魏ぎ志こころざし倭人わじん伝でんの謎なぞを解とく

三国志さんごくしから見みる邪馬台国やまたいこく

渡邉わたなべ義浩よしひろ 著ちょ

考古学こうこがく調査ちょうさと並ならび、邪馬台国やまたいこく論争ろんそうの鍵かぎを握にぎるのが、「魏ぎ志こころざし倭人わじん伝でん」（『三国志さんごくし』東夷あずまえびす伝でん倭人わじんの条じょう）である。だが、『三国志さんごくし』の世界せかい観かんを理解りかいせずに読よみ進すすめても、実像じつぞうは遠とおのくばかりだ。なぜ倭人わじんは入いれ墨ずみをしているのか、なぜ邪馬台国やまたいこくは中国ちゅうごくの東南とうなん海上かいじょうに描えがかれたのか、畿内きないと九州きゅうしゅうどちらにあったのか。『三国志さんごくし』研究けんきゅうの第一人者だいいちにんしゃが当時とうじの国際こくさい情勢じょうせいを踏ふまえて検証けんしょうし、真しんの邪馬台国やまたいこく像ぞうに迫せまる。「魏ぎ志こころざし倭人わじん伝でん」の全文ぜんぶんと詳細しょうさいな訳注やくちゅうを収録しゅうろく。

書誌しょしデータ

• 初版しょはん刊行かんこう日び2012/5/25
• 判はん型がた新書判しんしょばん
• ページ数すう224ページ
• 定価ていか836円えん（10%税込ぜいこみ）
• ISBNコードISBN978-4-12-102164-9

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