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清水哲郎『医療現場に臨む哲学』
『医療現場に臨む哲学』
清水 哲郎 19970530 勁草書房,246p.
■清水 哲郎 19970530 『医療現場に臨む哲学』,勁草書房,246p. ISBN: 4326153245 2520 [amazon]/[kinokuniya] ※
■著者のHP http://www.sal.tohoku.ac.jp/~shimizu/PHMD/
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内容(「BOOK」データベースより)
本書は医師や看護婦やメディカル・ソーシャル・ワーカーが患者に向かう際の視点に立って書かれている。そうした視点に立って現場を把握し、「医療とは何か」、「医療の専門家は患者にどのように向かうべきか」といったことを根本的に考えることは、医療実践の専門家にとっては当然のことながら、医療について考えようとする者すべてにとっても少なくとも一旦はすべきことであろう。したがって本書は、医療の専門家ばかりでなく、医療について考えようとしているより広い範囲の方たちを、読者として想定している。
内容(「MARC」データベースより)
医療とは何か。医療の専門家は患者にどのように向かうべきか。医師や看護婦、メディカル・ソーシャル・ワーカーらが患者に向かう際の視点に立って、医療の根本問題を問い直し、医療問題を吟味する。
■目次
第1章 記述することとしての哲学
第2章 より自由であることを目指して―医療行為の目的
第3章 医療者・患者の共同を通して―医療行為のプロセス
第4章 医療行為の倫理原則
第5章 真実を知らせることとしての告知―情報提供をめぐって
第6章 ターミナル・ケアと緩和医療
第7章 生死のコントロール―尊厳ある死と安楽死
第8章 死に向かう人間―時と永遠
■引用
「〈ターミナル・ケア〉が対象となる患者を限定する概念であるのに対し、〈ホスピス・ケア〉が、ケアが行われる場所の規定を核として成立し、そうした場所を設定する当初の考え方からして治療的医療をしないという含意を元来は含む概念であるのに対し、〈緩和(=パリアティブ)医療〉は言葉の元来の意味からいって、何を目的とする医療かを規定する概念である。」(134)
■言及
◆立岩 真也 2005/07/25 「近刊より教科書幾つか」(医療と社会ブックガイド・51),『看護教育』46-07:(医学書院)