中核ちゅうかくとなるのは映像えいぞう作品さくひんと「ガンプラ」に代表だいひょうされるトイホビーで、他ほかにも専門せんもん雑誌ざっし「月刊げっかんガンダムエース」や模型もけい誌しの連載れんさい/ムック本ほんなどの書籍しょせき媒体ばいたい、ゲーム作品さくひん、アミューズメントなど幅広はばひろく展開てんかいしている。

ガンダムはシリーズ作品さくひんの主役しゅやく機きに冠かんされる名前なまえでもあり、デザインや設定せってい、「ガンダムの定義ていぎ」も作品さくひんによって異ことなっている。

2021年度ねんどのIP売上うりあげ高だかは年とし1,017億おく円えん。

この年としにはガンダムを世界せかい的てきIPに成長せいちょうさせる「ガンダムプロジェクト」が始動しどうし、年間ねんかん1500億おくを超こえるべく、海外かいがい販路はんろの拡大かくだいと「SP」（ソーシャルプロパティ＝社会しゃかい的てきアイコン）への進化しんかが図はかられている。

ガンダムのIP軸じく戦略せんりゃく

ガンダムはバンダイナムコグループの「事業じぎょう」でもある。同どうグループではチーフガンダムオフィサー（CGO）というガンダム事業じぎょう全体ぜんたいを統括とうかつする役職やくしょくが2003年ねんに創設そうせつされ、2022年ねん時点じてんでは3代目だいめの藤原ふじわら考こう史しが舵取かじとりを任まかされている。

ガンダムプロジェクトでは「SP」化かを促進そくしんする為ために「作品さくひん軸じく」「ワールドワイド戦略せんりゃく軸じく」「GUDA軸じく」の展開てんかいが発表はっぴょうされた。

作品さくひん軸じく：映像えいぞうに関かんしてはアニメ、実写じっしゃ映画えいが、ファンムービーのほか世界せかい展開てんかいを拡大かくだいさせるいくつかの作品さくひんを準備じゅんびしているとのこと。作品さくひん軸じく展開てんかいにおけるTVシリーズ第だい一いち弾だんは『機動きどう戦士せんしガンダム水星すいせいの魔女まじょ』。
ワールドワイド戦略せんりゃく軸じく：『ガンダムメタバースプロジェクト』が発表はっぴょうされ、仮想かそう空間くうかんでのファン及およびグループ企業きぎょうへのIP開放かいほうによる「共きょう創そう」、ガンプラに関かかわる様々さまざまな体験たいけん（一いち例れいでは「ガンプラバトル」の実現じつげん）など様々さまざまな先進せんしん的てき試こころみが為なされる予定よてい。
GUDA軸じく：「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」。きたる現実げんじつの宇宙うちゅう世紀せいきに向むけて、現実げんじつと作中さくちゅう世界せかいを重かさね合あわせ社会しゃかい問題もんだいの解決かいけつを図はかるSDGs的てきな試こころみとされる。関連かんれん事業じぎょうとして、大阪おおさか万博ばんぱくに「ガンダムパビリオン」が展示てんじ予定よてい。

また、美少女びしょうじょ風ふうの試作しさく1号ごうAI「メロウ・ネージュ」（性別せいべつ未み設定せってい）をガンダムメタバースに投入とうにゅう予定よてい。メロウはバンダイナムコ研究所けんきゅうじょのAI開発かいはつ計画けいかく「プロジェクトメロウ」で開発かいはつされた対話たいわ型がたAIキャラクターで、今後こんご開発かいはつされるガンダムメタバースのAIキャラクターのルーツとされる。