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寺岡 衛・江藤 正修 編『戦後左翼はなぜ解体したのか――変革主体再生への展望を探る』
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戦後せんご左翼さよくはなぜ解体かいたいしたのか――変革へんかく主体しゅたい再生さいせいへの展望てんぼうさぐる』

寺岡てらおか まもる江藤えとう ただしおさむ へん 20060105 どう時代じだいしゃ,251p.

last update:20101220

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寺岡てらおか まもる江藤えとう ただしおさむ へん 20060105 『戦後せんご左翼さよくはなぜ解体かいたいしたのか――変革へんかく主体しゅたい再生さいせいへの展望てんぼうさぐる』,どう時代じだいしゃ,251p. ISBN-10:4886835678 ISBN-13:978-4886835673 \1995 [amazon][kinokuniya] sm02 w0112 ※

内容ないよう


内容ないよう(「BOOK」データベースより)
崩壊ほうかいのあとに再生さいせいみちはあるのか?60ねん直面ちょくめんしている日本にっぽん左翼さよく現状げんじょう

内容ないよう(「MARC」データベースより)
崩壊ほうかいのあとに再生さいせいみちはあるのか? 戦後せんご60ねん直面ちょくめんしている戦後せんご日本にっぽん左翼さよく労働ろうどう運動うんどう現状げんじょうについて、だい4インターナショナル日本にっぽん支部しぶ総括そうかつくちに、討論とうろんとインタビューによりとらかえす。

著者ちょしゃ略歴りゃくれき (「BOOK著者ちょしゃ紹介しょうかい情報じょうほう」より)
寺岡てらおか まもる
1935ねんまれ。立命館大学りつめいかんだいがく入学にゅうがく同時どうじ共産党きょうさんとう入党にゅうとう。1956ねん、フルシチョフのスターリン批判ひはん契機けいきだい4インターナショナル日本にっぽん支部しぶ(じゅん)に参加さんか

江藤えとう ただしおさむ
1944ねんまれ。1963ねん社会しゃかい主義しゅぎ青年せいねん同盟どうめい加盟かめい埼玉さいたまけん反戦はんせん事務じむ局長きょくちょうて、1974ねんだい4インター加盟かめい。1977ねん~2004ねんまで『労働ろうどう情報じょうほう事務じむ局員きょくいん(ほんデータはこの書籍しょせき刊行かんこうされた当時とうじ掲載けいさいされていたものです)

目次もくじ


序章じょしょう 転換期てんかんきである今日きょうをどうとらえるのか
 転換期てんかんきをスケッチする
 フォーディズムにもとづく"中流ちゅうりゅう社会しゃかい"の崩壊ほうかい
 "共同きょうどうたいてき市民しみん社会しゃかい"の登場とうじょうと"消費しょうひしゃがた市民しみん社会しゃかい"への転換てんかん
 生活せいかつ革命かくめいともな直接ちょくせつ民主みんしゅ主義しゅぎてきながれの登場とうじょう
 ヨーロッパにおける主体しゅたいげん段階だんかい
 アメリカにおける社会しゃかい分裂ぶんれつあたらしい階級かいきゅう対立たいりつ萌芽ほうが
 ひがしアジアの"反日はんにち"と「市民しみん革命かくめい」のはじまり
 中南米ちゅうなんべいひろがるあらたな変革へんかく構造こうぞう
 消費しょうひ領域りょういきからはじまった日本にっぽん主体しゅたい脆弱ぜいじゃくせい
 グローバリズムと"消費しょうひしゃがた市民しみん社会しゃかい"の結合けつごうすす労働ろうどう劣化れっか
 労働ろうどう復権ふっけん生活せいかつ革命かくめい結合けつごうあらたな政治せいじ潮流ちょうりゅう

だい1 戦後せんご国家こっか社会しゃかいろくねんかえ
 だい1しょう 自民党じみんとう―その成立せいりつ基盤きばん解体かいたい戦後せんご革新かくしん解体かいたい要因よういん
  政官せいかんざいさんかく陣地じんち崩壊ほうかい
  国民こくみんてき抵抗ていこう基盤きばん崩壊ほうかい
  年功序列ねんこうじょれつ資本しほん蓄積ちくせき
  そう力戦りきせん体制たいせい日本にっぽんてきシステム、みんどう左派さは
  前期ぜんき占領せんりょう政策せいさく戦後せんご革新かくしん
  ドッジプランの矛盾むじゅん
  総評そうひょう結成けっせい基本きほん構造こうぞう
 だい2しょう 戦後せんごシステムの発展はってん衰退すいたい分解ぶんかい連合れんごう無力むりょく
  だい吉田よしだ内閣ないかく国家こっか行政ぎょうせい官僚かんりょう政治せいじ官僚かんりょう分離ぶんり
  企業きぎょう私的してき官僚かんりょう政官せいかんざい癒着ゆちゃく構造こうぞう完成かんせい
  日本にっぽん経済けいざい自立じりつから成長せいちょう過程かていへの転換てんかん
  経済けいざいてきこう循環じゅんかん総評そうひょう・JC共存きょうぞんとしての春闘しゅんとう
  高度こうど成長せいちょうまりと春闘しゅんとう構造こうぞうさん分解ぶんかい
  "田中たなか支配しはい"とはなにであったのか
  アメリカ一元いちげん支配しはいへの加担かたんひがしアジア共同きょうどうたい形成けいせい
  閉塞へいそくじょうきょう脱出だっしゅつこうあらたな運動うんどう展開てんかい
 だい3しょう 今日きょう地殻ちかく変動へんどう象徴しょうちょう天皇てんのうせい危機きき
  日本にっぽんてきシステムの解体かいたい
  象徴しょうちょう天皇てんのうせい日本にっぽんてきシステムの相互そうご関係かんけい
  戦後せんご民主みんしゅ主義しゅぎ物質ぶっしつ主義しゅぎ
  地殻ちかく変動へんどう核心かくしん天皇てんのうせい危機きき
  だいいちだい市民しみん革命かくめい同時どうじ進行しんこう困難こんなん
 だい4しょう アジアてき孤立こりつとアジア規模きぼ変革へんかく主体しゅたい
  戦後せんご貫徹かんてつするだい東亜とうあ共栄きょうえいけん差別さべつ意識いしき
  今日きょうの"反日はんにち意識いしき"の基本きほん構造こうぞう
  日本にっぽん外交がいこうたいする反発はんぱつ
  アジアにたいする責任せきにんをふさいだ戦後せんご革新かくしん
  日本にっぽんにおける主体しゅたい決定的けっていてきおく
  アジアてき革新かくしんてき潮流ちょうりゅう登場とうじょう
  生活せいかつ信頼しんらいもとづくアジアてきネットワーク
 だい5しょう 戦後せんご国家こっか再編さいへんとナショナリズムの系譜けいふ
  "自立じりつ国家こっか"再建さいけんかかげた鳩山はとやま政権せいけん
  きし内閣ないかく挫折ざせつ自立じりつ帝国ていこく主義しゅぎ願望がんぼう最終さいしゅうてき終焉しゅうえん
  "はん国家こっか"をえるふたつの選択せんたく

だい2 だいよんインターナショナル日本にっぽん支部しぶ運動うんどうろんてき総括そうかつ(主体しゅたいてき総括そうかつそのいち)
 だい1しょう 50年代ねんだいまつ日本にっぽん共産党きょうさんとう綱領こうりょう論争ろんそう
  国際こくさい分裂ぶんれつとフルシュチョフのスターリン批判ひはん
  共産きょうさん党内とうない社会しゃかい主義しゅぎ革命かくめいみっつの運動うんどう基盤きばん
  全学ぜんがくれんの"機動きどうせんてき政治せいじ主義しゅぎ"
  "陣地じんちせんてきくさ組織そしき"
  平和へいわ擁護ようご闘争とうそうまりと綱領こうりょう論争ろんそう
  いち段階だんかい革命かくめい段階だんかい革命かくめい永久えいきゅう革命かくめい
 だい2しょう だいよんインター(日本にっぽん支部しぶ準備じゅんびかい)の結成けっせい
  西にし武井たけい論争ろんそう過渡かとてき綱領こうりょう
  勤評きんぴょう奈良なら闘争とうそう戦術せんじゅつ急進きゅうしん主義しゅぎ自己じこ批判ひはん
  構造こうぞう改革かいかく過渡かとてき綱領こうりょうか―「関西かんさい」の歴史れきしてき基盤きばん
  労働ろうどう運動うんどうオルグを獲得かくとくした「関西かんさい
  大阪おおさかちゅうでん共産党きょうさんとう分裂ぶんれつとメンバーの獲得かくとく
  "先駆せんくろん"と"労働ろうどう運動うんどう同盟どうめいぐん規定きてい"
  同盟どうめいぐん規定きてい最初さいしょ実践じっせん勤評きんぴょう闘争とうそう
  三池みいけ闘争とうそうにおける過渡かとてき綱領こうりょう実践じっせんてき提起ていき
  日教組にっきょうそ国労こくろう炭労たんろう敗北はいぼくと60ねん安保あんぽ闘争とうそう敗北はいぼく
 だい3しょう だいよんインター(日本にっぽん支部しぶ準備じゅんびかい)の解体かいたい加入かにゅう戦術せんじゅつ
  西にし岡谷おかや路線ろせん批判ひはん青年せいねんインターの結成けっせい
  青年せいねんインターの限界げんかいと"大衆たいしゅうなかへ"
  長期ちょうき加入かにゅう戦術せんじゅつ採用さいよう青年せいねんインターの分裂ぶんれつ
  加入かにゅう戦術せんじゅつ実践じっせん指導しどう崩壊ほうかい
  関西かんさい仙台せんだい関東かんとう加入かにゅう戦術せんじゅつちが
  全国ぜんこくせい解体かいたい地域ちいき主義しゅぎ
  ICPの加入かにゅう戦術せんじゅつさん多摩たま成功せいこう失敗しっぱい
 だい4しょう 加入かにゅう戦術せんじゅつ終焉しゅうえんだいだいよんインターの再建さいけん
  反戦はんせん青年せいねん委員いいんかい急進きゅうしん主義しゅぎをめぐる対立たいりつ
  急進きゅうしん主義しゅぎとの統合とうごうと"大衆たいしゅうなかへ"
  全国ぜんこく反戦はんせん危機きき職場しょくば反戦はんせん産別さんべつ反戦はんせん提起ていき
  "労働ろうどうしゃ"の拠点きょてんとしての『根拠地こんきょち発行はっこう
  『根拠地こんきょち』の解体かいたい反戦はんせん青年せいねん委員いいんかい終焉しゅうえん
 だい5しょう 急進きゅうしん労働ろうどう運動うんどう全労ぜんろうかつから『労働ろうどう情報じょうほう』へ
  全労ぜんろうかつをめぐる路線ろせん対立たいりつ
  連帯れんたいするかい労働ろうどうしゃ委員いいんかい
  自主じしゅ管理かんり闘争とうそうと『労働ろうどう情報じょうほう
  だいいち労働ろうどう情報じょうほう構想こうそう挫折ざせつ

だい3 高野たかのかわどう、構改協会きょうかいしん左翼さよく急進きゅうしん総括そうかつ(主体しゅたいてき総括そうかつその)
 だい1しょう 60年代ねんだい〜70年代ねんだい総括そうかつ前提ぜんてい
  50年代ねんだい後半こうはんのスクラップ&ビルドの性格せいかく
  60年代ねんだい〜70年代ねんだいにかけて公労協こうろうきょう教会きょうかいたした役割やくわり
  高野たかのかわどう見据みすえた過渡かとてき闘争とうそう終焉しゅうえん
  60〜70年代ねんだい総括そうかつの4つの要素ようそ
 だい2しょう 高野たかの可変かへんてき流動りゅうどうせいふくあいてき永続えいぞくてき発展はってん可否かひ
  高野たかのかわどう出発しゅっぱつてん
  高野たかの方法ほうほうろん
  高野たかのみんどう左派さは
  戦略せんりゃく目標もくひょう設定せってい
  可変かへんてき流動りゅうどうせい終焉しゅうえん
 だい3しょう 構造こうぞう改革かいかく破綻はたん没落ぼつらくはなぜしょうじたのか
  高度こうど経済けいざい成長せいちょうについての認識にんしき
  構造こうぞう改革かいかくがめざした理論りろん方法ほうほう
  理論りろん現実げんじつ乖離かいり
  社会党しゃかいとうまれた構造こうぞう改革かいかくろん
 だい4しょう 協会きょうかい社会党しゃかいとう制圧せいあつ要因よういん
  "長期ちょうき抵抗ていこう路線ろせん"の陥穽かんせい
  取引とりひき圧力あつりょくとしての"抵抗ていこう闘争とうそう"ろん
 だい5しょう しん左翼さよく急進きゅうしん総括そうかつ
  60年代ねんだい質的しつてき転換てんかんをとげたしん左翼さよく
  "トータルな否定ひてい"と"自己じこ否定ひてい"
  全共闘ぜんきょうとう反戦はんせん
  分解ぶんかい過程かてい
  消極しょうきょくてき構造こうぞうからされた積極せっきょくせい
  戦後せんご構造こうぞう解体かいたいしたなかでのあたらしい闘争とうそう形態けいたい

だい4 清水しみずまことさんのトータル革命かくめい現代げんだいにおける社会しゃかい革命かくめい
 清水しみずまことさんの3つの提起ていき
 前期ぜんき資本しほん主義しゅぎ資本しほん蓄積ちくせき特徴とくちょう
 政治せいじ革命かくめい主導しゅどう代行だいこうがた前衛ぜんえいとうろん
 なかまもるろん社会しゃかい革命かくめい前提ぜんていになる市民しみん革命かくめい
 市民しみん社会しゃかいかんするグラムシの認識にんしき
 市民しみんてきはん革命かくめい包囲ほういされた代行だいこう主義しゅぎだい転向てんこう
 市民しみん社会しゃかいにおける多数たすうをいかに獲得かくとくするのか
 だい市民しみん革命かくめいとしてのフランスがつろくはちねん革命かくめい
 陣地じんちせん戦略せんりゃく対抗たいこう社会しゃかいのヘゲモニー
 トータル革命かくめいろん内包ないほうする国家こっか社会しゃかいへの吸収きゅうしゅう

終章しゅうしょう 戦後せんご日本にっぽんにおける変革へんかく主体しゅたい解体かいたい再生さいせいへの展望てんぼう
 戦後せんご労働ろうどう運動うんどう解体かいたいしん左翼さよく段階だんかい敗北はいぼく
 ちょうせいでの蓄積ちくせきあたらしい労働ろうどうしゃ運動うんどう
 90年代ねんだいからはじまった全面ぜんめんてき生活せいかつ基盤きばん解体かいたい
 戦略せんりゃくてき攻勢こうせいとしての小泉こいずみ郵政ゆうせい民営みんえい
 小泉こいずみ圧勝あっしょうした浮遊ふゆうする大衆たいしゅう意識いしき
 いち段階だんかい飛躍ひやくした情勢じょうせい対応たいおうするあたらしい戦略せんりゃく

あとがき
参考さんこう文献ぶんけん
関連かんれん年表ねんぴょう

引用いんよう

書評しょひょう紹介しょうかい

言及げんきゅう



作成さくせい竹川たけかわ 慎吾しんご 更新こうしん樋口ひぐち 也寸志やすし
UP:20101010 REV:20101220
労働ろうどう運動うんどう  ◇BOOK
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