第だい26回かい参院さんいん選せん

維新いしん「全国ぜんこく政党せいとう化か」に立たちはだかる壁かべ　参院さんいん選せんで躍進やくしんも地方ちほうでは苦戦くせん

　7月がつに投開票とうかいひょうされた参院さんいん選せんの比例ひれい代表だいひょうでは、日本にっぽん維新いしんの会かいが約やく785万まん票ひょうを獲得かくとくし、野党やとう第だい1党とうの立憲りっけん民主党みんしゅとうに100万まん票ひょう以上いじょうの差さをつけた。2021年ねん10月がつの衆院しゅういん選せんに続つづき党勢とうせいは拡大かくだい基調きちょうだが、九州きゅうしゅう・沖縄おきなわでの得票とくひょう率りつは9・78％で全国ぜんこく（14・8％）と開ひらきがあり、最多さいたの有権者ゆうけんしゃを抱かかえる福岡ふくおか県けんでは伸のびが鈍化どんかした。目指めざす「

参院さんいん選せんの野党やとう共闘きょうとう、成立せいりつすれば10勝しょう?　単純たんじゅんな合算がっさんに表あらわれぬ効果こうか

　7月がつの参院さんいん選せんで自民党じみんとうは、全国ぜんこくに32ある改選かいせん数すう1の「1人ひとり区く」のうち28選挙せんきょ区くを制せいし、大勝たいしょうへとつなげた。野党やとう候補こうほの一本いっぽん化かが一部いちぶにとどまったことが背景はいけいにあるが、仮かりに全ぜん32選挙せんきょ区くで野党やとうの「共闘きょうとう」が実現じつげんしていたら、結果けっかは大おおきく変かわっていたのだろうか。共闘きょうとうの効果こうかとは。　自民じみんは今回こんかいの参院さんいん選せんで、改選かいせん55議席ぎせきを大おおき

立憲りっけん、参院さんいん選せんを総括そうかつ　「野党やとう第だい1党とうの立場たちばを脅おびやかされかねない」

　立憲りっけん民主党みんしゅとうは10日とおか、7月がつの参院さんいん選せんの敗因はいいんなどを分析ぶんせきした総括そうかつを決定けっていした。改選かいせん23議席ぎせきから6議席ぎせき減へらした結果けっかを踏ふまえ「野党やとう第だい1党とうの立場たちばを脅おびやかされかねない状況じょうきょうだ」と強つよい危機きき感かんを示しめす内容ないようとなった。　参院さんいん選せん敗北はいぼくについて「執行しっこう部ぶとして大おおきな責任せきにんがある」と明記めいきした。ただ、泉いずみ健太けんた代表だいひょうは続投ぞくとうに意欲いよくを示しめしており、近ちかく執と

立憲りっけん総括そうかつ素案そあん「書かき方かた甘あまい」　乏とぼしい具体ぐたい性せい、野党やとう連携れんけい踏ふみ込こまず

　立憲りっけん民主党みんしゅとうがまとめる参院さんいん選せん総括そうかつの議論ぎろんが大詰おおづめを迎むかえている。党とうは5日にち、国会こっかい内ないで両院りょういん議員ぎいん懇談こんだん会かいを開ひらき、6議席ぎせき減へらした参院さんいん選せんの結果けっかについて「執行しっこう部ぶとして大おおきな責任せきにんがある」などとする総括そうかつ素案そあんを議論ぎろん。素案そあんは「立憲りっけんが野党やとう第だい1党とうであることは自明じめいの前提ぜんていではない」との強つよい危機きき感かんを示しめすが、野党やとう連携れんけいの核かくとなる共産きょうさんや国民こくみん

国民こくみん、執行しっこう部ぶの責任せきにん触ふれず　参院さんいん選せん2議席ぎせき減げん「痛恨つうこんの極きわみ」と総括そうかつ

　国民こくみん民主党みんしゅとうは5日にち、両院りょういん議員ぎいん総会そうかいを開ひらき、参院さんいん選せん総括そうかつを発表はっぴょうした。改選かいせん7議席ぎせきから5議席ぎせきに減へらしたことについて「痛恨つうこんの極きわみであり、党とう全体ぜんたいとして重おもく受うけ止とめなければならない」としたが、執行しっこう部ぶの責任せきにんには触ふれなかった。一方いっぽう、自民じみん、公明こうめい両りょう党とうとの政策せいさく協議きょうぎについて「政策せいさく実現じつげんに全力ぜんりょくで取とり組くむ姿勢しせいとして有権者ゆうけんしゃに一定いってい程度ていど評ひょう

立憲りっけん、参院さんいん選せんの敗北はいぼく「執行しっこう部ぶに大おおきな責任せきにん」　泉いずみ代表だいひょうが陳謝ちんしゃ　総括そうかつ素案そあん

　立憲りっけん民主党みんしゅとうは3日にち、国会こっかい内ないで両院りょういん議員ぎいん懇談こんだん会かいを開ひらき、所属しょぞく議員ぎいんに参院さんいん選せん総括そうかつの素案そあんを示しめした。素案そあんは、6議席ぎせきを減へらした参院さんいん選せんの結果けっかについて「執行しっこう部ぶとして大おおきな責任せきにんがある」と言及げんきゅう。「立憲りっけんが野党やとう第だい1党とうであることは自明じめいの前提ぜんていではない」との強つよい危機きき感かんを示しめしたが、共産きょうさんや国民こくみん民主みんしゅなど他た党とうとの関係かんけいについては踏ふみ込こまなかっ

なるほドリ

政見せいけん放送ほうそう、何なにをしてもよいの？　「品位ひんい損そこなう言動げんどう」禁止きんし　一部いちぶ削除さくじょしたケースも＝回答かいとう・源馬げんまのぞみ

　なるほドリ　先さきの参院さんいん選せん（さんいんせん）の政見せいけん放送ほうそう（せいけんほうそう）で、芸能げいのう界かいのスキャンダルを話題わだいにしたり、お面めんをかぶったまま登場とうじょうしたりした候補者こうほしゃがいたよ。　記者きしゃ　政見せいけん放送ほうそうは国政こくせい選挙せんきょや都道府県とどうふけん知事ちじ選せんの選挙せんきょ期間きかん中ちゅう、候補者こうほしゃや政党せいとう幹部かんぶが主義しゅぎ主張しゅちょう（しゅぎしゅちょう）をテレビ、ラジオを通とおして訴うったえる、公職こうしょく選挙せんきょ

老おいる共産きょうさん、創立そうりつ100年ねんの正念場しょうねんば　「このままではじり貧ひん」地方ちほう悲痛ひつう

　創立そうりつ100年ねんを迎むかえた共産党きょうさんとうが、党勢とうせい維持いじに向むけ正念場しょうねんばを迎むかえている。7月の参院さんいん選せんで、改選かいせん6議席ぎせきから2減げんとなった。1日にちに党とう本部ほんぶで開ひらいた第だい6回かい中央ちゅうおう委員いいん会かい総会そうかい（中なか総そう）では、志位しい和夫かずお委員いいん長ちょうが参院さんいん選せんの総括そうかつを踏ふまえ、党勢とうせい回復かいふくに向むけた「奮闘ふんとう」を誓ちかったが、党とう関係かんけい者しゃの高齢こうれい化かなどを抱かかえる地方ちほう組織そしきからは「このままではじり貧ひん

国民こくみんと協議きょうぎ継続けいぞくへ　自民じみん「分断ぶんだんのうまみ」・公明こうめい「置おき去ざり警戒けいかい」

　自民じみん、公明こうめい両りょう党とうと国民こくみん民主党みんしゅとうは、先さきの通常つうじょう国会こっかいで始はじまった3党とうの枠組わくぐみによる政策せいさく協議きょうぎを参院さんいん選せん後ごも継続けいぞくする方針ほうしんだ。国民こくみん民主みんしゅは参院さんいん選せんで改選かいせん議席ぎせきから2減げんの敗北はいぼくを喫きっしたが、与党よとうとの政策せいさく協議きょうぎが存在そんざい感かんアピールにつながるとあくまで独自どくじ路線ろせんを追求ついきゅうする構かまえ。自民じみんは野党やとうの足並あしなみの乱みだれが参院さんいん選せんの大勝たいしょうにつながったと分析ぶんせきしており

記者きしゃの目め

参院さんいん選せんで加速かそく、野党やとう多た弱化じゃっか　「対たい政権せいけん」で連携れんけいの道みち探さぐれ＝樋口ひぐち淳也あつや（政治せいじ部ぶ）

　10日とおか投開票とうかいひょうの参院さんいん選せんで、野党やとうは第だい1党とうの立憲りっけん民主党みんしゅとうが議席ぎせきを減へらすなど全体ぜんたいとして「多た弱化じゃっか」が進すすんだ。多様たよう化かする民意みんいの表あらわれともとれるが、政権せいけんに対峙たいじ（たいじ）する受うけ皿ざらとなる準備じゅんびが十分じゅうぶんにできなかった野党やとうの現状げんじょうを有権者ゆうけんしゃが見抜みぬいたのだと私わたしは思おもう。多た弱じゃくの状況じょうきょうでは政府せいふ・与党よとうに対たいするチェック機能きのうが十分じゅうぶんに働はたらかず、ひい