366日にちへの旅たび> 今日きょうの誕生たんじょう花はな >２月がつの誕生たんじょう花はな > 木瓜ぼけ(ぼけ)

２月がつ５日にち　木瓜ぼけ(ぼけ)


平凡へいぼん、熱情ねつじょう

　バラ科かの落葉らくよう低木ていぼくで、中国ちゅうごく原産げんさんの観賞かんしょう植物しょくぶつ。
　高たかさ1〜2ﾒｰﾄﾙ。
　枝えだにはとげがあり、葉はは長ちょう楕円だえん形がた。
　春はるに、紅色こうしょく・淡紅あわべに色しょく・白色はくしょくまたは絞しぼりなどの五ご弁べん花はなを開ひらき、リンゴに似にた硬かたい果実かじつが実みのります。
　原産地げんさんちの中国ちゅうごくでは、放ひ春はる花はなの名なで親したしまれています。
　北風きたかぜの吹ふくうちから花はなを咲さかせる姿すがたは、閉とざしがちな心しんを開あけてくれるようです。


　主しゅとして挿さし木きで増ふやします。
　植うえ付つけ時期じきは真冬まふゆを除のぞく10月〜2月がつの落葉らくようしている間あいだで、よく日じつが当あたり排水はいすいのよい場所ばしょを好このみますが、乾かわきすぎには注意ちゅういが必要ひつようです。
　開花かいか期きは2〜4月がつで、花はなの咲さき終おわった後のちに剪定せんてい・整せい枝えだを行おこないます。

木瓜ぼけに関かんするうんちく　誕生たんじょう花はなうんちくシリーズ(製作せいさく : イラストレーター　夢ゆめ宮みや 愛あい)

　真まっ赤かな花はなの色いろから、日本にっぽんからヨーロッパに伝つたわった時とき「妖精ようせいの火ひ」と呼よばれ、大人気おとなげになった植物しょくぶつは？


　答こたえ「木瓜ぼけ（ボケ）」

　バラ科かボケ属ぞく
　原産地げんさんちは中国ちゅうごくです。
　別名べつめい「放ひ春はる花はな」「唐から木瓜ぼけ」「寒かん木瓜ぼけ（カンボケ）」「長春ちょうしゅん木瓜ぼけ（チョウションボケ）」
　英名えいめいは「ジャパニーズクインス」「フラワリングクインス」
　クインスはマルメロの実みのことです。
　そういえば、実みの形かたちが似にています。
　名前なまえの由来ゆらいは、果実かじつが瓜ふりに似にていることから、木きになる瓜ふり→「木瓜ぼけ（モケ）」からなまってボケと呼よばれるようになったとか。
　その果実かじつは、生せいのままでは酸味さんみと渋しぶみで美味おいしくないのですが、果実かじつ酒しゅやジャムにすると美味おいしいようです。
　ボケ酒しゅには、低てい血圧けつあつや疲労ひろう回復かいふくなどに効果こうかがあると言いわれています。
　切きって置おいておくと、芳香ほうこう剤ざいにもなるようです。
　また漢方かんぽうにもなります。
　強壮きょうそう作用さよう、麻痺まひを鎮しずめる効果こうか、鎮咳、利尿りにょう効果こうかなど。

　平安へいあん時代じだいに日本にっぽんに入はいってきて、今いまでは自生じせいしています。
　ヨーロッパには18世紀せいきに（フランス革命かくめいなどの時代じだい）、日本にっぽんに自生じせいしていたクサ木瓜ぼけが伝つたわり赤あかく明あかるい色いろから「妖精ようせいの火ひ」と名前なまえを付つけられ、庭木にわきとして大人気おとなげになったそうです。

　花言葉はなことばは「先駆せんく者しゃ」「指導しどう者しゃ」「平凡へいぼん」「早熟そうじゅく」「妖精ようせいの輝かがやき」です。

サクラソウ
勝者しょうしゃの寛容かんよう・少年しょうねん時代じだいの希望きぼう

シダ
愛あいらしさ・誠実せいじつ

誕生たんじょう花はなの女おんなの子こ　(誕生たんじょう日び占うらないより)　イラスト　「夢ゆめ宮みや 愛あい」　「夢見ゆめみる小ちいさな部屋へや」 ※無断むだん転載てんさい禁止きんし

4kサイズ(2880×2160)　　全身ぜんしん4kサイズ(2160×2880)　　塗ぬり絵え(2880×2160)　　塗ぬり絵え全身ぜんしん(2160×2880)