二に〇〇七なな年ねん七なな月がつ、画期的かっきてきな絵巻えまき「百ひゃく鬼おにノ図ず」が発見はっけんされる。この新しん発見はっけんの絵巻えまきの登場とうじょうによって“謎なぞ”だらけといわれてきた百鬼夜行ひゃっきやこう絵巻えまきのミステリーが一気いっきに解とけ、これまでの定説ていせつは完全かんぜんにくつがえることになったのである。著者ちょしゃは、国内外こくないがいにある百鬼夜行ひゃっきやこう絵巻えまきの伝つて本ほん六ろく十じゅう余あまりの画像がぞうをすべて収集しゅうしゅう、それらの詳細しょうさいな分析ぶんせきにより、絵巻えまきの成立せいりつと系譜けいふの全容ぜんようの解明かいめいをはたす。この発見はっけんと研究けんきゅうのプロセスを収録しゅうろくした本書ほんしょは、妖怪ようかい研究けんきゅう第一人者だいいちにんしゃによる、百鬼夜行ひゃっきやこう絵巻えまき研究けんきゅうの決定けってい版ばんである。本邦ほんぽう初はつ公開こうかいの「百ひゃく鬼おにノ図ず」をはじめ、初はつ紹介しょうかいの伝つて本ほん多数たすうをカラーで掲載けいさい。