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町田ヒューマン・ネットワーク(東京都町田市)
町田ヒューマン・ネットワーク
(東京都町田市)
http://homepage1.nifty.com/MHN/
◆20000206 ピア・カウンセリングセミナー
名称:町田ヒューマンネットワーク
〒:194-0013
特定非営利活動法人
事務局:東京都町田市原町田3-8-12網倉ビル501
東京都町田市中町3-5-12 NHMビル(旧)
tel:0427-24-8599
fax:0427-24-7996
発足:19891200
JIL加盟:19911100
JIL会員:正会員
代表:木下洋二
事務局長:竹原里津子
機関誌 :『町田ヒューマンネットワークニュース』
※ JIL:全国自立生活センター協議会
◆13期自立生活プログラム(1996年6月26日〜)
(発足 :1990年4月1日
活動内容:
(1)介助サービス
(2)自立生活プログラムの実施
(3)ピア・カウンセリングの実施
(4)自立生活に必要な住宅・年金などの各種相談
(5)障害者の海外旅行計画
(6)自立生活に関するその他の必要な業務
年会費:正会員2400円 賛助会員1口3000円 他に団体会員(→規約第2章)
介助:1時間650円+交通費実費
◆規約
●役員/会員
1990役員:山中恒(代表) 樋口恵子(事務局幹事・事務局長)他
正会員 賛助会員 団体会員
911025 214 188 25 (『ニュース』17)
●「障害者の自立生活ネットワークを!《趣意書》」(全文収録)
国際障害者年もまもなく終ろうとしていますが、町田市においてこの10年間に何が変わったでしょうか。町田の福祉の特徴として、行政による車いすで歩けるまちづくり施策と、親の会の活発な運動があげられます。その結果、街や建物は車いすの障害者にとってとても便利になりました。また、障害者の通所施設(作業所など)が次々とつくられてきました。しかし、障害者自身の活動はほとんどなく、当事者の意見が十分に反映されているとはいえません。
最近町田でも、施設や親元を離れて、地域社会の中で自立した生活を始めている障害者が多くなってきています。それをより充実させていくためには、地域の人々の理解はもちろんのこと、介助者として生活を支えてくれる人たちの支援や、住まいの確保が欠かせません。
私たち障害者自身の手で、この町田を、障害を持つ者も持たない者も共生できる地域社会としていくために、「町田ヒューマンネットワーク」をつくり、次のような活動を始めていきたいと思っています。
1.障害者の自立生活を支えるケアシステムをつくり、介助サービスを行なう。2.障害者の住みやすい住居を得るための情報提供や改造の相談などを行なう。3.障害を持つ仲間に対する働きかけ、ピアカウンセラー講座や介助者を募るための介助講習会を行なう。
4.路線バスにリフトをつけるなど障害者も含めた街づくりについての活動を行なう。
5.呼び出し広く市民の理解や協力を得るためのイベント、啓蒙などの活動を行なう。
私たちの活動に対して、ご支援、ご協力をお願いします。
町田ヒューマンネットワーク
連絡先・町田市中町1−4−1 市民サロン気付
電話(呼び出し) 0427-25-4465
●介助者募集のビラ(全文収録)
介助者募集! 町田ヒューマンネットワーク
みなさん「アテンダント・サービス」って聞いたことがありますか?
高齢者や、障害をもった人など手助けを必要としている人達に介助をする人を有料で派遣するサービスのことです。福祉先進国といわれている諸国ではこのようなサービスがすでに行なわれ、必要なときに誰でも利用できるようなシステムができています。
こんなサービスを日本にもつくることが私達「町田ヒューマンネットワーク」の目標です。当面は障害を持った人達に役立つサービスを目指しています。多くの片の協力と理解をお願いいたします。
まずはあなたもメンバーに!
介助をする側も、たのむ側も同じ会員として登録していただきます。双方で共に作り上げていく姿勢を大切にしたいからです。その上で双方の要望に合わせ介助実施の調整をします。会員となっていただく時点で年会費2400円が必要です。
どんな事をするかというと?
生活介助全般です。着替え、入浴、トイレ、食事の支度、掃除、買物、外出の手伝い、など得意な分野であなたの力を発揮してください。介助はその技術が高いという事より何をすれば良いのかを本人に聴けることのほうが大切です。経験の無いかたでも大丈夫!
なお、介助の経験がない方のために介助講習会を適時に実施しています。また、介助についてのご相談にはスタッフが随時応じています。
有料介助ってなに?
有料介助の形をとっていますので介助の実施に合わせ時給650円+交通費実費を支給します。これは有料とすることで介助者に経済的負担をかけないこと、責任をもって介助を行なっていただくこと、また介助を受ける側も遠慮をせず介助を頼めるようにするためです。
介助契約は基本的に3カ月単位です。双方が望む場合は更新します。3カ月毎に内容を見なおすことで介助の質を保ち、介助者側にも無理な長期契約になることを避けています。
連絡先
〒194 東京都町田市中町1−4−1 市役所分室内 市民サロン気付
「町田ヒューマンネットワーク」
Tel 0427-24-8599
月曜日から金曜日までは市民サロン内の事務局にメンバーが詰めています。気軽にお越しください。
「難しく考えず」一度遊びにどうぞ!
【介助内容について】
いま、町田ヒューマンネットワークが実際に行なっている介助派遣の事例を紹介してみましょう。これを見ればあなたの得意なことがあるはずです?
★家事援助の場合
介助者 Aさん(専門学校生、女性)
障害者 Bさん夫妻(脳性マヒ、電動車いす使用)
毎週○曜日、午後4時、最寄駅近くのスーパーマーケットで、電話で頼まれていた買物(食事の材料など)をしてから都営住宅のBさん宅へ、まず、その日の介助の内容と段取りなどを話し合う。
夕食の支度を始める。同時に保存のきく惣菜を何品かつくる。これで介助者のいない翌日の食事も一安心。秋刀魚(さんま)の塩焼き、肉じゃが、豆腐の味噌汁がこの日のメニュー。談笑しながら一緒に食事をして、午後7時、今日の「家事援助」は終わる。
★外出介助の場合
介助者 Cさん(主婦、女性)
障害者 Dさん(頚椎損傷、車いす使用、女性)
午前11時、車いすのまま乗車できるリフトバスに同乗して福祉事務所まで行き○○の手続きを済ませる。その後いすを押して商店街をウインドーショッピングしながら駅前のデパートまで出掛ける。食品売場、洋服売場で買物をしてから店内のレストランで昼食をとる。午後3時、迎えのリフトバスで帰途に着く。
★身辺介助の場合
介助者 Eさん(大学生、男性)
障害者 Fさん(脳性マヒ、電動車いす使用、男性)
Fさんの入浴は、普段はシャワーのみですませているがこの日は介助者の介助を得ながら湯船に入ることができる。まず、脱衣を手伝う(一人のときは20分かけて脱ぐという)。洗い場に一緒に入り体を洗う。それから、湯船の縁に腰掛け、体を滑らすようにして入る。この時バランスを崩さないようにEさんはサポートする。湯船から出るときは浮力もあり後から体を支えるようにして引き上げることができる。体を拭いて、着衣を手伝い今日の入浴介助は終了、ほぼ1時間。
「一人の時は2時間位かけて入浴していたのでとても大変だった」とFさん。
町田ヒューマンネットワーク
〒194 東京都町田市中町1−4−1 市民サロン内
TEL 0427−24−8599
◆町田ヒューマンネットワーク 19891213〜199010
●町田ヒューマンネットワーク
第二期 自立生活プログラムのご案内(→別FAIL:A30)
●「町田ヒューマンネットワーク 1989年度決算書」(全文収録)
1 収入の部 仮受金 600,000円
寄付金 44,200
事業収入 28,700
合計 672,900円
2 支出の部 事業費(仮支払) 570,000円
備品費(リサイクル、机・書庫) 12,000 印刷製本費 18,000
通信費 9,405
事務用品費 8,405
合計 617,810円
3 繰越の部
普通預金 50,000円
現金 5,090
合計 55,090円
●「町田ヒューマンネットワーク 1990年度予算案」(全文収録)
1 収入の部 会費収入 810,000円
正会員@2,400×150人=369,000
賛助会員@3,000×150人=450,000
寄付金 600,000
事業収入 1,250,000
自立生活プログラム実施
オリジナル製品販売
旅行企画
助成金 6,520,000
東京都 6,120,000
助成財団 400,000
雑収入 10,000
合計 9,190,000円
2 支出の部 備品費 1,000,000
コピー機、コンピューター、電話設置
人件費 6,500,000
交通費 420,000
通信費 240,000
会議費 120,000
事務用品費 120,000
講師謝礼 320,000
印刷製本費 290,000
支払保険料 120,000
消耗品費 30,000
雑費 30,000
合計 9,190,000円
◆町田ヒューマンネットワーク1991年度事業報告+決算書
●町田ヒューマンネットワーク1992年度事業計画書
@ 介助部門
1. 介助派遣
障害者の自立生活を支える介助派遣の拡充を図るために、利用者との特別契約を結ぶなどしながら、財源を確保していき専従職員の増員を実現させていくとともに、介助の在り方を考え、その質を高めていくため、担当者による毎月2回の介助会議を行なっていく。また、学生のケア・スタッフを広く求めていくため市内の各大学および専門学校などを訪問し働きかけていく。
2. 介助講習会
すでに介助に携わっている人たちや、新しく会員となってケア・スタッフとして介助に携わりたいという人達を対象にして、介助講習会を「介助の基本について」、「車いす介助」、「身辺介助」などのテーマで数多く行なっていく。とくに事前の実習をきめ細かく行なうようにする。また、従来から行なっていた「自立生活に関する講演会」は、広報活動に力をいれて年一回の開催していく。
介助講習会 5月 学生・新入生対象
9月 未活動者対象
11月〜12月 一般対象(地域をかえて行なう)
講 演 会 10月
3. ケア・スタッフ懇談会
ケア・スタッフを対象にして、介助についての基本姿勢、技術の研究、事故やトラブルなどの対処方法などを中心に、利用者とのよりよい関係づくりなどについて話し合い、研修と交流の場にしていくことを目的に随時開催していく。
4. 利用者懇談会
介助を利用している人たちに集まってもらい、介助に関する情報交換や悩み、事務局やケア・スタッフに対する要望などを話してもらうとともに、利用者間の交流と親睦を目的に随時開催していく。
A 自立生活部門
1. 第3回ピア・カウンセリング集中講座
障害者が、過去の傷を見つめ、自己信頼を取り戻し、よりよい人生を創造していくために、情報の提供、精神的サポートなどを行なう障害者のピア・カウンセラーを養成するための講座。
6月18日(木)〜21日(日)開催
2. 自立生活プログラム
金銭管理、日課の組み立て方、介助者との接し方、対人関係、自己受容と自己確立、住まいの工夫、性の問題など、自立生活に必要な生活技術に関するグループプログラム、受講性の障害にかなり幅があり、プログラムや運営に工夫をしながら開催していく。
第5期 6月〜9月開催
第6期 11月〜1月開催
3. 自立生活体験海外旅行
障害者運動も活発で、障害を持つアメリカ人法を成立させたり、公共交通機関や建築物がアクセスになっている国などでの自立生活を体験することを目的に行なう。
第1回目 カ ナ ダ 4月19日(日)〜29日(水)
第2回目 アメリカ 7月 2日(木)〜11日(土)
第3回目 オーストラリア 11月19日(木)〜29日(日)
4. 自立生活体験室
新事務所移転にともない、新たに開設された「自立生活体験室」を使って、親元や施設を離れて一人暮らしを始めようとしている人たちが、実際に宿泊しながら、介助の利用の仕事や、調理などの体験を通して、自立生活への力をつけていく。
5. 親対象自立生活プログラム
障害児(者)を持つ親を対象にして、親と子の個の確立、自立に向けてなど共に考える場とする。よい親子関係をつくり、それぞれが自立した生活のあり方をみつめる。
B 住宅相談、まちづくりなど
1. 住宅相談
障害者の住みやすい在宅を得るための情報提供や、改造・工夫などの相談業務。
2. パソコンの活用
パーソナル・コンピューターを活用して、介助派遣のデータ処理、パソコン通信による相談業務、会員の名簿整理などを行なう。
3. まちづくり運動
昨年度に引き続き、車いすままで乗降できるリフト付き路線バスの実現をめざす運動など、車いすで生活できるまちづくりの活動を行なう。
4. 啓蒙活動
12月13日(土)に障害者の日を考える集いなど、広く市民の理解と協力を得ていくためのイベントや啓蒙活動を行なう。
5. 広報、出版活動
「町田ヒューマンネットワークニュース」(年6回)や、介助の手引き、講演記録、自立生活体験海外旅行の報告書などを発行していく。
6. 英会話教室
自立生活体験海外旅行に参加される人や、英語が話せるようになりたいという人を対象に行なう。初・中級コースとあり、4月29日より開講。
7. 地域や、他団体との交流
全国自立生活センター協議会、ピア・カウンセリング研究会、町田市福祉懇談会などに積極的に参加し、情報交換や交流を行なっていく。
8. 講師派遣
各地のピア・カウンセリング集中講座や講演会に講師派遣を行い、自立生活運動の必要性を広めていく。
(1990)
・1ヶ月の会助派遣数・
利用者数 介助者数 時間数
6月 2 4 33
7月 7 17 194
8月 10 17 290
9月 9 12 287
10月 10 16 283
11月 9 18 295
12月 10 19 277
57 103 1,659
■「町田ヒューマンネットワーク規約 1990年4月1日」(全文収録)
第1章 活動の目的など
第1項(名称)
本会は「町田ヒューマンネットワーク」と称する
第2項(所在地)
本会は,活動の拠点を町田市中町1−4−1 市役所分室・市民サロン内におく
第3項(目的)
本会は,障害者が自立した生活を営んでいくために必要なサービスを,障害をもつ当事者の立場から提供し,共に生きる地域社会づくりの活動を行なう
第4項(活動の内容)
@介助サービス
A自立生活プログラムの実施
Bピア・カウンセリングの実施
C自立生活に必要な住宅,年金などの各種相談
D障害者の海外旅行企画
E自立生活に関するその他の必要な業務
第5項(活動の範囲)
本会の行なう活動の対象区域は原則として町田市内とする
第2章 会員について
第6項(会員)
本会の会員は,次のとおりとする。
@正会員 会の趣旨に賛同し,日常的な活動に協力できる人,介助を希望する障害をもつ人,介助者として活動できる人などの個人
A賛助会員 会の趣旨に賛同し,資金面やイベントなどに協力できる個人,または団体
B団体会員 会の趣旨に賛同し,資金面で協力できる団体
第7項(会費)
年会費は,正会員は2,400円,賛助会員は1口3,000円とする
第8項(入会手続き)
入会は,本会所定の入会申込書に年会費を添えて事務局まで提出する
第9項(会員の権利)
@正会員,賛助会員,団体会員とも,本会の各種活動に参加することができる
A会員は,本会の機関誌などの資料の配布を受けることができる
第10項(会員の義務)
正会員,賛助会員とも,年会費を毎年定められた期日までに納入しなければならない
第11項(会員資格の喪失)
@会員が退会,または死亡したとき
A本会が解散したとき
B年会費を1年以上未納のとき
C本会の規約などに著しく違反したとき
D会員資格を喪失した時点で,その権利は失効し,義務は免れる
第3章 代表および事務局について
第12項(代表および事務局の役割分担)
@本会の運営は,代表(1人)と,事務局幹事会(6人)とで行なう
A事務局は,事務局長1人と事務局スタッフ(6〜15人(事務局幹事会含む))とで構成される
B代表は,事務局幹事会によって選任される
C事務局長は,事務局スタッフによって選任される
D事務局長の他に,会助,自立,街づくり,総務,合計,会計監査など,部門別の担当者をおく
E代表,事務局長,各部門担当者の任期はいずれも2年とする。ただし再任は妨げない
F代表および事務局幹事会は,本会の活動に関して,連帯して責任を負う
G事務局会議などに,正会員はオブザーバーとして参加できる
H事務局会議の討議内容や決定事項は機関誌などで会員に公表する
第4章 資産および会計について
第13項(資産の構成)
本会は次のようになっている
@正会員会費,賛助会員会費
A寄付金品など
B事業収入
C資産から生ずる収入
Dその他の収入
第14項(会計年度)
本会の会計年度は,毎年4月1日に始まり,翌年3月31日に終わる
付則
1.この規約は,1990年4月1日から施行する
2.本会の設立当初の会計年度はこの規約の定めにかかわらず,設立時(1989年12月14日)より1990年3月31日までとする
町田ヒューマンネットワーク・代表および事務局幹事
山中 恒(代表)
樋口恵子(事務局幹事・事務局長)
田村和久(事務局幹事)
木下洋二(事務局幹事)
堤 愛子(事務局幹事)
稲田きくよ(事務局幹事)
近藤秀夫(事務局幹事)
★1990年10月6日 改訂