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不妊手術/断種(Sterilization)
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にん手術しゅじゅつ断種だんしゅ|sterilization

(1-1・1-2)


優生ゆうせい:2018(日本にっぽん
優生ゆうせい:2017(日本にっぽん
強制きょうせいにん手術しゅじゅつ人権じんけん救済きゅうさいもうて(2015)

 


立岩たていわ しん也 2001/12/25 優生ゆうせいがくについて・3――にん手術しゅじゅつ歴史れきし医療いりょう社会しゃかいブックガイド・11),『看護かんご教育きょういく』2000-12(医学書院いがくしょいん

◆1989 「いちはちきゅうはちねんにアメリカン・ジャーナル・オブ・サイコロジーにった論文ろんぶんに、「精神せいしん薄弱はくじゃくしゃとてんかんの施設しせつミシガン・ホームの収容しゅうようしゃ全員ぜんいんを…また重罪じゅうざいさんおかしたもの全員ぜんいんを、去勢きょせいさせる」法案ほうあんがミシガンしゅう議会ぎかい提案ていあんされ成立せいりつしなかったことが、マサチューセッツではろくにん男児だんじが「よんめいはてんかんと自慰じいがたえないため、いちめい痴愚ちぐでてんかんのため、のこりのいちめい精神せいしん薄弱はくじゃく自慰じいをするために」治療ちりょうのもとに去勢きょせいされたことが報告ほうこくされている(Kamin[1974=1977])。ほう制定せいてい以前いぜん断種だんしゅ手術しゅじゅつおこなわれたことは吉田よしだただし[1985:43-44]にもしるされている。断種だんしゅほうについてはKamin[1974=1977]、吉田よしだ[1985:43-45]。米国べいこくからドイツへの影響えいきょうについては吉田よしだ[1985:42]。「アメリカでは戦前せんぜん断種だんしゅほうがそのまま機能きのうしている。ただし手術しゅじゅつ件数けんすう減少げんしょう傾向けいこうにある。」(米本よねもと[1989a:190]、実施じっし件数けんすう掲載けいさい)」(立岩たていわ私的してき所有しょゆうろんp.261・ちゅう31)
◆1905
◆1907
 「いちきゅうねん、ペンシルヴァニアで法案ほうあん成立せいりつするが、これはしゅう知事ちじ拒否きょひされた。いちきゅうななねん、インディアナで最初さいしょ完全かんぜん実施じっしされた法案ほうあん成立せいりつし、そのおおくのしゅうつづいた(カリフォルニア、ニュージャージー、ワシントン、アイオワ…) 。たとえばいちきゅういちさんねんのアイオワのほうは「犯罪はんざいしゃ強姦ごうかんしゃ白痴はくち精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ痴愚ちぐ精神せいしん異常いじょうしゃだい酒呑さけのみ、麻薬まやく常用じょうようしゃ、てんかん、梅毒ばいどく患者かんじゃ道徳どうとくてき性的せいてき倒錯とうさくしゃそして変質へんしつしゃ生殖せいしょく防止ぼうし」するために制定せいていされている◆35。」(立岩たていわ私的してき所有しょゆうろん
◆1933 ドイツ断種だんしゅほう制定せいてい
◆1934 スウェーデン断種だんしゅほう正式せいしきめい特定とくてい精神病せいしんびょう患者かんじゃ精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ、その精神せいしんてき無能力むのうりょくしゃにんかんする法律ほうりつ」)制定せいてい
 cf.市野川いちのかわ ようこう 19990501 福祉ふくし国家こっか優生ゆうせいがく――スウェーデンの強制きょうせいにん手術しゅじゅつ日本にっぽん
 『世界せかい』1999ねん5がつごう(167ぺーじ‐176ぺーじ
◆1940 日本にっぽん 国民こくみん優生ゆうせいほう
◆1941 スウェーデン断種だんしゅほう改訂かいてい
 cf.うえ市野川いちのかわ論文ろんぶん
◆1946 アルヴァ・ミュルダール「手当てあて支給しきゅう断種だんしゅほう強化きょうかもとめるか?」
 cf.うえ市野川いちのかわ論文ろんぶん
◆1948 日本にっぽん優生ゆうせい保護ほごほう
 「…本人ほんにん要請ようせいにもとづかないにん手術しゅじゅつは、つぎのようにして実施じっしされた。優生ゆうせい保護ほごほうさだめるしょ疾患しっかん――「遺伝いでんせい精神病せいしんびょう」、「遺伝いでんせい精神せいしん薄弱はくじゃく」などがあげられていた――にかかっているものたいして「その疾患しっかん遺伝いでん防止ぼうしするため優生ゆうせい手術しゅじゅつおこなうことが公益こうえきじょう必要ひつようである」とみとめた場合ばあい医師いしはまず、行政ぎょうせい関係かんけいしゃ医師いし民生みんせい委員いいんなどからなる都道府県とどうふけんの「優生ゆうせい保護ほご審査しんさかい」にそのむね申請しんせいし、この審査しんさかい手術しゅじゅつ可否かひ決定けっていした(優生ゆうせい保護ほごほうだいよんじょう)。また、遺伝いでんせいではなくとも「精神病せいしんびょう」、「精神せいしん薄弱はくじゃく」にかかっているものたいして、にん手術しゅじゅつ必要ひつよう判断はんだんした場合ばあい医師いし保護ほご義務ぎむしゃ同意どういをえて、やはり優生ゆうせい保護ほご審査しんさかいにそのむね申請しんせいでき、この場合ばあい審査しんさかいがその適否てきひ決定けっていした(どうだいじゅうじょう)。」(うえ市野川いちのかわ論文ろんぶん
 *優生ゆうせい保護ほごほうでのにん手術しゅじゅつ件数けんすうとうについては、柘植つげあづみ・市野川いちのかわようこう加藤かとう秀一ひでかず) 19960920 「付録ふろく 「優生ゆうせい保護ほごほう」をめぐる最近さいきん動向どうこう」,江原えばらへん[1996:375-409]
◆1975 スウェーデン 本人ほんにん明確めいかく同意どういなしにはにん手術しゅじゅつみとめないというほう改訂かいてい
 cf.うえ市野川いちのかわ論文ろんぶん
◆19930613 子宮しきゅう摘出てきしゅつ女性じょせい両親りょうしん 「夫婦ふうふ相談そうだんした」」
 『毎日新聞まいにちしんぶん』1993-6-13
◆19930912 子宮しきゅう摘出てきしゅつが「こうぜん」と――変化へんかとぼしい施設しせつ状況じょうきょう
 『奈良なら新聞しんぶん』1993-9-12
◆19961110 優生ゆうせい思想しそううネットワーク
 連続れんぞく講座こうざだいかいらずにけた優生ゆうせい手術しゅじゅつ
 佐々木ささき千津子ちづこ全国ぜんこくあおしばかい広島ひろしま) 於:大阪おおさか同和どうわ地区ちく総合そうごう福祉ふくしセンター
◆1997 スウェーデンでの強制きょうせいにん手術しゅじゅつについての報道ほうどう
 cf.うえ市野川いちのかわ論文ろんぶん
◆19970916 「強制きょうせいにん手術しゅじゅつたいする謝罪しゃざいもとめるかい」が厚生こうせい大臣だいじんたい要望ようぼうしょきゅう優生ゆうせい保護ほごほうによる強制きょうせいにん手術しゅじゅつ被害ひがいしゃたいする謝罪しゃざい補償ほしょうについて」
 cf.強制きょうせいにん手術しゅじゅつかんする参考さんこう資料しりょう  厚生省こうせいしょう回答かいとう優生ゆうせい手術しゅじゅつは、たとえ本人ほんにん意思いしはんするものであっても、当時とうじとしては合法ごうほうにおこなわれたものであるから、謝罪しゃざい実態じったい解明かいめいもするつもりはない」
◆19971124〜26 強制きょうせいにん手術しゅじゅつ被害ひがいしゃホットライン 午後ごご〜7 03-3235-0593
◆199806 「強制きょうせいにん手術しゅじゅつたいする謝罪しゃざいもとめるかい」が厚生省こうせいしょう要望ようぼう
 厚生省こうせいしょう回答かいとう優生ゆうせい手術しゅじゅつは、たとえ本人ほんにん意思いしはんするものであっても、当時とうじとしては合法ごうほうにおこなわれたものであるから、謝罪しゃざい実態じったい解明かいめいもするつもりはない」
◆199811 国連こくれん人権じんけん規約きやく委員いいんかい日本にっぽん政府せいふ報告ほうこくしょたいする最終さいしゅう見解けんかい委員いいんかいは、ハンディキャップのある女性じょせいたいする強制きょうせいてきにん手術しゅじゅつ廃止はいしされたとを評価ひょうかするが、過去かこにそのような対象たいしょうとなったひとびとが新法しんぽうにおいては補償ほしょう対象たいしょうとなっていないことを憂慮ゆうりょし、そのような法的ほうてき措置そちこうぜられることを勧告かんこくする」。
◆20000310 TIMES(イギリス)報道ほうどう:アメリカの強制きょうせい断種だんしゅ被害ひがいしゃ告訴こくそ(↓)


 「断種だんしゅ(Sterilization)は,去勢きょせい(Castration)とはことなる。去勢きょせいは,生殖せいしょくせんそのものを除去じょきょしてしまうのであるが,断種だんしゅは,輸精かんりん卵管らんかんゆいさくして,生殖せいしょく能力のうりょくしつ わせるものである。以前いぜんは,断種だんしゅ手術しゅじゅつがなされると,生殖せいしょく能力のうりょく復元ふくげんすることは不可能ふかのう であったが,最近さいきんでは,復元ふくげん可能かのうな(一時いちじてき断種だんしゅほうがあり,避妊ひにん手段しゅだんとして利用りようさ れている。」(山田やまだ卓生たくお[1987:239])

 子供こどもしつというよりは,おやかかわって
 精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃ常習犯じょうしゅうはんざいしゃたいして おも合衆国がっしゅうこくでの事例じれいについて
 山田やまだ卓生たくお[1987:223-228]
 日本にっぽん障害しょうがいしゃ施設しせつでの事例じれい

立岩たていわ私的してき所有しょゆうろんだいしょうちゅう31

 「たとえば断種だんしゅたいして、それが次世代じせだい人口じんこうしつ改善かいぜんするものでしかないこと、社会しゃかい問題もんだいこすものたち精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ――犯罪はんざいしゃ、アルコール中毒ちゅうどくしゃ売春ばいしゅん失業しつぎょうしゃ――の性的せいてき放縦ほうしょう許容きょようすることになりかねないといった批判ひはんがなされる。
 「このような批判ひはんは、おも精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ隔離かくり主張しゅちょうするがわからされた。そこでは、みずからの立場たちばとして「生涯しょうがいにわたる介護かいご life-long care」がとなえられた(Lapage[1920:197-199])。その立場たちばによれば、精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ施設しせつへの隔離かくりは、初等しょとう教育きょういく年齢ねんれい社会しゃかい精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ監視かんしつづけることの困難こんなんやその場合ばあい家族かぞく負担ふたん軽減けいげんするし、また精神せいしん薄弱はくじゃくしゃ自身じしんにとっても文明ぶんめい生活せいかつがもたらす外界がいかい過剰かじょう刺激しげき遮断しゃだんされることで精神せいしんてき安定あんていられ、それによって各自かくじ程度ていどおうじた労働ろうどう効率こうりつがるだろう、また最終さいしゅうてきには、変質へんしつした人口じんこうあらたに増加ぞうかするのを抑制よくせいすることができるだろう、とされた(Douglas[1910:255-256])。」(太田おおた省一しょういち[1992b:82-83])

強制きょうせいにん手術しゅじゅつたいする謝罪しゃざいもとめるかい
 〒110-0013 台東たいとう入谷いりたにはち 池田いけだビル101「こらーる・たいとう」気付きつけ

 ◆優生ゆうせいがく
 ◆女性じょせい障害しょうがいしゃ子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい関連かんれん文献ぶんけん

◆19970916
 要望ようぼうしょきゅう優生ゆうせい保護ほごほうによる強制きょうせいにん手術しゅじゅつ被害ひがいしゃたいする謝罪しゃざい補償ほしょうについて」
◆19970916
 強制きょうせいにん手術しゅじゅつかんする参考さんこう資料しりょう

文献ぶんけん日本にっぽんでの発行はっこうじゅん

山田やまだ 卓生たくお 19870910 『私事しじ自己じこ決定けってい』 日本にっぽん評論ひょうろんかい,263p. 2000
伊藤いとう 弘人ひろと丸井まるい 英二えいじ 1994 「にん手術しゅじゅつ優生ゆうせいがくてき適用てきよう推移すいい問題もんだいてん――精神せいしん障害しょうがいしゃへの適用てきよう中心ちゅうしんとして」 『民族みんぞく衛生えいせい』59-1:37-44
三木みき 妙子たえこ 199502 「イギリス判例はんれいほうにおける精神せいしん障害しょうがいしゃにん手術しゅじゅつ」 うた石川いしかわへん[1995]
松原まつばら 洋子ようこ 199710 優生ゆうせい問題もんだいかんがえる・3――障害しょうがいしゃ優生ゆうせい保護ほごほう 『婦人ふじん通信つうしん』465:42-43
松原まつばら 洋子ようこ 1998 「せん時期じき日本にっぽん断種だんしゅ政策せいさく」 『年報ねんぽう科学かがく技術ぎじゅつ社会しゃかい』7:087-109
市野川いちのかわ ようこう 19990501 福祉ふくし国家こっか優生ゆうせいがく――スウェーデンの強制きょうせいにん手術しゅじゅつ日本にっぽん
 『世界せかい』1999ねん5がつごう(167ぺーじ‐176ぺーじ)*
松原まつばら 洋子ようこ 20000720 「日本にっぽん――戦後せんご優生ゆうせい保護ほごほうという断種だんしゅほう」 米本よねもと松原まつばら・ぬでじま市野川いちのかわ[2000:169-236]
米本よねもと 昌平しょうへい松原まつばら 洋子ようこ・ぬでじま 次郎じろう市野川いちのかわ ようこう 20000720 『優生ゆうせいがく人間にんげん社会しゃかい』 講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ,286p. 720 *
◆Trombley, Stephen 1988 The Right to Reproduce,revised edition 2000=20001130 藤田ふじた真利子まりこやく,『優生ゆうせい思想しそう歴史れきし』 明石書店あかししょてん明石あかしライブラリー26,398p. 4600 *
文字もじ あきら椎木しいのき あきら へん 2001 『福祉ふくし国家こっか優生ゆうせい思想しそう――スウェーデンはつ強制きょうせいにん手術しゅじゅつ報道ほうどう明石書店あかししょてん,206+8p.,2500えんぜい
 
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記事きじ強制きょうせい断種だんしゅ被害ひがいしゃ告訴こくそべい

TIMES(イギリス)2000/3/10にのった記事きじです。
アメリカの強制きょうせい断種だんしゅ被害ひがいしゃ告訴こくそ

"Eugenics victim sues over ordeal of 60 years ago"

http://www.the-times.co.uk/news/pages/tim/2000/03/10/timfgnusa01003.html


以下いか記事きじ本文ほんぶん

The Times  March 10 2000 UNITED STATES
Eugenics victim sues over ordeal of 60 years ago
FROM DAMIAN WHITWORTH IN WASHINGTON

A VICTIM of the notorious eugenics programmes that once flourished in
America is suing the local authority that forcibly sterilised him in a
landmark case that could precipitate thousands of similar lawsuits.
Fred Aslin, 73, has brought an action against the state of Michigan more
than half a century after he was rendered unable to have children by a
policy seeking to achieve "race betterment".

Mr Aslin was one of a family of nine Indian children who were taken from a
mother struggling to care for them and placed in a mental institution.
There, when they reached the age of 18, each was sterilised.

"They said it was because we were feeble-minded morons and that any children
we might have would be just like us, or worse," Mr Aslin said. In fact,
records show that there is no evidence that the Aslins were backward in any
way.

The issue of racism hangs heavy over the case because of the children's
Ottawa and Chippewa heritage. "My brother John always thought it was just
because we were poor Indians," Mr Aspin told The Washington Post yesterday.

The eugenics movement started in the early decades of the last century, and
although Hitler's sterilisation of as much as 1 per cent of the German
population forced many to reconsider, it remained popular in many states in
America.

More than half the states introduced legislation permitting the forced
sterilisation of "mental defectives" after such prominent figures as J. H.
Kellogg, the cereal tycoon, championed the cause. Kellogg, who held a
conference on the subject, once declared: "We are supporting an idle
population of defectives. And we permit these defectives to breed more and
worse lunatics, idiots, criminals and paupers."

It is believed that 60,000 or more Americans were sterilised in the 1930s,
1940s and 1950s. Mr Aslin and his siblings were regarded as just another
batch who should not be allowed to procreate.

After his 1944 operation, Mr Aslin spent four more years in the Lapeer State
School before he was released and got on with his life. He fought in the
Korean War, where he was wounded, and then became a successful farmer,
married and brought up two stepchildren.

He tried not to think about the years of his incarceration. But a couple of
years ago he used the Freedom of Information Act to obtain records from that
time in which he was both labelled a moron and praised for his academic
abilities. He decided to sue.


Michigan has a three-year statute of limitations and his case was initially
rejected on that ground. But his lawyer will argue that there is a precedent
for older cases to be heard when the victim was unaware of what exactly was
done to him and where his rights were violated.

Mr Aslin says that he was never told exactly what had occurred and that he
was not allowed to attend hearings on his case back in 1944 or even meet his
so-called guardian.

If he wins, the floodgates could open. Already he has been sent "personal
apologies" from Michigan's director of community health, James Haveman.
"Looking back on it now, it is clear that the treatment you and others
received was offensive, inappropriate and wrong," said Mr Haveman in a
letter shown to The Washington Post. "I am saddened that it took so long and
so many had to suffer before the medical profession and judicial system
realised how offensive the practice of sterilisation was."


Eugenics sprang from the philosophy of social Darwinism, which envisioned
society in terms of natural selection and suggested that science could
engineer progress. US advocates of sterilisation worried that the survival
of old-stock America was being threatened by the influx of "lower races"
from southern and eastern Europe. (Reuters)

Copyright 2000 Times Newspapers Ltd. This service is provided on Times
Newspapers'
standard terms and conditions. To inquire about a licence to reproduce
material from The Times, visit the Syndication website.

 
 
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■■女性じょせい障害しょうがいしゃ子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい
                                 1995.8.17
                              更新こうしん:1997.2.13
                                 1997.9.17
                                 2001.4.26

新着しんちゃく

瀬山せやま 紀子のりこ 20010320 「日本にっぽんける女性じょせい障害しょうがいしゃ運動うんどう展開てんかい(1)――70年代ねんだいから80年代ねんだい後半こうはんまで」
 『女性じょせいがく』8:30-47
◆19970916
 要望ようぼうしょきゅう優生ゆうせい保護ほごほうによる強制きょうせいにん手術しゅじゅつ被害ひがいしゃたいする謝罪しゃざい補償ほしょうについて」
◆19970916
 強制きょうせいにん手術しゅじゅつかんする参考さんこう資料しりょう
◆199710 松原まつばら 洋子ようこ 199710 優生ゆうせい問題もんだいかんがえる・3――障害しょうがいしゃ優生ゆうせい保護ほごほう,『婦人ふじん通信つうしん』465:42-43

 

引用いんよう

「やっぱりわたしは、このままずーっと、ここで(障害しょうがいしゃ生活せいかつ施設しせつきていかなきゃならないんだろうな。ほれたはれたなんて別世界べっせかいのことだと。ここ以外いがいがないとおもったら、こんなしんどい生理せいりなんか、あっても仕方しかたないとおもった。関係かんけいないとおもった。ここからられないんなら、いままでの健全けんぜんしゃおんなつような、ゆめとかあこがれとか、結婚けっこんとかウエディングドレスとかを、子宮しきゅう摘出てきしゅつすることでろうとおもった。」(鈴木すずき[1984→1995:32]()ない引用いんようしゃ

摘出てきしゅつ手術しゅじゅつをしたのちで、なにかなしかったって、手術しゅじゅつしたこと自体じたいかなしかったけど、手術しゅじゅつのち寮長りょうちょう職員しょくいんに「えらいわねえ」っていわれたの。寮長りょうちょう職員しょくいんも、おんなじおんななのに、わたし気持きもちなんか、なーんにもわかんないくせに、わたしがどんなおもいで手術しゅじゅつしたのかもわかんないくせに「えらいわねえ」っていわれたのがすごくくやしくて、かなしかった。」(鈴木すずき[1984→1995:37])

「「障害しょうがいしゃであってなにわるい」というひらなおりはできるよね。それから「子宮しきゅうをとってなぜわるい」というのも、とっちゃったんだからできる。でも、子宮しきゅうをとってしまったものが「とるべきではなかった」っていうことを、いじいじしないで、やってかなきゃいけないわね。」(鈴木すずき[1984→1995:45])

鈴木すずき利子としこ 「Are You Ready?」 岸田きしだかねへん 『新版しんぱん わたしおんな』、ちょうせいしゃいちきゅうきゅうねん

経緯けいい瀬山せやま[2001]より)

 「1970年代ねんだい後半こうはんに、優生ゆうせい保護ほごほう改正かいせい」とならんで障害しょうがいしゃ運動うんどうのなかでおおきな課題かだいとなったのが「子宮しきゅう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつ」の問題もんだいである。子宮しきゅう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつとは、障害しょうがい女性じょせい子宮しきゅうもしくは卵巣らんそうを、月経げっけいをなくすことを目的もくてきとして(おもには介助かいじょするがわ月経げっけい介助かいじょ軽減けいげん目的もくてきとして)摘出てきしゅつした手術しゅじゅつしている。優生ゆうせい保護ほごほうだいじょうおよだい12じょう規定きていされた本人ほんにん同意どうい必要ひつようとしないにんおよ断種だんしゅ手術しゅじゅつ実施じっしすうは1949ー1994ねんまでに統計とうけいあきらかになるものだけをても16520にんうち男性だんせいが5164にん)にのぼる(3)。しかし、「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」は、法律ほうりつとは直接ちょくせつ関係かんけいのない施設しせつないでの「生理せいり介助かいじょ軽減けいげん」などを目的もくてきとしてなされてきたため、統計とうけいにはがっていないとかんがえられる。
 以下いかでは、障害しょうがい女性じょせいたちが、どのような過程かていけい<36<て「子宮摘出手術」を問題にしてきたのかを70年代後半の障害者運動の記録などを元に明らかにしていく。同時に、「子宮摘出」の問題化を困難にしてきた背景を女性たちのセクシュアリティの問題と関連して探ることで、女性障害者のおかれている状況を明らかにしてみたい。

  (1) 子宮しきゅう摘出てきしゅつ合法ごうほう要求ようきゅうをめぐって
 「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」の問題もんだいは、障害しょうがい女性じょせい自身じしんによる「子宮しきゅう摘出てきしゅつ合法ごうほう要求ようきゅうからはじまった。
 1979ねんくるまいす市民しみん全国ぜんこく集会しゅうかい女性じょせい障害しょうがいしゃ問題もんだい分科ぶんかかい(4)で、大阪おおさかから参加さんかしたCPの女性じょせいが「自分じぶん子宮しきゅうをとって生理せいり介護かいごけなくなってすごく自分じぶん人生じんせいひろがった」、しかし「子宮しきゅう摘出てきしゅつ安全あんぜんかたちではできないから法的ほうてき保障ほしょうしてしい」という内容ないよう発言はつげんをした(つつみ[1989:62])。それにたいして、分科ぶんかかい参加さんかしていた障害しょうがい女性じょせいたちから、「生理せいり介護かいごけることで迷惑めいわくをかけるから子宮しきゅう摘出てきしゅつする」ということは、介助かいじょけて生活せいかつする障害しょうがい我々われわれ生活せいかつ自体じたい否定ひていすることにつながるという反論はんろんきた(つつみ[1989:62])。また障害しょうがい女性じょせいたちのおおくが、施設しせつ家族かぞくもとでの生活せいかつをしている現状げんじょうでの子宮しきゅう摘出てきしゅつの「合法ごうほう」は、事実じじつじょう子宮しきゅう摘出てきしゅつ強制きょうせい」をまねくとの批判ひはんおこなわれた。これらの批判ひはんは、かれおんならが自立じりつ生活せいかつ運動うんどうをするなかで「自立じりつ」の意味いみを「介助かいじょしゃともに、他者たしゃたすいながら、自分じぶん生活せいかつつくっていく」ことへと転換てんかんさせてきたことを背景はいけい成立せいりつしたといえるだろう。また、障害しょうがいしゃであるがゆえにどもをそだてることができないとされてきたなかで、実際じっさいに、さきたCPおんなかい女性じょせいたちのように地域ちいき自立じりつ生活せいかつをしながらどもをそだてている女性じょせい障害しょうがいしゃたちが存在そんざいはじめていたことも「子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい背景はいけいにあるといえる。
 79ねん女性じょせい障害しょうがいしゃ分科ぶんかかいは、そのおおきな波紋はもんび、とく施設しせつない子宮しきゅう摘出てきしゅつを「すすめられ」、摘出てきしゅつをした(せざるをなかった)という女性じょせいたちから、「合法ごうほう要求ようきゅう問題もんだいせいや、施設しせつないでの女性じょせい差別さべつ問題もんだい指摘してきされた(「障害しょうがいしゃ」が地域ちいききるかい[1981])。
 1981ねんくるまいす市民しみん全国ぜんこく集会しゅうかいでは、79ねん子宮しきゅう摘出てきしゅつ合法ごうほうかんする発言はつげんをした女性じょせいをパネラーにした分科ぶんかかいひらかれている。ここでは、施設しせつなどにらす人々ひとびとにとってなかば「公然こうぜん秘密ひみつ」となっているにもかかわらず、そのことをおおやけはなしたり相談そうだんしたりするがないことの問題もんだいせい<37<が話されている。また、事実上行われてきた手術のあり様や危険性、身体への影響などを問題化する必要性が提起されている。
 集会しゅうかいでは、その子宮しきゅう摘出てきしゅつ」は、「おや」や「施設しせつ職員しょくいん」の介助かいじょ軽減けいげんだいいち目的もくてきとしたものであり、介助かいじょしゃ都合つごうにそって障害しょうがい女性じょせい身体しんたいえられていくことがたしてゆるされるのかという主旨しゅし発言はつげんや、障害しょうがい女性じょせいは「結婚けっこん」することや「どもをつこと」ができない存在そんざい(そうしてはならない存在そんざい)とされてきたのであり、その意味いみで、「女性じょせいとしてのせい」をうばわれてきたとする発言はつげんられる。しかし、これにたいして、「女性じょせいであればどもをつべきである」という社会しゃかいてき規範きはん自体じたい障害しょうがいしゃ女性じょせい抑圧よくあつしているのではないかという主張しゅちょうおこなわれている。また、実際じっさい子宮しきゅう摘出てきしゅつをした女性じょせいからは、子宮しきゅう摘出てきしゅつをしたことによって、「女性じょせいではなくなる」「結婚けっこんできなくなる」といわれることへの違和感いわかん提出ていしゅつされている(くるまいす市民しみん全国ぜんこく集会しゅうかい[1981])。
 以上いじょう列記れっきしたように「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」の問題もんだいは、79ねん車椅子くるまいす市民しみん集会しゅうかいでの発言はつげんはしはっし、以後いご様々さまざま議論ぎろんぶことになった。「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」の合法ごうほう要求ようきゅうというかたちでの発言はつげんは、それまでひょうだってかたられてこなかった女性じょせい障害しょうがいしゃの「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」を議論ぎろん対象たいしょうにしたという意味いみでは、画期的かっきてきなことだったとかんがえることができるだろう。「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」は、手術しゅじゅつけた女性じょせいたちの身体しんたいへの過度かど負担ふたんによってようやくおおやけでの問題もんだいとされてきたのである。

   (2) 「自己じこ決定けってい」・「セクシュアリティ」

 しかし、さき発言はつげんにもあったように、施設しせつないでの子宮しきゅう摘出てきしゅつは、おおくの障害しょうがいしゃとく女性じょせい障害しょうがいしゃたちにとっては「公然こうぜん秘密ひみつ」とさえわれた話題わだいであった。それが、なぜ79ねん合法ごうほう要求ようきゅうつまで、おおやけにはかたることのできないこととされてきたのだろうか。この問題もんだいを、「自己じこ決定けってい」と「セクシュアリティ」というふたつの観点かんてんからさぐってみたい。  つぎ言葉ことばは、「子宮しきゅう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつ」を「決定けってい」するにいたった一人ひとり障害しょうがい女性じょせい言葉ことばである。

「やっぱりわたしは、このままずーっと、ここで(障害しょうがいしゃ生活せいかつ施設しせつきていかなきゃならないんだろうな。ほれたはれたなんて別世界べっせかいのことだと。ここ以外いがいがないとおもったら、こんなしんどい生理せいりなんか、あってもつかまつ<38<方ないと思った。関係ないと思った。ここから出られないんなら、今までの健全者の女の子の持つような、夢とかあこがれとか、結婚とかウエディングドレスとかを、子宮摘出することで断ち切ろうと思った。(鈴木[1984=1995:32]()内引用者)」
摘出てきしゅつ手術しゅじゅつをしたのちで、なにかなしかったって、手術しゅじゅつしたこと自体じたいかなしかったけど、手術しゅじゅつのち寮長りょうちょう職員しょくいんに「えらいわねえ」っていわれたの。寮長りょうちょう職員しょくいんも、おんなじおんななのに、わたし気持きもちなんか、なーんにもわかんないくせに、わたしがどんなおもいで手術しゅじゅつしたのかもわかんないくせに「えらいわねえ」っていわれたのがすごくくやしくて、かなしかった。(鈴木すずき[1984=1995:37])」
「「障害しょうがいしゃであってなにわるい」というひらなおりはできるよね。それから「子宮しきゅうをとってなぜわるい」というのも、とっちゃったんだからできる。でも、子宮しきゅうをとってしまったものが「とるべきではなかった」っていうことを、いじいじしないで、やってかなきゃいけないわね。(鈴木すずき[1984=1995:45])」

 以上いじょうかたりから「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」の問題もんだい困難こんなんにした要因よういんだいいちてん、つまり「自己じこ決定けってい」の問題もんだいあきらかにしてみたい。以上いじょうかたりがしめすように、生活せいかつ施設しせつ以外いがいでの子宮しきゅう摘出てきしゅつは、けた当人とうにんの「自己じこ決定けってい」というかたちっておこなわれてきた。そのため子宮しきゅう摘出てきしゅつけた当人とうにんは、「まわりをかんがえて摘出てきしゅつ手術しゅじゅつけたえらいひと」とされ、問題もんだい摘出てきしゅつけた個人こじん意識いしき問題もんだいへすりえられている。それによって、本人ほんにんかれている施設しせつという限定げんていされた生活せいかつ環境かんきょう摘出てきしゅつせざるをない状況じょうきょうつくしているという問題もんだい摘出てきしゅつ手術しゅじゅつ自体じたい危険きけんせいなどは不問ふもんとされている。また、自己じこ決定けっていをした本人ほんにんは、摘出てきしゅつにまつわる身体しんたい変調へんちょうなどもふくめた問題もんだい事後じご責任せきにんみずかうことを要請ようせいされ、問題もんだいがあるということ、また「とるべきではなかった」というおもいさえいいだしにくい状況じょうきょうつくられているとかんがえられる。
 このように子宮しきゅう摘出てきしゅつを「自己じこ決定けってい」した(せざるをえなかった)女性じょせいたちの問題もんだいから、「自己じこ決定けってい」という制度せいどのありかたのもつ問題もんだいせいかびがる。だいいちに、「自己じこ決定けってい」は、本人ほんにん意識いしき問題もんだい還元かんげんされ、決定けってい社会しゃかいてき状況じょうきょうはなされてしまうという問題もんだいがある。また、だいに「自己じこ決定けってい」は、それが権力けんりょくがわ意図いと決定けっていとしておこなわ<39<れるとき、権力の側をより強固にするためのものとして機能する。つまり、本人の同意という形を取ることによって「支配的な現実」は補強され、不問とされ支配的な力となってしまう。これらのことから、障害を持つ女性の「子宮摘出手術」が、施設への収容を前提とした福祉施策や障害者への差別などを背景とする事実上の強制を伴ったものであったことが明らかになる。
 つぎに、女性じょせい障害しょうがいしゃとセクシュアリティをめぐる問題もんだい焦点しょうてんててみたい。「障害しょうがいしゃ」のせいはそれ自体じたい不可視ふかしされてきた。その要因よういんには「障害しょうがいしゃ子供こどもつべきではない」という差別さべつてき規範きはんがあるとかんがえられる。セクシュアリティという言葉ことばそのものが、優生ゆうせい思想しそうひとつのはしらにマジョリティのさい生産せいさん目的もくてきとした制度せいどしているため、障害しょうがいしゃは、そのような制度せいどから排除はいじょされてきたとかんがえることもできる(竹村たけむら[1997])。また、具体ぐたいてきには成人せいじんしてからも施設しせつ家族かぞくもとらさざるをない状況じょうきょうが、障害しょうがいしゃせい隠蔽いんぺいにつながってきたということもできる。
 障害しょうがい女性じょせいにたいするせい暴力ぼうりょくは、それをせい暴力ぼうりょくであると認識にんしきさせない役割やくわりたす「障害しょうがいしゃ無性むしょう」という規範きはんによって、隠蔽いんぺいされつづけてきた。また、摘出てきしゅつしたものが「子宮しきゅう」という「せい」と直接的ちょくせつてき関連かんれんする身体しんたい一部いちぶであったため、かたることができない、かたること自体じたいずかしい」とされてきたといえる。そのような状況じょうきょうで「子宮しきゅう摘出てきしゅつ」をけざるをなかった女性じょせいたちは、「子宮しきゅう」に象徴しょうちょうされるははとしての女性じょせい役割やくわり、「おんなとしてのせい」をになえない存在そんざいとして自己じこ否定ひていかんたされるという構造こうぞうしたかれてきた。そのため、実際じっさい危険きけん手術しゅじゅつなどを問題もんだいすることはもちろん、摘出てきしゅつという事実じじつが、摘出てきしゅつした本人ほんにんにとってずべきものとされ、それによって「無性むしょう」であることをみとめざるをないかのようにされてきたのである。
 以上いじょうべてきたように、女性じょせい障害しょうがいしゃは、一方いっぽうせい暴力ぼうりょく被害ひがいにさらされ、一方いっぽう性的せいてき存在そんざいではない「無性むしょう存在そんざい」と位置いちづけられてきた。子宮しきゅう摘出てきしゅつは、障害しょうがいしゃに「女性じょせいとしてのせい」をになえない存在そんざいであることをみとめさせるための役割やくわりたし、そのなかで摘出てきしゅつ決断けつだんせざるをなかった女性じょせいたちに「はじ」と沈黙ちんもくをしいてきた。<40<
 このように女性じょせい障害しょうがいしゃ子宮しきゅう摘出てきしゅつをめぐる問題もんだいは、いくつもの重要じゅうよう問題もんだいげかけている。つぎる「むかいかぜ」は、そのようななかで結成けっせいされた障害しょうがいしゃ女性じょせいたちによるせいかんするかたりの、セルフヘルプグループ活動かつどうである。」(瀬山せやま[2001])

文献ぶんけん

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女性じょせい障害しょうがいしゃ」の差別さべつへのいかり――子宮しきゅう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつ』 12p.

◆『きるかいニュース』030 19811125 特集とくしゅう子宮しきゅう摘出てきしゅつ手術しゅじゅつち(鈴木すずき利子としこ)・6/… 
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きるかいニュース』033 19820225 ち(鈴木すずき利子としこ)・8/子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
きるかいニュース』034 19820325 ち(鈴木すずき利子としこ)・最終さいしゅうかい子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
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きるかいニュース』036 19820525 子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
きるかいニュース』037 19820625 子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
きるかいニュース』038 19820725 子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
きるかいニュース』039 19820825 子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 
きるかいニュース』040 19820925 子宮しきゅう摘出てきしゅつぜんさわれん大会たいかい/… 
きるかいニュース』076 19851025 子宮しきゅう摘出てきしゅつ/… 

岸田きしだ美智子みちこきむ満里まり へん 1984 『わたしおんな』,ちょうせいしゃ
 岸田きしだ美智子みちこきむ満里まり へん 1995 『新版しんぱん わたしおんな』,ちょうせいしゃ
鈴木すずき利子としこ 1984→1995 「Are You Ready?」 岸田きしだかねへん 『新版しんぱん わたしおんな』,ちょうせいしゃ
◆『ぜんさわれん』091 19891215 特集とくしゅう障害しょうがいしゃ女性じょせいへの子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい赤堀あかほり
ぜんさわれん』092 19900129 特集とくしゅう子宮しきゅう摘出てきしゅつ優生ゆうせい手術しゅじゅつ糾弾きゅうだん野田のだ事件じけん富山とやま
ぜんさわれん』093 19900220 特集とくしゅう子宮しきゅう摘出てきしゅつ優生ゆうせい手術しゅじゅつ糾弾きゅうだん国際こくさい識字しきじねん
ぜんさわれん』097 19900628 子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい雇用こよう池田いけだまどか宇都宮うつのみや病院びょういん脳死のうし臓器ぞうき移植いしょく
ぜんさわれん』099 19900901 野田のだ事件じけん宇都宮うつのみや病院びょういん子宮しきゅう摘出てきしゅつ国際こくさい識字しきじねんだい15かい大会たいかい分科ぶんかかい報告ほうこく/…
ぜんさわれん』104 19910220 湾岸わんがん戦争せんそう子宮しきゅう摘出てきしゅつ児童じどう扶養ふよう手当てあて公的こうてき介護かいご保障ほしょう長野ながのけんはな
ぜんさわれん』108 19910710 脳死のうし臓器ぞうき移植いしょく普通ふつう学校がっこう鹿児島かごしま高校こうこう尼崎あまがさき障害しょうがい年金ねんきん国籍こくせき条項じょうこう子宮しきゅう摘出てきしゅつ宇都宮うつのみや病院びょういんはん差別さべつ国際こくさい運動うんどう大会たいかい
ぜんさわれん』120 19930805 障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク/生活せいかつ保護ほご差別さべつ川柳せんりゅう雇用こよう労働省ろうどうしょう交渉こうしょう女性じょせい障害しょうがいしゃ子宮しきゅう摘出てきしゅつ宮城みやぎ公的こうてき介助かいじょ保障ほしょう徳島とくしま脳死のうし臓器ぞうき移植いしょく反対はんたい/…
ぜんさわれん全国ぜんこく事務じむきょくニュース』005 19891208 子宮しきゅう摘出てきしゅつ声明せいめい

全国ぜんこく障害しょうがいしゃ解放かいほう運動うんどう連絡れんらく会議かいぎ 19900325 「障害しょうがいしゃへのせい管理かんり差別さべつゆるすな!――障害しょうがい女性じょせいへの子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだいたいするたたかい」,『福祉ふくし労働ろうどう』46:109-110

河東田かとうだ ひろし河野こうの 和代かずよ 1994 「知的ちてき障害しょうがいとセクシュアリティ――子宮しきゅう摘出てきしゅつ問題もんだい結婚けっこん生活せいかつ援助えんじょのありかた中心ちゅうしんに」
厚生省こうせいしょう心身しんしん障害しょうがい研究けんきゅう[1994:145-152]*
* 厚生省こうせいしょう心身しんしん障害しょうがい研究けんきゅう主任しゅにん研究けんきゅうしゃ高松たかまつ鶴吉つるきち
  『心身しんしん障害しょうがいしゃ)の地域ちいき福祉ふくしかんする総合そうごうてき研究けんきゅう 平成へいせい年度ねんど研究けんきゅう報告ほうこくしょ

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■■ペルーの強制きょうせい断種だんしゅ手術しゅじゅつ

ペルー先住民せんじゅうみん強制きょうせいされたにん手術しゅじゅつ実態じったい
 フランソワーズ・バルテルミー特派とくはいん(Francoise Barthelemy)やくもり亮子あきこ斎藤さいとうかぐみ
 Le Monde diplomatique 2004ねん5がつごう

Peru: UNFPA Supported Fujimori's Forced Sterilization Campaigns
 Sunday, 21 July 2002

Peru: Fujimori's Forced Sterilization Campaign.
 Reporter: Juliana Ruhfus

Peru's Apology for Forced Sterilization Feared Part of a Strategy to Limit Family Planning Options
 July 26, 2002

フジモリ政権せいけんにん手術しゅじゅつキャンペーン
 古屋こやあきら(アムネスティ・ニュースレター 2001ねん7がつごう掲載けいさい

フジモリ政権せいけんにん手術しゅじゅつ強制きょうせいされたペルー先住民せんじゅうみん
 山本やまもと勝美かつみ(2004/07/05)

※ 言及げんきゅう・コメント Ashley事件じけんから生命せいめい倫理りんりかんがえる

*このファイルは文部省もんぶしょう科学かがく研究けんきゅう補助ほじょきんけてなされている研究けんきゅう基盤きばん(C)・課題かだい番号ばんごう12610172)の一環いっかんとして作成さくせいされています。

  ◆優生ゆうせいがく) (eugenics)
  ◆優生ゆうせい保護ほごほう (Eugenics Protction Law, Japan 1948)
  ◆障害しょうがいしゃせい関連かんれん文献ぶんけん
  ◆ハンセン病はんせんびょう


REV:... 20100326, 20131114, 20171117
出産しゅっさん出生しゅっしょうとその前後ぜんご
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