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HTML

出典しゅってん: フリー教科書きょうかしょ『ウィキブックス(Wikibooks)』

目次もくじ

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基礎きそ

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応用おうよう

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  • テーブル(ひょうひょう作成さくせいする方法ほうほう
  • フォーム:ウェブページから情報じょうほう送信そうしんする方法ほうほう
  • フレーム:フレームはHTML5で廃止はいしされています。フレームの概要がいよう廃止はいし理由りゆう代替だいたい技術ぎじゅつについて解説かいせつ
  • マイクロマークアップ:HTML要素ようそたいして追加ついか意味いみけをおこない、機械きかい文書ぶんしょ内容ないようをより理解りかいしやすくするための仕組しく
  • セマンティックHTML: HTML要素ようそ意味いみたせ、構造こうぞうとコンテンツを明確めいかくにするための技術ぎじゅつ
  • レスポンシブデザイン: さまざまなデバイスや画面がめんサイズに対応たいおうするためのウェブデザイン技術ぎじゅつ
  • リキッドデザイン: 画面がめんサイズにおうじて柔軟じゅうなんにレイアウトが変化へんかするウェブデザイン手法しゅほう
  • アクセシビリティ: すべてのユーザーがウェブコンテンツを利用りようできるようにするための方法ほうほう
  • バージョン管理かんり: プロジェクトのコードやリソースの変更へんこう履歴りれき管理かんりするシステム
  • ウェブパフォーマンス: ウェブページの速度そくど応答おうとうせい最適さいてきするための技術ぎじゅつ
  • SEO(検索けんさくエンジン最適さいてき: ウェブサイトが検索けんさくエンジンで上位じょうい表示ひょうじされるようにするための方法ほうほう
  • ウェブセキュリティ: ウェブアプリケーションを保護ほごするための方法ほうほう

HTMLととももちいられる技術ぎじゅつ

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  • HTML Living Standard最新さいしんのウェブ技術ぎじゅつとブラウザ機能きのう適応てきおうつづけるためにつね更新こうしんされるHTMLの仕様しよう。2024ねん6がつ現在げんざい最新さいしん仕様しよう
  • CSS:ページの装飾そうしょく
  • JavaScript:ページに動的どうてき効果こうかあたえる
  • ブラウザ:HTMLの閲覧えつらん環境かんきょう
  • HTML5:HTML Living Standard によってえられるまでのウェブ標準ひょうじゅん
  • 外部がいぶリンク:HTML作成さくせい役立やくだ情報じょうほう

はじめに

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本書ほんしょは、ウェブページ標準ひょうじゅんてきマークアップ言語げんごであるHTML[1]解説かいせつしょです。 テキストエディタとウェブブラウザがあれば、ウェブページを作成さくせいしたり、作成さくせいしたページを閲覧えつらんしたり、世界中せかいじゅうひと情報じょうほう共有きょうゆうしたりすることができます。

本書ほんしょでは、簡単かんたんなHTMLの構文こうぶん説明せつめいしています。ウェブサイトの動的どうてき動作どうさについては、JavaScriptのWikiBookをごらんください。 また、全体ぜんたい見栄みばえやスタイルを調整ちょうせいするCSS(Cascading Style Sheets)についてはべつほん紹介しょうかいしていますが、本書ほんしょではCSSについて簡単かんたん説明せつめいしています。

HTMLは見出みだしや段落だんらくなどの各種かくしゅ要素ようそタグばれる表記ひょうきほうもちいマークアップしたテキストファイルです。テキストファイルなのでテキストエディタ(たとえばWindowsのメモちょう)で編集へんしゅうでき編集へんしゅう環境かんきょう比較的ひかくてき入手にゅうしゅ容易よういです。

一方いっぽうMicrosoft EdgeGoogle ChromeMozilla FirefoxOperaSafariひとしウェブブラウザでウェブページを表示ひょうじするとテキストエディタでひらいたときとはちがい、レイアウト・文字種もじしゅいろなどおお修飾しゅうしょく構造こうぞうくわえれ表示ひょうじされます。これらはHTMLをHTMLレンダリングエンジン解釈かいしゃくしレンダリングされた結果けっかです。

ウェブ標準ひょうじゅん

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かつてブラウザ戦争せんそうがありました。そのころもウェブ標準ひょうじゅんはありましたが競合きょうごう勢力せいりょくとの差別さべつのため積極せっきょくてき標準ひょうじゅんとはことなる要素ようそ標準ひょうじゅんとはことなる解釈かいしゃくおこなHTMLレンダリングエンジン複数ふくすう市場いちば存在そんざいすることとなりました。

その結果けっか複数ふくすうのブラウザでのぞどおりの表示ひょうじおこなうことがウェブ製作せいさくしゃにとって困難こんなんなこととなり「このページは XXXX の バージョン NNNN の 1024x768ピクセルで表示ひょうじしてください」のように、ページ閲覧えつらんしゃがわにウェブ閲覧えつらん環境かんきょう強制きょうせいしたり、本来ほんらいひょうぐみのためのTABLE要素ようそをつかってレイアウトするなど、HTML文書ぶんしょ本来ほんらい目的もくてき文書ぶんしょ構造こうぞう」とは逆行ぎゃっこうするバッドノウハウが蔓延まんえんし、FONT要素ようそよう本質ほんしつてき装飾そうしょく目的もくてき構造こうぞうとは無関係むかんけい要素ようそが「ウェブ標準ひょうじゅん」にふくまれる事態じたいにまでなってしまいました。

ときながれ2021ねん6がつ現在げんざい、HTML規格きかく最新さいしんはW3Cから標準ひょうじゅん策定さくてい引継ひきついだWHATWG標準ひょうじゅんするHTML Living Standardとなり[2]たか標準ひょうじゅんへの準拠じゅんきょ実現じつげんしたモダンブラウザが一般いっぱん使つかわれ、クライアントの主流しゅりゅうもPCからスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにうつりました。

本書ほんしょには、HTML5や、さらふるいHTML4.01を対象たいしょうとした記述きじゅつがまだおおのこっています。おおくのページはHTML Living Standardでマークアップされています(このページ自身じしんも2022ねん7がつ現在げんざいHTML Living Standardでマークアップされています)ので適宜てきぎ差異さいについて解説かいせつくわえます。

HTML入門にゅうもん

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要素ようそとタグ

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ここでは2022ねん10がつ現在げんざい現行げんこう規格きかくである HTML Living Standard でのマークアップれい紹介しょうかいします。

HTMLは、要素ようそをタグをもちいて階層かいそうてき文書ぶんしょ構造こうぞうをマークアップします。

要素ようそ
要素ようそは、開始かいしタグ内容ないよう終了しゅうりょうタグの3つからちます。
META要素ようそのように、内容ないよう終了しゅうりょうタグをともなわないものもあります。
またLI要素ようそのように終了しゅうりょうタグが省略しょうりゃく可能かのうなものもあります。
開始かいしタグ
開始かいしタグは、 < はじまり、要素ようそめい属性ぞくせいリスト(省略しょうりゃく可能かのう)、 > わます。
内容ないよう
内容ないようは、0以上いじょう要素ようそ要素ようそ)あるいはテキストです。
テキストの改行かいぎょうひとつの空白くうはくえられ、処理しょりされます。
これが日本語にほんごのようにかちきをしない言語げんごでは不都合ふつごうしょうじるのですが、改行かいぎょう位置いち工夫くふうなどでなるべく違和感いわかんがないようマークアップで回避かいひしています。
終了しゅうりょうタグ
終了しゅうりょうタグは、 </ はじまり、要素ようそめい > わます。
また要素ようそめい大文字おおもじ小文字こもじ区別くべつしませんが、HTML Living StandardのXML構文こうぶんでは小文字こもじかぎられます。

以下いかでは簡単かんたんれいもちいて紹介しょうかいすることにしましょう。

マークアップれい
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset='utf-8'>
    <title>簡単かんたんれい</title>
  </head>
  <body>
    <p>この文書ぶんしょ非常ひじょう簡単かんたんれいだ!</p>
  </body>
</html>
  1. HTML Living StandardのDOCTYPE<!DOCTYPE html>とシンプルです。技術ぎじゅつてきうとDTDともなわないのでHTML5以降いこうはもはやSGMLではなくなりました。
  2. HTML文章ぶんしょうかならず1つだけのHTML要素ようそちます。lang属性ぞくせい言語げんご指定していすることが推奨すいしょうされます。
    <html lang="ja"><はじまり、>わるので「開始かいしタグ」です。最終さいしゅうぎょう</html></はじまり、 >わるので「終了しゅうりょうタグ」です。<html> という開始かいしタグと </html> という終了しゅうりょうタグで、ひとつのたいをなしており、そのあいだはさまれたものは内容ないようです。
  3. <head> と6ぎょう</head>おな関係かんけいにあります。
    HTML要素ようそには、かならずHEAD要素ようそとBODY要素ようそをそれぞれ1つちます。
  4. <meta charset='utf-8'>は、キャラクターコードをUTF-8に指定していしています。既定きていがUTF-8なので必須ひっすではませんが、指定していしないとレンダリングがくずれる(文字もじけする)場合ばあいがあります。
表示ひょうじ方法ほうほう

上記じょうきのhtmlのコード内容ないよういたファイルを.html拡張子かくちょうし保存ほぞんし、しんしめのwebブラウザで閲覧えつらんすれば、下記かきのように表示ひょうじできるはずです。

表示ひょうじれい

この文書ぶんしょ非常ひじょう簡単かんたんれいだ!

HTML文章ぶんしょう非常ひじょう簡単かんたんでなおかつ、重要じゅうようてんをこのれいしめしています。

  • HTML文章ぶんしょうの1ぎょうはドキュメントタイプ。
  • HTML文章ぶんしょうのルート要素ようそはHTML要素ようそ
    • HTML要素ようそ要素ようそは、HEAD要素ようそとBODY要素ようそ
      • HEAD要素ようそなかには、かならず1つのTITLE要素ようそ

この例文れいぶんをウェブブラウザでるとつぎのようなことかります。

  • TITLE要素ようそ内容ないようがタブなどに表示ひょうじされる。
  • BODY要素ようそなか文章ぶんしょう表示ひょうじされる。
HTMLのScaffolding
HTMLのScaffoldingは、ウェブサイトの基本きほん構造こうぞう簡単かんたん設定せっていする方法ほうほうです。Scaffoldingを使用しようすることで、HTML文書ぶんしょ基本きほんてき構造こうぞう素早すばや設定せっていすることができます。

以下いかは、HTMLのScaffoldingに必要ひつよう要素ようそれいです。

DOCTYPE宣言せんげん
DOCTYPE宣言せんげんは、HTML文書ぶんしょのバージョンとかた指定していする必要ひつようがあります。以下いかは、HTML5のDOCTYPE宣言せんげんれいです。
<!DOCTYPE html>
<html>要素ようそ
<html>要素ようそは、HTML文書ぶんしょのルート要素ようそであり、すべての要素ようそふく必要ひつようがあります。
<html>
  <head>
  </head> 
  <body>
  </body>
</html>
<head>要素ようそ
<head>要素ようそは、HTML文書ぶんしょのメタデータをふく必要ひつようがあります。メタデータは、ページのタイトル、キーワード、説明せつめいなどの情報じょうほうです。
<head>
 <meta charset="UTF-8"> 
 <title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>要素ようそ
<body>要素ようそは、ウェブページの実際じっさいのコンテンツをふく必要ひつようがあります。
<body>
  <header>
  </header>
  <nav>
  </nav>
  <main>
  </main>
  <footer>
  </footer>
</body>
これらの要素ようそわせることで、ウェブサイトの基本きほん構造こうぞう素早すばや設定せっていすることができます。ただし、Scaffoldingはあくまでも基本きほんてき構造こうぞう設定せっていするためのものであり、ページのスタイルや機能きのうについては別途べっと設定せっていする必要ひつようがあります。

脚註きゃくちゅう

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  1. ^ HyperText Markup Language・ハイパーテキストマークアップランゲージ
  2. ^ W3Cが策定さくていしていたHTML5は、2021ねん1がつ廃止はいしされ、HTML Living StandardがHTMLの標準ひょうじゅん規格きかくとなりました。

外部がいぶリンク

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Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアHTML記事きじがあります。
ウィキバーシティ
ウィキバーシティ
ウィキバーシティHTML学習がくしゅう教材きょうざいがあります。
このページ「HTML」は、まだきかけです。加筆かひつ訂正ていせいなど、協力きょうりょくいただける皆様みなさま編集へんしゅうしんからおちしております。また、ご意見いけんなどがありましたら、お気軽きがるトークページへどうぞ。