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立岩真也「まえがき」

まえがき

立岩たていわ真しん也　2008/10/20
山本やまもと崇たかし記き・北村きたむら健太郎けんたろう編へん　20081020　『不和ふわに就て――医療いりょう裁判さいばん×性せい同一どういつ性せい障害しょうがい／身体しんたい×社会しゃかい』
生存せいぞん学がく研究けんきゅうセンター報告ほうこく３，198p.　pp.3-4

　　第だいⅠ部ぶに収録しゅうろくされたシンポジウムが行おこなわれてから長ながい時間じかんが経たってしまった。早はやくにその記録きろくをなおしていただいたり、題だいⅡ部ぶに収録しゅうろくされた論文ろんぶんの再掲さいけいを許可きょかしてくださったにもかかわらず、刊行かんこうが遅おくれてしまったことについて、報告ほうこく者しゃ・執筆しっぴつ者しゃの皆様みなさまにお詫わびするとともに、深ふかく感謝かんしゃ申もうし上あげる。
　　この冊子さっしがどのようにして編あまれたのかについては、編者へんしゃによる第だいⅠ部ぶ・第だいⅡ部ぶの序じょを読よんでいただきたい。その全体ぜんたいを構想こうそうし、再さい録ろくするべき文章ぶんしょうの筆者ひっしゃに依頼いらいし、また新あらたに文章ぶんしょうを執筆しっぴつし、執筆しっぴつを依頼いらいしたのは、編者へんしゃたちである。
　　結果けっかこの冊子さっしは、内容ないようの豊富ほうふな、高たかい密度みつどのものになったのだが、これをいったいどう受うけ止とめたらよいのだろうと思おもった。刊行かんこうの遅延ちえんにはそんな事情じじょうもある。それでも結局けっきょく、まとまったことは書かけそうにない。もう一度いちどお詫わびする。
　　さてそれでもなにか言いってみることにしよう。と書かき始はじめたら、すこし長ながくなってしまった。それらは素人しろうととして書かくものであって、すべて論ろんじられていることであるとは思おもうのだが、それでも、読よんで考かんがえたことを書かいてみるのもまったく意味いみのないことではないとも思おもえた。ただそれは、挨拶あいさつが長引ながびいて人ひとに迷惑めいわくをかけるようなものだから、巻末かんまつに、２ふたつの私わたしの文章ぶんしょうを置おかせてもらうことにした。

　　この冊子さっしは、立命館大学りつめいかんだいがくグローバルＣＯＥプログラム「生存せいぞん学がく」創成そうせい拠点きょてんの成果せいかとして、2008年ねん２月がつ発行はっこうの『ＰＴＳＤと「記憶きおくの歴史れきし」――アラン・ヤング教授きょうじゅを迎むかえて』、３月さんがつ発行はっこうの『時空じくうから／へ――水俣みなまた／アフリカ…を語かたる栗原くりはら彬あきら・稲場いなば雅紀まさのり』に続つづく立命館大学りつめいかんだいがく生存せいぞん学がく研究けんきゅうセンター発行はっこうのセンター報告ほうこく３として刊行かんこうされるものである。３冊さつのいずれも、送料そうりょうを負担ふたんしていただけならお送おくりすることができる。問とい合あわせ等とうは事務じむ局きょくars-vive@st.ritsumei.ac.jp。また本ほん拠点きょてんのウェブサイトにも関連かんれんする様々さまざまな情報じょうほうを掲載けいさいしている。合あわせてご覧らんいただければ幸さいわいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008年ねん８月がつ　立岩たていわ真しん也

■山本やまもと崇たかし記き・北村きたむら健太郎けんたろう編へん　20081020　『不和ふわに就て――医療いりょう裁判さいばん×性せい同一どういつ性せい障害しょうがい／身体しんたい×社会しゃかい』，生存せいぞん学がく研究けんきゅうセンター報告ほうこく３，198p.

UP:20080824　REV:20080825,0911

◇立岩たていわ真しん也　 ◇Shin'ya Tateiwa

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