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在宅における医療的ケアの現状と課題(地域生活を考える勉強会 第五回)記録
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gCOE
生存
せいぞん
学
がく
・催
>
在宅
ざいたく
における
医療
いりょう
的
てき
ケアの
現状
げんじょう
と
課題
かだい
(
地域
ちいき
生活
せいかつ
を
考
かんが
える
勉強
べんきょう
会
かい
第
だい
五
ご
回
かい
)
記録
きろく
在宅
ざいたく
における
医療
いりょう
的
てき
ケアの
現状
げんじょう
と
課題
かだい
(
地域
ちいき
生活
せいかつ
を
考
かんが
える
勉強
べんきょう
会
かい
第
だい
五
ご
回
かい
)
2010/10/23 於:
医療
いりょう
法人
ほうじん
永原
ながはら
診療
しんりょう
会
かい
自在
じざい
館
かん
医療
いりょう
的
てき
ケア・2010
korean page
last update: 20110116
*
以下
いか
修正
しゅうせい
、
変更
へんこう
の
可能
かのう
性
せい
があります。この
点
てん
ご
了解
りょうかい
ください。また
修正
しゅうせい
・
変更
へんこう
点
てん
のある
発言
はつげん
者
しゃ
の
方
ほう
は、
TAE01303@nifty.ne.jp
(
立岩
たていわ
)までご
連絡
れんらく
ください。また、
論
ろん
じきれなかった
論点
ろんてん
について、
今後
こんご
、
関連
かんれん
文書
ぶんしょ
・
資料
しりょう
など
付加
ふか
(リンク)することがありえます。
*4
質疑
しつぎ
応答
おうとう
1 バクバクの
会
かい
からの
発言
はつげん
と
杉本
すぎもと
氏
し
の
応答
おうとう
・
他
た
の
部分
ぶぶん
はバクバクの
会
かい
のこれまでの
活動
かつどう
を
知
し
っていただくためにも
有益
ゆうえき
な
部分
ぶぶん
であると
思
おも
います。お
読
よ
みください。2011
年
ねん
には
別途
べっと
お
話
はなし
を
伺
うかが
う
機会
きかい
を
設
もう
けたいと
考
かんが
えております。
*
記録
きろく
の
文字
もじ
化
か
:
長谷川
はせがわ
唯
ゆい
編集
へんしゅう
:
立岩
たていわ
真
しん
也
0
開催
かいさい
にあたっての
御
ご
説明
せつめい
1
杉本
すぎもと
氏
し
の
報告
ほうこく
2
川口
かわぐち
氏
し
の
報告
ほうこく
3
司会
しかい
者
しゃ
のまとめ(?)
4
質疑
しつぎ
応答
おうとう
1 バクバクの
会
かい
からの
発言
はつげん
と
杉本
すぎもと
氏
し
の
応答
おうとう
・
他
た
5
質疑
しつぎ
応答
おうとう
2
◆
立岩
たていわ
真
しん
也
:
参加
さんか
されそうな
方
ほう
が
多
おお
そうだということで、
実際
じっさい
あけてみたらこれだけの
方
ほう
がいらしたんですけれども、
少
すこ
し
場所
ばしょ
を
移
うつ
しまして、ここの
会場
かいじょう
で
行
おこ
なうことにしました。で、
引
ひ
き
続
つづ
きいろんなかたちで、
勉強
べんきょう
会
かい
っていうか、
話
はな
し
合
あ
う
機会
きかい
を
設
もう
けたいと
思
おも
いますので、それは
受付
うけつけ
のところに
用紙
ようし
があって、
連絡
れんらく
先
さき
であるとか、メールアドレスを
知
し
らせていただければご
案内
あんない
を
差
さ
し
上
あ
げますので、どうぞよろしくお
願
ねが
いいたします。
今回
こんかい
3
時
じ
間
あいだ
っていう、ぎりぎり
休憩
きゅうけい
どうしようかなって
感
かん
じの
時間
じかん
なんですけれども、
基本
きほん
的
てき
には、
休憩
きゅうけい
を
間
あいだ
に
挟
はさ
まないかたちでやっていきたいっていうふうに
思
おも
います。
今回
こんかい
、「
地域
ちいき
生活
せいかつ
を
考
かんが
える
勉強
べんきょう
会
かい
」
第
だい
5
回
かい
目
め
のテーマは、
在宅
ざいたく
における
医療
いりょう
的
てき
ケアの
現状
げんじょう
と
課題
かだい
というものです。
お
話
はな
しいただくのは、お
二
に
方
ぽう
です。
一人
ひとり
目
め
が
杉本
すぎもと
ボーンクリニックの
所長
しょちょう
をしている
杉本
すぎもと
健郎
たけお
さんです。それからもう
一人
ひとり
が、さくら
会
かい
っていうのかな、NPO
法人
ほうじん
さくら
会
かい
でいいのか、の
川口
かわぐち
有美子
ゆみこ
さんです。
みなさんご
存知
ぞんじ
の
方
ほう
も
多
おお
いかと
思
おも
いますけれども、
今
いま
国
こく
の
方
ほう
で
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうのを
制度
せいど
の
中
なか
にどういうふうに
位置付
いちづ
けるのかっていう
議論
ぎろん
がなされています。それはまぁ、どういう
方向
ほうこう
にいくのか、まだ
未
み
確定
かくてい
な
部分
ぶぶん
が
多
おお
いんですけれども、
持
も
っていきかたというか、
持
も
っていかれかたによっては、かなり、
生活
せいかつ
をむしろ
厳
きび
しくするという、そういう
危険
きけん
性
せい
というか、
可能
かのう
性
せい
を
孕
はら
んだものであって、そこのところはきちんと
監
かん
視
し
し
口
こう
を
出
だ
しですね、できるんであれば、そういう
制度
せいど
ができるんであれば、よりよいものにしていく
必要
ひつよう
があると。
少
すく
なくとも
現状
げんじょう
を
後退
こうたい
させてはいけないということが、この
今回
こんかい
この
催
もよお
しをしたことの
背景
はいけい
、
背景
はいけい
というか、テーマの
一
ひと
つにはあります。お
二
に
人
にん
ともそれぞれの
過去
かこ
を
背負
せお
って、
今
いま
に
至
いた
るっていうわけですので、そういった
部分
ぶぶん
に
触
ふ
れていただきながら、その
現状
げんじょう
、これからについて、
展望
てんぼう
していただきたいというふうに
思
おも
います。
3
時
じ
間
あいだ
っていうのは
長
なが
いようでもありますけれども、まぁそんなに
長
なが
くもない。ということで、
私
わたし
としては、ちなみに
私
わたし
は
立
たて
命
いのち
館
かん
に
勤
つと
めております、
今日
きょう
司会
しかい
させていただく
立岩
たていわ
と
申
もう
します。この
集
あつ
まりは、
立命館大学
りつめいかんだいがく
のグローバルCOE
「
生存
せいぞん
学
がく
創成
そうせい
拠点
きょてん
」
っていう、
文科
ぶんか
省
しょう
からお
金
かね
が
出
で
ている
研究
けんきゅう
プロジェクトが
主催
しゅさい
者
しゃ
の
一
ひと
つで、それからあんまり
活動
かつどう
してないんですけれども、いちおう
私
わたし
もかかわっているNPO
法人
ほうじん
「ある」
っていうところと、それから
先
さき
ほど
紹介
しょうかい
した
永原
ながはら
診療
しんりょう
会
かい
と、これらが
主催
しゅさい
・
共催
きょうさい
するというかたちになっております。お
二
に
方
ぽう
にはそういうわけで、そういうわけでっていうのは、3
時
じ
間
あいだ
の
時間
じかん
をできるだけ、みなさん、ここの
中
なか
には
私
わたし
なんかよりはるかにその
経験
けいけん
と
知識
ちしき
において、このことに
詳
くわ
しい
方
ほう
、
一
いち
過去
かこ
を
持
も
たれている
方
ほう
が
多
おお
いと
思
おも
います。ですから、できるだけ
長
なが
い
時間
じかん
、そういった
方々
かたがた
のご
意見
いけん
を
頂戴
ちょうだい
したり、あるいはその
今日
きょう
のお
二
に
方
ぽう
とのやりとり、
質疑
しつぎ
応答
おうとう
の
時間
じかん
に
割
さ
きたいと
思
おも
いますので、あと
詳
くわ
しい
話
はなし
はいろいろとやりとりの
中
なか
で
補足
ほそく
していただくということにして、
最初
さいしょ
の
話
はなし
は
概
おおむ
ね30
分
ふん
から、
延
の
びて40
分
ふん
ぐらいの
間
あいだ
に
話
はなし
をおさめていただき、だいたいその3
時
じ
間
あいだ
のうちの
半分
はんぶん
ぐらいの
時間
じかん
を
会場
かいじょう
の
方々
かたがた
との
質疑
しつぎ
応答
おうとう
、
議論
ぎろん
にあてたい、あてていきたいというふうに
思
おも
っております。では、これからよろしくお
願
ねが
いいたします。
順番
じゅんばん
はどちらでもいいといえばどちらでもなんですけれども、まぁ
年季
ねんき
がいってる
方
ほう
からっていうこともありまして、
杉本
すぎもと
さんの
方
ほう
からお
話
はなし
を
最初
さいしょ
にいただきたいと
思
おも
います。
それから、
今回
こんかい
立
たて
命
いのち
館
かん
の
方
ほう
のホームページであるとか、そういったところに、
我々
われわれ
は
開催
かいさい
した
催
もよお
しについて
写真
しゃしん
であるとか、それから
今回
こんかい
録音
ろくおん
もさせていただきますけれども、そういった
記録
きろく
を
掲載
けいさい
するようにしております。そういうことで
写真
しゃしん
を
撮
と
らせていただくことがあると
思
おも
いますけれども、
諸般
しょはん
の
事情
じじょう
で
顔
かお
が
写
うつ
りたくないとということがありましたらその
辺
あたり
は
申
もう
しつけください。それから、
発言
はつげん
内容
ないよう
にかんしても、
名前
なまえ
は
出
だ
してほしくないという
方
ほう
もいらっしゃるかと
思
おも
います。それは
尊重
そんちょう
したいと
思
おも
いますので、その
方
ほう
は
発言
はつげん
のときに、
特
とく
に
名
な
を
名乗
なの
らないとか、あるいは、
反対
はんたい
に
名
な
を
名乗
なの
ってと
言
い
っていただければと
思
おも
います。そんなことでよろしいでしょうか。では、
早速
さっそく
始
はじ
めたいと
思
おも
います。
杉本
すぎもと
さんよろしくお
願
ねが
いいたします。
>TOP
*
杉本
すぎもと
さんはパワーポイントを
使
つか
いながら
話
はな
されました。そのため、
以下
いか
だけではわかりずらいところがあると
思
おも
いますが、まずは
掲載
けいさい
いたします。
◆
杉本
すぎもと
健郎
たけお
:
杉本
すぎもと
です。
余分
よぶん
な
話
はなし
はいらないんだと
思
おも
いますが、
今
いま
6
分
ふん
ですか。30
分
ふん
ということでできるだけとばしてバクっと
話
はなし
をして、
細
こま
かいところはまたあとで
指摘
してき
していただくとして、お
話
はな
しさせていただきたいと
思
おも
います。
今
いま
、あの、
午前
ごぜん
中
ちゅう
ここで
診療
しんりょう
してたんですけど、この
診療
しんりょう
所
しょ
の
向
む
こう
側
がわ
ズバっと
空
あ
いてるんですね。
自分
じぶん
とこの
土地
とち
、この
辺土
へんど
地
ち
なんですけど。そこで
次
つぎ
の
仕事
しごと
をしようと
今
いま
いろいろと
画策
かくさく
しているんですけどもなかなか
進
すす
みません。でもやっぱりやっていかない
限
かぎ
りはこれは
進
すす
まないだろうなっていうのが、
僕
ぼく
の
結論
けつろん
なんですね。だから
自分
じぶん
とこで
見
み
せてやるっていう
思
おも
いが
少
すこ
しはあるんですけども、まだ
具体
ぐたい
的
てき
には
進
すす
んでおりません。
で、ちょっと
見
み
ずらいかとも
思
おも
いますが、
僕
ぼく
、
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
に4
年
ねん
弱
じゃく
おりまして、
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
で
学
まな
んだことっていうのはけっこう
大
おお
きかったわけですね。それまでは
大学
だいがく
病院
びょういん
でずっと
教育
きょういく
職
しょく
でしたので。で、そこから
得
え
たものっていうのは、
入所
にゅうしょ
っていうものをどのように
今後
こんご
新
あたら
しいリソースっていうか、
地域
ちいき
の
中
なか
でその
役割
やくわり
を
果
は
たすようなかたちを
作
つく
っていくかっていうのが
一
ひと
つの
課題
かだい
やったわけですね。ぜひともこれを
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
で
少
すこ
しでもやりたいっていうことで、
訪問
ほうもん
看護
かんご
ステーションを
作
つく
ったりとかいろいろやってきました。で、
一
ひと
つあとでまた
出
で
てくるんですけども、
実
み
を
結
むす
んだのが、
来年
らいねん
の
春
はる
に、
入所
にゅうしょ
者
しゃ
の3
人
にん
がですね、
入所
にゅうしょ
者
しゃ
の3
人
にん
とショートステイのロングをしてた3
人
にん
と6
人
にん
、プラス2
人
にん
ということで、ケアホームを
近
ちか
くに、
街
まち
の
中
なか
に
作
つく
ることができるようになりまして、
唯一
ゆいいつ
、
出
で
て
行
い
く
人
ひと
が
出
で
てきたというところで、
自分
じぶん
としては
評価
ひょうか
しております。それはまさしく、
昭和
しょうわ
43
年
ねん
、40
年
ねん
以上
いじょう
前
まえ
に
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
の
糸賀
いとが
一雄
かずお
という
人
ひと
が
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
は
始発駅
しはつえき
であると、
決
けっ
して
終着駅
しゅうちゃくえき
ではないんだよっていうことを
言
い
い
続
つづ
けてきた
内容
ないよう
を
少
すこ
し
実現
じつげん
していくのかなっていうところを
感
かん
じております。それが
自分
じぶん
の
今
いま
の
根底
こんてい
にあるものだと
思
おも
っております。
今
いま
のこの
言葉
ことば
、またプリントアウトされてますので
読
よ
んでいただいたらいいと
思
おも
うんですが、この
言葉
ことば
の
中身
なかみ
ひとつひとつがですね、
今
いま
に
通
つう
じるものだということを
言
い
っておきたいと
思
おも
います。
で、
今日
きょう
の
課題
かだい
は
医療
いりょう
的
てき
ケアなんですけども、もともとこの
問題
もんだい
がずっと
出
で
てきたのは、
急速
きゅうそく
に
加速
かそく
しだしたのは、
舛添
ますぞえ
さんなんですね。
舛添
ますぞえ
厚生
あつお
労働
ろうどう
大臣
だいじん
が
墨
ぼく
東
ひがし
ERの
問題
もんだい
からNICUの
出口
でぐち
っていうことで、NICUがなぜ
空
す
かないんだっていうところからどんどん
波及
はきゅう
していって、それを
空
あ
けるためにお
金
かね
をつけるということで、いまだにそうなんですけど、お
金
かね
が
動
うご
いているのは、
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
の
中
なか
でも
母子
ぼし
保健
ほけん
局
きょく
だけなんですね。で、もう
一
ひと
つお
金
かね
を
持
も
ってるのが、あとで
出
で
てくる
老健
ろうけん
局
きょく
なんですね。
我々
われわれ
主
おも
に
親
した
しみを
持
も
ってたのは、
社会
しゃかい
援護
えんご
局
きょく
の
障害
しょうがい
福祉
ふくし
課
か
っていう
局
きょく
なんですね、
局
きょく
というかね。これもう
全然
ぜんぜん
異質
いしつ
のものなんですね。
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
行
い
くと。で、その、
結論
けつろん
からいくと、その、もともと
今
こん
お
金
かね
が
動
うご
いている
上
うえ
の
母子
ぼし
保健
ほけん
局
きょく
っていうところにお
金
かね
がついてて、
全国
ぜんこく
でポストNICUのお
金
かね
が
落
お
ちていってるんですが、
一方
いっぽう
で、
今
いま
の
医療
いりょう
的
てき
ケアは、
高齢
こうれい
者
しゃ
のいわゆるところからの
一番
いちばん
お
金
かね
を
持
も
ってる
厚労省
こうろうしょう
の
大
おお
きな
老健
ろうけん
局
きょく
がイニシアティブを
持
も
ってるというところにおかしさがあるんで、それにどう
修正
しゅうせい
をかけ、どう
変更
へんこう
させていくかっていうところが、
今日
きょう
の
討論
とうろん
になるんだろうと
思
おも
います。
2
番目
ばんめ
のところはもうご
存知
ぞんじ
の
通
とお
りです。これも
僕
ぼく
の
主題
しゅだい
の
一
ひと
つなんですけど、
脳死
のうし
は
死
し
であるのかどうかっていう
問題
もんだい
。それから、
今
いま
15
例
れい
ですか。どうしてあんなに
説得
せっとく
をして、どんどん
移植
いしょく
にいく
人
ひと
が
増
ふ
えるんだろうっていうところがあるんだろうと
思
おも
います。
今日
きょう
は
主題
しゅだい
じゃないんですけども、
医療
いりょう
現場
げんば
の
中
なか
であれはものすごく
不思議
ふしぎ
なんですよね。
事故
じこ
だとかいろんな
出来事
できごと
が
起
お
こって、
医者
いしゃ
が
脳死
のうし
らしいという
診断
しんだん
を
医者
いしゃ
の
専権
せんけん
的
てき
事項
じこう
でつけて、そこでこれはグリーフケアでもなんでもなくって、いわゆる
移植
いしょく
コーディネーターに
繋
つな
いでるんですね。それからあと
移植
いしょく
コーディネーターと
家族
かぞく
が
話
はなし
をして、そこから
法定
ほうてい
脳死
のうし
判定
はんてい
に
入
はい
って、それで
死
し
だということを
言
い
ってるんですね。これもう
絶対
ぜったい
おかしいんです、
話
はなし
が。
全部
ぜんぶ
説得
せっとく
が
入
はい
ってて、
仕組
しく
まれた
中
なか
にみんな
追
お
い
込
こ
まれていくという
状況
じょうきょう
があるわけで、そんなことは
誰
だれ
だって
予想
よそう
しないわけですよね。そこんところの
自己
じこ
決定
けってい
の
論理
ろんり
のところが2
番目
ばんめ
のところで、どんどん、15
例
れい
も
出
で
たぞ、すごいぞっていう、
美談
びだん
のようにして
語
かた
られるようになってきてるっていうのもこわいところがあると
思
おも
うんですね。
バクっといきます。
今日
きょう
の
言葉
ことば
だけいくと、こういう
言葉
ことば
がいるのかなと
思
おも
います。それで
今日
きょう
は、
医療
いりょう
的
てき
ケアなんですけども、そのいわゆる1
番
ばん
のパーソナルアシスタントっていうのは、
俗
ぞく
に
今
こん
厚労省
こうろうしょう
が
言
い
ってる
特定
とくてい
関係
かんけい
の
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうところと
置
お
き
換
か
えるようなかたちでの
討論
とうろん
になってくるんだろうと
思
おも
うんですが。その2
番目
ばんめ
のケアマネージメントにしてもそうです。それからやっぱり、
在宅
ざいたく
でパーソナルアシスタントをきちっと
安全
あんぜん
にやろうと、まぁ
安全
あんぜん
にやろうとするならば、3
番
ばん
、4
番
ばん
、5
番
ばん
っていうところの
保障
ほしょう
が
何
なに
にもされてないんですね。
特
とく
にそれをマネージメントする2
番
ばん
のシステムも
出来上
できあ
がっていません。こういった2、3、4、5を
抜
ぬ
きにして、
法
ほう
を
先
さき
に
決
き
めてやろうとするところに
一体
いったい
どんな
進歩
しんぽ
があるのかなっていうところがひとつは
絶対
ぜったい
疑問
ぎもん
として
生
う
まれてきます。
少
すこ
しずつ
問題
もんだい
点
てん
だけ
述
の
べていきたいと
思
おも
います。
はい、
次
じ
お
願
ねが
いします。5
分
ふん
経
た
ちましたね。
これ
誰
だれ
が
支援
しえん
してるかっていうのは、
親
おや
に
決
き
まってる、
家族
かぞく
に
決
き
まっとるんでね。はい。それで
何
なに
が
大切
たいせつ
かっていったら、やっぱり、
法
ほう
で
持
も
ってしなければならないっていう
討論
とうろん
ではなくって、いかにその
支援
しえん
ができるか、
役
やく
に
立
た
つかという
目線
めせん
が
一番
いちばん
大事
だいじ
なわけですね。CANです。
だから、
医者
いしゃ
であろうと
看護
かんご
師
し
であろうと
僕
ぼく
らも7
年間
ねんかん
医者
いしゃ
に
対
たい
する
研修
けんしゅう
を
続
つづ
けてきたんですけれども、みんな
好
す
き
勝手
かって
に
穴
あな
をあけたり、チューブをつけたりするだけで、
後
ご
の
指導
しどう
がほとんど
独善
どくぜん
的
てき
になっていたんですね。それをやっぱりできるだけサイエンスとして、しかも
本人
ほんにん
目線
めせん
で
楽
らく
になるような
目線
めせん
を
考
かんが
えないと
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうのは
存在
そんざい
しないだろうということでやってきました。だから
法
ほう
じゃなくって、
実際
じっさい
にどういう
支援
しえん
ができるか、
何
なに
ができるか、いかに
安全
あんぜん
にできるかっていうところが、このCANっていうところの
問題
もんだい
になるんだろうと
思
おも
います。
もうこれは
今日
きょう
は
細
こま
かいところはやめましょう。
胃
い
ろうや
気
き
切
きり
になるので、
一番
いちばん
上
じょう
だけがお
金
かね
がついてるところなんです。けっこう、
母子
ぼし
保健
ほけん
局
きょく
の
方
ほう
で、10
分
ぶん
の10の
国費
こくひ
がついたりして、わりと
動
うご
いてるところがあります。
施策
しさく
はみんなそこですね。2
番
ばん
以降
いこう
はみんなついておりません。これが
今
いま
からの
問題
もんだい
だろうと
思
おも
うんですけども、
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうのは1
番
ばん
っていうのはほんの
少
すこ
しだと
思
おも
います。むしろ2
番
ばん
以降
いこう
のところに
問題
もんだい
があるし、5
番
ばん
以降
いこう
、5
番
ばん
っていうのは、
我々
われわれ
このスライドを
作
つく
ったときに
小児科
しょうにか
医
い
でしたから、5
番
ばん
のところ、つまり
成人
せいじん
以降
いこう
に
発症
はっしょう
した
人
ひと
たち、さらに
高齢
こうれい
者
しゃ
の
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
っていうのは、これ
意識
いしき
せずに
作
つく
っているんです。このスライドはね。
人数
にんずう
的
てき
にどこが
一番
いちばん
多
おお
いんだろうという
討論
とうろん
が、これから
今日
きょう
もう
一度
いちど
されると
思
おも
いますけども。そこんところのあたりがね、ほんとに、たとえば
高齢
こうれい
者
しゃ
の
方
ほう
が
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
つけて、
気管
きかん
切開
せっかい
して、
在宅
ざいたく
でがんばっておられる
高齢
こうれい
者
しゃ
、たとえば80、90。うちが
今
いま
、ちょうどこういう
家
いえ
なんですけど、ここに
屋根裏
やねうら
作
つく
って
僕
ぼく
隠
がく
れ
住
す
んでるんですが。
下
した
には90と91
歳
さい
の
老
ろう
夫婦
ふうふ
が
住
す
んでるんですね。
次
つぎ
いきましょう。
これもあの
基本
きほん
的
てき
な
考
かんが
え
方
かた
で、いわゆる
基礎
きそ
疾患
しっかん
。
何
なに
によって
今後
こんご
どのように
変
か
わっていくかという
見通
みとお
しをさせたうえで、
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
も
含
ふく
めて、
僕
ぼく
らは
主治医
しゅじい
だったら、いずれこういうふうになってこうなってこうなりますよねっていうことの
見通
みとお
しを
組
く
み
立
た
てながら、
親御
おやご
さんを
説得
せっとく
しながら、ご
本人
ほんにん
の
安全
あんぜん
な
方法
ほうほう
で
楽
たの
しい
方法
ほうほう
で
住
す
んでいただけるように、プランニングをしているわけですね。これは
個別
こべつ
支援
しえん
計画
けいかく
なんて
呼
よ
んでもいいんですけども。そのときに、この、
症状
しょうじょう
がどのようにこう、バルーンが
膨
ふく
らんだり、
小
ちい
さくなったりするかっていう
辺
あた
りは、
年齢
ねんれい
によっても
病気
びょうき
によっても
全部
ぜんぶ
変
か
わってきます。こういった
点
てん
がですね、たとえば
高齢
こうれい
者
しゃ
の
場合
ばあい
だったらどのように
考
かんが
えながらやるのかなっていうのが
全然
ぜんぜん
ブラックボックスなんです。
僕
ぼく
ら
小児科
しょうにか
医
い
としては。だから、たとえば
背
せ
が
伸
の
びるときに
医療
いりょう
的
てき
ケアがどんどん
増
ふ
えていく、そのときには
何
なに
が
増
ふ
えるかっていうのは
当然
とうぜん
決
き
まってくるわけですね。
知的
ちてき
な
人
ひと
たちもそうですし、
行動
こうどう
異常
いじょう
の
人
ひと
たちもそうです。
年齢
ねんれい
によってその
差
さ
っていうのはいろいろ
出
で
てくるわけです。それを
我々
われわれ
は
予想
よそう
しながら、プロとして
親御
おやご
さんやらご
本人
ほんにん
に
提案
ていあん
していくわけなんですけど、これが
高齢
こうれい
というひとつの
最後
さいご
のところ、
今
いま
、
老健
ろうけん
局
きょく
って
言
い
いましたけど、そういう
局
きょく
の
考
かんが
え
方
かた
の
根底
こんてい
にあるものは
何
なに
なのかっていうのは、すごくこういう
考
かんが
え
方
かた
はしないんかなぁと
思
おも
ったり、
後
あと
で
討論
とうろん
していただいたらいいと
思
おも
います。はい。
最初
さいしょ
、
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
を
考
かんが
えたときにですね、この
春
はる
ですね、あの、
特
とく
養
やしなえ
の
問題
もんだい
が
出
で
てきまして、4
月
がつ
1
日
にち
の
医
い
政局
せいきょく
の
通達
つうたつ
でましたね。あの
頃
ころ
までは、
基本
きほん
的
てき
に
何
なに
がやってるのかわかんなかったんです。
何
なに
がどう
動
うご
いてて、
誰
だれ
がいじっくってるのかわからないっていうところがありました。もしかしたら、
一番
いちばん
脚光
きゃっこう
を
浴
あ
びてる
推進
すいしん
会議
かいぎ
、これが
悪
わる
さ、
悪
わる
さっていったらおかしいね、
主
おも
にイニシアティブを
持
も
ってんじゃないかなっていうことを
思
おも
っておりました。
思
おも
ってたんですね。ところが、これはやっぱり、なんていうんでしょうかね、
藤井
ふじい
議長
ぎちょう
代理
だいり
、
藤井
ふじい
さんとかあの
辺
あたり
と
話
はな
していく
中
なか
で、
推進
すいしん
会議
かいぎ
の
考
かんが
えてることと、
今
いま
の
医療
いりょう
的
てき
ケアの
検討
けんとう
会
かい
の
考
かんが
え
方
かた
は
違
ちが
うぞっていうことがわかってきまして、で、しかも、
推進
すいしん
会議
かいぎ
は
遠目
とおめ
で
見
み
てるだけであって、どうもこれはもとからある
流
なが
れ、つまり
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
内部
ないぶ
にもとからあった
流
なが
れの
中
なか
で、
表
ひょう
に
出
で
てるのは
民主党
みんしゅとう
ですけども、
根
ね
っこにあるのは
自民党
じみんとう
と
公明党
こうめいとう
が
描
えが
いた
自立
じりつ
支援
しえん
法
ほう
のつなぎ
法案
ほうあん
のベースのところに
戻
もど
ってきているところがあるように
思
おも
うんですね。そう
思
おも
いました。
もうひとつ
組
く
み
立
た
てとしてですね、
議員
ぎいん
立法
りっぽう
っていう
流
なが
れが
出
で
たんですね。これの
出所
しゅっしょ
は、こないだ、ちょうどまた
後
うしろ
で
話
ばなし
がでると
思
おも
いますけど、
同
おな
じ
日
び
の
厚労省
こうろうしょう
の
老健
ろうけん
局
きょく
の
振興
しんこう
課
か
課長
かちょう
と
話
はな
し
合
あ
ったんですけども、そのときに、
議員
ぎいん
立法
りっぽう
ですかね〜っていう
話
はな
してたら、そんな
噂
うわさ
は
一切
いっさい
デマですっておっしゃるんですね。そんなことは
聞
き
いたこともない。これどうも
自公
じこう
のつなぎ
法案
ほうあん
の
議員
ぎいん
立法
りっぽう
とこの
医療
いりょう
的
てき
ケアの
検討
けんとう
会
かい
が
重
かさ
なって
噂
うわさ
として
出
で
たように
思
おも
います。2
月
がつ
の
普通
ふつう
の
通常
つうじょう
国会
こっかい
に
民主党
みんしゅとう
の
政府
せいふ
案
あん
として
出
だ
すっておっしゃいましたから、これは
正々堂々
せいせいどうどう
と
出
で
てくる
案
あん
なんで、これは12月に
出
で
たときにきちんとたたかないかんのやないかっていうふうに、
今
いま
思
おも
ってます。また
後
あと
で
討論
とうろん
になると
思
おも
います。
このときに
一番
いちばん
感
かん
じたのは、やっぱり、
高齢
こうれい
者
しゃ
対
たい
障害
しょうがい
児
じ
者
しゃ
っていう、この、なんていうんでしょうかね、
僕
ぼく
らが
押
お
し
進
すす
めてきた、
支援
しえん
する
目線
めせん
っていうのが、
高齢
こうれい
者
しゃ
のところでは、
自分
じぶん
の
父母
ちちはは
は
見
み
えるんですが、
広
ひろ
い
範囲
はんい
での
高齢
こうれい
者
しゃ
のところっていうのは
見
み
えないんですよね。
見
み
えないんです。だけどお
金
かね
とか
人数
にんずう
からすれば、
一
いち
桁
けた
違
ちが
う
数
かず
が
高齢
こうれい
者
しゃ
のところにあるということで、ここんところが
一
ひと
つの
施策
しさく
の、
今
いま
の
決
き
め
方
かた
の
問題
もんだい
点
てん
があるのかなと
思
おも
ってます。でもこの
目線
めせん
の
違
ちが
いっていうのは、あってはならないものですね、
人
ひと
としては。
僕
ぼく
もけっこう
高齢
こうれい
者
しゃ
に
近
ちか
くなってきましたけども、
高齢
こうれい
者
しゃ
であろうと
新生児
しんせいじ
であろうとこれは
人
ひと
としては
同
おな
じはずなんで、この
多様
たよう
性
せい
っていうのはどんな
状態
じょうたい
であっても
認
みと
めていかなければいけないし、
認
みと
めるべきであるという
考
かんが
え
方
かた
のスタンスに
立
た
ったときに、さぁどんな
施策
しさく
がいるんだろうというところが、
今回
こんかい
のふんぎれない、それからスキっとしない、ひとつの
課題
かだい
に
入
はい
っていくんだろうと
思
おも
うんですね。
この
例
れい
のこの
有名
ゆうめい
な
図
ず
ですね。これはあの、
川口
かわぐち
さんおっしゃると
思
おも
うけど、
話
はなし
の
中
なか
であのペケ
印
しるし
はなんやねんっていうことを、
僕
ぼく
も
行
おこな
って
真
ま
っ
先
さき
に
振興
しんこう
課
か
の
課長
かちょう
に、「これは
撤回
てっかい
してください、
変
か
えてください、これは
真
ま
っ
白
しろ
にしてください」って
言
い
ったんですけど、「いや、このペケ
印
しるし
は
現状
げんじょう
認識
にんしき
として
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
が
行
おこ
なっている
中身
なかみ
です」っていうご
返答
へんとう
がありまして、それは
変
か
えるつもりはないという
課長
かちょう
の
意見
いけん
がありました。そこでつっこんでも、
僕
ぼく
、
僕
ぼく
ら
2人
ふたり
でしか
行
おこな
っておりませんでしたので、
小児
しょうに
神経
しんけい
学会
がっかい
の
代表
だいひょう
として
行
い
ったんで、それ
以上
いじょう
、あぁそうですかって
下
さ
がったんですけど、どうもそこで
見
み
たときに
課長
かちょう
が
胸
むね
を
張
は
って
言
い
ったのは、このマルとペケがある
中
なか
で、
私
わたし
たち
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
としては
全部
ぜんぶ
マルにしたいと、
全部
ぜんぶ
マルにしたいという
意気込
いきご
みでやってますから
信
しん
じてください、
行政
ぎょうせい
を
信
しん
じてください、こんな
感
かん
じなんですね。ほんならやってみようや、やってもらおうやっていうことなんですけども、さぁそのやり
方
かた
の
問題
もんだい
が
今後
こんご
問題
もんだい
になってくると
思
おも
うし、お
金
かね
を
使
つか
わずに
安上
やすあ
がりでっていうことになるのかどうかわかりませんが、とにかくこのペケを
全部
ぜんぶ
マルにしたいと。
で、
当初
とうしょ
ですね、この
赤
あか
い
矢印
やじるし
の
上
うえ
、
口腔
こうくう
内
ない
吸引
きゅういん
と
胃
い
ろう、この
二
ふた
つだけやったんです。いわゆる
特
とく
養
やしなえ
はそうですね。
特
とく
養
やしなえ
はこれで
足
た
りる
可能
かのう
性
せい
があるわけです。おおかた。それをあえてまだいじくってきたっていうことは、
全部
ぜんぶ
マルにしたいっていう
意気込
いきご
みを
持
も
っておられる。そこで、
今日
きょう
の
討論
とうろん
、また
後
あと
で
出
で
てくると
思
おも
いますが、さぁどういう
法制
ほうせい
化
か
をするんだろうっていうことで、まぁみせてもらおうやないかって
言
い
って
帰
かえ
ってきたんですけども。はい。
次
つぎ
。
いろいろ
自分
じぶん
らで
考
かんが
えていった、
考
かんが
えているプロセスを、
一番
いちばん
のところはですね、これ、カニューレ
内
ない
吸引
きゅういん
まで
厚労省
こうろうしょう
はいわゆる
介護
かいご
職
しょく
で
可能
かのう
にしようと
考
かんが
えております。と、
僕
ぼく
は
聞
き
きました。で、
看護
かんご
師
し
指導
しどう
っていう
問題
もんだい
と
医師
いし
の
指示
しじ
っていう
問題
もんだい
をどのようなかたちで、いわゆる
不
ふ
特定
とくてい
と
特定
とくてい
という
2
ふた
つに
股
また
割
さ
き
状態
じょうたい
にある
状態
じょうたい
の
人
ひと
、それから
施設
しせつ
内
ない
と
在宅
ざいたく
となんかこう
分
わ
けるような
考
かんが
え
方
かた
、の
法制
ほうせい
化
か
が
果
は
たしてどのような
文言
もんごん
で
可能
かのう
になるのっていうことを
申
もう
し
上
あ
げてるんですけども、それをやるっていうんですね。やるんならやってみてくださよっていうことなんでしょうけども、そこんところが
今日
きょう
の
討論
とうろん
のひとつになると
思
おも
うんです。
そしたら、
看護
かんご
師
し
集団
しゅうだん
がどのようなかたちで
納得
なっとく
をしているのかっていう
問題
もんだい
なんですね。いわゆる
看護
かんご
協会
きょうかい
。
今
いま
、
出
だ
されてる
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
の、
平成
へいせい
24
年
ねん
からの
案
あん
っていうのは、600
時
じ
間
あいだ
で、
基本
きほん
的
てき
に、
俗
ぞく
に
言
い
う
准
じゅん
看護
かんご
師
し
の
講義
こうぎ
体系
たいけい
を
踏
ふ
まえたようなものになってるんですね。つまり、
看護
かんご
師
し
も、
准
じゅん
看護
かんご
師
し
が
今
いま
やなくなろうとしている
中
なか
で、
一級
いっきゅう
ヘルパーもなくしていく。ところが
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
を、
護
まもる
師
し
の
下
した
、
上下
じょうげ
っていうのはおかしいですけども、
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
をそのラインに
置
お
こうとする。
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
なら
誰
だれ
でも
吸引
きゅういん
と、さっきのいわゆるマル
印
しるし
全部
ぜんぶ
をやれるようにしたいというが
老健
ろうけん
局
きょく
の
課長
かちょう
の
答
こた
えでした。わかりますか?それができるかどうかなんですけどね。そのための
何
なん
十
じゅう
時
じ
間
あいだ
だっていうんですよ。
今日
きょう
、また
後
ご
、
時間
じかん
細
こま
かくなるんで、
次
つぎ
いきましょうか。
いろいろ
考
かんが
えましてですね、ちょっとこれ、あの、また
見
み
ていただいたら、あとで
見
み
てもらったらいいと
思
おも
うんですが、
何
なん
日
にち
か
前
まえ
に
出
で
ましたね、
特
とく
養
やしなえ
の
待機
たいき
者
しゃ
の
考
かんが
え
方
かた
の
中
なか
でのデータが、
厚労省
こうろうしょう
かどっかでアップしてますね。つまり、
入所
にゅうしょ
希望
きぼう
者
しゃ
が
今
いま
43
万
まん
人
にん
とか
言
い
われてるんですが、42
万
まん
人
にん
ですか。
実際
じっさい
の
待機
たいき
者
しゃ
はどれぐらいなんや、しかも
自宅
じたく
で
待機
たいき
してる
人
ひと
は
何
なん
パーセントなんや、その
中
なか
で
吸引
きゅういん
と
経
けい
管
かん
をしてる
人
ひと
が
何
なん
パーセントなんやっていう、ここなんですよね。
老健
ろうけん
局
きょく
は40
何
なん
万
まん
人
にん
が
待機
たいき
してる、
入所
にゅうしょ
が43
万
まん
人
にん
、
昨日
きのう
の
今日
きょう
かの
新聞
しんぶん
で43
万
まん
人
にん
でしたか?
特
とく
養
やしなえ
の
入所
にゅうしょ
は
増
ふ
えましたね、43
万
まん
7
千
せん
人
にん
かなんかに
増
ふ
えましたけども。その
中
なか
で、
吸引
きゅういん
、
経
けい
管
かん
っていうのは
何
なん
パーセントなんだっていう
問題
もんだい
が
一
ひと
つ
出
で
てくるんです。これは
金
かね
の
計算
けいさん
の
掛
か
け
算
ざん
になってくるんで、そこんところで、
実質
じっしつ
的
てき
にどうなのかというとこを
追
お
いかけないといけないと
思
おも
うんです。
それで、つまり
入所
にゅうしょ
申
もう
し
込
こ
み42
万
まん
のうち、
要
よう
介護
かいご
度
ど
4、5でこれが6、7
万
まん
人
にん
、
自宅
じたく
待機
たいき
でほんと2
万
まん
人
にん
程度
ていど
なんだろうなということで、
結局
けっきょく
、
吸引
きゅういん
がせいぜいその
数
すう
パーセントにしかすぎないんじゃないか。この
現状
げんじょう
がいいのか
悪
わる
いのか。いいのか
悪
わる
いのかという
討論
とうろん
はひとつ
残
のこ
ってくると
思
おも
うんです。これは
他
た
のところと
同
おな
じ
数字
すうじ
かどうかはまたこれは
別
べつ
なんですね。お
年寄
としよ
りの
場合
ばあい
はこれぐらいの
数字
すうじ
なんですね。
後
あと
でALSの
方々
かたがた
の
話
はなし
とかいろいろ
出
で
てくると
思
おも
いますし、もうひとつブラックボックスは、
交通
こうつう
事故
じこ
で
救命
きゅうめい
センターから
直接
ちょくせつ
帰
かえ
って
行
い
かれる
方
ほう
の3
万
まん
人
にん
といわれてる
数
かず
の、
後
ご
のフォローアップがどうなってるのか、
地域
ちいき
でね。
ここのケアの
現状
げんじょう
も、これは
難
むずか
しいところがあると
思
おも
います。
遷延
せんえん
性
せい
意識
いしき
障害
しょうがい
の
会
かい
でも、ここの
実数
じっすう
は
掴
つか
んでおられないと
思
おも
います。
医療
いりょう
的
てき
ケアのところはですね。だから、この
辺
あたり
の
数字
すうじ
を
出
だ
したうちでのこれからの
施策
しさく
のお
金
かね
の
問題
もんだい
をもう
少
すこ
し
具体
ぐたい
的
てき
に
突
つ
っ
込
こ
んでいかないといけないのではないかなということがあると
思
おも
います。
超
ちょう
重症
じゅうしょう
児
じ
者
しゃ
っていうのは、いわゆる
在宅
ざいたく
はおそらく1
万
まん
。
医療
いりょう
的
てき
ケアが
必要
ひつよう
な
人
ひと
がだいたい
全国
ぜんこく
1
万
まん
人
にん
かなっていうふうには
思
おも
ってるんですけども。こういった
数字
すうじ
の
問題
もんだい
がひとつあると
思
おも
います。はい。
もう
少
すこ
しいくと、いろいろ
考
かんが
えてみて、
爪
つめ
切
ぎ
りで
看護
かんご
師
し
が
捕
つか
まったり、
大分
おおいた
でプールで
溺
おぼ
れて
業務
ぎょうむ
上
じょう
過失
かしつ
致死
ちし
罪
ざい
で
介護
かいご
職
しょく
が
有罪
ゆうざい
になったりとか、ケアホームでインスリンがペン
型
がた
が
介護
かいご
者
しゃ
がどうのこうのとか、いろんな
出来事
できごと
が
今
こん
ちまたで
出
で
てきてるんですよね。
で、もういっぺん
立
た
ち
戻
もど
って
数字
すうじ
として
押
お
さえといてほしいのは、
医者
いしゃ
は27
万
まん
5
千
せん
人
にん
、
看護
かんご
職
しょく
は130
万
まん
人
にん
。このうち
何
なん
パーセントが
働
はたら
いてるかっていう
問題
もんだい
があるにしても。で、
介護
かいご
職
しょく
は、
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
が
今
いま
81
万
まん
人
にん
の
登録
とうろく
なんですね。それから、ヘルパーが
二
に
級
きゅう
は284
万
まん
人
にん
という
数字
すうじ
なんですね。で、この
中
なか
で、この
数字
すうじ
の
中
なか
でどのような
専門
せんもん
職
しょく
がどのようにからみながらっていうのは、きっとお
金
かね
との
計算
けいさん
の
中
なか
で
出
で
てくるんだろうと
思
おも
いますが、ちょっと
数字
すうじ
のところだけ
押
お
さえといてもらったらいいかなと
思
おも
います。はい。
で、
僕
ぼく
らが
目指
めざ
しているのは、あくまでパーソナルアシスタントっていうか、
基本
きほん
的
てき
にひとりひとりバージョンが
違
ちが
うからその
人
ひと
ひとりにとっての
安全
あんぜん
でいわゆるできる
支援
しえん
をきちっとしていこうっていうことの、これはスウェーデンの
河本
かわもと
さんのスライドなんですね。
河本
かわもと
さんですけどね。
気持
きも
ちよく
看取
みと
れて
熱心
ねっしん
な
人
ひと
、
協力
きょうりょく
しやすく
聴
き
く
耳
みみ
を
持
も
っている
人
ひと
。もうこれでいいんですね。
重要
じゅうよう
なのはあくまで、
共感
きょうかん
能力
のうりょく
と
適正
てきせい
のある
人
ひと
。たばこは
吸
す
ってはならない。
車
くるま
は、
免許
めんきょ
はどっちでもええと。いうことで、それで
後
ご
のトレーニングは
私
わたし
たちが
責任
せきにん
を
持
も
ってやりますっていうことなんです。この、
教育
きょういく
や
資格
しかく
は
必
かなら
ずしも
必要
ひつよう
ではなくって
雇用
こよう
後
ご
研修
けんしゅう
しますっていうのが、ひとつのパーソナルアシスタントの
中身
なかみ
なんだよと。ここにいかに
働
はたら
きやすいお
金
かね
を
事業
じぎょう
としてつけていくかっていうところだと
思
おも
ってるんです。はい。
で、あと5
分
ふん
ばかしあるんですけどね、ちょっとこう、
知
し
っておいてほしい
知識
ちしき
だけ。たとえば、
福祉
ふくし
とか
教育
きょういく
の
方々
かたがた
はこの
現状
げんじょう
をおそらくご
存知
ぞんじ
ないと
思
おも
うんですね。
今
いま
、
僕
ぼく
らの
中
なか
でも、
医者
いしゃ
の
中
なか
で
前向
まえむ
きな
人
ひと
たちが、そしたら
我々
われわれ
がショートステイ
受
う
けていこうやないかとか、ナイト
受
う
けていこうやないかと
思
おも
ったときに、どんな
事業
じぎょう
単位
たんい
の
金
かね
がとれるかっていえば、
基本
きほん
的
てき
に
医療
いりょう
型
がた
短期
たんき
サービスTとUしかないんですね。それ
以外
いがい
は
一番
いちばん
下
か
に
書
か
いてあります
通
とお
り、
福祉
ふくし
型
がた
の
短期
たんき
入所
にゅうしょ
っていうのは、いわゆるナイトっていうやつで、ほんとに
安
やす
いんです、
今
いま
。
要
よう
するにゼロをたしたらいいわけですね。1
万
まん
いかへんわけですね。ところが、
医療
いりょう
型
がた
短期
たんき
サービス
入所
にゅうしょ
は2
万
まん
6
千
せん
円
えん
。T
型
がた
っていうのは
日本
にっぽん
国
こく
中
ちゅう
ほとんどみんな
受
う
けません。その
理由
りゆう
は
後
あと
で
述
の
べます。
二
ふた
つ
目
め
、これは
重症
じゅうしょう
心身
しんしん
障害
しょうがい
児
じ
施設
しせつ
と
介護
かいご
老人
ろうじん
保健
ほけん
施設
しせつ
が
受
う
けてる
短期
たんき
入所
にゅうしょ
なんです。
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
でも
同
おな
じなんですけど、2
万
まん
4
千
せん
円
えん
なんです。1
日
にち
単位
たんい
。それが
下
した
の、
下
した
の、
自立
じりつ
支援
しえん
法
ほう
でみんなで
一所懸命
いっしょけんめい
地域
ちいき
でナイトやってる
事業
じぎょう
所
しょ
のところからすれば、
値段
ねだん
が
全然
ぜんぜん
違
ちが
うわけなんですね。ところが、もう
一
ひと
つ
話
ばなし
が
出
で
てくるんです。
次
つぎ
行
い
きましょう。
介護
かいご
施設
しせつ
いうのはどんな
条件
じょうけん
かいうのをちょっとだけ
見
み
といてもらったら、これも
一
ひと
つの
知識
ちしき
として
知
し
っといてください。いわゆる
介護
かいご
療養
りょうよう
型
がた
と
介護
かいご
老人
ろうじん
保健
ほけん
施設
しせつ
と
特
とく
養
やしなえ
と。これみんなね、
設置
せっち
根拠
こんきょ
は、
医療
いりょう
法
ほう
、
介護
かいご
保険
ほけん
法
ほう
、
老人
ろうじん
福祉
ふくし
法
ほう
、
違
ちが
うんですよ。それから
医者
いしゃ
の
数
かず
も
違
ちが
います。
介護
かいご
保険
ほけん
、
介護
かいご
保険
ほけん
、
医療
いりょう
保険
ほけん
、この
中身
なかみ
も
違
ちが
います。これを
一緒
いっしょ
くたにして
縦断
じゅうだん
的
てき
な
法
ほう
をどのように
作
つく
っていくのかっていうのはものすごく
難
むずか
しいと
思
おも
うんですが、まさしく
介護
かいご
保険
ほけん
をどう
変
か
えていくかっていう
討論
とうろん
がここにのぼってくるんでしょうけど、
医療
いりょう
保険
ほけん
だって
同
おな
じですよねっていうものが
出
で
てくると
思
おも
います。
看護
かんご
師
し
の
数
かず
にしてもそうです。こんな
条件
じょうけん
があります。はい。
もうひとつ
条件
じょうけん
みといてください。
次
つぎ
。
これですね。
小児科
しょうにか
で
入院
にゅういん
して
社会
しゃかい
的
てき
入院
にゅういん
っていわれる
人
ひと
たちは、たとえば、
今
こん
赤
あか
文字
もじ
で
書
か
いてある
一番
いちばん
見
み
にくいところに
重
かさ
なってるところですけど、3
万
まん
6
千
せん
円
えん
なんです。これお
金
かね
の
話
はなし
ばっかりするから
嫌
いや
だと
思
おも
うでしょ。だけど
何
なん
でT
型
がた
を
受
う
けないかっていうのは、この
値段
ねだん
があるからなんです。
社会
しゃかい
的
てき
入院
にゅういん
で
普通
ふつう
に
入院
にゅういん
してるだけで、7
対
たい
1で、
小児科
しょうにか
常勤
じょうきん
が5
名
めい
以上
いじょう
いる
大
おお
きな
病院
びょういん
のところで、いわゆる
病名
びょうめい
だけつけて
入院
にゅういん
してもらってたら、レスパイト
入院
にゅういん
してもらってたら、3
万
まん
6
千
せん
円
えん
あるんですね。だから
何
なん
で2
万
まん
6
千
せん
円
えん
で
受
う
けなければいけないの? しかもそこでお
薬
くすり
を
出
だ
したり、
治療
ちりょう
したりしたって
一切
いっさい
できない。
福祉
ふくし
型
がた
は。
一切
いっさい
できないんですよ。
医療
いりょう
行為
こうい
は
一切
いっさい
できないんです。
福祉
ふくし
ですから。
短期
たんき
入所
にゅうしょ
っていうのは。そんな
片手落
かたてお
ちのかたちで、レスパイトなんかできるか。これは
医療
いりょう
制度
せいど
で、お
薬
くすり
だしたり
何
なに
したり
写真
しゃしん
とったり、
何
なに
しても
全部
ぜんぶ
お
金
かね
に
加算
かさん
されるんですね。この
差
さ
があるのにどうするねんっていうことなんです。はい。
で、
要
よう
するに、
今
いま
、
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
が
表
ひょう
に
出
で
てるんですけども、やっぱり、2
階
かい
建
だ
てという
考
かんが
え
方
かた
を
持
も
たないと
重
おも
い
人
ひと
たちについては、
二
に
階
かい
建
だ
てというよりも、
当然
とうぜん
のCANにするためには、
医療
いりょう
と
福祉
ふくし
が
連携
れんけい
したかたちで、どちらもお
金
かね
として
十
じゅう
分
ふん
つくということを
考
かんが
えないといけないんじゃないのっていうことなんですね。
一方
いっぽう
で、この2
階
かい
建
だ
ては、
今
いま
たとえば
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
だったら
琵琶湖
びわこ
学園
がくえん
のイメージをしてもらって、2
階
かい
建
だ
てやいうことと
違
ちが
うんですよ、
平屋
ひらや
ですけどね。あの、
一方
いっぽう
で
福祉
ふくし
の
値段
ねだん
が、24
万
まん
。はい。
特別
とくべつ
加算
かさん
っていうのは、
都道府県
とどうふけん
によって
違
ちが
いますから、
値段
ねだん
が
違
ちが
いますけど、6
万
まん
8
千
せん
円
えん
のところから5
万
まん
から
東京
とうきょう
都
と
みたいにもっと
高
たか
いとこもあったり、いろいろ
違
ちが
うわけですね。ひとりにつき、
月
つき
ですよ、
月
つき
の
値段
ねだん
ですよ。
それで、
上
うえ
の
福祉
ふくし
施設
しせつ
、
知的
ちてき
入所
にゅうしょ
とかですね、いわゆる
療護
りょうご
もそうですけども、
上
うえ
の
値段
ねだん
だけでやってるんですよ。
下
した
の
値段
ねだん
とれないんです。ところが
医療
いりょう
法
ほう
、
医療
いりょう
保険
ほけん
によると40
万
まん
から100
万
まん
。ま、
呼吸
こきゅう
器
き
動
うご
かすと
平均
へいきん
100
万
まん
前後
ぜんこう
の
医療
いりょう
費
ひ
が
入
はい
ってくるわけですね。
当然
とうぜん
それだけのことをするわけですけど。ただ、その
方
ほう
がショートステイに
来
きた
られると
一律
いちりつ
2
万
まん
4
千
せん
円
えん
ですけどね。こうやって
長期
ちょうき
入院
にゅういん
の
場合
ばあい
は、
長期
ちょうき
入所
にゅうしょ
の
場合
ばあい
は、この
値段
ねだん
がつくんです。だから1
対
たい
1の、いわゆる40
年
ねん
前
まえ
から
言
い
われてきた
守
まも
る
会
かい
の
言
い
ってる、
守
まも
るべきその
介護
かいご
比率
ひりつ
の
問題
もんだい
。
一人
ひとり
に
対
たい
して
一人
ひとり
が
介護
かいご
につくっていう。これと
同
おな
じもの、なぜ
入所
にゅうしょ
だけにこのお
金
かね
の
動
うご
きをするのかっていうことなんですよね。
在宅
ざいたく
になればこれは、
入院
にゅういん
したら
医療
いりょう
保険
ほけん
だけ、
退院
たいいん
して
福祉
ふくし
を
使
つか
えば
福祉
ふくし
だけ。もうどっちかしか
金
かね
がおちないわけで、それを
同
おな
じ
超
ちょう
重症
じゅうしょう
児
じ
者
しゃ
という
中
なか
で、やっぱりお
金
かね
も
二
に
本立
ほんだ
てにしていくかたちで
十分
じゅうぶん
な
支援
しえん
の
手
て
を
入
い
れていかなければ、その
発想
はっそう
を
持
も
たなければ、やっぱりできないんじゃないかっていうことなんですね。
児童
じどう
福祉
ふくし
法
ほう
っていうのは、ご
存知
ぞんじ
の
通
とお
り、18
歳
さい
までに
発症
はっしょう
した
人
ひと
たちが
合致
がっち
するものであって、20
歳
さい
過
す
ぎて
事故
じこ
を
起
お
こしてしまうとそれは
全然
ぜんぜん
この
範疇
はんちゅう
に
入
はい
ってこないから、
重
じゅう
身
み
施設
しせつ
にすら
入
い
れない。
療護
りょうご
施設
しせつ
しかないわけですね。こういう
日本
にっぽん
の
法律
ほうりつ
があるわけで、はい。
もうすぐ
終
お
わります。
で、
今
いま
、
自分
じぶん
の
課題
かだい
としては、やっぱり
医療
いりょう
的
てき
ケアの
可能
かのう
な
地域
ちいき
でのケアホームをどれだけできるのかということで、いろんな
全国
ぜんこく
の
有名
ゆうめい
と
言
い
うたらおかしいですけども、どんなやり
方
かた
をしてるのかっていうのを
実際
じっさい
に
見
み
て、どんな
人
ひと
が
入
はい
ってて、どんなやり
方
かた
で、どんだけ
余裕
よゆう
を
持
も
って
職員
しょくいん
が
働
はたら
いているのかっていう
辺
あた
りを、
今
こん
レポートしてまわってるんですね。
今
いま
までだいぶ
見
み
ましたけど、ちょっと
伊達
だて
の
野
の
ぶどうだけまだ
行
い
けてないんですけども。
伊達
だて
市
し
っていうのは
伊達
だて
市
し
なりになかなかおもしろいところがあるんですけども。で、まぁ、いろんなところへ
行
い
って
来
き
ました。あと、
仙台
せんだい
もそうですし、いろいろ
行
い
きましたけども、どことして
十分
じゅうぶん
やれてません。やっぱり
今
いま
の
自立
じりつ
支援
しえん
法
ほう
の
制度
せいど
では、
医療
いりょう
的
てき
ケアという
医療
いりょう
行為
こうい
的
てき
な、その
医療
いりょう
保険
ほけん
がらみのところでのケアホームを
夜間
やかん
十
じゅう
分
ふん
支援
しえん
していけるだけの
体制
たいせい
をとれるかといえば、とれていないんですね。
たとえば、
横浜
よこはま
の
訪問
ほうもん
の
家
いえ
のケアホームのあり
方
かた
っていうのは、これ、
日浦
ひうら
先生
せんせい
がもう
横
よこ
療、
横浜
よこはま
療育
りょういく
に
行
い
かれたから
言
い
ってもいいかも。あの、
怒
おこ
られるかもしれませんが。やっぱり、
横浜
よこはま
だけにしかできない、いわゆる
生活
せいかつ
保護
ほご
の
上
うえ
に
横浜
よこはま
市
し
の
単
たん
費
ひ
、
単
たん
費
ひ
をつないで、やってるっていうことですけども、
実際
じっさい
、
夜間
やかん
のバックアップするのは、いわゆる
朋
とも
の
家
いえ
の45
人
にん
の
重
じゅう
身
み
の
対象
たいしょう
に
雇用
こよう
している
2人
ふたり
の
常勤
じょうきん
看護
かんご
師
し
と3
人
にん
の
非常勤
ひじょうきん
看護
かんご
師
し
で、そのうち
2人
ふたり
の
看護
かんご
師
し
が1
週間
しゅうかん
ごとに
9
ここの
つの
訪問
ほうもん
の
家
いえ
のケアホームの
電話
でんわ
番
ばん
をしてるんですね。しかも
費用
ひよう
は、
福祉
ふくし
職
しょく
と
同
おな
じ
値段
ねだん
で
雇用
こよう
されている。これ
続
つづ
くのかなぁ?これって
大変
たいへん
だなぁ・・・っていうのが
結論
けつろん
的
てき
なものになると
思
おも
います。
どことも
大変
たいへん
だし、なかなかこういうのは
成立
せいりつ
しない
状況
じょうきょう
です。これを
成立
せいりつ
するようなかたちで、やれるような
仕組
しく
みを
作
つく
ってもらわない
限
かぎ
り、つまり、それとさっきのショートステイもそうですね。
何
なに
が
足
た
らなくって、どうしてできないのかっていうことをせめてきちっと
指摘
してき
していかない
限
かぎ
りは、なかなか
国
くに
の
厚労省
こうろうしょう
っていうのは
動
うご
かないんだよっていうのは、
後
ご
の
川口
かわぐち
さんの
話
はなし
でも
出
で
てくるんだろうと
思
おも
います。はい。これで
終
お
わりですかね。だからこれはまとめですね。やっぱり、パーソナルアシスタントとしての
医療
いりょう
的
てき
ケアの
流
なが
れっていうのに
辿
たど
り
着
つ
いてきて、やっと
在宅
ざいたく
である
程度
ていど
の
制度
せいど
をつなぎながらできるようになってきたけども、ここで
制度
せいど
化
か
する
中
なか
で、どのようなかたちで、
今後
こんご
もっとこう
分厚
ぶあつ
い
支援
しえん
の
中
なか
で
安心
あんしん
して
暮
く
らせるものの、やっぱり
制度
せいど
をきちっと
保障
ほしょう
していかない
限
かぎ
りは、いけないんじゃないかっていうのがひとつの
結論
けつろん
です。バクっとした
結論
けつろん
です。すいません。おわります。
◆
立岩
たていわ
:ありがとうございました。
長
なが
い
話
はなし
を
短
みじか
くまとめていただきました。すごい、あの、たくさんの
話
はなし
が
入
はい
ってて、なかなか、なんていうかな、えっと、
理解
りかい
するのが
難
むずか
しかったところもあると
思
おも
いますけれども、それはいろいろ
後
ご
で
補
おぎな
っていただくことにして、
次
つぎ
に
参
まい
りたいと
思
おも
います。では、
川口
かわぐち
さん、お
願
ねが
いします。
>TOP
◆
川口
かわぐち
有美子
ゆみこ
:
川口
かわぐち
と
申
もう
します。
東京
とうきょう
から
参
まい
りました。
今
いま
、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
のお
話
はなし
を
聞
き
いて、
後半
こうはん
のところは
私
わたし
特
とく
に
知識
ちしき
不足
ふそく
なので、もうちょっとゆっくり
時間
じかん
かけて
教
おし
えていただきたいなーと
思
おも
いつつ、
先
さき
にいくんですが。
私
わたし
は、
今日
きょう
は、
当事
とうじ
者
しゃ
の
視点
してん
でお
話
はなし
させていただきたいと
思
おも
います。
当事
とうじ
者
しゃ
っていっても、その、
家族
かぞく
当事
とうじ
者
しゃ
です。
私
わたし
の
母
はは
がALSの
患者
かんじゃ
で、1995
年
ねん
にALSを
発症
はっしょう
しました。そのときは、そのこういう
障害
しょうがい
ですとか、それからその
医療
いりょう
ですとか、まったく
関係
かんけい
のない
生活
せいかつ
をしていまして、そこからの
経緯
けいい
を
書
か
いたのが、こないだ
本
ほん
になって
出版
しゅっぱん
されまして、
後
うし
ろでも
販売
はんばい
しておりますのであとでどうぞって
先
さき
に
自分
じぶん
の
宣伝
せんでん
するんですが。あの、そういうことです。
95
年
ねん
っていったら、
介護
かいご
保険
ほけん
前
まえ
で、
何
なに
にも
介護
かいご
の
制度
せいど
っていうのがなくて、あったのは
行政
ぎょうせい
のヘルパーさんだけ。よくわかんなかったんですね、
私
わたし
も。ほんっと
制度
せいど
なんていうのは、
意識
いしき
して
暮
く
らしたことがない
人
ひと
だったので。
母
はは
の
介護
かいご
をしなきゃいけないって
思
おも
ったときに、
保健
ほけん
師
し
さんが
来
き
て、まぁ
昔
むかし
の
話
はなし
をしてますけど、どうだったかっていうと、
介護
かいご
のやり
方
かた
をまず
保健
ほけん
師
し
さんから
教
おし
えてもらうんですよね。
最初
さいしょ
はトイレ
介助
かいじょ
から。それからごはんの
食
た
べさせ
方
かた
とか。それからお
薬
くすり
の
飲
の
ませ
方
かた
とか。
家族
かぞく
だけど
介助
かいじょ
なんてやったことがないからできないんですよ。
母
はは
はどんどんどんどん
進行
しんこう
して
悪
わる
くなっていくし、
介助
かいじょ
をしないと
危険
きけん
だっていうことで、まず
保健
ほけん
師
し
さんから
介護
かいご
の
仕方
しかた
を
教
おそ
わったんです。
で、その
保健
ほけん
師
し
さんが、えーっとその、ALSっていう
病名
びょうめい
がでますよね。そうすると、いろんな
制度
せいど
が
使
つか
えますと。
特定
とくてい
疾患
しっかん
っていう
特別
とくべつ
な
病気
びょうき
だから、
医療
いりょう
費
ひ
もただになりますっていうことで、で、
主治医
しゅじい
が
必要
ひつよう
ですねって。で、まぁ、
近
ちか
くの
診療
しんりょう
所
しょ
の
先生
せんせい
を
紹介
しょうかい
してくれました。
その
先生
せんせい
は
非常
ひじょう
に
人間味
にんげんみ
のある
先生
せんせい
だったんです。
今
いま
思
おも
うと、やはりかかりつけ
医
い
の
先生
せんせい
との
出会
であ
いが、
母
はは
の
命
いのち
、
私
わたし
たちの
人生
じんせい
を
決
き
めたんだなっていうふうに
思
おも
います。でもね、やっぱり、その、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
みたいにいい
先生
せんせい
ばっかりじゃない。いろんな
先生
せんせい
がいて、これはね、やっぱり
運
うん
ですよね。どういう
先生
せんせい
に
出会
であ
えるかっていうのは。そのドクターが
非常
ひじょう
に
前向
まえむ
きに
母
はは
の
命
いのち
に
対
たい
して
擁護
ようご
してくださったんで、
私
わたし
も
間違
まちが
った
方向
ほうこう
にいかないですみました。でも、
母
はは
はどんどん
悪
わる
くなっていく。やっぱり
気管
きかん
切開
せっかい
をして、
呼吸
こきゅう
器
き
ってことになっていくんです。7
割
わり
以上
いじょう
の
方
ほう
が、
呼吸
こきゅう
器
き
をつけられないでそこで
亡
な
くなるんですけども、うちはそのドクターが
母
はは
に
対
たい
して、
地域
ちいき
で
呼吸
こきゅう
器
き
つけるということは、たくさんの
医療
いりょう
的
てき
なことをこれからみんなで
分担
ぶんたん
してやっていかなきゃいけないんだけど、そういうことをしてる
人
ひと
は、うちは
中野
なかの
区
く
なんですけど、
中野
なかの
区
く
で2
人
にん
しかいないと。で、
島田
しまだ
さんがもしそうやって
地域
ちいき
で
生
い
きてってくれるんだったら、3
人
にん
目
め
だよって。
僕
ぼく
も
初
はじ
めてなんだって。まぁ
若
わか
かったんですよ、
当時
とうじ
先生
せんせい
まだ40
代
だい
前半
ぜんはん
でしたから。で、
僕
ぼく
はそういうことをこれから
応援
おうえん
したいと
思
おも
ってるって。これから
医療
いりょう
の
必要
ひつよう
な
人
ひと
がどんどん
地域
ちいき
で
生活
せいかつ
していかなきゃいけなくなってくそういう
時代
じだい
だから。
自分
じぶん
は、その、
自分
じぶん
のお
父
とう
さんも
診療
しんりょう
所
しょ
の
先生
せんせい
だったから、
二
に
代目
だいめ
なんですよね
二
に
代目
だいめ
。で、
医師
いし
になった
最初
さいしょ
から
在宅
ざいたく
医療
いりょう
にすごく
興味
きょうみ
があって、これからはそっちがやりたい。だから
島田
しまだ
さんがもしも
呼吸
こきゅう
器
き
つけて
生
い
きていってくれるんだったら、
僕
ぼく
にとっても
味方
みかた
になってもらえるだろうし、
地域
ちいき
医療
いりょう
を
島田
しまだ
さんと
一緒
いっしょ
に
開拓
かいたく
していきたいっていうふうに
言
い
ってくれたんですよ。
そういうふうに
応援
おうえん
されたら、うちの
母
はは
も
呼吸
こきゅう
器
き
なんてやだなって、
尊厳
そんげん
死
し
に
近
ちか
いようなことを
希望
きぼう
してたんですけど、コロっと
気持
きも
ちが
変
か
わっちゃって、
先生
せんせい
一緒
いっしょ
にやりましょうってい
出
いだ
して、
私
わたし
それ
聞
き
いてて、ちょっと
感動
かんどう
したのと、ちょっと
迷惑
めいわく
って
思
おも
ったのと。
家族
かぞく
ですからね、もちろん
母
はは
の
命
いのち
は
大事
だいじ
なんですけど、じゃあ
実際
じっさい
の
介護
かいご
は
誰
だれ
がするんだよってチラッと
思
おも
いました。
先生
せんせい
かっこいいんだけど、
先生
せんせい
ね、じゃあね、
先生
せんせい
そういって
励
はげ
ますけど、じゃあ24
時
じ
間
あいだ
の
介護
かいご
は
誰
だれ
がやるの?チラって
思
おも
ったんですね。そのチラって
思
おも
ったのがもう
大変
たいへん
な
問題
もんだい
になったんですけど。そのときはね、そうだそうだって
一緒
いっしょ
に
言
い
って、
泣
な
きながら
母
はは
に
生
い
きようよって
言
い
ったら
母
はは
もうんって
言
い
って、それで
無事
ぶじ
呼吸
こきゅう
器
き
つけて、
都立
とりつ
神経
しんけい
病院
びょういん
に1
ヶ月
かげつ
半
はん
入院
にゅういん
して
帰
かえ
ってきたの。
でも、やっぱりその
嫌
いや
な
予感
よかん
的中
てきちゅう
で、
家族
かぞく
がぜんぶ
介護
かいご
するんですよ。
私
わたし
と
妹
いもうと
と、
役
やく
にたない
父
ちち
がいて、
大人
おとな
3
人
にん
いる
家族
かぞく
っていうのは、すごい
恵
めぐ
まれています。こうやって
見
み
てても、たいてい、
介護
かいご
者
しゃ
ひとりみたいな。あの、
奥
おく
さんがALSになっちゃったら
旦那
だんな
さんが
介護
かいご
する、その
逆
ぎゃく
とかね。
介護
かいご
者
しゃ
がひとりぐらいしかいないっていう
家
いえ
が
普通
ふつう
なんですけど、うちの
場合
ばあい
は
大人
おとな
が3
人
にん
いて、いちおうローテーション
組
く
めば
三
さん
交替
こうたい
。だけども、うちの
母
はは
が
父
ちち
の
介護
かいご
は
嫌
いや
だって
言
い
ったんで、
二
に
交替
こうたい
になっちゃったんですけど。でもそうやって
交替
こうたい
する
家族
かぞく
がいたので、24
時
じ
間
あいだ
を12
時
じ
間
あいだ
ずつ
妹
いもうと
と
私
わたし
で
分担
ぶんたん
をしてやってきました。あのお、
一
いち
週間
しゅうかん
でバテました。
一
いち
週間
しゅうかん
で
先
さき
が
見
み
えなくなって、これはほんとにね、
大変
たいへん
だと
思
おも
いました。それで、それまでは
介護
かいご
のイメージっていうのは、テレビで
見
み
た
通
とお
りの
高齢
こうれい
者
しゃ
の
介護
かいご
がベースにあったんで、
大変
たいへん
だろうけれども、みんな
家族
かぞく
でやってましたからね、その
当時
とうじ
は。だから
家族
かぞく
でなんとかなるもんだろうって
思
おも
ったんだけれども、その
医療
いりょう
が
入
はい
ってくるってところで
大
おお
きく
違
ちが
う。ほんとに
神経
しんけい
が
張
は
り
詰
つ
めてるんですよ。で、
機械
きかい
がついてるもんですから、
機械
きかい
の
管理
かんり
をしないといけない。
母
はは
の
介助
かいじょ
と
同時
どうじ
に
機械
きかい
の
管理
かんり
しなきゃいけないっていうことで、まぁ、あの、なんていうんですかね、ゆっくりする
時間
じかん
がないんですよ。で、
横
よこ
になっても
常
つね
に
耳
みみ
は
起
お
きてるっていうか、アラームが
鳴
な
ったら
飛
と
び
起
お
きなきゃいけないしとか、それから、その
呼吸
こきゅう
器
き
つけて
意思
いし
ははっきりしてますからね。ですから、
本人
ほんにん
はやりたいこと
言
い
いたいこと
山
やま
ほどあって、それに
対
たい
して
無視
むし
すると、ひどいことになりますね、
母
はは
にとって。だから、もう
無視
むし
できないですから、とにかく
逐一
ちくいち
文字
もじ
盤
ばん
だとか、それから、
当時
とうじ
、
伝
つて
の
心
しん
なんかなかった。パソパルっていうコミュニケーション
機器
きき
しかなかったんですけど、それに
入力
にゅうりょく
してもらって、コンピューターに
入力
にゅうりょく
してもらって、それを
読
よ
み
取
と
って、あぁ
今日
きょう
のおかずは
何
なに
?
鰆
さわら
?
鰆
さわら
をどうやって
焼
や
くの?とか、そういうようなことをずっと
読
よ
み
取
と
りをしてたんで。まぁだから、
今
いま
のヘルパーさんがやっているようなことを
全部
ぜんぶ
、
妹
いもうと
と
私
わたし
と
2人
ふたり
でやってたんです。
今日
きょう
は
会場
かいじょう
に
来
きた
られているヘルパーさんいらっしゃると
思
おも
いますけど、
大変
たいへん
だったんですよ。とにかく
制度
せいど
が
始
はじ
まる
前
まえ
って。
家族
かぞく
だけでやってたときは。
本当
ほんとう
に
大変
たいへん
だった。
それが2000
年
ねん
に
介護
かいご
保険
ほけん
が
始
はじ
まるっていうことになって、そのときに、ALSの
家族
かぞく
は、みんな
私
わたし
たちみたいだったですからね、
患者
かんじゃ
が
生
い
き
残
のこ
った
家族
かぞく
っていうのはそうだったんです。とにかくもう、ヘルパーさんが
介護
かいご
を
少
すこ
しでも
代
か
わってくれるんだったら、こんな
福音
ふくいん
はないと
思
おも
って、もう
大
だい
喜
よろこ
びしたんですよ。そしたら
最初
さいしょ
、
介護
かいご
保険
ほけん
には
障害
しょうがい
の
人
ひと
いれないみたいな
話
はなし
になっちゃって、それは
困
こま
るんで、こっちから
厚労省
こうろうしょう
にお
願
ねが
いに
伺
うかが
って、ALSね、もうほんとに
大変
たいへん
な
障害
しょうがい
で、
特定
とくてい
疾患
しっかん
だから、
特定
とくてい
疾患
しっかん
の
中
なか
でも
身体
しんたい
障害
しょうがい
のきつい
人
ひと
は、40
歳
さい
から
介護
かいご
保険
ほけん
に
入
い
れてくれって、こっちから
頼
たの
みに
行
い
って
入
い
れてもらったって
経緯
けいい
があります。そうやってALS
協会
きょうかい
ががんばって、
交渉
こうしょう
して
入
い
れてもらったんですけど、
蓋
ぶた
を
開
ひら
いてみたら、なんと
介護
かいご
保険
ほけん
のヘルパーは
吸引
きゅういん
をしない。
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
はもちろんしない。「あれ?!」ってことになって、
頼
たの
んで
入
い
れてもらったのに、なんか
逆
ぎゃく
効果
こうか
じゃないかと。これはもしかしたら、
前
まえ
の
障害
しょうがい
の
行政
ぎょうせい
のヘルパーと、
障害
しょうがい
のヘルパーっていうのは、
昔
むかし
は
全身
ぜんしん
性
せい
障害
しょうがい
者
しゃ
介護
かいご
人
じん
派遣
はけん
事業
じぎょう
ってやってまして、それでやってるヘルパーは
何
なに
でもやってくれた、
今
いま
もその
続
つづ
きなんですけども。そっちの
方
ほう
がよかったなって。
後
のち
になってね、
蓋
ぶた
開
ひら
いてみて、わかったと。
橋本
はしもと
さん
後
ご
から
来
き
ますけど、
橋本
はしもと
さんが
言
い
ったのは、「
煮
に
え
湯
ゆ
を
飲
の
まされた」って
言
い
ったんですよ。
短
みじか
い
言葉
ことば
で
自分
じぶん
の
感情
かんじょう
を
表現
ひょうげん
するのが
非常
ひじょう
にうまい
人
ひと
です。もうね、すごいんですけど、
国
くに
に
交渉
こうしょう
に
行
い
ったときに、「
煮
に
え
湯
ゆ
を
飲
の
まされた」って
言
い
って、それで、こんなはずじゃなかったっていう
意味
いみ
なんですけどね。それから「
介護
かいご
保険
ほけん
は
絵
え
に
描
えが
いた
餅
もち
だった」って
言
い
ったんです。それからどうしたかって
言
い
うと、ALS
協会
きょうかい
に
対
たい
して
全国
ぜんこく
の
会員
かいいん
から、もう
苦情
くじょう
が
殺到
さっとう
。
今
いま
までのヘルパーが「
明日
あした
から
私
わたし
たちは
何
なに
もしません、じゃあ」っていなくなっちゃったとか、それから、「
介護
かいご
保険
ほけん
使
つか
おうと
思
おも
ったんだけど、ALSって
言
い
っただけで
断
ことわ
られた」とか、「
制度
せいど
はあるのに
使
つか
えない、どうしてくれるんだ」みたいな。どうしてくれるんだとは
言
い
いませんけど、じゃあどうしますって
言
い
ったら、
橋本
はしもと
さんが「やるか」っていうから「
何
なに
やるの?」って
言
い
ったら「
署名
しょめい
」。
署名
しょめい
をしましょう、
運動
うんどう
しましょうっていうことで、
全国
ぜんこく
に
呼
よ
びかけて、いちおう
協会
きょうかい
の
中
なか
にもヘルパーの
吸引
きゅういん
問題
もんだい
解決
かいけつ
推進
すいしん
何
なに
とか
委員
いいん
会
かい
っていうのを
作
つく
って、
海野
うみの
さんっていう
一番
いちばん
今
いま
若
わか
い
理事
りじ
が
委員
いいん
長
ちょう
をやってやって
短期間
たんきかん
のうちに18
万
まん
筆
ぴつ
の
署名
しょめい
が
集
あつ
まりました。
そのときに、脊損の
団体
だんたい
だとか、それからヤコブ
病
びょう
なんかほんとにちっちゃな
団体
だんたい
だったんですが、とか、いろんな
団体
だんたい
が
入
はい
ったんですけど。CIL
系列
けいれつ
とか、あとJCILも
入
はい
らなかったよね、
多分
たぶん
。
障害
しょうがい
の
関係
かんけい
の
人
ひと
たちは
入
はい
らなかったんですよ。なぜかっていうと、こういうことをしてしまうと、
要
よう
するにグレーゾーンでやってきたわけですよね、
彼
かれ
らはずーっと。グレーゾーンをあんまり
公
おおやけ
の
場所
ばしょ
に
出
だ
すと、グレーがグレーじゃなくなって、
陽
ひ
が
当
あ
たるとなんだこれはっていうことになるから、そういう
運動
うんどう
をしない
方
ほう
がいいと。コソコソと
医
い
政局
せいきょく
に
行
い
って、
医
い
政局
せいきょく
の
役人
やくにん
と
取
と
り
交
か
わしをして、
医
い
政
せい
法
ほう
阻却
論
ろん
っていう、
要
よう
するにね、
法律
ほうりつ
には
定
さだ
められてないんだけれどもそれをやらないと
人命
じんめい
にかかわるようなことはやってもいいってことになってて、それでやってきたわけです。それをね、あからさまに
運動
うんどう
をして
表沙汰
おもてざた
にすると、
何
なに
か
嫌
いや
なことがあるからやめとけっていうふうに、
障害
しょうがい
者
しゃ
の
団体
だんたい
の
方
ほう
から
言
い
われたんです。そうは
言
い
っても、
私
わたし
たちは
介護
かいご
保険
ほけん
を
使
つか
ってますから、
介護
かいご
保険
ほけん
制度
せいど
っていうのは、もう
公
おおやけ
の
制度
せいど
ですから、そこできちんとやってもらわないと
困
こま
るっていうんで、
高齢
こうれい
の
病人
びょうにん
のほうで
運動
うんどう
になっちゃった。
そしたら
検討
けんとう
会
かい
が
立
た
ち
上
あ
がって、
国
くに
はもう
検討
けんとう
会
かい
が
大好
だいす
きですね。それで、
検討
けんとう
会
かい
が
立
た
ち
上
あ
がったのに、なんと、
当事
とうじ
者
しゃ
の
委員
いいん
が
一人
ひとり
もいないっていう
検討
けんとう
会
かい
で、しかも、ヘルパーの
吸引
きゅういん
を
求
もと
めてたのに、
看護
かんご
職
しょく
によるALS
等
とう
の
在宅
ざいたく
をどうやるかっていうそういう
検討
けんとう
会
かい
になって、8
回
かい
の
議論
ぎろん
の
末
すえ
にまとまったのが「
容認
ようにん
します」と、「
時限
じげん
付
つ
きでヘルパーに
吸引
きゅういん
を
容認
ようにん
します」ってただそれだけだったんですよ。しかもALSだけ。ちょっとだいぶ
違
ちが
っちゃったなっていう
気
き
はしたんですけど、とりあえずそれで
少
すこ
し
半
はん
歩
ほ
だけ
進
すす
んだっていうことでした。でもこっから
始
はじ
まるんですけど、
私
わたし
たちさくら
会
かい
はその
報告
ほうこく
を
受
う
けて、とりあえず
容認
ようにん
になったんだから、
今
いま
まで、
先
さき
ほど
杉本
すぎもと
先生
せんせい
も
話
はな
されたパーソナルアシスタントっていうのは、
障害
しょうがい
者
しゃ
がずーっと
自分
じぶん
たちの
地域
ちいき
生活
せいかつ
のために、いわゆるド
素人
しろうと
のヘルパーでもなんでもない
人
ひと
を
捕
つか
まえて
来
き
て
自分
じぶん
のアシスタントにして、
市町村
しちょうそん
にお
金
かね
出
だ
させて
使
つか
ったんですけどね。そのやり
方
かた
に
吸引
きゅういん
ができるようにしちゃおうと
思
おも
って、
自分
じぶん
たちでヘルパーを
養成
ようせい
をする
事業
じぎょう
を
立
た
ち
上
あ
げました。それがさくら
会
かい
の「
進化
しんか
する
介護
かいご
」っていうタイトルの
研修
けんしゅう
会
かい
で、これを
当初
とうしょ
は
実家
じっか
のリビングで
毎月
まいつき
、
毎月
まいつき
やってたんです。どういう
枠組
わくぐ
みでやったかっていうと、
当時
とうじ
の、
当時
とうじ
は
日常
にちじょう
生活
せいかつ
支援
しえん
っていう、
支援
しえん
費
ひ
制度
せいど
が
始
はじ
まった
年
とし
でしたから、
日常
にちじょう
生活
せいかつ
支援
しえん
のヘルパーの
養成
ようせい
研修
けんしゅう
事業
じぎょう
を
東京
とうきょう
都
と
から
指定
してい
をとって、そん
中
ちゅう
で、その
日常
にちじょう
生活
せいかつ
支援
しえん
のヘルパーを
養成
ようせい
するってことで、そこに
医療
いりょう
的
てき
なことをバンバン
入
い
れちゃったんです。そしたら、まずすぐに
都庁
とちょう
に
呼
よ
び
出
だ
されて、
研修
けんしゅう
担当
たんとう
の
人
ひと
に、「あなたたちは
一体
いったい
何
なに
を
考
かんが
えてるの?」って。「まだ
何
なに
もねヘルパーが
吸引
きゅういん
していいなんて
誰
だれ
も
言
い
ってないのに、そんな
勝手
かって
にやっちゃっていいんですか?」って。「もし
何
なに
かあったとき
誰
だれ
が
責任
せきにん
とるの?」ってふうに
怒
おこ
られました。すぐに
怒
おこ
られた。「
責任
せきにん
誰
だれ
も
取
と
りません。
責任
せきにん
取
と
るのは
当事
とうじ
者
しゃ
です。」って
言
い
いました。でも、
当事
とうじ
者
しゃ
が
責任
せきにん
取
と
れないって
言
い
われたんですよ。「えっ?!」っと
思
おも
って、もうそこからして
行政
ぎょうせい
の
考
かんが
え
方
かた
と
私
わたし
たちの
考
かんが
え
方
かた
が
大
おお
きくズレてるのが
初
はじ
めてわかって。
要
よう
するに、
私
わたし
も、
私
わたし
はALSでも
障害
しょうがい
者
しゃ
でもないですけれども、
障害
しょうがい
の
身体
しんたい
って
一番
いちばん
近
ちか
いところにいますから、そういう
身体
しんたい
の
責任
せきにん
っていうのは、やっぱり
本人
ほんにん
だとずーっと
思
おも
ってたんですね。だから、
本人
ほんにん
が
動
うご
かないから、
自分
じぶん
で
吸引
きゅういん
したい、
自分
じぶん
でご
飯
はん
食
た
べたい、できないから
人
ひと
に
頼
たの
んでさせてもらうってところから
始
はじ
まって、そこになんか
知
し
らないうちに
医療
いりょう
的
てき
になってたと。お
腹
なか
に
穴
あな
が
開
ひら
いたり、
喉
のど
に
穴
あな
が
開
ひら
いちゃったっていうだけのことであって、
私
わたし
たちにしてみれば、
本人
ほんにん
ができないから
手伝
てつだ
ってあげるの
延長
えんちょう
に、その
吸引
きゅういん
とか
経
けい
管
かん
があったんです。でもどうも
行政
ぎょうせい
から
見
み
ると、そうじゃなくて、これは
医療
いりょう
で、
本当
ほんとう
は
医者
いしゃ
がやるべきなのをしかたがないから
看護
かんご
師
し
にできるようにしてるけど、
看護
かんご
師
し
もなんか
数
かず
が
足
た
りなくて
少
すく
なくて、しょうがないから
今回
こんかい
ヘルパーには
容認
ようにん
っていうかたちにしたっていう
考
かんが
え
方
かた
なんで、そこからして
大
おお
きくズレてるんですよね、
考
かんが
え
方
かた
が。
あと
看護
かんご
協会
きょうかい
にも
呼
よ
ばれました。あの
山崎
やまざき
麻耶
まや
さん、
橋本
はしもと
さんのことを
書
か
いた
『マドンナの
首飾
くびかざ
り』
って
本
ほん
を
書
か
いてくださった
方
ほう
なんですけど。あの
本
ほん
を
書
か
いたときはすっかりなんか
橋本
はしもと
さんに
取
と
り
込
こ
まれてたんですけど、
最初
さいしょ
に
会
あ
ったときはすごい
恐
こわ
かった。
看護
かんご
協会
きょうかい
の
部屋
へや
に
呼
よ
び
出
だ
されて
怒
おこ
られて、そのときも
言
い
われたのが、「
誰
だれ
が
責任
せきにん
取
と
るんですか」って
言
い
われて、「はぁ・・・
当事
とうじ
者
しゃ
です」って
私
わたし
また
同
おな
じこと
言
い
ったんですけど。また
同
おな
じことで
怒
おこ
られて、でも、あっちからも
叱
しか
られ、こっちからも
叱
しか
られ、みんなにいつ
失敗
しっぱい
するかっていうふうに
思
おも
われて、
失敗
しっぱい
したとたんに
潰
つぶ
してやろうっていうふうにあちこちから
思
おも
われていたのが、8
年間
ねんかん
失敗
しっぱい
しないで
全然
ぜんぜん
問題
もんだい
なく、しかもどんどん
都内
とない
や
地方
ちほう
都市
とし
に
拡大
かくだい
していったのが、この「
進化
しんか
する
介護
かいご
」の
運動
うんどう
です。
だから、
失敗
しっぱい
ってね、とくにアクシデントだとかヒヤリハットだとかよく
言
い
われますけど、
家
いえ
にいてヒヤリハットってどっからヒヤリハットって
言
い
うの?ってなりますよ。あの、そこでうんうんってうなずいてる
方
ほう
、たぶんご
家族
かぞく
なのかなとか
思
おも
いますけど。たとえば、
胃
い
ろうチューブが
途中
とちゅう
で
抜
ぬ
けちゃって、
患者
かんじゃ
がびしょびしょになったりするのは
日常
にちじょう
茶飯事
さはんじ
で、ヒヤリハットっていうけど、ただの
接続
せつぞく
の
失敗
しっぱい
、
私
わたし
たちからすると。それに
猫
ねこ
飼
か
ってますよね、ちょっと
目
め
離
はな
したとたんに
猫
ねこ
がここのバルーンのところカニューレのところの
紐
ひも
引
ひ
っ
張
ぱ
って、うちの
母
はは
のカニューレがポーンって
飛
と
んだんですよ。
猫
ねこ
にカニューレ
引
ひ
っこ
抜
ぬ
かれたんで、カニューレ
抜
ぬ
けちゃうともう
呼吸
こきゅう
器
き
が
着
つ
けられないものですから、そのままほっとくと
死
し
んじゃうわけで、ヒャーっと
思
おも
ってカニューレ
拾
ひろ
って、ふーって
吹
ふ
いてハッて
気管
きかん
に
入
い
れたんですね。それでも、
別
べつ
に、
感染
かんせん
しないでそのまま
生
い
きてました。もちろんすぐに
先生
せんせい
がとんできてくれて、カニューレ
交換
こうかん
してくれましたけど。
そんなのが
普通
ふつう
にあるわけですよ、
家
いえ
にいると。それは
家族
かぞく
がやってるから
問題
もんだい
になんなかったのかなっていうのもありますけど、たまたま、
家族
かぞく
は
家
いえ
にいたけどヘルパーだけの
時
とき
に
同
おな
じようなことが
起
お
きるっていうのもあるんです。そういうときに、
私
わたし
たちはヘルパーのせいにしない。
普段
ふだん
から
家族
かぞく
はヘルパーに
任
まか
せて
隣
となり
の
部屋
へや
でご
飯
はん
食
た
べたりテレビ
見
み
たりしてるわけですから、
何
なに
か
起
お
きても
一緒
いっしょ
になってあぁー
大変
たいへん
大変
たいへん
って
言
い
ってなんとかしてるわけですよね。
家
いえ
にいたら、いろんな
事件
じけん
が、おもしろい
話
はなし
がいっぱいあります。おもしろがっちゃいけなくて、それは、
医療
いりょう
からすればヒヤリハットで、アクシデントになっちゃうんですよね。けれども、いちいち
報告
ほうこく
されるようなことじゃなくて、うまくなんかなってるし、それで
死
し
ぬっていうようなこともとりあえずないと。ですから、いちおう
問題
もんだい
なくここまで
来
き
てるわけです。8
年間
ねんかん
ね。
現場
げんば
ではいろいろとおもしろいことあったと
思
おも
いますけど、それも
患者
かんじゃ
家族
かぞく
の
常識
じょうしき
の
範囲
はんい
なので
報告
ほうこく
はされてません。だから、
問題
もんだい
なくきたということ。
こうして
家族
かぞく
は
何
なに
が
助
たす
かったかというと、24
時
じ
間
あいだ
ほとんど
外出
がいしゅつ
もできないで、ずーっと
患者
かんじゃ
に
張
は
り
付
つ
いていなければいけなかったっていう
生活
せいかつ
、それから
夜
よる
も
一時
いちじ
間
あいだ
半
はん
ぐらいだったら
寝
ね
れるけど、3、4
回
かい
起
お
きて
吸引
きゅういん
して
体
からだ
交
かわ
しなきゃいけないから、
一時
いちじ
間
あいだ
半
はん
を4
回
かい
繰
く
り
返
かえ
して
寝
ね
るみたいな
生活
せいかつ
が
普通
ふつう
だったんですけど、そうじゃなくって、
週
しゅう
のうちの
何
なん
回
かい
かは
熟睡
じゅくすい
ができるっていうふうなことができてきました。つまり、
吸引
きゅういん
が
容認
ようにん
された
家族
かぞく
がヘルパーにいちいちクレームしたりしなかったから、ここまで
来
こ
れた。
これは、
東京
とうきょう
のさくら
会
かい
の、あっ
来
き
ました!(
操
みさお
さんが
会場
かいじょう
に
到着
とうちゃく
)
操
みさお
さんであとちょっとしゃべってもらう。こっちこっち。こっち
来
き
て。
操
みさお
さんのやり
方
かた
で
今
いま
でいう
重度
じゅうど
訪問
ほうもん
介護
かいご
っていう
長時間
ちょうじかん
のヘルパーが
使
つか
えるようになってきたからそうなってきたんですけど。
全
まった
く
問題
もんだい
ないと。そういうことがあったので、まず、あの
頃
ころ
あちこちで
私
わたし
、
叱
しか
られまくってたのがだいぶ
色合
いろあ
いが
変
か
わってきて、3、4
年
ねん
前
まえ
からなんと
厚生
こうせい
労働省
ろうどうしょう
から
研究
けんきゅう
費
ひ
もらえるようになって、
重度
じゅうど
障害
しょうがい
者
しゃ
の
在宅
ざいたく
の
療養
りょうよう
のための
効果
こうか
的
てき
な
支援
しえん
のあり
方
かた
っていう
研究
けんきゅう
費
ひ
まずもらいました。
それを3
年間
ねんかん
もらった。それから
財団
ざいだん
みたいなところからも
支援
しえん
をいただいた。ファイザーとか
勇
いさむ
美
よし
財団
ざいだん
とか、
研究
けんきゅう
費
ひ
いただいたっていうことで、
経済
けいざい
的
てき
にもNPOに
支援
しえん
が
来
く
るようになって、とうとうあれなんですよ、
今回
こんかい
その、
先
さき
ほどの
杉本
すぎもと
先生
せんせい
のお
話
はなし
に
出
で
てきた
検討
けんとう
会
かい
、ここにありますけど、
介護
かいご
職員
しょくいん
等
とう
による
痰
たん
の
吸引
きゅういん
等
とう
の
実施
じっし
のための
検討
けんとう
会
かい
っていうのがあって、それの
委員
いいん
に
橋本
はしもと
さんが
入
はい
るっていうことになりました。
ここに
至
いた
るまでは
橋本
はしもと
さんと
政務
せいむ
官
かん
の
山井
やまい
さんとの
熱
あつ
い
仲
なか
があって、
先
さき
ほど
杉本
すぎもと
先生
せんせい
が
言
い
われた
議員
ぎいん
立法
りっぽう
っていうのはデマだって、
今
いま
となっては2
月
がつ
の
通常
つうじょう
国会
こっかい
で
政府
せいふ
案
あん
として
出
だ
されるっていうふうになったんですけど、
最初
さいしょ
はやっぱり
議員
ぎいん
立法
りっぽう
だったんです。
山井
やまい
さんがバーっと
走
はし
って、
議員
ぎいん
立法
りっぽう
で
出
だ
しますっていう
約束
やくそく
を
操
みさお
さんにしました。
操
みさお
さんが
山井
やまい
さんにすごくお
願
ねが
いしていましたからね、とにかく
自宅
じたく
でヘルパーが
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
ができない。
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
ができないと
一人暮
ひとりぐ
らしができないんです。それから
家族
かぞく
は、やっぱり
安心
あんしん
して
仕事
しごと
に
出
で
かけられないです。
訪問
ほうもん
看護
かんご
だって
毎日
まいにち
来
く
るわけではないから、
訪問
ほうもん
看護
かんご
師
し
が
来
こ
ないと
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
ができないわけですから。それでヘルパーにぜひやってほしいっていう
要望
ようぼう
がすごくALSの
場合
ばあい
はあって、
橋本
はしもと
さんが
山井
やまい
さんにいつもお
願
ねが
いしてたのはそのことだったんです。
橋本
はしもと
さんの
携帯
けいたい
メールから
山井
やまい
先生
せんせい
の
携帯
けいたい
メールにメールが
行
おこな
ったり
来
き
たり
行
い
ったり
来
き
たりして、
山井
やまい
先生
せんせい
が
政務
せいむ
官
かん
になられて、まず
最初
さいしょ
にこれをやりましょうっていうことで、
約束
やくそく
してくださったのはこれだったんです。
最初
さいしょ
はね、
山井
やまい
さんがかなりがんばって
突
つ
っ
走
ぱし
ったっていうのがあって、それが
裏目
うらめ
に
出
で
たところもある。
法制
ほうせい
化
か
してほしいってことではなかったんですよね。
操
みさお
さんがお
願
ねが
いしてたのは、できるようにしてほしいってお
願
ねが
いをしたんだけど、
法制
ほうせい
化
か
してほしいは
言
い
ってないんですけどね。やっぱりその
国会
こっかい
議員
ぎいん
なので、
国会
こっかい
議員
ぎいん
ができることは
立法
りっぽう
だと。だから
法制
ほうせい
化
か
っていう
話
はなし
になっちゃう。そこでちょっとズレたっていうのもあるんですが。そういう
経緯
けいい
がございました。
討論
とうろん
になってからまた
質問
しつもん
にお
答
こた
えするってことにしたいと
思
おも
います。
資料
しりょう
をいろいろ
持
も
ってきたんですが、
一番
いちばん
分厚
ぶあつ
いのが、これがさくら
会
かい
で
出
だ
した
企画
きかく
書
しょ
です。こういうものを
書
か
いて
出
だ
しました。
操
みさお
さんが
検討
けんとう
会
かい
で、50
時
じ
間
あいだ
モデルが
出
で
てきたときに、もうとんでもないと、50
時間
じかん
どうやって
研修
けんしゅう
するんだと。できないことを
言
い
われても
困
こま
るから、
今
いま
まで
自分
じぶん
たちがやってきた
方法
ほうほう
を
継続
けいぞく
させてほしいっていうことで、モデル
事業
じぎょう
をじゃあうちでやりますから、
従来
じゅうらい
のやり
方
かた
をみなさんにみていただくっていうことで、
出
だ
した
案
あん
がこれです。
ただし、
実地
じっち
研修
けんしゅう
は
看護
かんご
師
し
が
評価
ひょうか
するってことになりましたので、
訪
おとずれ
看
み
さんにがんばってもらうことになりました。これ
始
はじ
まってみたらどういうことになるかちょっとわからないです。すごい
戦々恐々
せんせんきょうきょう
として、この
企画
きかく
を
書
か
いただけでもかなり
疲労
ひろう
しています。だからもうすでに
川口
かわぐち
はくたくたでございます。
それから、
表
ひょう
の
一番
いちばん
上
じょう
にきてるこれは
厚労省
こうろうしょう
が
出
だ
してきた
案
あん
です。
私
わたし
たちの
提案
ていあん
の
前
まえ
に、
最初
さいしょ
にこれが
出
で
てきた。50
時
じ
間
あいだ
研修
けんしゅう
案
あん
です。
実施
じっし
ガイドラインを
作
つく
って、ガイドラインなんて
言葉
ことば
を
使
つか
っちゃいけないってすぐ
文句
もんく
を
言
い
って、
手引
てび
きに
変
か
えてもらったんですが、
痰
たん
の
吸引
きゅういん
と
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
のそれぞれのガイドラインに
則
のっと
って、
看護
かんご
師
し
がヘルパーに
教
おし
えるってことになってます。その
内々
うちうち
で
見
み
せてもらったガイドラインに
非常
ひじょう
に
問題
もんだい
があったので、
訂正
ていせい
してほしいっていうことで、
意見
いけん
を
出
だ
したりしました。こういうのは
皆
みな
さんには
決
けっ
して
見
み
えない
裏
うら
舞台
ぶたい
ですね。
老健
ろうけん
局
きょく
と
障害
しょうがい
福祉
ふくし
課
か
と、それから
老健
ろうけん
局
きょく
に
立
た
ち
上
あ
がった
看護
かんご
研究
けんきゅう
班
はん
と、それから
私
わたし
たちでガチャガチャやってきたんです。
それから、
施行
しこう
事業
じぎょう
における
研修
けんしゅう
のカリキュラムがきちんともう
出
で
ています。こういうものがそのうち
表
ひょう
に
出
で
てくると
思
おも
います。これは
施設
しせつ
でモデル
事業
じぎょう
やるそうです。「
不
ふ
特定
とくてい
多数
たすう
の
者
もの
」に
対
たい
する50
時
じ
間
あいだ
研修
けんしゅう
っていうのは、
老健
ろうけん
局
きょく
できちんと
作
つく
っています。
それにたいして
私
わたし
たちは「
特定
とくてい
の
者
もの
」、いわゆる
障害
しょうがい
で
地域
ちいき
で
暮
く
らしている
人
ひと
、いわゆるパーソナルアシスタントを
使
つか
っている
人
ひと
。さくら
会
かい
や、CIL、JCILで
育
そだ
ててきたようなヘルパーのやり
方
かた
を
残
のこ
すっていうことで、うちが
代表
だいひょう
してモデル
事業
じぎょう
っをやってみせるってことになってます。その
二
ふた
つが
今
いま
、モデル
事業
じぎょう
として
進行
しんこう
中
ちゅう
で、うちのさくら
会
かい
と
全
ぜん
社協
しゃきょう
と、それから
訪問
ほうもん
看護
かんご
振興
しんこう
財団
ざいだん
の
三
みっ
つがモデル
事業
じぎょう
をやります。6
団体
だんたい
が
手
て
をあげて、そのうちの3
団体
だんたい
になったっていうことです。
全
ぜん
社協
しゃきょう
は
施設
しせつ
50
時
じ
間
あいだ
モデルのところで
在宅
ざいたく
と
施設
しせつ
と
両方
りょうほう
やるそうです。ここが
一番
いちばん
大
おお
きなモデル
事業
じぎょう
をやります。それから
振興
しんこう
財団
ざいだん
の
方
ほう
は、
主
おも
に
介護
かいご
保険
ほけん
の
高齢
こうれい
者
しゃ
。
在宅
ざいたく
で
看取
みと
っていくかたちの
訪問
ほうもん
看護
かんご
と
介護
かいご
の
連携
れんけい
のところのモデルを
出
だ
してくると
思
おも
います。
私
わたし
たちは、
障害
しょうがい
者
しゃ
の
自己
じこ
決定
けってい
を
大切
たいせつ
にした
地域
ちいき
での
自立
じりつ
生活
せいかつ
っていうところでもって、パーソナルアシスタント、
自薦
じせん
ヘルパーのモデルを
出
だ
す。
だから、
三
さん
者
しゃ
三
さん
様
よう
、
全部
ぜんぶ
違
ちが
うんです。それぞれやってみましょうってことになった。ただこの
法律
ほうりつ
がもう
法制
ほうせい
化
か
されていくのは
決定
けってい
してしまったのですが、あんまりひどいようでしたらみんなでやめさせればいいわけです。さっき
先生
せんせい
がおっしゃられたように、2
月
がつ
に
政府
せいふ
案
あん
として
出
だ
されます。それはもう
作業
さぎょう
進
すす
んでるんです。だからモデル
事業
じぎょう
の
報告
ほうこく
書
しょ
が
出
で
るのは3
月
がつ
なんですけど、3月にはもう
法案
ほうあん
が
決定
けってい
してるんで、あれ?って
思
おも
うんですよ。
普通
ふつう
、モデル
事業
じぎょう
やってみて、みんなで
検討
けんとう
して、ああじゃあこうやってって、また
検討
けんとう
して
議論
ぎろん
してそれで
法案
ほうあん
作
つく
ってって
順番
じゅんばん
ならわかるんだけど、そうじゃなくって、
法案
ほうあん
は
法案
ほうあん
でもう
作業
さぎょう
始
はじ
まっちゃってるので、すごい
不思議
ふしぎ
っていうか
変
へん
ですよね。
だから
形式
けいしき
的
てき
に
過
す
ぎないのかもしれません、
私
わたし
たちがやるモデル
事業
じぎょう
っていうのは。
要注意
ようちゅうい
ですね。
情報
じょうほう
をできるだけ
集
あつ
めるようにしてます。それから
私
わたし
たちが
今
いま
やってることは、
随分
ずいぶん
前
まえ
から
医療
いりょう
的
てき
ケアですとか、それから
自立
じりつ
支援
しえん
法
ほう
関連
かんれん
でお
世話
せわ
になってる
議員
ぎいん
の
先生
せんせい
がいらっしゃいますので、その
国会
こっかい
議員
ぎいん
の
先生
せんせい
たちを
通
とお
して、
情報
じょうほう
収集
しゅうしゅう
するようにしてます。
収集
しゅうしゅう
した
情報
じょうほう
はできるだけ、
障害
しょうがい
だけでなくて、
学校
がっこう
の
医療
いりょう
的
てき
ケアもありますし、
施設
しせつ
系
けい
の
医療
いりょう
的
てき
ケアもあります。いろんなところでいろんな
運動
うんどう
が
進
すす
んでますから、できるだけ
共有
きょうゆう
をして
大
おお
きな
運動
うんどう
にしていく
必要
ひつよう
があるというふうに
思
おも
っています。
じゃとりあえず、
先生
せんせい
ここで。
橋本
はしもと
さんが
来
き
たので、ちょっと
橋本
はしもと
さんになんか
挨拶
あいさつ
してもらっていいですか? じゃあ、
橋本
はしもと
さん、
突然
とつぜん
振
ふ
っていい??
◆
橋本
はしもと
みさお
(
娘
むすめ
さんのかよさんが
代理
だいり
で
話
はな
す):(
口
くち
文字
もじ
で
読
よ
み
取
と
る)
今日
きょう
は、
膝
ひざ
の
上
うえ
にちょっと
見
み
えないと
思
おも
うんですけど、
犬
いぬ
がのってるんですね。その
犬
いぬ
がちょっと
猫
ねこ
にまでついに
吠
ほ
え
掛
か
かるようなしつけの
悪
わる
い
犬
いぬ
に
育
そだ
ってしまってしまいました。
◆
川口
かわぐち
:
関係
かんけい
ないじゃん(
笑
わらい
)
◆
橋本
はしもと
(
娘
むすめ
さんのかよさんが
代理
だいり
で
話
はな
す):ええ、
挨拶
あいさつ
だからいいの?って
言
い
ったけど、このまましゃべれって
言
い
われたんでしゃっべてますけど。(
口
くち
文字
もじ
で
読
よ
み
取
と
る)やっぱり
当事
とうじ
者
しゃ
は、
言
い
いたいことを
言
い
うべきだと
思
おも
ってます。おわりとのことです。すいません、
突然
とつぜん
。
失礼
しつれい
しました。
>TOP
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。
最初
さいしょ
の
挨拶
あいさつ
っていうか、というものも
含
ふく
めて、ほんとに30
分
ふん
、30
分
ふん
ぐらいで、
本来
ほんらい
であれば
長
なが
い
長
なが
い
話
はなし
を2
人
にん
ともしていただいたので、そうとうの
時間
じかん
がこれからとれると
思
おも
います。
このなんかけっこうややこしい
話
はなし
をまずどうやってこうみなさんにお
伝
つた
え、お
伝
つた
えというか、
間
あいだ
を、
間
あいだ
の
話
はなし
をしようかなと
思
おも
って、
困
こま
ってはいるのですが、こんな
話
ばなし
なんじゃないかっていうのが
一
ひと
つあります。
杉本
すぎもと
さんがおっしゃってくださったのは、
医療
いりょう
と
福祉
ふくし
、それから
年齢
ねんれい
、それから
原因
げんいん
とか、そういったことが
複雑
ふくざつ
に
絡
から
み
合
あ
った
中
なか
で、
非常
ひじょう
に
制度
せいど
がややこしく
出来上
できあ
がっていて、そこの
中
なか
で、たまたまなのか
何
なに
なのか、そこそこお
金
かね
のつく
部分
ぶぶん
もあれば、
全然
ぜんぜん
そうではない
部分
ぶぶん
もあって、ものすごいまだら
状態
じょうたい
になっていて、それを
常人
じょうじん
ではというか、
普通
ふつう
の
人
ひと
はわからない。そういうぐちゃぐちゃっとした
状態
じょうたい
になっている。しかし、そこのところのアンバランスであるとか、そういったものをうまい
具合
ぐあい
にただしていって、レベルの
高
たか
いところ、かろうじて
今
いま
なんとかなっているところに
引
ひ
き
上
あ
げていかないと、
多様
たよう
な、
多様
たよう
な
年齢
ねんれい
層
そう
の
多様
たよう
な
原因
げんいん
による、そして
今
こん
現在
げんざい
、いわゆる
医療
いりょう
的
てき
ケアが
必要
ひつよう
な
人
ひと
っていうのが、ちゃんと
生
い
けていけないんだよと。そういうお
話
はなし
であったと
思
おも
います。
そこのところは、
研究
けんきゅう
という
部分
ぶぶん
においても、ほんとに
足
た
りてない
部分
ぶぶん
で、そういったことの
全容
ぜんよう
と
言
い
いますか、
詳細
しょうさい
といいますか、そういったものを
把握
はあく
する
必要
ひつよう
ってものはあるだろうというふうにはあらためて
思
おも
いました。
私
わたし
自身
じしん
が、
言
い
ってみれば、
成人
せいじん
の
在宅
ざいたく
というか、あるいは、
家族
かぞく
がいたりいなかったりして
暮
く
らしていく
人
ひと
たちに
対
たい
する
介護
かいご
、ケアっていう
辺
あた
りのことを
念頭
ねんとう
において、それについてであれば、そこそこのことは
知
し
ってるかなっていう
感
かん
じでしたから、それ
以外
いがい
に、もう
本当
ほんとう
にぐちゃぐちゃっとした
多様
たよう
なものがあるんだなっていうことは、やはり
知
し
っておくべきことであろうと。その
全体
ぜんたい
をどうしていくのかってことが、
基本
きほん
的
てき
な
課題
かだい
であろうというふうに
思
おも
ったわけです。
ただ、そのことを
踏
ふ
まえつつ、これは
杉本
すぎもと
さん
自身
じしん
がおっしゃったことですけれども、
基本
きほん
的
てき
なラインとして
何
なに
を
置
お
くのかに
関
かん
しては
明快
めいかい
であったと
思
おも
います。すなわち、パーソナルアシスタントという、
業界
ぎょうかい
用
よう
語
かた
っちゃ
業界
ぎょうかい
用語
ようご
ですけれども、ひとりひとりが
基本
きほん
的
てき
に
住
す
みたいところに
住
す
み、ケアしてほしい
人
ひと
にケアをさせ、そしてそれに
対
たい
して
公的
こうてき
なお
金
かね
が
出
で
るってそういう
仕掛
しか
けですね。そういった
仕掛
しか
けを
基本
きほん
的
てき
なところに
置
お
く、あるいは、そこから、そこを
基点
きてん
にとってその
現在
げんざい
の
制度
せいど
、
仕掛
しか
けというものを
評価
ひょうか
していくとすればどうなるのかと、それに
近
ちか
づけていくべきであろうというふうに、その
長
なが
い
長
なが
いというか、
複雑
ふくざつ
怪奇
かいき
な
話
はなし
を
一
ひと
つそういうふうにみていくことができるんではないか。それはその
杉本
すぎもと
さんご
自身
じしん
のお
立場
たちば
であるというふうに、
後半
こうはん
の
方
ほう
でお
話
はなし
しなさったと
思
おも
います。
ちなみに、
杉本
すぎもと
さんの
場合
ばあい
は
小児
しょうに
の
方
ほう
がご
専
せん
門
もん
で、そういったところから
仕事
しごと
を
始
はじ
めてきた。そのへんの
長
なが
い
話
はなし
を
十分
じゅうぶん
過
す
ぎるほどというか、
端折
はしょ
っていただいたんですが、そういったことに
関
かん
して、『
現代
げんだい
思想
しそう
』という
雑誌
ざっし
がありますが、それの
今年
ことし
の3
月
がつ
号
ごう
に、
何
なに
にも
知
し
らない
私
わたし
が、
インタビュー
させていただくっていうかたちで、それが
掲載
けいさい
されております。
今回
こんかい
、
川口
かわぐち
さんの
本
ほん
もそうですし、それからその『
現代
げんだい
思想
しそう
』、それから
他
た
いくつか
本
ほん
を
売
う
っています。それは
後
うし
ろの
方
ほう
にあるはずなんですが、もうひとつ
玄関
げんかん
の
方
ほう
に
医療
いりょう
的
てき
ケアネット*の
方
ほう
から、
関係
かんけい
する
書籍
しょせき
をかなりこちらの
方
ほう
に
持
も
ってきていただいていますので、
終
お
わってすぐに
帰
かえ
らずに
十分
じゅうぶん
それを
見
み
ていただいてですね、
買
か
っていただき、
役
やく
に
立
た
てていただきたいかなって
思
おも
います。これがその
一
ひと
つ。
*
http://www.mcnet.or.jp/index.shtml
もう
一
ひと
つ、
川口
かわぐち
さん、
川口
かわぐち
さんはいちおう、いちおうじゃないか、
僕
ぼく
らのところの
大学院生
だいがくいんせい
でもあるんですが、
要
よう
するにどういう
話
はなし
だったのかっていうことをまとめてみるとですね、そのALSの
人
ひと
たちが、いろいろ
端折
はしょ
れば、
介護
かいご
保険
ほけん
ができるときに
一瞬
いっしゅん
それに
期待
きたい
して、できたら
使
つか
えるかなと
思
おも
ったけど
使
つか
えなかった。
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうのが
入
はい
ってなくて。それで
署名
しょめい
運動
うんどう
とかしてみた。
検討
けんとう
会
かい
ができて、なんかちょっとやっていいことになったけど、かえって
他
た
の
人
ひと
はできないとか、そんなようなことになって、
中途半端
ちゅうとはんぱ
というか、かえってあれがよかったのかっていう
状態
じょうたい
にとどまってしまった。っていうことが
一方
いっぽう
の
現実
げんじつ
としてあると。そんなこと
言
い
ってたら
自分
じぶん
たち
生
い
きていけないと。
じゃあどうするかっていうときに、いわゆる
障害
しょうがい
者
しゃ
のために、
今
いま
は
自立
じりつ
支援
しえん
法
ほう
っていう
法
ほう
になってますけども、それ
以前
いぜん
にあった、
各地
かくち
の
制度
せいど
ですね、
障害
しょうがい
者
しゃ
のための
制度
せいど
を
使
つか
い、そして、
自分
じぶん
たち
自身
じしん
が
事業
じぎょう
所
しょ
を
立
た
ち
上
あ
げ、その
公的
こうてき
なお
金
かね
を
使
つか
って
自分
じぶん
たちがヘルパーを
派遣
はけん
するっていうそういう
仕掛
しか
け。それにその
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうものを、
言
い
ってみれば、
勝手
かって
にですね、
誰
だれ
からもいいって
言
い
われないまま、だけど
必要
ひつよう
なんだからしょうがないってかたちでそれをくっつけた、そういう
事業
じぎょう
をこれまで
展開
てんかい
してきたと。それはもう7、8
年
ねん
の
歴史
れきし
があってうまいこといってると。
結論
けつろん
から
言
い
えば。ということがもう
一
ひと
つあるということですね。
だから、
制度
せいど
の
方
ほう
ではこういうことになっていろいろやってみたけど
動
うご
かなくって、
非常
ひじょう
に
制約
せいやく
の
多
おお
い
状況
じょうきょう
が
続
つづ
いていた。そんなこと
言
い
ってらんないから、
自分
じぶん
たちで
事業
じぎょう
所
しょ
を
作
つく
って
医療
いりょう
的
てき
ケアを
教
おし
え
込
こ
んで、
本人
ほんにん
やら、あるいは
事業
じぎょう
所
しょ
の
人
ひと
たちが、そこの
中
なか
でまわしてきた。それはそこそこうまいこといっていた、きたってことです。ちなみにその
辺
あたり
の
話
はなし
に
関
かん
しては、これは
自分
じぶん
の
本
ほん
の
宣伝
せんでん
になってしまいますが、2004
年
ねん
に
書
か
いたものですけども、『ALS』っていう
本
ほん
があって、その
真
ま
ん
中
なか
あたりにその
辺
あたり
の
経緯
けいい
については、そこそこに
詳
くわ
しく
書
か
かれています。ですので、ご
覧
らん
いただければ
幸
さいわ
い、ありがたいかなと
思
おも
います。
細
こま
かい
話
はなし
っていうか、そんなに
細
こま
かくもないですけど。ちょっとご
覧
らん
下
くだ
さい。
そういう
状況
じょうきょう
であったと。だけれども、それをより
制度
せいど
化
か
するっていう
流
なが
れ、これはどういうところから
出
で
てきたのかっていうのは
微妙
びみょう
なとこがありますけど、そういう
流
なが
れがまた
始
はじ
まって、そこの
中
なか
でまた
検討
けんとう
委員
いいん
会
かい
が
立
た
ち
上
あ
がって、それで
今
いま
、その
法制
ほうせい
化
か
っていうものに
向
む
かって
進
すす
んでいると。ただし、そこの
中
なか
ででてきてる
話
はなし
っていうのが、
一方
いっぽう
では、これをするために、50
時
じ
間
あいだ
なら50
時
じ
間
あいだ
の
研修
けんしゅう
っていうものが
必要
ひつよう
だっていうことを
言
い
ってるサイドがある。それは
主
おも
には、
看護
かんご
師
し
の
団体
だんたい
というか、
研究
けんきゅう
者
しゃ
というか、そういった
方々
かたがた
なんだけれども、やるからにはそういうものでなければならない、
看護
かんご
師
し
なりの
医療
いりょう
職
しょく
というのが、ちゃんと
監督
かんとく
しなければならない、そういったカチッとしたものを
作
つく
らなきゃいけないという
話
はなし
になって、それじゃかえって
今
いま
のままの
方
ほう
がまだマシだぐらいの
話
はなし
であって、それじゃあ
困
こま
るからということで、
今
いま
、
厚労省
こうろうしょう
とやりあって、
今
いま
まで
自分
じぶん
たちがやってきて
続
つづ
けてきてうまいこといってた、まずは
短
みじか
い
時間
じかん
で
基本
きほん
的
てき
な
手技
しゅぎ
なら
手技
しゅぎ
というものを
教
おし
えてもらい、そして
後
のち
は
現場
げんば
でですね、ひとりひとりがそのパーソナルに、
個々
ここ
別々
べつべつ
に
違
ちが
う
中
なか
で
技術
ぎじゅつ
を
確実
かくじつ
なものにしていく。そして、24
時間
じかん
きっちりそこをはっているんであれば、たまにやってきて
状態
じょうたい
をチラッとみて、それで
医療
いりょう
的
てき
ケアと
称
しょう
して
何事
なにごと
かをして
去
さ
っていく
看護
かんご
師
し
、その
他
た
の
職業
しょくぎょう
の
人
ひと
たちよりも、
安全
あんぜん
確実
かくじつ
に
事
こと
ができるんだっていうモデルを
一方
いっぽう
で
出
だ
してると。
それが、
併存
へいそん
っていうかたちでいくのか、あるいは、その
2
ふた
つの
間
あいだ
の
中
なか
間
あいだ
的
てき
なものみたいなその
辺
あたり
のつばぜり
合
あ
いがこれからどうなるかわかりませんけれども、その
検討
けんとう
会
かい
やら、あるいは
行政
ぎょうせい
の
中
なか
のごちゃごちゃっとした
細
こま
かいところでやってる
話
はなし
やら、やがてそれが
法律
ほうりつ
になっていく。その
過程
かてい
の
中
なか
でですね、それがどういう
方
ほう
に
持
も
っていかれるのか、あるいは
持
も
って
行
い
くのかっていうことが、
現代
げんだい
の
課題
かだい
である、
現在
げんざい
の
課題
かだい
である、そういうお
話
はなし
だったというふうにまとめることもできようかと
思
おも
います。
とういうことで、
私
わたし
なりにというか、お
二
に
人
にん
の
話
はなし
を
聞
き
いて
思
おも
ったことやら、あるいはこういうふうにまとめられるんではないかと
思
おも
ったことを
申
もう
し
上
あ
げました。そういう
意味
いみ
で
言
い
えば、
若干
じゃっかん
、
強引
ごういん
なところがあって、
要
よう
するに、ひとりひとりがひとりひとりのところで
暮
く
らすための
仕組
しく
みっていうものが、
現
げん
に
試
こころ
みられ、
存在
そんざい
してるからには、それを
基本
きほん
にして、それにきちんとお
金
かね
をつけていく。それを
基本
きほん
にやっていけばいいのに、その
他
た
いろんな
利害
りがい
が
絡
から
んで、
世
よ
の
中
なか
もう
少
すこ
し
複雑
ふくざつ
になってしまっているっていうことだったんじゃないかと
思
おも
いますけども。
私
わたし
なりのまとめといいますか、は、そのぐらいにしてですね、もう
時間
じかん
がまだ
半分
はんぶん
以上
いじょう
ございます。ということですので、
長年
ながねん
というか、かかわった
方
ほう
もおり、これからこういったところで
仕事
しごと
をするとか、あるいはそういうつもりは
別
べつ
にないんだけれども
関心
かんしん
があるっていう
方
ほう
、
多様
たよう
な
方
ほう
がこの
場
ば
におられると
思
おも
いますので、うまいこと
交通
こうつう
整理
せいり
ができるかどうか
甚
はなは
だ
自信
じしん
はないのですが、とにかくやってみましょうっていうことで、
残
のこ
りの
半分
はんぶん
の
時間
じかん
を
使
つか
いたいと
思
おも
います。
まずは、あの、まずはじゃなくてもいいんですけれども、ここんとこはちょっと
説明
せつめい
してもらったけどよく
頭
あたま
に
入
はい
んなかったよとかですね、ここんとこは
大切
たいせつ
だと
思
おも
うんだけれどももうちょっと
説明
せつめい
してくださいっていうような、そういうポイントがあったら、その
辺
あた
りから
始
はじ
めたいと
思
おも
いますけれども。ご
質問
しつもん
、あるいはご
意見
いけん
のある
方
ほう
、
手
て
をあげてください。それから、これは
文字
もじ
化
か
して
記録
きろく
に
残
のこ
す
可能
かのう
性
せい
がありますので、
名前
なまえ
を
言
い
ってもいいっていう
人
ひと
は、どこそこのだれそれですってところから
始
はじ
めてください。あるいはそれは
遠慮
えんりょ
するっていう
人
ひと
は、
好
す
きなように
始
はじ
めてください。ということで、どなたからでもかまいませんがいかがでしょうか。
>TOP
◆
立岩
たていわ
:えっと、
話
はなし
が、
今
いま
の
制度
せいど
とかそういうところに
移
うつ
る
前
まえ
にですね、やっぱりその
病院
びょういん
っていうところと、それから
福祉
ふくし
施設
しせつ
、それから
中
ちゅう
間
あいだ
的
てき
なもの
様々
さまざま
ある。でも
大
おお
きく
言
い
えば、
施設
しせつ
の
中
なか
で
提供
ていきょう
されてきたものと、そこから
出
で
て、
暮
く
らそうとしてきた
動
うご
きってものがあって、そこの
中
なか
には、
大
おお
まかには、
基本
きほん
的
てき
にその
人
ひと
たちが
暮
く
らせるように、
生
い
きられるようにってところで、
大
おお
きくは
共通
きょうつう
のものがあったにせよ、しかし、じゃあ
具体
ぐたい
的
てき
にどこに
住
す
み、どういう
体制
たいせい
でやっていくかっていうことについて
言
い
えば、やっぱりそこの
中
なか
で
仕事
しごと
をする、してきたっていう
人
ひと
と、いや、そこから
出
で
て
暮
く
らそうっていう
人
ひと
との
間
あいだ
には、
微妙
びみょう
な、あるいは
微妙
びみょう
ではなくてはっきりした、
差異
さい
といいますか、
論点
ろんてん
というものがあるのかもしれません。そういった
部分
ぶぶん
にかんしては、こないだの
『
現代
げんだい
思想
しそう
』のインタビュー
では、
僕
ぼく
自身
じしん
が
無知
むち
でもありましたし、
今
いま
でもそうですが、
立
た
ち
入
い
ったというか、
私
わたし
の
方
ほう
から
質問
しつもん
するっていうか、
提示
ていじ
していくっていうことができなかったんですね。ということで、
事前
じぜん
にですけれども、
「
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けた
子
こ
どもの
親
おや
の
会
かい
」、
通称
つうしょう
「バクバクの
会
かい
」
っていう
会
かい
があって、こないだも
私
わたし
が
少
すこ
し
お
話
はなし
をさせていただいたことがあるんですけれども、
今回
こんかい
の、たとえば
川口
かわぐち
さんの
話
はなし
が
成人
せいじん
の
親
おや
であったり、あるいは
配偶
はいぐう
者
しゃ
であったり、そういう
親
おや
を
在宅
ざいたく
でっていう、そういう
話
はなし
が
中心
ちゅうしん
だったとすればですね、その
子
こ
どもが
病院
びょういん
に
今
いま
までいた、あるいはそれをどうやっててこと、それから
教育
きょういく
機関
きかん
、あるいは
保育
ほいく
とか、そういうものとのかかわりで、それをどう
位置付
いちづ
けるかっていう
部分
ぶぶん
にかんして、
本来
ほんらい
であれば
杉本
すぎもと
さん
自身
じしん
も
詳
くわ
しくお
話
はなし
できたと
思
おも
いますけれども、
時間
じかん
を
無理
むり
やりこちらから
短
みじか
くしたってこともあります。そういった
部分
ぶぶん
も
含
ふく
めて、
補
おぎな
っていただくっていう
部分
ぶぶん
も
含
ふく
めて、あるいはその
異論
いろん
あるというか、
独自
どくじ
の
意見
いけん
があるという
部分
ぶぶん
も
含
ふく
めてですね、バクバクの
会
かい
の
方
ほう
の
方
ほう
から
今日
きょう
、なにがしかの
時間
じかん
を
発言
はつげん
にあてたいと
事前
じぜん
に
私
わたし
の
方
ほう
に
申
もう
し
出
で
もいただいておりますので、どなたがお
話
はなし
しなさるのかわかりませんけれども、まずバクバクの
会
かい
の
方
ほう
からですね、ご
発言
はつげん
というか、
質問
しつもん
等
とう
含
ふく
めていただきたいと
思
おも
うのですが、よろしいでしょうか。
◆バクバクの
会
かい
平本
ひらもと
:みなさん、こんにちは。バクバクの
会
かい
と
言
い
います。バクバクの
会
かい
の
平本
ひらもと
美代子
みよこ
と
言
い
います。バクバクの
会
かい
というのは、
正式
せいしき
名称
めいしょう
が「
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けた
子
こ
の
親
おや
の
会
かい
」と
言
い
いまして、
今年
ことし
で20
周年
しゅうねん
を
迎
むか
えました。
東京
とうきょう
で
立岩
たていわ
さんをお
呼
よ
びしてシンポジウムを
開
ひら
きました。バクバクというのは、ご
存知
ぞんじ
の
方
ほう
をあると
思
おも
うんですけども、
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
、
機械
きかい
で
呼吸
こきゅう
をするんですけれども、それを
外
はず
したとき、お
風呂
ふろ
に
入
はい
るだとか、
移動
いどう
するときに
使
つか
う、
医療
いりょう
の
用語
ようご
でアンビューバックというんですけども、これをカニューレのところにあてて
空気
くうき
を
送
おく
ります。そのときに、バク、バクという
音
おと
がしますので、そこからバクバクという、バクバクの
会
かい
という
名前
なまえ
がつきました。
親
おや
が
愛情
あいじょう
を
持
も
って
子
こ
どもたちに、
空気
くうき
を
送
おく
ってあげれるというふうな
意味合
いみあ
いを
込
こ
めてバクバクの
会
かい
、
親
おや
の
会
かい
というよりもバクバクの
会
かい
というふうに
言
い
っている
方
ほう
が
社会
しゃかい
的
てき
には
通用
つうよう
しているかなと
思
おも
います。
どういうふうにしてできあがったか、できたかということなんですけども、
実
じつ
は
私
わたし
の
娘
むすめ
が
今年
ことし
で24
歳
さい
で、
今日
きょう
はちょっと
遊
あそ
びに
行
い
きたいということで、
今日
きょう
は
来
き
てないんですけども、
同
おな
じ
仲間
なかま
で、
折田
おりた
涼
すずか
さん、
大阪
おおさか
府
ふ
の
池田
いけだ
市
し
に
住
す
んでおられるんですけども、21
歳
さい
、それから、
佐藤
さとう
ゆみえさん、
大阪
おおさか
市
し
に
住
す
んでおられまして、23
歳
さい
です。みんな
立
だ
ち
上
あ
げた
当時
とうじ
からの
古
ふる
い
仲間
なかま
です。
一番
いちばん
最初
さいしょ
にうちの
娘
むすめ
が
入院
にゅういん
していまして、ここに
来
き
ておられる
吉岡
よしおか
さんという
方
ほう
がいらっしゃるんですけども、
私
わたし
と
一緒
いっしょ
に
入院
にゅういん
してまして、だんだん
状態
じょうたい
が
悪
わる
くなって
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けなきゃいけないということになって、その
当時
とうじ
、
私
わたし
たちも
全然
ぜんぜん
呼吸
こきゅう
器
き
がどんなものかも
知
し
らなかったし、それを
着
つ
けられたらもう
一生
いっしょう
病院
びょういん
の
外
そと
には
出
で
れないというふうな、もう
生命
せいめい
維持
いじ
装置
そうち
といった
怖
こわ
ろしいような
機械
きかい
だというふうなぐらいしかわからなかったんです。もうそれを
着
つ
けられたらもうこの
子
こ
の
人生
じんせい
はもう
終
お
わりだというふうに
思
おも
ったし、また
子
こ
どもさんによっては、もう
余命
よめい
、
予
よ
後
ご
がもうないというふうなことの
宣告
せんこく
をされた
子
こ
どもさんもおられました。
そうしてるうちに、ポータブルの
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
、
今
いま
はかなり
小
ちい
さくなってるんですけども、があるので、いったん
外
そと
に
出
で
てみないかって、
外国
がいこく
製
せい
の
物
もの
でしかなかったんですけども、ということで、
主治医
しゅじい
の
方
ほう
から
提案
ていあん
があって、
一生
いっしょう
天井
てんじょう
を
見
み
つめて
暮
く
らす、そしていつ
命
いのち
がつきるかわからないのであれば、
一
いち
回
かい
ぐらいは
外
そと
の
空気
くうき
を
吸
す
わしてやりたいなということで、そのポータブルの
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けて
家
いえ
に
帰
かえ
りました。それがきっかけとなって、
家
いえ
に
帰
かえ
れるんだったらもっといろんなところも
行
い
けるんじゃないかということで、どんどん
外出
がいしゅつ
を
繰
く
り
返
かえ
しました。
最初
さいしょ
のうちは、
医者
いしゃ
や
看護
かんご
師
し
さんについてきてもらったんですけども、いつもいつもそういうわけにいきませんので、これから
外出
がいしゅつ
をするんだったら
親
おや
だけで
行
い
けるようにということで、いろいろ
訓練
くんれん
を
受
う
けて、
最終
さいしゅう
的
てき
には
親
おや
だけで
行
い
けるようになりました。うちの
場合
ばあい
は、4
年間
ねんかん
入院
にゅういん
してましたけども、
全部
ぜんぶ
で60
何
なん
日
にち
外出
がいしゅつ
し、20
何
なん
日
にち
は
自宅
じたく
で
外泊
がいはく
しました。
4
年間
ねんかん
を
経
へ
て、
在宅
ざいたく
に
移
うつ
ったんですけども、その
在宅
ざいたく
に
移
うつ
ったとき、
移
うつ
るきっかけとなったのは、やはり、
本人
ほんにん
が
家
いえ
へ
帰
かえ
りたいと
訴
うった
えたんです。
何
なん
回
かい
か
家
いえ
に
帰
かえ
るうちに、
家庭
かてい
の
味
あじ
というのがわかってきて、それまでは
病院
びょういん
の
生活
せいかつ
でしかなかって、
病院
びょういん
が
自分
じぶん
の
家
いえ
のように
思
おも
ってたんですけども。
家
いえ
へ
帰
かえ
りたいということで、
本人
ほんにん
が
泣
な
いて
訴
うった
えたわけ。4
年間
ねんかん
の
後
のち
、
在宅
ざいたく
にしたんですけども、
家
いえ
へ
帰
かえ
って
生活
せいかつ
をするだけでは、
病院
びょういん
の
生活
せいかつ
と
何
なん
ら
変
か
わらない。あるいは、それ
以下
いか
の
生活
せいかつ
になる。
親
おや
と
家族
かぞく
だけの
生活
せいかつ
ということで、やはり
子
こ
どもとして
当然
とうぜん
、
集団
しゅうだん
の
中
なか
で
生活
せいかつ
をするのが
当然
とうぜん
じゃないかということで、
地域
ちいき
の
保育
ほいく
所
しょ
へ
行
い
きました。
公立
こうりつ
の
保育
ほいく
所
しょ
に
申
もう
し
込
こ
んだですけども、そんな
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けた
子
こ
が
保育
ほいく
所
しょ
に
行
い
くなんてことは
前例
ぜんれい
がないということで、もうすぐ
却下
きゃっか
されまして、そこで
闘
たたか
っていく
方法
ほうほう
もあったんですけども、
地域
ちいき
の
民間
みんかん
の
保育
ほいく
所
しょ
が
引
ひ
き
受
う
けてくれましたので、そこで2
年間
ねんかん
保育
ほいく
所
しょ
へ
行
い
きました。
そのときに、
私
わたし
たちは、
先
さき
ほど
言
い
いましたように、4
年間
ねんかん
しっかりと
家
いえ
へ
帰
かえ
っても
両親
りょうしん
だけでやっていけるように
十分
じゅうぶん
に
研修
けんしゅう
を
受
う
けて、そしていったん
退院
たいいん
というかたちをとって
在宅
ざいたく
に
移
うつ
ったんですけども、
非常
ひじょう
にそれに
対
たい
する
誹謗
ひぼう
中傷
ちゅうしょう
ですかね、そういう
危険
きけん
なことをしてどうするんやというふうな
話
はなし
があったと
聞
き
いています。ただし、
私
わたし
たちが
直接
ちょくせつ
そういうことを、
私
わたし
たちの
耳
みみ
には
直接
ちょくせつ
は
聞
き
きませんでした。あと、
地域
ちいき
の
小学校
しょうがっこう
にも
行
い
きましたし、
中学校
ちゅうがっこう
、
高校
こうこう
もずっと
行
い
きました。ただし、
親
おや
の
付
つ
き
添
そ
いが、やはり
医療
いりょう
的
てき
ケアがあるということで、
条件
じょうけん
にされました。
呼吸
こきゅう
器
き
、その
当時
とうじ
、
呼吸
こきゅう
器
き
というものが、やはり、
非常
ひじょう
にケアがたくさんいるということで、
学校
がっこう
にかんして
言
い
えば、
非常
ひじょう
に
訪問
ほうもん
教育
きょういく
ぐらいしかなかったんですけども、やはり
子
こ
どもとして
当
あ
たり
前
まえ
の
生活
せいかつ
をさせてやりたいし、
本人
ほんにん
自身
じしん
が
一番
いちばん
子
こ
どもたちの
中
なか
でその
生活
せいかつ
を
望
のぞ
むということで、
地域
ちいき
の
学校
がっこう
にも
行
い
きましたし、
中学校
ちゅうがっこう
にも
行
い
きました。
ただ、それについても、
非常
ひじょう
に、
親
おや
のエゴであるだとか、
親
おや
の
勝手
かって
であるというふうなことで、かなり
誹謗
ひぼう
中傷
ちゅうしょう
もありました。しかし、バクバクの
会
かい
は
全国
ぜんこく
で300、300
人
にん
ぐらいいますし、
海外
かいがい
にも
会員
かいいん
さんもいるぐらい、
非常
ひじょう
に
子
こ
ども
命
いのち
と
思
おも
いを
大事
だいじ
にしてやりたいということで
会員
かいいん
も
広
ひろ
まってきています。『
現代
げんだい
思想
しそう
』の
方
ほう
で
杉本
すぎもと
先生
せんせい
と
立岩
たていわ
先生
せんせい
の
対談
たいだん
を
読
よ
ませていただきましたけども、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
がいろいろとバクバクの
会
かい
に
対
たい
するご
批判
ひはん
、
恐
おそ
れているようなことを
読
よ
みましたけども、
私
わたし
たちは
子
こ
どもの
命
いのち
と
思
おも
いを
大事
だいじ
にしてやりたいという
気持
きも
ちでやってきましたし、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
と
直接
ちょくせつ
お
話
はな
しをしたという
経緯
けいい
も
全然
ぜんぜん
ありません。
今回
こんかい
の
厚労省
こうろうしょう
の
問題
もんだい
にしましても、いったん
退院
たいいん
して、
研修
けんしゅう
をしっかり
受
う
けて、
在宅
ざいたく
したということで、
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
というふうに
捉
とら
えております。
そして、この
間
あいだ
のずっといろんな
経緯
けいい
を
見
み
てみましても、
非常
ひじょう
に
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
だとか、
大人
おとな
の
側
がわ
の
目線
めせん
であって、
子
こ
どもたち
当事
とうじ
者
しゃ
の
側
がわ
の
視点
してん
が
全
まった
く
入
はい
ってないように
思
おも
います。
私
わたし
たちはやっぱり、
子
こ
どもの
命
いのち
と
思
おも
いを
大事
だいじ
にしながらやってきました。
今
いま
、
安易
あんい
な
在宅
ざいたく
というのが、
非常
ひじょう
に
出
で
ているんですけども、こうやって
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けてる
子
こ
が
在宅
ざいたく
がどんどん
増
ふ
えてきてるのはなぜなのか。やっぱり、
子
こ
どもたちが
地域
ちいき
で
暮
く
らしたい、お
友達
ともだち
と
一緒
いっしょ
に
生活
せいかつ
したいという
子
こ
どもの
思
おも
いが、やっぱりそれを、
親
おや
や
地域
ちいき
や
周
まわ
りを
突
とっ
き
動
うご
かしたんじゃないかなと
思
おも
っています。
決
けっ
して、
呼吸
こきゅう
器
き
なり、
医療
いりょう
機器
きき
の
発展
はってん
だけじゃないと
思
おも
います。
安易
あんい
な
在宅
ざいたく
については、
非常
ひじょう
に
私
わたし
たちは
警鐘
けいしょう
を
鳴
な
らしてきました。
今
いま
その
呼吸
こきゅう
器
き
が
手軽
てがる
に
手
て
にも
入
はい
るし、
安易
あんい
に
気軽
きがる
に
操作
そうさ
もできるんですけども、それによって
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
が
努力
どりょく
をしないでどんどん
帰
かえ
してしまう。そういうことが
一番
いちばん
問題
もんだい
じゃないかなと
思
おも
っています。ですから、
今回
こんかい
の
問題
もんだい
に
対
たい
してましても、
当事
とうじ
者
しゃ
の
視線
しせん
が
全然
ぜんぜん
ありませんし、
研修
けんしゅう
さえすれば
誰
だれ
でもケアはできるように
思
おも
ってます。でも、よく
在宅
ざいたく
するときに、
医者
いしゃ
の
側
がわ
から、
何
なに
かあったら
救急
きゅうきゅう
車
しゃ
で
来
き
てもらったらいいですよみたいな、
非常
ひじょう
に、
医療
いりょう
者
しゃ
が
言
い
う
言葉
ことば
かというふうに
思
おも
うぐらいに、
簡単
かんたん
に
帰
き
されてるんですよね。そうじゃなくって、
私
わたし
たちは
何
なに
が
何
なん
でも
自分
じぶん
の
子
こ
どもの
命
いのち
を
守
まも
るんだという
気持
きも
ちで、ずっとこの24
年間
ねんかん
やってきました。
本当
ほんとう
に
繊細
せんさい
な
気持
きも
ちと、そして
大胆
だいたん
な
気持
きも
ち、
両方
りょうほう
のその
気持
きも
ちで、
一生懸命
いっしょうけんめい
やってきたつもりです。ですから、
子
こ
どもたちの
思
おも
いを
大事
だいじ
にしながらやっていくということね、これからも
大事
だいじ
にしてやっていきたいと
思
おも
います。
以上
いじょう
です。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど)ちとせ
:
続
つづ
いて、バクバクの穏土と
申
もう
します。ありがとうございます。
今
いま
の
話
はなし
にも
関連
かんれん
しますが、(たんの
吸引
きゅういん
の)
検討
けんとう
会
かい
の
話
はなし
に
戻
もど
ったときに、もうまな
板
いた
の
上
うえ
に
載
の
った
以上
いじょう
、
何
なに
が
何
なん
でもこれは「
医療
いりょう
行為
こうい
」だということで
決着
けっちゃく
をつける
以外
いがい
にはないんだろうかというすごくモヤモヤした
思
おも
いがあります。
今
いま
の(
平本
ひらもと
さんが
研修
けんしゅう
さえすれば
誰
だれ
でもケアできると
言
い
ったように)「
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
」というか、さくら
会
かい
がされてきたこともそうだし、
親
おや
もそうです。たまにみる
医療
いりょう
職
しょく
の
方
ほう
が
対応
たいおう
できないことも、もともと
素人
しろうと
が、
継続
けいぞく
してその
人
ひと
と
関係
かんけい
性
せい
を
作
つく
りながらやってきました。そこでわかってきたことは、やっぱり、(「
医療
いりょう
的
てき
ケア」は)
本人
ほんにん
にとって
欠
か
かせない「
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
」だということで、
私
わたし
たちは、「
医療
いりょう
的
てき
ケア」の
問題
もんだい
を
医療
いりょう
の
問題
もんだい
じゃなくて、やっぱり
人権
じんけん
の
問題
もんだい
だと、
捉
とら
えているんです。
それを、もうずっと「
医療
いりょう
行為
こうい
」の
話
はなし
でやるから、
何
なに
時間
じかん
の
研修
けんしゅう
でああでこうでって
話
はなし
にしかならない。もちろん
安全
あんぜん
性
せい
を
確保
かくほ
するために
一定
いってい
の
枠
わく
をはめることは
必要
ひつよう
かもしれないけど、やっぱり
発想
はっそう
が
医療
いりょう
というところにとどまっているもんだから、いろんな
制度
せいど
ができても、(「
医療
いりょう
的
てき
ケア」が
必要
ひつよう
な
人
ひと
たちは)もう“コントロールされなければいけない
存在
そんざい
”というふうな
発想
はっそう
でずっとやっていかれることになる。それは、たとえば、
私
わたし
、
太
ふと
っているでしょ。そこに
無理
むり
やり「あんたはMサイズのガードルをはきなさい。」と
言
い
われるのと
同
おな
じぐらいすごくおかしいことだと
思
おも
うんです。ちょっと、たとえが
悪
わる
かった? でも、みんな
自分
じぶん
の
問題
もんだい
として
考
かんが
えないとわからんじゃないですか。
「
医療
いりょう
的
てき
ケア」が、その
人
ひと
にとって
欠
か
かせない
毎日
まいにち
のいろんな
介護
かいご
のケアやサポートのひとつであるのに、「
医療
いりょう
行為
こうい
」というふうにされてしまったまま
話
はなし
が
進
すす
んできたことで、
何
なに
が
起
お
こってきたかというと、たとえば、
学校
がっこう
なんかでも、
先生
せんせい
たちにかかわってほしいと
思
おも
っても、「
医療
いりょう
行為
こうい
」とされている
以上
いじょう
、
看護
かんご
師
し
さんが
配置
はいち
されるしかないわけです。それで、
親
おや
の
付
つ
き
添
そ
いが
外
はず
れても、「あの
子
こ
は
医療
いりょう
が
必要
ひつよう
な
特別
とくべつ
な
子
こ
どもで、
他
た
の
人
ひと
は
手出
てだ
ししてはならないんだ」というふうな
印象
いんしょう
を、
周
まわ
りの
人
ひと
たちに、
子
こ
どものときから
植
う
えつけてしまうわけだし、
先生
せんせい
たちも「
手
て
を
出
だ
してはならないんだ」というふうな
意識
いしき
になってきます。「
医療
いりょう
行為
こうい
」ということがすごく
人
ひと
の
意識
いしき
を
縛
しば
って、
本当
ほんとう
は
知恵
ちえ
と
工夫
くふう
でいろんなことができるのに、
制限
せいげん
をかけられる、
差別
さべつ
されていくということになってしまいます。
実際
じっさい
、
私
わたし
の
娘
むすめ
も、「
医療
いりょう
的
てき
ケア」や
呼吸
こきゅう
器
き
が
必要
ひつよう
だということで、
垂直
すいちょく
移動
いどう
(2
階
かい
以上
いじょう
への
移動
いどう
)は
禁止
きんし
、プールも
禁止
きんし
、あれもダメ、これもダメって。1
年生
ねんせい
の
子
こ
どもが
精神
せいしん
的
てき
に
追
お
い
詰
つ
められるぐらい、すごい
制限
せいげん
を
受
う
けました。
他
た
のバクバクの
例
れい
でも、
学校
がっこう
に
看護
かんご
師
し
さんが
配置
はいち
されたのはいいけれど、たとえば、お
医者
いしゃ
さんの
指示
しじ
書
しょ
に「サチュレーション(
酸素
さんそ
飽和
ほうわ
度
ど
=モニター
機器
きき
で
血液
けつえき
中
ちゅう
の
酸素
さんそ
の
行
い
き
渡
わた
り
具合
ぐあい
が
何
なん
パーセントか
数値
すうち
で
表示
ひょうじ
される。)が90を
切
き
ったらちょっと
気
き
をつけるように」とか、あるいは、「
脈拍
みゃくはく
がなんぼになったら」とあったら、もうその
数値
すうち
だけをみて、
救急
きゅうきゅう
車
しゃ
で
運
はこ
ばれていたり、「お
母
かあ
さんすぐ
来
き
てください」と
言
い
われていたりするので、やっぱり「かかわりの
中
なか
で(
理解
りかい
する)」というところが
抜
ぬ
けてしまうと
本当
ほんとう
に
恐
こわ
いことだと
思
おも
います。
新幹線
しんかんせん
に
乗
の
る
場合
ばあい
でも、「
医療
いりょう
行為
こうい
が
必要
ひつよう
な
人
ひと
は
乗
の
っちゃいけません」と
言
い
われたり、「(
病人
びょうにん
搬送
はんそう
でないから)
誰
だれ
も
看護
かんご
師
し
はついていませんよ。
同行
どうこう
しているのはヘルパーですよ。」と
説明
せつめい
しても、
誓約
せいやく
書
しょ
を
書
か
けと
強要
きょうよう
されたり…と、そういうふうなことも
起
お
きています。
だから、
無駄
むだ
な
抵抗
ていこう
とは
思
おも
いたくないんだけど、やっぱりここで
諦
あきら
めるんじゃなくて、
当
あ
たり
前
まえ
に
暮
く
らすためには、「
医療
いりょう
行為
こうい
」じゃなくって、「
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
」だっていう
新
あたら
しい
概念
がいねん
の
捉
とら
え
直
なお
しというのをやっていこうと
言
い
いたい。でないと
毎年
まいとし
(
法制
ほうせい
化
か
云々
うんぬん
の)
検討
けんとう
会
かい
を
開
ひら
いて、
私
わたし
が
死
し
んでもまだ
当
あ
たり
前
まえ
に
暮
く
らせないままじゃないのかなと
思
おも
います。
私
わたし
は
子
こ
どもは
亡
な
くなりましたけど、まだバクバクの
活動
かつどう
をやっているのは、
私
わたし
、
歳
とし
をとったら
山
やま
へ
捨
す
てられそうだからそれだけは
嫌
いや
だなと
思
おも
って、
当
あ
たり
前
まえ
の
暮
く
らしをしたいからなんですけど。それなのに、
今
いま
の
検討
けんとう
会
かい
では、なんか
高齢
こうれい
者
しゃ
は
別
べつ
、
介護
かいご
保険
ほけん
は
別
べつ
とか
言
い
われている。それに、「
法制
ほうせい
化
か
してもグレーゾーンはそのまま」「
今
こん
できている
人
ひと
はそのまんま」って
言
い
っているけど、
今
いま
できていない
子
こ
どもたちもヘルパーを
使
つか
いたいし、
子
こ
どもは
重度
じゅうど
訪問
ほうもん
介護
かいご
は
使
つか
えないという
状況
じょうきょう
もあります。(「
医療
いりょう
行為
こうい
」として
考
かんが
えていくと)もうどんなふうにい
訳
いわけ
をしても
限界
げんかい
がある。
概念
がいねん
の
捉
とら
え
直
なお
しからやらないと、もう
無理
むり
がきているんじゃないかという、そういう
噴火
ふんか
しそうな
思
おも
いでいます。それをどうしたらいいか、みなさんちょっと
一緒
いっしょ
に
考
かんが
えてください。
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。こういうふうにしたいと
思
おも
います。
平本
ひらもと
さんの
方
ほう
からは、
私
わたし
と
杉本
すぎもと
さんの
対談
たいだん
、というより
僕
ぼく
のインタビューですけれども、その
中
なか
の
話
はなし
も
関係
かんけい
して、むしろ
現在
げんざい
というか、あるいは
過去
かこ
からかもしれませんけれども、
安易
あんい
にというか、
安易
あんい
にっていう
言葉
ことば
は
難
むずか
しいですけれども、
在宅
ざいたく
に
移行
いこう
するっていうことにかんして、
安直
あんちょく
であるのは、
家族
かぞく
であるよりむしろ
医療
いりょう
者
しゃ
サイドではないかと。そういった
現状
げんじょう
ではないかと。あるいはそういう
経過
けいか
であったんではないかと。
私
わたし
たちはそういうふうにはしてこなかったという、そういう
指摘
してき
があったと
思
おも
うんですね。それについては、
杉本
すぎもと
さんの
方
ほう
に、
回答
かいとう
といいますか、
応答
おうとう
していただきたいと
思
おも
います。それが
一
ひと
つです。
それからもう
一
ひと
つは、穏土さん、
平本
ひらもと
さんの
話
はなし
の
後半
こうはん
と穏土さんの
話
はなし
に
関係
かんけい
するんですけれども、その
医療
いりょう
的
てき
ケア、
医療
いりょう
行為
こうい
っていうものが、
法
ほう
に
規定
きてい
されて、そこからどうやってっていうのが、そもそもの
話
はなし
の
発端
ほったん
なんだけれども、じゃあこれからどうしていくかってことなんです。ひとつは、
名称
めいしょう
っていうか、
名前
なまえ
の
問題
もんだい
もあるわけですよね。
僕
ぼく
も
自分
じぶん
で
言葉
ことば
を
使
つか
うときには、ほとんど
必
かなら
ず「いわゆる」っていうのを
前
まえ
につけて「いわゆる
医療
いりょう
的
てき
ケア」というふうに
言
い
ってますけど、めんどくさいですから「
医療
いりょう
的
てき
ケア」と
言
い
ってしまうこともある。でも、そういう
意味
いみ
で
言
い
えば「
医療
いりょう
行為
こうい
」ではなくて「
医療
いりょう
的
てき
ケア」であったとしてもですね、そこの
中
なか
で、やっぱりズレてくるものっていうか、
間違
まちが
って
受
う
け
取
と
られるものっていうのは
出
で
てくるんじゃないかっていう、そういう
提起
ていき
でもあったと
思
おも
うんですね。
そうしますと、
今回
こんかい
、どういうレベルの
制度
せいど
化
か
になるかわかりませんけれども、
杉本
すぎもと
さんであれば
学会
がっかい
の
関係
かんけい
者
しゃ
として、あるいは
医療
いりょう
的
てき
ケアネットの
関係
かんけい
者
しゃ
として、
厚労省
こうろうしょう
ならびに
議員
ぎいん
たちと
関係
かんけい
することがあるでしょうし、
川口
かわぐち
さんは
毎日
まいにち
というか、その
関係
かんけい
の
行政
ぎょうせい
の
担当
たんとう
者
しゃ
とやり
取
と
りしてる。そうした
場合
ばあい
にですね、その
名称
めいしょう
みたいなことも
含
ふく
めて、
今回
こんかい
どういうふうになりそうなのか、あるいはなることができるのかっていうことを、これはちょっと
川口
かわぐち
さんの
方
ほう
に
聞
き
きたい。これは
二
ふた
つ
目
め
です。
三
みっ
つ
目
め
にかんしては、もう
一
いち
回
かい
、バクバクの
会
かい
のどなたでもいいんですけどもね、
投
な
げ
返
がえ
したいんですけれども。
言葉
ことば
っていうものが、
非常
ひじょう
に、
言
い
ってみれば
我々
われわれ
に
影響
えいきょう
を
与
あた
えるっていうのは
事実
じじつ
その
通
とお
りだとして、だから、
言葉
ことば
を
変
か
えてしまうっていうのは、
僕
ぼく
もそれについては、
私
わたし
自身
じしん
は
個人
こじん
的
てき
には
賛成
さんせい
です。それ
以外
いがい
にですね、
今回
こんかい
の
制度
せいど
化
か
というか、そういうものに
向
む
けて、ここは
落
お
としてほしくないとか、あるいは
逆
ぎゃく
にこれはしてほしくないとか、そういうこう
具体
ぐたい
的
てき
なというか、
提言
ていげん
というか、
意見
いけん
がいくつか、
一
ひと
つでも
二
ふた
つでもありましたら、
再度
さいど
その
点
てん
をお
伺
うかが
いしたいと、そういう
三
みっ
つのことを
思
おも
いました。ということで、まずは
杉本
すぎもと
さんの
方
ほう
にですね、
平本
ひらもと
さんのお
話
はなし
の
前半
ぜんはん
の
部分
ぶぶん
といいますか、について
少
すこ
し
応答
おうとう
していただければと
思
おも
いますが。
◆
杉本
すぎもと
:
座
すわ
ったままで。
自分
じぶん
の、
今
いま
ここの
討論
とうろん
でですね、
自分
じぶん
の
生
い
きてきた
道
みち
のいろんな
試行錯誤
しこうさくご
の
中
なか
での
問題
もんだい
点
てん
を、
追求
ついきゅう
されるっていうのは
当然
とうぜん
あってしかるべきかと
思
おも
うんですけども。
僕
ぼく
、いつも
言
い
うことなんですけども、
僕
ぼく
は
医者
いしゃ
として1974
年
ねん
、NICUができてきたのが1970
年
ねん
の
後半
こうはん
なんですね。その
子
こ
たちが、なんていうんですか、
退院
たいいん
するのにどうしようかって
言
い
ってきた
頃
ころ
が1980
年
ねん
の
前半
ぜんはん
なんですね。その
直後
ちょくご
に、
対談
たいだん
でもありましたように、ボイタ、ボバースの
問題
もんだい
。
特
とく
にボイタ
法
ほう
にかんしては、すぐにも
治
なお
るんじゃないかっていうことで、
僕
ぼく
らもそれを
信
しん
じて、ボイタ
自身
じしん
に
教
おし
えをかったりしながら、
治
なお
すってことを
基本
きほん
においてやってまいりました。(cf.
脳性
のうせい
まひ
)
それとその
機械
きかい
とか
含
ふく
めてですね、
当時
とうじ
1980
年
ねん
の
前半
ぜんはん
っていうのは、
僕
ぼく
の
理解
りかい
としては、
病院
びょういん
に1
台
だい
あるかないかっていう
呼吸
こきゅう
器
き
の
年代
ねんだい
だったと
思
おも
います。それが1980
年
ねん
の
後半
こうはん
になって
病院
びょういん
の
中
なか
に
何
なん
台
だい
か、それからここにかまんざ(?)に、うちの
子
こ
どもが
運
はこ
ばれた
第
だい
二
に
日
にち
赤
あか
があるんですけども、あそこの
救命
きゅうめい
救急
きゅうきゅう
センターが1970
年代
ねんだい
の
後半
こうはん
に
初
はじ
めて
動
うご
き
出
だ
して
呼吸
こきゅう
器
き
を
揃
そろ
えたっていう
時代
じだい
がありました。だから、
大
おお
きな
呼吸
こきゅう
器
き
で、しかも
先
さき
ほどもおっしゃったように、ポータブルの
呼吸
こきゅう
器
き
が
十分
じゅうぶん
できていない
時期
じき
に、
帰
かえ
りたいっておっしゃることの
行為
こうい
っていうのが、1980
年代
ねんだい
の
前半
ぜんはん
に、
僕
ぼく
自身
じしん
が
経験
けいけん
した
例
れい
としてはありました。
それがバクバクの
会
かい
というふうなかたちで
立
た
ち
上
あ
がっていたのかどうかの
記憶
きおく
は、
僕
ぼく
は
持
も
っておりません。それは、
記憶
きおく
が
間違
まちが
ったら
謝
あやま
りたいと
思
おも
います。ただ、そういった
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けて
帰
かえ
った
人
ひと
たちもいたということは、80
年代
ねんだい
の
前半
ぜんはん
の
中
なか
にありました。そのことをさして、もちろん
帰
かえ
らぬ
人
ひと
となったわけですけども、やはり、
医療
いりょう
側
がわ
としてはそのまま
置
お
いておく、
置
お
いておくという
言葉
ことば
が
正
ただ
しいのかどうかわかりませんですけども、
治療
ちりょう
を
続
つづ
けるという
方向
ほうこう
しかなかったと
思
おも
うわけですね。その
中
なか
にひとつとしては、1
時
じ
間
あいだ
から2
時
じ
間
あいだ
、
病院
びょういん
まで
救急
きゅうきゅう
車
しゃ
でもかかるという
遠方
えんぽう
の
方
ほう
もおられました。だからそういった
中
なか
で、
着
つ
けて
帰
かえ
るということがどういうことを
意味
いみ
するのかっていうことの
討論
とうろん
は、ご
家族
かぞく
とした
覚
おぼ
えはあります。ただし、その
方
ほう
がバクバクの
会
かい
の
会員
かいいん
であったかどうかっていうのとは、
記憶
きおく
の
中
なか
では、80
年代
ねんだい
の
前半
ぜんはん
部分
ぶぶん
では、よくわかりません。だからそれが
間違
まちが
っていれば
修正
しゅうせい
したいと
思
おも
いますし、
謝
あやま
りたいと
思
おも
います。
ただその
後
ご
の、
淀川
よどがわ
キリスト教
きりすときょう
病院
びょういん
を
含
ふく
めた
船戸
ふなと
先生
せんせい
のやり
方
かた
の
中
なか
でですね、
船戸
ふなと
先生
せんせい
のターミナルの
考
かんが
え
方
かた
っていうものに
対
たい
しては、
僕
ぼく
は
一言
ひとこと
持
も
ってますけども、それとは
別
べつ
に、
彼
かれ
がやってきた
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けて
外
そと
へ
出
で
ようっていう
運動
うんどう
の
中
なか
でバクバクが
育
そだ
ってきたんではないかっていうひとつの
理解
りかい
は
持
も
ってるんですけども、そこの
中
なか
に
自分
じぶん
が
絡
から
んだという
覚
おぼ
えはありません。それもバクバク
会
かい
と
結
むす
びつけたという
表現
ひょうげん
を
使
つか
ったということは
謝
あやま
りたいと
思
おも
いますし、それは
事実
じじつ
でないかもしれません。
だから、その
今
いま
20
周年
しゅうねん
を
迎
むか
えたとおっしゃると、90
年
ねん
ですよね。1990
年
ねん
の
頃
ころ
なんで、その
頃
ころ
は、
僕
ぼく
が
養護
ようご
学校
がっこう
も
含
ふく
めて
行為
こうい
として
医療
いりょう
的
てき
ケアに
取
と
り
組
く
み
始
はじ
めた
頃
ころ
だったと
思
おも
いますので、その
頃
ころ
の
話
はなし
とこう、これだけ
歳
とし
をとってくると
一緒
いっしょ
くたになってしまってるところはあるかもしれません。だから
混乱
こんらん
があるのかもしれないんですけど、ただ、もう
一
ひと
つの
問題
もんだい
として、
医療
いりょう
がもう
治療
ちりょう
が
終
お
わったから、CUREじゃなくってあとは
自分
じぶん
らでやりなさいということで
放
ほう
り
出
だ
すっていう
現状
げんじょう
ってのは、これは
病院
びょういん
によってもいろいろ
違
ちが
いますけども、
今
いま
、
社会
しゃかい
的
てき
入院
にゅういん
なりポストNICUの
問題
もんだい
なりを
含
ふく
めて、それぞれの
病院
びょういん
対応
たいおう
の
違
ちが
いと、それから
政府
せいふ
の
考
かんが
え
方
かた
として、やはり、
在院
ざいいん
日数
にっすう
の
減少
げんしょう
ということで、
肩
かた
たきがどんどん
行
おこ
なわれてるっていうことは、
事実
じじつ
としてあるんじゃないかと。
小児
しょうに
の
状態
じょうたい
の
中
なか
でもあるんじゃないか。それ
以上
いじょう
に
救命
きゅうめい
救急
きゅうきゅう
だとか、
高齢
こうれい
者
しゃ
の
中
なか
の
考
かんが
え
方
かた
としてのはたたたきはもっと
厳
きび
しいものがあるんだろうなと
思
おも
いますけども、そういったところの
辺
あた
りがあることは
事実
じじつ
だと
僕
ぼく
は
思
おも
います。
ただ、それを
受
う
け
皿
ざら
として
帰
かえ
れる
条件
じょうけん
を
作
つく
れていないっていうことは、
先
さき
ほども
申
もう
し
上
あ
げました
通
とお
り、ショートステイもケアホームも
含
ふく
めてですね、ほとんど
地域
ちいき
の
中
なか
でのリソースっていうか、そういう
受
う
け
皿
ざら
がないのに
帰
かえ
るっていうことは、
家族
かぞく
ががんばる
以外
いがい
何
なに
ものでもない
事実
じじつ
が
今
いま
の
日本
にっぽん
の
中
なか
にはある。それは、お
母
かあ
さんやお
父
とう
さんや
家族
かぞく
がまとまって
支援
しえん
ができる
状態
じょうたい
ならいいんだけど、そういう
状態
じょうたい
でない、たとえば
高齢
こうれい
者
しゃ
の
場合
ばあい
であったり、
配偶
はいぐう
者
しゃ
の
場合
ばあい
であったりしたときにですね、その
条件
じょうけん
が
整
ととの
わないときには、それこそ抜管することイコール
死
し
を
意味
いみ
するような、抜管というのは
管
かん
を
抜
ぬ
くっていうことイコール
呼吸
こきゅう
器
き
を
止
と
めるということにつながっていくという
状況
じょうきょう
が、
今後
こんご
も、
今
いま
も
行
おこ
なわれてることは
確
たし
かなんではないかなと
思
おも
います。だからその
辺
あたり
の
仕組
しく
みを
年齢
ねんれい
だけではなくって、
新生児
しんせいじ
から
高齢
こうれい
者
しゃ
まで
同
おな
じような
目線
めせん
でのものができればいいんじゃないかな。それには、
今
いま
、
申
もう
し
上
あ
げたように、いろんなこう、
福祉
ふくし
と
医療
いりょう
の
狭間
はざま
の
問題
もんだい
があるということと
思
おも
うんですが。お
答
こた
えになってないですかね。はい。
◆
立岩
たていわ
:いったんここで
止
と
めてもらって、また
戻
もど
しますので。はい、
確
たし
かにバクバクの
会
かい
の
結成
けっせい
は1990
年
ねん
。こないだ20
周年
しゅうねん
の
集会
しゅうかい
があって、へろへろな
話
はなし
を
私
わたし
がしたんですが。ですから90
年
ねん
ですね。それから、
淀川
よどがわ
キリスト教
きりすときょう
院
いん
から
始
はじ
まったっていうのも
事実
じじつ
ですけど、むしろ
病院
びょういん
じゃらちがあかないから
自分
じぶん
たちがっていう、
私
わたし
の
理解
りかい
ではそういうムーヴメントだったっていうふうにも
思
おも
ってます。いずれにせよ、この20
年
ねん
ってものは、
僕
ぼく
は
大切
たいせつ
な20
年
ねん
だったと
思
おも
うので、
何
なに
かの
機会
きかい
に、
僕
ぼく
はこの
機会
きかい
にこちらにお
呼
よ
びするっていうことも
少
すこ
し
考
かんが
えたんですけれども、それだけじゃもったいないんでまた
別
べつ
の
機会
きかい
にってことになるかもしれませんけれども、お
話
はなし
伺
うかが
いたいなっていうふうに
思
おも
ってます。
後半
こうはん
の
話
はなし
は、
僕
ぼく
は
杉本
すぎもと
さんの
話
はなし
は、
全
まった
くその
通
とお
りだというふうに
思
おも
います。さっき
言
い
った
二
に
点
てん
目
め
ですけども、
川口
かわぐち
さんにね、いわゆる
医療
いりょう
とか、
医療
いりょう
っぽい
言葉
ことば
とか、ターミノロジーっていうのかな、そういうものが
今回
こんかい
どのぐらい
法律
ほうりつ
なりね、
制度
せいど
なりの
中
なか
にね、
入
はい
ってくるのか、あるいはその
言葉
ことば
だけじゃなくて
看護
かんご
職
しょく
というか、も
含
ふく
めて
医療
いりょう
職
しょく
の
入
い
り
方
がた
っていうのがどのぐらいの
幅
はば
の
可能
かのう
性
せい
があるのか、どんな
具合
ぐあい
なのか、ちょっとわかってる
範囲
はんい
で。
◆
川口
かわぐち
:
検討
けんとう
委員
いいん
の
橋本
はしもと
さんが
帰
かえ
られたんですけど、
一言
ひとこと
みなさんに「
二
に
月
がつ
から
運動
うんどう
になります」と
伝言
でんごん
を
残
のこ
していかれました。「これは
運動
うんどう
になります。よろしく」っていうふうに
言
い
ってます。っていうのは、それぐらい
危機
きき
感
かん
を
持
も
ってるっていうことです。
あの
検討
けんとう
委員
いいん
の
中
なか
で
橋本
はしもと
だけがただひとり
浮
う
いております。
医療
いりょう
的
てき
ケアの
定義
ていぎ
ですとか、
範囲
はんい
ってことにかんしては、
検討
けんとう
しないってことになってます。すごい
変
へん
な
検討
けんとう
会
かい
で「じゃあこの
検討
けんとう
会
かい
何
なに
なんですか」って
言
い
ったら、「もうこれはゴールが
決
き
まっています。
法制
ほうせい
化
か
して、
吸引
きゅういん
と
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
はなんとかできるようにしなきゃいけない」って、それがゴールだって。じゃあ
一番
いちばん
大事
だいじ
なところの
議論
ぎろん
っていうのはできないんですよ。
時間
じかん
がないからしませんってことになってます。だけど、
検討
けんとう
委員
いいん
のみんなが
一番
いちばん
議論
ぎろん
したいのはそこなんです。ですからいつも、
法律
ほうりつ
家
か
の
平林
ひらばやし
先生
せんせい
と
人口
じんこう
研究所
けんきゅうじょ
の
島崎
しまざき
先生
せんせい
が
口論
こうろん
になり、あるいはジャーナリストの
黒岩
くろいわ
さんが、「そんなのはもうみんなやってることだ。
検討
けんとう
なんかしないで、このまま
認
みと
めちゃえばいいんだ」って
言
い
ったりとか、もうみんなバラバラのことでだから
議論
ぎろん
をしたらね、もう
何
なん
年
ねん
かかるかわかんないっていう
感
かん
じなんで、わざと
議論
ぎろん
をしないで、
先
さき
に
進
すす
めっちゃってるのがこの
検討
けんとう
会
かい
なんです。
だから、
私
わたし
たちも
不完全
ふかんぜん
燃焼
ねんしょう
ですし、なんかだまされているような
気
き
がしてます。ひとつね、ちょろっと
決
き
まったっていうか、
一番
いちばん
嫌
いや
なところが
決
き
まったっていうか、
要
よう
するに、
吸引
きゅういん
と
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
は
医療
いりょう
に
残
のこ
しておいたままできるようにしようってことになっちゃたんです。だから
医療
いりょう
なんです。
医療
いりょう
行為
こうい
なんです。あの
検討
けんとう
会
かい
では、
一回
いっかい
だけ
少
すこ
し
話
はな
し
合
あ
われたときに、じゃあその
医療
いりょう
じゃないってことにしたら、
八百屋
やおや
のおじさんでもおばさんでも
何
なん
の
研修
けんしゅう
を
受
う
けなくってもやっていいのか。
湿布
しっぷ
貼
は
るように
吸引
きゅういん
とかやっていいのかってそういうことになるからそれは
危
あぶ
ないっていうことを
誰
だれ
かが
言
い
って、それに
対
たい
してみんなうーんって
考
かんが
えたら、そのまま
通
とお
り
過
す
ぎちゃって、それで
議論
ぎろん
を
終了
しゅうりょう
してしまったから。それにかんしてはもう
後戻
あともど
りしないんです。ああいう
急
いそ
ぎの
検討
けんとう
会
かい
は
後戻
あともど
りの
議論
ぎろん
はできませんっていうことで、こないだ
私
わたし
、もう
一
いち
回
かい
ね、やっぱりあれはもうちょっとよく
話
はな
し
合
あ
った
方
ほう
がいいんじゃないかって
言
い
ったら、いやそれはもう
通
とお
り
過
す
ぎたから
議論
ぎろん
しませんって
言
い
われてしまいました。
ですから、この
点
てん
において、12月26
日
にち
に
東京
とうきょう
で
大
おお
きな
集会
しゅうかい
を
予定
よてい
しているんですけども、そこでもう
一
いち
回
かい
蒸
む
し
返
かえ
そうと
思
おも
ってます。
場合
ばあい
によっては、そこの
議論
ぎろん
をやっぱりもう
一
いち
回
かい
しなきゃいけないんじゃないかっていうことで、
橋本
はしもと
さんが
今
いま
言
い
ったんですけど、
法案
ほうあん
が
出
で
てきた
時点
じてん
で
運動
うんどう
に
変
か
えていくっていうのはありじゃないかなと。
さっきのガードルの
比喩
ひゆ
よかったと
思
おも
うんですけど、
本当
ほんとう
に、それはありだと
思
おも
っています。
ただもうひとつの
案
あん
は、いやそうじゃないと、
医療
いりょう
的
てき
ケアっていうものを
法制
ほうせい
化
か
してしまえばいいんだっていう
意見
いけん
をこないだ
聞
き
きました。それはこないだ
川崎
かわさき
の
施設
しせつ
の
理事
りじ
長
ちょう
やってる
江川
えがわ
先生
せんせい
たちと
話
はな
したときに、
医療
いりょう
でもない、それから
日常
にちじょう
生活
せいかつ
行為
こうい
のちょうど
中間
ちゅうかん
にあるところを
法制
ほうせい
化
か
する
方法
ほうほう
はないのか、それによってあらゆるものを、
要
よう
するにグレーゾーンっていうのを
消
け
して
法律
ほうりつ
でグレーゾーンを
認
みと
めるっていう
考
かんが
え
方
かた
です。そういう
考
かんが
え
方
かた
ができないのかっていうことを
言
い
われて、あぁなるほどこれもひとつの
手
て
かなっていうふうに
思
おも
ってます。そこのところが
本当
ほんとう
に
議論
ぎろん
が
足
た
りていないっていうことですね。あと
検討
けんとう
会
かい
では
子
こ
どもの
代理
だいり
で
発言
はつげん
してくれる
人
ひと
がひとりも
入
はい
ってないから、
子
こ
どもの
医療
いりょう
的
てき
ケアの
話
はなし
もできてないし、
在宅
ざいたく
ももちろん
学校
がっこう
も
全然
ぜんぜん
。
厚生
こうせい
労働
ろうどう
省
しょう
でやってますから、
文科
ぶんか
省
しょう
管轄
かんかつ
なおんで
外
はず
されてるっていうのもあるかもしれないけど、
特別
とくべつ
支援
しえん
学校
がっこう
の
校長
こうちょう
先生
せんせい
の
代表
だいひょう
の
方
ほう
入
はい
っているけどほとんど
意見
いけん
を
言
い
わないです。
ですから、
子供
こども
たちにしてみたらすごい
変
へん
なことになってると
思
おも
います。こないだ
下川
しもかわ
先生
せんせい
っていう、ずっと
医療
いりょう
的
てき
ケアを
学校
がっこう
で
推進
すいしん
してこられた
方
ほう
の
意見
いけん
を
聞
き
いたんですけど、この2
枚
まい
の、1
枚
まい
めくったのの
裏側
うらがわ
に
下川
しもかわ
先生
せんせい
から
聞
き
いた、その
今
いま
の
学校
がっこう
現場
げんば
での
状況
じょうきょう
っていうのを
参考
さんこう
っていうことで
書
か
いたんですけど。
今
こん
学校
がっこう
では
看護
かんご
師
し
が
配置
はいち
されてどういうことになったか、
看護
かんご
師
し
がいれば
教員
きょういん
が
看護
かんご
師
し
に
教
おそ
わって
医療
いりょう
的
てき
なケアをできるようになってるのかなと
私
わたし
は
思
おも
ってた。でもそうじゃなくて、
学校
がっこう
が
医療
いりょう
化
か
されてしまっている。
教員
きょういん
が
対応
たいおう
しなくなったということで、たくさん
事例
じれい
をあげていただきました。たとえば、
看護
かんご
師
し
が
休暇
きゅうか
をとると
医療
いりょう
的
てき
ケアができないから
保護
ほご
者
しゃ
が
付
つ
き
添
そ
いになるとか、
看護
かんご
師
し
の
勤務
きんむ
時間
じかん
が
生徒
せいと
の
在校
ざいこう
時間
じかん
より
短
みじか
いと、
保護
ほご
者
しゃ
に
早
はや
めに
迎
むか
えにきてもらうとか、あと
給食
きゅうしょく
の
時間
じかん
には
教室
きょうしつ
じゃなくって
保健
ほけん
室
しつ
にみんな
集
あつ
められて
保健
ほけん
室
しつ
で
給食
きゅうしょく
を、
要
よう
するに、
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
ですから
食
た
べなきゃいけないっていうことで、どうも
学校
がっこう
教育
きょういく
って
教育
きょういく
の
場
ば
なのに
遠
どお
ざられて、なんかミニ
病院
びょういん
みたいなところになって
集
あつ
められる。それじゃあ
本末転倒
ほんまつてんとう
じゃないかっていう
話
はなし
をしてまして。
今
いま
、
厚労省
こうろうしょう
が50
時
じ
間
あいだ
モデルの
中
なか
で
出
だ
してきたのがまさしくそれで、
在宅
ざいたく
の
医療
いりょう
化
か
を
言
い
ってきて、
看護
かんご
師
し
がいなければヘルパーは
経
けい
管
かん
をつなげないっていうルールを
出
だ
してきてます。これに
私
わたし
たちは
大
だい
反対
はんたい
をしてます。だって
毎日
まいにち
毎日
まいにち
看護
かんご
師
し
さん
来
き
てくれるわけじゃないし、そんなこと
言
い
われたら
外出
がいしゅつ
もできなくなる。
橋本
はしもと
さん、
今日
きょう
は
日帰
ひがえ
りで、もう
帰
かえ
られたんですけど、こんなこともできなくなるっていうことですから
反対
はんたい
をしています。
先生
せんせい
、こんな
感
かん
じで。
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。それでは
今
いま
の
応答
おうとう
を
受
う
けて、
特
とく
に
今
いま
進
すす
んでいるその
検討
けんとう
会
かい
、
検討
けんとう
会
かい
自体
じたい
は
何
なに
かたいしたことやってないんだっていうのが
今
いま
の
話
はなし
だったんですけれども。
要
よう
するに、
制度
せいど
化
か
、
法制
ほうせい
化
か
に、
今
いま
そういう
流
なが
れがあるんですけれども。
最初
さいしょ
から
潰
つぶ
してしまえばいいっていうのもあって、なかなかいいんじゃないかなって
私
わたし
は
思
おも
っておりますがそれも。それも
可能
かのう
性
せい
の
一
ひと
つかなと
思
おも
っておりますが。バクバクの
会
かい
の
方
ほう
としてですね、この
点
てん
とこの
点
てん
は
入
い
れてよとか、
落
お
としてよとかっていうのが
今
いま
の
時点
じてん
でありましたら、それを
言
い
っていただきたいなと
思
おも
いますけど、どなたでもかまいません。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど):たとえばね、
絶対
ぜったい
外
はず
しちゃ
困
こま
るっちゅうことですか?
◆
立岩
たていわ
:
絶対
ぜったい
に
外
はず
せでもいいし、
絶対
ぜったい
入
い
れろでも、
何
なに
でもいいですよ。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど):「
医療
いりょう
行為
こうい
」から「
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
」へとというのは、
言葉
ことば
を
変
か
えればいいっていう
意味
いみ
だけではなくて…。
◆
立岩
たていわ
:はい、はい、それは
了解
りょうかい
しております。はい。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど):
吸引
きゅういん
などのケアは、
要
よう
は、
生活
せいかつ
に
欠
か
かせない
行為
こうい
だっていう
理解
りかい
で、「
医療
いりょう
的
てき
」という
言葉
ことば
だけで
縛
しば
られているんじゃなくて、
医療
いりょう
とされているために
縛
しば
られるということです。
川口
かわぐち
さんの
説明
せつめい
でよく
流
なが
れがわかったので、やっぱり
今
いま
ちょっと
踏
ふ
ん
張
ば
らないけんなと
思
おも
いました。
杉本
すぎもと
先生
せんせい
の
資料
しりょう
でね、2ページのところの
左
ひだり
の
下
した
のとこで
考察
こうさつ
ノートって
書
か
いていただいてる
中
なか
で、これは、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
が
小児
しょうに
神経
しんけい
学会
がっかい
として
厚労省
こうろうしょう
に
行
い
って
尋
たず
ねて
下
くだ
さって、
向
む
こうが
言
い
った
内容
ないよう
なんですか? 1
番
ばん
のところの、
医療
いりょう
的
てき
ケアを
軽度
けいど
と
高度
こうど
に
分
わ
けるとか、(
吸引
きゅういん
は)カニューレ
内
ない
までっていうのは、これは
厚労省
こうろうしょう
の
思惑
おもわく
はどうもこんな
感
かん
じですというのもあるんですか?
◆
杉本
すぎもと
:これはですね、
行
い
く
前
まえ
に、
向
む
こうが
考
かんが
えてることがどうなんだろうっていうところで
作
つく
った
自分
じぶん
のメモなんです。それで、
行
おこな
って、ひとつの
結論
けつろん
としては、1
番
ばん
のところまで。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど):あぁ、1
番
ばん
のところまで。
◆
杉本
すぎもと
:はい。
◆バクバクの
会
かい
穏土(おんど):ということは、
川口
かわぐち
さんの
話
はなし
と
合
あ
わせて
言
い
えば、たとえば、
非
ひ
医療
いりょう
職
しょく
に
認
みと
めるけど、それは、
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
と
痰
たん
の
吸引
きゅういん
は「
医療
いりょう
行為
こうい
」であって、ここまでは
認
みと
めるっちゅうことでしょう。でもこういうふうに、
文章
ぶんしょう
なんかに「
気管
きかん
カニューレ
内
ない
まで」とか
書
か
かれてしまうと、
今
いま
まで
呼吸
こきゅう
器
き
の
子
こ
なんかが「
呼吸
こきゅう
器
き
はダメ、
呼吸
こきゅう
器
き
はダメ」ってやられてきたのと
同
おな
じことになります。
咳
せき
ができない
子
こ
がほとんどなので、やっぱり「
気管
きかん
内
ない
吸引
きゅういん
は、
気管
きかん
カニューレ
内
ない
までしかダメ」とか、ああいうふうな
限定
げんてい
をされると
困
こま
るので、さっき
川口
かわぐち
さんの
話
はなし
の
中
なか
も
出
で
てきたように、
少
すく
なくとも
家族
かぞく
が
研修
けんしゅう
を
受
う
けて、
家族
かぞく
が
担
にな
っている
行為
こうい
については、できるようにしていただかないと、
当
あ
たり
前
まえ
の
暮
く
らしができないというか、
常
つね
に、
親
おや
か
看護
かんご
師
し
がいなきゃ
暮
く
らせないことになります。たとえば、
今日
きょう
、
涼
すずか
さんはヘルパーさん
二
に
人
にん
と
来
き
ていますけど。
厚労省
こうろうしょう
なんかに
意見
いけん
書
しょ
や
資料
しりょう
を
出
だ
すときなんかも、あ、これ
言
い
っていいんですか?
吸引
きゅういん
以外
いがい
をヘルパーが
実施
じっし
しているという
写真
しゃしん
や
記載
きさい
があったらまずいとか
言
い
われたんだけど。でも、もし、ヘルパーはここまでしかやってはいけないっていうふうに
書
か
かれたら、もうバクバクの
子
こ
どもたちは
全員
ぜんいん
、やっぱりMサイズのガードルをはかされることになってしまいます。
当
あ
たり
前
まえ
に
生
い
きていくために、
幸
しあわ
せにするために
法律
ほうりつ
を
作
つく
るという、
法律
ほうりつ
の
趣旨
しゅし
に
則
のっと
って、
品質
ひんしつ
、
安定
あんてい
のための
縛
しば
りはある
程度
ていど
必要
ひつよう
だとしても、
個々
ここ
で
違
ちが
うケアなのに「ここまでしかダメ」というふうに
限定
げんてい
をしていったら、
誰
だれ
かが
切
き
られていくということになるので、それだけは
絶対
ぜったい
やってほしくないと
思
おも
います。
もうひとつ、
前
ぜん
事務
じむ
局長
きょくちょう
の
吉岡
よしおか
さんが
言
い
いたいことがあるそうなので。
◆バクバクの
会
かい
吉岡
よしおか
:
先
さき
にちょっと、ゆみえさん
本人
ほんにん
が
言
い
いたいことがあるそうですので。
◆バクバクの
会
かい
佐藤
さとう
有未
ゆみ
恵
めぐみ
の
母
はは
:
大阪
おおさか
から
来
き
た
佐藤
さとう
有未
ゆみ
恵
めぐみ
です。
今日
きょう
ちょっと
言
い
いたいことがあって
来
き
たらしく、
母親
ははおや
の
私
わたし
が
代理
だいり
で
言
い
わせてもらいます。
有未
ゆみ
恵
めぐみ
はこの7
月
がつ
から
一人暮
ひとりぐ
らしをしたいということで、
部屋
へや
を
設
もう
けてそこで
一人暮
ひとりぐ
らしを
始
はじ
めたんですが、
今
いま
のところ
週
しゅう
2
日
にち
しかそこで
暮
く
らせてないんです。
大阪
おおさか
市
し
にヘルパーさんの
支給
しきゅう
時間
じかん
数
すう
を、
一人暮
ひとりぐ
らしするっていうことで
申請
しんせい
したんですけど、
下
お
りてきた
時間
じかん
数
すう
が342
時
じ
間
あいだ
と、まるまる
一
いち
人
にん
暮
く
らしするには
程遠
ほどとお
い
状態
じょうたい
です。
先日
せんじつ
、
大阪
おおさか
市
し
西
にし
区
く
の
区役所
くやくしょ
に、その
事情
じじょう
を
聞
き
きに
行
い
きましたら、すごくおもしろい
状況
じょうきょう
を
聞
き
けました。
大阪
おおさか
市
し
からの
回答
かいとう
文書
ぶんしょ
では、
吸引
きゅういん
は
認
みと
められているというか、やってもいいからっていうことで、
吸引
きゅういん
についての
記載
きさい
はぜんせんなくて、ただし
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
管理
かんり
については
医療
いりょう
行為
こうい
なので、
吸引
きゅういん
の
時
とき
には
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
の
回路
かいろ
を
取
と
り
外
はず
して
吸引
きゅういん
するので、その
付
つ
け
外
はず
しは
医療
いりょう
行為
こうい
なので、ヘルパーさんには
認
みと
めることができないので、ヘルパー
派遣
はけん
の
時間
じかん
を
支給
しきゅう
できないと。そういうことで、
有未
ゆみ
恵
めぐみ
を
丸
まる
ごと
受
う
け
入
い
れないと
生活
せいかつ
ってできないのに、
吸引
きゅういん
はできるが
呼吸
こきゅう
器
き
の
取
と
り
外
はず
しはダメとか、そういう
狭間
はざま
でむちゃくちゃ
有未
ゆみ
恵
めぐみ
は
不安
ふあん
に
陥
おちい
っていて、
私
わたし
は
一人暮
ひとりぐ
らしをしたらあかんのかと、そういうふうにすごく
思
おも
っているようで。
昨日
きのう
の
夜
よる
までは、
今日
きょう
は
行
い
かないって
言
い
ってたんですけど、
今日
きょう
やっぱりそのことを
伝
つた
えたいから
行
い
くわって、
今日
きょう
来
き
たそうです。
ひとつ
認
みと
められたらひとつだけ、それ
以外
いがい
のものはダメになる。
娘
むすめ
が
生
い
きてるってことは
丸
まる
ごとが
当
あ
たり
前
まえ
の
姿
すがた
で、
丸
まる
ごと
認
みと
められるような、そんな
方法
ほうほう
を
是非
ぜひ
いっしょに
頑張
がんば
って
運動
うんどう
でもなんでもやるので、やっていきたいということを
伝
つた
えたいということです。
◆バクバクの
会
かい
吉岡
よしおか
:バクバクの
会
かい
の
前
ぜん
事務
じむ
局長
きょくちょう
の
吉岡
よしおか
と
申
もう
します。もともとバクバクの
会
かい
は、
淀川
よどがわ
キリスト教
きりすときょう
病院
びょういん
の
院内
いんない
グループとして
始
はじ
まりましたので、それが90
年
ねん
なんですよね。
私
わたし
たちの
娘
むすめ
が85
年
ねん
生
う
まれですので、さっきの
杉本
すぎもと
先生
せんせい
のお
話
はなし
を
聞
き
いて、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
が
感
かん
じておられたバクバクの
会
かい
のイメージっていうのは、バクバクの
会
かい
の
事
こと
ではなかったんだなっていうことがはっきりわかりましたので、そのことが
確認
かくにん
できてよかったなと
思
おも
っております。
あと、バクバクの
会
かい
が、
私
わたし
たちの
子
こ
どもたち
二
に
人
にん
とも
同
おな
い
年
どし
で85
年
ねん
に
生
う
まれて、バクバクの
会
かい
を
淀川
よどがわ
キリスト教
きりすときょう
病院
びょういん
院内
いんない
グループとして
作
つく
ったのが90
年
ねん
で5
歳
さい
になった
時
とき
です。それまで4
年間
ねんかん
ずっと
病院
びょういん
の
中
なか
での
取
と
り
組
く
みがありました。
院内
いんない
グループとしてバクバクの
会
かい
の
活動
かつどう
を
始
はじ
めた1
年間
ねんかん
で、
全国
ぜんこく
の
同
おな
じような
境遇
きょうぐう
の
親御
おやご
さんからの
問
と
い
合
あ
わせがとても
多
おお
かったので、わずか1
年
ねん
で
病院
びょういん
の
枠
わく
を
外
はず
して
全国
ぜんこく
組織
そしき
のバクバクの
会
かい
というのにしたんですね。
私
わたし
たちは、どんな
重
おも
い
病気
びょうき
であっても、
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けていても、ひとりの
子
こ
どもとして、
家族
かぞく
の
一員
いちいん
として
一緒
いっしょ
に
暮
く
らしたいっていう、
親
おや
のエゴかもしれませんけど、そういう
親
おや
の
思
おも
いもとても
強
つよ
くて、そういう
中
なか
から
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けてもおうちで
暮
く
らしたいっていう
取
と
り
組
く
みを
始
はじ
めてきました。それで、その
当時
とうじ
の
主治医
しゅじい
の
先生
せんせい
に
前例
ぜんれい
を
探
さが
して
学会
がっかい
とかの
報告
ほうこく
全部
ぜんぶ
調
しら
べてもらったんです。
主治医
しゅじい
の
先生
せんせい
は「
一
いち
件
けん
だけあります。それは、
国立
こくりつ
小児
しょうに
の
方
ほう
で、その
人
ひと
の
親御
おやご
さんはお
医者
いしゃ
さんなんですよ」って
言
い
われたんですよね。そういう
意味
いみ
で、
素人
しろうと
の
親
おや
が
家
いえ
に
連
つ
れて
帰
かえ
るのは、たぶんその
当時
とうじ
私
わたし
たちだけなんだなってあらためて
確認
かくにん
して、だからこそすごく
先生
せんせい
と
看護
かんご
師
し
さんと
私
わたし
たち
親
おや
が、よく
話
はな
し
合
あ
って
試行
しこう
錯誤
さくご
しながら
慎重
しんちょう
に
慎重
しんちょう
に、
子
こ
どもたちの
命綱
いのちづな
を
太
ふと
くするような
方法
ほうほう
を
工夫
くふう
しながらやってきた、その
取
と
り
組
く
みをバクバクという
機関
きかん
紙
し
にまとめて
出
だ
した、そっから
始
はじ
まったわけですね。
ですが、そうやって
実際
じっさい
に
家
いえ
に
連
つ
れて
帰
かえ
ってしばらく
経
た
って、
厚生省
こうせいしょう
も
在宅
ざいたく
人工
じんこう
換気
かんき
療法
りょうほう
って
保険
ほけん
点数
てんすう
で
認
みと
めてくれるようになったんですね。そうなったら、
本当
ほんとう
に
安易
あんい
な
在宅
ざいたく
が
増
ふ
えてきた。というか、そういう
問
と
い
合
あ
わせが
入
はい
って
来
く
るようになったので、
逆
ぎゃく
に
私
わたし
たちバクバクの
会
かい
の
方
ほう
からちゃんと
在宅
ざいたく
教育
きょういく
をしっかり
先生
せんせい
から
受
う
けてから
帰
かえ
ってくださいっていうことを
発信
はっしん
してきました。もうそれは
本当
ほんとう
にバクバクの
初期
しょき
の
頃
ころ
の
会報
かいほう
を
見
み
ていただけたらわかると
思
おも
いますので、そういった
誤解
ごかい
だけはしてほしくないなってあらためて
言
い
いたいと
思
おも
います。
それと、
今回
こんかい
の
医療
いりょう
的
てき
ケアのことにかかわってですけれど、
私
わたし
の
娘
むすめ
が
小学校
しょうがっこう
に
上
あ
がったときに、やっぱり
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けてずっと
寝
ね
たきりで
学校
がっこう
に
通
かよ
っていましたけれど、そのときの
同
おな
じクラスの
女
おんな
の
子
こ
から
言
い
われたことがあります。「おばちゃん、しほりが
大人
おとな
になってデートするようになっても
一緒
いっしょ
について
行
い
くん?」って、
聞
き
かれたんですね。もうなんか、そのときにハッと
思
おも
いましてね。それはなんていうんかな、
子
こ
ども
心
しん
に、やっぱり
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けてる
大変
たいへん
な
子
こ
どもには
親
おや
がいつもついてくるもんなんかなと、
教育
きょういく
の
場
ば
で
根付
ねつ
かせてしまうっていうことを
感
かん
じました。
子
こ
どもは
すごい
純粋
じゅんすい
にひとりの
自分
じぶん
の
友達
ともだち
のことを
思
おも
って、「
私
わたし
やったらそんなん
嫌
いや
やわ。
大人
おとな
になってママにデートのときついてきてほしないわ。そやな、しほり」とかいうて
声
こえ
かけてるんですね。でも
大人
おとな
は、その
言葉
ことば
、
受
う
け
止
と
めれなかったですね。
もう
一
ひと
つ、クラスのお
友達
ともだち
が、
自分
じぶん
のお
誕生
たんじょう
日
び
会
かい
に「しほりちゃんもうちのお
誕生
たんじょう
会
かい
に
来
き
てちょうだい。
来
き
てくれる?」って
聞
き
いてくれたので、「
嬉
うれ
しいわ」とかいうて
喜
よろこ
んでたんですね。ところが
数日
すうじつ
後
ご
その
子
こ
が
泣
な
きながら
来
き
て、「ごめんね、しほりちゃん。うちのママがね、しほりちゃんに
何
なに
かあったら
誰
だれ
が
責任
せきにん
とるのっていうから、しほりちゃんうちの
誕生
たんじょう
日
び
会
かい
に
来
き
てもらわれへん」って
言
い
うんですね。こんな
子
こ
ども
同士
どうし
の
普通
ふつう
の
付
つ
き
合
あ
いに
責任
せきにん
問題
もんだい
を
出
だ
されてしまうのは
本当
ほんとう
に
悲
かな
しいなって
思
おも
いました。
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
っていうのも、こういう
周
まわ
りの
大人
おとな
たちの
都合
つごう
や
考
かんが
え
方
かた
がとっても
大
おお
きな
壁
かべ
になってるなと
思
おも
います。
だからそれをなんとかしようっていうために
今
いま
、この
会
かい
があると
思
おも
うんですけれど、あまり
賢
かしこ
くない
頭
あたま
では
何
なに
を
考
かんが
えてもわからないんですけれど、とにかくどういう
状態
じょうたい
であっても
当
あ
たり
前
まえ
に
生
い
きるために、
本人
ほんにん
の
思
おも
いを
尊重
そんちょう
できるように、どうしたらサポートをしていけるのかという、そういうことを
前提
ぜんてい
にした
法律
ほうりつ
ができるべきであって、どうしたら
本人
ほんにん
がもっと
生
い
きやすくなるのか、
本人
ほんにん
目線
めせん
で、
本当
ほんとう
にそこのところだけは
大事
だいじ
にして、はずしてほしくないです。
バクバクの
会
かい
も
当初
とうしょ
は、
私
わたし
なんかは
明
あき
らかに
私
わたし
の
思
おも
いで「
子
こ
どもを
家
いえ
に
連
つ
れて
帰
かえ
りたい。
家族
かぞく
水入
みずい
らずの
暮
く
らしがしたい」っていう
私
わたし
の
思
おも
いが
先行
せんこう
して、「(
外出
がいしゅつ
や
外泊
がいはく
を)やりましょう、
先生
せんせい
」って
言
い
ったんです。やりましょうっていうか
先生
せんせい
の
話
はなし
にそんなふうにのったんですけれど。
だけど、やってくうちに
子
こ
どもの
姿
すがた
から、「そうじゃないよ、お
母
かあ
さん」って
教
おし
えられたんですね。
話
はな
し
長
なが
いですけど。
子
こ
どもが
教
おし
えてくれたんですよ。
私
わたし
は「おうちに
帰
かえ
りたい、
帰
かえ
れて
良
よ
かった」でも「
家
いえ
に
帰
かえ
ってもお
母
かあ
さんと
二
に
人
にん
だけだったらつまんないわ」って
言
い
ったんですよね。だから、「あっそうなんだ、
友達
ともだち
が
要
い
るんだ。
保育
ほいく
所
しょ
いかなきゃいけないんだ。
学校
がっこう
へ
連
つ
れて
行
い
かなきゃいけないんだ」とかいう
感
かん
じでね。そうやって
生活
せいかつ
の
幅
はば
がどんどんどんどん
広
ひろ
がってったわけで、
本当
ほんとう
に
子
こ
どもに
教
おし
えられてやってきた。だからこそバクバクの
会
かい
はずっと「
子
こ
どもの
命
いのち
と
思
おも
いを
大切
たいせつ
に」っていうのを
掲
かか
げてるわけでして。だから、
本人
ほんにん
の
目線
めせん
で。
法律
ほうりつ
の
主語
しゅご
は
本人
ほんにん
であってほしいですね。
当事
とうじ
者
しゃ
はなになに、
当事
とうじ
者
しゃ
へのサポートっていう
面
めん
で
書
か
いてほしいなっていうふうに
思
おも
います。
>TOP
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。ありがとうございました。あの、
休
やす
みなしでいこうっていうふうに
言
い
ったんですけども、ちょっと
疲
つか
れたかなっていう
感
かん
じもあり、これちょっと
延
の
ばせるんだよね。
何分
なにぶん
ぐらい?
◆
堀田
ほった
さん:いや〜、7
時
じ
に
会場
かいじょう
を
完全
かんぜん
空
あ
け
渡
わた
しなんですよ。
◆
立岩
たていわ
:
完全
かんぜん
空
あ
け
渡
わた
し。どのぐらい?
◆
堀田
ほった
さん:お
手伝
てつだ
いいただけるならば、あの、
片付
かたづ
けに。6
時半
じはん
、6
時
じ
20
分
ふん
ぐらいまで。
◆
立岩
たていわ
:わかりました。そういうことです。
懇親
こんしん
会
かい
がすぐそこの
自在
じざい
館
かん
で6
時半
じはん
からですので、6
時半
じはん
にはそっちに
懇親
こんしん
会
かい
行
い
かれる
方
ほう
は
行
い
けるぐらいの
感
かん
じで、ちょっと
延
の
ばすのもありっていうふうにしようと
思
おも
います。それで、
今
いま
から
概
おおむ
ね5
分
ふん
くらい
軽
かる
くちょっと
入
い
れて、それで
後半
こうはん
はですね、
今
こん
提起
ていき
のあった、つまり、なになにはいいっていうことがすなわちなになにはダメであるっていうことになりかねないっていうことはときどきあるわけですよね。もちろん、これは
論理
ろんり
的
てき
には、AとBはマルっていうことがCとDはバツってことにはならないんだけれども、ものの
書
が
きようというか
決
き
めようとしてはそういうことにもなりうる。それはかえって
狭
せば
めるってことはありうるわけですよね。
今
いま
までもあってきたわけですよね。
実際
じっさい
にその、2000
年
ねん
をまたいだときのALSに
限
かぎ
ってって
言
い
ったときに、そういうことが
起
お
こった。
今回
こんかい
そのへんがどうなろうとしてるのか、あるいはそれに
対
たい
して、
学会
がっかい
ないし
医療
いりょう
ケアネットないし、それからALS
協会
きょうかい
含
ふく
めてですね、どういうふうに
持
も
っていこうとしてるのか、そのあたりの
応答
おうとう
と
言
い
いますか、
回答
かいとう
といいますか、そのあたりから
始
はじ
めて、
今
いま
しばらくその
議論
ぎろん
を
進
すす
めたいと
思
おも
います。ということで、
最初
さいしょ
に
言
い
ったことを
翻
ひるがえ
しますけれども、ちょっと
疲
つか
れたんで、5
分
ふん
内外
ないがい
休憩
きゅうけい
しようと
思
おも
います。
◆
堀田
ほった
さん:あの、
JCIL
の
人
ひと
たちがもう
帰
かえ
るそうなんで。
◆
立岩
たていわ
:あぁそうですか。じゃああの、
今
いま
から
帰
かえ
るっていう
山崎
やまざき
さんがお
話
はな
しになるということで、それが
終
お
わってからにします。
◆
山崎
やまざき
さん(
言語
げんご
障害
しょうがい
があるので
本人
ほんにん
が
話
はな
した
言葉
ことば
をヘルパーが
再度
さいど
話
はな
す):
僕
ぼく
は JCILの
山崎
やまざき
です。
今
いま
から 6
年
ねん
半
はん
前
まえ
に
地域
ちいき
に
出
で
て
来
き
たけれど はじめ は ヘルパー の
時間
じかん
数
すう
は
少
すく
なかった けれど
僕
ぼく
は ヘルパー なくては
生活
せいかつ
が できないから
僕
ぼく
と JCIL で もっと
時間
じかん
数
すう
を
増
ふ
やすように
何
なん
回
かい
も
市役所
しやくしょ
に
行
おこな
って
交渉
こうしょう
したら
今
いま
の
京都
きょうと
では 24
時
じ
間
あいだ
もらえる ことが できるように なりました。
今日
きょう
はありがとうございました。
◆
立岩
たていわ
:あの、JCILっていうのは、「
日本
にっぽん
自立
じりつ
生活
せいかつ
センター」っていう
組織
そしき
の
略称
りゃくしょう
で、ここらへんのひとかたまりがその
方々
かたがた
ですけれども。
名前
なまえ
としては、
日本
にっぽん
で
初
はじ
めてできた
自立
じりつ
生活
せいかつ
センターということにもなると
思
おも
います。
特
とく
にここ
近年
きんねん
は、
介護
かいご
派遣
はけん
に
力
ちから
を
入
い
れていて、
難病
なんびょう
の
人
ひと
も
含
ふく
めて、かなり
介護
かいご
派遣
はけん
もしている。そういったセンターのスタッフと
利用
りよう
者
しゃ
と、
今日
きょう
は
何人
なんにん
か
来
き
ていただいてます。
ということで、
今
いま
何
なん
時
じ
になったんだろう、こんな
時間
じかん
ですけれども、なんかちょっと
半端
はんぱ
な
時間
じかん
になってしまいましたが、えーっとですね、
正確
せいかく
に、
半
はん
から
再開
さいかい
しますので、その
間
あいだ
だけちょっと
姿勢
しせい
を
変
か
えるとか、ちょっと
歩
ある
いてみるとかなんかしてください。それじゃあ、いったん5
分
ふん
だけ
休
やす
みます。
◆
堀田
ほった
さん:
事務
じむ
局
きょく
からのちょっと
案内
あんない
ですけども、お
手洗
てあら
いですけれども、この
建物
たてもの
の
入
い
り
口
くち
の
横
よこ
に
女性
じょせい
専用
せんよう
のお
手洗
てあら
いがあります。そして、
男性
だんせい
の
方
ほう
はですね、
入
い
り
口
くち
を
出
で
ていただいて、
南側
みなみがわ
に
木
き
の
箱
はこ
で、
木
き
の
部屋
へや
があります。そして
車椅子
くるまいす
ユーザーの
方
ほう
のお
手洗
てあら
いはですね、
今日
きょう
、
最初
さいしょ
に
来
き
ていただいた
場所
ばしょ
、
出
で
ていただいて
左
ひだり
に
曲
ま
がって、15メートル、20メートルぐらいのところに、
永原
ながはら
診療
しんりょう
会
かい
という
診療
しんりょう
所
しょ
がありますので、そこがあいております。そして
矢印
やじるし
があります。もしおられましたら、
私
わたし
なりスタッフに
言
い
っていただければと
思
おも
います。
あと、
先
さき
ほども
案内
あんない
があったんですけも、
後
うし
ろの
方
ほう
で
本
ほん
を
販売
はんばい
しております。
川口
かわぐち
さんの
大宅
おおたく
壮一
そういち
ノンフィクション
大賞
たいしょう
をとられた「
逝
い
かない
身体
しんたい
」をはじめとして、いくつか
本
ほん
を
販売
はんばい
しております。そして
入
い
り
口
くち
横
よこ
ですけれども、
杉本
すぎもと
先生
せんせい
の
御
ご
著書
ちょしょ
、
編著
へんちょ
も
含
ふく
めて
販売
はんばい
しておりますので、
割引
わりび
きになっていると
思
おも
いますので、ぜひこの
機会
きかい
にご
覧
らん
になっていただければと
思
おも
います。
[
休憩
きゅうけい
]
◆
立岩
たていわ
:はい、
半
はん
になりました。なりましたんで、みなさんまだお
戻
もど
りではありませんが、やります。
前半
ぜんはん
の
話
はなし
の
最後
さいご
は、これとこれはよいっていうことが、すなわちこれとこれはダメっていう
話
はなし
になりかねないっていうリスクっていうのは
常
つね
にあるんだけれども、そこのへんは、
今
いま
の
議論
ぎろん
ではどういうふうになっているのか、あるいは、どういう
話
はなし
の
持
も
っていきかたというか、
主張
しゅちょう
の
仕方
しかた
っていうものがあるのか。そういった
点
てん
についてですね、
杉本
すぎもと
さんとそれから
川口
かわぐち
さんに、それぞれお
話
はな
しをいただきたいと
思
おも
います。では、よろしくお
願
ねが
いします。
川口
かわぐち
さんから、はい。
◆
川口
かわぐち
:さっきバクバクのみなさんのお
話
はなし
を
伺
うかが
って、これからどうやっていくかっていうのは、ひとつ
戦略
せんりゃく
を
立
た
ててるんです。
橋本
はしもと
さん
帰
かえ
っちゃったんですが、
橋本
はしもと
さん、ひとつ、
検討
けんとう
会
かい
以外
いがい
にも
他
た
に
委員
いいん
をやってまして、
今
こん
三
みっ
つの
検討
けんとう
会
かい
と
懇談
こんだん
会
かい
の
委員
いいん
やってるんです。
忙
いそが
しいんですけど。そのひとつに、
障害
しょうがい
者
しゃ
施策
しさく
改革
かいかく
推進
すいしん
会議
かいぎ
の
下部
かぶ
組織
そしき
で55
人
にん
の
委員
いいん
によって
構成
こうせい
されている
総合
そうごう
福祉
ふくし
部会
ぶかい
っていうのがあります。それの
委員
いいん
になってます。さらに、55
人
にん
で
議論
ぎろん
しててもしょうがないっていうんで、これから
分科
ぶんか
会
かい
ができて、
訪問
ほうもん
系
けい
分科
ぶんか
会
かい
っていうのが
出来上
できあ
がって、その
訪問
ほうもん
系
けい
の
分科
ぶんか
会
かい
の
中
なか
の
医療
いりょう
担当
たんとう
になってます。
在宅
ざいたく
の
訪問
ほうもん
系
けい
の
医療
いりょう
のことで
意見
いけん
をまとめる
立場
たちば
になってます。
まず
橋本
はしもと
さんに
意見
いけん
を
集
あつ
めてもらって、そこから
推進
すいしん
会議
かいぎ
に
上
あ
げていこうと
思
おも
ってます。
推進
すいしん
会議
かいぎ
っていうのは
内閣
ないかく
府
ふ
直属
ちょくぞく
の
委員
いいん
会
かい
。
半数
はんすう
が
障害
しょうがい
当事
とうじ
者
しゃ
で
構成
こうせい
されてるということで、いちおうその
当事
とうじ
者
しゃ
主体
しゅたい
っていう
理念
りねん
で
動
うご
いている
鳩山
はとやま
政権
せいけん
下
か
でできた
会議
かいぎ
です。そこから
検討
けんとう
会
かい
に
痰
たん
の
吸引
きゅういん
の
検討
けんとう
会
かい
に
対
たい
して
意見
いけん
を
出
だ
すっていうことを
今
いま
お
話
はなし
をしているところです。
そのときに、どういうふうに
意見
いけん
の
出
だ
し
方
かた
をするかというと、
推進
すいしん
会議
かいぎ
の
一
ひと
つの
大
おお
きな
目標
もくひょう
に
国連
こくれん
の
障害
しょうがい
者
しゃ
権利
けんり
条約
じょうやく
の
批准
ひじゅん
があります。
日本
にっぽん
も
批准
ひじゅん
をして、
全
すべ
ての
国内
こくない
法
ほう
に
権利
けんり
法
ほう
を
関連
かんれん
させていくっていう
作業
さぎょう
しようっていうことをひとつの
大
おお
きな
目標
もくひょう
にしてます。ですから、この
検討
けんとう
会
かい
の
後
のち
に
何
なん
らかの
法律
ほうりつ
ができますけど、その
名前
なまえ
はまだ
決
き
まっていないんですけど、その
法律
ほうりつ
に
障害
しょうがい
者
しゃ
権利
けんり
条約
じょうやく
をくっつけちゃう。
医療
いりょう
を
受
う
ける
権利
けんり
とか
自己
じこ
決定
けってい
もちゃんとその
権利
けんり
条約
じょうやく
の
中
なか
に
保障
ほしょう
されてますので、それをこの
法律
ほうりつ
でも
違反
いはん
しないよう、
結
むす
びつけるっていうことを
考
かんが
えてもらっています。
検討
けんとう
会
かい
の
方
かた
たちは、そんな
障害
しょうがい
者
しゃ
の
権利
けんり
条約
じょうやく
なんて、
毛頭
もうとう
念頭
ねんとう
にないですから、
患者
かんじゃ
の
生存
せいぞん
権
けん
とかそういうレベルの
話
はなし
を
検討
けんとう
会
かい
でも
本当
ほんとう
はしたいとこなんですが、
委員
いいん
は
自分
じぶん
の
団体
だんたい
の
権益
けんえき
守
まも
るのに
必死
ひっし
で、
患者
かんじゃ
の
権利
けんり
には
意識
いしき
はおよばないので、
推進
すいしん
会議
かいぎ
の
方
ほう
から、
検討
けんとう
会
かい
に
対
たい
して
意見
いけん
を
出
だ
してもらうっていうことをやっています。
杉本
すぎもと
先生
せんせい
から
何
なに
かありますか。
◆
杉本
すぎもと
:
今
いま
、
飴
あめ
なめているんですけども。すいません、もういっぺんその
質問
しつもん
の
趣旨
しゅし
を
簡単
かんたん
に
◆
立岩
たていわ
:
僕
ぼく
の
理解
りかい
だと、AとBにかんしてはこれこれしかじか
認
みと
めるということと
同時
どうじ
に、CとD
他
た
のものにかんしては
認
みと
めないっていうような
話
はなし
になりかねないと。
過去
かこ
にもそういうことがあったと。そこのところをどういうふうにお
考
かんが
えなのか、あるいはどういうふうに
持
も
っていくべきなのかっていう。
個人
こじん
レベルでもいいですし、あるいは
学会
がっかい
ないしその
医療
いりょう
的
てき
ケアネットの
見解
けんかい
でもいいんですけれども、お
伺
うかが
いいただければと、あの、お
伺
うかが
いしたいということです。
◆
杉本
すぎもと
:
飴
あめ
を
出
だ
しました。あの、ちょっとね、
事実
じじつ
の
整理
せいり
をしたいと
思
おも
うんですけど。
今
いま
、
川口
かわぐち
さんおっしゃったように、
今
いま
の
検討
けんとう
会
かい
が、
最初
さいしょ
申
もう
し
上
あ
げた
通
とお
り、
痰
たん
の
吸引
きゅういん
と
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
のマルペケの、
今日
きょう
お
配
くば
りした
僕
ぼく
のところにもあるような、これを
誰
だれ
がどう
埋
う
め
尽
つ
くすかということで、ここに
書
か
いてあるのは、
先
さき
ほどもバクバクの
会
かい
の
方
ほう
もご
指摘
してき
になったように、
中途半端
ちゅうとはんぱ
でないか、これだけを
認
みと
めるうんぬんっていう
討論
とうろん
がされてしまうとってことなんですが、
先
さき
ほどの
川口
かわぐち
さんの
話
はなし
にあったように、ここを
前提
ぜんてい
として
検討
けんとう
会
かい
が
進
すす
んでいるんです。
この
検討
けんとう
会
かい
そのものが
呼吸
こきゅう
器
き
の
是非
ぜひ
の
論
ろん
とか、そういうことについては
討論
とうろん
としてはないですよね。だから、これからも
入
はい
ってくるというここの
項目
こうもく
以外
いがい
のところに
入
はい
ってくるということは、おそらく
期待
きたい
できないと
思
おも
うし、11月か12月のところでもうやめちゃう、そこで
切
き
り
上
あ
げてしまうと
思
おも
うんです、おそらく。あと2
回
かい
ぐらいでしょうか。だから、そのところで
法制
ほうせい
化
か
が
動
うご
いてしまうので、これは
技術
ぎじゅつ
論
ろん
としての
問題
もんだい
で、この
表
ひょう
を
全部
ぜんぶ
マルにするということを
介護
かいご
職員
しょくいん
がどのようなかたちでやるかやらないか、どこまでどうするのやっていう
話
はなし
のところでしか
答
こた
えは
出
で
てこないだろうということでAとBが
認知
にんち
される。ただし、CとDに
出
で
てくる、その
呼吸
こきゅう
器
き
だとかそれ
以上
いじょう
の、
生活
せいかつ
支援
しえん
行為
こうい
なのか
医療
いりょう
行為
こうい
なのかは
別
べつ
として、そこの
討論
とうろん
まで
踏
ふ
み
込
こ
んだ
討論
とうろん
は
行
おこ
なわれないと
考
かんが
えた
方
ほう
がいいと
思
おも
うんですね。
今
いま
のしくみとしては、と
僕
ぼく
は
思
おも
いますし、そうだと
思
おも
います。
厚労省
こうろうしょう
のしないですね。
だから、
今
いま
、
川口
かわぐち
さんがおっしゃったように、
推進
すいしん
会議
かいぎ
の
方
ほう
に
委
ゆだ
ねるっていう
方法
ほうほう
もひとつはあるんでしょうけど、
推進
すいしん
会議
かいぎ
そのものがいわゆる、
言
い
いたい
放題
ほうだい
の
言
い
いっぱなしの
討論
とうろん
になって、
最終
さいしゅう
的
てき
なところは
権利
けんり
法
ほう
としての
国連
こくれん
の、
国際
こくさい
的
てき
な
権利
けんり
条約
じょうやく
をどうするのかというところに
執着
しゅうちゃく
するとして、
提言
ていげん
はできても、
法
ほう
をどうのこうのとか、その
個別
こべつ
のところまで
入
はい
りきれるかどうかっていうのは、
若干
じゃっかん
問題
もんだい
を
持
も
ってると
思
おも
います。
性格
せいかく
として。そしたらどうなるのかということで、
先
さき
ほど
橋本
はしもと
さんがおっしゃったように、
具体
ぐたい
的
てき
な
法案
ほうあん
が
出
で
てきた
結果
けっか
、それに
対
たい
して
対案
たいあん
を
出
だ
すなり
問題
もんだい
点
てん
を
追求
ついきゅう
するなりしての
運動
うんどう
を
作
つく
っていくということになるんだろうと
僕
ぼく
は
考
かんが
えています。
もう
少
すこ
し
広
ひろ
がって、ABCDじゃないんですけども、
医者
いしゃ
の
立場
たちば
から、
小児
しょうに
神経
しんけい
学会
がっかい
の
立場
たちば
から
考
かんが
えればですね、
僕
ぼく
らが
穴
あな
を
開
あ
けチューブを
入
い
れ
呼吸
こきゅう
器
き
を
動
うご
かすという
方針
ほうしん
を、
医者
いしゃ
の
側
がわ
から
提案
ていあん
してきた
立場
たちば
にある
医者
いしゃ
の
集団
しゅうだん
であるわけですね。その
集団
しゅうだん
が
一番
いちばん
危機
きき
感
かん
を
持
も
ったのは、
非常
ひじょう
にファジーで
曖昧
あいまい
で、
先
さき
ほどもおっしゃったように、きちっと
在宅
ざいたく
の
準備
じゅんび
をするようなことの
力量
りきりょう
を
持
も
ち
得
え
ないのに、
闇雲
やみくも
にそこにつけてきたということで
見放
みはな
してしまうという
現状
げんじょう
が
今
いま
までありすぎたということで、
学会
がっかい
としてきちっと、
言葉
ことば
悪
わる
いですけどマニュアル
化
か
するようなかたちで、ここは
最低
さいてい
認識
にんしき
して、ここはちゃんとやって
送
おく
りだして、こういうシステムがあるということを、
医者
いしゃ
の
中
なか
に
医者
いしゃ
が
講義
こうぎ
をしていくということの
必要
ひつよう
性
せい
を
今
いま
訴
うった
え、それを、
看護
かんご
師
し
だから、つまり
医者
いしゃ
の27
万
まん
人
にん
いてたとしても、
本
ほん
にそのことが
理解
りかい
できるのは1
万
まん
人
にん
いるかいないかっていう
問題
もんだい
だと
思
おも
うし、
看護
かんご
師
し
が130
万
まん
いてたとしても、そこに
関
かか
われる
力量
りきりょう
を
持
も
って
理解
りかい
をする
看護
かんご
師
し
がどこまで
養成
ようせい
されているのかということに
対
たい
しての
危機
きき
感
かん
っていうのが、どうしてもあるわけですね。
そこに、
医療
いりょう
行為
こうい
だということでおとすのか、
生活
せいかつ
支援
しえん
ということでやるとすればですね、むしろ
医療
いりょう
行為
こうい
として
今
いま
受
う
け
皿
ざら
ができるのかできないのかという
討論
とうろん
ですれば、
非常
ひじょう
に
難
むずか
しいという
討論
とうろん
は
結論
けつろん
としてはあると
思
おも
うんです。そしたら
今度
こんど
は、
今
いま
おっしゃったように
生活
せいかつ
支援
しえん
としての
行為
こうい
としてみていくとしたら、そこの、なんていうんですか、
費用
ひよう
体系
たいけい
と、それから
先
さき
ほどもおっしゃったように24
時
じ
間
あいだ
の
支援
しえん
体系
たいけい
をどんな
理屈
りくつ
でどうたてていくのかっていうあたりが、ここは
医師
いし
会
かい
じゃなくって、おそらく
看護
かんご
協会
きょうかい
とのひとつのせめぎあいになるんだろうと
僕
ぼく
は
思
おも
うんです。
だから、ノーっていうんじゃなくって、そこの
重度
じゅうど
訪問
ほうもん
介護
かいご
の、たとえば
時給
じきゅう
が
今
いま
ほとんど
重度
じゅうど
訪問
ほうもん
介護
かいご
は、
時給
じきゅう
が、
看護
かんご
師
し
さんの
今
いま
の
普通
ふつう
の
看護
かんご
師
し
さんの
時給
じきゅう
とほとんど
一致
いっち
するぐらいなんですね。そこの
夜間
やかん
加算
かさん
が50%ついたとしても、8
時
じ
間
あいだ
単位
たんい
で
切
き
り
取
と
っていくその
訪問
ほうもん
看護
かんご
でいけやっていうても、
重度
じゅうど
訪問
ほうもん
介護
かいご
でいけるのかどうかっていうことは、いけないっていうことはわかってるわけで。そこの
自立
じりつ
支援
しえん
法的
ほうてき
な、いわゆる
生活
せいかつ
をきちっと
支援
しえん
していくためのしくみをどのようなかたちで、
安心
あんしん
性
せい
っていうか、その、やる
方
ほう
も
支援
しえん
する
方
ほう
も、それから
当事
とうじ
者
しゃ
の
側
がわ
もそこに
納得
なっとく
できる、この、なんていうんでしょうか、しくみを、しかも
都市
とし
部
ぶ
だけじゃなくって
普遍
ふへん
的
てき
に
僕
ぼく
らの
田舎
いなか
も
含
ふく
めて、どこ
行
い
ってももう
今
こん
格差
かくさ
がありすぎるくらい
単
たん
費
ひ
の
格差
かくさ
がありますから、それを
全国
ぜんこく
くまなくひとつの
制度
せいど
として
作
つく
り
上
あ
げるにはどうしたらいいのかっていう
討論
とうろん
を、ぜひとも
僕
ぼく
らはしていきたいなと。だから、
質
しつ
と
量
りょう
の
問題
もんだい
っていうのは、やっぱり、
今
いま
の
現実
げんじつ
的
てき
な
課題
かだい
として
残
のこ
ってくるだろうと
思
おも
います。ちょっと
言葉
ことば
足
た
らずですけども、そういうことに。
◆
立岩
たていわ
:ありがとうございました。いくつもの
論点
ろんてん
あったと
思
おも
いますけれども、
私
わたし
は
聞
き
いてた、
特
とく
に
杉本
すぎもと
さん
最後
さいご
におっしゃった
点
てん
ですよね。
地域
ちいき
間
あいだ
格差
かくさ
があまりにもありすぎるっていうこと。
地方
ちほう
分権
ぶんけん
、
地方
ちほう
分権
ぶんけん
って、なんかそれ
自体
じたい
いいことのように
思
おも
われているんだけれども、この
社会
しゃかい
サービス、
介護
かいご
とかにかんして
言
い
えば、
地方
ちほう
によって
差
さ
があるってこと
自体
じたい
がおかしいことなわけで、そこがそうなってないってことは
非常
ひじょう
に
大
おお
きな
問題
もんだい
だし、それをどう
解消
かいしょう
していくかっていうのは
課題
かだい
だろうと。にもかかわらず、
現
げん
政権
せいけん
も
含
ふく
めてですね、
分権
ぶんけん
、
分権
ぶんけん
っていうふうに
言
い
ってるっていうことに
対
たい
する、その
注意深
ちゅういぶか
さといいますか、っていうのは
僕
ぼく
自身
じしん
非常
ひじょう
に
大切
たいせつ
なポイントだというふうに
伺
うかが
ってて
思
おも
いました。さて、
正規
せいき
の
時間
じかん
だとあと15
分
ふん
くらいですけれども、
若干
じゃっかん
の
延長
えんちょう
は
可能
かのう
だということですので、さらにフロアからご
質問
しつもん
ご
意見
いけん
いただきたいと
思
おも
いますがいかがでしょうか。
◆
川口
かわぐち
:あてていいですか?あてていいですか?
◆
立岩
たていわ
:いなかったらあててもいいです。はい。まずは
挙手
きょしゅ
を
求
もと
めます。はい、どうぞ。
◆
篠原
しのはら
:
京都
きょうと
市
し
南部
なんぶ
障
さわ
がい
者
しゃ
地域
ちいき
生活
せいかつ
支援
しえん
センター「あいりん」:あてようと
思
おも
ってくださってたみたいです。
京都
きょうと
市
し
の
南部
なんぶ
の
支援
しえん
センターあいりんの
篠原
しのはら
といいます。NPO
法人
ほうじん
医療
いりょう
的
てき
ケアネットの
理事
りじ
もしています。
生活
せいかつ
行為
こうい
か
医
い
行為
こうい
かということで、たぶん、
医
い
行為
こうい
概念
がいねん
からはずさないってね、ずっと
国
くに
言
い
い
続
つづ
けてますよね。
僕
ぼく
、それでええと
思
おも
っているんですわ、ある
意味
いみ
。ただ、
医
い
行為
こうい
概念
がいねん
はずさへんけど、
違法
いほう
として
問
と
わないよって
違法
いほう
性
せい
阻却をしてるんですね。それって、
実
じつ
は
家族
かぞく
にもしてるんですよね。
家族
かぞく
も
違法
いほう
性
せい
阻却によって
医
い
行為
こうい
を
行
くだり
なえると。それは
範囲
はんい
を
限定
げんてい
されずに、
生活
せいかつ
を
支
ささ
えるために
医
い
行為
こうい
を、
違法
いほう
性
せい
阻却によって
行
おこ
なっているのが
現状
げんじょう
ですってことはですね、
違法
いほう
性
せい
阻却を
家族
かぞく
以外
いがい
の
者
もの
に
広
ひろ
げていけば、
課題
かだい
は
解決
かいけつ
するというふうに
僕
ぼく
は
単純
たんじゅん
に
考
かんが
えています。
それから
呼吸
こきゅう
器
き
の
管理
かんり
であったり、
家族
かぞく
がやってる
医
い
行為
こうい
を
違法
いほう
性
せい
阻却していく。そのための
条件
じょうけん
がなんだかんだありますけども、それはある
程度
ていど
今
いま
までの
支援
しえん
学校
がっこう
の
先生
せんせい
のかかわりとか、
在宅
ざいたく
における
痰
たん
の
吸引
きゅういん
のかかわりとかで
条件
じょうけん
は
示
しめ
されてますので。それで
行為
こうい
を
広
ひろ
げていけばいいんじゃないかというふうに
思
おも
っています。
逆
ぎゃく
に
言
い
うと、
今度
こんど
法制
ほうせい
化
か
で
一律
いちりつ
50
時
じ
間
あいだ
の
研修
けんしゅう
が
必要
ひつよう
になると、
家族
かぞく
も50
時
じ
間
あいだ
の
研修
けんしゅう
を
受
う
けてもらわないと
違法
いほう
行為
こうい
になるというふうに
論理
ろんり
的
てき
にはなると
思
おも
うんですね。そのへんをちょっと
検討
けんとう
会
かい
で
攻
せ
めてほしいなと
思
おも
ったりするところです。
◆
川口
かわぐち
:それで、ちょっと
付
つ
け
加
くわ
えると、
昨日
きのう
その
係長
かかりちょう
から
電話
でんわ
かかってきて、ボランティアについて
聞
き
かれたんですよね。ボランティアで
制度
せいど
を
使
つか
わない
人
ひと
、
自費
じひ
で
家政
かせい
婦
ふ
さんに
頼
たの
んでいる
人
ひと
けっこういるんですけど、どうもそこにも
網
あみ
がかけれられる。そうすると
家政
かせい
婦
ふ
とかボランティアはやっちゃダメっていうことになるの。それね、
大変
たいへん
なことなんですよ、
実
じつ
は。ALSなんて
大金
たいきん
はたいて
家政
かせい
婦
ふ
雇
やと
ってやってもらってるって、けっこうあるんですよ。お
金
かね
は
本当
ほんとう
に
大変
たいへん
なんですけど。でも、そうしないと
家族
かぞく
も
生
い
きていけない。
長期
ちょうき
入院
にゅういん
できる
病院
びょういん
もないわけです。じゃあ、その
患者
かんじゃ
たちは
行
い
き
場
ば
がなくなるんですよ。
家族
かぞく
が
介護
かいご
できないから、いたしかたなく
家政
かせい
婦
ふ
雇
やと
ってるわけです。それ
言
い
ったんですよ。「そこはね、
残
のこ
しといてグレーに。
絶対
ぜったい
に。そこまで
法律
ほうりつ
で
縛
しば
ろうとしたら
大変
たいへん
なことになるから。もしやるんだったらまず
病院
びょういん
に
患者
かんじゃ
数
すう
のベッドを
用意
ようい
してそれからやってください」って。
何
なに
千
せん
人
にん
も
自宅
じたく
で
暮
く
らせない
人
ひと
が
出
で
てくるよっていったんですよ。それもALSだけじゃないです。
胃
い
ろうやってる
高齢
こうれい
者
しゃ
なんかがそうですから。
家政
かせい
婦
ふ
でやってるわけですから
今
いま
は。ということです。それからその
違法
いほう
性
せい
阻却
論
ろん
をなくすために
法制
ほうせい
化
か
するって
言
い
ってるので、そこがまた
難
むずか
しくって、グレーゾーンをなくすそうです。
私
わたし
たちはグレーゾーンを
残
のこ
してって
言
い
ってるんですよ、いまだに。だけど、
法律
ほうりつ
家
か
もグレーゾーンをなくすために
法制
ほうせい
化
か
するっていうふうに
言
い
ってます。
◆
立岩
たていわ
:はい。
◆
横
よこ
須賀
すか
俊司
しゅんじ
:
横須賀
よこすか
と
申
もう
します。
違法
いほう
性
せい
阻却の
話
はな
しが
出
で
ましたけども、
私
わたし
が
思
おも
っているのはですね、
先
さき
ほども
出
で
ましたけども、
本人
ほんにん
とか
家族
かぞく
がやることにかんしては
認
みと
められているわけですよね。それに
対
たい
してですね、
保険
ほけん
が
適応
てきおう
されるわけですよね。つまり、
在宅
ざいたく
医療
いりょう
をやる
場合
ばあい
にですね、それの
指導
しどう
管理
かんり
でしたか、ちょっと
正確
せいかく
な
名称
めいしょう
をあれでしたけども。たとえば、
私
わたし
であればですね、
導
しるべ
尿
にょう
が
必要
ひつよう
なんですけれども、それは
家
いえ
でやってるんですが、それに
対
たい
しての
診療
しんりょう
報酬
ほうしゅう
が
出
で
てるわけですね。
医者
いしゃ
がそういう
在宅
ざいたく
医療
いりょう
管理
かんり
、あれちょっと
書
か
いてきたのにどっかいった、すいません。
出
で
てるわけですよね。
つまり、それを
保険
ほけん
で
認
みと
めてるっていうことは、
国
くに
はですね、
基本
きほん
的
てき
に、
無
む
資格
しかく
の
人
ひと
が
一定
いってい
の
医療
いりょう
行為
こうい
をやることにかんしては
制度
せいど
的
てき
にもうそれは
認
みと
めてるっていうことを、というふうに
言
い
えると
思
おも
うんですね。ですから、
私
わたし
は
当面
とうめん
ですね、その
保険
ほけん
制度
せいど
を、
医療
いりょう
保険
ほけん
制度
せいど
でですね、
認
みと
められている
行為
こうい
が16
種類
しゅるい
ぐらいあるのかな、それにかんしてはですね、
無
む
資格
しかく
で
何
なに
の
問題
もんだい
もないじゃないかということを
堂々
どうどう
と
主張
しゅちょう
できるのではないかなというふうに、あっ、ありました。
健康
けんこう
保険
ほけん
収載
しゅうさい
のですね、
在宅
ざいたく
医療
いりょう
関連
かんれん
項目
こうもく
ですね。16
個
こ
あります。たとえば、
在宅
ざいたく
自己
じこ
注射
ちゅうしゃ
指導
しどう
管理
かんり
とかですね、
今
いま
私
わたし
が
言
い
いましたけれども、
在宅
ざいたく
自己
じこ
導
しるべ
尿
にょう
指導
しどう
管理
かんり
とかですね。そういうものは、だから、
家族
かぞく
とか
本人
ほんにん
がやるという
前提
ぜんてい
なんですね。それに
対
たい
して、お
医者
いしゃ
さんがなんかそういうふうに
指導
しどう
、
指導
しどう
っていったってべつにそんな
大
たい
して
指導
しどう
なんかしませんけども。
私
わたし
の
場合
ばあい
で
言
い
えば、グッズもらうだけですけれども。それで
医療
いりょう
機関
きかん
には
診療
しんりょう
報酬
ほうしゅう
としてお
金
かね
が
入
はい
るっていうことですね。
そういうしくみが
現
げん
にあるので、
繰
く
り
返
かえ
しですが、
少
すく
なくとも16
項目
こうもく
にかんしては、16
項目
こうもく
けっこういろいろあるんですけども、
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
もありますし、
静脈
じょうみゃく
栄養
えいよう
法
ほう
管理
かんり
とかですね、
酸素
さんそ
療法
りょうほう
とか、
膀胱
ぼうこう
留置
りゅうち
カテーテルとか、
血液
けつえき
透析
とうせき
指導
しどう
管理
かんり
、まぁ16
個
こ
あるんですけど。そういう
理屈
りくつ
で
当面
とうめん
はやっていけるのではないかなというふうに、
戦略
せんりゃく
的
てき
には、
個人
こじん
的
てき
には
考
かんが
えているという
次第
しだい
です。
◆
川口
かわぐち
:いいですか、それ、
先生
せんせい
。ちょっと
杉本
すぎもと
先生
せんせい
に
質問
しつもん
なんですけど、そういう
場合
ばあい
は、
看護
かんご
だって
医者
いしゃ
じゃないから
本当
ほんとう
はやっちゃいけないわけだけど、
看護
かんご
師
し
がやっていいってことは、
指示
しじ
書
しょ
を
書
か
くからですよね。たとえば、ヘルパーに
対
たい
してダイレクトにドクターからて
指示
しじ
書
しょ
を
書
か
いたらできるっていうそういう
簡単
かんたん
なしくみじゃダメなんですか?
◆
杉本
すぎもと
:あの、
僕
ぼく
は、
役人
やくにん
じゃないですよ。まずそれは、いろんなしくみを
話
はなし
をするとしてですね。
医師
いし
の
指導
しどう
とそれを
受
う
ける
看護
かんご
師
し
。
看護
かんご
師
し
は
自分
じぶん
で
起
お
こして
決
き
めて
何
なに
かをするっていうことは、
今
いま
の
医師
いし
法
ほう
含
ふく
めて
法律
ほうりつ
の
中
なか
ではできないわけなんですね。だからその
指導
しどう
管理
かんり
っていうところで
医者
いしゃ
がまず
発端
ほったん
として
書
か
かないといけない。ただし、
先
さき
ほどおっしゃったように、
医師
いし
法
ほう
、
医師
いし
法
ほう
っていうか、その
医療
いりょう
という、
医療
いりょう
行為
こうい
というところでは、だから
看護
かんご
師
し
以外
いがい
のところでできるできないという
討論
とうろん
の
中
なか
で、
直接
ちょくせつ
こうしなさいということを
非
ひ
医療
いりょう
職
しょく
に
書
か
くことはできない。
問題
もんだい
となるのは、
学校
がっこう
内
ない
の
医療
いりょう
的
てき
ケアに
対
たい
して、
医師
いし
が
学校
がっこう
に
書
か
くことがあるんですよ。
医療
いりょう
行為
こうい
をこうしてくださいって。
◆
川口
かわぐち
:そこはいいの?
◆
杉本
すぎもと
:いや、いいんじゃなくて、それが
宙
ちゅう
に
浮
う
いてるんです。だから、いわゆる
指示
しじ
料
りょう
としてはお
金
かね
はとれないし、とってる
病院
びょういん
もあるとは
思
おも
いますが、あるかもしれないけど、あれはとれないんです。だから、
文科
ぶんか
省
しょう
が
言
い
ってるのは、
学校
がっこう
の
中
なか
にいる
看護
かんご
師
し
に
向
む
かって
指示
しじ
を
書
か
くことはできると、いうかたちで
文言
もんごん
を
通
とお
してるんです。そうなってると
思
おも
います。だからそれを
学校
がっこう
の
担任
たんにん
に
向
む
かって、こうしなさいっていうことを
合法
ごうほう
的
てき
にできる、
合法
ごうほう
的
てき
にって
言
い
ったら、
今
いま
の
法律
ほうりつ
でそれを
可能
かのう
にすることはできない。
それから、もう
一
ひと
つ
今
いま
おっしゃった
指導
しどう
管理
かんり
料
りょう
の
問題
もんだい
はもう
少
すこ
し
項目
こうもく
を
読
よ
んでいただいたらわかるんですけども、たとえば、
呼吸
こきゅう
器
き
でも
栄養
えいよう
管理
かんり
でもそうなんですけど、これこれの
条件
じょうけん
を
満
み
たした
病院
びょういん
がとれることに
限
かぎ
るということです。それで
唯一
ゆいいつ
ひとつの
病院
びょういん
に
限
かぎ
るということで、
結局
けっきょく
、
在宅
ざいたく
診療
しんりょう
なのか、そのもって
穴
あな
を
開
あ
けた
病院
びょういん
なのかっていうところで、いつも
討論
とうろん
というか、
喧嘩
けんか
が
起
お
こって、どっちがとるか、どっちが
責任
せきにん
をとるかというところで、いつも
問題
もんだい
になってるんですけども。そこもひとつ
討論
とうろん
の
結果
けっか
がでておりませんので、いつも
大
おお
きな
病院
びょういん
に
譲
ゆず
るということで、
緊急
きんきゅう
時
じ
対応
たいおう
すること、そこは
必
かなら
ず
呼吸
こきゅう
器
き
を
持
も
ってることとか、
緊急
きんきゅう
時
じ
対応
たいおう
ができることを
条件
じょうけん
として
管理
かんり
料
りょう
をとることって
書
か
いてあるんですね。だから、
今
いま
おっしゃるように、
簡単
かんたん
にとってるんですけども、なんていうんですかね、そういう
相対
そうたい
する
責任
せきにん
っていうものは
本来
ほんらい
は
持
も
ってるんですけど、そこが
問
と
われることは、
今
いま
ないんですよね。きつく。だから
呼吸
こきゅう
器
き
の
人
ひと
でも、どこで
呼吸
こきゅう
器
き
管理
かんり
料
りょう
をとるかっていうのは、おそらくそれぞれの
病院
びょういん
をお
持
も
ちだと
思
おも
うんですけども、
現実
げんじつ
にその
病院
びょういん
が
果
は
たして
緊急
きんきゅう
時
じ
対応
たいおう
したり、それからどうこうしてくれるかっていえば、
全然
ぜんぜん
それはない
状況
じょうきょう
だと
思
おも
います。でも
医療
いりょう
保険
ほけん
はそれで
動
うご
いてます。
呼吸
こきゅう
器
き
管理
かんり
料
りょう
は。
月
つき
、1
万
まん
なんぼでしたっけ、なんぼや
忘
わす
れましたですけども。そういうしくみになってるんで、その
前後
ぜんご
のとれる
条件
じょうけん
の、
管理
かんり
料
りょう
とりますよっていうところがいっぱい
出
で
てきたら、それは
全部
ぜんぶ
監査
かんさ
ではじかれます。
指導
しどう
で。だからちょっとこっちとこっちと
三
みっ
つほどお
願
ねが
いねっていうことはできないんですね。
◆
立岩
たていわ
:はい、いいですか。
◆
川口
かわぐち
:いいですか、ちょっと。それで、
今
こん
検討
けんとう
されてるシステムのひとつとして、ドクターが
訪問
ほうもん
看護
かんご
ステーションに
指示
しじ
書
しょ
を
書
か
く。
訪問
ほうもん
看護
かんご
ステーションとヘルパーの
事業
じぎょう
所
しょ
が
協約
きょうやく
書
しょ
を
結
むす
ぶ。ドクターは
看護
かんご
師
し
に
対
たい
して、ヘルパーに
指導
しどう
をしなさいっていう
指示
しじ
を
出
だ
す。っていうそういう
連携
れんけい
をね、
今
いま
、50
時
じ
間
あいだ
の
方
ほう
でも
提案
ていあん
してきてて、これはこのまま
制度
せいど
化
か
されそうなんです。ただ、ただ、
私
わたし
がすごーく
心
しん
配
はい
してるのは、
看護
かんご
師
し
さんにもいろいろいる、
申
もう
し
訳
わけ
ない、
今日
きょう
ここに
来
き
てる
看護
かんご
師
し
さんはみんな
私
わたし
は
信頼
しんらい
します。こういうテーマに
興味
きょうみ
がある
方
ほう
は
大丈夫
だいじょうぶ
だと
思
おも
う。そうじゃなくって、
本当
ほんとう
にその
障害
しょうがい
者
しゃ
が
自立
じりつ
して
地域
ちいき
で
暮
く
らしていくことに
対
たい
して
応援
おうえん
する
気持
きも
ちのない
人
ひと
もけっこういて、そういうところと
連携
れんけい
を
一生懸命
いっしょうけんめい
がんばってる
人
ひと
がそのへんにいるよね。ちょっと
発言
はつげん
していただきたいんですけど。そういう
急
きゅう
にね、
法律
ほうりつ
がバンっと
出
で
てきたときに、うまくいくのかなって。
今
いま
まで、
散々
さんざん
意地悪
いじわる
されてきてて、
急
きゅう
に、ね、「じゃあいいわよ、
私
わたし
やったあげるわよ」ってなるのかなって。ちょっとすごいそこが
不安
ふあん
で、ここカットですけどね。でもきっとね、なんかそういうふうにくだらない
人間
にんげん
関係
かんけい
でダメになっちゃう
話
はなし
にならないかなって
思
おも
ってんですけど、
先生
せんせい
。
◆
立岩
たていわ
:はい。えっと、
今
いま
の、
横須賀
よこすか
さんの
発言
はつげん
以来
いらい
の
話
はなし
っていうのは、
論点
ろんてん
としては
大
おお
きく
二
ふた
つあって、
一
ひと
つはその
要
よう
するに、
法律
ほうりつ
、
医療
いりょう
法的
ほうてき
にもですね、
家族
かぞく
なら
家族
かぞく
に、
本人
ほんにん
と
家族
かぞく
に
認
みと
められてるのに、
他
た
の
人
ひと
に
認
みと
められないっていう
理屈
りくつ
はない。
考
かんが
えてみれば
普通
ふつう
はそうなんですよ。だからその
理屈
りくつ
がないっていうことをきちんと
言
い
ってくっていう
話
はなし
、そういう
論法
ろんぽう
がひとつあるだろうっていうことです。
僕
ぼく
はその
通
とお
りだと
思
おも
います。
と
同時
どうじ
に、その、
逆
ぎゃく
にですね、さっき
川口
かわぐち
さんから
出
で
た
話
はなし
ですけれども、ボランティアにも
家政
かせい
婦
ふ
さんにも、
家族
かぞく
にもそういった
研修
けんしゅう
を
義務
ぎむ
化
か
するっていう、べきであるっていう
話
はなし
も、
一方
いっぽう
では
成
な
り
立
た
ってもしまうと。そうすると、そこらへんをどう
考
かんが
えるのかっていうポイントが
一
ひと
つ
残
のこ
るというか、
存在
そんざい
する。これが
一
ひと
つのポイントだったと
思
おも
います。
もう
一
ひと
つはその、
要
よう
するに、
医師
いし
の
指示
しじ
のもとにっていう
例
れい
の
話
はなし
で。
今
こん
現在
げんざい
、ある
意味
いみ
それが
形骸
けいがい
化
か
していて、
書類
しょるい
一
いち
枚
まい
書
か
けば、あとはこっちで
勝手
かって
にやって、
医療
いりょう
のサイドには
何
なに
か
若干
じゃっかん
のお
金
かね
がおちるって
中
なか
でそこそこやれてるから、それを
最大限
さいだいげん
使
つか
ってていう、それもひとつの
現実
げんじつ
的
てき
なやり
方
かた
ではあるけれども、ただ、その
指示
しじ
っていうものが、たとえば
今
こん
川口
かわぐち
さんが
言
い
ったみたいに、
看護
かんご
の
側
がわ
までおりてきて、
具体
ぐたい
的
てき
にその、
協約
きょうやく
書
しょ
とか
相談
そうだん
とか
指示
しじ
とかっていうことが、
必須
ひっす
であるとか
必要
ひつよう
であるとなった
場合
ばあい
に、それがうまくというか、
機能
きのう
するだろうか。
返
かえ
ってですね、
今
いま
うまくいってるものをうまくいかなせないようにするって
可能
かのう
性
せい
もある。ということで、
医療
いりょう
サイドっていうのが、もちろんこれは
技術
ぎじゅつ
ですから、
技術
ぎじゅつ
を
伝
つた
える、
伝
つた
えられる、それを
安全
あんぜん
に
管理
かんり
するってことは
必須
ひっす
のことであって、これには
誰
だれ
も
異論
いろん
はないはずなんですよ。だから、それにどういうかたちで、
誰
だれ
がその
指示
しじ
とかですね、
相談
そうだん
とかですね、
指図
さしず
っていうのを
絡
から
ませるのか。あるいは、
絡
から
ませる
必要
ひつよう
がないのか。こういったところが、
非常
ひじょう
に
大
おお
きな
論点
ろんてん
であろうということで、
二
ふた
つの
論点
ろんてん
が
提示
ていじ
された。あえて、ここで、
何
なに
がどうっていうことは、
司会
しかい
の
立場
たちば
で
申
もう
し
上
あ
げませんけれども、いずれも
重要
じゅうよう
なポイントだと
思
おも
います。だいたい
時間
じかん
は6
時
じ
に
近
ちか
づきつつありますが、
他
た
に
質問
しつもん
、ご
意見
いけん
、いかがでしょうか。
◆
伊藤
いとう
佳世子
かよこ
:
私
わたし
は
千葉
ちば
から
来
き
ました
伊藤
いとう
です。
千葉
ちば
でヘルパーの
事業
じぎょう
所
しょ
をやってます。うちの
事業
じぎょう
所
しょ
では、ALSの
方
ほう
とかの24
時
じ
間
あいだ
の
支援
しえん
をしているんですけども、やっぱりその
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
っていうのは、
千葉
ちば
でもいろいろあります。それで、
私
わたし
が
事業
じぎょう
所
しょ
を
始
はじ
めた2
年
ねん
半
はん
ぐらい
前
まえ
は、
私
わたし
たちがある
独居
どっきょ
の
人
ひと
の
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
をやることについて、「
違法
いほう
行為
こうい
だ。だからお
宅
たく
の
事業
じぎょう
所
しょ
は
訴
うった
える。」、
保健所
ほけんじょ
に
訴
うった
えてやるって
言
い
われて、でも
私
わたし
たちにとってはそれは
必要
ひつよう
だと
思
おも
うし、ご
家族
かぞく
も
必要
ひつよう
だって
言
い
ってるんだからいいじゃないかって
思
おも
って、やっていたことなんですけども、そこですごく
問題
もんだい
になり、
訪問
ほうもん
看護
かんご
、
近隣
きんりん
の
訪問
ほうもん
看護
かんご
さんと
話
はなし
しあって、
保健所
ほけんじょ
も
巻
ま
き
込
こ
んで、
行政
ぎょうせい
も
巻
ま
き
込
こ
んで、どうしても
必要
ひつよう
だからやっていきましょうっていうことを、
結局
けっきょく
はそういうことに
話
はな
しがまとまっていくのに1
年
ねん
ぐらいかかるんですけども。そうやってやってきました。
私
わたし
たちも、やる
側
がわ
としては
勝手
かって
にやってはいけないと
思
おも
うし、かといってものすごい
何
なん
時
じ
間
あいだ
も
研修
けんしゅう
を
受
う
けなきゃいけないっていうのもどうかと
思
おも
うし、それが
法律
ほうりつ
で
決
き
められるっていうのもなんか
義務
ぎむ
って
言
い
われてもどうなんだろうっていうとこはすごくあって、だけども
信頼
しんらい
関係
かんけい
の
中
なか
ですごくやっていきたいとは
思
おも
うんですけど、
理解
りかい
、
近隣
きんりん
の
人
ひと
とか
医療
いりょう
者
しゃ
たちみんなの
理解
りかい
のもとで、
私
わたし
たちの
緊急
きんきゅう
時
じ
に
備
そな
えてバックアップの
体制
たいせい
がとれるっていう
状態
じょうたい
でやるならありかなっていうふうにして、
現場
げんば
でゲリラ
的
てき
にそういうのをいくつかのおうちでやっていくようになってくると、
法律
ほうりつ
が
今
いま
はちょっといろいろ
改正
かいせい
をするとかしないって
話
はなし
はある
中
なか
で、
実際
じっさい
その
現場
げんば
ではそういうかたちで
医療
いりょう
者
しゃ
も
当事
とうじ
者
しゃ
も
私
わたし
たちも
認
みと
めてやっていくっていうことができてきているかなとは
思
おも
います。
ただ、
地域
ちいき
間
あいだ
格差
かくさ
っていうのがすごくあって、それがすごくやりやすい
地域
ちいき
と、
千葉
ちば
県
けん
で24
時
じ
間
あいだ
の
支援
しえん
してるとこはすごく
少
すく
ないので、
私
わたし
ちょっと
隙間
すきま
産業
さんぎょう
で
千葉
ちば
県
けん
の
中
なか
の
6
むっ
つぐらいの
市
し
の
仕事
しごと
をしてるんですけども、
市町村
しちょうそん
によっては、
痰
たん
の
吸引
きゅういん
がヘルパーがやるなんていうことは
違法
いほう
だ!みたいな
地域
ちいき
もあったり、そういう
地域
ちいき
は
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けてる
人
ひと
が
全然
ぜんぜん
いない。なんか50
人
にん
ぐらいALSの
方
ほう
がいるのに、
1人
ひとり
しか
着
つ
けられないと、2%みたいな
数字
すうじ
のとこもあって、やたらとモルヒネを
早
はや
めに
呼吸
こきゅう
苦
く
のときにはいれましょうみたいな
話
はなし
になっていて、モルヒネの
話
はなし
をするとまた
長
なが
くなっちゃうんですけど、
介護
かいご
者
しゃ
としては
非常
ひじょう
に
楽
らく
で、モルヒネを
使
つか
った
瞬間
しゅんかん
、
今
いま
まで
毎日
まいにち
すごい
大変
たいへん
で2、3
時
じ
間
あいだ
ごとに
人
ひと
が
代
か
わって
一生懸命
いっしょうけんめい
体位
たいい
交換
こうかん
してたのが
突然
とつぜん
やらなくてすむようになって、これってどうなんだろうってすごく
思
おも
うことがいろいろとあるんですけども。だからなんか、ちょっと
話
はな
しがまとまんないんですけども、
医療
いりょう
的
てき
ケアについては、やっていきたいなと
思
おも
うんですけど、なんかヘルパーとしては
法制
ほうせい
化
か
ってどうなんだろうっていう
思
おも
いと、あとそれが
進
すす
まないことによって、
行政
ぎょうせい
、
患者
かんじゃ
さんで
生
い
きたいのに
生
い
きられない
人
ひと
たちもいたりして、そういうことに
地域
ちいき
間
あいだ
格差
かくさ
がすごくあるなっていうのを
感
かん
じています。
以上
いじょう
です。
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。
時間
じかん
的
てき
にはまだ
大丈夫
だいじょうぶ
だということにしますので、
他
た
にいかがでしょうか。はい、どうぞ。
◆バクバクの
会
かい
平本
ひらもと
:バクバクの
会
かい
の
平本
ひらもと
です。
先
さき
ほど
発言
はつげん
しました。
二
に
回
かい
目
め
ですけども。
今
いま
この
状況
じょうきょう
にあって、もうどんどん
話
はなし
が
進
すす
んでいって
後戻
あともど
りもできない
状況
じょうきょう
だとは
思
おも
うんですけれども。やはり、あの、
私
わたし
たちやっぱ、なんていうんですか、
基本
きほん
的
てき
なところのね、スタンスというのは、
行政
ぎょうせい
がどうであれ、やっぱり、
持
も
っていかなきゃいけないんかなというふうには
思
おも
うんです。バクバクのことを
今
いま
までずっと
言
ゆ
うてきたんですけども、やはり、バクバクは
主
おも
に
子
こ
どもが
中心
ちゅうしん
なんですけども、やっぱ
子
こ
どもの
思
おも
い、あるいは
当事
とうじ
者
しゃ
の
思
おも
いっていうのが、この
検討
けんとう
会
かい
にはほとんど
反映
はんえい
されていない。
先
さき
ほども
言
い
いましたけれども、やはり
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
であったり、
介護
かいご
者
しゃ
側
がわ
であったりして、
本当
ほんとう
の
当事
とうじ
者
しゃ
がどういう
生活
せいかつ
をしたいのかというところがね、
全
まった
く
抜
ぬ
けてると
思
おも
うんですよね。
人
ひと
の
人生
じんせい
の
中
なか
で、
生
い
きていく
中
なか
で、
医療
いりょう
とのかかわりってみんなあると
思
おも
うんですけども、
吸引
きゅういん
だとか
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
にしてもほんの
一部分
いちぶぶん
であって、それが
全
すべ
ての
人生
じんせい
じゃないと
思
おも
うんですよね。それをすべて
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
からコントロールされてる、メディカルコントロールとか
言
い
われてるんですけども、そうじゃないよ、メディカルサポートと
言
い
いながら、やはりコントロールしようというね、そういうところの
一番
いちばん
基本
きほん
のところの
考
かんが
え
方
かた
をね、
私
わたし
たちやっぱりずっと
持
も
ち
続
つづ
けなきゃいけないんじゃないかなと
思
おも
います。
あの、さっきも
言
い
われましたように、
誰
だれ
でもできるんじゃないんか。でもやっぱり
私
わたし
たちの
側
がわ
から
言
い
えば、
誰
だれ
でもやれるようになってほしいんですよね。
極端
きょくたん
なことを
言
い
えば。あの、さっき
八百屋
やおや
のおじさんとか
話
はなし
もなったんですけども、
道
みち
歩
ある
いとって
介護
かいご
者
しゃ
が
急
きゅう
に
倒
たお
れたら、その
近
ちか
くにいる
人
ひと
がじゃあちょっと
吸引
きゅういん
してあげるわと。それは
本当
ほんとう
に
極端
きょくたん
な
話
はなし
なんですけども、
日本
にっぽん
全国
ぜんこく
どこでもね、
生
い
けていけるっというね、そういうかたちっていうんですかね。それは
本当
ほんとう
の
本当
ほんとう
に
基本
きほん
なところではね、やっぱり
作
つく
っていかなきゃならないと
思
おも
います。
そしてその
研修
けんしゅう
というのも、
本当
ほんとう
に
個々人
ここじん
全
まった
く
違
ちが
うものであって、
基本
きほん
的
てき
な
研修
けんしゅう
は
必要
ひつよう
と
思
おも
うんですけども、やはり
個々人
ここじん
の
生活
せいかつ
を
支
ささ
えていくという
研修
けんしゅう
というのをね、やっていかなきゃいけないと
思
おも
うし、
一番
いちばん
重要
じゅうよう
なことはやっぱり、
退院
たいいん
した
時点
じてん
では、もう
医療
いりょう
とはいったん
切
き
り
離
はな
されるということをね、
考
かんが
えないと、
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けたりいろんな
医療
いりょう
と
関係
かんけい
ないかたちでも、
何
なに
かの
病気
びょうき
で
入院
にゅういん
した。いったん
病気
びょうき
も
回復
かいふく
して
退院
たいいん
するという
時点
じてん
では、
病院
びょういん
といったん
切
き
り
離
はな
されるんです。ただ、
薬
くすり
が
必要
ひつよう
だとか、
月
つき
に1
回
かい
、
週
しゅう
に1
回
かい
は
通院
つういん
してくださいねっていうところではね、やっぱ
医療
いりょう
との
関係
かんけい
を
少
すこ
しずつ
保
たも
ちながら
生活
せいかつ
していってるんですよね。それとやっぱり
同
おな
じであるというふうに
捉
とら
えないと、なんかこう
医療
いりょう
に
絡
から
めとられてしまうというところで、
今
いま
の
検討
けんとう
会
かい
で
何
なに
ができるかとかいうのもあると
思
おも
うんですけども、やはり
基本
きほん
的
てき
なところの
考
かんが
え
方
かた
って
大事
だいじ
にしたいなって
思
おも
います。
今
いま
、
実際
じっさい
には
在宅
ざいたく
されてる、
一人暮
ひとりぐ
らしなどされてる
人
ひと
のその
研修
けんしゅう
も
大事
だいじ
だと
思
おも
うんですけども、これから
退院
たいいん
されるときのね、
先
さき
ほども
言
い
いましたけども、やっぱり、
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
がきちんと
在宅
ざいたく
指導
しどう
をすべきやと
思
おも
うんですよね。それをしなかった
結果
けっか
として、こういうふうな
事態
じたい
も
招
まね
かれてると
思
おも
うんです。だからそこをしっかりやって、
家族
かぞく
や
支援
しえん
者
しゃ
が、その
人
ひと
の
命
いのち
を
守
まも
るんだというね、
視点
してん
をしっかり
持
も
てるまでね、
研修
けんしゅう
をすべきやと
思
おも
うんです。
先
さき
ほども
言
い
いましたけども、
救急
きゅうきゅう
車
しゃ
で
来
き
たら
何
なに
とかなるよみたいなね、そういういい
加減
かげん
な
在宅
ざいたく
指導
しどう
。あるいは、その、サーチレーションモニターなんかなくったって、
親御
おやご
さんがずっと
一
いち
日
にち
中
ちゅう
見
み
てるから
大丈夫
だいじょうぶ
ですよみたいなね。
親
おや
はじゃあ
一
いち
日
にち
中
ちゅう
寝
ね
ないで
見
み
てろというのか、
夜
よる
も
寝
ね
ないで
見
み
てろというのかとかね、そういう、
命
いのち
に
対
たい
するいい
加減
かげん
さみたいなのが、
医療
いりょう
者
しゃ
側
がわ
にもあるんじゃないか。どうせ
長
なが
くは
生
い
きられないんだからみたいなところがね、
失礼
しつれい
だけどもあるんじゃないかというふうに
思
おも
います。
うちの
子供
こども
も
小
しょう
、
中
なか
、
高
こう
と12
年間
ねんかん
ずーっとそれがネックになって、
父親
ちちおや
が12
年間
ねんかん
もう
学校
がっこう
に
貼
は
り
付
づ
けにずーっとされていました。
本当
ほんとう
に、
学校
がっこう
に
待機
たいき
しているだけじゃなくって、
家
いえ
に
帰
かえ
れば
家
いえ
に
帰
かえ
ったで、24
時
じ
間
あいだ
夜中
よなか
もケアをしてました。その
結果
けっか
、どうなったかといったら、
子
こ
どもが20
歳
さい
になったときに、
本当
ほんとう
に
死
し
んでしまいました。
家族
かぞく
が
親
おや
が
死
し
なないと、こういう
問題
もんだい
は
本当
ほんとう
に
考
かんが
えてくれないのか。
先日
せんじつ
、うちの、ヘルパーさんが
来
き
てもらってるんですけども、
常
つね
に
2人
ふたり
体制
たいせい
で24
時
じ
間
あいだ
、1
月
がつ
全部
ぜんぶ
の
満
まん
時間
じかん
の1488
時
じ
間
あいだ
が
尼崎
あまがさき
市
し
から
出
で
ました。たぶん
日本
にっぽん
では
誰
だれ
もいないんじゃないかなと
思
おも
うんですけれども、
非常
ひじょう
に
嬉
うれ
しい
話
はなし
なんですけども、
他
た
の
市
し
でもこういうことを
参考
さんこう
にしてほしいとは
思
おも
うんですけども、ただ、それはやっぱり、
親
おや
がいないから。
親
おや
が
病気
びょうき
がちだからというね。
家族
かぞく
介護
かいご
ができないから、
仕方
しかた
がないからじゃあ
出
だ
してあげましょうみたいなね、そういう
発想
はっそう
でしかないんですよね。やっぱり
本人
ほんにん
の
生活
せいかつ
、
本人
ほんにん
が
本当
ほんとう
に
自立
じりつ
して
生
い
きていくためにやっぱり
支援
しえん
が
必要
ひつよう
だというふうなね、ところはまだまだ
行政
ぎょうせい
にはないところだし、やっぱり
私
わたし
たちはやっぱり
私
わたし
たちの
視点
してん
で、やっぱりこう、やっていかなきゃいけないなというのを
思
おも
います。
以上
いじょう
です。
◆
立岩
たていわ
:はい、ありがとうございました。
続
つづ
けます。えっと、そちらの
方
ほう
。
◆
浦野
うらの
:ホームヘルパーをしてます、
浦野
うらの
と
申
もう
します。
高齢
こうれい
者
しゃ
の
方
ほう
を
中心
ちゅうしん
のホームヘルパーを
現在
げんざい
しているんですが、もと
看護
かんご
師
し
で、
神経
しんけい
難病
なんびょう
、
筋
すじ
ジスの
呼吸
こきゅう
管理
かんり
も
含
ふく
めてずっとしてきました。
障害
しょうがい
者
しゃ
のヘルパーもしてきましたし、
訪問
ほうもん
看護
かんご
もしていました。
今
いま
は、
高齢
こうれい
者
しゃ
のホームヘルパーしてますけど。
今
いま
、おっしゃったんですが、
退院
たいいん
と
同時
どうじ
に
医療
いりょう
と
引
ひ
き
離
はな
すっていうことについて、えっ?というふうな
感
かん
じがいたしまして、それと
同時
どうじ
に、やっぱり
命
いのち
を
守
まも
るっていうことが
大前提
だいぜんてい
だという
点
てん
については、その
通
とお
りだというふうな
感
かん
じを、
思
おも
いをしながら
聞
き
いたわけです。
私
わたし
も
筋
すじ
ジスの
呼吸
こきゅう
管理
かんり
をずっと
長
なが
いことしてましたが、きちっと
呼吸
こきゅう
できるということが、
生活
せいかつ
をしていくうえでは
大前提
だいぜんてい
だというふうに
思
おも
っています。ALSの
方
ほう
もそうです。
昔
むかし
と
違
ちが
って
本当
ほんとう
にコンパクトないい
呼吸
こきゅう
器
き
できて、
本当
ほんとう
こう
気軽
きがる
に
呼吸
こきゅう
管理
かんり
ができるようになってますが、
人間
にんげん
の
身体
しんたい
はそのここ
穴
あな
開
あ
けて
呼吸
こきゅう
するようになってないわけですから、いろんな
障害
しょうがい
がでるんですね。
痰
たん
も
増
ふ
えますし、
唾液
だえき
を
飲
の
み
込
ご
めないからっていうふうな
部分
ぶぶん
で
分泌
ぶんぴつ
物
ぶつ
も
増
ふ
えますし、しゃべれないためのストレスとか
不安
ふあん
による
睡眠
すいみん
不足
ふそく
っていうのも
起
お
きてくるんです。その
中
なか
で、やっぱり、
気持
きも
ちよく
呼吸
こきゅう
できる。
痰
たん
が
増
ふ
えるとかそういう
問題
もんだい
があると、やはり
脳
のう
のクリア
度
ど
も
違
ちが
ってきますし、やはりそこらへんで
在宅
ざいたく
にいった
場合
ばあい
に、きちっとそれができているかどうかっていうことを
前提
ぜんてい
で、やっぱり
生活
せいかつ
を
考
かんが
える。それであらためて、あの、あらためて、そのどういう
生活
せいかつ
をしていくかっていうことが
必要
ひつよう
だと
思
おも
うんですね。ですから、やっぱりきちっとした
医療
いりょう
が
行
くだり
なえる。たとえば、
痰
たん
をね、
上
うえ
からとるだけじゃなくって、やはり、
呼吸
こきゅう
リハビリをきちっとして、
寝
ね
る
前
まえ
にはきちっとこう、たとえば、カフマシーンとかそういうのを
使
つか
ってね、
効果
こうか
的
てき
なクリーニングを、
気道
きどう
のクリーニングができるっていうことが
本人
ほんにん
の
安心
あんしん
につながって
気持
きも
ちよく
寝
ね
れるとかいうふうなことが、やっぱ
大前提
だいぜんてい
の
上
うえ
なんじゃないかと
思
おも
うんですね。
でも
実際
じっさい
にそれが、リハビリとか
訪問
ほうもん
看護
かんご
とかバラバラの
中
なか
で、その
人
ひと
にとってどういう
処方箋
しょほうせん
ですね。その
呼吸
こきゅう
をきちっと
管理
かんり
するいう
処方箋
しょほうせん
がくまれてるかって、それができてるかどうかっていう
点
てん
については、
私
わたし
疑問
ぎもん
を
持
も
ちながらみてるんです。ヘルパーがね、このごろは
巡回
じゅんかい
型
がた
の
訪問
ほうもん
介護
かいご
っていうことがすごい
言
い
われてるんですよ。
滞在
たいざい
するんじゃなくって。その30
分
ふん
、あって30
分
ふん
、15
分
ふん
で、その
人
ひと
のこともわからないのに、どうしてね、
気持
きも
ちよく
吸引
きゅういん
できます? できるわけがない。はっきりいって、
看護
かんご
婦
ふ
でもね、
効果
こうか
的
てき
な
吸引
きゅういん
というのは
難
むずか
しいんです。
本当
ほんとう
にはっきりいって
難
むずか
しくって、
本当
ほんとう
にどこまでできてるのっていうことが、
本当
ほんとう
にあるんです。まして、その
人
ひと
らしい
吸引
きゅういん
のしかたがあるわけですから、その
人
ひと
との
信頼
しんらい
関係
かんけい
がない
上
うえ
ではね、そんな
効果
こうか
的
てき
な
吸引
きゅういん
できません。ですから、そういう
点
てん
では、
本当
ほんとう
、ヘルパーに
片手間
かたてま
に
巡回
じゅんかい
したときに
吸引
きゅういん
してオッケーよっていうのはちょっとどうかなと
思
おも
いますし、そこらへんでは、
難
むずか
しい
問題
もんだい
だと
思
おも
います。ですから、あの、ALSの
在宅
ざいたく
生活
せいかつ
を
支
ささ
える
上
うえ
でとか、それから
重度
じゅうど
のそういう
管理
かんり
を
必要
ひつよう
とする
人
ひと
に、
本当
ほんとう
に
必要
ひつよう
な
医療
いりょう
がきちっと
提供
ていきょう
されるっていう
論議
ろんぎ
をね、
医療
いりょう
側
がわ
からもっとあげてほしいなっていうことを、
私
わたし
はつくづく
思
おも
いながらヘルパーとして
働
はたら
いています。
以上
いじょう
です。
◆
立岩
たていわ
:ありがとうございました。あの、
今
いま
のお
二
に
方
ぽう
のご
意見
いけん
の
基本
きほん
的
てき
なところでは、
僕
ぼく
は
対立
たいりつ
というか、
相違
そうい
はないっていうふうに、
私
わたし
は
聞
き
いておりました。それと、
最後
さいご
におっしゃった
巡回
じゅんかい
型
がた
と
滞在
たいざい
型
がた
っていうのは、
非常
ひじょう
に、
看護
かんご
にしても
介護
かいご
にしても、
非常
ひじょう
に
重要
じゅうよう
なポイントで。しばしばですね、そういったいわゆる
専
せん
門
もん
の
人
ひと
が、ある
家
いえ
を
回
まわ
って2
時
じ
間
あいだ
に1
回
かい
はここで
吸引
きゅういん
して
次
つぎ
のところに
行
い
くっていうようなことが
想定
そうてい
されていて、それをその
研究
けんきゅう
だけしているって
言
い
っちゃいけないのかもしれませんけれども、その
在宅
ざいたく
介護
かいご
の、
看護
かんご
のですね、
実情
じつじょう
を
知
し
らない
人
ひと
がそういった
想定
そうてい
でいくと。しかし、
今
いま
まさにおっしゃったように、
日々
ひび
ずっと
一緒
いっしょ
にいて
他
た
の
介護
かいご
をしながら、たとえば
吸引
きゅういん
なら
吸引
きゅういん
をする。それが
一番
いちばん
合理
ごうり
的
てき
であり、
安全
あんぜん
でありですね、そういうことであるっていう
理解
りかい
が
一部
いちぶ
の
人
ひと
には
足
た
りないっていう
感
かん
じは、
僕
ぼく
はこの
間
あいだ
の
議論
ぎろん
をみてても
思
おも
いますし、
実際
じっさい
はそうではないと、そういうものではないと。
介護
かいご
にしてでもですね、
介護
かいご
さえもと
言
い
ったらいいんでしょうか。そのピンポイントの
巡回
じゅんかい
型
がた
っていうものが
推奨
すいしょう
されつつあるわけだけれども、
少
すく
なくともあるタイプの
障害
しょうがい
を
持
も
つ
人
ひと
たちにとってはそれは
非常
ひじょう
に
歓迎
かんげい
されざるものであるということの
確認
かくにん
というのは
大切
たいせつ
なことだというふうに
思
おも
いました。
横須賀
よこすか
さん、もう
一
いち
個
こ
。
◆
横須賀
よこすか
:
横須賀
よこすか
です。すいません、
再
ふたた
び。みなさんがおっしゃってくださってたんでいいかなとも
思
おも
ったんですけども。
私
わたし
はこの
医療
いりょう
的
てき
ケアの
問題
もんだい
は
大
おお
きくはやっぱ
二
ふた
つで、
一
ひと
つは、その、
吸引
きゅういん
とですね、
経
けい
管
かん
栄養
えいよう
に
収斂
しゅうれん
しがちになっているっていうことですよね。
他
た
に
医療
いりょう
的
てき
ケアが
必要
ひつよう
な
障害
しょうがい
者
しゃ
がたくさんいて、その
問題
もんだい
がややもすると、
取
と
り
残
のこ
されがちになってしまっているっていうこと。これが
一
ひと
つですね。
もう
一
ひと
つは、これが
一番
いちばん
の
大
おお
きなことだと
思
おも
いますけれども、これバクバクの
会
かい
の
方
ほう
がおっしゃいましたけれども、
誰
だれ
もができないということが
問題
もんだい
なわけですよね。
誰
だれ
もができない、
一定
いってい
の
人
ひと
しかやったらあかん。それは
医師
いし
法
ほう
によって
決
き
められているということ、この
二
ふた
つだと
思
おも
うんですね。だから、この
二
ふた
つを、こうクリアするかたちでのですね、しくみ
作
づく
りというものを、
我々
われわれ
は
考
かんが
えていく
必要
ひつよう
があるのではないだろうかというふうに
思
おも
います。
医療
いりょう
的
てき
なことはですね、もちろん
十分
じゅうぶん
であるに
越
こ
したことはないわけですから、がしかし、それも
判断
はんだん
するのは、やはり
基本
きほん
的
てき
には
本人
ほんにん
が
決
き
めればいいと
思
おも
うんですね。どういうことかというと、たとえば、
吸引
きゅういん
へたくそな、ちょっとぐらいへたくそやけれども、
外
そと
に
出
で
たいという
人
ひと
がおれば、やっぱりその
人
ひと
の
力
ちから
をかりてある
程度
ていど
やっていくっていいますかね。
何
なに
を
重視
じゅうし
するか。
私
わたし
は、そのそういう
医療
いりょう
的
てき
ケアを
利用
りよう
する
者
もの
としては、もちろんよりよいクオリティの
高
たか
いケアでいいに
越
こ
したことはありませんが、
最低限
さいていげん
のことがしてくれれば、もうそれ
以上
いじょう
は、もうええっていうか、そっから
先
さき
はこっちになんか
全面
ぜんめん
的
てき
に
任
まか
せてくれっていいますか、そういう
思
おも
いを
持
も
って
臨
のぞ
んでいるという
次第
しだい
です。すいません。
以上
いじょう
。
◆
立岩
たていわ
:はい。
◆
小林
こばやし
:
福井
ふくい
県
けん
から
来
き
ました
小林
こばやし
と
申
もう
します。
ALS
協会
きょうかい
(
福井
ふくい
県
けん
支部
しぶ
)
の
事務
じむ
局
きょく
の
方
ほう
もお
手伝
てつだ
いしてまして、
福井
ふくい
という
田舎
いなか
の
地域
ちいき
でですね、
先
さき
ほどからでている
地域
ちいき
間
あいだ
格差
かくさ
が
大
おお
きい
地域
ちいき
で、ALSの
患者
かんじゃ
さんや
筋
すじ
ジスの
方
ほう
、それからホフマンの
方
ほう
とかを
支援
しえん
しています。それで、やっぱり、あの、
共通
きょうつう
して、たとえば、
先
さき
ほどバクバクの
会
かい
の
方
ほう
の
発言
はつげん
がありましたけども、
私
わたし
のところにもホフマンでバクバクの
会
かい
に
入
はい
ってらっしゃる
方
ほう
が1
人
にん
いるんですけども、やっぱり
福井
ふくい
という
地域
ちいき
では、1
人
にん
か2
人
にん
しか
入
はい
っていないわけですよね。そうすると、なかなか、
実際
じっさい
にいろんな
支援
しえん
を
帰
かえ
ったら
受
う
けるってことがなかなか
難
むずか
しいものですから、
同
おな
じ
共通
きょうつう
する
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けているということで、ALS
協会
きょうかい
には、べつにALSの
患者
かんじゃ
さんだけじゃなくて、
呼吸
こきゅう
器
き
を
着
つ
けた
方
ほう
がみんな
集
あつ
まってきています。
そういう
中
なか
で、
福井
ふくい
県
けん
の
場合
ばあい
は、
本当
ほんとう
にヘルパーのステーションが
少
すく
ない。まだ
福井
ふくい
市
し
という
県庁
けんちょう
所在地
しょざいち
には
多少
たしょう
選
えら
べる
数
すう
ありますけれども、それ
以外
いがい
はほとんど
各
かく
市町
しちょう
で
1個
いっこ
しかないとかということでは、もうヘルパーだけの、いくら
支援
しえん
費
ひ
、
自立
じりつ
支援
しえん
の
方
ほう
で
何
なん
十
じゅう
時
じ
間
あいだ
っていうふうに
枠
わく
をもらっても、そこに
来
き
てくれるヘルパーがいないという、すごくそういう
問題
もんだい
があちこちの
市町
しちょう
で
起
お
こっています。そのときに、
訪問
ほうもん
介護
かいご
のヘルパーもそうですし、
訪問
ほうもん
看護
かんご
師
し
さんもすごく
大
おお
きなマンパワーにもなるわけですよね。そのとき、
医療
いりょう
的
てき
なケアが
最初
さいしょ
からある
程度
ていど
きちっと
基本
きほん
的
てき
な
学
まな
びをしている
訪問
ほうもん
看護
かんご
師
し
さんっていうのを、もっともっと
活用
かつよう
するっていうこともすごく
大事
だいじ
で、
訪問
ほうもん
看護
かんご
師
し
さんとヘルパーさんとの
連携
れんけい
のもとに、よりケアの
充実
じゅうじつ
っていうのが
図
はか
れると
思
おも
うんですね。
小
ちい
さいところですから、けっこう、
今
こん
連携
れんけい
っていうのはうまくいきつつあるんですけども、その
中
なか
でも
時間
じかん
的
てき
に
足
た
りないヘルパーさんをこれから
増
ふ
やしていくためには、ある
程度
ていど
の
研修
けんしゅう
というのは、
研修
けんしゅう
をすればこれができるという
人
ひと
を、やっぱり
増
ふ
やして、
地方
ちほう
では
増
ふ
やしていく
必要
ひつよう
があって、
日本
にっぽん
全国
ぜんこく
やはり
津々浦々
つつうらうら
やっていくためには、ある
程度
ていど
の
制度
せいど
的
てき
な
最低限
さいていげん
のレベルっていうのは
必要
ひつよう
だと
思
おも
っています。そういう
意味
いみ
では、50
時
じ
間
あいだ
っていうのが
妥当
だとう
かどうかはわかりませんけれども、やはり、
全
まった
くの
素人
しろうと
ではなくて、きちっと
研修
けんしゅう
を
受
う
けるってことはすごく
大事
だいじ
だと
思
おも
っていますし、それをぜひ
厚労省
こうろうしょう
の
方
ほう
でも、
私
わたし
はぜひやっていただきたいと
思
おも
っています。
◆
立岩
たていわ
:はい。
時間
じかん
的
てき
にはかなりぎりぎりになってきました。どうしても
短
みじか
く、ひとつっていうことがあるということが、ある
方
ほう
がいらっしゃいますので、お
願
ねが
いします。
短
みじか
くお
願
ねが
いします。
◆
宇多野
うたの
病院
びょういん
神経
しんけい
内科
ないか
医
い
:
宇多野
うたの
病院
びょういん
っていうところで
神経
しんけい
内科
ないか
医
い
です。
役所
やくしょ
との
付
つ
き
合
あ
いもあるので、
役所
やくしょ
の
論理
ろんり
で、を
言
い
いたいんですけれども。ここに
来
き
てる
患者
かんじゃ
さん
家族
かぞく
の
方
ほう
であれば、
最初
さいしょ
の
方
ほう
で
川口
かわぐち
さんが、
何
なに
かあったら
患者
かんじゃ
の
責任
せきにん
ということを
言
い
われたけども、
世
よ
の
中
なか
にはそういう
人
ひと
ばかりじゃなくて、
何
なに
かあったら
吸引
きゅういん
した
人
ひと
の
責任
せきにん
、その
事業
じぎょう
所
しょ
の
責任
せきにん
、それを
認
みと
めてる
役所
やくしょ
の
責任
せきにん
とい
張
いは
る
人
ひと
たちがやっぱりいます。そういう
人
ひと
がいる
限
かぎ
り、
役所
やくしょ
としては
守
まも
らないかん、そういう
人
ひと
を。だから、
自由
じゆう
にというか、
勝手
かって
にやっていいってわけじゃなくて、いろんな
制限
せいげん
をつけなきゃいけないっていうことが、どうしても
役所
やくしょ
側
がわ
から
起
お
こってくる。そこをなんとかくりぬける
方法
ほうほう
、うーん、カバーする
方法
ほうほう
を
考
かんが
えてもらわないと、
役所
やくしょ
の
意見
いけん
が
通
かよ
ってしまうような
気
き
がします。
◆
立岩
たていわ
:ありがとうございました。
一
ひと
つ
大
おお
きなポイントで、
技術
ぎじゅつ
ほど
確実
かくじつ
に
伝
つた
えるかっていう
問題
もんだい
と、でも
何
なに
か
起
お
こることはありうるわけですよね。その
場合
ばあい
に、それが、それは、
川口
かわぐち
さんの
言葉
ことば
はやっぱ
言葉
ことば
足
た
らずではあったはずで、それをじゃあ
自分
じぶん
で
引
ひ
っ
被
かぶ
んなきゃいけないって、そんなことはないわけです。
殺
ころ
された
人
ひと
が
自己
じこ
責任
せきにん
だっていう
話
はなし
にはならないわけですよね。そうすると、じゃあそのときのリスク
管理
かんり
、
問題
もんだい
が
起
お
こった
時
とき
の
対応
たいおう
ですよね。それをどういうかたちでやっていくかっていうこと
自体
じたい
は、その
自分
じぶん
が
自分
じぶん
のことを
決
き
めるんだってこととは、べつの
一
ひと
つのテーマとしてですね、
存在
そんざい
する。そのことをご
指摘
してき
していただいたんだろうと
思
おも
います。だろうというか、していただきました。
さて、せいぜいがんばって、あと10
分
ふん
はないんです。ですが、ごく
短
みじか
い
発言
はつげん
ならもう
一
ひと
つぐらい
受
う
けることができますが、いかがですか。けっこうでしょうか。いつもはだいたいこういうときは、
最後
さいご
に
登壇
とうだん
者
しゃ
の
人
ひと
に
短
みじか
く
一言
ひとこと
ずつということになっているので、やめようかと
思
おも
ったが、ちょっとやりますか。はい、どうぞ。
◆
金岡
かなおか
:
金岡
かなおか
と
申
もう
します。
私
わたし
ね、
子
こ
どもをひきとってから
去年
きょねん
の5
月
がつ
にヘルパーの
資格
しかく
をとったんです。そのときに、すごく
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
が
一元化
いちげんか
されるっていうことを、すごく
言
い
わされてきたんです。
今年
ことし
に、
介護
かいご
職員
しょくいん
基礎
きそ
研修
けんしゅう
も
受
う
けました。そのときにも、もうヘルパーはなくなる、もう
介護
かいご
福祉
ふくし
士
し
一
いち
元
げん
ですって
言
い
われてたのが、
研修
けんしゅう
会
かい
、
研修生
けんしゅうせい
の
方
ほう
が
私
わたし
とこよく
来
こ
られるんですね。そのときに
今
いま
の
事業
じぎょう
内容
ないよう
を
聞
き
くと、
全
まった
くまたガラッと
変
か
わって、ヘルパーさんの
講習
こうしゅう
も
受
う
けれるようになってるし、なんかそういう
点
てん
でも
事情
じじょう
がわからないので、ちょっと
言
い
いたかったんです。すいません。
短
みじか
く
言
い
えといわれましたので。
◆
立岩
たていわ
:すいません。
時間
じかん
のことで。ということで、お
二
に
方
ぽう
、
若干
じゃっかん
遠慮
えんりょ
がちのようですので、いいですか、なければないで。
会場
かいじょう
の
都合
つごう
と、それから
懇親
こんしん
会
かい
が
半
はん
ちょうどから
始
はじ
まりますので、その
接続
せつぞく
も
考
かんが
えると
今
いま
がだいたいギリギリかなというふうに
思
おも
います。
医療
いりょう
的
てき
ケアっていう、なんかそれ
自体
じたい
よくわかんない
言葉
ことば
ではありますが、それで
検索
けんさく
すると、それこそ
医療
いりょう
的
てき
ケアネットのホームページが2
番目
ばんめ
ぐらいにきますし、それから、
我々
われわれ
は
立
たて
命
いのち
館
かん
で
生存
せいぞん
学
がく
っていう
今
こん
プロジェクトやってますけれども、それが15
番目
ばんめ
ぐらいにきます。かなり
下
した
の
方
ほう
ですけれども。
我々
われわれ
のところであれば、「
生存
せいぞん
学
がく
」っていうので
検索
けんさく
してもらって、そこで「サイト
内
ない
を
検索
けんさく
する」で、「
医療
いりょう
的
てき
ケア」っていうのを
選択
せんたく
していただくと、この
間
あいだ
の
議論
ぎろん
であるとか、あるいは
今日
きょう
の
報告
ほうこく
も
含
ふく
めてですね、
資料
しりょう
的
てき
なもの、それから
各人
かくじん
各様
かくよう
の
意見
いけん
などもご
覧
らん
になれる。
医療
いりょう
的
てき
ケアネットの
方
ほう
が
充実
じゅうじつ
していると
思
おも
いますけれども、そういったものによって、
情報
じょうほう
をいろいろ
捕捉
ほそく
していただければなというふうに
思
おも
います。
議論
ぎろん
をまとめることはできますし、
私
わたし
の
見解
けんかい
を
披露
ひろう
することもできますけれども、それは、
今
いま
までの
議論
ぎろん
で、いろんなポイントっていうのはすでに
明
あき
らかだというふうに
思
おも
いますし、
何
なに
よりも
時間
じかん
がございませんので、
今日
きょう
はここまでというふうにしたいと
思
おも
います。
最後
さいご
に
繰
く
り
返
かえ
し
宣伝
せんでん
になりますけれども、
医療
いりょう
的
てき
ケアネットとそれから
我々
われわれ
の
方
ほう
で、
本
ほん
の
販売
はんばい
用
よう
にいくつか
持
も
ってきております。というので、お
帰
かえ
りの
際
さい
にお
立
た
ち
寄
よ
りいただいて、
購入
こうにゅう
していただければありがたいかなというふうに
思
おも
います。ということで、
今日
きょう
は
本当
ほんとう
に
長時間
ちょうじかん
、
登壇
とうだん
者
しゃ
のお
二
に
人
にん
のみなさん、それからみなさま
全
すべ
て、どうもありがとうございました。これで
終了
しゅうりょう
します。
UP:20110116 REV:20100118(
佐藤
さとう
・穏土
発言
はつげん
修正
しゅうせい
)
◇
在宅
ざいたく
における
医療
いりょう
的
てき
ケアの
現状
げんじょう
と
課題
かだい
(
地域
ちいき
生活
せいかつ
を
考
かんが
える
勉強
べんきょう
会
かい
第
だい
五
ご
回
かい
)
◇
医療
いりょう
的
てき
ケア・2010
◇
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
◇
gCOE
生存
せいぞん
学
がく
・催
TOP
HOME(http://www.arsvi.com)
◇