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川渕 孝一 『DRG/PPSの全貌と問題点――日本版 診断群別包括支払方式の開発は可能か』
『DRG/PPSの全貌と問題点――日本版 診断群別包括支払方式の開発は可能か』
川渕 孝一 19970701 薬業時報社,212p.
■川渕 孝一 19970701 『DRG/PPSの全貌と問題点――日本版 診断群別包括支払方式の開発は可能か』,薬業時報社,212p. ISBN-10:4840723419 ISBN-13:978-4840723411 2730 [amazon] ※ b s ms
■出版社/著者からの内容紹介
出版社/著者からの内容紹介
現在試行されているDRG/PPSの結果を見ながら、わが国へのDRG導入が行われた場合の基本的な考え方、開発プロセスなどについて8章にわたり述べています。
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、DRGの基本的考え方や開発プロセスを述べるとともに、その精緻化の努力並びにこれを支払方式やマネジメントツールに利用する場合の留意点、そしてDRGの国際的動向についても一定の考察を加えることにする。また、DRGを使った看護料設定の模索やDRGの他にどんな患者疾病分類が存在するかについても述べる。
内容(「MARC」データベースより)
DRGの基本的考え方や開発プロセスを述べると共に、その精緻化の努力やこれを支払方式やマネジメントツールに利用する際の注意点、DRGの国際的動向などについて考察する。〈ソフトカバー〉
出版社からのコメント
DRG/PPSを実施している欧米の現状とその問題点を紹介。すでにわが国でもDRG/PPSは構築の段階から一部について具体的な検討にあるといわれています。本書は日本への導入の可能性についても言及したものです。病院経営、医薬品産業、医師、薬剤師、看護婦にとっても参考となる書籍です。
■目次
第1章 DRG/PPS(診断群別包括支払方式)の全貌
1 今後のヘルスケア・リフォームを占う97年度診療報酬改定
2 DRGとは
3 DRGの発展と経緯
4 DRGを用いた包括支払い方式の効果(米国の例)
5 DRG/PPSの開発ステップ
6 日本版DRG/PPS開発に向けた調査の手順
7 解決すべき点
第2章 DRGはいかにしてつくられたか
1 DRGの起源
2 DRGの開発プロセス
3 DRGの精微化(Refinement)――研究
第3章 DRG包括支払方式の現状と問題点
1 コストベースから包括支払へ
2 包括支払方式の実験とあるべき方向
3 包括支払方式の特徴と課題
4 DRG包括方式支払制度がもたらしたインパクト
5 包括支払方式の今後の課題
6 まとめ
第4章 DRG/PPSに基づく病院マネジメント
1 プロダクト・ライン・マネジメント
2 疾病別原価計算
3 管理会計システムの導入
第5章 DRGを使った看護料設定の模索
1 はじめに
2 DRGと看護密度との関係(DRG and Nursing Intensity)
3 看護度別患者分類(Nursing Patient Classification)
4 看護密度の測定(Measurement of Nursing Intensity)
5 看護密度に関するエール大研究報告(the Yale Study of Nursing Intensity)
6 看護密度のランク付け
7 看護サービスの原価を比較する(costing nursing service)
8 まとめ
第6章 先進諸国におけるDRGの潮流
1 先進諸国におけるDRGの取り組み
2 海外におけるDRGの研究
3 DRG国際比較プロジェクトの成果と課題
第7章 米国における病院外来医療費の包括化
1 APGはどうやって作られたか
2 米国における外来医療の包括化――APG/PPSは制度化されているか
第8章 長期療養患者に対する包括支払方式
1 老人入院医療管理制度の問題点
2 米国における歩み
3 PDGモデルの目的
4 PDGモデルの開発作業
5 患者依存度の時系列変化(施設間の差異)
6 患者依存度の経年変化(個人間の差異)
7 実用性の3要件
8 まとめ
付録
おわりに
索引
■書評・紹介・言及
*作成:鹿島 萌子