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第34回「国際障害者年」連続シンポジウム：「自立生活運動・オープンダイアローグ・当事者研究」

第だい34回かい「国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん」連続れんぞくシンポジウム：
「自立じりつ生活せいかつ運動うんどう・オープンダイアローグ・当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」

2020/02/08（土ど）
於：立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパス創そう思おもえ館かん1Fカンファレンスルーム

last update: 20200211

■要項ようこう

■第だい34回かい「国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん」連続れんぞくシンポジウム：「自立じりつ生活せいかつ運動うんどう・オープンダイアローグ・当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」
日時にちじ：2020年ねん2月がつ8日にち（土ど）11:00（10:30開場かいじょう）～17:15
会場かいじょう：立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパス創そう思おもえ館かん1Fカンファレンスルーム
参加さんか費ひ：500円えん

■趣旨しゅし

　この「国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん」連続れんぞくシンポジウムは、国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねんのテーマ「完全かんぜん参加さんかと平等びょうどう」を推進すいしんするにあたり、国際こくさい議決ぎけつ「あらゆることに関かんして企画きかくの段階だんかいから決定けっていまで心身しんしん障害しょうがい者しゃの参加さんかが重要じゅうようである」との趣旨しゅしを基もとに、現実げんじつに社会しゃかい環境かんきょうにより多大ただいな不利益ふりえきを受うけている障害しょうがい者しゃからの発言はつげんを中心ちゅうしんに、そのときのテーマに添そった専門せんもん家かと討議とうぎを進すすめるものであります。
　障害しょうがい者しゃ自立じりつ生活せいかつ運動うんどうは数すう十じゅう年ねんの歴史れきしを経へて一定いっていの成果せいかを上あげてきましたが、現在げんざいもまだそこには残のこされた課題かだい、そして新あらたに生しょうじている課題かだいなどが多数たすうあります。
　相模原さがみはら事件じけんに見みられるような優生ゆうせい思想しそうの露骨ろこつな現あらわれ、厳きびしい地域ちいき間あいだ格差かくさ、空文くうぶん化かしつつある脱だつ施設しせつの動うごき、慢性まんせい的てきな介助かいじょ者しゃ不足ふそく、障害しょうがい者しゃと介助かいじょ者しゃの人間にんげん関係かんけいの行いき詰づまり、施設しせつや親元おやもとを出でてから生活せいかつを続つづけることに伴ともなう慢性まんせい的てきな悩なやみ、知的ちてき障害しょうがい、発達はったつ障害しょうがい、精神せいしん障害しょうがい、難病なんびょうなどに見みられる障害しょうがいの多様たよう化かや細分さいぶん化かとそれに伴ともなう新あたらしい関係かんけいや支援しえんのあり方かたの模索もさく、ようやく明あかるみになりつつある障害しょうがい女性じょせいに関かんする課題かだい……これらの課題かだいの中なかには、時代じだい背景はいけいの変化へんかとともにこれまでの運動うんどうの延長線えんちょうせんだけでは解ときがたくなっているものも多おおくあります。
　一方いっぽう、障害しょうがい分野ぶんや（特とくに精神せいしん障害しょうがいや依存いぞん症しょうなどの分野ぶんや）においては、人々ひとびとが陥おちいる困難こんなんな状況じょうきょうへのアプローチのあり方かたとして、「オープンダイアローグ」や「当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」が注目ちゅうもくされ、その実践じっせんが少すこしずつ広ひろがっています。それらは、個人こじんの自立じりつや自己じこ決定けっていをいったん保留ほりゅうしつつ、他者たしゃを尊重そんちょうすること、答こたえをあえて出ださないこと、対話たいわを続つづけること、沈黙ちんもくの意味いみを再さい評価ひょうかすることなどを重視じゅうしし、行いき詰づまりの中なかから新あたらしい「言葉ことば」や関係かんけいを発見はっけんしていくアプローチです。
　今回こんかいのシンポジウムでは、自立じりつ生活せいかつ運動うんどうの実践じっせんや研究けんきゅうの最先端さいせんたんにいるメンバーから現在げんざいの課題かだいを提示ていじしてもらうと同時どうじに、オープンダイアローグや当事とうじ者しゃ研究けんきゅうの第一人者だいいちにんしゃからその内容ないようや実践じっせんを伝つたえていただきつつ、現在げんざいの課題かだいをときほぐす鍵かぎを提示ていじしていきたいと思おもいます。できるだけ対話たいわ集会しゅうかいのかたちにして、参加さんか者しゃ全員ぜんいんが頭あたまだけでなく肌身はだみを通とおして理解りかいを深ふかめられるような内容ないようを目指めざします。

＊チラシのデータはこちら：［PDF］／［JPG（表ひょう）］・［JPG（裏うら）］

■出演しゅつえん者しゃの簡単かんたんな紹介しょうかい

熊谷くまがい晋一郎しんいちろうさん（基調きちょう講演こうえん）
脳性のうせいまひの当事とうじ者しゃとして自立じりつ生活せいかつ運動うんどうに大おおきな影響えいきょうを受うけつつ、現在げんざい、「当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」をテーマに、隔離かくり、スティグマ、発達はったつ障害しょうがい、依存いぞん症しょう、刑務所けいむしょなどの課題かだいに新しん機軸きじくを開ひらいている。東京大学とうきょうだいがく先端せんたん科学かがく技術ぎじゅつ研究けんきゅうセンター准じゅん教授きょうじゅ、小児科しょうにか医い。著書ちょしょ多数たすう。最近さいきんでは、雑誌ざっし「臨床りんしょう心理しんり学がく」増刊ぞうかん号ごうにて、「当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」3部ぶ作さくの編集へんしゅうにあたった。

竹たけ端はし寛ひろしさん（ファシリテーター）
精神せいしん医療いりょう、あるいはこの社会しゃかいにある隔離かくりや抑圧よくあつからの解放かいほうをめざす「対話たいわ（ダイアローグ）」の、研究けんきゅう者しゃにして実践じっせん家か。竹たけ端はしさんのファシリテートによる対話たいわ集会しゅうかいはぜひ多おおくの人ひとに体感たいかんしてほしい。兵庫ひょうご県立けんりつ大学だいがく環境かんきょう人間にんげん学部がくぶ准じゅん教授きょうじゅ。『「当あたり前まえ」をひっくり返かえす――バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏かなでた「革命かくめい」』（現代書館げんだいしょかん、2018年ねん）など。

小泉こいずみ浩子ひろこさん
幼少ようしょう時じの黄疸おうだんによる脳性のうせいまひ当事とうじ者しゃ。現在げんざい、日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター自立じりつ支援しえん事業じぎょう所しょ管理かんり者しゃ。重度じゅうど知的ちてき障害しょうがい者しゃや難病なんびょう者しゃなど障害しょうがい種別しゅべつをこえた多おおくの自立じりつ生活せいかつの現場げんばに関かかわり、そこでの複雑ふくざつな人間にんげん模様もようを誰だれよりも身みにしみて味あじわっている障害しょうがい当事とうじ者しゃの一人ひとり。共著きょうちょに『障害しょうがい者しゃ運動うんどうのバトンをつなぐ』（生活せいかつ書院しょいん、2016年ねん）。

立岩たていわ真しん也さん
障害しょうがい者しゃ自立じりつ生活せいかつ運動うんどうを世よに知しらしめた第一人者だいいちにんしゃ。最近さいきんも筋すじ疾患しっかん系けい障害しょうがい者しゃへのききを精力せいりょく的てきに進すすめ、運動うんどうに貢献こうけんしている。立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう科か教授きょうじゅ。自立じりつ生活せいかつ運動うんどう、筋すじジス病棟びょうとう、ALS、精神せいしん障害しょうがい、相模原さがみはら事件じけん、自己じこ決定けっていなどをテーマに著書ちょしょ多数たすう。近刊きんかんに『弱よわくある自由じゆうへ（増補ぞうほ新版しんぱん）』、『病者びょうしゃ戦後せんご史し』（いずれも青土おうづち社しゃ）など。

岡山おかやま祐美ひろみさん
10代半なかばで進行しんこう性せい筋すじ疾患しっかん（遠とお位くらい型がたミオパチー）発症はっしょう。徐々じょじょに歩あるけなくなり、20歳さい半なかばで仕事しごともやめ、実家じっかで生活せいかつ。その後ご「自立じりつ生活せいかつ」という選択肢せんたくしを知しり、舞鶴まいづる市しから京都きょうと市しへ。現在げんざい、24時じ間あいだ介助かいじょ利用りよう、日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンタースタッフ。「筋きんジストロフィー病棟びょうとうの未来みらいを考かんがえるプロジェクト」の中心ちゅうしんメンバーの一人ひとり。

油田ゆでん優衣ゆいさん
全身ぜんしんの筋力きんりょくが次第しだいに衰おとろえていくSMAII型がた（脊髄せきずい性せい筋すじ萎縮いしゅく症しょうII型がた）の当事とうじ者しゃ。福岡ふくおか県けん出身しゅっしんで京都きょうと大学だいがくに在学ざいがくする若手わかて障害しょうがい当事とうじ者しゃのホープの一人ひとり。日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンターでも活動かつどう。論文ろんぶん：「強迫きょうはく的てき・排他はいた的てきな理想りそうとしての〈強つよい障害しょうがい者しゃ像ぞう〉――介助かいじょ者しゃとの関係かんけいにおける「私わたし」の体験たいけんから」『臨床りんしょう心理しんり学がく』11。

渡邉わたなべ琢みがくさん
日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター事務じむ局員きょくいんにして、介助かいじょ者しゃ、介助かいじょコーディネーター。知的ちてき障害しょうがい者しゃの当事とうじ者しゃ団体だんたいピープルファースト京都きょうとの支援しえん者しゃもつとめる。介助かいじょ者しゃや支援しえん者しゃという立場たちばから、自立じりつ生活せいかつ運動うんどうの課題かだいを幅広はばひろく考察こうさつしている。近刊きんかんに『障害しょうがい者しゃの傷きず、介助かいじょ者しゃの痛いたみ』（青土おうづち社しゃ、2018年ねん）。

■連絡れんらく事項じこう

会場かいじょうアクセス

JR「京都きょうと」駅えき・「円えん町まち」駅えき、阪急はんきゅう「西院さいいん」駅えき・「四条大宮しじょうおおみや」駅えきなどより、金閣寺きんかくじ方面ほうめんのバスにお乗のりください。最寄もよりのバス停ばすていは「立命館大学りつめいかんだいがく前まえ」です。西大路にしおおじ通どおり沿ぞいのバス停ばすていでは「衣笠きぬがさ校こう前まえ」・「わら天神前てんじんまえ」が近ちかくです。嵐あらし電でん北野線きたのせん「等持院とうじいん」駅えきからも（登のぼり坂ざかになりますが）アクセス可能かのうです。
◎詳細しょうさい：http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
＋
★「シンポジウム会場かいじょうアクセス・バリアフリーマップのご案内あんない」（JCIL）
　http://www.jcil.jp/20200208/acssece.html
＋
＊車くるまいす使用しよう者しゃ等とうのために、JR円えん町まち駅えきから立命館大学りつめいかんだいがくまで、送迎そうげい車しゃも用意よういします（有料ゆうりょう、先着せんちゃく順じゅん）。詳細しょうさいは下記かき連絡れんらく先さきまでお問とい合あわせください。

情報じょうほう保障ほしょう

要約ようやく筆記ひっきあり。手話しゅわ通訳つうやく、点訳てんやくが必要ひつような方ほうは1月がつ29日にち（水みず）までにご連絡れんらくください。

その他た

昼食ちゅうしょくは各自かくじご持参じさんください。会場かいじょう近ちかくにコンビニ・カフェ等とうもあります。

■主催しゅさい

主催しゅさい：「国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん」連続れんぞくシンポジウム運営うんえい・実行じっこう委員いいん会かい
共催きょうさい：立命館大学りつめいかんだいがく生存せいぞん学がく研究所けんきゅうじょ
協力きょうりょく：日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター（JCIL）、ワークス共同きょうどう作業さぎょう所しょ、ピープルファースト京都きょうとほか
後援こうえん：京都きょうと府ふ、（公おおやけ財ざい）京都新聞社きょうとしんぶんしゃ会かい福祉ふくし事業じぎょう団だんほか

連絡れんらく先さき

連絡れんらく先さき（事務じむ局きょく）：日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター（JCIL）
住所じゅうしょ：京都きょうと市し南みなみ区く東九条松田ひがしくじょうまつだ町まち28　メゾングラース京都きょうと十じゅう条じょう101
電話でんわ：075-671-8484
Fax：075-671-8418
Mail：jcil@cream.plala.or.jp

■企画きかくを終おえて／参加さんか者しゃの感想かんそう

UP: 20200122　REV: 20200206（村上むらかみ潔きよし）, 07, 09, 10, 11

◇日本にっぽん自立じりつ生活せいかつセンター　 ◇自立じりつ・自立じりつ生活せいかつ（運動うんどう）　 ◇障害しょうがい学がく　 ◇生存せいぞん学がく研究所けんきゅうじょ催 2020　 ◇催

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第だい34回かい「国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん」連続れんぞくシンポジウム： 「自立じりつ生活せいかつ運動うんどう・オープンダイアローグ・当事とうじ者しゃ研究けんきゅう」