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2005ねんJ1最終さいしゅうぶし

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2005ねんJ1最終さいしゅうぶし(2005ねん・J1・さいしゅうせつ)は、2005ねん平成へいせい17ねん12月3にちにおこなわれた日本にっぽんプロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン1(J1)最終さいしゅうだい34せつのことをす。とくほん項目こうもくでは、試合しあい開始かいし時点じてん優勝ゆうしょう可能かのうせいのあったセレッソ大阪せれっそおおさか(C大阪おおさか)・ガンバ大阪がんばおおさか(G大阪おおさか)・浦和うらわレッドダイヤモンズ浦和うらわ)・鹿島かしまアントラーズ鹿島かしま)・ジェフユナイテッド市原いちはら千葉ちば千葉ちば)の5チームの試合しあいについてしるす。

最終さいしゅうせんまでの経緯けいい

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1996ねんシーズン以来いらいとなる1ステージせいとなったこのシーズンは、2004ねんシーズンの16クラブにJ2から昇格しょうかくした川崎かわさきフロンターレ川崎かわさき)と大宮おおみやアルディージャ大宮おおみや)をくわえた18クラブ2回戦かいせんそうたり(ぜん34せつ)でおこなわれた。

開幕かいまくまえはリーグせん2連覇れんぱたしている横浜よこはまF・マリノス(横浜よこはまFM)が優勝ゆうしょう候補こうほ筆頭ひっとうではあったが、さくシーズンの2ndステージでは優勝ゆうしょうあらそいにからめず、またFUJI XEROX SUPER CUP東京とうきょうヴェルディ1969にPKせんすえやぶ不安ふあん要素ようそられていた。またさくシーズン年間ねんかんかちてん1・2ndステージ王者おうじゃ浦和うらわレッドダイヤモンズイビチャ・オシムひきいて頭角とうかくあらわしていたジェフユナイテッド市原いちはら千葉ちば(千葉ちば)とう優勝ゆうしょうあらそいにからむのではないかとされていた。また1990年代ねんだい後半こうはんから2000年代ねんだい初頭しょとう優勝ゆうしょうあらそっていた鹿島かしまアントラーズ(鹿島かしま)とジュビロ磐田じゅびろいわた(磐田いわた)は世代せだい交代こうたい過渡かとはいってはいたものの、実力じつりょくてきにも上位じょうい進出しんしゅつねらえるチームであった。

このとし序盤じょばんFC東京とうきょう鹿島かしま横浜よこはまFMがだい4せつまで3しょう1けでトップ集団しゅうだん形成けいせいしたが、FC東京とうきょうだい5せつから6連敗れんぱいし、横浜よこはまFMもぼしかさねられず、とも優勝ゆうしょうあらそいから後退こうたいしはじめる。わって名古屋なごやグランパスエイト名古屋なごや)、サンフレッチェ広島さんふれっちぇひろしまF.C広島ひろしま)、千葉ちば浮上ふじょうしてきたが、たがいに敗戦はいせんけなどをかえし、またC大阪おおさか、G大阪おおさかといった関西かんさいぜい大宮おおみや川崎かわさき昇格しょうかく2クラブも上位じょういからむなどの混戦こんせんていした。

だい11せつ終了しゅうりょうには首位しゅい鹿島かしまが2名古屋なごやとのかち点差てんさを10にひろげ、つ2から14アルビレックス新潟にいがた新潟にいがた)までがかち点差てんさ6のなかでひしめく状況じょうきょうとなったが、これをさかい鹿島かしまかい進撃しんげきかげひそめるとともに2以下いかはげしいあらそいからG大阪おおさかすとだい22せつ首位しゅい奪取だっしゅ。さらに日本にっぽん代表だいひょうGK川口かわぐちのうかつ補強ほきょう守備しゅびなおしをはかった磐田いわた、エースマルシオ・パッソス・ジ・アルブケルケ途中とちゅう離脱りだつがありながらも途中とちゅう加入かにゅうロブソン・ポンテトミスラフ・マリッチがチームにフィットした浦和うらわ、3ねんまえ降格こうかくからチームのなおしに成功せいこうした広島ひろしまといったタイトルホルダーや、のち日本にっぽん代表だいひょう監督かんとくとなるイビチャ・オシムひきいるせんよう浮上ふじょうし、また終盤しゅうばんには一時いちじ最下位さいかいだったC大阪おおさか怒涛どとうげを上位じょういむ。首位しゅいったG大阪おおさか一時いちじ、2かちてん5をつけるもその一進一退いっしんいったい攻防こうぼうつづき、千葉ちば優勝ゆうしょう終了しゅうりょうしたヤマザキナビスコカップ2005だい30せつには、かち点差てんさ8のなかに6チームがにひしめく状況じょうきょうとなった。

だい30せつ終了しゅうりょう時点じてんでの上位じょうい順位じゅんいひょう[1]
順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
1 ガンバ大阪がんばおおさか 30 57 17 6 7 +25 76 51
2 鹿島かしまアントラーズ 30 54 15 9 6 +20 54 34
3 セレッソ大阪せれっそおおさか 30 53 15 8 7 +6 42 36
4 浦和うらわレッズ 30 50 14 8 8 +21 56 35
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 30 50 13 11 6 +12 50 38
6 川崎かわさきフロンターレ 30 49 15 4 11 +13 51 38

そのもこれら上位じょういじん攻防こうぼうつづなか首位しゅいのG大阪おおさか名古屋なごや大宮おおみや千葉ちば相手あいてに3連敗れんぱいきっかちてん上積うわづみできず、2鹿島かしまも2け1はい停滞ていたい。その間隙かんげきって、この3試合しあい上位じょういじん唯一ゆいいつ無敗むはい(1しょう2け)でった3C大阪おおさかが、最終さいしゅうぶしまえだい33せつつい首位しゅい浮上ふじょう、4浦和うらわ・5せんようも2しょう1はいでそれぞれかちてんを6ずつ上積うわづみした。一方いっぽうで、6川崎かわさきはC大阪おおさか磐田いわた連敗れんぱいしてだい32せつ時点じてん優勝ゆうしょう戦線せんせんから脱落だつらくした。

だい33せつ終了しゅうりょう時点じてんでの上位じょうい順位じゅんいひょう[2]
順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
1 セレッソ大阪せれっそおおさか 33 58 16 10 7 +8 46 38
2 ガンバ大阪がんばおおさか 33 57 17 6 10 +22 78 56
3 浦和うらわレッズ 33 56 16 8 9 +24 61 37
4 鹿島かしまアントラーズ 33 56 15 11 7 +18 57 39
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 33 56 15 11 7 +13 54 41
6 川崎かわさきフロンターレ 33 50 15 5 13 +9 52 43

上位じょうい終盤しゅうばんぼしおおきく上積うわづみできなかったこともあってかち点差てんさはさらにまり、最終さいしゅうぶしまえ首位しゅいかち点差てんさ2のなかに5チームがひしめく状態じょうたいとなり、まれにだい混戦こんせんとなった。

最終さいしゅうぶし

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概要がいよう

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最終さいしゅうぶしわせは以下いかとおり。優勝ゆうしょう可能かのうせいのこす5チーム(下記かき太字ふとじあらわしたチーム)すべてがべつ会場かいじょうたたかうというわせのみょうとなった。

左側ひだりがわがホームチーム。開始かいし予定よてい時刻じこくはすべて午後ごご2

1C大阪おおさかてば4会場かいじょう結果けっか関係かんけいなく優勝ゆうしょうできるが、得失点とくしってん4チームにおおきくおとるため、以下いか場合ばあい優勝ゆうしょうには4チームがいずれも以下いかであることが必要ひつようで(敗戦はいせん場合ばあいはG大阪おおさか敗戦はいせん必要ひつよう)、優勝ゆうしょうのためには勝利しょうり必須ひっす条件じょうけんともえた。またC大阪おおさか以下いか場合ばあい、2G大阪おおさかてば3会場かいじょう結果けっか関係かんけいなく優勝ゆうしょうであり(てなかった場合ばあいはG大阪おおさかけ・C大阪おおさか敗戦はいせん3チームいずれも以下いか場合ばあいのみ優勝ゆうしょう)、優勝ゆうしょうには勝利しょうり最低さいてい条件じょうけんとなる、どうかちてんならぶ3浦和うらわ、4鹿島かしま、5せんようあいだには、それぞれ1せつでは逆転ぎゃくてん困難こんなん程度ていど得失点とくしってんいていたことから、こののために5試合しあいすべてに中継ちゅうけいしゃおくんだNHKでは、実況じっきょう中継ちゅうけいなかで「ったクラブのうち(試合しあいぜん時点じてんで)もっと順位じゅんいうえのクラブが優勝ゆうしょう」と説明せつめいしていた。

前半ぜんはん

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かく会場かいじょうとも午後ごご24ふん試合しあい開始かいし

3ふん、C大阪おおさかMFひさしふじ清一せいいちみぎサイドからあげたクロスをFW西澤にしざわあきらくんヘディングしゴール左角ひだりすみ得点とくてん先制せんせい

4ふん浦和うらわDF堀之内ほりのうちきよし得点とくてん先制せんせい。7ふん鹿島かしまのFW野沢のざわ拓也たくや得点とくてん先制せんせい。さらに12ふんにはG大阪おおさかもFW・クレメルソン・デ・アラウージョ・ソアレスペナルティエリア間近まぢかからゴール左上ひだりうえかくへのミドルシュートを先制せんせい。この時点じてん上位じょうい4チームがともにリードした。13ふんには浦和うらわのMFロブソン・ポンテFK直接ちょくせつめて追加ついかてんかさねた。

C大阪おおさか 1 – 0 F東京とうきょう
川崎かわさき 0 – 1 G大阪おおさか
新潟にいがた 0 – 2 浦和うらわ
鹿島かしま 1 – 0 かしわ
千葉ちば 0 – 0 名古屋なごや
15ふん終了しゅうりょう時点じてんでの順位じゅんい
昇降しょうこう 順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
1 セレッソ大阪せれっそおおさか 34 61 17 10 7 +9 47 38
2 ガンバ大阪がんばおおさか 34 60 18 6 10 +23 79 56
3 浦和うらわレッズ 34 59 17 8 9 +26 63 37
4 鹿島かしまアントラーズ 34 59 16 11 7 +19 58 39
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 34 57 15 12 7 +13 54 41

上位じょうい4クラブがそろってリードしているため、この時点じてんでの順位じゅんい変動へんどうはなし。

20ふん、FC東京とうきょうMF鈴木すずきただしろうがゴールをうば同点どうてん試合しあいまえ1のC大阪おおさかはリードをうしない、試合しあいまえ2のG大阪おおさか暫定ざんてい首位しゅいになる。

37ふん川崎かわさきのDF寺田てらだ周平しゅうへいコーナーキックからのボールをあたまめてG大阪おおさか同点どうてんになる。ちょうどそのとき長居ながいではC大阪おおさかのFW古橋ふるはし達弥たつやがFC東京とうきょう選手せんしゅたおされたことにより、C大阪おおさかPKたものの、FC東京とうきょう執拗しつよう抗議こうぎによりらされたこともあったのか、C大阪おおさかMFジョゼ・カルロス・ガルシア・レアルはなったPKはFC東京とうきょうGK土肥どい洋一よういちにより阻止そしされ、得点とくてんのビッグチャンスをのがした。

この時点じてんで、同点どうてんのC大阪おおさか、G大阪おおさかおさえ、試合しあいまえ3浦和うらわ暫定ざんてい首位しゅいった。さらに44ふん鹿島かしまアレシャンデル・ペレイラ・カルドーゾ追加ついかてんをあげる。

C大阪おおさか 1 – 1 F東京とうきょう
川崎かわさき 1 – 1 G大阪おおさか
新潟にいがた 0 – 2 浦和うらわ
鹿島かしま 2 – 0 かしわ
千葉ちば 0 – 0 名古屋なごや
前半ぜんはん終了しゅうりょう時点じてんでの順位じゅんい
昇降しょうこう 順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
↑2 1 浦和うらわレッズ 34 59 17 8 9 +26 63 37
↑2 2 鹿島かしまアントラーズ 34 59 16 11 7 +20 59 39
↓2 3 セレッソ大阪せれっそおおさか 34 59 16 11 7 +8 47 39
↓2 4 ガンバ大阪がんばおおさか 34 58 17 7 10 +22 79 57
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 34 57 15 12 7 +13 54 41

後半こうはん

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インターバルのあいだに、G大阪おおさかがDFシジクレイ・デ・ソウザじつこうれいただし交代こうたいまもりを修正しゅうせい後半こうはんがスタート。

48ふん、C大阪おおさかMFジョゼ・カルロス・ガルシア・レアルのドリブル突破とっぱからのこぼれだまをFW西澤にしざわあきらくんがゴール左隅ひだりすみたたみ、ふたたびリード、暫定ざんてい首位しゅいかえく。試合しあいまえ2のG大阪おおさかも56ふんにDF宮本みやもとひさしやすしのゴールですも62ふん川崎かわさきMF谷口たにぐち博之ひろゆきのヘディングによりふたた同点どうてんにされる。

一方いっぽう、58ふん鹿島かしまFW野沢のざわ拓也たくやめ、3てんリード。60ふん浦和うらわFWトミスラフ・マリッチ得点とくてんし、こちらも3てんリード。試合しあいまえ3浦和うらわが3てんリードしたことにより、試合しあいまえ4鹿島かしま試合しあいまえ5千葉ちばは、優勝ゆうしょうからとおのく。

C大阪おおさか 2 – 1 F東京とうきょう
川崎かわさき 2 – 2 G大阪おおさか
新潟にいがた 0 – 3 浦和うらわ
鹿島かしま 3 – 0 かしわ
千葉ちば 0 – 0 名古屋なごや
60ふん終了しゅうりょう時点じてんでの順位じゅんい
昇降しょうこう 順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
↑2 1 セレッソ大阪せれっそおおさか 34 61 17 10 7 +9 48 39
↓1 2 浦和うらわレッズ 34 59 17 8 9 +27 64 37
↓1 3 鹿島かしまアントラーズ 34 59 16 11 7 +21 60 39
4 ガンバ大阪がんばおおさか 34 58 17 7 10 +22 80 58
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 34 57 15 12 7 +13 54 41

そのやく15ふん5会場かいじょうとも得点とくてんなく推移すいいしたのち、等々力とどりきにおいて、川崎かわさきDFもりいさむかいがG大阪おおさかひだりサイドのMF家長かちょう昭博あきひろ突破とっぱ阻止そしすべくまもりにいくも、ペナルティエリアないでファウルをこし、G大阪おおさかにPKがあたえられる。G大阪おおさかは79ふんにMF遠藤えんどうたもつひとし冷静れいせいふたたびリード。この時点じてんふたたび、千葉ちば以外いがいの4チームがリードした状態じょうたいになる。

おなじく79ふん鹿島かしまもPKを獲得かくとくし、これをめるべく投入とうにゅうされたMF本田ほんだやすしじんがゴール、4てんリード。80ふんには浦和うらわMF山田やまだとおるひさもゴールしこちらも4てんリード。さらにスコアレスがつづいていたフクアリでは82ふん名古屋なごやのFW鴨川かもがわすすむのゴールにより千葉ちばが1てんリードされた。

C大阪おおさか 2 – 1 F東京とうきょう
川崎かわさき 2 – 3 G大阪おおさか
新潟にいがた 0 – 4 浦和うらわ
鹿島かしま 4 – 0 かしわ
千葉ちば 0 – 1 名古屋なごや
85ふん終了しゅうりょう時点じてんでの順位じゅんい
昇降しょうこう 順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
1 セレッソ大阪せれっそおおさか 34 61 17 10 7 +9 48 39
↑2 2 ガンバ大阪がんばおおさか 34 60 18 6 10 +23 81 58
↓1 3 浦和うらわレッズ 34 59 17 8 9 +28 65 37
↓1 4 鹿島かしまアントラーズ 34 59 16 11 7 +22 61 39
5 ジェフユナイテッド千葉ちば 34 56 15 11 8 +12 54 42

試合しあいぜん首位しゅいのC大阪おおさかは1てんリードで優勝ゆうしょう目前もくぜんまでたが、ロスタイム突入とつにゅう直前ちょくぜんの89ふん。FC東京とうきょう相手あいてゴールまえむ。たいするC大阪おおさかはクリアの応酬おうしゅうかえ混戦こんせんとなったが、そのこぼれだまをFC東京とうきょうのMF今野こんの泰幸やすゆきによりめられ、同点どうてんいつかれてしまう。それとほぼ同時どうじ千葉ちばがPKをるとMF阿部あべ勇樹ゆうきめ、つづけざまに千葉ちばMF坂本さかもとすすむたかのゴールで逆転ぎゃくてん成功せいこう、ロスタイム突入とつにゅう時点じてんでC大阪おおさか以外いがいの4チームがリードする。

C大阪おおさか同点どうてんいつかれ最後さいご最後さいご暫定ざんてい首位しゅい浮上ふじょうしたG大阪おおさかはロスタイム、FWクレメルソン・デ・アラウージョ・ソアレスがこの2てんとなる駄目押だめおてんれ、2てんリード。あまりに劇的げきてき展開てんかいに、一部いちぶサポーターが観客かんきゃくせきからピッチにし、選手せんしゅたちとって狂喜きょうき乱舞らんぶするという光景こうけいまれた。ここでぜん試合しあい終了しゅうりょう

C大阪おおさか 2 – 2 F東京とうきょう
川崎かわさき 2 – 4 G大阪おおさか
新潟にいがた 0 – 4 浦和うらわ
鹿島かしま 4 – 0 かしわ
千葉ちば 2 – 1 名古屋なごや

G大阪おおさか念願ねんがんの「タイトルホルダー」となった。C大阪おおさかはまたしても目前もくぜんでタイトルをにがしただけでなく、得失点とくしってんにより5まで順位じゅんいとす結果けっかとなった。

最終さいしゅう順位じゅんいひょう[3]
昇降しょうこう 順位じゅんい クラブ 試合しあい かちてん 勝利しょうり 引分ひきわけ 敗戦はいせん 得失点とくしってん 得点とくてん 失点しってん
↑1 1 ガンバ大阪がんばおおさか 34 60 18 6 10 +24 82 58
↑1 2 浦和うらわレッズ 34 59 17 8 9 +28 65 37
↑1 3 鹿島かしまアントラーズ 34 59 16 11 7 +22 61 39
↑1 4 ジェフユナイテッド千葉ちば 34 59 16 11 7 +14 56 42
↓4 5 セレッソ大阪せれっそおおさか 34 59 16 11 7 +8 48 40

試合しあいデータ

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  • 選手せんしゅ交代こうたいは3にんまで。また、後半こうはんアディショナルタイムはすべて「89ふん表示ひょうじ

2005ねん12月3にち
14:04
川崎かわさきフロンターレ 2 - 4 ガンバ大阪がんばおおさか
寺田てらだ周平しゅうへい 37分にゴール 37ふん
谷口たにぐち博之ひろゆき 62分にゴール 62ふん
公式こうしき記録きろく アラウージョ 12分にゴール 12ふん89ふん
宮本みやもとひさしやすし 56分にゴール 56ふん
遠藤えんどうたもつひとし 79分にゴール 79ふん
川崎かわさきフロンターレ
GK 28 相澤あいざわ貴志たかし
DF 05 箕輪みのわ義信よしのぶ
DF 13 寺田てらだ周平しゅうへい
DF 02 伊藤いとう宏樹ひろき
MF 23 相馬そうま直樹なおき 62分に交代退場 62ふん
MF 14 中村なかむらけんつよし
MF 29 谷口たにぐち博之ひろゆき 79分に交代退場 79ふん 41分に警告 41ふん
MF 04 アウグスト
MF 11 マルクス
FW 09 我那覇がなは和樹かずき 76分に交代退場 76ふん
FW 10 ジュニーニョ
サブメンバー
GK 01 吉原よしはら慎也しんや
DF 03 佐原さはら秀樹ひでき 79分に交代出場 79ふん 89分に警告 89ふん
MF 25 もりいさむかい 62分に交代出場 62ふん 78分に警告 78ふん
MF 08 久野くの智昭ともあき
FW 24 黒津くろづかち 76分に交代出場 76ふん
監督かんとく
せきづかたかし
ガンバ大阪がんばおおさか
GK 22 ふじたに陽介ようすけ
DF 02 シジクレイ 45分に交代退場 45ふん
DF 05 宮本みやもとひさしやすし 25分に警告 25ふん
DF 06 山口やまぐちさとし
MF 15 渡辺わたなべ光輝みつてる 66分に交代退場 66ふん
MF 27 橋本はしもと英郎ひでお 22分に警告 22ふん
MF 07 遠藤えんどうたもつひとし 71分に警告 71ふん
MF 14 家長かちょう昭博あきひろ
MF 09 アラウージョ
FW 16 大黒おおくろすすむこころざし 74分に交代退場 74ふん
FW 08 フェルナンジーニョ Yellow card 84ふん Yellow-red card 84ふん
サブメンバー
GK 01 松代まつだい直樹なおき
DF 04 じつこうれいただし 45分に交代出場 45ふん
MF 20 寺田てらだしんいち 66分に交代出場 66ふん 89分に警告 89ふん
FW 21 三木みき良太りょうた
FW 11 松波まつなみ正信まさのぶ 74分に交代出場 74ふん
監督かんとく
西野にしのあきら

2005ねん12月3にち
14:04
アルビレックス新潟にいがた 0 - 4 浦和うらわレッズ
公式こうしき記録きろく 堀之内ほりのうちきよし 4分にゴール 4ふん
ポンテ 13分にゴール 13ふん
マリッチ 60分にゴール 60ふん
山田やまだとおるひさ 80分にゴール 80ふん
新潟にいがたスタジアム
観客かんきゃくすう: 41,988にん
主審しゅしん: 松村まつむら和彦かずひこ
アルビレックス新潟にいがた
GK 01 てら浩一こういち
DF 05 梅山うめやまおさむ 45分に交代退場 45ふん
DF 31 藤井ふじい大輔だいすけ 84分に交代退場 84ふん
DF 19 海本かいもと慶治けいじ
DF 03 はぎむらしげるのり
MF 07 アンデルソン・リマ
MF 15 本間ほんまいさお 79分に警告 79ふん
MF 06 桑原くわばらひろしよし 72分に交代退場 72ふん 34分に警告 34ふん
MF 16 寺川てらがわのうじん
FW 10 エジミウソン
FW 09 ファビーニョ 50分に警告 50ふん
サブメンバー
GK 21 野澤のざわ洋輔ようすけ
DF 14 高橋たかはし直樹なおき 84分に交代出場 84ふん
MF 13 宮沢みやざわ克行かつゆき
MF 35 田中たなかゆめ 72分に交代出場 72ふん
FW 11 上野うえの優作ゆうさく 45分に交代出場 45ふん
監督かんとく
反町そりまち康治こうじ
浦和うらわレッズ
GK 23 都築つづき龍太りゅうた
DF 02 坪井つぼいけいかい
DF 04 田中たなかマルクス闘莉王トゥーリオ
DF 20 堀之内ほりのうちきよし
MF 06 山田やまだとおるひさ 41分に警告 41ふん
MF 13 鈴木すずきあきらふとし
MF 17 長谷部はせべまこと
MF 08 さんぬしアレサンドロ 44分に警告 44ふん
MF 10 ポンテ
FW 30 岡野おかの雅行まさゆき 76分に交代退場 76ふん
FW 18 マリッチ
サブメンバー
GK 01 山岸やまぎしはんひろし
DF 32 細貝ほそがいもえ
MF 07 酒井さかい友之ともゆき
FW 27 横山よこやま拓也たくや
FW 09 永井ながい雄一郎ゆういちろう 76分に交代出場 76ふん
監督かんとく
ギド・ブッフバルト

2005ねん12月3にち
14:04
鹿島かしまアントラーズ 4 - 0 かしわレイソル
野沢のざわ拓也たくや 7分にゴール 7ふん53ふん
アレックス・ミネイロ 44分にゴール 44ふん
本田ほんだやすしじん 79分にゴール 79ふん
公式こうしき記録きろく
鹿島かしまアントラーズ
GK 21 はしじゅん
DF 02 名良橋ならはしあきら 63分に警告 63ふん
DF 15 いわせい大樹だいき
DF 04 大岩おおいわつよし
DF 07 しん井場いばとおる
MF 08 小笠原おがさわら満男みつお
MF 16 フェルナンド 78分に交代退場 78ふん
MF 10 本山もとやま雅志まさし 68分に交代退場 68ふん
MF 11 深井ふかい正樹まさき 61分に交代退場 61ふん
FW 25 野沢のざわ拓也たくや
FW 09 アレックス・ミネイロ
サブメンバー
GK 29 杉山すぎやまあきら
MF 06 本田ほんだやすしじん 78分に交代出場 78ふん
MF 24 青木あおきつよし
MF 26 増田ますだちかいこころざし 61分に交代出場 61ふん
FW 30 鈴木すずき隆行たかゆき 68分に交代出場 68ふん
監督かんとく
トニーニョ・セレーゾ
かしわレイソル
GK 01 みなみ雄太ゆうた
DF 03 薩川さつかわりょうよう 88分に警告 88ふん
DF 04 波戸はと康広やすひろ
DF 20 永田ながたたかし
MF 02 小林こばやしあきら
MF 23 大谷おおや秀和ひでかず
MF 13 小林こばやし祐三ゆうぞう 64分に交代出場 64ふん 62分に警告 62ふん
MF 14 大野おおの敏隆としたか 45分に交代出場 45ふん
MF 24 平山ひらやまさとしぶんまわし Red card 77ふん
FW 18 矢野やの貴章たかあき 74分に交代出場 74ふん
FW 10 クレーベル 56分に警告 56ふん
サブメンバー
GK 31 加藤かとう慎也しんや
DF 32 石川いしかわ直樹なおき
MF 34 柳澤やなぎさわはやぶさ 64分に交代出場 64ふん
FW 25 ただしなり 74分に交代出場 74ふん
FW 19 宇野うのさわ祐次ゆうじ 45分に交代出場 45ふん 89分に警告 89ふん
監督かんとく
早野はやの宏史ひろし

2005ねん12月3にち
14:04
ジェフユナイテッド千葉ちば 2 - 1 名古屋なごやグランパスエイト
阿部あべ勇樹ゆうき 89分にゴール 89ふん
坂本さかもとすすむたか 89分にゴール 89ふん
公式こうしき記録きろく 鴨川かもがわすすむ 81分にゴール 81ふん
フクダ電子ふくだでんしアリーナ
観客かんきゃくすう: 17,003にん
主審しゅしん: 柏原かしわばら丈二じょうじ
ジェフユナイテッド千葉ちば
GK 17 櫛野くしのあきら
DF 03 斎藤さいとう大輔だいすけ
DF 05 ストヤノフ 43分に警告 43ふん
MF 29 水野みずのあきらじゅ
MF 02 坂本さかもとすすむたか
MF 06 阿部あべ勇樹ゆうき
MF 07 佐藤さとう勇人はやと
MF 16 山岸やまぎしさとし 76分に交代退場 76ふん
MF 22 羽生はぶただしつよし 83分に交代退場 83ふん
FW 18 まき誠一郎せいいちろう
FW 10 ハース 89分に交代退場 89ふん
サブメンバー
GK 01 立石たていし智紀ともき
DF 24 結城ゆうき耕造こうぞう
MF 15 中島なかじま浩司こうじ 89分に交代出場 89ふん
MF 20 工藤くどう浩平こうへい 83分に交代出場 83ふん
FW 09 はやしたけみつる 76分に交代出場 76ふん
監督かんとく
イビチャ・オシム
名古屋なごやグランパスエイト
GK 01 なら﨑正つよし 52分に交代退場 52ふん
DF 17 やす英学えいがく
DF 02 秋田あきたゆたか
DF 04 大森おおもり征之まさゆき
MF 20 角田つのだまこと 86分に警告 86ふん
MF 13 山口やまぐちけい 56分に交代退場 56ふん
MF 07 中村なかむら直志ただし 89分に警告 89ふん
MF 10 藤田ふじた俊哉としや 69分に警告 69ふん
MF 24 本田ほんだけいたすく 64分に警告 64ふん
FW 15 鴨川かもがわすすむ
FW 23 豊田とよだ陽平ようへい 83分に交代退場 83ふん
サブメンバー
GK 22 川島かわしまひさし 52分に交代出場 52ふん
DF 18 中島なかじま俊一しゅんいち 56分に交代出場 56ふん
MF 06 中谷なかたにいさむかい
FW 19 杉本すぎもと恵太けいた 83分に交代出場 83ふん
FW 37 津田つだ知宏ともひろ
監督かんとく
中田なかた仁司ひとし

2005ねん12月3にち
14:04
セレッソ大阪せれっそおおさか 2 - 2 FC東京とうきょう
西澤にしざわあきらくん 3分にゴール 3ふん48ふん 公式こうしき記録きろく 鈴木すずきただしろう 20分にゴール 20ふん
今野こんの泰幸やすゆき 89分にゴール 89ふん
長居ながいスタジアム
観客かんきゃくすう: 43,927にん
主審しゅしん: 上川かみかわとおる
セレッソ大阪せれっそおおさか
GK 22 吉田よしだ宗弘むねひろ
DF 30 前田まえだ和哉かずや
DF 26 藤本ふじもとかんふとし
DF 03 柳本やなぎもと啓成よしなり
MF 05 ファビーニョ
MF 23 下村しもむら東美とうび 11分に警告 11ふん
MF 07 ひさしふじ清一せいいち 89分に交代退場 89ふん
MF 06 ゼ・カルロス 88分に交代退場 88ふん 63分に警告 63ふん
FW 08 森島もりしまひろしあきら 82分に交代退場 82ふん 79分に警告 79ふん
FW 20 西澤にしざわあきらくん
FW 09 古橋ふるはし達弥たつや 84分に警告 84ふん
サブメンバー
GK 01 伊藤いとう友彦ともひこ
DF 19 山崎やまざき哲也てつや 89分に交代出場 89ふん
MF 11 徳重とくしげ隆明たかあき 82分に交代出場 82ふん
MF 16 宮原みやはら裕司ゆうじ
FW 10 黒部くろべ光昭みつあき 88分に交代出場 88ふん
監督かんとく
小林こばやし伸二しんじ
FC東京とうきょう
GK 01 土肥どい洋一よういち 35分に警告 35ふん
DF 08 藤山ふじやまりゅうひとし
DF 03 ジャーン
DF 02 茂庭もにわ照幸てるゆき
DF 17 金沢かなざわきよし
MF 23 梶山かじやま陽平ようへい 69分に交代退場 69ふん
MF 06 今野こんの泰幸やすゆき 89分に警告 89ふん
MF 15 鈴木すずきただしろう
MF 27 栗澤くりさわ僚一 54分に交代退場 54ふん
FW 13 戸田とだ光洋みつひろ
FW 11 阿部あべよしあきら
サブメンバー
GK 21 遠藤えんどう大志ひろし
MF 07 浅利あさりさとる
MF 10 三浦みうらぶんたけ
MF 16 宮沢みやざわ正史せいし 54分に交代出場 54ふん
FW 32 近藤こんどう祐介ゆうすけ 69分に交代出場 69ふん
監督かんとく
はら博実ひろみ

その

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G大阪おおさかとC大阪おおさかとも関西かんさいぜいとしてはつのリーグ優勝ゆうしょうのタイトルをあらそい、明暗めいあんがハッキリとかれる結果けっかとなった。

はつタイトルをったガンバ大阪がんばおおさかよくシーズン以降いこう安定あんていしたつよさをつづけ、2011ねんまでは2008ねんのぞくシーズンでつねに3以内いないはい躍進やくしんせる(2008ねんACL優勝ゆうしょう天皇杯てんのうはい優勝ゆうしょうかん達成たっせい)。2012ねんシーズンには史上しじょうはつのリーグ最多さいた得点とくてんすう得失点とくしってんがプラスでJ2降格こうかくうものの、1ねんでJ1復帰ふっきたすと2014ねんシーズンには国内こくないタイトル3かん獲得かくとくするなど強豪きょうごうチームとしての地位ちい確立かくりつする。

一方いっぽう土壇場どたんば首位しゅいから5転落てんらくしたセレッソ大阪せれっそおおさかよくシーズンに守備しゅびじん崩壊ほうかいし、よもやの残留ざんりゅうあらそいにまれてしまう。33せつ終了しゅうりょうには自動じどう降格こうかく圏外けんがいの16位置いちするも最終さいしゅうぶしやぶれ17しずみ、2000ねん〜2001ねんシーズンとおなじように優勝ゆうしょうあらそいをした翌年よくねん降格こうかくうこととなる。最終さいしゅうぶしまでリーグ優勝ゆうしょうあらそいにくわわったシーズンは2005ねん最後さいごく、2020ねん現在げんざいまでリーグ優勝ゆうしょうは1げられていない(国内こくない3だいタイトルではカップせんでの優勝ゆうしょう天皇杯てんのうはいでの優勝ゆうしょうが1かいずつ)。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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