(Translated by
https://www.hiragana.jp/
)
AmiVoice
HOME
>
事項
じこう
>
情報
じょうほう
・コミュニケーション/と
障害
しょうがい
者
しゃ
>
AmiVoice
Tweet
last update: 20180728
■
目次
もくじ
□
AmiVoiceを
用
もち
いた
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
情報
じょうほう
支援
しえん
とは
□
AmiVoiceと
他
た
の
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンとの
違
ちが
い
□
参考
さんこう
文献
ぶんけん
□
AmiVoiceを
用
もち
いたテープ
起
お
こしの
方法
ほうほう
について
>TOP
■AmiVoiceを
用
もち
いた
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
情報
じょうほう
支援
しえん
とは
◇
櫻井
さくらい
悟史
さとし
・
鹿島
かしま
萌子
もえこ
・
池田
いけだ
雅広
まさひろ
, 20090926-27,
「
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフトを
用
もち
いた
学習
がくしゅう
権
けん
保障
ほしょう
のための
仕組
しく
み」
,
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
大会
たいかい
, 於:
立命館大学
りつめいかんだいがく
0. はじめに
これまで
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
にたいする、
大学
だいがく
における
講義
こうぎ
等
とう
の
情報
じょうほう
保障
ほしょう
については、
手話
しゅわ
通訳
つうやく
、ノートテイク、パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
などが
用
もち
いられてきた。このうち
手話
しゅわ
通訳
つうやく
は
少
すこ
し
他
た
とは
違
ちが
っているが、ノートテイクやパソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
は
文字
もじ
をなんらかの
媒体
ばいたい
に
書
か
いて
情報
じょうほう
を
伝
つた
えるという
点
てん
で
一致
いっち
している。
本
ほん
研究
けんきゅう
では、この
文字
もじ
を
書
か
いて
情報
じょうほう
を
伝
つた
えるという
点
てん
に
着目
ちゃくもく
したいと
考
かんが
える。ノートテイクやパソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
が
重要
じゅうよう
であるのは
間違
まちが
いない。しかしながら、
要約
ようやく
筆記
ひっき
者
しゃ
にかかる
負担
ふたん
、かかる
人手
ひとで
の
量
りょう
の
多
おお
さといった
問題
もんだい
も
抱
かか
えていることが
事実
じじつ
としてある。そのような
負担
ふたん
を
軽減
けいげん
するよりよい
方法
ほうほう
はないかという
問題
もんだい
意識
いしき
が、
本
ほん
報告
ほうこく
の
基底
きてい
にはある。
そのうえで、
本
ほん
報告
ほうこく
の
目的
もくてき
は、
大学
だいがく
・
大学院
だいがくいん
の
講義
こうぎ
・
各種
かくしゅ
研究
けんきゅう
会
かい
・シンポジウムの
口頭
こうとう
報告
ほうこく
における
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
への
情報
じょうほう
保障
ほしょう
・
学習
がくしゅう
権
けん
保障
ほしょう
を、
音声
おんせい
を
文字
もじ
に
自動
じどう
変換
へんかん
するソフト(
以下
いか
「
音声
おんせい
認識
にんしき
」)によって
行
おこ
なう
仕組
しく
みを
紹介
しょうかい
することにある。
音声
おんせい
認識
にんしき
には、アドバンスト・メディア
社
しゃ
の
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンAmiVoiceを
用
もち
いる。このAmiVoiceは
言語
げんご
モデルをカスタマイズすることで、
認識
にんしき
精度
せいど
を
上
あ
げることが
可能
かのう
なエンジンである。ただし、
現
げん
段階
だんかい
では、AmiVoiceをカスタマイズするためのデータ
集
あつ
めが
終了
しゅうりょう
したにすぎない。そのため、AmiVoiceを
用
もち
いた
認識
にんしき
結果
けっか
等
とう
については、
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
学会
がっかい
大会
たいかい
での
実用
じつよう
で
得
え
られた
知見
ちけん
をふまえ、
別途
べっと
報告
ほうこく
することとする。
本
ほん
報告
ほうこく
は
以下
いか
のような
形
かたち
で
構成
こうせい
されている。(1)ノートテイク・パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
の
問題
もんだい
点
てん
、(2)
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
先行
せんこう
研究
けんきゅう
、(3)AmiVoiceの
概要
がいよう
(
予算
よさん
)、(4)「
支援
しえん
システム」の
構造
こうぞう
図解
ずかい
、(5)
各種
かくしゅ
ソフトの
解説
かいせつ
、(6)AmiVoiceをカスタマイズするためのデータ、
以上
いじょう
をふまえたうえで(7)
今後
こんご
の
課題
かだい
を
示
しめ
したいと
考
かんが
える。
1. ノートテイク・パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
の
問題
もんだい
点
てん
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
の
学習
がくしゅう
支援
しえん
の
主
おも
だったものとして、
筆談
ひつだん
を
中心
ちゅうしん
としたノートテイクとパソコンを
用
もち
いたパソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
とがある。ノートテイクは
音声
おんせい
情報
じょうほう
である
講義
こうぎ
内容
ないよう
を
即時
そくじ
に
紙
かみ
に
書
か
いて
障害
しょうがい
学生
がくせい
へ
伝
つた
える
方法
ほうほう
であり、1
組
くみ
あたり2、3
人
にん
の
支援
しえん
者
しゃ
が、き
取
きと
った
講義
こうぎ
内容
ないよう
を
要約
ようやく
し、
書
か
いて
伝
つた
える。また、
合間
あいま
の
雑談
ざつだん
や
生徒
せいと
とのやり
取
と
り、
学生
がくせい
の
反
はん
応
おう
なども
同様
どうよう
の
方法
ほうほう
で
伝
つた
える。
話
はな
された
内容
ないよう
を
支援
しえん
者
しゃ
が
要約
ようやく
して
書
か
いていくノートテイクにおいて、
伝達
でんたつ
可能
かのう
な
情報
じょうほう
量
りょう
は
全体
ぜんたい
の10〜20%
程度
ていど
にとどまる(
斉藤
さいとう
監修
かんしゅう
:37,64)。また、
話
はな
すスピードと
書
か
くスピードのギャップによって、
授業
じゅぎょう
への
遅
おく
れも
生
しょう
じやすく、
内容
ないよう
の
十分
じゅうぶん
な
伝達
でんたつ
は
困難
こんなん
であるといえる。そのため、
限
かぎ
られた
情報
じょうほう
量
りょう
の
中
なか
で、どれぐらい
効率
こうりつ
よく
正確
せいかく
に
伝
つた
えられるかが
問題
もんだい
となってくる。
従
したが
って、ノートテイクにおいては
支援
しえん
者
しゃ
への
技術
ぎじゅつ
訓練
くんれん
が
必要
ひつよう
であるといえ、
実際
じっさい
に
講座
こうざ
などを
開
ひら
いて
練習
れんしゅう
の
場
ば
などをあらかじめ
設
もう
けるなどの
取
と
り
組
く
みが
多
おお
くなされている。
パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
も
基本
きほん
的
てき
にノートテイクと
同
おな
じ
方法
ほうほう
をとる。パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
専
せん
門
もん
のパソコンではなく、
市販
しはん
のパソコンを
活用
かつよう
するため、
支援
しえん
者
しゃ
のタイピング
能力
のうりょく
によって
全体
ぜんたい
の
伝達
でんたつ
可能
かのう
な
情報
じょうほう
量
りょう
に30%から70%
程度
ていど
までの
差
さ
が
生
しょう
じるが(
斉藤
さいとう
監修
かんしゅう
2002:44)、ノートテイクに
比
くら
べ、より
多
おお
くの
情報
じょうほう
が
伝
つた
えられるとされている。パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
においても、ノートテイクと
同様
どうよう
に
内容
ないよう
要約
ようやく
の
技術
ぎじゅつ
訓練
くんれん
が
必要
ひつよう
であるが、それに
加
くわ
え、パソコンの
扱
あつか
い、タッチタイピングなどの
専門
せんもん
技術
ぎじゅつ
が
求
もと
められる。
以上
いじょう
から、
両者
りょうしゃ
の
問題
もんだい
点
てん
として
次
つぎ
のことが
言
い
える。まず、
情報
じょうほう
の
欠落
けつらく
の
問題
もんだい
である。
限
かぎ
られた
情報
じょうほう
量
りょう
での
要約
ようやく
では、
支援
しえん
者
しゃ
が
情報
じょうほう
を
聞
き
き
落
お
としてしまう
可能
かのう
性
せい
がある。また、
文字
もじ
伝達
でんたつ
の
速度
そくど
・
遅延
ちえん
の
問題
もんだい
がある。そして
最後
さいご
に、
支援
しえん
者
しゃ
には
事前
じぜん
訓練
くんれん
や
習熟
しゅうじゅく
した
技術
ぎじゅつ
が
必要
ひつよう
であることから、
人材
じんざい
育成
いくせい
の
問題
もんだい
がある。
支援
しえん
者
しゃ
に
関
かん
して
述
の
べるなら、
専門
せんもん
用語
ようご
が
飛
と
び
交
か
う
講義
こうぎ
において、
支援
しえん
者
しゃ
も
事前
じぜん
学習
がくしゅう
等
とう
によってある
程度
ていど
の
講義
こうぎ
に
関
かん
する
知識
ちしき
を
有
ゆう
することが
必要
ひつよう
となってくるといえる。
これら
三
みっ
つの
問題
もんだい
点
てん
を
全
すべ
て
解消
かいしょう
することは
難
むずか
しいが、
三
みっ
つの
問題
もんだい
点
てん
がはらんでいる
負担
ふたん
を
少
すこ
しでも
軽減
けいげん
させる
方法
ほうほう
があると
考
かんが
えられる。それが、
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
方法
ほうほう
である。
2.
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
先行
せんこう
研究
けんきゅう
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
先行
せんこう
研究
けんきゅう
としては、NTTサイバースペース
研究所
けんきゅうじょ
(
以下
いか
、「NTT」)による
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
への
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支
ささえ
に
関
かん
する
一連
いちれん
の
研究
けんきゅう
が
挙
あ
げられる(註1)。
NTTでは、NTTが
独自
どくじ
に
開発
かいはつ
した
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンVoiceRexを
用
もち
いている。この
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンは、
約
やく
20
分
ふん
程度
ていど
の
音声
おんせい
を
用
もち
いて、
話者
わしゃ
適応
てきおう
を
行
おこ
なう
必要
ひつよう
がある。
言語
げんご
モデルは
汎用
はんよう
モデル(
登録
とうろく
単語
たんご
数
すう
約
やく
63000
語
ご
)を
使用
しよう
しており、
未知
みち
の
単語
たんご
は
辞書
じしょ
に
追加
ついか
登録
とうろく
することで
補
おぎな
っている。NTTの
先行
せんこう
研究
けんきゅう
では、
話者
わしゃ
が
音声
おんせい
認識
にんしき
を
意識
いしき
して
話
はな
すことで8
割
わり
程度
ていど
の
認識
にんしき
率
りつ
が
得
え
られることがわかった。しかし、
認識
にんしき
結果
けっか
そのままでは
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
了解
りょうかい
率
りつ
は6
割
わり
程度
ていど
にしか
達
たっ
しなかった。ただし、
認識
にんしき
結果
けっか
はそのままで、その
真下
ました
に
訂正
ていせい
語句
ごく
を
追記
ついき
することで、9
割
わり
程度
ていど
の
了解
りょうかい
率
りつ
が
得
え
られることが
判明
はんめい
している(
水島
みずしま
・
織田
おだ
・
政
せい
瀧
たき
・
古家
ふるや
・
片岡
かたおか
2007)(
織田
おだ
・
水島
みずしま
・
古家
ふるや
・
片岡
かたおか
2007)。ただ、
話者
わしゃ
や
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
にかかる
負担
ふたん
も
大
おお
きかったため、それを
軽減
けいげん
させるために
訂正
ていせい
語句
ごく
の
表示
ひょうじ
方式
ほうしき
に
工夫
くふう
を
施
ほどこ
すなどして(
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
片岡
かたおか
章
あきら
俊
しゅん
2008)、
改善
かいぜん
策
さく
を
探
さぐ
るなどしている。
NTTの
先行
せんこう
研究
けんきゅう
の
特徴
とくちょう
は、
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジン
自体
じたい
に
手
て
を
加
くわ
えずに
音声
おんせい
認識
にんしき
率
りつ
の
向上
こうじょう
を
模索
もさく
している
点
てん
、
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
をいかに
効率
こうりつ
よく
行
おこ
なうかを、
話者
わしゃ
、
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
、
訂正
ていせい
者
しゃ
の
三
さん
者
しゃ
に
注目
ちゅうもく
しつつ
模索
もさく
している
点
てん
である。
これに
対
たい
し、
本
ほん
研究
けんきゅう
で
用
もち
いるAmiVoiceは
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジン(より
正確
せいかく
には
言語
げんご
モデル)をカスタマイズすることで
音声
おんせい
認識
にんしき
率
りつ
の
向上
こうじょう
を
図
はか
る
点
てん
、
複数
ふくすう
の
訂正
ていせい
者
しゃ
によって
同時
どうじ
に
訂正
ていせい
を
施
ほどこ
すことで
訂正
ていせい
者
しゃ
の
負担
ふたん
の
軽減
けいげん
を
図
はか
る
点
てん
などの
違
ちが
いがある。
以下
いか
、
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンAmiVoiceと、それに
連動
れんどう
する
各種
かくしゅ
ソフトの
説明
せつめい
を
行
おこ
なう。
3. AmiVoiceとは
AmiVoiceとは、
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンのことである。
本
ほん
研究
けんきゅう
で
用
もち
いるのは、AmiVoiceの
応
おう
用例
ようれい
の
一
ひと
つである「
議事
ぎじ
録
ろく
作成
さくせい
支援
しえん
システム」(
以下
いか
「
支援
しえん
システム」)である。
「
支援
しえん
システム」は、
以下
いか
のようなソフトから
成
な
り
立
た
っている。
第
だい
一
いち
に
音声
おんせい
を
認識
にんしき
し、それを
文字
もじ
化
か
する「AmiVoice Recorder」(150
万
まん
円
えん
/1ライセンス、
以下
いか
「レコーダー」)(註2)。
第
だい
二
に
に
音声
おんせい
認識
にんしき
結果
けっか
を
編集
へんしゅう
するための「AmiVoice Rewriter」(50
万
まん
円
えん
/1ライセンス、
以下
いか
「リライター」)。
第
だい
三
さん
に
認識
にんしき
結果
けっか
を
向上
こうじょう
させるための「
言語
げんご
モデルカスタマイズ」(300
万
まん
円
えん
)。
複数
ふくすう
台
だい
のリライターを
用
もち
いて、リアルタイムで
議事
ぎじ
録
ろく
を
作成
さくせい
するための「ControlServer」(50
万
まん
円
えん
/1ライセンス。
以下
いか
、「コントロールサーバー」)。そして、
今後
こんご
商品
しょうひん
化
か
されることになるという、
認識
にんしき
結果
けっか
をリアルタイムで
表示
ひょうじ
する「ControlServerViewer」(
以下
いか
、ビューアー)である。
以上
いじょう
のソフトに
加
くわ
え、
別途
べっと
用意
ようい
したものとしては、
音声
おんせい
を
吹
ふ
き
込
こ
むためのタイピンマイクセット
二
ふた
つ(UT16A+MR-SU3、UHFワイヤレス・レシーバーATW-R103/P)、
音声
おんせい
を
認識
にんしき
する
際
さい
、そのノイズは
可能
かのう
な
限
かぎ
り
除去
じょきょ
した
方
ほう
がよいので(AmiVoiceには、すでに
強力
きょうりょく
なノイズ
排除
はいじょ
技術
ぎじゅつ
が
搭載
とうさい
されているが)、ノイズを
除去
じょきょ
するための
装置
そうち
であるオーディオ・インターフェイス「EDIROL 24bit96
kHz
きろへるつ
USB Audio Capture UA-25EX」などである。
このAmiVoiceの
特徴
とくちょう
は、VoiceRexと
違
ちが
い、
話者
わしゃ
適応
てきおう
(
話者
わしゃ
のクセなどを
学習
がくしゅう
させること)の
必要
ひつよう
が
全
まった
くないことである。
話者
わしゃ
適応
てきおう
がないことがどのような
利点
りてん
をもたらすかというと、たとえばVoiceRexで
複数
ふくすう
人
じん
の
会話
かいわ
を
音声
おんせい
認識
にんしき
しようと
思
おも
うと、
話者
わしゃ
が
交代
こうたい
するたびに、その
話者
わしゃ
に
合
あ
わせて
話者
わしゃ
適応
てきおう
させた
音響
おんきょう
モデルに
切
き
り
替
か
える
作業
さぎょう
が
必要
ひつよう
となるが、AmiVoiceの
場合
ばあい
その
必要
ひつよう
は
全
まった
くなく、そのまま
使用
しよう
することが
可能
かのう
である。
また、AmiVoiceの「
支援
しえん
システム」とVoiceRexを
用
もち
いた
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
システムとの
違
ちが
いは、
言語
げんご
モデルをカスタマイズ
出来
でき
る
点
てん
にある(註3)。すなわち、
大学
だいがく
や
大学院
だいがくいん
での
講義
こうぎ
は
数
すう
多
おお
くの
専門
せんもん
用語
ようご
が
用
もち
いられる。また、
学問
がくもん
分野
ぶんや
によって、その
専門
せんもん
用語
ようご
はかなり
異
こと
なる。たとえば、
社会
しゃかい
科学
かがく
系
けい
の
専門
せんもん
用語
ようご
と
理工
りこう
学
がく
系
けい
の
専門
せんもん
用語
ようご
は
全
まった
く
違
ちが
う。そのような
専門
せんもん
用語
ようご
を、
単語
たんご
だけでなく、その
文脈
ぶんみゃく
も
含
ふく
めて
言語
げんご
モデルに
学習
がくしゅう
させることで、
認識
にんしき
精度
せいど
を
高
たか
めることができるのが、AmiVoiceの
支援
しえん
システムである。さらに、
複数
ふくすう
のカスタマイズしたエンジンを
搭載
とうさい
することも
可能
かのう
であるため(ただし、お
金
かね
はかかる)、その
状況
じょうきょう
に
応
おう
じたエンジンを
選択
せんたく
すれば、
大学
だいがく
や
大学院
だいがくいん
での
幅広
はばひろ
い
講義
こうぎ
に
対応
たいおう
することも、
理論
りろん
上
じょう
は
可能
かのう
である。このような
言語
げんご
モデルカスタマイズを
用
もち
いた
応
おう
用例
ようれい
として
挙
あ
げられるのは、
音声
おんせい
認識
にんしき
による
電子
でんし
カルテなどの
医療
いりょう
記録
きろく
の
作成
さくせい
であろう(註4)。
ただ、
一
ひと
つ
断
ことわ
っておかなければならない
点
てん
は、「
支援
しえん
システム」がそもそも
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
のためのツールとして
開発
かいはつ
されたのではないという
点
てん
である。それは、あくまで
議事
ぎじ
録
ろく
を
残
のこ
すために
作成
さくせい
されたシステムであり、
本
ほん
研究
けんきゅう
ではそれを
応用
おうよう
しているにすぎない。よって、たとえば
今後
こんご
、
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
の
実験
じっけん
結果
けっか
が
芳
かんば
しくないことがあったとしても、それは
議事
ぎじ
録
ろく
作成
さくせい
を
目的
もくてき
とした「
支援
しえん
システム」の
使用
しよう
価値
かち
、ならびにAmiVoiceの
使用
しよう
価値
かち
を
下
さ
げるものでは
決
けっ
してないことだけ
銘記
めいき
しておく。
4. 「
支援
しえん
システム」を
用
もち
いた
情報
じょうほう
保障
ほしょう
システムの
構造
こうぞう
図解
ずかい
今回
こんかい
、「
支援
しえん
システム」を
用
もち
いた
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
にたいする
情報
じょうほう
保障
ほしょう
システム(
以下
いか
、「
情報
じょうほう
システム」)には3
台
だい
のパソコンを
用
もち
いる。これら3
台
だい
のパソコンは、ルーターを
介
かい
して、
無線
むせん
LANでつながれている。
以下
いか
、
図
ず
を
参照
さんしょう
しながら
解説
かいせつ
する。(
図
ず
)
パソコン1(CF-Y7AWDAXS)ではレコーダーとリライターを
使用
しよう
する。レコーダーで
音声
おんせい
を
録音
ろくおん
するため、パソコン2にオーディオ・インタフェイスをつなぎ、それをワイヤレス・レシーバーにつなぐ。ワイヤレス・レシーバーは、
話者
わしゃ
の
持
も
つワイヤレス・マイクロフォンから
送
おく
られてくる
電波
でんぱ
を
受信
じゅしん
、オーディオ・インターフェイスによってノイズが
除去
じょきょ
され、そのノイズが
除去
じょきょ
された
音声
おんせい
をレコーダーで
録音
ろくおん
し、コントロール・サーバーで
認識
にんしき
することで、
音声
おんせい
をテキスト
化
か
することが
可能
かのう
となる。そのテキストをリライターで
編集
へんしゅう
し、
誤認
ごにん
識を
修正
しゅうせい
する。
パソコン2はリライターのみを
使用
しよう
する。1
台
だい
だけで
誤認
ごにん
識を
修正
しゅうせい
することは、かかる
時間
じかん
の
観点
かんてん
からも、また
修正
しゅうせい
者
しゃ
にかかる
負担
ふたん
の
観点
かんてん
からも
効率
こうりつ
的
てき
ではない。そこで、
本件
ほんけん
急
きゅう
では2
台
だい
のパソコンを
用
もち
いて
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
を
施
ほどこ
すことにした。また
最低
さいてい
2
台
だい
のリライターを
用
もち
いることで、
話者
わしゃ
の
音声
おんせい
を
少
すく
ないタイムラグでスクリーンに
投影
とうえい
することも
可能
かのう
となる。ただし、2
台
だい
のリライターを
用
もち
いるので、
当然
とうぜん
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
者
しゃ
として2
名
めい
の
人間
にんげん
が
必要
ひつよう
になる。また、
話者
わしゃ
の
発話
はつわ
を
別
べつ
の
人間
にんげん
がリスピークする
場合
ばあい
(註5)、
追加
ついか
で1
名
めい
必要
ひつよう
となる。コントロール・サーバーとビューアーは、
可能
かのう
であれば
見守
みまも
る
人間
にんげん
がいた
方
ほう
がよいが、
基本
きほん
的
てき
にソフトを
立
た
ち
上
あ
げたあとは
放
はな
っておいてもよいので、
新
あら
たに
人員
じんいん
を
割
さ
く
必要
ひつよう
はない。
パソコン3(PC-VJ25AAZ77)はコントロール・サーバーとビューアーを
使用
しよう
するためのパソコンで、
同
どう
パソコンをプロジェクターにつなぐことで、
誤認
ごにん
識
修正
しゅうせい
後
ご
の
音声
おんせい
認識
にんしき
結果
けっか
をスクリーンに
表示
ひょうじ
させる。パソコン1が、3
台
だい
のパソコンの
中
なか
で
最
もっと
も
負荷
ふか
がかかるパソコンであるので、3
台
だい
の
中
なか
では
一番
いちばん
スペックの
高
たか
いパソコンを
使用
しよう
している(Intel Core(TM)2 Duo、2.53GHz、1.96GB RAM)。
5.
各種
かくしゅ
ソフトの
説明
せつめい
5.1 AmiVoice Recorder5.22
レコーダーは
音声
おんせい
を
録音
ろくおん
し、
認識
にんしき
するソフトである(コントロール・サーバーを
使
つか
った
場合
ばあい
、
録音
ろくおん
のみの
機能
きのう
となる)。まず、
音声
おんせい
デバイスを
選択
せんたく
し(
本
ほん
報告
ほうこく
ではオーディオ・インターフェイス「EDIROL 24bit96
kHz
きろへるつ
USB Audio Capture UA-25EX」のこと)、
次
つぎ
にエンジンモードを
選択
せんたく
する(つまり、この
段階
だんかい
で、
複数
ふくすう
のエンジンモードを
搭載
とうさい
していれば、
状況
じょうきょう
に
応
おう
じてエンジンモードを
切
き
り
変
か
えることが
可能
かのう
である)。
以上
いじょう
の
操作
そうさ
を
終
お
えたならば、あとは、「
録音
ろくおん
する」、「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
行
おこな
う」、「チャンネル」のチェックボックスにチェックを
入
い
れ、
録音
ろくおん
ボタンを
押
お
すだけ。もしも、
複数
ふくすう
の
話者
わしゃ
が
存在
そんざい
する
場合
ばあい
、
話者
わしゃ
振
ふ
り
分
わ
け
機能
きのう
を
使
つか
い、
話者
わしゃ
の
識別
しきべつ
を
行
おこ
なうことも
可能
かのう
である。また、エンジンモードの
下
した
には、どのぐらいの
音量
おんりょう
かを
示
しめ
すバーがある。このバーを
振
ふ
り
切
き
るほど
音量
おんりょう
がある
場合
ばあい
には、バーのすぐ
左
ひだり
隣
とな
りにある
音量
おんりょう
調整
ちょうせい
ボタンで、
適正
てきせい
な
音量
おんりょう
レベルに
調整
ちょうせい
することもできる。
録音
ろくおん
を
開始
かいし
すると、
画面
がめん
下部
かぶ
の
音声
おんせい
認識
にんしき
結果
けっか
表示
ひょうじ
部
ぶ
に、
文字通
もじどお
り
認識
にんしき
された
結果
けっか
が
表示
ひょうじ
される。ここで
認識
にんしき
結果
けっか
を
修正
しゅうせい
することなどはできない。
認識
にんしき
結果
けっか
を
修正
しゅうせい
するにはリライターが
必要
ひつよう
となってくる。
5.2 AmiVoice Rewriter5.2
リライターは、レコーダーが
認識
にんしき
しテキスト
変換
へんかん
したものを
修正
しゅうせい
するためのソフトである。
編集
へんしゅう
の
作業場
さぎょうば
である
画面
がめん
に、
音声
おんせい
の
波形
はけい
、
認識
にんしき
結果
けっか
編集
へんしゅう
ウィンドウ、
単語
たんご
候補
こうほ
一覧
いちらん
、
発話
はつわ
者
しゃ
、
開始
かいし
・
終了
しゅうりょう
時間
じかん
、
認識
にんしき
結果
けっか
、
編集
へんしゅう
結果
けっか
が
表示
ひょうじ
される。まず
認識
にんしき
候補
こうほ
を
選択
せんたく
すると、
音声
おんせい
が
自動
じどう
再生
さいせい
される。
次
つぎ
に
再生
さいせい
された
音声
おんせい
から
認識
にんしき
結果
けっか
を
修正
しゅうせい
・
確定
かくてい
し、wordなどのテキストデータへ
書
か
き
起
お
こすのが、リライターの
一連
いちれん
の
作業
さぎょう
である。
リライターの
特徴
とくちょう
としては、まず、
発話
はつわ
の
切
き
れ
目
め
ごとに
認識
にんしき
結果
けっか
が
区切
くぎ
られているため、
該当
がいとう
箇所
かしょ
の
文章
ぶんしょう
を
繰
く
り
返
かえ
し
再生
さいせい
して、
認識
にんしき
結果
けっか
を
修正
しゅうせい
することが
可能
かのう
な
点
てん
が
挙
あ
げられる。
巻
ま
き
戻
もど
し
機能
きのう
といったものはないが、キーボードのCtrl+スペースキーで
指定
してい
したカーソル
内
ない
の
音声
おんせい
はすぐに
聞
き
き
直
なお
すこともできる。
他
た
には、
再生
さいせい
スピードの
変更
へんこう
も
可能
かのう
で、
認識
にんしき
結果
けっか
は
分割
ぶんかつ
することも、
複数
ふくすう
を
結合
けつごう
することも
可能
かのう
である。また、
誤
あやま
った
認識
にんしき
結果
けっか
箇所
かしょ
には、
入力
にゅうりょく
結果
けっか
の
他
ほか
に
認識
にんしき
候補
こうほ
単語
たんご
が
一覧
いちらん
として
表示
ひょうじ
される。そのため、
候補
こうほ
の
単語
たんご
を
選択
せんたく
することで
修正
しゅうせい
することも
可能
かのう
である。だが、
切
き
れ
目
め
の
位置
いち
によっては、
発話
はつわ
の
語尾
ごび
などが
欠
か
けてしまうことがある。
欠
か
けた
語尾
ごび
は
次
つぎ
の
認識
にんしき
結果
けっか
に
含
ふく
まれることもあれば、
文字
もじ
化
か
されないこともある。これは、
認識
にんしき
範囲
はんい
を
広
ひろ
げれば
解消
かいしょう
されるが、リアルタイムでは
困難
こんなん
だといえる。
修正
しゅうせい
が
終
お
わったら、Ctrl+Enterキーを
押
お
すことで、
編集
へんしゅう
結果
けっか
を
確定
かくてい
させる。すると、ビューアーにその
編集
へんしゅう
結果
けっか
が
表示
ひょうじ
される。
5.3 AmiVoice ControlServer5.0+ AmiVoice ControlServer Viewer
コントロール・サーバーとは、
複数
ふくすう
台
だい
のパソコンで、
認識
にんしき
結果
けっか
を
同時
どうじ
にリアルタイムで
編集
へんしゅう
するためのソフトである。コントロール・サーバーを
使用
しよう
する
場合
ばあい
、レコーダーは
録音
ろくおん
した
音声
おんせい
をサーバーに
送
おく
る
機能
きのう
を
果
は
たすだけで、
音声
おんせい
認識
にんしき
やデータの
保存
ほぞん
はサーバー
側
がわ
のパソコンで
行
おこ
なわれることになる。つまり、メインのパソコンは、コントロール・サーバーを
使用
しよう
しているパソコンとなり、その
他
た
のパソコンはいわば
付属
ふぞく
のような
形
かたち
になる。そのため、サーバーのパソコンをホストコンピュータともいう。そして、そのホストコンピュータと
他
た
のパソコンが、ローカルネットワークを
介
かい
し、ファイルを
共有
きょうゆう
することで、サーバーに
保存
ほぞん
されたデータを
複数
ふくすう
台
だい
のパソコンでいじることが
可能
かのう
となる。
元
もと
になるデータが
一
ひと
つしかないため、
複数
ふくすう
台
だい
のパソコンで
同時
どうじ
に
編集
へんしゅう
したとしても、
混乱
こんらん
が
生
しょう
じないのである。
ビューアーについて
述
の
べる
前
まえ
に、NTTの
先行
せんこう
研究
けんきゅう
を
再
ふたた
び
参照
さんしょう
したい。
先行
せんこう
研究
けんきゅう
では、
認識
にんしき
した
音声
おんせい
を
表示
ひょうじ
させる
方法
ほうほう
として3つのタイプが
挙
あ
げられている。まず、(a)
追記
ついき
型
がた
訂正
ていせい
方式
ほうしき
(
誤
あやま
認識
にんしき
された
語句
ごく
のすぐ
下
か
に
訂正
ていせい
語句
ごく
を
表示
ひょうじ
する
方式
ほうしき
)であるが、この
方式
ほうしき
は
研究
けんきゅう
が
進
すす
むにつれ、どの
誤認
ごにん
識の
語句
ごく
に
訂正
ていせい
語句
ごく
をあてはめて
読
よ
めばよいか
分
わ
かりづらい
欠点
けってん
が
指摘
してき
された。
次
つぎ
に、その
改善
かいぜん
策
さく
として、(b)
速報
そくほう
型
がた
訂正
ていせい
方式
ほうしき
(
認識
にんしき
した
語句
ごく
をそのまま
出力
しゅつりょく
、
誤認
ごにん
識箇
所
しょ
を
訂正
ていせい
語句
ごく
で
置
お
き
換
か
え、
置
お
き
換
か
えた
部分
ぶぶん
には
下線
かせん
を
引
ひ
く)、(c)
確定
かくてい
型
がた
訂正
ていせい
方式
ほうしき
(
認識
にんしき
した
語句
ごく
をそのまま
出力
しゅつりょく
せず、
訂正
ていせい
した
後
のち
に
表示
ひょうじ
させる)が
考案
こうあん
された。この
二
ふた
つの
方式
ほうしき
は、どちらも(a)より
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
心的
しんてき
負担
ふたん
が
小
ちい
さくなることが
実験
じっけん
によって
確認
かくにん
されたが、(b)と(c)のどちらがより
良
よ
い
方式
ほうしき
であるかについては、どちらにも
一長一短
いっちょういったん
があり、
評価
ひょうか
が
分
わ
かれることになった。しかし、NTTでは
話者
わしゃ
および
訂正
ていせい
者
しゃ
の
心的
しんてき
負担
ふたん
、
会議
かいぎ
効率
こうりつ
の
面
めん
から(b)の
方式
ほうしき
の
方
ほう
が
良
よ
いことを
考慮
こうりょ
し、その
後
ご
は(b)の
改良
かいりょう
が
進
すす
められている(
織田
おだ
・
水島
みずしま
・
古家
ふるや
・
片岡
かたおか
2008:108)。
話
はなし
を
戻
もど
すと、アドバンスト・メディア
社
しゃ
からビューアーについて、
以下
いか
の
三
みっ
つの
方式
ほうしき
が
提案
ていあん
された。A
確定
かくてい
部分
ぶぶん
の
前
まえ
に
未
み
確定
かくてい
箇所
かしょ
がある
場合
ばあい
、
未
み
確定
かくてい
箇所
かしょ
は
空白
くうはく
で
出力
しゅつりょく
するか、B
確定
かくてい
部分
ぶぶん
の
前
まえ
に
未
み
確定
かくてい
箇所
かしょ
がある
場合
ばあい
、
未
み
確定
かくてい
箇所
かしょ
は
出力
しゅつりょく
せずに
詰
つ
めるか、C
確定
かくてい
部分
ぶぶん
の
前
まえ
に
未
み
確定
かくてい
箇所
かしょ
がある
場合
ばあい
、
後
うし
ろの
確定
かくてい
部分
ぶぶん
はまだ
出力
しゅつりょく
しないか。
本
ほん
研究
けんきゅう
では、NTTの
先行
せんこう
研究
けんきゅう
の
知見
ちけん
をふまえたうえで、AとCの
二
ふた
つの
方式
ほうしき
を
選択
せんたく
することにした。そのため、
本
ほん
報告
ほうこく
で
用
もち
いたビューアーには、「
連続
れんぞく
表示
ひょうじ
モード」(
確定
かくてい
型
がた
訂正
ていせい
方式
ほうしき
に
近
ちか
いもの)、「
認識
にんしき
結果
けっか
を
表示
ひょうじ
する」モード(
速報
そくほう
型
がた
訂正
ていせい
方式
ほうしき
に
近
ちか
いもの)の
二
ふた
つのモードが
搭載
とうさい
されている。
前者
ぜんしゃ
は、
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
が
終
お
わったテキストから
表示
ひょうじ
していくモードである。
後者
こうしゃ
は、
認識
にんしき
結果
けっか
が
全
すべ
て
薄
うす
い
灰色
はいいろ
の
文字
もじ
で
表示
ひょうじ
され、
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
が
終
お
わり、それを
確定
かくてい
すると、
灰色
はいいろ
の
文字
もじ
が
黒字
くろじ
に
変
か
わる
仕組
しく
みとなっている。この
二
ふた
つのモードは、
使用
しよう
する
前
まえ
の
設定
せってい
で
簡単
かんたん
に
切
き
り
替
か
え
可能
かのう
である。ビューアーにおける
文字
もじ
の
表示
ひょうじ
のされ
方
かた
は、まっ
白
しろ
な
画面
がめん
に
黒
くろ
い
字
じ
が
現
あらわ
れるといったものである。
字
じ
のフォント・スタイル・サイズ・
使用
しよう
言語
げんご
(
日本語
にほんご
・
欧文
おうぶん
・ギリシャ
語
ご
・トルコ
語
ご
・バルト
言語
げんご
・
中央
ちゅうおう
ヨーロッパ
言語
げんご
・キリル
言語
げんご
)は
自由
じゆう
に
変
か
えることができる。
6. AmiVoiceの
言語
げんご
モデルをカスタマイズするためのデータ
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
学会
がっかい
大会
たいかい
で
実験
じっけん
的
てき
に「
情報
じょうほう
システム」を
使用
しよう
するにあたり、
言語
げんご
モデルのカスタマイズを
行
おこ
なった。そのために、これまで
集
あつ
めた
音声
おんせい
データとテキストデータは
以下
いか
の
通
とお
りである。
[
音声
おんせい
データ+テキストデータ=vtext]
・
立命館大学
りつめいかんだいがく
大学院
だいがくいん
先端
せんたん
総合
そうごう
学術
がくじゅつ
研究
けんきゅう
科
か
公共
こうきょう
論
ろん
史
し
(
担当
たんとう
講師
こうし
:
立岩
たていわ
真
しん
也):18
時
じ
間
あいだ
[テキストデータ]
・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 1995, 「
自立
じりつ
の
技法
ぎほう
」,
安積
あさか
純子
じゅんこ
・
尾中
おちゅう
文
ぶん
哉・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 『
生
なま
の
技法
ぎほう
―─
家
いえ
と
施設
しせつ
を
出
で
て
暮
く
らす
障害
しょうがい
者
しゃ
の
社会
しゃかい
学
がく
』,
藤原
ふじわら
書店
しょてん
,
第
だい
6
章
しょう
, pp.147-164
・――――, 1995, 「「
出
で
て
暮
く
らす」
生活
せいかつ
」,
安積
あさか
純子
じゅんこ
・
尾中
おちゅう
文
ぶん
哉・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 『
生
なま
の
技法
ぎほう
―─
家
いえ
と
施設
しせつ
を
出
で
て
暮
く
らす
障害
しょうがい
者
しゃ
の
社会
しゃかい
学
がく
』,
藤原
ふじわら
書店
しょてん
,
第
だい
2
章
しょう
, pp.57-74
・――――, 1995, 「はやく・ゆっくり──
自立
じりつ
生活
せいかつ
運動
うんどう
の
生成
せいせい
と
展開
てんかい
」,
安積
あさか
純子
じゅんこ
・
尾中
おちゅう
文
ぶん
哉・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 『
生
なま
の
技法
ぎほう
──
家
いえ
と
施設
しせつ
を
出
で
て
暮
く
らす
障害
しょうがい
者
しゃ
の
社会
しゃかい
学
がく
増補
ぞうほ
改訂
かいてい
版
ばん
』,
藤原
ふじわら
書店
しょてん
,
第
だい
7
章
しょう
, pp.165-226
・――――, 1995, 「
私
わたし
が
決
き
め、
社会
しゃかい
が
支
ささ
える、のを
当事
とうじ
者
しゃ
が
支
ささ
える──
介助
かいじょ
システム
論
ろん
」,
安積
あさか
純子
じゅんこ
・
尾中
おちゅう
文
ぶん
哉・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 『
生
なま
の
技法
ぎほう
──
家
いえ
と
施設
しせつ
を
出
で
て
暮
く
らす
障害
しょうがい
者
しゃ
の
社会
しゃかい
学
がく
増補
ぞうほ
改訂
かいてい
版
ばん
』,
藤原
ふじわら
書店
しょてん
,
第
だい
8
章
しょう
, pp.227-265
・――――, 1995, 「
自立
じりつ
生活
せいかつ
センターの
挑戦
ちょうせん
」,
安積
あさか
純子
じゅんこ
・
尾中
おちゅう
文
ぶん
哉・
岡原
おかはら
正幸
まさゆき
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 『
生
なま
の
技法
ぎほう
──
家
いえ
と
施設
しせつ
を
出
で
て
暮
く
らす
障害
しょうがい
者
しゃ
の
社会
しゃかい
学
がく
増補
ぞうほ
改訂
かいてい
版
ばん
』,
藤原
ふじわら
書店
しょてん
,
第
だい
9
章
しょう
, pp.267-321
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 2000, 『
弱
よわ
くある
自由
じゆう
へ――
自己
じこ
決定
けってい
・
介護
かいご
・
生死
せいし
の
技術
ぎじゅつ
』,
青土
おうづち
社
しゃ
・
立岩
たていわ
真
しん
也, 2004, 『ALS――
不動
ふどう
の
身体
しんたい
と
息
いき
する
機械
きかい
』,
医学書院
いがくしょいん
・2008, 「
異
こと
なる
身体
しんたい
のもとでの
交信
こうしん
――
本当
ほんとう
の
実用
じつよう
のための
仕組
しくみ
と
思想
しそう
」,
科学
かがく
研究
けんきゅう
費
ひ
・
新
しん
学術
がくじゅつ
領域
りょういき
研究
けんきゅう
(
研究
けんきゅう
課題
かだい
提案
ていあん
型
がた
)
提出
ていしゅつ
書類
しょるい
(
一部
いちぶ
略
りゃく
)
・2009, 「
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
学会
がっかい
大会
たいかい
報告
ほうこく
要旨
ようし
」
以上
いじょう
のデータをアドバンスト・メディア
社
しゃ
に
送
おく
り、
言語
げんご
モデルをカスタマイズしてもらった。
本
ほん
研究
けんきゅう
は、
立岩
たていわ
真
しん
也が
代表
だいひょう
を
務
つと
める
科学
かがく
研究
けんきゅう
費
ひ
・
新
しん
学術
がくじゅつ
領域
りょういき
研究
けんきゅう
(
研究
けんきゅう
課題
かだい
提案
ていあん
型
がた
)「
異
こと
なる
身体
しんたい
のもとでの
交信
こうしん
――
本当
ほんとう
の
実用
じつよう
のための
仕組
しくみ
と
思想
しそう
」の
協力
きょうりょく
の
下
した
で
行
おこ
なわれているので、また、
立岩
たていわ
の
著作
ちょさく
には
実験
じっけん
的
てき
に
試用
しよう
する
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
学会
がっかい
大会
たいかい
報告
ほうこく
の
内容
ないよう
と
親和
しんわ
性
せい
があると
考
かんが
えられたため、
言語
げんご
モデルは
立岩
たていわ
仕様
しよう
にすることとした。
他
た
に
同
どう
大会
たいかい
報告
ほうこく
に
対応
たいおう
するために、
報告
ほうこく
要旨
ようし
も
学習
がくしゅう
させた。これによって、
報告
ほうこく
内
ない
に
現
あらわ
れる
専門
せんもん
的
てき
な
用語
ようご
にも
対応
たいおう
できることが
期待
きたい
される。
7.
今後
こんご
の
課題
かだい
本
ほん
報告
ほうこく
では、
大学
だいがく
・
大学院
だいがくいん
の
講義
こうぎ
・
各種
かくしゅ
研究
けんきゅう
会
かい
・シンポジウムの
口頭
こうとう
報告
ほうこく
における
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
への
情報
じょうほう
保障
ほしょう
・
学習
がくしゅう
権
けん
保障
ほしょう
を、
音声
おんせい
認識
にんしき
によって
行
おこ
なうための
仕組
しく
みの
紹介
しょうかい
しかできなかった。
現在
げんざい
までの
取
と
り
組
く
みによって
言語
げんご
モデルのカスタマイズが
終了
しゅうりょう
したので、
今後
こんご
は
第
だい
6
回
かい
障害
しょうがい
学会
がっかい
大会
たいかい
の
登壇
とうだん
報告
ほうこく
の
際
さい
に
実験
じっけん
的
てき
に
試用
しよう
するなど、
実践
じっせん
を
積
つ
み
重
かさ
ねていくことになる。
この
仕組
しく
みがうまく
回
まわ
るかどうかについては
未知数
みちすう
である。しかし、
仮
かり
に
回
まわ
ったとしても、かかる
予算
よさん
の
問題
もんだい
は
残
のこ
る。
現
げん
段階
だんかい
では、この
仕組
しく
みを
実用
じつよう
するためのソフト
一式
いっしき
をそろえるために
軽
かる
く
数
すう
百
ひゃく
万
まん
円
えん
必要
ひつよう
であり、また
誤字
ごじ
修正
しゅうせい
者
しゃ
等
とう
に
支払
しはら
う
人件
じんけん
費
ひ
も
必要
ひつよう
になる。さらに、
年間
ねんかん
保守
ほしゅ
で
年
とし
2
回
かい
言語
げんご
モデルカスタマイズを
行
くだり
なえるものの、
新
あら
たな
言語
げんご
モデルを
導入
どうにゅう
しようとすれば、
再
ふたた
び
数
すう
百
ひゃく
万
まん
単位
たんい
の
金額
きんがく
が
必要
ひつよう
になってしまう。この
仕組
しく
みが
普及
ふきゅう
すれば、
金額
きんがく
は
安
やす
くなるだろう。あるいは、レンタル
方式
ほうしき
にするといったことも
将来
しょうらい
的
てき
には
考
かんが
えられるかもしれない。だが、
現
げん
段階
だんかい
では、
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
への
情報
じょうほう
保障
ほしょう
・
学習
がくしゅう
権
けん
保障
ほしょう
の
仕組
しく
みとしては
高額
こうがく
すぎると
言
い
わざるを
得
え
ない。
とはいえ、
言語
げんご
モデルをカスタマイズできるAmiVoiceは、
多岐
たき
に
渡
わた
る
専門
せんもん
的
てき
な
用語
ようご
が
飛
と
び
交
か
う
大学
だいがく
・
大学院
だいがくいん
の
授業
じゅぎょう
等
とう
の
場
ば
からすれば、
魅力
みりょく
的
てき
なこともまた
事実
じじつ
である。
今後
こんご
、
実践
じっせん
の
中
なか
でこの
仕組
しく
みの
可能
かのう
性
せい
を
追求
ついきゅう
していきたい。
(
参考
さんこう
文献
ぶんけん
)
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
片岡
かたおか
章
あきら
俊
しゅん
, 2007, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
支援
しえん
情報
じょうほう
保障
ほしょう
システムに
対
たい
する
話者
わしゃ
の
発話
はつわ
行動
こうどう
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』108:21-26
・――――, 2008, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
による
会議
かいぎ
情報
じょうほう
支援
しえん
システム
使用
しよう
時
じ
の
話者
わしゃ
及
およ
び
訂正
ていせい
者
しゃ
の
負担
ふたん
度
ど
の
評価
ひょうか
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』60:31-36
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
羽田
はた
陽一
よういち
, 2009, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
システムにおける
話者
わしゃ
と
訂正
ていせい
者
しゃ
の
連携
れんけい
支援
しえん
機能
きのう
の
評価
ひょうか
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』58:17-22
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
片岡
かたおか
章
あきら
俊
しゅん
, 2007, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
通
とお
した
不完全
ふかんぜん
な
出力
しゅつりょく
結果
けっか
に
対
たい
する
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
了解
りょうかい
性
せい
と
満足
まんぞく
度
ど
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』109:27-32
・――――, 2008, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
による
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
に
対
たい
する
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
心的
しんてき
負担
ふたん
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』108:103-108
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
羽田
はた
陽一
よういち
, 2009, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
システムの
社内
しゃない
会議
かいぎ
における
検証
けんしょう
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』58:11-16
・
斉藤
さいとう
佐和
さわ
監修
かんしゅう
, 2002, 『
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
サポートガイドブック――ともに
学
まな
ぶための
講義
こうぎ
保障
ほしょう
支援
しえん
の
進
すす
め
方
かた
』
日本
にっぽん
医療
いりょう
企画
きかく
・
吉川
よしかわ
あゆみ・
広田
ひろた
典子
のりこ
・
太田
おおた
晴康
はるやす
・
白沢
しらさわ
麻弓
まゆみ
, 2001, 『
大学
だいがく
ノートテイク
入門
にゅうもん
――
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
をサポートする』,
人間
にんげん
社
しゃ
(註1)
以下
いか
を
参照
さんしょう
。(
水島
みずしま
・
織田
おだ
・
政
せい
瀧
たき
・
古家
ふるや
・
片岡
かたおか
2007、2008)(
水島
みずしま
・
織田
おだ
・
政
せい
瀧
たき
・
古家
ふるや
・
羽田
はた
2009)(
織田
おだ
・
水島
みずしま
・
古家
ふるや
・
片岡
かたおか
2007、2008)(
織田
おだ
・
水島
みずしま
・
古家
ふるや
・
政
せい
瀧
たき
・
羽田
はた
2009)
(註2) 「<料金プラン>
音声
おんせい
認識
にんしき
(アミボイス)を
利用
りよう
したソリューション」(
http://www.advanced-media.co.jp/solution/proceeding/file05.html
)アクセス
日
び
:2009
年
ねん
9
月
がつ
19
日
にち
。
以下
いか
の
料金
りょうきん
も
同
どう
ページに
掲載
けいさい
されている
料金
りょうきん
である。
(註3) レコーダー、リライター、コントロール・サーバーは、
年間
ねんかん
保守
ほしゅ
としてそれぞれ1ライセンスごとに30
万
まん
円
えん
、10
万
まん
円
えん
、10
万
まん
円
えん
を
支払
しはら
うこととなるが、この
年間
ねんかん
保守
ほしゅ
の
中
なか
に、2
回
かい
の
言語
げんご
モデルチューニングとソフトウェアの
定期
ていき
的
てき
なバージョンアップが
含
ふく
まれている。
(註4) 「<医療>
音声
おんせい
認識
にんしき
AmiVoice(アミボイス)を
利用
りよう
したソリューション」(
http://www.advanced-media.co.jp/solution/medical/index.html
)アクセス
日
び
:2009
年
ねん
9
月
がつ
19
日
にち
。
(註5)
話者
わしゃ
の
話
はなし
を
全
すべ
てテキスト
化
か
するのではなく、その
話
はなし
を
要約
ようやく
した
方
ほう
がよいことも
考
かんが
えられる。つまり、パソコン
要約
ようやく
筆記
ひっき
の
筆記
ひっき
がない
状態
じょうたい
が、リスピーク
形式
けいしき
といえる。
>TOP
■
AmiVoiceと
他
た
の
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンとの
違
ちが
い
アドバンスト・メディア
社
しゃ
HPより
◇
アミボイスとは
◇
ソリューション
◇
議事
ぎじ
録
ろく
作成
さくせい
支援
しえん
◇
鈴木
すずき
清幸
きよゆき
会長
かいちょう
メッセージ
<
cf.
上場
じょうじょう
企業
きぎょう
社長
しゃちょう
インタビューVol.30
使用
しよう
者
しゃ
からの
声
こえ
◇
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフト ドラゴンスピーチ amivoiceで
口述
こうじゅつ
筆記
ひっき
に
挑戦
ちょうせん
!
◇
AmiVoiceとドラゴンスピーチとの
比較
ひかく
―
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフトをどう
使
つか
うか?
◇
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフトを
導入
どうにゅう
したいと
思
おも
います。
◇
AmiVoice 、ドラゴンスピーチの
比較
ひかく
まとめ
◇
AmiVoice Es-2008について
◇
「Amivoice Es 2008」の
感想
かんそう
◇
Amivoice Es 2008での
文字
もじ
の
修正
しゅうせい
方法
ほうほう
◇
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフトAmiVoice (アミボイス)は、
使
つか
えるの?
◇
音声
おんせい
入力
にゅうりょく
のアプリケーションソフト
◇
音声
おんせい
入力
にゅうりょく
ソフト/アミボイス Es 2008
◇
AmiVoiceとドラゴンスピーチ
◇
音声
おんせい
入力
にゅうりょく
ソフト「Amivoice Es 2008」を
購入
こうにゅう
!
◇
音声
おんせい
認識
にんしき
ソフト AmiVoice を
購入
こうにゅう
>TOP
■
参考
さんこう
文献
ぶんけん
[
新規
しんき
]
・
立岩
たていわ
真
しん
也 2011/**/**
「
技術
ぎじゅつ
水準
すいじゅん
に「
健常
けんじょう
者
しゃ
」が
合
あ
わせるという
方法
ほうほう
もある・
他
た
」
,シンポジウム
「
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
情報
じょうほう
保障
ほしょう
を
考
かんが
える」
(2010/03/22)の
記録
きろく
より
・
福島
ふくしま
智
さとし
・
中野
なかの
聡子
さとこ
・
金澤
かなざわ
貴之
たかゆき
・
黒木
くろき
速
そく
人
じん
・
井野
いの
秀一
ひでかず
・
伊福部
いふくべ
達
いたる
, 2006, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
技術
ぎじゅつ
を
活用
かつよう
した
字幕
じまく
呈示
ていじ
システムの
開発
かいはつ
研究
けんきゅう
及
およ
び
運用
うんよう
における
諸
しょ
課題
かだい
―
利用
りよう
者
しゃ
の
観点
かんてん
を
中心
ちゅうしん
に―」『
群馬大学
ぐんまだいがく
教育
きょういく
学部
がくぶ
紀要
きよう
人文
じんぶん
・
社会
しゃかい
科学
かがく
編
へん
』55:179-186
https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/1156/1/kanazawatakayuki.pdf
・
金澤
かなざわ
貴之
たかゆき
・
味
あじ
澤
さわ
俊介
しゅんすけ
・
新津
にいつ
晶子
あきこ
・
海野
うみの
雅史
まさし
・
上田
うえだ
浩
ひろし
・
上原
うえはら
景子
けいこ
・レイモンドB.フーゲンブーム, 2009, 「ICTを
活用
かつよう
した
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
支援
しえん
――キャンパス
間
あいだ
連係
れんけい
入力
にゅうりょく
と
音声
おんせい
同時
どうじ
字幕
じまく
システムの
活用
かつよう
事例
じれい
から」『
群馬大学
ぐんまだいがく
教育
きょういく
実践
じっせん
研究
けんきゅう
』26:107-118
https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/4732/1/NO26_2009_13.pdf
・
牧原
まきはら
功
いさお
・
金澤
かなざわ
貴之
たかゆき
・
福島
ふくしま
智
さとし
・
井野
いの
秀一
ひでかず
・
伊福部
いふくべ
達
いたる
・
黒木
くろき
速
そく
人
じん
・
中野
なかの
泰志
やすし
・
中野
なかの
聡子
さとこ
(2008)「
音声
おんせい
認識
にんしき
技術
ぎじゅつ
による
字幕
じまく
運用
うんよう
の
課題
かだい
――
音声
おんせい
言語
げんご
を
文字
もじ
化
か
することの
問題
もんだい
」『
群馬大学
ぐんまだいがく
留学生
りゅうがくせい
センター
論集
ろんしゅう
』7:33-50
https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/3065/1/GUNRYU03.pdf
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
片岡
かたおか
章
あきら
俊
しゅん
, 2007, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
支援
しえん
情報
じょうほう
保障
ほしょう
システムに
対
たい
する
話者
わしゃ
の
発話
はつわ
行動
こうどう
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』108:21-26
・――――, 2008, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
による
会議
かいぎ
情報
じょうほう
支援
しえん
システム
使用
しよう
時
じ
の
話者
わしゃ
及
およ
び
訂正
ていせい
者
しゃ
の
負担
ふたん
度
ど
の
評価
ひょうか
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』60:31-36
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
羽田
はた
陽一
よういち
, 2009, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
システムにおける
話者
わしゃ
と
訂正
ていせい
者
しゃ
の
連携
れんけい
支援
しえん
機能
きのう
の
評価
ひょうか
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』58:17-22
・
中野
なかの
聡子
さとこ
・
金澤
かなざわ
貴之
たかゆき
・
牧原
まきはら
功
いさお
・
黒木
くろき
速
そく
人
じん
・
上田
うえだ
一貴
かずたか
・
井野
いの
秀一
ひでかず
・
伊福部
いふくべ
達
いたる
, 2008, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
技術
ぎじゅつ
を
利用
りよう
した
字幕
じまく
提示
ていじ
システムの
活用
かつよう
に
関
かん
する
課題
かだい
-
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
のニーズに
即
そく
した
提示
ていじ
方法
ほうほう
-」『メディア
教育
きょういく
研究
けんきゅう
』5(2):63-72
http://www.nime.ac.jp/journal/journal/vol-10/No.10-08tokusyuu07.pdf
・――――, 2008, 「
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
向
む
け
音声
おんせい
同時
どうじ
字幕
じまく
システムの
読
よ
みやすさに
関
かん
する
研究
けんきゅう
(1)-
改行
かいぎょう
効果
こうか
に
焦点
しょうてん
をあてて」『ヒューマンインターフェース
学会
がっかい
論文
ろんぶん
誌
し
』10(4):51-60
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
片岡
かたおか
章
あきら
俊
しゅん
, 2007, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
通
とお
した
不完全
ふかんぜん
な
出力
しゅつりょく
結果
けっか
に
対
たい
する
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
了解
りょうかい
性
せい
と
満足
まんぞく
度
ど
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』109:27-32
・――――, 2008, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
による
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
に
対
たい
する
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
心的
しんてき
負担
ふたん
の
分析
ぶんせき
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』108:103-108
・
織田
おだ
修平
しゅうへい
・
水島
みずしま
昌英
まさひで
・
古家
ふるや
賢一
けんいち
・
政
せい
瀧
たき
浩和
ひろかず
・
羽田
はた
陽一
よういち
, 2009, 「
音声
おんせい
認識
にんしき
を
用
もち
いた
会議
かいぎ
情報
じょうほう
保障
ほしょう
支援
しえん
システムの
社内
しゃない
会議
かいぎ
における
検証
けんしょう
」『
電子
でんし
情報
じょうほう
通信
つうしん
学会
がっかい
技術
ぎじゅつ
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
WIT
福祉
ふくし
情報
じょうほう
工学
こうがく
』58:11-16
・
斉藤
さいとう
佐和
さわ
監修
かんしゅう
, 2002, 『
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
サポートガイドブック――ともに
学
まな
ぶための
講義
こうぎ
保障
ほしょう
支援
しえん
の
進
すす
め
方
かた
』
日本
にっぽん
医療
いりょう
企画
きかく
・
櫻井
さくらい
悟史
さとし
, 2010,
「
音声
おんせい
認識
にんしき
エンジンを
用
もち
いた
字幕
じまく
化
か
支援
しえん
の
現状
げんじょう
と
課題
かだい
」
シンポジウム「
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
者
しゃ
の
情報
じょうほう
保障
ほしょう
を
考
かんが
える」
研究
けんきゅう
報告
ほうこく
原稿
げんこう
・
吉川
よしかわ
あゆみ・
広田
ひろた
典子
のりこ
・
太田
おおた
晴康
はるやす
・
白沢
しらさわ
麻弓
まゆみ
, 2001, 『
大学
だいがく
ノートテイク
入門
にゅうもん
――
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
学生
がくせい
をサポートする』,
人間
にんげん
社
しゃ
>TOP
■AmiVoiceを
用
もち
いたテープ
起
お
こしの
方法
ほうほう
について(
立命館大学
りつめいかんだいがく
のみ)
cf.◇
記録
きろく
/
文字
もじ
化
か
のための
道具
どうぐ
(1)パソコンを
立
た
ち
上
あ
げ、ライセンスUSBを
差
さ
し
込
こ
む。
(2)ICレコーダーをパソコンに
差
さ
し
込
こ
む/
音声
おんせい
ファイルを
用意
ようい
する。(
音声
おんせい
ファイルはどういった
形式
けいしき
でもよいが、wma
形式
けいしき
が
標準
ひょうじゅん
)
(3)AmiVoiceレコーダーを
立
た
ち
上
あ
げる。
(4)ツールバーの「ファイル」の
中
なか
にある「VTEXT
作成
さくせい
ウィザード」を
立
た
ち
上
あ
げる。
(5)パソコン
上
じょう
のナビに
従
したが
い、
音声
おんせい
ファイルを
追加
ついか
する。
(6)エンジンモードを
選
えら
び、
認識
にんしき
を
行
おこ
なう。
(7)
認識
にんしき
は
録音
ろくおん
している
時間
じかん
の
半分
はんぶん
ほどの
時間
じかん
がかかる(1
時
じ
間
あいだ
のファイルの
場合
ばあい
、
約
やく
30
分
ふん
)
(8)
認識
にんしき
修了
しゅうりょう
後
ご
、VTEXTの
書
か
き
出
だ
しを
行
おこ
なう。(
認識
にんしき
を
行
おこ
なった
日付
ひづけ
のフォルダができるので、その
中
なか
にあるファイルを
選択
せんたく
)
(9)
書
か
き
出
だ
しが
終了
しゅうりょう
すると、
書
か
き
出
だ
しを
行
おこ
なった
日付
ひづけ
のフォルダが
表示
ひょうじ
される。その
中
なか
にいくつかのVTEXTがあるので、そのファイルをダブルクリックする。
(10)ダブルクリックすると、リライターが
立
た
ち
上
あ
がるので、そこで
編集
へんしゅう
作業
さぎょう
を
行
おこ
なう。
(
参考
さんこう
)
編集
へんしゅう
結果
けっか
を
確定
かくてい
するにはCtrl+Enter、もう
一度
いちど
同
おな
じ
箇所
かしょ
を
再生
さいせい
するにはCtrl+スペースを
押
お
す。(ツールバーの「
表示
ひょうじ
」で「ミキサー」の
箇所
かしょ
にチェックを
入
い
れると、
画面
がめん
下
か
にミキサーがあらわれる。そこで
音量
おんりょう
や
音声
おんせい
スピードを
操作
そうさ
できる)
(11)
編集
へんしゅう
終了
しゅうりょう
後
ご
は、ツールバーの「ファイル」から「ファイルの
書
か
き
出
だ
し」をクリックし、
編集
へんしゅう
結果
けっか
をテキスト
形式
けいしき
で
書
か
き
出
だ
す。
(12)
以上
いじょう
で、テープ
起
お
こし
終了
しゅうりょう
。
(
参考
さんこう
)
二
に
人
にん
以上
いじょう
で
同時
どうじ
にテープ
起
お
こしすることも
可能
かのう
。その
場合
ばあい
、
上記
じょうき
の「
支援
しえん
システム」を
応用
おうよう
する。
*
作成
さくせい
:
櫻井
さくらい
悟史
さとし
UP:20090920 REV:20090923, 1109, 20100122, 0324, 20110116, 20180728
◇
異
こと
なる
身体
しんたい
のもとでの
交信
こうしん
◇
聴覚
ちょうかく
障害
しょうがい
・ろう(
聾
ろう
)
◇
情報
じょうほう
・コミュニケーション/と
障害
しょうがい
者
しゃ
◇
事項
じこう
TOP
HOME (http://www.arsvi.com)
◇