタル』ではつ登場とうじょうするなぞおおあくのウルトラ戦士せんし

偽物にせものではない純粋じゅんすいなウルトラマンだが、様々さまざま宇宙うちゅう干渉かんしょうしてはひとしんよわさにんでほし々をほろぼしてきた存在そんざいである。


はつ登場とうじょう空間くうかんよう場所ばしょひそめており、こちらの世界せかい干渉かんしょうするさいはテレビとう画面がめんかいしてあらわれることおおかった


口調くちょういたって紳士しんしてきで、表面ひょうめんじょう物腰ものごしやわらかな態度たいどっているが、その本性ほんしょう狡猾こうかつにして残忍ざんにん冷酷れいこく

突如とつじょとして空間くうかんから姿すがたあらわし、ゆめやぶれてづまったりなやごとかかえたりしている人間にんげん言葉ことばたくみに誘惑ゆうわくあく絶望ぜつぼうさそむ。

そして自分じぶんちかけた選択せんたくえらった結果けっか悲劇ひげき見舞みまわれた人間にんげんたち嘲笑あざわらいながらその様子ようすたのしむという姿勢しせいはとても正義せいぎ使者ししゃたるウルトラマンにはえず、むし悪魔あくまったほうがしっくりくるかもしれない(しかも本人ほんにんはあくまでゆめ提供ていきょうしているだけ」ってはばからない)。

それ以外いがいにもげきちゅうではリクとペガり、ペガを怪獣かいじゅうなかめ、その怪獣かいじゅうをリクにころさせること悲劇ひげき演出えんしゅつしようとしたこともある。


また、『ウルトラマンR/B』の前日ぜんじつだん小説しょうせつあおひとみ少女しょうじょ灰色はいいろ名乗なのった』では、ルーゴサイト遺伝子いでんしくわえてくるわせ、数々かずかずほしほろぼさせようとしたあお仮面かめんけたウルトラマン存在そんざいかたられており、それがトレギアであること示唆しさされている。

つまりはけんサキ2人ふたりあにいのちうばい、サキのしんゆがめる遠因えんいんとなったばかりか、ようによっては『R/B』の物語ものがたりそれ自体じたいしん黒幕くろまくでもあったということになる。


想定そうていがい事態じたいきようともとくどうじること飄々ひょうひょうひとったような素振そぶりや言動げんどうつづけるようは、一見いっけんすると愉快ゆかいはんようにもえるが、かれ自身じしん思惑おもわく自体じたいげん段階だんかいではまったあきらかになっておらず、どこかつかどころい、得体えたいれない不気味ぶきみただよわせている。

その一方いっぽうで、自分じぶん計画けいかく台無だいなしにされたり、相手あいてが(故意こいかにかかわらず)自分じぶんのトラウマ(?)を刺激しげきするよろしくな言動げんどうったりしたさいさらにはある人物じんぶつことからんださいなどには、それまでの紳士しんしてき態度たいどから一転いってんして感情かんじょうあらわにする場面ばめんえがかれており、意外いがい激情げきじょうめんっているらしいことうかがえる。


なお、『ウルトラマンメビウス』からはるかな時間じかんながれた時代じだい活躍かつやくしているのにもかかわらず年齢ねんれい1まん2せんさいとなっているが、あくまでタロウと同年代どうねんだいであることしめ設定せっていなのであって、げん年齢ねんれいというわけではないことには留意りゅういされたし(ウルトラ戦士せんし公式こうしき年齢ねんれい設定せっていマルチバース設定せっていでの混乱こんらんけるため基礎きそ設定せっていであり、作品さくひんによって年齢ねんれい変動へんどうすることがあるため)。

『メビウス』以後いご誕生たんじょうしたタイガの年齢ねんれい加算かさんした場合ばあい、1まん4000さい以上いじょう確実かくじつえているとおもわれる。


容姿ようし

私はトレギア 君の願いを叶えにやってきた

基本きほんてきなカラーリングはあお

カラータイマー位置いちする部分ぶぶんXのプロテクターようなものでおおわれており、ハンターナイトツルギようよろいまつわっているようにえる。また、うであし部分ぶぶんにベルトのようなものが見受みうけられ、プロテクターの形状けいじょうあいまってよろいというよりは、むし全身ぜんしん拘束こうそく器具きぐけているようにもえる

仮面かめんけたようかお特徴とくちょうで、仮面かめんらしきものからのぞ表情ひょうじょうビクトリーロッソブルあたまジードのツリおもわせる(あかいので、ロッソのあか要素ようそいちおう補完ほかんしていることになる)。


がくはクリスタルのようなっている爪先つまさき先端せんたんかえよう形状けいじょうをしている


また、かお輪郭りんかくみみかたちあのルーキーとばれた戦士せんして、むね頭部とうぶ意匠いしょうある戦士せんし彷彿ほうふつとさせ、カラーリングもふくめるとどことなくあのくろ戦士せんしようにもえるが、関連かんれん不明ふめい


と、このようはつ登場とうじょう作品さくひん平成へいせいウルトラマン最終さいしゅうさくであるためなのか、しん世代せだいヒーローによく特徴とくちょうゆうしている。一部いちぶでは、しん世代せだいヒーローにかかわるなんらかのアイテムを使つかっているからではないかというせつもあった(れいうと、ニュージェネレーションカプセルをふた使つかって変身へんしんしたウルトラマンゼロビヨンドがそれにたる)。


しかし、じつはこれはかれ本来ほんらい姿すがたではなく、そのカラーリングもべつ事情じじょうによるものであったことのち判明はんめいしている。


戦闘せんとうスタイル

グルーブVSトレギア

基本きほんてき権謀術数けんぼうじゅっすうめぐらせて暗躍あんやくし、戦闘せんとう配下はいか怪獣かいじゅうたち一任いちにんする策略さくりゃくではあるが、自身じしん戦闘せんとうりょくもそれなりにたかく、ジード・ロイヤルメガマスター/ウルティメイトファイナルウルトラマングルーブとも互角ごかくわたえるほどげきちゅうではグルーブと壮絶そうぜつ空中くうちゅうせん展開てんかいし、最後さいご最後さいごまで一進一退いっしんいったいはげしい攻防こうぼうひろげた。

ぬきしゅ手刀てがたな使つか格闘かくとうスタイルが印象いんしょうてき使用しようわざ攻撃こうげき目的もくてきなら破壊はかいりょく抜群ばつぐん策略さくりゃく目的もくてきなら陰湿いんしつ汎用はんようせいたかいものばかり。


ただし、戦闘せんとう能力のうりょくひくわけではけっしてないが、冷静れいせいさをうしなったりして得意とくい舌戦ぜっせん精神せいしん攻撃こうげききのこう勝負しょうぶだと意外いがいもろいフィジカルのよわさもかかんでいる。これにかんしては(前日ぜんじつだんかたられているが)かれ生粋きっすい戦士せんしではないという事情じじょう関係かんけいしているのだろう。また、多彩たさい凶悪きょうあく必殺ひっさつわざ数多かずおおっているものの、後述こうじゅつ前日ぜんじつだんからじつはこのわざほとんどがとある存在そんざいから由来ゆらいするちからでトレギア本人ほんにん固有こゆう必殺ひっさつわざではないこと判明はんめいしている。

ウルトラマンタイガとウルトラマントレギア

事実じじつウルティメイトファイナルとの対決たいけつでは序盤じょばんこそ手数てかずしていたものの、一撃いちげきおもギガファイナライザーでの攻撃こうげき次第しだい劣勢れっせいになっていたうえ格闘かくとうせんではほぼ互角ごかく戦闘せんとうりょくであるグルーブにもスネークダークネスたたかっている最中さいちゅうへの不意打ふいう以外いがいおおきなダメージをあたえられておらず、トライストリウム相手あいていたっては初戦しょせん完敗かんぱいして以降いこうほとん正面しょうめんからたたかおうとしなかった。

結局けっきょく『タイガ』最終さいしゅうかいでもトライストリウムには終始しゅうし圧倒あっとうされており、上記じょうきちからきにした本来ほんらい単純たんじゅん戦闘せんとうセンスでえばレイブラッドほしじんちからまえウルトラマンベリアルにも到底とうていおよばないとおもわれる


このため、やんちゃなタイガやあおたいせいひくいフーマを圧倒あっとうした一方いっぽうで、タロウゼロリブットといった挑発ちょうはつとうからしゅ通用つうようしない歴戦れきせんのベテラン相手あいてとも相性あいしょうわる傾向けいこうがあり、彼等かれらほどではないにせよおなじく経験けいけん豊富ほうふ挑発ちょうはつかないタイタスからもダメージをけており、ニュージェネレーションズせんくらべても決定けっていめあぐねていた。事実じじつ、タイタスとの再戦さいせんでは挑発ちょうはつ無視むしされ、人口じんこう惑星わくせい破壊はかいえて挑発ちょうはつられおもいちげきけた結果けっか必殺ひっさつわざされるまえ撤退てったい、リブットせんでは最初さいしょこそ善戦ぜんせんしたようえたものの最終さいしゅうてきにはキックをけた結果けっかレッドキングを2たい召還しょうかんして足止あしどめしながら撤退てったいしており、ゼロには挑発ちょうはつかるながされている。


一応いちおう本人ほんにんもこういったこと自覚じかくしているのか、みずからのちからてき直接ちょくせつはたきのめすベリアルともことなり、話術わじゅつ幻覚げんかくわな多用たようすること相手あいてちからをフルに発揮はっきさせないたたかかたこのんでいる。

グルーブがあらわれたさいには「わたし残業ざんぎょうをしない主義しゅぎでね」という台詞せりふいて撤退てったいしようとしたことから、自身じしん想定そうていがい戦闘せんとううちからない相手あいてとの不用意ふようい戦闘せんとう極力きょくりょくけようとしていた様子ようすうかがえる。


ゼロに「ベリアル以上いじょうなにかんがえてるのかからないえないヤツ」ともひょうされているとおり、トレギアのしんおそろしさは純粋じゅんすい戦闘せんとうりょくではなく、うら様々さまざま怪獣かいじゅう宇宙うちゅうじんみつつウルトラマンたちくるしめつづける執念深しゅうねんぶかさと狡猾こうかつともえるだろう。


おも必殺ひっさつわざ

トレラアルティガイザー

ウルトラマンフュージョンファイト! ウルトラマントレギア

全身ぜんしんのエネルギーをりょううであつめて必殺ひっさつわざ。グルーブをおおきくばした。『ウルトラマンタイガ』でも使用しようするが、エネルギーをめるさい発生はっせいする魔法まほうじんしたさいあか稲妻いなづま省略しょうりゃくされること多々たたある(現状げんじょう劇場げきじょうばん『R/B』とおな演出えんしゅつられるのはだい23のみ)。


トレラ・スラー

空間くうかんいがませて次元じげんのゲートをつくちょう能力のうりょく一種いっしゅ。ここから巨大きょだいうでばしてリクいたるべつ宇宙うちゅうへとんだり、カツミ地球ちきゅうから7452光年こうねんはなれたホスター21ほしけい惑星わくせいへとさそしたり、空間くうかんから怪獣かいじゅう地上ちじょう召喚しょうかんしたりした。


ちなみに、「7452光年こうねんってどれとおいの?」という疑問ぎもんだが、1光年こうねんがざっとやく9.5ちょうkm(地球ちきゅう2おく3000まんしゅう以上いじょう)となることまえると、最早もはや途方とほう距離きょりとなること想像そうぞうかたくないだろう。


イスキュロス・イーバ

防御ぼうぎょわざ一種いっしゅロッソブルのバリヤと同等どうとう防御ぼうぎょりょくつとされる。


イスキュロス・ダイナミス

相手あいていかとう加速かそくさせて増幅ぞうふくさせる凶暴きょうぼう光線こうせんで、正気しょうきもどしかけたスネークダークネスをふたた狂暴きょうぼうさせた。ウルトラマンコスモスフルムーンレクトとはせい反対はんたい性質せいしつった光線こうせんわざともえる。

これの派生はせいわざおもわれるものを使用しようしたこともあり、やはりいた怪獣かいじゅう再度さいどあばれさせている。


トレラケイルボス

ロッソやブルの必殺ひっさつ光線こうせん同等どうとう威力いりょくつとされる破壊はかい光線こうせん


ギアギダージ

身体しんたい高速こうそく回転かいてんせつつ突撃とつげきして相手あいてはじばす必殺ひっさつわざ。ルーブをロッソとブルに分離ぶんりさせ、ロイヤルメガマスターのジードがプリミティブもどほどだいダメージをあたえた。


オプトダクリス

から破壊はかい光線こうせん


トレラアルディガ

りょう手先てさきからはな破壊はかい光線こうせん。グルーブのデルタブレストランサーとぶつかり相殺そうさいした。


トレラテムノー

りょううでからはなつ10ほんのカッターひかりせん

タイガだい21にて使用しようし、パンドンを撃破げきはした。


トレラシウム光線こうせん

名前なまえから判断はんだんするにおそらくスペシウム光線こうせん系統けいとう必殺ひっさつわざおもわれる。『劇場げきじょうばんR/B』とうでは使用しようされなかったが、『ウルトラギャラクシーファイト おおいなる陰謀いんぼう』においては意外いがいかたちでこのわざ存在そんざい判明はんめいした。


おも行動こうどう記録きろく

セレクト!きずなのクリスタル

手始てはじめにリクたちを『R/B』の世界せかいおくみ、上述じょうじゅつ悲劇ひげきこそうと目論もくろむ。しかし、その目論見もくろみがロッソとブルの活躍かつやくまえくずれると、今度こんどはロッソの変身へんしんしゃたるカツミやその友人ゆうじん戸井といゆきお興味きょうみしめし、彼等かれらまえ姿すがたせてやみもうとする。その過程かてい自身じしん召喚しょうかんした怪獣かいじゅういたる次々つぎつぎにジードやみなと兄妹きょうだいに嗾け、ついにはスネークダークネスともみずからのかれらを抹殺まっさつしようとした。


だがカツミはやみまれなかったばかりか、トレギアにとって想定そうていがい事態じたい次々つぎつぎ発生はっせいさらにトレギア自身じしんせたジードまでも究極きゅうきょく姿すがたとなったことで、たかみの見物けんぶつのはずが一転いってんしてみずかたたかこと余儀無よぎなくされる。


そして激闘げきとうすえ、ジードのレッキングノバをびせられつづけてばくたおされた──

が、そのとき台詞せりふは「これが家族かぞくきずなか……勉強べんきょうになった!!」という、ぎわ言葉ことばとしてはいささ不自然ふしぜんなものであった。


そして、エンドロール…。


なんだ、君達きみたちまだてたのか」


何事なにごとかったかのようにトレギアがあらわ意味深いみしん言葉ことばとも高笑たかわらいをしながら宇宙うちゅう何処どこかへとっていった…。


わたしいそがしいのでね。このあたり失敬しっけいするよ」


「またおう」


ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル

だい13登場とうじょうブースカとペガのまえにブースカ劇場げきじょうのスクリーンからあらわれた。

ウルトラマンをくるしめた強敵きょうてきたち紹介しょうかいし、ウルトラマンを応援おうえんするか、やみゆだねるかのせまった。


なおこのさい劇場げきじょうばん『R/B』のときことなり、はじめてみずからをウルトラマン名乗なのっている。


UGFニュージェネレーションヒーローズ

だい6より登場とうじょう

いまさくではウルトラダークキラーうらつながっていたこと判明はんめいしており、しん世代せだいヒーローズのダークネスをつくそうと目論もくろんでいる。とうのダークキラーに「何故なぜそこまでダークネスにかかわる?」とわれたさいには、ひかりやみも、正義せいぎあくも、ひとしくおな価値かちしかないことをウルトラマンたち証明しょうめいしたいだけ」かたっているが…?


当初とうしょ全身ぜんしん青黒あおぐろいオーラでおおっていてはっきりと姿すがたうつらず、クレジットでもあお巨人きょじん表記ひょうきされていたが、だい8にてウルトラマンリブットあばかれるかたち姿すがたあらわした(以降いこう、クレジットもウルトラマントレギアに変更へんこうされている)。

そのはリブットと一進一退いっしんいったい攻防こうぼうひろげ、かれ実力じつりょく名前なまえだけはおぼえておこう」あんみとめると、ダークキラーとゼロダークネス強引ごういん復活ふっかつさせてしん世代せだいヒーローズたち仕向しむけ、リブットを足止あしどめするためレッドキング2たい(初代しょだい代目だいめ)を召喚しょうかんして姿すがたした。


ダークキラーがたおされたのちしん世代せだいヒーローズたちまえ結界けっかいつうじて突如とつじょあらわれる。そして、かれこそがすべての黒幕くろまくであること、また、ダークキラーにウルトラウーマングリージョねらわせたのはグルーブのちから使つかわせないためであることあきらかとなった。

片方かたがた局面きょくめんからしか物事ものごとない」しん世代せだいヒーローズたち正義せいぎかん否定ひていし、ひかりくにについて「やはりすしかないな…」こぼすと、何処どこへともなくせた。

ひかりくに破壊はかいしようとするかれ野望やぼう阻止そしするため、『R/B』世界せかい防衛ぼうえいもどったグリージョと彼女かのじょおくかえすゼロをのぞしん世代せだいヒーローズたちは、トレギアの捜索そうさくかうのだった。


かれ暗躍あんやくによってグルーブのちから終盤しゅうばんまで使つかわれず、グリージョによるバックアップもかったしん世代せだいヒーローズたちダークネス軍団ぐんだんおおいにくるしめられることとなった。しかし一方いっぽうで、ダークキラーにギンガ、ビクトリー、ロッソ、ブルのダークネスを催促さいそくしたことで、ダークキラーが自分じぶん居場所いばしょしん世代せだいヒーローズにバラした結果けっか、グリージョを救出きゅうしゅつされてしまい、ダークネス軍団ぐんだん完成かんせいのままダークキラー諸共もろともたおされてしまうという、本末転倒ほんまつてんとう事態じたいこしている。もっとも、後述こうじゅつするかれ思想しそう信条しんじょうまえれば、どちらが破滅はめつしようとかれにとってさしたる問題もんだいではなかったのかもしれないが。


また、交戦こうせんしたことのある『R/B』ぐみやジード、独自どくじ情報じょうほうもうつリブットが存在そんざいっていた一方いっぽう幾多いくた宇宙うちゅうたびしてきた経験けいけん豊富ほうふなベテランであるオーブはその存在そんざいまった把握はあくしておらず、その神出鬼没しんしゅつきぼつ暗躍あんやくゆえ存在そんざいものおおくない可能かのうせい示唆しさされている。


なおほんさくではトレギアがひそ空間くうかんを「魔法まほう空間くうかん」と表記ひょうきしている。


ウルトラマンタイガ

宇宙うちゅう番人ばんにん気取きどるな…!ひかり正義せいぎだとだれめた!?」

「よきたびわりを…そして…はじまりを」


こちらでは、全編ぜんぺんとおして活躍かつやくするメインヴィランとして登場とうじょう

闇に誘う者

ほんさくでは「霧崎きりさき」(えんじ七瀬ななせこう)という地球人ちきゅうじん青年せいねん擬態ぎたいして暗躍あんやく変身へんしんアイテム・トレギアアイ所持しょじし、必要ひつようおうじてもと姿すがたもどる。

「遊びの時間は終わらない…」


ほんさくついかされたその正体しょうたいは、タイガ父親ちちおやであるタロウもと親友しんゆうすなわち、タロウ同様どうようかれ出身しゅっしんM78星雲せいうんひかりくにであり、年齢ねんれいも1まん2せんさい(放送ほうそう当時とうじのタロウとおな年齢ねんれいだが、ウルトラ銀河ぎんが伝説でんせつ以降いこう時間じかん経過けいか考慮こうりょしたものかは不明ふめい)とおなどし公式こうしきTwitterによると、もとひかりくに科学かがくしゃだったらしく、タイガたち変身へんしんアイテムたるタイガスパーク開発かいはつしたのもならぬかれであった。


カツミやリクに異常いじょうなまでに固執こしつしているようにもえたのは、タロウのちから使つかっていたがゆえともかんがえられる。ジードが同郷どうきょうあく戦士せんし息子むすこでありながら正義せいぎのウルトラマンとして活動かつどうしていることについても、なにおもうところがあったとかんがえれば、劇場げきじょうばん本編ほんぺんでリクとペガにしたのも当然とうぜんかもしれない。の『トレギア物語ものがたり/あおかげ』にて、カツミをねらった理由りゆう忌々いまいましくもタロウのちからめられたクリスタルを使つかって変身へんしんするらしい」ったからであること(カツミがそのときなやんでいたからというのもおおきいようだが)、ジードをねらったのは親友しんゆうであるペガをころすしかないみちえらばせることちち・ベリアルとおなどうあゆむかもしれないという興味きょうみからであること判明はんめいしている。


結果けっかとして、ベリアルにつづいてひかりくにからあらたなあくのウルトラマンがあらわれたことになった。

さら皮肉ひにくことに、ウルトラのちちとタロウは親友しんゆうあくち、てきとなってしまう悲劇ひげき親子おやこだい見舞みまわれたことになった(また、ウルトラのちち親友しんゆう息子むすこであるゾフィー交流こうりゅうがあり、タロウの弟子でしであるメビウス戦友せんゆうウルトラマンヒカリもまた、やみちにちか状態じょうたいになっていた)。しくもベリアルとは「劇場げきじょうばんはつ登場とうじょういちたおされるも復活ふっかつする」「せいウルトラマンやその家族かぞく因縁いんねんがある」という構図こうずになっている。


『タイガ』だい0では、「ベリアルのようやみを墜としてしまったともとしてタロウのくちから存在そんざいかたられた。また、このときのタロウの発言はつげんから、トレギアもまたベリアルのようしんよわさをっていたことやみを堕とす原因げんいんになったこと示唆しさされている。もと科学かがくしゃだったこと以外いがい、その経歴けいれきいまだになぞおおい(タロウにたいする態度たいどから、タロウとのなんらかの確執かくしつ遠因えんいんであったと推察すいさつすることかんがえられる)が、トレギアもまた、ベリアルとおなじようにひかりくに犯罪はんざいおかしたのだろうか…?

また、歴代れきだいウルトラマンにくわしいガイですらかれ存在そんざい自体じたいらず、タロウの息子むすこであるタイガもタロウとの関係かんけいまったらなかったことかんがえると、やはりかれこと世間せけんではあまられていない模様もよう(ガイにかんしてはメタてきにはオーブより後発こうはつのウルトラマンだから仕方しかためんもあるが)。


本編ほんぺんだい1冒頭ぼうとうでは、なんらかの目的もくてきひかりくにせまり(上述じょうじゅつとおり『ウルトラギャラクシーファイト』にてひかりくに破壊はかい判明はんめいした)、ギンガ筆頭ひっとうとしたしん世代せだいヒーローズいたるたった一人ひとり相手取あいてどが、劣勢れっせいおちいったとせかけてあらかじ仕込しこんでおいたばくだんわな全員ぜんいん一網打尽いちもうだじんにするという狡猾こうかつさもせ、タロウの制止せいしってかったトライスクワッドをも全滅ぜんめついやった。

一方いっぽうかつての親友しんゆうであるタロウがあらわれた途端とたん、それまでのひとった態度たいどうそよう感情かんじょうしにしている。

現状げんじょう、タロウ相手あいて余裕よゆうせたのはタイガが消滅しょうめつし、タロウが動揺どうようしたときのみであり、そのまえにタロウと戦闘せんとうしていたときも、ごえにかなり感情かんじょうこも余裕よゆうかった。

また、全身ぜんしんあおほのおまつわったウルトラダイナマイト酷似こくじしたわざ使用しようしている。


その地球ちきゅうったのちヴィラン・ギルドゼガンのデモンストレーションに「おくもの」としょうしてヘルベロスけてオークションまわしたり、タイガがあらわれること予見よけんしていたかのよう言動げんどうったりしている。

また、ボイスドラマだい3かいでタイタスが「自分じぶんたちおなぼし合流ごうりゅう出来できたのは、偶然ぐうぜんではない作為さくいてきなものかもしれない」と推測すいそくしており、トレギアが関与かんよした可能かのうせい示唆しさされている(タイガは「偶然ぐうぜん」だとながしてしまったが)。


だい2では、ヴィラン・ギルドの怪獣かいじゅう兵器へいきであり、おさなころ工藤くどうヒロユキ友達ともだちでもあったキングゲスラ一時いちじてきあやつ狂暴きょうぼうさせる(イスキュロス・ダイナミスの応用おうようおもわれる)。タイガがキングゲスラとたたかい、ヒロユキによっておさなころ記憶きおくおもしたとき、トレギアの姿すがたになってタイガを挑発ちょうはつしつつ圧倒あっとう、それをおこったキングゲスラをも翻弄ほんろういためつけたのちタイガにかってトレラアルティガイザーをはなち、それをかばったキングゲスラを殺害さつがいする。その光景こうけいおこるヒロユキとタイガのストリウムブラスターをトレラアルティガイザーでかえすが、つづくフレイムブラスターは防御ぼうぎょもせずにける…がすで空中くうちゅうげており、トレラ・スラーで退却たいきゃくった。


これ以降いこうも、先述せんじゅつはつ登場とうじょうおなじく、まれたものたち言葉ことばたくみに破滅はめつ絶望ぜつぼうへのみちさそ愉快ゆかいはんのようないをかえし、外道げどうりにおいてはベリアル以上いじょう活躍かつやくせている。そのスタンスじょう営利えいり目的もくてき悪事あくじはたらくヴィラン・ギルドの取引とりひき上記じょうきよう台無だいなしにすることすくなくなく、三角さんかく関係かんけいたもちつつかれ独自どくじ思惑おもわくのもとうごいている模様もよう

その一方いっぽうナックルほしじんオデッサがその本質ほんしつねがいとのあいだ葛藤かっとうしているところ見抜みぬき、かれ本心ほんしんあばいてけ、タイガとたたかみちえらばせたようは、あたかもかれたせなかったねがいをかなえさせてすくおうとしていたかのようにもえる。実際じっさいその境遇きょうぐうにはなにおもうところがあったのか、たおされたさいかれにしてはめずらしくはな手向たむけて、一人ひとりそのいた様子ようすせている(たたかっている最中さいちゅう愉快ゆかいそうに高笑たかわらいしていたのでどこまで本気ほんきだったのかは不明ふめいだが、これはタイガがナイトファングリングを使用しようした直後ちょくご高笑たかわらいであり、下記かきことかんがえるといろんな意味いみ面白おもしろくてしょうがなかったのだとおもわれる)。


なおだい6にて等身とうしんだい変身へんしん披露ひろうすると同時どうじに、ガピヤほしじんアベル握手あくしゅされたさい最初さいしょこそ不敵ふてきわらっていたものの、やたらなが握手あくしゅながいな!」迷惑めいわくそうにはなし、そのいたヌメリをにして何処どこからともなくハンカチをしてく(しかも「れない…」とぼやきながら)というコミカルないちめんせた。

ちなみに、等身とうしんだいのウルトラ戦士せんしは、『ULTRASEVENX以来いらい12ねんぶりの登場とうじょうとなった。


その思惑おもわく

(※本編ほんぺん中盤ちゅうばんのネタバレにつき注意ちゅうい)
















だい3以降いこうも、タイタスフーマ帰還きかんさらにタイガがフォトンアース進化しんかしたさいにも、まるでかれらのちからためすかのようちょっかいをしているほか怪獣かいじゅうリングをタイガが使つかことよろこばしくおもっている描写びょうしゃがある。あたかもトライスクワッドの面々めんめん成長せいちょううながよう行動こうどうっているかのようにもおもえるが、だい12ではどうやらタイガをやみいざなおうとしているらしいことくちにしている

使える力は使うといい


次々つぎつぎあらわれるてきかげかれ暗躍あんやくするなかだい14では怪獣かいじゅうリングを使つかってきた影響えいきょうなのか、「タイガがくら空間くうかんなか仲間なかま見失みうしなはげしい感情かんじょう渦巻うずまく」「時々ときどきヒロユキのあたまなかへんおとがする」「タイガにヒロユキのこえとどかなくなる」「戦闘せんとう最中さいちゅうにタイガが無性むしょうにイラついている」「ギガデロスを執拗しつようなまでになぐつづけるとうあきらかにやみ兆候ちょうこうおもわれる行動こうどういたるところに散見さんけんされた。


「そうだ…もっとおこれ、残忍ざんにんになれ…!そうすればきみわたしになれる…」


そして、だい15でそのたくらみの詳細しょうさい判明はんめい。それは、怪獣かいじゅうリングのちからでタイガのしんやみめ、自身じしん傀儡かいらいというおそろしいものだった。トレギアはそのために、自身じしん感情かんじょうちからけた怪獣かいじゅうを嗾けてはタイガたちたたかわせ、怪獣かいじゅうリングを収集しゅうしゅう使用しようさせていたのである。じつはこのリングは、ちからもとめて使用しようしては好戦こうせんてきになり、つぎたたかいでより使つかいたくなるというまるで麻薬まやくよう作用さようもたらおそろしいアイテムであり、しかも使つかわせていた怪獣かいじゅうリングのちからは、正面しょうめんからのパワフルなたたかいを得意とくいとするタイタスや、俊足しゅんそく手裏剣しゅりけんもちいトリッキーな戦術せんじゅつ相手あいて翻弄ほんろうするフーマにとっては、いずれもあつかつらいかかれらの能力のうりょく重複じゅうふくしたものかのどちらかであった。その結果けっか収集しゅうしゅう自体じたいはトライスクワッド全員ぜんいんおこなったにもかかわらずそのちからはタイガのみが使用しようしており(おそらくはタイガのみが使つかようにトレギアが意図いとてきえらんだものとおもわれる)、これが原因げんいんでタイガの戦闘せんとうスタイルはかいうごとに怪獣かいじゅうリングにたよてき過剰かじょう攻撃こうげきくわえるものへと変貌へんぼうしていった(だい15いたっては然程さほど苦戦くせんしていないてき牽制けんせいするという、たったそれだけのためにリングを使用しようしている)。


そして、だい15後半こうはんあらわれたトレギアにたいしヘルベロスリングを使用しようした直後ちょくご、タイガはそのから膨大ぼうだいやみはっしつつくるしみす(ちなみにこのときわざとヘルスラッシュの直撃ちょくげきけたが「いってぇなぁ……」と普段ふだん演技えんぎがかった口調くちょうよりもくだけた反応はんのうをしている)。それでもなおたたかおうとするかれかるくあしらいつつ、トレギアはその様子ようすたのしそうに嗤っていたのだが、タイガを説得せっとくするヒロユキに不快ふかいかんしめす。


きずな……?二言目ふたことめにはきずなきずな五月蝿うるさいんだよ!地球人ちきゅうじん風情ふぜいなに出来できる……!」


それ以降いこう先程さきほどまでとちがってどこか不愉快ふゆかいそうにタイガをいためつけはじめるが、ついにタイガに限界げんかいおとずれ…。


こえるかNo.6!!やみがおまえ息子むすこむしばんでいるぞ!ウルトラマンタロウの息子むすこを…!!」


やみちからまれたタイガは自我じが喪失そうしつし、ヒロユキたちとも完全かんぜん分離ぶんり。そのようたトレギアは、自身じしん傀儡かいらいにして一部いちぶである怪獣かいじゅうリングをタイガから難無なんなげる。そして、放心ほうしん状態じょうたいかれたいしまるでペットを愛撫あいぶするかのようせっしながら、これまでにないほど愉快ゆかいそうな高笑たかわらいをせるのだった。


昨日きのうまでのタイガはんだ。あたらしいタイガの誕生たんじょうだ」

「もうきみ地球人ちきゅうじんがいなくても変身へんしん出来できる。あたらしい相棒あいぼうやみのエネルギーというわけだ」

きみぼくとで、バディゴー


君と僕とでバディゴー


そのトレギアはタイガ、そして自身じしんひかりちからうば気絶きぜつさせたヒロユキの精神せいしん世界せかいあらわれ、二人ふたり精神せいしんを甚つづける。

キミの声が聞こえない

「おやぁ?きずなとか大層たいそうことっておきながら…二人ふたり何処どこだ?見捨みすてられちゃったのかなぁ?」

父親ちちおやえるちかられたんだ…わたし一緒いっしょに、ひかりくにもどろう。そして、父親ちちおやにそのちからせつけてやれ」


タイガを手駒てごまとしたトレギアはそれにまらず、自身じしんやタイガの故郷こきょうであるひかりくにへの攻撃こうげきまでも視野しやれていたのだ。


しかし、うなされつづけるヒロユキをかねたE.G.I.S.面々めんめんによる介入かいにゅう、タイタスとフーマの尽力じんりょく、そしてそれとうによりさき正気しょうきもどしたヒロユキにより、かいししによる足止あしどめもみのらずタイガを救出きゅうしゅつされ、さらしん形態けいたいトライストリウムへの覚醒かくせいゆるしてしまうという想定そうていがい事態じたいおちいる。けた怪獣かいじゅうしばたあいだらすタイガをたりにし、トレギアはまるでタロウをまえにしたよう激怒げきどするや、変身へんしんしてみずかたたかいにいどむも、冷静れいせいさをうしなったことかたきとなってか、攻撃こうげきすべてあしらわれてしまう。その姿すがたはまるで、地球ちきゅうはじめて二人ふたりたたかったときかがみうつしのようでもあった。


タイガ「いまのおまえでは、おれたちきずなにはてない!」


「まだきずなかたるのか!反吐へどる!!」

「この弱者じゃくしゃが!貴様きさまとう宇宙うちゅう番人ばんにんだと!?だれめたぁぁッ!!」


タイガ「おまえけるんだ!おれたちの!」

トライスクワッド「「「「ひかりに!!」」」」


直後ちょくご必殺ひっさつわざ・トライストリウムバーストをはなつタイガにトレラアルティガイザーで応戦おうせんするもまるでてきわず、そのままらればく敗北はいぼくした。


なにひかりだァァァッ!!貴様きさまとうに、わたしなにかるゥゥゥッ!!」


やみ支配しはいからしたタイガは、仲間なかまとのきずなさらふかめ、あらたなちから会得えとく。その事実じじつけられたトレギアは、タイガの仲間なかまにして一部いちぶであるヒロユキの存在そんざいおもさを、今更いまさらながら理解りかいする。そして、いままで散々さんざん嘲笑あざわらつづけたきずなちから自身じしん敗北はいぼくした事実じじつめながら、これまでにないほど悲痛ひつう高笑たかわらいをげるしかなかったのだった。


この敗北はいぼく以降いこう、タイガのみならずヒロユキにも注意ちゅういけるようになった。だい17では社長しゃちょうかばってくなった、セモンほしじんミード最期さいごいきどおるヒロユキのまえ霧崎きりさき姿すがたあらわれ、同時どうじ正体しょうたいかす。かれ精神せいしんいためつける言動げんどうる(最早もはやわずもがなであるが、このいちけんにE.G.I.S.を関与かんよさせたのも、ようみとなったミードを始末しまつしたのも、ならぬトレギア自身じしんである)。

そして、わたしきみ興味きょうみった。だからきみことをもっとりたいし、くんにもわたしことってもらいたい」ぐちにしつつ、ついにその正体しょうたいかした。まるでヒロユキのにくしみを、自分じぶんけさせようとしているかのように…


わたしは…ウルトラマントレギア』

『これからも、わたしたのしませてしいなぁ…。くんと、きみ大切たいせつ仲間なかまたちの、きずな物語ものがたりで』


ちなみに、このときE.G.I.S.のオフィスにある画面がめんから、はつ登場とうじょうよう姿すがたうつしている。また、上記じょうきさい編集へんしゅう番組ばんぐみである『ニュージェネレーションクロニクル』をのぞけば、これがげきちゅうはじめてみずからをウルトラマン名乗なのった場面ばめんであった。


これ以降いこう

といった具合ぐあいに、E.G.I.S.の面々めんめん標的ひょうてきとした策謀さくぼう次々つぎつぎ仕掛しかけるようになる。

それとう目的もくてきすべて、タイガの変身へんしんしゃであるヒロユキをやみちさせるべくかれ精神せいしんてきことであった。しかしながら、旭川あさひかわピリカ標的ひょうてきにしようと接触せっしょくしたさいなにやらただならぬビジョンをたりにすると、おどろきと狂喜きょうきあらわにしつつあっさりとき、ピリカを気絶きぜつさせたのみでっていった。かれたものとは、一体いったい…?


そのだい21にて、地球人ちきゅうじんゴースほしじんパンドンんだ騒動そうどうこし、その過程かていでパンドンをタイガにたおさせようとするも失敗しっぱい直後ちょくご変身へんしんしてみずからパンドンを始末しまつすると、タイガにかるくちょっかいをして撤退てったいする。そして、ってきたヒロユキのまえでゴースほしじん地底ちていミサイルを勝手かって使用しようし、惑星わくせい構成こうせいする元素げんそひとつとわれる物質ぶっしつエーテル』を刺激しげき。それによって宇宙うちゅうおそれ慄く存在そんざい地球ちきゅうせられたことげると、不穏ふおん言葉ことばとも姿すがたした。


きみえるか、きみ大事だいじなものがすべるか…。タイガ、きみがどちらをえらぶのか、見届みとどけさせてもらう」


だい23では、ウルトラマン抹殺まっさつ目論もくろチブルほしじんマブゼいたるニセウルトラマンベリアルおくみトライスクワッドを苦戦くせんさせているのをて、自分じぶん計画けいかく邪魔じゃまされてはこまるという理由りゆう乱入らんにゅうし、一時いちじてきだがトライスクワッドと共闘きょうとうちなみにこのとき、ニセベリアルにりをめられたフーマのじくあしげてニセベリアルに直撃ちょくげきさせ、ニセベリアルへの攻撃こうげきとフーマへのいやがらせを同時どうじおこなというかれらしい共闘きょうとう仕方しかたせた。

ニセベリアルにマブゼたちがいるビルを破壊はかいするよう仕向しむけたのちは、しばしタイガとニセベリアルのたたかいをビルのうえすわって見物けんぶつしていたが、ウルトラマンゼロけるとニセベリアルに加担かたんするかたちかれとの戦闘せんとう突入とつにゅう生命せいめいまよなやむからこそうつくしいもの」とのかんがえから、ぐなゼロのことを「心底しんそこつまらない」とひょうしている(厳密げんみつえば、いまのゼロは数々かずかずたたかいをつうじてまよいやなやみをえ、肉体にくたいてきにも精神せいしんてきにも成長せいちょうしているためおもわれる)。

最終さいしゅうてきには、タイガのはなったタイガダイナマイトシュートをげようとしたニセベリアルをにくかべにすること防御ぼうぎょ

そのゼロのはなったゼロツインシュートをかわかたち姿すがたした。


せた終末しゅうまつ、そのさきひかり(本編ほんぺん24最終さいしゅうかい)

だい24にて、自身じしんせたウーラーつい地球ちきゅう襲来しゅうらい。まるでいタイガが惨敗ざんぱいかえ様子ようすを嗤いながらていたが、「けっしてたされない空腹くうふくゆえみずからがこしつづける悲劇ひげきめたい」とねがうウーラーの真意しんいったE.G.I.S.やトライスクワッド、ヴィラン・ギルドが共同きょうどう作戦さくせん『バディ・ステディ・ゴー』を開始かいしすると、計画けいかく妨害ぼうがいうごく。

宇宙うちゅうじん忌避きひする地球人ちきゅうじんが、おな宇宙うちゅうじんのウルトラマンにたよという矛盾むじゅんをせせらわらいつつあらわれ、トライスクワッドにちょっかいをし、タイガをこういちのところまでめるも、自身じしんすくおうとしていることさとったウーラーにトドメをすのをはばまれ心底しんそこおどろいた様子ようすせる。表面ひょうめんじょう余裕よゆうくずさなかったが、その事態じたいおこようにウーラーをいためつけ、激昂げっこうしたタイガに怪獣かいじゅうとのきずなとかいいだすんじゃないだろうな」とまでいいはなち、今度こんどこそ仕留しとめようとタイガに光線こうせんはなつ。


しかし、タイガは渾身こんしんちからでそれをめ、自身じしん光線こうせんとそれをわせるようにウーラーにけて発射はっしゃ体内たいないのブラックホールをすで無効むこうされていたウーラーは、二人ふたりのウルトラマンの光線こうせんをそのけ、「空腹くうふく」がたされた歓喜かんきともばく光線こうせんはなたれた当初とうしょこそ邪魔じゃましゃ排除はいじょする、それがこたえか」嘲笑ちょうしょうしていたトレギアだったが、けっしてたされないまま宇宙うちゅう彷徨うろつい、のぞまぬ悲劇ひげきかえしてきたそのしんついすくわれた事実じじつを、かれことになる。…それは、まもるべきものをたないはずみずからが、だれかを傷付きずつけるためはなった光線こうせんが、ひとつのすくさまはずたましいすく奇跡きせきこしたこと意味いみしていた。

ウーラーが浄化じょうかされたのちあらわれたオーロラのようひかりて、とくわれぬ感情かんじょう支配しはいされるトレギア。


あたたかい…このひかりを……」


タイガ「おれ一人ひとりのパワーだけじゃ、不可能ふかのうだった…。おれとおまえ二人ふたりのウルトラマンのひかりちからが、あの怪獣かいじゅうしんすくったんだ…」


その奇跡きせきに、そのひかり見惚みほれるあおきょじん背中せなかは、どこかかなしく、さびしげなようでもあった。

そんなかれに、タイガは、そしてヒロユキはつづける。


タイガ「どれだけ否定ひていしようと…」

タイガ&ヒロユキ「「おまえは、ウルトラマン…」」

タイガ「ひかり守護しゅごする存在そんざいなんだ!おまえなんだろう?ひかりくにはなれた、とうさんの友達ともだちっていうのは!」


タイガ「おまえがもう一度いちどひかり守護しゅごするものとしてみたいなら…!」


数多すうたものたち運命うんめいくるわせ、みずからのしんきずなさえもかんとした悪魔あくまに、それでもすくいのべようとするタイガ。そんなひかり戦士せんしまえにした孤独こどくおとこしたこたえは…。


なんわせるな…このにはひかりやみい!!」


自嘲じちょうするようわらいながらしたそれは、かれおもいにこたえてひかり戦士せんしもどことでも、一笑いっしょうしてこれまでとお悪魔あくまとしてきることでもない、あくまでも「ひかり守護しゅごしゃいど孤独こどくてき」としてタイガとたたかことであった。普段ふだんとはあきらかにちが気迫きはくせ、真正面ましょうめんからタイガにいどみかかるトレギア。


タイガ「おれは、ひかりしんじる!!」


しかし、トライストリウムとなったタイガの怒涛どとう連続れんぞく攻撃こうげきまえされ、タイガブラストアタックの直撃ちょくげきけてついにはたおんでしまう。それでもがったトレギアが上空じょうくうた、太陽たいようひかり勇者ゆうしゃうつくしき姿すがた脳裏のうりかんだ一人ひとり戦士せんしが、そのくちからあふれた。


「タロウ…」


タイガ「そうだ!おれは、タロウの息子むすこ!ウルトラマンタイガだ!!」


まばゆいばかりにかがやひかり戦士せんしからはなたれた、最大さいだい最強さいきょう必殺ひっさつ光線こうせんクワトロスクワッドブラスターけること出来できただろうその光線こうせんを、トレギアは両手りょうてひろげてみずからう。それが、すでかえせないみちんだ自分じぶん自身じしんの、たったひとつのるべきみちであるかのように…。


そして、どこかれたよう高笑たかわらいととも爆発ばくはつ今度こんどこそ完全かんぜんたおされた……さまえたが?















以下いか劇場げきじょうばん作品さくひん内容ないようふくめ、あるおそれるべき真実しんじつしるされているためネタバレ注意ちゅうい!!









なんと、かれはその体内たいない邪神じゃしんじゅうグリムドなる邪悪じゃあく存在そんざい封印ふういんしていたことが判明はんめい本編ほんぺんだい25でトライストリウムに完全かんぜん敗北はいぼくしたさい封印ふういんゆるみ、トレギアからした様子ようす


…とおもわれていたが、実際じっさいにはグリムドのちから一部いちぶがトレギアの体内たいないのこっていて、それにグリムドがけられる習性しゅうせいからトレギアが滞在たいざいする場所ばしょへグリムドがせられる状態じょうたいとなっていた。これを利用りようして邪神じゃしん加護かごんでも復活ふっかつできる(後述こうじゅつ)トレギアはいちんだタイミングでグリムドをわざとさせ、自分じぶんひそむバースの地球ちきゅう降臨こうりんするようさま仕組しくんでいたというのが真相しんそうだった。


当然とうぜんこれはしん世代せだいヒーローズに察知さっちされたらしく、彼等かれら自分じぶんたち変身へんしん能力のうりょくえにグリムドを結界けっかいふうじるも、侵攻しんこう完全かんぜんにはめることまではできず、『タイガ』本編ほんぺんより半年はんとしあいだぶん時間じかんかせぐのがしらげいちはいだった。


その一方いっぽうで、トレギアは自分じぶん幻影げんえい宇宙うちゅう遺跡いせきボルヘスばすのだが、そこにはかつての親友しんゆうウルトラマンタロウをおびせていた…。


トレギアが何故なぜそこまでタロウに執着しゅうちゃくするか、またかれいているおもいは如何いかなるものかは映画えいがでもあえて省略しょうりゃくされていて描写びょうしゃはされていない。しかししょ事情じじょう劇場げきじょうばん公開こうかい延期えんきした一方いっぽうで、予定よていどお発売はつばいされたちょう全集ぜんしゅう収録しゅうろくされた小説しょうせつかいし、真実しんじつ前倒まえだおしのかたちかされた。





ライブステージとうでの活躍かつやく


ダークネスヒールズ

ダークネスヒールズ自体じたいはトレギアの登場とうじょうするまえ出来できたものであるため、トレギア自身じしん現時点げんじてんではこのくくりにははいっていない(厳密げんみつには加入かにゅうするかどうか結論けつろん保留ほりゅうされた状態じょうたいらしい)。

しかし、かれあくのウルトラマンであることから、近年きんねんでは物語ものがたり展開てんかいから機会きかいてきている。


DARKNESSHEELS_THE_LIVE

ウルトラマンベリアルのサイドストーリーにシルエットとなって登場とうじょうおおくの惑星わくせい破壊はかいしつつももどらぬ自分じぶんちから苛立いらだち、惑星わくせいテリオにかうことめたベリアルのまえあらわれ、ベリアルの影響えいきょうやみかれたとかたり、対話たいわもとめた。


DARKNESSHEELS-Lili-

だい5のラストにて、キリエロイドⅡ(サイロ)に憑依ひょういしたヒュース・アーディ研究所けんきゅうじょかえろうとした『ちから』を強奪ごうだつしに(原典げんてんまったおな姿すがたで)あらわれた。

どうやらこのちからなんらかの目的もくてき利用りようする算段さんだんであるらしい。


このトレギアが『タイガ』のトレギアとは別人べつじんなのか、それとも復活ふっかつさせられたどう一人物いちじんぶつかどうかは現時点げんじてんではかたられておらず、不明ふめいである。



ウルトラヒーローズEXPO2020

『タイガ』本編ほんぺん完結かんけつ物語ものがたりでも登場とうじょう。バックダンサーとしてトレギアにたマスクをこうむ霧崎きりさきよう集団しゅうだんしたがえている。


あく趣味しゅみさは相変あいかわらずであり、はらたされて昇天しょうてんしたはずのウーラーを復活ふっかつさせたばかりか、せっかく改心かいしんしたマーキンドほしじんマグマほしじんをもあやつった挙句あげく彼等かれらたおしてしまう。そのねらいは、ヒロユキのいかりをあおってトライスクワッドをこおりけにし、やみ戦士せんしえてしまおうというものだった。


悪魔あくまちからばれるなぞちから発揮はっきし、救援きゅうえんおとずれたウルトラマンメビウスハンターナイトツルギ一蹴いっしゅうすきいてタロウすらも一度いちどたおしてしまうが、しんじること大切たいせつさをくタロウのメッセージを起点きてん人々ひとびといのりが結集けっしゅうし、ニュェネレーションヒーローズウルトラマンゼロビヨンド、タイガ トライストリウムが集結しゅうけつ


バックダンサー軍団ぐんだんとウーラーをたおされて冷静れいせいさをうしない、スーパーグランドキング召喚しょうかんしてタロウ親子おやこ諸共もろとも地球人ちきゅうじんばそうとするほど激昂げっこうするが、そんなトレギアにちをけるかのごとウルトラセブンウルトラマンティガまで参戦さんせんかれらの合体がったい光線こうせんによりスーパーグランドキング諸共もろとも消滅しょうめつした。


マーキンドほしじんとマグマほしじんウルトラのははによって治療ちりょうされており、さいわいにもいのちとすことはなかった。


ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE ウルトラマンタイガ

だい2黒幕くろまく惑星わくせい侵略しんりゃく連合れんごう利用りようし、ワイズマンズソードの封印ふういんき、宇宙うちゅうおそれじんゼットエックスダークネスジードダークネス復活ふっかつさせ、ようみとなった惑星わくせい侵略しんりゃく連合れんごう傀儡かいらいえてウルトラマンたちたおそうと目論もくろむ。いちはタイガをたおしてヒロユキから変身へんしん能力のうりょくうばい、救援きゅうえんあらわれたニュージェネレーションヒーローズとリブットたおすも、観客かんきゃくたち応援おうえんでヒーローとう復活ふっかつやみ戦士せんしたちたおされてきょうがれたのか、今度こんどアークボガール復活ふっかつさせて撤退てったいした。


ウルトラヒーローズEXPO2021ニューイヤーフェスティバル

ウルトラマンZ』の後日ごじつだんであるほんさくでは、『おおいなる陰謀いんぼう』に登場とうじょうしたトレギア・アーリースタイルが登場とうじょう

アブソリュートタルタロスにされるとウルトラ戦士せんしたちにグリムドを嗾け、みずからは並行へいこう世界せかい自分じぶん因縁いんねんふかかったタイガ・トライストリウムやグリージョとたたかうが、タルタロスにされて撤退てったいした。


ボイスドラマ

ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ

だい5にて、ソラとリブットの会話かいわなかで(直接ちょくせつ名前なまえなかったものの)かれことかたられる。

なおとき系列けいれつじょうは『ニュージェネレーションヒーローズ』よりもまえであり、このためなのか、この時点じてんではリブットはトレギアとおもわれる人物じんぶつこといても「そんなひとが…」とべたのみで、特別とくべつ反応はんのうなどはしめしていない。



その動機どうき

基本きほんてき他者たしゃあく破滅はめつさそみ、相手あいてのペースをくずためあおよう言動げんどうせることおおいトレギアだが、ひかり=正義まさよしという価値かちかんきずなという言葉ことばかんしてだけは、普段ふだんとは一転いってんして激情げきじょうあらわにしている。また、ホマレを奇襲きしゅうしたさいきみにもあじわってもらいたい、『絶望ぜつぼう』という甘美かんびなるあじを」発言はつげんしており、絶望ぜつぼうという単語たんごにも、なんらかのかかわりがあるようにも見受みうけられる。


正義まさよし」「きずな」「絶望ぜつぼう」、こうしたキーワードが、かれみちくるわせた要因よういんなのだろうか…?


なお、『タイガ』の番組ばんぐみ公式こうしきTwitterによれば、『善悪ぜんあく真理しんり探求たんきゅうするうちやみ魅入みいられた』らしいが、見出みいだされたそのこたえは、本人ほんにんいわく、正義まさよしあくもない、あるのはただ真空しんくうそこれぬ虚無きょむであり、あるしゅニヒリズムよう思想しそういているとおもわれる。そのためか、ひかりやみった概念がいねん価値かちを「ひとしくおなじもの」「全部ぜんぶぶっこわれればい」としかとらえておらず、ベリアルとちがって「ウルトラマン」とばれてもとくどうじることもなく、それどころか上述じょうじゅつしたようみずか名乗なのってさえいる。ガピヤほしじんアベルにウルトラマンとばれたことたいしてはむかしはなしさ」こたえ、だい21でタイガに「おまえもウルトラマンだろう!」とわれたさいにも「ああ!」の一言ひとことながしている

その一方いっぽう、ピリカにはそのかた貴方あなたまわりになにもないだけ」こうから否定ひていされている。


上述じょうじゅつようにタイガを手駒てごままんとし、ひかりくに破壊はかいうながよう言動げんどうまでわざわざっていたトレギアであるが、純粋じゅんすい自身じしん傀儡かいらいたり正義せいぎ存在そんざい破壊はかいしたりすること目論もくろむだけならば、過去かこしんよわさが原因げんいんともうしなったタイタスや、ちからえらばれなかった師匠ししょうためかつての自分じぶんてたフーマをもふくめ、いずれもひかり戦士せんしであるトライスクワッドの全員ぜんいん標的ひょうてきにしてもまった不思議ふしぎではなく、タイガ1人ひとりかかわ必要ひつよううすいどころか、事実じじつそうなったよう奪還だっかんされるリスクすらある。


にもかかわらず、タイガのやみちに失敗しっぱいしたのちだい17で、ヒロユキのまえあらわれたときでさえきみはウルトラマンタイガなのになぁ」べており、最初さいしょからタイタスとフーマは眼中がんちゅうかったことれる。だい23生命せいめいとはおもなやむからこそうつくしいもの」という発言はつげんかぎり、コンプレックスをすで自分じぶんなか戦士せんしとしてのしんかた昇華しょうかさせたタイタスとフーマは「つまらない」ということなのだろう。だい23では心底しんそこつまらない」ひょうしたゼロと対比たいひするかたち「タイガくん、やっぱりきみ面白おもしろい」げている。


だが、『タイガ』最終さいしゅうかいでは、上述じょうじゅつしたようみずからを虚無きょむ絶望ぜつぼういられている」しょうしていながら、その完全かんぜんまれる手前てまえまよっている」ようでもあり、皮肉ひにくにも自分じぶん自身じしんうつくしく面白おもしろい」状態じょうたいにあるようにもえる。


『タイガ』や『R/B』劇場げきじょうばんにおけるロッソとう、わざわざタロウにかかわるものばかりをねらった理由りゆうかりにあるとするならば、それはかつてのともへのいやがらせ」あるいは正義せいぎかかげるかつての故郷こきょうへの挑戦ちょうせんともかんがえられる。だとすればトレギア自身じしんいまなおいびつきずなち、ある意味いみこう戦士せんし以上いじょう善悪ぜんあくかかわつづけているようでもあり、きずな善悪ぜんあくきらかれにとってはこれ以上いじょう皮肉ひにくえよう。


『ウルトラギャラクシーファイト』でも、ひかりくに破壊はかいする決断けつだんをしたさいに「やはり」とべていたことから、故郷こきょうへのおも自体じたいいますくなからずあったのかもしれない。


そして、その真意しんいとそれにまつわる過去かこ上記じょうきの『トレギア物語ものがたり/あおかげ』にてかされるている。


対人たいじん関係かんけい


宿敵しゅくてきにしてもと親友しんゆう

かれまえでは普段ふだん冷静れいせい沈着ちんちゃく余裕よゆう態度たいど一変いっぺんし、感情かんじょうてきになる。一方いっぽうのタロウも親友しんゆうとしてのじょうてて冷徹れいてつ対峙たいじしているようだが、ウルトラダイナマイトでの炸裂さくれつ一緒いっしょひかりくにもどよう説得せっとくしたり、劇場げきじょうばんではおもばなしをしふたたこうくにもどよう説得せっとくこころみるひとし親友しんゆうとしてのじょう完全かんぜんててはいなかった様子ようす


もと親友しんゆう息子むすこ

そのためか『タイガ』本編ほんぺんではかれへの執着しゅうちゃくすさまじく、一時いちじ手中しゅちゅうとすこと成功せいこうするも仲間なかまとのきずなにより奪還だっかんされてしまう。


タイガの仲間なかまでトライスクワッドのメンバー。本編ほんぺんだい1激突げきとつして以来いらい因縁いんねんだが、タイガとことなり過去かこにトラウマやコンプレックスをえ、精神せいしんてきにも成熟せいじゅくしているためかトレギア本人ほんにんはタイガ以外いがいにはちょっかいをける以外いがいそこまで興味きょうみ模様もようとくにタイタスと1たい1で対決たいけつしたさいには、トライスクワッドで唯一ゆいいつダメージをあたえられ、フーマにも最終さいしゅうかいでスピードで翻弄ほんろうされた。


トライスクワッドに変身へんしんする地球人ちきゅうじん青年せいねん当初とうしょ歯牙しがにもかけていなかったが、自身じしん計画けいかく台無だいなしにされて以降いこう執着しゅうちゃくするようになる。


トレギアはつ登場とうじょうさい対峙たいじした兄弟きょうだいウルトラマン。とくにロッソはタロウのちから使つか関係かんけいもあってか因縁いんねんふかい。かれ相方あいかたしくもトレギアとおなあおいウルトラマンであるウルトラマンブルで、かれ使用しようするちからもウルトラマンはタロウの戦友せんゆうであるウルトラマンギンガである。かれ存在そんざいはトレギアのにはどううつったのだろうか…。


かれをロッソたちのいる地球ちきゅうとし、親友しんゆうであるペガをけようとした。後述こうじゅつのウルトラマンベリアルの息子むすこでもある。


前述ぜんじゅつのジードの父親ちちおや。トレギアよりまえひかりくに最初さいしょやみちたウルトラマンであり、ファンからはよく比較ひかく対象たいしょうにされることおおい。あくのウルトラマンである以上いじょう一見いっけんようおもえるが、ショーとうでは正義せいぎ価値かちかんやみちたきっかけがことなるのか、本格ほんかくてきではないもののむし敵視てきししあっている傾向けいこうつよい。


前述ぜんじゅつのベリアルの宿敵しゅくてき。『タイガ』だい23にてはつ手合てあわせとなる。トレギアはゼロのことを「問題児もんだいじ」としょうしているが、ゼロからは「おまえにだけはわれたくない」とかえされている。「生命せいめいまよなやむからこそうつくしいもの」とのかんがえから、(いち人前にんまえ戦士せんしとして成長せいちょうなやみのそこまでない)ゼロにたい心底しんそこつまらない人物じんぶつだとひょうしている。


『UGFニュージェネレーションヒーローズ』にていちだけ対戦たいせん。その実力じつりょくはトレギアもおもうところがあったのか、かれにしてはめずらしく「名前なまえだけはおぼえておこう」とべている。


ロッソ、ブルのいもうとである女性じょせいウルトラ戦士せんしなに兄達あにたち以上いじょう因縁いんねんふか関係かんけいで、変身へんしんしゃであるみなとアサヒの唯一ゆいいつ無二むに親友しんゆうであるけんサキの豹変ひょうへん、そしてアサヒがグリージョ覚醒かくせいへの間接かんせつてきなきっかけとなっている。普段ふだん余裕よゆうそうな態度たいどるトレギアだが、マイペースなグリージョのまえではキレ気味ぎみ傾向けいこうがあり、グルーブへの変身へんしんふせためだけにダークキラーに誘拐ゆうかいさせたことからてもすくなからず注視ちゅうししていた模様もよう。グリージョのほうも、トレギアには「名前なまえおもしたくない」と嫌悪けんおかんあらわにしている。ひと不幸ふこうよろこぶトレギアとみなのハッピーをのぞむグリージョはまさみずあぶら天使てんし悪魔あくま関係かんけいであり、ファンからはトレギアの天敵てんてきうたわれている。


余談よだん

こえ担当たんとうする内田うちだつよしあねである内田うちだしんれいは、過去かこにモーションコミックばんULTRAMAN』においてメインヒロインの佐山さやまレナえんじたことがあったほか映画えいが公開こうかいすこまえ展開てんかいされた円谷つぶらやプロ作品さくひんである『SSSS.GRIDMAN』でEDテーマ「youthful beautiful」をうたっており、これによりあねおとうとそろって円谷つぶらやプロ作品さくひんかかわることとなった

ちなみにおとうとゆうは『SSSS.GRIDMAN』の続編ぞくへんである『SSSS.DYNAZENON』にてメインキャラクターの1人ひとりであるオニジャえんじることまっており、グリッドマンシリーズにおいてもあねおとうとそろってかかわるかたちとなっている。なお、トレギアは狡猾こうかつ理知的りちてきだが、オニジャはそれとぎゃく非常ひじょう好戦こうせんてきで、ヤンキーやチンピラみた直情ちょくじょうてき性格せいかくである。

また、ゆう幼少ようしょうにリアルタイムで『ウルトラマンティガ』をていたという。

ちなみにゆうのちに、子役こやく時代じだいウルトラマンメビウス』に出演しゅつえんしたことがある日高ひだか里菜りな結婚けっこんしている。


トレギアはタロウとどう世代せだい設定せっていがあるが、内田うちだつよし当時とうじのタロウのこえ担当たんとうした石丸いしまる博也ひろやとの年齢ねんれい祖父そふまごくらいはなれており、年老としおいたタロウとは対照たいしょうてきにトレギアが若者わかもののイメージがにつくが、後述こうじゅつ設定せってい極論きょくろんではあるがとしっていないままになっているという可能かのうせいかんがえられる。


ベリアルにつづ2人ふたり「ウルトラマン」のあくちたあくトラマンであり(偶然ぐうぜんか、かれてき1人ひとりベリアルの息子むすこである)、実際じっさいベリアルにつづウルトラマンたち宿敵しゅくてきあくのウルトラ戦士せんしという立場たちばようだ。ただし、はつ登場とうじょう作品さくひんである劇場げきじょうばん『R/B』ではウルトラマンと名乗なのことばれることの『ジェネクロ』や『タイガ』ようや名乗なのるようになった。一方いっぽうで、ウルトラマンロッソ呼称こしょうはじめてんだキャラでもある。


トレギアは、暴君ぼうくんちからしなめん目立めだつベリアルとは対照たいしょうてきに、ひとしんまどわせる狡猾こうかつ性格せいかくでありある意味いみでベリアルよりも悪魔あくまらしいともえる。ベリアルが悪魔あくまおうサタンならば、トレギアはメフィストフェレスようくろ魔術まじゅつにおける悪魔あくまよう位置付いちづけであろうか。また、ヒュドラカオスウルトラマンしか存在そんざいしないあおからだしょくったあくトラマンでもあり、カオスウルトラマンはニセウルトラマンという系統けいとうであるため、ヒュドラから2人ふたりの「あくあおトラマン」ともえる(ただし、かれのボディカラーは正確せいかくにはむらさきである)。

もっとも、ヒーローサイドをふくめてもあおトラマンおも過去かこっているのが定番ていばんであり、トレギアもヴィランながらそのれいれていない。


ちなみにあく戦士せんしであるため、オーブダークと同様どうよう、ソフビ人形にんぎょうはウルトラヒーローシリーズではなく、ウルトラ怪獣かいじゅうシリーズからのラインナップとなっている。


トレギアのはプロデューサーの鶴田つるた幸伸ゆきのぶによるもので、古代こだいギリシアで「くるった好奇心こうきしん」を意味いみしている。脚本きゃくほん中野なかのはツイッターで「【ギリシャメモ】 狂気きょうき(トゥレラ τたうρろー?λらむだαあるふぁ)  好奇心こうきしん(テリエルギア πぱいεいぷしろんρろーιいおた?ργεια)」と、トレギアの名前なまえ由来ゆらいであろう意味深いみしんなツイートをしている。


きずなのクリスタル』のラストでだいよんかべやぶメタてき展開てんかい披露ひろうしたが、このシーンが挿入そうにゅうされたことにより、トレギアはまだたおされていなかったこと視聴しちょうしゃにほぼ確信かくしんちかかたち示唆しさされることとなった。げきちゅうなどでられる画面がめんなかから人々ひとびと接触せっしょくはかるシーンはだいよんかべやぶこと暗喩あんゆまたは、上記じょうき展開てんかいへの布石ふせきだったともれる。もっとも、ばくする直前ちょくぜん意味深いみしんなセリフから、かれがこの時点じてんんでいないこと薄々うすうすかんれた視聴しちょうしゃおおかったことだろう。


トレギア自身じしんかんしても、結局けっきょくこの作品さくひんにて明確めいかく目的もくてき出自しゅつじ(ウルトラ戦士せんしとの関係かんけいあくみちはしった原因げんいん)とう、そのバックボーンのおおくがなぞのまま物語ものがたり終了しゅうりょうしたこと(ちょう全集ぜんしゅう掲載けいさいされた小説しょうせつ作品さくひんにて、とある怪獣かいじゅう誕生たんじょうかかわっているとおもわれる描写びょうしゃがある程度ていど)、ゼロとおなじく人気にんき声優せいゆう担当たんとうのウルトラマンであることなどから、今回こんかいかぎりのゲストキャラとはかんががたという見方みかたもあった。そして、武居たけい監督かんとくはパンフレットで「ウルトラマントレギアは、ウルトラマンベリアルにわって今後こんごのウルトラマンたち宿敵しゅくてきとなっていくであろう、“あらたなあくのウルトラマン”です」とべており、実際じっさい今後こんご登場とうじょうさせるつもりであることうかがえた。なお、この演出えんしゅつ印象深いんしょうぶかかったためか、そのとし開催かいさいされたウルフェスのライブステージでは、前半ぜんはん後半こうはんいずれのエピソードにおいても、エンディング劇場げきじょうばん同様どうようトレギアが君達きみたち、まだいたのかい?」という台詞せりふともあらわれ、不穏ふおんうごきをせてってく…というシーンがもうけられていた。


デザイン段階だんかいでは設定せっていかたまっていなかったため後藤ごとう独自どくじ解釈かいしゃくでウルトラマンの特徴とくちょうであるかおとカラータイマーを封印ふういんしているイメージとなった。全身ぜんしんのディテールは拘束こうそくをモチーフとしており、とがった爪先つまさき初代しょだいウルトラマンBタイプ意識いしきしている。全身ぜんしん拘束こうそく仮面かめんという要素ようそから特殊とくしゅなプレイみたいにえる」とネタにされたほか、どこか色気いろけのある仕草しぐさあいまって存在そんざい如何いかがわしいひとしともわれている。

さらにはタロウと同年代どうねんだいという設定せっていあきらかになったため、アブナイ格好かっこうをしてもと親友しんゆう息子むすこをストーキングするヤバいおじさんというネタまで誕生たんじょうしてしまった。


フルCGのグルーブと対決たいけつする都合つごうから、トレギアもフルCGモデルが制作せいさくされた。


脚本きゃくほん担当たんとうした中野なかのは、ピラミッドがたヒエラルキーの頂点ちょうてんであったベリアルにたいし、トレギアはかおせずにひとしん現代げんだいてきてき位置付いちづけている。また中野なかのは、紳士しんしてき態度たいどはらさぐいをおこなうなど、『007』シリーズに登場とうじょうするようなブリティッシュ・ヴィランをイメージしている。実際じっさい意識いしきしたのかはさだかではないが、『UGF』英語えいごばんのマイケル・リースえんじるトレギアもイギリス英語えいご会話かいわしている。また、PCモニターに出現しゅつげんする描写びょうしゃは、前年ぜんねん放映ほうえいされた『SSSS.GRIDMAN』のヴィランであるアレクシス・ケリヴへのオマージュとの指摘してき存在そんざいするが、中野なかの脚本きゃくほん執筆しっぴつしたのはそのまえなので偶然ぐうぜん一致いっちであるとしている。


記事きじなかすでべているように、純粋じゅんすいなウルトラマンであるにもかかわらず、作中さくちゅうでは愉快ゆかいはんてきなノリできわめて陰湿いんしつかつ悪質あくしつ所業しょぎょうかえしており、これまでの怪獣かいじゅう宇宙うちゅうじんよりも邪悪じゃあく絶対ぜったいわるとして描写びょうしゃされている。げんに『劇場げきじょうばんウルトラマンタイガ公開こうかい直前ちょくぜんスペシャル!グリージョの30ふんかるウルトラマンタイガ』にて、あのみなとアサヒことウルトラウーマングリージョにさえ劇場げきじょうばん『R/B』での邂逅かいこうおもしたくもない」とまでわれてしまっている始末しまつである。そのこともあってか、ファンのなかではかなりきらいのかれるキャラとなっており、けた外道げどうっぷりや狡猾こうかつ残忍ざんにん性格せいかくふくめて悪役あくやくとして魅力みりょくかんじる」というひともいれば行動こうどう性格せいかくあまりにクズぎて冗談じょうだんきでけない」という意見いけんほど。もっとも、トレギア本人ほんにんからすれば自身じしん悪評あくひょうなぞむし言葉ことばでしかないのだろうが。ただ、トレギアが過去かこけたり破滅はめついやったりしてきた対象たいしょうは、いずれも怪獣かいじゅうやみちの兆候ちょうこうのあるものあるいは利用りよう価値かち見出みいだしたものばかりであり、意外いがいにも無関係むかんけい善良ぜんりょう人間にんげん直接ちょくせつしたこといちもない


とくに、正論せいろんべつつも狡猾こうかつまわり、視聴しちょうしゃしんりをのこしていくスタイルはおおくの視聴しちょうしゃにトラウマを印象いんしょうけたこともあり、視聴しちょうしゃからは一種いっしゅハッピーエンドクラッシャー認識にんしきされつつある。その影響えいきょう最早もはや次回じかいさくでのあのかいこのかいでもしもトレギアがあらわれていたら、さらおそろしいことになっていたのではないかと心配しんぱいするファンがあらわれるほど。それほどまでにこのキャラののこした影響えいきょうすさまじかったということであろう。なお、その次回じかいさくヴィランあるかいやらかしたときは、おもわずトレギアを連想れんそうしたファンもおおかったとか。


タロウにたいするはげしい執着心しゅうちゃくしんいているが、何故なぜかタロウ本人ほんにん直接ちょくせつたたかいを仕掛しかけることほとんく、タロウのちからりた戦士せんしたち息子むすこのタイガにばかり攻撃こうげき仕掛しかけている。その具体ぐたいてき理由りゆう本編ほんぺんでは不明ふめいであった。


なお、タロウのもと親友しんゆうという設定せっていから『ウルトラマン物語ものがたり』に登場とうじょうしたドックンおもしたひとおおく、設定せってい公表こうひょうされた当初とうしょ「トレギアの正体しょうたいはドックンなのでは?」ささやかれたことも…。


イベントでの活躍かつやくおおく、ショーの黒幕くろまくとして暗躍あんやくしタイガやショーにていたほかのヒーローとたたかっている。

ぜんウルトラマンだい投票とうひょうでは怪獣かいじゅう部門ぶもんにて13獲得かくとく


関連かんれん項目こうもく


  • ダークザギ:ベリアルとならぶ、ウルトラシリーズにおけるきょあくにして、作中さくちゅう行動こうどう極悪ごくあく非道ひどうぎるあくトラマンの筆頭ひっとうかく

  • 蛭川ひるかわ光彦みつひこウルトラシリーズ史上しじょう最大さいだいきらわれしゃきらいがかれるまでもなくトレギア以上いじょうきらわれているが、とうのトレギア本人ほんにんこのみそうな人物じんぶつではある。ちなみにかれ「ウルトラマンこそ地球ちきゅう怪獣かいじゅう宇宙うちゅうじんねらわれる元凶げんきょうという屁理屈へりくつ同然どうぜん思想しそういていたが、皮肉ひにくにもトレギアは怪獣かいじゅう宇宙うちゅうじん地球ちきゅうねらうきっかけとなったウルトラマン」とそれまで妄言ぼうげんにしかおもわれていなかったかれ思想しそう現実げんじつのものとしてしまった。
  • メトロンほしじん:ウルトラシリーズではじめて人間にんげん同士どうし信頼しんらい関係かんけい破壊はかいする作戦さくせんてた宇宙うちゅうじん。トレギアのよう変則へんそくてきさくてきは、ある意味いみここからはじまったとえるかもしれない。
  • ヤプール陰湿いんしつ策略さくりゃく奸計かんけいけた、ウルトラ戦士せんし宿敵しゅくてきたる狡猾こうかつ次元じげんじん次元じげん空間くうかん駆使くしして暗躍あんやくするてんでもトレギアと共通きょうつうしているほかかれらもまたしんよわさにんで人間にんげんそそのかたり他者たしゃ人外じんがいえたりひとし所業しょぎょうから「悪魔あくま」とひょうされている悪役あくやくである。
  • エルフ(ウルトラ戦士せんし)内山うちやままもるの漫画まんが登場とうじょうするウルトラマンタロウの幼馴染おさななじみ。こちらもなんらかの理由りゆうひかりくにからはなれてやみちしている(トレギアほどじょうてたわけではないが)。トレギアはこのエルフのIFとえる存在そんざいである。
  • サンダーアロー:かたおか徹治てつじ漫画まんが登場とうじょうするウルトラ戦士せんし。こちらは自分じぶん追放ついほうしたひかりくに復讐ふくしゅうするためやみしており、最終さいしゅうてきタロウとかれははいやるという暴挙ぼうきょはしった。こちらはベリアルのもとネタである。


考察こうさつ

トレギアの行動こうどう理念りねん土台どだいとなっているのは、『タロウのようになりたかったがなれなかった』コンプレックスと、それによってこじれてしまった自己じこ価値かちかんかんがえられる。

子供こどもころからかしこ好奇心こうきしんのあったトレギアだったが、そこでおさなころから才能さいのうあふ実力じつりょく発揮はっきしていたタロウとつながりのふか間柄あいだがらになったこと親友しんゆうかがやきにくらみ、ぎた好奇心こうきしんすえで『タロウとおなしょつ』思考しこうとらわれて自分じぶん自身じしんうつわ見失みうしなったのが、かれ最初さいしょ間違まちがいだった様子ようす

その現実げんじつちひしがれるうちにネガティブな感情かんじょうつのらせ『タロウとおなしょてなかった自分じぶん』へのうらみとにくしみをふくがらせていき、いつしかあのよう性格せいかくへと変質へんしつしたと推測すいそくされる。


そしてここから、トレギアの悪行あくぎょう自分じぶんいやめん他者たしゃそとしての自己じこ蔑視べっしぎないという、最低さいていぎる本質ほんしつつとかんがえること可能かのうである。つまり、自分じぶん策謀さくぼうにまんまとおどらされてくるしみと絶望ぜつぼうなかつぶれていく相手あいてに『タロウとおなしょてなかった自分じぶん』を投影とうえい、それを嘲笑ちょうしょうすること優越ゆうえつかんひたっていたということで、邪神じゃしん価値かちかんおもわしき虚無きょむ主義しゅぎうしたてとしたニヒリズムはみずからの自己じこ価値かちかん思想しそうこえるようかざった代物しろものぎなかったのかもしれない


―だって、そうでなければ。

しん世代せだいのひよっこたちのなかでもとりわけ自分じぶん同等どうとうえるほどにタロウとふかかかわりち、そのとお光輝ひかりかがや太陽たいようのようにいつでもだれよりも前向まえむきなあの冒険ぼうけんきの青年せいねんに、なぜトレギアはめんかって挑戦ちょうせんしなかったのだろうか。あるいはなぜ、かつてやみ諦観ていかんまれかけながらも、それを見事みごと克己こっきたかみのひかりいたってみせたあのしん世代せだい英雄えいゆういちもちょっかいをかけなかったというのだろうか。


かれ一見いっけんすると強気つよき言動げんどうあらわれる無意識むいしき行動こうどうスタイルに、まるでじらう乙女おとめのようにひたかくしにする、かよわ心中しんちゅうのあらわれているとえよう。



トレギア物語ものがたり/あおかげ

トレギアとタロウの出会であい。それはウルトラ小学校しょうがっこうでタロウにこえけられちいさな冒険ぼうけんかけてからであった。

トレギアのは、ひかりくに言葉ことばくるおしい好奇心こうきしん意味いみする。そんな名前なまえけず自身じしんつよぎる好奇心こうきしんまねいたあやまちをタロウにかばわれ、そのばすかのよう笑顔えがおすくわれる。

かれにはプラズマスパークにらされ逆光ぎゃっこうとなったタロウの姿すがたうつっていた…。


ウルトラ小学校しょうがっこう卒業そつぎょう学業がくぎょうはげかたわら、タロウととも宇宙うちゅう各地かくちたびするようになった。

ほしあいだヒッチハイクをしたり、タロウのいたラブレターの添削てんさくをしたり、とにんにとってまさに青春せいしゅん日々ひびであった。


しかし惑星わくせいティカ=ドゥにて宇宙うちゅう創世そうせい以前いぜん混沌こんとん一片いっぺんであるガゴゼにらわれ、自身じしん遠方えんぽう危機ききおちい人々ひとびとのどちらかしかたすけられない状況じょうきょうで、自身じしん見捨みすて人々ひとびとすくようにタロウに懇願こんがんするも、タロウはその両方りょうほうすくうことを選択せんたく。そしてそれを見事みごと達成たっせいした


このころからひかりくに存在そんざいしないがゆえやみへの実感じっかんられぬままエンペラほしじんがウルトラマンのたい存在そんざいであることをり、かたちいエネルギーにぎないひかりやみなになのかかんがえるようになり、タロウを太陽たいよう見立みたてたポエムみた怪文書かいぶんしょつづ


ながながよるがやってきて

ほしかりすらえなくても

太陽たいようのようなきみがそばにいてくれたら

ぼくこわくない

だからそばにいておくれ


タロウにそのメモをられてしまうが、かれからは「詩人しじん才能さいのうがある」とめられていた。


タロウとともならため宇宙うちゅう警備けいびたいりを目指めざ地獄じごく特訓とっくんかえすがゆめやぶれ、まれてはじめての挫折ざせつあじわうこととなる。


しかしブルーぞく特有とくゆう優秀ゆうしゅうさをわれて宇宙うちゅう科学かがく技術ぎじゅつきょくはいウルトラマンヒカリ才能さいのう見初みそめられるが、ヒカリがバットほしじんとの戦争せんそう責任せきにんりリタイアしたことで、ウルトラマン、それもスターマークあたえられるほど人物じんぶつえど苦悩くのうすると実感じっかん


ヒカリ辞職じしょく混乱こんらんで、自身じしん発明はつめい必要ひつようそと宇宙うちゅう派遣はけんされた戦士せんしのデータをられず無為むいごす日々ひびつづいていたが…やがてひかりくに帰還きかんしたタロウの協力きょうりょく発明はつめいひん完成かんせい名称めいしょうめるさいにプラズマスパークにらされたタロウの姿すがたおもかべ「タロウスパーク」というあんすが、タロウには却下きゃっかされ、わりに提案ていあんされた「タイガスパーク」を採用さいようする。


このときなにこわされなんたおれてもがる地球人ちきゅうじん素晴すばらしさをタロウにかれるが、トレギアはすでにアーカイブで戦争せんそう犯罪はんざいかえ地球人ちきゅうじんおろかさをっていたためにひびことかった。


復活ふっかつした次元じげんじんヤプール暗躍あんやく察知さっちしたタロウはふたたこうくにり、しんあないた日々ひびごしながらも防衛ぼうえいすすめるが、ひかりくにまもりをかためればかためるほど同等どうとう攻勢こうせいつよめるきることの侵略しんりゃくしゃからひかりやみ表裏一体ひょうりいったいせい気付きづき、解決かいけつのために「やみ」についての研究けんきゅうはじめる。


アーカイブをあさうちウルトラマンベリアル存在そんざいり、だれでも反逆はんぎゃく顛末てんまつではなくベリアルの内面ないめんについて調査ちょうさすすめていた矢先やさき惑星わくせいアーブがボガールほろぼされ、ヒカリがアーブギアをまとハンターナイトツルギ変貌へんぼうしたとのニュースがとどく。


これがきっかけでトレギアはひかりくに住人じゅうにん図体ずうたいおおきいだけで、 自身じしんかつ危惧きぐした地球人ちきゅうじんわらない未熟みじゅくなメンタルのぬしである」という結論けつろんいたり、そんな未熟みじゅくしゃ正義せいぎ名乗なのりょくるう現状げんじょう恐怖きょうふおぼはん狂乱きょうらんとなりこうくに脱走だっそう

ゴミの惑星わくせいチュッオラに辿たどき、自身じしんも「ゴミ」だと隠居いんきょんだ。


チュッオラでごす日々ひびなか、ゴミから生命せいめいし、ひかりくに言葉ことばでチビスケを意味いみする「スナーク」と名付なづけ、自覚じかくいまま孤独こどくやすともとするが、ほしあいだ連盟れんめい無限むげんともえるほど膨大ぼうだいなゴミによってスナークは暴走ぼうそう


人々ひとびとまもためともくるしみ最期さいごにし、なに宇宙うちゅう空間くうかん孤独こどくつつまれなが月日つきひごすなかひかりやみ表裏一体ひょうりいったいであるというかれ思想しそうはやがてやみきわめることはひかりきわめることと同一どういつというかすかな希望きぼうみ、かつてガゴゼの欠片かけら目撃もくげきしたさい手掛てがかりから混沌こんとんそのものである邪神じゃしんさがたびる。


邪神じゃしんもとめるため、深淵しんえんのぞつづける孤独こどく過酷かこくてなきたびはトレギアの精神せいしんをすりらしていき、ついには正気しょうきうしなこうからもやみからも価値かち見失みうしない、すべてのものは虚無きょむであるという妄執もうしゅうとらわれてしまう


ようや辿たどいた宇宙うちゅう遺跡いせきボルヘスでさがもとめた邪神じゃしんたちちかられたかれは、邪神じゃしんたちせられるがままにったゆめうしなったもの野心やしんちからあたえ、ひかりくに、そして最愛さいあいとも「ウルトラマンタロウ」のしんじたきずなひかり否定ひていし、ともかげつづけるため、ちからものゆが破滅はめつみちびこと目的もくてきとするようになっていた。



タロウ、わたしきみきられなかった反面はんめんだ。

ようやわたしきみの「かげ」になれたんだ。


本来ほんらいのトレギア自身じしんのフィジカルは意外いがいにもひくく、これまでにせたわざほとんどが邪神じゃしん由来ゆらいだったほか劇場げきじょうばん『R/B』やトライストリウムせんとうたおされたさい本当ほんとう死亡しぼうしていた模様もよう

しかし邪神じゃしん加護かごによりマルチバース存在そんざいするトレギアがバックアップとなり、ほぼ不滅ふめつ存在そんざいとなっていたこと判明はんめいしたのだった。


上述じょうじゅつ経緯けいいから、すくなくとも『ウルトラマンメビウス』の時代じだいにはひかりくにたことがかり、(『ウルトラギャラクシーファイト』にいたるまで)ベリアルが「ひかりくにあくみちちた唯一ゆいいつのウルトラマン」とわれていたのも、M78ワールドのとき系列けいれつからすればトレギアがあくみちちたと判明はんめいしたのがごくごく最近さいきんであったためであること示唆しさされている。


しかもそのやみちの経緯けいいはどちらかというとツルギにちかく、ベリアルとちがってひかりくに直接ちょくせつ犯罪はんざいおかしたわけではないことから、当事とうじしゃがトレギア本人ほんにんしからず、タロウ以外いがいひかりくに住人じゅうにんたちいてはタロウでさえもその詳細しょうさい把握はあく出来できていない可能かのうせいもある。


タロウへのコンプレックスにより、トレギアは憧憬どうけい対象たいしょうだったタロウのちから使つかものたちゆること出来できなかったらしく(とはいえ、カツミにかんしてはそれ自体じたい忌々いまいましくおもいつつも、干渉かんしょうしたのはかれ進路しんろなやんでいたこと一番いちばん理由りゆうようだ。


ジードにかんしても、ベリアルの息子むすこにタロウ同様どうよう提示ていじした場合ばあいにどう行動こうどうするかのほうたのしみにしていたともれる)、それにうごかされるかたち相手あいて執拗しつよう粘着ねんちゃくいやがらせをおこな真似まねをしていた。


そのなかでもタロウの実子じっしゆえ自分じぶんおなじコンプレックスをかかえるだろうタイガには、自分じぶんおな場所ばしょに墜とせる可能かのうせい見出みいだしていたとおもわれ、あのよう遠回とおまわしの策謀さくぼうもちいてかれやみもうとした。しかしこれはぎゃくにタイガがきずなちから自覚じかくするきっかけとなってしまい、結果けっかてきには自分じぶん心身しんしんども敗北はいぼくあじわうことに…。


だがこの経験けいけんにより、かかえていたタロウへのコンプレックスと自己じこ価値かちかん同時どうじふくがったトレギアはとうとう、憧憬どうけいしつつも思想しそうめんっていたタロウを自分じぶん策謀さくぼうむことを決意けつい


幻影げんえいかいかたち自分じぶん体内たいないよりはなったグリムドをえさとしてタロウを挑発ちょうはつ、タイガのるバースない地球ちきゅうおもむくよう誘導ゆうどうしたことで、それにったタロウがタイガたちもと姿すがたあらわすこととなった。


ニュージェネクライマックス

つい封印ふういんやぶって降臨こうりんしたグリムドをい、タイガたちたたかいにむタロウ。息子むすこたちわか世代せだいまもるべく単身たんしんたたかい、ふだウルトラダイナマイトでグリムドを粉砕ふんさいしたかにえたが、グリムドは身体しんたいをエネルギーしてタロウに融合ゆうごう、トレギアのおもどおりにうご人形にんぎょうえてしまう。


その真意しんいタロウ親子おやこころいをお膳立ぜんだてするためであり、自分じぶん誘惑ゆうわくらなかったタイガに父親ちちおやころよう仕向しむけて絶望ぜつぼうさせるのが目的もくてきだった。


いち動揺どうようしてせないタイガを霧崎きりさき姿すがた見物けんぶつし、たたかいの余波よはでタイガがとした怪獣かいじゅうリングを回収かいしゅう。やがて集結しゅうけつしたしん世代せだいヒーローズにられるが余裕よゆう態度たいどでタロウをともな姿すがたくらます。


そしてまたぎ、潜伏せんぷく場所ばしょめてんできたヒロユキや、ウルトラアクセサリーにより変身へんしん能力のうりょく復活ふっかつさせたしん世代せだいヒーローズと決戦けっせん開始かいし怪獣かいじゅうリングでしたかいししいたるしん世代せだいヒーローズを足止あしどめさせつつ、ヒロユキへながあいだ同化どうかしていたことで単独たんどくでの実体じったいもどしていたトライスクワッドとたたかうべく、あやつられたタロウをれて参戦さんせん


やがてたたかいはタロウとトライストリウムの一騎打いっきうちに移行いこう。ここで2人ふたりたたかいをめようと怪獣かいじゅう軍団ぐんだんたおしたしん世代せだいヒーローズがってにゅうろうとするが、トレギアが親子おやこ水入みずいらずの時間じかん邪魔じゃまするな」とこれを妨害ぼうがい


そのあいだにタロウ親子おやこはおたがいにウルトラダイナマイトのぶつけいで勝負しょうぶる。タイガのほう見様見真似みようみまねわざ再現さいげんする一方いっぽうクワトロスクワッド仲間なかまたちしんりて火力かりょく底上そこあげ、すさまじいエネルギーをタロウにおくむことでグリムドをがすこと成功せいこうした


これはクワトロスクワッドだけでなく、グリムドにあやつられたタロウがってくれるのをしんじたうえでタイガが仕掛しかけた起死回生きしかいせいいちだった(タイガ以外いがいの3にん協力きょうりょくければ、タロウからされたグリムドは憑依ひょういさきをタイガにえていたと言及げんきゅうされている)。


この幕切まくぎれに唖然あぜんとするトレギアだったが、かえってかんがえればタロウはときには他者たしゃたすけ=きずなちからりてすうおおくの困難こんなんえてかがやかしい偉業いぎょうげた勇者ゆうしゃであり、トレギアがこれまでおとしいれてきたものたちちがってしんすきく、たと策謀さくぼうめられてもまわりのたすけてもらえる環境かんきょうつくげていた人物じんぶつだった


そもそもトレギアがタロウにしんうばわれたのはこの気質きしつ間近まぢかれたからであり、その原点げんてんをコンプレックスと自己じこ価値かちかんわすってしまった時点じてんでトレギアはどう足掻あがいてもタロウやかれとのきずな確信かくしんしたタイガ、そしてその仲間なかまたちてる道理どうりうしなっていたのだった。


その真実しんじつをこの瞬間しゅんかんさとったかはさだかではないが、なお持論じろん態度たいどげないトレギアは自分じぶん吸収きゅうしゅうされるのを承知しょうちでグリムドにちから返還へんかん完全かんぜんたいへと変化へんかさせる。


このときのトレギアからはかつてのよう悪辣あくらつさと陰湿いんしつかんじがえており、わりにかなしみとはかなさをかもしていた。邪神じゃしん本質ほんしつである虚無きょむとの一体化いったいか素晴すばらしいといたのに、それとはぎゃく感情かんじょうひたりながら本当ほんとう虚無きょむした皮肉ひにくとしかいいよう顛末てんまつだった。


かん全体ぜんたいしたグリムド/トレギアはタロウとタイガにその私怨しえん爆発ばくはつさせ、最強さいきょうタイプとなったしん世代せだいヒーローズたち圧倒あっとうするが、おれたちいち退しりぞかない!」奮起ふんきしたタイガが、タロウの提案ていあんでウルトラホーンにしん世代せだいヒーローズのちからあつめたことによりウルトラマンレイガ誕生たんじょうすると形勢けいせい逆転ぎゃくてん。レイガフォトンブローで手足てあしによる攻撃こうげきめられ、最期さいごは「レイガ・アルティメットブラスター」によって引導いんどうわたされた。


その一部始終いちぶしじゅう見届みとどけたタロウのまえで、グリムドのむねかおにトレギアのかおがオーバーラップ、「タロウ…」あいしげにつぶやきながらグリムドとともえていくのだった…。


この結末けつまつむかえる過程かていで、トレギアが自己じこ蔑視べっしおちいまえ発明はつめいしたタイガスパークがおおきな役割やくわりたしている。レイガが誕生たんじょうするため骨子こっしになったのは勿論もちろんのこと、タイガスパークで精製せいせいしたウルトラアクセサリーのちから還元かんげんする方法ほうほうしん世代せだいヒーローズが変身へんしん能力のうりょくもどしてトレギアとの決戦けっせん参戦さんせん、それにきの怪獣かいじゅうまかせたことでクワトロスクワッドがタロウの開放かいほう集中しゅうちゅうできたのはおおきい。


それにかえれば、出奔しゅっぽんしたとも発明はつめいひん大事だいじ保管ほかんしていてなおつそのネーミングにあやかり息子むすこに「タイガ」と命名めいめい、そしてきずなちからきつつ息子むすことも発明はつめいひんたくした行動こうどうから、タロウはトレギアのこと親友しんゆうとしてわらずにていたのがれる


結局けっきょくトレギアのまわりにしたしいものはありのままのかれあいしており、唯一ゆいいつかれしんそこから、そしてだれよりもきらっていたのはならぬトレギア自身じしんだけだったとえる。そうかんがえれば邪神じゃしん一体化いったいかして以降いこうはつ登場とうじょうよりうえから目線めせん悪辣あくらついと暗躍あんやくかえ姿すがたはそのきらいなありのままの自分じぶんあざけるのにすべてをついやしかかわったものんだあわれな道化どうけでしかなかった。


これもふくめた真実しんじつをタロウを策謀さくぼうめるのに失敗しっぱいした結果けっか、トレギアは気付きづいてしまったとおもわれるが、この結果けっかへといたらせる道筋みちすじかつてのありのままの自分じぶんつくってのこした発明はつめいひんおおきな役割やくわりたしたというのはなん因果いんがか。


うさぎにもかくにもこうしてトレギアはほろび、『R/B』からつづいてきたなが因縁いんねんにもようや終止符しゅうしふたれた…












はずだったのだが…。





おおいなる陰謀いんぼう

ほんさくでは、邪神じゃしんまえ素顔すがおのトレギア登場とうじょう

また、公式こうしきサイトにおいてもグリムドと無関係むかんけいのトレギア固有こゆうわざおもわれるトレラシウム光線こうせん使用しよう出来できことかされている。


ウルトラマントレギア アーリースタイル

いまさくではおもだい2しょう登場とうじょうし、とき系列けいれつてきには『トレギア物語ものがたり』とおな時期じき正確せいかくえば宇宙うちゅう警備けいびたい試験しけんちたのちタイガスパークの開発かいはつかっていたころで、宇宙うちゅう科学かがく技術ぎじゅつきょく長官ちょうかんであったヒカリととも研究けんきゅういそしんでいた。


原典げんてん同様どうよう人一倍ひといちばい努力どりょくしたにもかかわらず宇宙うちゅう警備けいびたいれなかったことにすくなからずコンプレックスをいていたものの、ちからくとも自分じぶんたちのやりかたまもれるものがある」かれさとはげますヒカリからはすくなからず影響えいきょうけ、かれ尊敬そんけいしている様子ようすであった。


この時期じきのタロウはあにおとうとしょ事情じじょうによりまともに活動かつどう出来できなくなったために、かれらのけたあなめるべくウルトラ6兄弟きょうだい一角いっかくとして相当そうとう多忙たぼういられていたが(おそらく教官きょうかんとして後任こうにん指導しどうとう兼任けんにんしていたとおもわれる)、仕事しごと合間あいまって度々たびたびトレギアと交流こうりゅうかさねていたようで、『タイガスパーク』の命名めいめいしたシーンも映像えいぞうされている(このさいトレギアはタロウに完成かんせいしたら、くんに(タイガスパークを)プレゼントするよ」言及げんきゅうしている)。


すでなんらかのかたちアブソリュートタルタロス影響えいきょうにあるのか、あるいはベリアルのらん事実じじつじょう消滅しょうめつしたepisode 4の次元じげん地続じつづきなのか、こちらはウルトラ大戦たいせんそうとき以上いじょう正史せいしやトレギア物語ものがたりとは展開てんかいわっていた。転機てんきとなったのはやはり惑星わくせいアーブがボガールによりほろぼされ、ヒカリが復讐ふくしゅうおにであるハンターナイトツルギした事件じけん


しかし、ここで正史せいしとは決定的けっていてきことなる事態じたい発生はっせいする。


トレギアは尊敬そんけいするヒカリを心配しんぱいし、惑星わくせいアーブにみずか飛来ひらいしてヒカリと直接ちょくせつってしまったのである(またこちらでは、ヒカリが失踪しっそうするそもそもの原因げんいんとなったバットほしじん関連かんれん戦争せんそう描写びょうしゃがされていないなど、一部いちぶ描写びょうしゃ改変かいへん省略しょうりゃくされている)。


このおおきな変化へんかで、トレギアは荒廃こうはいしたほしでヒカリが自暴自棄じぼうじきとなるよう間近まぢかたこと、「ちからくとも自分じぶんたちのやりかたまもれるものがある」とっていたはずかれ惑星わくせいアーブをまもちからもとめていたこと、そして自分じぶんまえでツルギとしたかれ容赦ようしゃ攻撃こうげきされたことにおおきなショックをけ、原典げんてん以上いじょうに「ひかり使者ししゃ」にたいする不信ふしんかんつのらせていくことになる。


そして、この時期じきからタルタロスのちからしくないか?何事なにごとにもこごめしない、欲望よくぼうのままきること出来できる。そんなちからが…」という悪魔あくまささやきがこえるようになる。


タロウ「そうか…ヒカリ長官ちょうかんが……」


トレギア「やはり、やみにはさからえないということなのか……」


タロウ「なにっているトレギア!僕達ぼくたちにはひかり使者ししゃとして……」


トレギア「きみにはからないさ!だい隊長たいちょうちちち、宇宙うちゅう警備けいびたいのエースにのぼめ、ウルトラマンNo.6とうはやされているきみにはね!!」


こうしてタロウとのみぞふかまりつづけ、かれ心配しんぱいするな!ぼくきみやみからまもる」という言葉ことばにも内心ないしんではひかり使者ししゃ気取きどって…」かえようになり、どこまでも「ひかり使者ししゃ」としての任務にんむまっとうするタロウの思想しそうとはすこしずつ相反あいはんするようになっていった。


あるとき異常いじょうなエネルギーが観測かんそくされた惑星わくせいデスターにて科学かがく技術ぎじゅつきょく協力きょうりょくたいとタロウに同行どうこうけられ、ともにデスターへかうことに。そこでタルタロスが召還しょうかんしたナイトファング対峙たいじさき戦闘せんとうはじめたタロウを援護えんごしようとするも、けたもの強制きょうせいてき悪夢あくむせつける攻撃こうげき「ナイトメアウェイブ」をけ、そこでツルギの「やみい」という誘惑ゆうわくとタロウの「やみからまもる」という言葉ことばふたつを同時どうじささやかれることで、恐怖きょうふとコンプレックスの狭間はざまかれはん狂乱きょうらん状態じょうたいへとおちい


そんな不安定ふあんてい精神せいしんなかでタルタロスがその姿すがたあらわし、ボルヘスでグリムドの混沌こんとんちからいまとはかけはなれた姿すがたとなること、タロウやその息子むすこタイガに幾度いくどとなくふさがれたことといった、自身じしんやみちたのち未来みらいせられることになる。


ここではボルヘスでちから瞬間しゅんかん様子ようすや『タイガ』だい1冒頭ぼうとうのタロウとのウルトラダイナマイト対決たいけつにおける会話かいわについてもかされている。一方いっぽうで、ベリアルとことなり、最期さいごげる姿すがたかされていないという相違そういもあった。おそらくは、ちからにしたすえ破滅はめつする様子ようすせればトレギアの経験けいけん性格せいかくから提案ていあんってないかんがえ、タルタロスが意図いとてきかさなかったものとおもわれる。


あるいは、タルタロスがトレギアをむためにうごはじめた時期じきまだ正史せいしほうのトレギアは存命ぞんめいしており、タルタロス自身じしんかれ最期さいごを(過去かこかれ干渉かんしょうしていたこともあいまって)らなかったという可能かのうせいもある。


そしてタルタロスの仮面かめん自身じしんいつわらずとも、ちからはいる」という勧誘かんゆうかたちで、ベリアルにつづきタルタロスの軍勢ぐんぜいくわわることになる。よりにもよってタロウが文字通もじどおり「いのちけずってともまもった、そのまえで…。


タロウ「このやみがあるかぎり、我々われわれウルトラぞくやみひかりとなり、らしつづけるんだ!」


トレギア「…そうやっておまえは、片方かたがた局面きょくめんからしか物事ものごとない…」


タロウ「なに…?トレギア、いまなにて…!?」


トレギア「この世界せかいには、ひかりやみいというのに…」


タロウ「トレギア…くな!トレギアーっ!!」


その並行へいこう同位どういたいとして本編ほんぺん時間じかんじく召喚しょうかんされると、モルド・スペクタージュダ・スペクターとのたたかいで消耗しょうもうしていたウルトラ6兄弟きょうだいアーリーベリアルとも強襲きょうしゅう


この時点じてんすで好戦こうせんてき性格せいかく豹変ひょうへんしており、なん躊躇ちゅうちょいもくタロウをふくめた6兄弟きょうだい攻撃こうげきびせるひとし未来みらい自分じぶん自身じしんおな冷酷れいこくあくしたも同然どうぜん状態じょうたいとなっていた


ベリアルと二人ふたりがかりとはいえ消耗しょうもうした6兄弟きょうだい圧倒あっとうし、けたウルトラマンゼロとも互角ごかく以上いじょうたたかいをひろげる。しかしそこへタルタロスがあらわれ、にんたいして「ザ・キングダムへとかうぞ」とげると、それにしたがかたちでそのから撤退てったいした。


また、上記じょうきにもあるように、ファンからよく比較ひかく対象たいしょうにされてきたベリアル(本物ほんもの)との本格ほんかくてきがらみや共闘きょうとうえがかれたのも映像えいぞう作品さくひんにおいては今回こんかいはつとなる。正史せいし自分じぶん自身じしんことなり、くもわるくもタロウというかせから解放かいほうされて自由じゆうえるようになったためか、とくなかわるそうな描写びょうしゃく、戦闘せんとうめんでもあしうことわりいきったコンビネーションをせていた。


なん因果いんがか、かつての友人ゆうじんたいしていたな、ひかり使者ししゃウルトラマンタロウ」かつてのべつ未来みらいのベリアルようやくなことっている。


だい3しょうにも登場とうじょうし、未来みらい自身じしん因縁いんねんふかいトライスクワッドやグリージョたち対面たいめん。ベリアルとともにタルタロスを援護えんごし、目的もくてきであるユリアン拉致らち成功せいこうすると、すぐさま撤退てったいした。


運命うんめい衝突しょうとつ

つづ登場とうじょう

未来みらい自身じしん引導いんどうわたしたタイガたちトライスクワッド、そしてニュージェネレーションヒーローズと直接ちょくせつ対決たいけつとなる。


プロローグでは、ザ・キングダムほんほしおとずれたさいにエルドラタワーの存在そんざい気付きづ解析かいせき

ひかりくにのディファレーター光線こうせん酷似こくじしているが、それがさら強大きょうだいちから「カスケード光線こうせん」であることをる。


しかし、あまりに強大きょうだいゆえにコントロールが出来できていない状態じょうたいだと気付きづき、タルタロスから故郷こきょうほろびの運命うんめいあゆんでいるのを阻止そしするためにひかりくにうばおうとしている理由りゆうおしえられる。


その、デビルスプリンターをめぐ怪獣かいじゅう墓場はかばでのグア・スペクターべつ自分じぶんたおしたウルトラマンレイガ戦闘せんとう直後ちょくごにベリアルととも乱入らんにゅう。『挨拶あいさつ』としょうして消耗しょうもうってたタイガを急襲きゅうしゅう。ベリアルがルーブ兄弟きょうだいとゼットをのぞ戦士せんしたちに光線こうせんはなって足止あしどめすると、タイガをやめぶった。


そのはザ・キングダムに帰還きかんし、ディアボロがコスモまぼろしじゅうこぶし使つかであることに興味きょうみしめしていた。しかし、ユリアン王女おうじょレスキューたいがザ・キングダムに潜入せんにゅうすると、自身じしんかつての上司じょうしであるヒカリと交戦こうせんするも、ユリアン救出きゅうしゅつ成功せいこうしたことでげられてしまい、タルタロスらととも惑星わくせいブリザードまで追撃ついげき


そこで、最大さいだい因縁いんねん相手あいてであるタロウ親子おやこ交戦こうせん、タロウがメビウスにちからすべくそのはなれたため、タイガと一騎討いっきうちちとなる。






タイガ「貴方あなたは、おれっているトレギアじゃないんだ!もう一度いちど……『ひかり使者ししゃ』としてともたたかうことはできないのか!?」


トレギア「なんわせるな……このには、ひかりやみもない!!親子おやこそろって……そのぐなひとみがムカつくんだよ!!!」


タイガ「……それでもおれは、ひかりらしつづける!『太陽たいよういだ勇気ゆうきあるもの』ウルトラマンタイガとして!!貴方あなたとうさんがけてくれた名前なまえだ!!!」


タイガのその言葉ことばなにかをかんじたのか、戦意せんい喪失そうしつ


トレギア「……おまえらエリートには、わたし気持きもちなどわからないよ……」


そうててひとってったトレギアの姿すがたには、ふか哀愁あいしゅうただよっていたのだった…。


そのはベリアルとともにザ・キングダムに帰還きかんしたが、ベリアルは自分じぶん自身じしんちかられること決意けついしアブソリューティアンの軍門ぐんもんから離脱りだつ。そのさいにタルタロスがかくっていたギガバトルナイザーを強奪ごうだつし、さらトレギアアイをトレギアへわたしたりゆく直前ちょくぜんにベリアルに『おまえはどうする?』とたずねられても、こたえること出来できなかったトレギア。すでにグリムドはほろびているが、たして本来ほんらい時間じかんじく自分じぶん同様どうよう仮面かめんけてしまうのか、それとも……?


おも人物じんぶつ関係かんけい2

尊敬そんけいしていたかつての上司じょうしにして、やみちるきっかけをつくったウルトラマン

正史せいし並行へいこう同位どういたい両方りょうほうふくめて多大ただい影響えいきょうあたえており、おなこうくに出身しゅっしんあおトラマンとしてだけでなく実際じっさいに(職業しょくぎょうてきに)トレギアの先輩せんぱいであったことがトレギア物語ものがたりにてかされた。そして、かれもまたハンターナイトツルギとなってしんうしなっていた時期じきがあったが、皮肉ひにくにもそれがトレギアがやみみちすすむきっかけのひとつとなっていたこと判明はんめいした。

『ウルトラヒーローEXPO2020』ではいがあり、本人ほんにんとしてはトレギアにこれ以上いじょうつみかさねてしくないとおもっているようだが、自身じしんやみちるきっかけとなった人物じんぶつ言葉ことばみみすトレギアではなかった。


並行へいこう同位どういたいのトレギアにとっては恩人おんじんにしてしたがうべき人物じんぶつ

かれからあたえられたアブソリューティアンのちからには満足まんぞくしている。


おなじくタルタロスにすくわれた、トレギアのあらたな仲間なかま

上述じょうじゅつのベリアルとはってわり、なか比較的ひかくてき良好りょうこうでゼロとの対決たいけつでは「そう」とってことわられるも、それを無視むししてベリアルに加勢かせいした。

ベリアルも加勢かせいされたことにはとくにしていない様子ようすで、さらにはザ・キングダムにんできたヒカリがトレギアと因縁いんねんがあることさっすると自分じぶんはビクトリーの相手あいてをするとうかせるいちめんせている。一方いっぽうでこのすこまえにタルタロスたちユリアン王女おうじょレスキューたいむか準備じゅんびをしていたさい、トレギアが『わたしたちはどうしますか?』とベリアルにたずねると『たのしませてもらうだけだ』とかれらしい返答へんとうに『性格せいかくしてるよ…』とつぶやいており、その好戦こうせんてき性格せいかくにはあきれている様子ようす(とはえトレギア自身じしんもウルトラ戦士せんしとのたたかいをたのしんでいる様子ようすがあるためじんことえないが)。

また、ザ・キングダムを離脱りだつするさいのやりとりをるに、態度たいど自体じたい横柄おうへいなベリアルではあったが、おなこうくにを(しかも、ケンの一族いちぞくとのみぞがきっかけで)てたもの同士どうしとしておもうところはあったらしく、自分じぶんなりにトレギアのことにかけてはいたようである。


並行へいこう世界せかい因縁いんねんがあった親友しんゆう息子むすこ

本編ほんぺん幾度いくどとなくかれくるしめてきたが、一方いっぽうのタイガはトレギアがちちかつての親友しんゆうであることったことと、自分じぶんおなじく、ちち存在そんざいによってコンプレックスをいだき、やみへとちたこと 、そして、ちちとも自身じしんけてくれたことったためか、トレギアのしん今度こんどこそすくおうと戦闘せんとうさい説得せっとくこころみている。また、本編ほんぺんでは『おまえ』とんでいたが、ちちもと親友しんゆうであることったため運命うんめい衝突しょうとつでは『貴方あなた』とかたになっている。


正史せいしにおいて、じつトレギアの干渉かんしょうけていたことのち判明はんめいした人物じんぶつ。『R/B』や『タイガ』における黒幕くろまくひとしいトレギアであったが、実際じっさいには『オーブ』の物語ものがたりにもすくなからず影響えいきょうあたえていたのであった。


正史せいしにおいて、やはりトレギアによって暴走ぼうそうさせられていたこと判明はんめい。ここから『R/B』での悲劇ひげきはじまることになる。


正史せいしのトレギアが遭遇そうぐうしていたが、かれいわ「どうすること出来できなかった」ようで、そのまま放置ほうちされる。くもわるくもなにもしなかったことその事件じけんにはなん関与かんよもしていないが、もしかりにトレギアがなにかしていた場合ばあいX』の物語ものがたりまったちがうものになっていた可能かのうせいもある


  

なお、タロウと決別けつべつする場面ばめんでの「片方かたがた局面きょくめんからしか物事ものごとない」という台詞せりふは、しくも未来みらい自身じしんがニュージェネレーションヒーローズを否定ひていしたときおなじであり、その台詞ぜりふかたられた作品さくひんもまた前作ぜんさくの『UGFニュージェネレーションヒーローズ』であったことまえると、制作せいさくスタッフもある程度ていど意識いしきしての発言はつげんだったとおもわれる。


トレギアの顛末てんまつ最後さいごまでかされなかったメタてき理由りゆうとして、『ニュージェネクライマックス』のBD&DVDが発売はつばいまえということもあり、視聴しちょうしゃへの配慮はいりょではないかという可能かのうせいもある(ただし、タルタロスにせられた未来みらいのトレギアの「なにかっていないなタロウ」という台詞せりふは、『ニュージェネクライマックス』でもタロウとのボルヘスでの会話かいわ登場とうじょうしている)。


ベリアルにわって今後こんごのウルトラマンたち宿敵しゅくてきとなっていくであろう、あらたなあくのウルトラマンとべられていたが、やく2ねん退場たいじょう。その役割やくわりはアブソリューティアンにがれ、べつ時間じかんじくべつ個体こたいとはいえしくもってわるはずであったベリアルとコンビをかたちとなった。


ちなみにアーリースタイルであってもソフビでは一貫いっかんして怪獣かいじゅうとしてあつかわれており、公式こうしきからは「ウルトラマンの姿すがたをした怪獣かいじゅうという認識にんしきえる。


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  • ジャグラスジャグラーふく井出いでケイチェレーザけんサキ歴代れきだいしん世代せだいヒーローズと対立たいりつしたヴィランたち。いずれも「ウルトラマンへの憧憬どうけいこじれたコンプレックス」かかえている。さらにうならば、トレギアの心理しんりめん境遇きょうぐう彼等かれら細部さいぶ要素ようそしてさい構成こうせいしたものともえ、
  • ひとし共通きょうつうてん見出みだせる。
  • ユーゼス・ゴッツォ:トレギアとおなじく「ウルトラマンにたいするコンプレックス」要因よういんあく仮面かめんけた科学かがくしゃ。しかも上記じょうきのヴィラン4めいかんする要素ようそユーゼスにもてはまる。そういう意味いみでは、ユーゼスはトレギアの先駆せんくしゃともえる。

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